JPH035876Y2 - - Google Patents

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JPH035876Y2
JPH035876Y2 JP4016384U JP4016384U JPH035876Y2 JP H035876 Y2 JPH035876 Y2 JP H035876Y2 JP 4016384 U JP4016384 U JP 4016384U JP 4016384 U JP4016384 U JP 4016384U JP H035876 Y2 JPH035876 Y2 JP H035876Y2
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crystal
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temperature
oscillators
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JP4016384U
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、音叉形水晶振動子を測温素子として
用いた水晶温度計に関し、構成を簡素化するとと
もに測定精度の向上をはかつたものである。
<従来例> 従来水晶温度計は、測温素子としての水晶振動
子と、基準クロツクを得るための水晶振動子とは
全く別々に構成され、基準クロツクを得る為の水
晶振動子は温度安定度の高いATカツトされた直
径10〜15mmのものが使用されている。
しかしながら、温度安定度が高いとはいえ周囲
温度の変化が激しい様な場合は基準クロツクのド
リフトがあり精度の高い測定は望めない。そのた
め、高精度な測定を行うためには温度を一定に制
御する為の高価な恒温槽を必要としていた。ま
た、ATカツトの基準用振動子は機械加工により
切出して作製されるため高価であつた。
本考案は上記従来技術に鑑みてなされたもの
で、測温素子のための水晶振動子と基準クロツク
を得るための水晶振動子を同一の容器に入れるこ
とにより恒温槽を用いなくても高精度な温度測定
が可能な水晶温度計を提供することを目的とする
ものである。
<考案の構成> この目的を達成するための本考案の構成は、近
接して平行に配置された温度係数の大きな測温用
音叉型水晶振動子と、前記測温用水晶振動子に比
較して温度係数の小さな基準クロツク用の音叉形
水晶振動子と、前記2つの水晶振動子の支持部間
に接続された励振信号供給用のリード線と、前記
2つの水晶振動子およびリード線の一部を収納す
る容器と、前記2つの水晶振動子を発振させる発
振回路と、前記2つの水晶振動子からの周波数信
号を分離するバンドパスフイルタと前記基準クロ
ツク用水晶振動子からの周波数信号を分周する分
周器と、この分周器の信号に基づいて開閉し、前
記測定用水晶振動子からの周波数信号を通過させ
るゲートを備えたことを特徴とするものである。
<実施例> 第1図は本考案のセンサ部の一実施例を示すも
ので、イは正面図、ロは側面図、ハは平面図であ
る。各図においてC1は測温素子として用いられ
る温度特性の大きい音叉形水晶振動子(以下第1
振動子という)、C2は基準クロツクとして用いら
れる温度特性の小さな水晶振動子である(以下第
2振動子という)。
なお、この様な特性の水晶振動子は厚さ0.1〜
0.3mm程度の水晶板を用い、その平面内における
カツトアングルを選択することにより同じ水晶板
から温度特性の異なる振動子を比較的簡単に求め
ることができる。そして、この様な水晶振動子は
水晶板にフオトリソグラフイとエツチングの技術
を用いて加工することにより大量に安価に製作す
ることが可能であり、その大きさも1×5mm程度
のものとすることができる。
前記第1及び第2振動子は2本のリード線L1
L2を挟んで平行に配置され、リード線L1,L2
ハンダ付けまたは導電性接着剤等で固定され、一
点鎖線で示すキツプ状の容器2に収納される。収
納された第1及び第2振動子はキヤツプ2の内壁
に接触しない状態とされ、第1及び第2の振動子
とリード線L1,L2の固定部分よりわずかに離れ
たリード線側がガラス等でハーメチツクされ、容
器2に固定される。
第2図は本考案の電気的ブロツク図である。図
において10は第1の振動子C1用の発振器、1
1は第2振動子C2用の発振器である。これら発
振器10,11の出力は加算器12に加えられ、
この加算器12の出力がリード線を介して第1振
動子C1及び第2振動子C2に加えられ、それぞれ
の振動子を励振させる。その結果、温度係数の大
きい第1振動子C11の周波数で振動し、温度係
数の小さな第2振動子は2の周波数で振動する
が、温度変化に対する周波数変化の度合は大きく
異なる。これら2つの振動周波数はリード線L2
を介してバンドパスフイルタ15及び16に入力
され、周波数12に分離される。バンドパスフ
イルタ15,16を通過した周波数信号12
発振器10,11から取り出され、基準クロツク
用として用いられる2の信号は分周器20に入力
される。分周器20は周波数信号2を分周し、そ
の出力信号がゲート21に印加されゲート21の
開閉を行う。
一方測温振動子として用いられる1の信号はゲ
ート21が開の間ゲート21を通過する。
ここで2の周波数を1/nに分周すると、ゲー
トが開いている時間は(1/2)×n[秒]である
から、この時間でのカウント値は1(1/2)×n
[カウント]となる。つまりカウンタの値が1
2の比となる。この12が温度とともに変化す
る。
このゲート21を通過した信号をカウンタ22
でカウントし演算表示回路23に入力する。演算
表示回路23は、カウンタ21からの計数値を温
度に変換する演算、リニアライズの為の演算等を
行つて演算結果を表示する。
第3図、第4図は他の実施例を示すものであ
る。第3図においては容器2を導電性材料で形成
し、この容器2の内壁と振動子C1,C2の間にリ
ード線L3を接続し、容器2の外壁にリード線L4
を接続して加算器12の電圧を印加し、リード線
L1,L2にそれぞれの振動子を別々に接続したも
のである。第3図の構成によれば、第4図に示す
様に第2図で示したフイルター15,16を消除
することができ、回路構成を簡単にすることがで
きる。
<考案の効果> 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案は、温度係数の大きな測温用振動子と、温
度係数の小さな基準クロツク用の振動子と、これ
ら水晶振動子の支持部間に接続されたリード線と
を容器に収納し、各水晶振動子を発振させる発振
回路と、各水晶振動子からの周波数信号を分離す
るバンドパスフイルタと基準クロツク用振動子か
らの信号を分周する分周器と、この分周器の信号
に基づいて開閉するゲートを備えているので、 (1) ハーメチツク端子の子コスト、スペースが節
約できる。
(2) 2つの振動子は同じ温度と見なすことがで
き、基準用の振動子と測温用の振動子を同時に
校正することができる。従つて高精度な温度測
定においても恒温槽が不要となり温度校正が容
易である。
(3) 2つの振動子の置かれている環境が同一であ
るためエージング特性が揃い長期安定性に優れ
ている。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロ,ハは本考案の水晶温度計の音叉
形振動子の構造を示す図、第2図は本考案の電気
的構成を示すブロツク図、第3図イ,ロ,ハは他
の実施例を示す図、第4図は第3図の構造図にお
ける電気的構成を示すブロツク図である。 C1……温度特性の大きな水晶振動子、C2……
温度特性の小さな水晶振動子、L1,L2……リー
ド線、1……ガラス、2……容器、10,11…
…発振器、12……加算器、15,16……フイ
ルタ、20……分周器、22……カウンタ、23
……演算表示回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 近接して平行に配置された温度係数の大きな測
    温用音叉型水晶振動子と、前記測温用水晶振動子
    に比較して温度係数の小さな基準クロツク用の音
    叉形水晶振動子と、前記2つの水晶振動子の支持
    部間に接続された励振信号供給用のリード線と、
    前記2つの水晶振動子およびリード線の一部を収
    納する容器と、前記2つの水晶振動子を発振させ
    る発振回路と、前記2つの水晶振動子からの周波
    数信号を分離するバンドパスフイルタと前記基準
    クロツク用水晶振動子からの周波数信号を分周す
    る分周器と、この分周器の信号に基づいて開閉
    し、前記測定用水晶振動子からの周波数信号を通
    過させるゲートを備えたことを特徴とする水晶温
    度計。
JP4016384U 1984-03-21 1984-03-21 水晶温度計 Granted JPS60152946U (ja)

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JPS60152946U JPS60152946U (ja) 1985-10-11
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