JPH0357A - 臭い吸収性のウエブ材料およびその製法、およびこのウエブ材料含有生理用品と医療材料パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は臭いを有する物質を吸収するウェブ材料（例、
繊維性ウェブ材料）、このような材料を形成する方法お
よびこのような材料の製造に用いられる飽和化スラリー
組成物に関する。本発明はまた、臭いを有する物質を吸
収するためにウェブ材料を含有する個人用看護製品（例
、衛生ナプキン類、タンポン類、おしめ類および失禁用
パッド類）および密封パッケージ開封時の不快な臭いを
防止しである医療材料（例、病院用ガウン類）含有滅菌
済密封パッケージに関する。

（従来の技術） 不揮発性の不快な臭いを有する物質をソルベントに吸着
または吸収させることによって除去することは、公知の
技術である。このように除去するためのひとつの手段と
して、シート状本体の中に臭いを有する物質を吸収する
材料（以後、臭い吸収性の粒状物質とも言う）の粒子を
入れることが挙げられる。不快な臭いを有する物質を除
去するため、有臭性物質は吸着性材料粒子によって吸収
される。

臭い吸収性の粒子を繊維を主成分としたウヱブ内に入れ
ウェブ材料自身は粉末発生性でない（すなわち、ウェブ
材料中の粒子材料が臭い吸収性ウェブ材料製造後に出て
こないこと）臭い吸収性の繊維性ウェブ材料（すなわち
、有臭性物質を吸収する繊維性シート材料）が供給され
るのが待ち望まれてきた。良好な臭い吸収性を有し粉末
発生性でなく、それでいて容易かつ経済的に製造できる
臭い吸収性のウェブ材料の供給が期待されている。

種々の臭い吸収性ウェブ（例、シート）材料がこれまで
開示されている。例えば、米国特許第２．６９０．４１
５号は、包帯、包帯剤、毛布等の範晴で用いられ例えば
原性排出物からの臭いを吸収できる臭い吸収性で可とう
性、シート状物体で、このシート状物体が本体中に均一
に分散されしかも永久柔軟性の接着剤によってその中に
（はずれないように）固着された顆粒状臭い吸収性の材
料を一層以上含むことを特徴とするシート状物体を開示
している。この特許は、一般に手術用ガーゼと言われて
いるようなオープンメツシュで可とう性の紡織材料のウ
ェブの使用を開示しており、このウェブは各横糸と縦糸
間が実質的に広い空間を有するようなオーブンメツシュ
構造で縦糸と横糸が互いに重なる領域には分散した粒子
または永久柔軟線の接着剤の固まりが配置されている。

この特許はまた、接着剤の例として水乳化剤アスファル
ト型の接着剤、またはガーゼウェブに適用後接着剤の熱
処理によって容易に揮発するかまたは追い出すことので
きる溶媒または可塑剤を用いて合成レジン性の接着剤ま
たは合成ラテックスを基剤とした接着剤のひとつを挙げ
ている。この特許はさらに、顆粒状形態の臭い吸収性材
料を接着剤適用後においてガーゼウェブの接着剤含有領
域の片面または両面にスプレーまたは振り掛けることが
できること、またはこの接着剤含有ウェブをある量の顆
粒状材料を通過させ臭い吸収性材料のそれぞれの顆粒と
分散した接着剤粒子間で固着を起こさせることができる
ことを開示している。

米国特許筒４，２８９，５１３号は、例えば衛生ナプキ
ンおよび使い捨ておしめのような体排泄物用具に関連す
る吸収紙（フィルター紙に比較して実質的に密で、非多
孔性の紙）で、弾力性があって可とう性の繊維性基剤の
紙材料に活性吸収粒子が充填されていることを特徴とす
る吸収紙を開示している。前記吸収紙を体徘泄物の臭い
吸収に特に使用する場合、この吸収紙を衛生ナプキンま
たはおしめに挿入し臭いを取り除く。米国特許筒４．２
８９，５１３号で開示された吸収シート材料として、弾
力性があって可とう性の繊維性基剤の紙材料でこの材料
中に活性吸収粒子が分散されており、この粒子は基剤材
料重量の約８５％の量までこの繊維性基剤材料の全次元
に実質的に均一に分散している繊維性基材の紙材が挙げ
られている。

しかしながら、この特許は、どのようにして前記粒子を
繊維性基剤材料の全次元に均一に分散させるかについて
は開示していない。この特許は、ラテックス型のバイン
ダー、好適にはラテックス材料のアニオン性ポリマーエ
マルジョン（このラテックス材料には塩化ポリビニル共
重合体、アクリル、塩化ビニリデン類、アクリロニトリ
ル類、酢酸ビニル類、ポリブタジェン、スチレンブタジ
ェン、フェノール樹脂類およびそれらの配合物類が含ま
れる）である特定のバインダー材料の使用によって、固
定していない粉末発生性の吸収材料が実質的に見られる
ことを開示している。この特許はさらに、この吸収粒子
として活性炭素、活性シリカゲル、ポリマー性吸収材料
、分子ふるい、イオン交換樹脂および他の炭素性吸収材
料が挙げられることを開示している。

米国特許筒４．５２５，４１０号は、溶融連結点を有す
る繊維中に殺菌活性含有ゼオライト粒子を保持し抗菌性
を有する繊維製品を開示している。この特許は、ゼオラ
イト粒子が繊維中の孔を介して外部液体と接触可能であ
ることおよび前記繊維製品が（１）天然ステーブルファ
イバーまたは合成ステーブルファイバーおよび（２）前
述の天然ステーブルファイバーまたは合成ステーブルフ
ァイバーの融点または分解より低い少なくとも３０℃の
融点を有する低融点熱可塑性合成ファイバー含有ステー
ブルファイバーを含む混合ファイバー集合体から構成さ
れることを開示している。この特許は、前記混合ファイ
バー集合体のステーブルの交差点の少なくともある部分
が低融点熱可塑性合成繊維の溶融によって互いに固着し
た交差繊維を有することを開示している。ゼオライト粒
子は、前記の低融点熱可塑性合成繊維が溶融状態にある
間に圧力を加えながらゼオライト固体粒子を混合繊維集
合体に接触させその後この混合繊維集合体を冷却してこ
の混合繊維集合体上に前記の粒子を固定することによっ
てこの繊維本体に取り込まれる。

米国特許筒４，７４８．０６５号は、中に吸着性の炭素
化粒子を取り込んだレース状紡績（ｓｐｕｎ　−１ａｃ
ｅｄ）の繊維で、この粒子は繊維全体に分布しており繊
維の横断面を通して分散しているが粒子の多くは繊維表
面に配置されており１、粒子が有機バインダーで固定さ
れているレース状織目の繊維を開示している。この特許
は、吸着性の炭素化粒子を取り込んだ前記繊維が活性炭
素吸着性粒子の水溶性スラリーと合成共重合ラテックス
（エチルアクリレートとポリ　（塩化ビニリデン／メチ
ルアクリレ−）／イタコン酸）のポリマーを含む）の水
溶性スラリーを含有する水溶性スラリーの混合物で基剤
のレース状紡績繊維の各面にへヶ塗りして製造できるこ
とが開示されている。

前記の特許のそれぞれは臭いおよび／または有毒物質を
除去するための種々のシート材料を開示しているが、よ
り満足のい（臭い吸収性のシート材料が提供されること
が期待されている。特に、粉末非発生性でしかも効率的
に臭いを除去しそれでいて経済的に製造できるより満足
のいくウェブ材料が提供されることが期待されている。

また、清潔でじゃまにならない外観の上記ウェブ材料が
提供されるのが期待されている。さらに、臭いが発生す
る多（の異なる領域（例、冷蔵庫、または新鮮な外気と
の交換が十分でない閉鎖された空間）で応用できる上記
のウェブ材料が提供されることが望まれている。

先に検討した米国特許筒４．２８９，５１３号では、臭
い吸収のために吸着紙を用いる特殊な適用が開示されて
いる。この中に開示された適用のひとつは、身体からの
液状排泄物を吸収するための装具から発散される臭いを
吸収することであり、生理用品などがそれに当たる。こ
のような臭いは、生理用品に吸収される体排泄物中また
は体徘泄物から形成される下記の物質が原因となって起
こる。

すなわち、（１）トリエチルアミン、（２）ピリジン、
（３）フルアルデヒド、（４）イソ吉草酸および（５）
ｎ−プロピルスルフィドである。

臭いが問題となる他の領域としては、医療材料（例えば
、ポリプロピレン繊維性病院用ガウン）の密封パッケー
ジ内ｒ線滅菌において、ポリプロピレン材料の照射滅菌
の極めて人を不快にし遺憾な副次的効果としてパッケー
ジ開放時において極めてむっとするような臭いが出るこ
とが挙げられる。

したがって、こうした医療材料パッケージの製造におい
ては、最初に医療材料を製造後この材料をアルコール非
浸透性（ｒｅｐｅｌｌ　ｅｎｔ）としたりまたは糸くず
を除去するなどの種々の処理を施す。

材料を次いでパッケージに包装しこのパッケージを密封
する。その後密封パッケージをｒ線照射滅菌に供し医療
材料を滅菌する。しかし、ｒ線滅菌は悪臭物質を密封パ
ッケージ内に形成させる原因となるので、パッケージを
開放すると極めて不快な臭いが出てくる。したがって、
また医療材料を入れたパッケージを開封した時の不快な
臭いを回避することが望まれている。

つまり、衛生ナプキンやタンポンのような生理用品に吸
収された液状体排泄物によって、こうした生理用品から
発散する臭いが回避されるような生理用品が供給される
ことが望まれている。また、病院用ガウンに例示される
医療用（例えば、手術用）材料を入れた密封滅菌パッケ
ージを開封した時に不快な臭いが出ないようになってい
る前記密封滅菌パッケージが提供されることが望まれて
いる。さらに、臭い吸収性粒子材料の粉末発生が（例え
ば、手術材料上で）防止されている一方で滅菌医療パッ
ケージおよび生理用品から放散する臭いが回避されてい
るような前記パッケージおよび生理用品が供給されるこ
とが望まれている。また、経済的にではあるが効率的に
しかも清潔でじゃまにならない外観を呈する手段によっ
てこうした臭いを回避することが望まれている。

上記に述べた文書は本発明の特徴の一部を呈する製品、
工程および装置を開示しているかも知れないが、下記で
検討する目的を達成した本発明を（その利点も含めて）
開示または示唆したものはそれらのうちに皆無である。

（発明が解決しようとする課題） したがって、臭いを有する物質を吸収するためのウェブ
材料（例えば、シーツまたはパッド）およびこのような
ウェブ材料を製造するための方法を提供することが本発
明の目的である。

さらに、前記のウェブが繊維性ウェブでウェブ材料が臭
いを有する物質を吸収する粒子状物質を含む臭い吸収性
ウェブ材料を提供することが本発明の目的である。

有臭性の酸性物質を含む有臭性物質を吸収するウェブ材
料でこのウェブ材料が経済的に製造できるものであるウ
ェブ材料を提供することが本発明のもうひとつの目的で
ある。

有臭性物質吸収性のウェブ材料でこのウェブ材料が臭い
吸収性の粒状材料を含みこのウェブ材料が粉末非発生性
であり、しかも、前記の臭い吸収性粒状材料がウェブ全
体に分布しているようなウェブ材料を提供することが本
発明の別の目的である。

さらに、粉末非発生性で好ましい白色をしている（すな
わち、清潔でじゃまにならない外観が実現されているよ
うな白色を呈している）有臭性物質吸収性のウェブ材料
を提供することが本発明の目的である。

また、臭い吸収性のウェブ材料製造時において使用すべ
き水溶性の飽和スラリーを提供することが本発明の目的
であり、このスラリーは、臭い吸収性の粒状材料および
臭い吸収性の粒状材料をウェブ材料（例、ウェブ材料の
繊維）に結合させるためのバインダーを含んでいる。

さらにまた、婦人用看護製品（例えば、衛生ナプキンま
たはタンポンのような生理用品）で、生理液体のような
体排泄物がその中に吸収されるのにもかかわらずそこか
らの臭いの発生が防止されていることを特徴とする婦人
用看護製品を提供することが本発明の目的である。

一方また、ｒ、ｖ！滅菌によって滅菌された滅菌剤医療
材料を入れたパッケージで、この滅菌法パッケージを開
放時に当パッケージから発生する臭いが回避されている
ことを特徴とする滅菌剤医療材料含有パッケージを提供
することも本発明のもうひとつの目的である。

（課題を解決するための手段） 本発明は、これらの目的のそれぞれを有臭性物質吸収性
のウェブ材料（例、繊維性ウェブ材料）を利用して達成
する。ウェブ材料は、有臭性物質を吸収し結合系によっ
て基剤ウェブ（例、繊維性基剤ウェブの繊維）に結合し
た粒子状材料を含有する。結合系には、結合剤が含まれ
る。製品の一部としての結合系（すなわち、結合剤がウ
ェブに（湿潤状態で）適用されしかも乾燥されてありそ
れによって前記の粒子状材料をウェブ材料に結合させで
ある最終製品の一部としての結合系）は、臭い透過性で
ある（臭い透過性とは、この結合系は有臭性物質による
粒子状材料へのアクセスを実質的に阻害しないことを意
味する）。臭い吸収性の粒子状材料はウェブ全体に分布
しておりそれによって最大効率で臭いを吸収（すなわち
、有臭性物質の吸収）できる。臭い吸収性粒子状材料が
ウェブ材料に結合しているにもかかわらず、このウェブ
材料は有臭性物質が臭い吸収性の全粒子と接触しながら
動けるような充分な開放された容積を有している。

したがって、粒子状材料が十分にウェブ材料に結合して
おりその結果粒子がウェブ材料から落ちてこない（すな
わち、本製品が粉末非発生性である）ことを特徴とする
製品が提供できる。臭い透過性の結合系を使用している
ことにより、結合系を使用しているにもかかわらず有臭
性物質の吸収に悪い影響が出ることがない。その上、ウ
ェブ材料への臭い吸収性粒子状材料の結合によって吸収
性物質と有臭性物質の間の表面接触を最大とし、有臭性
物質の除去を最大とする。

このウェブ材料（例えば、繊維性ウェブ材料）は多くの
多孔性形状のいずれを取ることもできる。

例えば、この繊維性ウェブ材料は、フィラメント形成に
関するドルシュナ−（Ｄｏｒｓｃｈｎｅｒ）らの米国特
許第３，６９２．６１８号およびウェブ形成のための結
合に関するハンセン（Ｆｉａｎｓｅｎ）　らの米国特許
第３，８５５，０４６号に記載のようなＩＩｌ維結合性
のウェブ製品のような合成繊維非織布シート（パッド）
であることもできる。この両特許のそれぞれの内容を全
て本文で参考として取り入れである。

また一方、この繊維性ウェブ材料は、１９５４年４月１
５日付ナベル・リサーチラボラトリ・リボ−）　（Ｎａ
ｖｅｌ　Ｒｅ５ｅａｒｃｈ　Ｌｏｂｏｒａｔｏｒｙ　Ｒ
ｅｐｏｒｔ）第１１．４３７号およびプレンティス（Ｐ
ｒｅｎｔｉｃｅ）の米国特許第３．６７６．２４２号に
記載のごと（して形成された融解吹き付け繊維のウェブ
であることができる。この両特許のそれぞれの内容を全
て本文で参考として取り入れである。気付かれているこ
とであろうが、これらの形態のウェブ材料のそれぞれは
当接術で公知である。このウェブ材料は紙のシートであ
ることができる。その上、このウェブ材料は、繊維結合
シートおよび融解吹き付けシートの積層品、繊維結合シ
ート２枚で融解吹き付け繊維シートをはさんでいる３層
の積層品等のような積層品であることができる。ウェブ
材料は、繊維性である必要はない（例１．それは、多孔
性の発泡材料でもよい）、ウェブ材料自身は有臭性物質
を吸収でき、それによって本発明の有臭性物質吸収用製
品をさらに改良している。

基剤のウェブは７５％を超える間隙容量を有している。

特に、基剤のウェブは効果的に含浸されるように充分に
大きい間隙容量を有ししかもその中に十分量の臭い吸収
性粒子状材料を保持させる一方で、なおかつ気体からの
有臭性物質を吸収するためにその中で気体が効率的に通
過できるものでなければならない。

この間隙容量百分率は下記の等式と操作によって求めら
れる。

％間隙容量−１（ｄｔ　Ｘ　ｄｐ　）　Ｘ１００ｄＴ＝
基剤ウヱブの見かけの密度。これは、基剤ウェブの長方
形小片の長さ、幅および厚さを慎重に測定することによ
って求められる。見かけの密度は、立方ｃｍで表した容
量でｇで表した重量を割ったものである。

ｄ、＝基剤ウェブの絶対密度。絶対密度は、種々の繊維
成分重量部とそれぞれの絶対密度の重量部、すなわち、
基剤ウェブＩｇに対する容量部を立方ｃｍで表したもの
の逆数和から計算する。

本発明の臭い吸収性ウェブ材料の本質的部分は、上記の
ウェブ材料に組み込まれた臭い吸収性粒子状材料である
。この臭い吸収性粒子状材料は、ゼオライトくゼオライ
トは、米国特許筒４，５２５．４１０号で定義されてお
り、その内容は本文で参考としである。）のような分子
ふるい材料であるのが好適である。こうしたゼオライト
は天然または合成ゼオライトであることができる。ゼオ
ライトは白色からオフホワイトであるので本発明に関し
てその使用は特に好適であり、その結果、有臭性物質吸
収性の粒子状原料としてのゼオライトを有するシート製
品は清潔でじゃまにならない外観を呈することができる
。ゼオライトの粒子径範囲を例示すると１−５ミクロン
である。臭い吸収性粒子状材料に利用することのできる
その他の材料としては、活性炭素、キチンおよびイオン
交換樹脂が挙げられる。もちろんゼオライト類を利用し
て得られる清潔でじゃまにならない外観は活性炭素（こ
れは黒色である）を用いては得られない。

ゼオライトのような臭い吸収性粒子状材料に加えて、本
発明のウェブにはまた、アルカリ塩またはアルカリ土類
酸化物（両者を以後“アルカリ塩”と言う）が含まれ、
酸性の有臭性物質の除去が高められる。このアルカリ塩
（粒子状形態の）は、例えばゼオライトを結合するため
に用いられる同バインダーを利用して前記繊維に結合す
ることができ、その結果、同一処理段階において基剤ウ
ェブ材料にゼオライトとアルカリ塩の両者を組み入れる
ことができる。アルカリ塩を基剤ウェブ材料に組み入れ
ることの交換条件として、トリエチルアミンのような強
塩基性の有臭性物質の吸収が低下する（ただし、それは
、ピリジンのような弱塩基性の有臭性物質の吸収を低下
させない）。

このアルカリ塩は、溶液状態で７．０を超えるρ］１と
なるような物質である。その結果、酸材料は塩基性塩と
下記のように反応する。

■χ　十　ＮａＨＣＯ：＋−〉ＮａＸ＋　ｕ、ｏ＋　Ｃ
Ｏ，↑（酸性臭）（アルカリ塩）（酸性臭の塩）無臭性 アルカリ塩（またはアルカリ土類酸化物）はウェブに適
用されると可溶性とすることができる。このような場合
には、乾燥するとアルカリ塩（またはアルカリ土類酸化
物）が溶液から沈殿しウェブ材料（例、ウェブ材料の繊
維）上に沈着する。これとは別に、前記塩または酸化物
はウェブ材料に適用する微細粒子のスラリーとし、そこ
からウェブ材料上に沈着させることができる。いずれの
場合においても、本粒子は、粒子状材料（例、ゼオライ
ト）の場合のように結合系によってウェブに結合される
。

本発明の重要な面は、結合剤を含む結合系（この結合系
は有臭性物質吸収用の粒子状材料およびアルカリ塩粒子
をウェブ材料に結合させる）が有臭性物質をその中を通
過させ粒子状材料に吸収させることおよび酸性有臭性物
質をアルカリ塩で除去させることの一方でなおかつこの
粒子状材料およびアルカリ塩粒子をウェブ材料に結合さ
せるように作用していることが挙げられる。したがって
、ウェブ材料と粒子状材料（およびアルカリ塩粒子）と
の間で効果的結合が達成される（それによって臭い吸収
性のウェブ原料は粉末非発生性となる）ばかりでなく、
有臭性物質の効果的吸収と除去が達成される。結合剤の
例としては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、エチル化および酸化誘
導体を含むスターチ、および種々のポリマーエマルジョ
ン（ラテックス類）が挙げられる。

臭い吸収性粒子状材料（または、臭い吸収性の粒子状材
料およびアルカリ塩粒子の両者）は、基剤のウェブ材料
全体に分布しており、結合剤によって基剤のウェブ材料
に結合される。例えば、基剤のウェブ材料が繊維性であ
る場合には、臭い吸収性の粒子状材料（およびアルカリ
塩粒子）が（繊維の表面上でこの繊維の長さ方向に沿っ
て）繊維に結合される。したがって、吸収用の露出した
粒子の総表面積は、臭い吸収性のウェブ材料の効果を最
高とするように最大となる。

本発明は、臭い吸収性の粒子状材料を基剤ウェブに適用
するために用いられるスラリー（または前記の粒子状材
料およびアルカリ塩粒子）にもまた関する。スラリーは
水溶性スラリーであり、（水に加えて）ウェブ中に保持
される粒子状材料、湿潤化剤（界面活性剤）および前記
の結合剤を含む。

本発明はまた、臭い吸収性のウェブ材料を形成するため
の方法に関する。特に、上述のスラリーは基剤ウェブを
含浸させこの含浸させた基剤ウェブを次に乾燥させる。

例示的な方法として、この基剤ウェブを（スラリーに浸
漬した後の）ウェブ材料を絞り出しながらスラリーに浸
漬しくこのスラリーは、その中に均一に分布した臭い吸
収性の粒子状材料を含めて種々の成分を有する）、基剤
ウェブに添加される材料の量を調節することができる。

この絞り出しは、含浸させたウェブを２つのローラーの
間を通過させて実施することができるのが好適である。

ウェブを浸漬しかつその後２つのローラーの間を通過さ
せることによって絞り出すこの手法によって、基剤ウェ
ブのロールからスラリーに基剤ウェブを通過させ次いで
２つのローラーの間を通過させ、基剤ウェブをその後乾
燥させる（例えば、従来の蒸気缶装置上を通過すること
による）ことによる連続プロセスが促進される。もちろ
ん、この湿潤ウェブは、例えば、室温で空気乾燥させる
ことができる。

本工程によって、基剤ウェブに添加される材料の量を調
節することができる（スラリー中の粒子材料の量を調節
することおよび基剤ウェブの絞り出しを調節することの
両者による）。さらに、この臭い吸収性のウェブ材料を
形成するために単純な連続工程を利用することができる
。

本発明はまた、本発明の臭い吸収性ウェブ材料のための
特殊な装置を提供する。特に、本発明によって、本発明
の臭い吸収性ウェブ材料は、婦人用看護用品（例えば、
衛生ナプキンまたはタンポンのような生理用品）から放
散する臭いを吸収しかつこうした臭いが前記の用品から
放散しないようにするために、婦人用看護用品に組み込
むことができる。本発明が通用可能で膣由来の種々の臭
いについては、ハギンズ（Ｈｕｇｇｉｎｓ）ら、′ワギ
ナルオーダーズ・エンド・セクレションズ（νａｇｉｎ
ａｌＯｄｏｒｄ　ａｎｄ　５ｅｃｒｅｔｉｏｎｓ）　　
、り１ニカルオブステリ　クス・エンド・ザイネコロジ
−Ｃｌ１ｎ、Ｏｂｓ鉦ｎ、）、２４　（１９８１）　、
３５５−３７７頁に記載されている。ゼオライトまたは
その他の臭い吸収性粒子状材料を含有し本発明によって
婦人用看護製品に堰り込まれた臭い吸収性ウェブ材料が
トリエチルアミン、ピリジン、フルアルデヒド、イソ吉
草酸およびｎ−プロピルスルフィドのような有臭性物質
を吸収できそれによって婦人用看護用品から上記の物質
（およびそれに対応してそれらの臭い）が放散されるの
を防止しかつそれによってその（看護用品）中でドオド
ラントとして作用するものが例示されている。

本発明の臭い吸収性ウェブ材料のもうひとつの応用例は
、病院用ガウンのような医療用材料含有パッケージに求
められる。上記の臭い吸収性ウェブ材料は、パッケージ
密封後に医療用材料をｒ線滅菌することが原因となって
起こる有臭性材料を吸収する。したがって、密封パッケ
ージ開封時における不快な臭いが回避される。本発明の
臭い吸収性ウェブ材料は不活性であり（すなわち、ｒ線
滅菌によって機能上の影響を受けることがない）、その
結果、ｒ線滅菌処理時に臭い吸収性のウェブ材料が存在
するにもかかわらずこの臭い吸収性ウェブ材料はそれで
もなおかつ密封パッケージ内の不快な臭いを吸収するよ
う作用することができる。

このように、本発明は、効果的に有臭性の物質を除去し
粉末非発生性でありしかも容易にかつ連続工程で製造す
ることができ製造が経済的に行われる臭い吸収性ウェブ
材料を達成したものである。

さらに、上記の臭い吸収性ウェブ材料は婦人用看護製品
およびｒ綿滅菌が施された医療用材料含有密封パッケー
ジで利用することができ、本発明のその他の目的を達成
しながらこうした用品およびパッケージから放散する臭
いを回避する。

（作用） 本発明を特定の好適な実施例と関連させて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されない。

それどころか、付属のクレームで定義される本発明の意
図および範囲に包含できる全ての変更、改変および同等
の物を網羅する。

本発明は、有臭性物質を透過性の結合剤を含む結合系に
よって基剤ウェブ（例、繊維性基剤ウェブ）に有臭性物
質を吸収できる粒子状材料を結合させた有臭性物質吸収
用ウェブ材料に関する。この臭い吸収性粒子状材料は例
えばウェブ材料全体に均一に分布する。

先にも述べたように、臭い吸収性シート材料の機能に関
わる表面積を最大とするために、基剤（担体）ウェブは
７５％を超える間隙容量百分率を有していなければなら
ない。下記の表■に、本発明の基剤ウェブとして利用す
ることのできるシート単層および積層とした紙および非
磁性材料の種々の基準重量およびそれらの各間隙容量百
分率を示しである。

１（１３ｇ／ｎ＋”結合紡績ウェブ ６Ｂｇ／ｍ”結合紡績ウェブ ５８ｇ／ｍ”結合紡績／融解吹き付け積層　　７８１８
４ｇ／ｍ”アルファバルブ強化ソフト非繊維性ウェブで
作られた基剤ウェブは３１１（１３ｇ７ｍ２の範囲の基
準重量を有することができ、３８ｇ／Ｉｌ”であるのが
好適であることが例示される。

最も好適な基剤ウェブは、従来法で形成された結合紡績
／融解吹き付け／結合紡績ウェブの積層である。基剤ウ
ェブは例えばポリプロピレンで作ることができる。しか
し、この基剤ウェブはポリプロピレンに限定されていず
、結合紡績または融解吹き付けをすることのできるポリ
アミド、ポリエステル、ポリエチレンおよびその他のポ
リオレフィンのような熱可塑性ポリマーを含む他のポリ
マー材料から製造することができる。このウェブはまた
、セルロースから作ることができる（例えば、紙製ウェ
ブであることもある）。

先にも述べたように、本発明の好適な臭い吸収性の粒子
状材料には天然および合成ゼオライトの双方のゼオライ
トを含むことができる。利用するコトのできる天然ゼオ
ライトには例えば、チアギュー・ミネラル・プロダクツ
（Ｔｅａｇｕｅ　ＭｉｎｅｒａｌＰｒｏｄｕｃｔｓ）が
供給しているタイプＸＹおよびＳＣのクリップチオライ
トおよびゼオチック（Ｚ６ｏｔｅｃｈ）社が供給してい
る“ゼオブライト”（Ｚｅｏｂｒｉｔｅ”）”が含まれ
る。

合成ゼオライトには、それぞれユニオンカーバイド（Ｌ
ｌｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ）社が供給している“スメ
ルライト”（ＳＭＥＬＬｒ！ｉＴＥ＠）　　”および“
アフ゛セン・ン丁阿（Ａ８ＳＣＥＮＴＳＴ′４）　　”
が挙げられる。“アブセンッＨ（ＡＢＳＣＥＮＴＳ”）
　　”は純粋な白色材料で粒子径メジアンが３−５ミク
ロンの範囲にあり、水および有機溶媒に不溶で８００℃
の高温にも耐性でありしかも好適な吸収剤である。本則
は、有機酸類、アルデヒド類、ケトン類、メルカプタン
類、アンモニアおよびインドール類を含む臭いの原因と
なる含有化合物を別々に効果的に除去することができる
。これらの臭いの原因となる化合物が組み合わされて含
有されている場合、臭いの原因となる種々の化合物が好
適に吸収される。また、有機酸が他の化合物と組み合わ
されて含有されている場合には、有機酸は効果的に吸収
されない。

有機体の臭いを消すために有用な種々のゼオライト材料
がジオフレ（Ｇｉｏｆｆｒｅ）らの米国特許筒４．７９
５，４８２号に記載されており、その内容が全体として
本文に参考として取り入れられている。

ゼオライトに加えて、イオン交換樹脂の“アンバーライ
ト＠　−Ｘ　Ａ　Ｄ　（ＡＭＢＥＲＬＩＴＥ　＠　−Ｘ
ＡＤ　”　シリーズのようなイオン交換樹脂が利用でき
る。先にも述べたように、活性炭素およびキチンのよう
なその他の臭い吸収性粒子状材料が利用できる。しかし
、このような材料として例えば活性炭素は黒く最終製品
がじゃまにならない外観を呈することがないというよう
な欠点を有している。したがって、好適な臭い吸収性粒
子はゼオライトである。

先にも述べたように、本発明の臭い吸収性粒子は、例え
ばゼオライトに加えて、種々のアルカリ塩およびアルカ
リ土類酸化物類が含められる。アルカリ塩およびアルカ
リ土類酸化物は、酸性の有臭性物質を除去する上で特別
の利点を有している。

これらの塩および酸化物を下記に例示した。重炭酸ナト
リウム（ＮａｌｌＣＯ：＋）、重炭酸カリウム（Ｋｌｌ
ＣＯ３）、重炭酸リチウム（ＬｉｆｌＣＯ：＋）、炭酸
ナトリウム（ＭａｚＣＯｘ）、炭酸カリウム（にｚｃｏ
Ｊ、リン酸水素二ナトリウム（Ｎ８３ＰＯａ）　、リン
酸二水素ナトリウム（Ｎａ）ＩｚＰＯ４）、リン酸三ナ
トリウム（Ｎ８３ＰＯａ）、酸化マグネシウム（ＭｇＯ
）　、酸化カルシウム（ｃａｏ）、ピロリン酸四ナトリ
ウム（ＮａｔＰ２０ｔ）、ピロリン酸四カリウム（に４
Ｐ２０．）、ピロリン酸四リチウム（Ｌｉ＜ＰＪｔ）、
およびピロリン酸二水素二ナトリウム（Ｎａｚｌｌ□Ｐ
　ｚＯ’ｙ）、である。前記に列挙したアルカリ塩のう
ちで重炭酸ナトリウムが好適である。下記でさらに検討
するように、このアルカリ塩は、基剤ウェブ材料を飽和
するために例えばゼオライトを含有する飽和スラリーに
組み入れることができる。

臭い吸収性粒子を繊維に結合するために用いた種々の結
合剤を次に検討する。これらの結合剤は、ポリビニルア
ルコール、スターチおよびラテックス／エマルジョンを
含む種々の群に分けて列挙することができる。

ポリビニルアルコール結合材料は好適には部分的に水素
化されており、それらが疎水性表面に固着し低粘度およ
び低分子量を有しており　（例えば、ラテックス系に比
べて）ｒ線照射に安定性を有しているので好適とされて
いる。本発明でバインダーとして利用可能な特定のポリ
ビニルアルコールとして、部分的に水素化（水素化８７
．０−８９．０％）され５−６の粘度（ｃｐｓ）と４．
５−６．５のｐＨ（４％水溶液中）を有するポリビニル
アルコールが挙げられる。このポリビニルアルコールは
、エアプロダクツ＆ケミカルズ（Ａｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃ
ｔｓ　＆Ｃｈｅａ＋１ｃａｌｓ　）社の製品である。

本発明で結合剤として使用できるスターチ材料として、
エチル化および酸化材料のようなスターチ誘導体が挙げ
られる。特定のスターチ誘導体の例として、スターチ分
子中の水酸基上でヒドロキシエチル基が水素に置換され
ているコーンスターチ誘導体であるペンフォード・プロ
ダクツ社（Ｐｅｎｆｏｒｄ　Ｐｒｏｄｕｃ、ｔｓ　Ｃｏ
ｏ＋ｐａｎｙ）製ベンフォード°ガム（Ｐｅｎｆｏｒｄ
　Ｇｕｍ）が挙げられる。このベンフォード・ガム類（
Ｐｅｎｆｏｒｄ　Ｇｕｍｓ）は、織物工業で公知の用途
を有する公知のガム類である。

本発明で結合剤として使用できるラテックス／エマルジ
ョンとして、アクリルポリマーエマルジョン、スチレン
ブタジェン／ゴム、ニトリル／ブタジェン／ゴム、アク
リロニトリル／ブタジェン／スチレン共重合体、塩化ビ
ニルポリマー、ポリビニルアセテートポリマー、および
エチレンビニルアセテートポリマーが挙げられる。特定
のエマルジョンの例を挙げると、６．Ｆ、グツドリッチ
社（Ｂ、Ｐ、Ｇｏｏｄｒｉｃｈ　Ｃｏ、）の“ハイカー
＠　（ＩＩＹｃＡＩ？　＠　）　　”２６３３４アクリ
ル系ラテツクス類およびニトリルラテックス類、さらに
ローム及ハース”ｄ−（ＲｏｈＩＩｌ＆　Ｈａａｓ、Ｃ
ｏ、）の“ロープレックス＠　（ＲＨＯＰＬＥＸ　＠ど
アクリル系エマルジョンのような公知の紙飽和剤が含ま
れる。これらのラテックス／エマルジョン類のうちで、
特に関心が寄せられるのは、“ロープレックス＠（ＲＨ
ＯＰＬＥＸ”）　　”ＮＷ−１７１５アクリル系エマル
ジツンである。

第１ａおよびｌｂ図、および第２図は、本発明の臭い吸
収性材料を例示したものである。第１ａ図は、臭い吸収
性ウェブ材料１を示しており、第１ｂ図はこのウェブ１
の位置３における繊維性材料をより詳細に示したもので
ある。第１ｂ図に示したように、個々の繊維５はその全
長にわたり表面にゼオライト粒子状材料７とアルカリ塩
（例えば、重炭酸ナトリウム）粒子９を実施例のように
分散させている。第２図に示したように、繊維５は、そ
の全周縁周辺に分散し結合剤によって繊維に結合したゼ
オライト７と重炭酸ナトリウム粒子を有している。

先にも述べたように、臭い吸収性の粒子材料は、基剤ウ
ェブを飽和スラリーに浸漬することによって基剤ウェブ
に取り込ませることができる。一般に飽和製剤として、
粒子状吸収剤および結合剤に加えて湿潤化剤が挙げられ
る。湿潤化剤（例えば、界面活性剤）は、粒子状原料を
含む飽和スラリーを基剤ウェブ（例、繊維性基剤ウェブ
繊維）上で？Ｗ潤させるのに用いられ、飽和スラリー中
にこのスラリーの１−１０重量％の量だけ含有される。

最も好適な湿潤化剤は、“トリトンＴＭ（ＴＲＩＴＯＮ
”″）界面活性剤、特に“トリトンＴＭ（ＴＲＩＴＯＮ
”）　Ｘ−１００”ｔ’ある。このトリトン”　（ＴＲ
ＩＴＯＮ”）界面活性剤は、ローム及ハース社（Ｒｏｈ
ｍ＆　ｌ１ａａｓ　Ｃｏ、）の製品である。このＸ−１
００商標は、−船名オクチルフエノキシボリエトキシエ
タノールを有しており、生物分解性の非イオン性界面活
性剤である。“トリトンＴＭ（Ｔｌ？ＩＴＯＮ”）　　
Ｎ　−１０１”　　（−船名ノニルフェノキシポリエト
キシエタノール）はローム及ハース社（Ｒｏｈａ＋＆　
１ｌａａｓ　Ｃｏ、）のもうひとつの製品であり、これ
も同様に利用することができる。ジオクチルスルホサク
シネートナトリウムのようなアニオン性湿潤化剤および
イソプロパツール、ブタノールおよびヘキサノールのよ
うな逸散性のアルキルアルコール類もまた、湿潤化剤と
して用いることができる。これらの湿潤化剤（界面活性
剤）は当技術で公知の湿潤化剤である。

種々の飽和スラリー製剤を次に述べる。一般に、飽和ス
ラリー製剤は、乾燥製剤（その中に水を含まない）中に
、ゼオライトのような粒子状臭い吸収性材料の１００重
量部に対して、アルカリ塩粒子１−４０重量部およびバ
インダー５−５０重量部を含む。もしアルカリ塩を入れ
る場合には、アルカリ塩は好適には５−４０重量部の量
で入れるのが好適である。このアルカリ塩を飽和スラリ
ー製剤中に５−２５重量部の量で入れるのがより好適で
ある。

特に望まれる製剤として、この飽和剤が、乾燥部とし・
て例えばゼオライト１００部、アルカリ塩２０重量部、
湿潤剤１０重量部およびバインダー１０重量部を含んで
いるのが挙げられる。

繊維性基剤ウェブが３１−１０２ｇ／ｎ＋”（理想的に
は３８ｇ／ｍ”）の基準重量を有し、この基剤シート上
の飽和剤の取り込みが（乾燥重量で）繊維１００重量部
に対して１５−７５重量部であるのが好適である。

水を含有する特定の飽和製剤および“アブセンツＴＭ　
（八〇５ＣＥＮＴＳＴ′″’）および活性炭素をそれぞ
れ含む各飽和製剤について表■に示した。この表■では
、活性炭素分散剤の活性炭素は、飽和スラＩＪ−中に入
れる前に１時間粉砕し供した。下記の表■では、固体％
は重量％であり、乾燥量および湿潤量は重量部である。

一支一一」− ６アブセンツＴＩ″（＾ＢＳＣＥＮＴＳ”）”飽和割水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　３００１、″トリトンＸ−１００”　　　　ｔｏ
　　　　　ｉｏ　　　　ｉｏ。

溶液 ２、“アブセンツＴＭ”　　　　１００　　　　１００
　　２０（１３、″ピノルア″’ｍＮ０ＬＴ′４）　　
　’　　１０　　　　１０　　１００２０５溶液 重炭酸ナトリウム　　　　　１００」虹　　笠合　　　
計　　　　　　２２．６　　　１４０　　　６２０＊基
剤ウエブを、ソフトウッドクラフト（Ｋｒａｆｔ）紙の
９６ｇ１０＋”セルロースウェブまたは紡績結合／融解
吹き付けの積層と仮定。加算重量％は２９％であった。

活性炭素飽和剤 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１００１、“トリトンｆ”　Ｘ−１００” 溶液　　　　　　　　　　１０　　　　１０　　１００
活性炭素分散剤　　　　　　２０　　　１００　　５０
（１３、“ビ／　ル”　”　２０５溶液　　１０　　　
　１０　　１００１５“　　１２０　　８００ ＊基剤ウェブを、ソフトウッドクラフトくにｒａｆｔ）
紙のセルロースウェブ９６ｇ／ａ＋”と仮定。加算％は
、１７重量％であった。

“アブセンツＴＩ″”飽和剤 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　４２７．３１、“トリドアＴｌ″Ｘ−１ｏｏ
　” 溶液　　　　　　　　　　２０　　　　１　　　５．０
２、“アブセン′ン７′４”　　　　ｔｏｏ　　　　ｔ
ｏｏ　　　ｉｏｏ、。

３、′ローツブし・ンクスΦ″ ＮＷ１７１５　　　　　　　　４４　　　　１０　　　
　２２・７２０”　　１１１　　　５５５．０ ＊ソフトウツドクラフト〈にｒａｆｔ）紙のセルロース
ウェブの基剤ウェブを仮定。３１重量％の乾燥加算であ
った。

１、ローム＆ハース社（Ｒｏｈｎ＋＆　１ｌａａｓ　Ｃ
ｏ、）の製品２、ユニオンカーバイド社（［Ｊｒ＋ｉｏ
ｎ　Ｃａｒｂｔｄｅ　Ｃａｒｐ、）の製品 ３、エアブロダク・ン＆ケミカルズ社（八ｉｒ　Ｐｒｏ
ｄｕｃｔｓ＆　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　Ｃｏ、、Ｉｎｃ、
）の製品４、ローム＆ハース社（Ｒｏｈｍ＆　Ｈａａｓ
　Ｃｏ、）の製品光にも述べたように、飽和スラリーは
、基剤ウェブ材料を飽和スラリー中に浸漬することによ
って基剤ウェブ中に取り込まれる。もちろん、スラリー
の他成分とともに（ゼオライトのような）臭い吸収性粒
子が、基剤ウェブ材料中に材料を取り入れるために上記
スラリーを使用する際において飽和スラリー全体に均一
かつ均等に分散されるように注意すること。従来法Ｃ例
、スラリーの振とう）を用いて上記の均等かつ均一分散
を確実とすることができる。

第３図は、ウェブ中へのスラリー材料の添加を調節する
ためにどのようにして基剤ウェブを飽和スラリー中に浸
漬しその後圧搾しスラリー材料を絞り出すかを図で示し
たものである。特に連続（ロール）形態の基剤ウェブ１
１はコンテナ１５中の飽和スラリー１３に浸漬された後
スラリーを通過し、基剤ウェブから過剰のスラリーを絞
り出すためのローラー１７と１９の間を通過させ添加を
調節する。特に、ローラー１７と１９は、それぞれ、シ
リコンゴムローラーおよびステンレス鋼ローラーである
。シリコンゴムローラーは、例えば、ショア（Ｓｈｏｒ
ｅ）硬度６０（Ａスケール）を有している。例えば、２
０一ラー間の間隙圧は、過剰スラリーを絞り出すために
１．５〜２．５　ｒｂｓ／直線インチの間の範囲にある
。

第３図から明らかなように、ウェブ材料から絞り出され
た過剰のスラリーは、タンク２１に入りその後タンク１
５内のバッチ１３にバイブ２３を介して戻される。ウェ
ブ材料が２つのローラー間を通過後、この材料を乾燥さ
せることができる。

この材料が従来の蒸気缶上で乾燥されるのが好適である
。しかし、このような蒸気缶の使用は必要とされてはい
ず、飽和剤を浸漬したウェブ材料は空気で乾燥すること
もできる。

乾燥後、（ゼオライトのような）臭い吸収性粒子材料を
アルカリ塩粒子とともに有し、基剤ウェブ全体に均一に
結合した臭い吸収性ウェブ材料は、目的の最終用途に適
する大きさに切ることができる。

下記の表■に、粉末形態の合成ゼオライト対基剤ウェブ
中に組み込んだ上記ゼオライトの臭い減少百分率を示し
である。

表■および種々の臭い吸収性ウェブ材料の吸収能を示し
た下記の表において、下記に述べるガスクロマトグラフ
ィへソドスペース分析を用いて吸収能を測定した。ピリ
ジン１００μ２、ｎ−プロピルスルフィド１００μｌ、
フルアルデヒド１００μｌ、トリエチルアミン１００μ
ｌ、およびイソ吉草酸２００μβの揮発性混合物を用い
て、この混合物の１０μａ容量を４０１ｄＥＰＡサンプ
ルバイアルにピペットマンを用いて入れ、不活性（ｍｉ
ｎｉｎｅｒｔ）ねしふたで密封した。これをブランクと
して、揮発性混合物全成分の存在を確認する。

公知量の被検材料を４０−をＥＰＡバイアルに入れる。

上述の混合物１０ｔｔｌを添加後、このバイアルを不活
性ねしふたで密封し３７℃で４時間インキュベー１・す
る。（シート形態を検査する場合には、未処理のシート
を対照として使い同一条件下で操作する。）４時間イン
キュベーションを行った後、各バイアルのヘッドスペー
スサンプル１０μｌを下記に列挙したパラメーターのＧ
Ｃに注入する。各保持時間において面積カウントを記録
し、吸収百分率を計算した。

一此一一算二 吸収百分率の計算： 速　　度＝ｌＯ’／分 最終温度＝７５℃ 最終時間＝０．１５ Ｉｎｊ、　Ｂ、　＝１７５℃ Ｄｅｔ、　Ｂ、　＝３００’ｃ オーブン最大−３００℃ 平衡時間＝０．１５ フローＢ（Ｈｅ）−１５，０−１６，０レンジ（Ｓｉｇ
、　１）　＝　４ ゼロ　（Ｓｉｇ、１）　＝　２ Ａｔｔｎ、　（Ｓｉｇ、　１）＝　２ 下記の表］の結果は、シート形態の表面領域は粉末形態
（担体ウェブに結合していない）の表面領域よりも有臭
性物質の除去においてより効果的であることが示唆され
る。

ガスクロマトグラフィ　（ＧＣ）の操作パラメータを下
記に示した。

初期時間＝１．ＯＯ分 初期温度＝３５℃ 一及−ｍ− シート形態対粉末形態 臭い低減％ トリエチルアミン　　　１００％　　　　　４８％ピリ
ジン　　　　　　　１００％　　　　７３％フルアルデ
ヒド　　　　１００％　　　　８１　％イソ吉草酸　　
　　　　ＮＲ“　　　　ＮＲ”ｎ　−プロピルスルフィ
ト　　　　　　　　　　　９８　％　　　　　　　　　
　７２　％“ＮＲ＝低減が見られない “吸収剤系は、合成ゼオライト１００部、非イオン性湿
潤剤１０部、ポリビニルアルコール１０部を含有する。

０１ソフトウツＦクラフト（にｒａｆｔ）紙のセルロー
スウェブ 表ＩＶ−Ｖｌは、本発明の種々の臭い吸収性ウェブ材料
を用いた臭い吸収結果を示している。

−表−ＩＶ− 重炭酸ナトリウムを含有し種々のバインダー比を持つシ
ート形態の吸収剤系“ ３；１　　　　ｓａｔ　　　　１０：１トリエチルアミ
ン　ＮＲ７２ＮＲ ピリジン　　　　　　６９　　　　　９０　　　　　７
８フルアルデヒド　　　９７　　　　　９９　　　　　
９９イソ吉草酸　　　　９４　　　　　８５　　　　　
６１ｎ−プロピルスルフィト　　　　　　　　２１　　
　　　　　　　　５５　　　　　　　　　　４６”ＮＲ
＝低減が全く見られない。

０“吸収剤系は、合成ゼオライ）１００部、非イオン性
湿潤化剤１０部、および結合紡績／融解吹き付け／結合
紡績積層中において吸収剤：バインダー比が特定となる
ようなポリビニルアルコール量を含む。

ここに示した結果は、ガスクロマトグラフィヘッドスペ
ース分析結果であり、種々のバインダー比で重炭酸ナト
リウムとともに合成ゼオライトを含有するウェブ組成物
における臭い低減％を求めた。この表は、種々のバイン
ダー比のシート形態の吸収特性を示したものである。こ
のバインダー系は１０％−３０％のバインダーを有し、
臭いを透過性であることが示されている。（表から）わ
かるように、当初３０％で開始し例えばスルフィドが減
少しているにもかかわらず、１０％および２０％の臭い
低減は類似している。

−に一一■− シート形態の非織性ウェブ積層における吸収剤系（Ｎａ
ＨＣＯ３含有、非含有） 中に含有する。

この結果は、ガスクロマトグラフィヘッドスペース分析
を示したもので、合成ゼオライトのみを含有するウェブ
組成物および合成ゼオライト対重炭酸ナトリウムを５＝
１の比で含有するウェブ組成物の臭い低減を求めたもの
である。ゼオライト／Ｎａ１ｌＣＯ：＋系の利点は、酸
性臭の除去にある。この例では、酸および塩基双方の低
減が重炭酸すｌ−ＩＪウムの添加とともに大きくなって
いる。

トリエチルアミン　　　”　ＮＲ２９ ピリジン　　　　　　　９３９５ フルアルデヒド　　　　　９８　　　　　　　＋９９イ
ソ吉草酸　　　　　　”　ＮＲ６４ ｎ　−プロピ１１スルフイト　　　　　　　　　　８７
　　　　　　　　　　　　　８３”ＮＲ＝低減が全く見
られない。

４１吸収剤系は、合成ゼオライト１００部、非イオン性
湿潤化剤１０部、ポリビニルアルコール２０部を結合紡
績／融解吹き付け／結合紡績積層−表−−」− ＮａｌｌＣＯ，含有、または非含有のシート形態ソフト
ウッドクラフト（Ｋｒａｆｔ）紙における吸収剤系“０
トリエチルアミン ピリジン フルアルデヒド イソ吉草酸 ｎ　−プロ白しスルフ（ト 申ＮＲ−低減全く見られず。

Ｏ吸収剤系は、ソフトウッドクラフト（Ｘｒａｆｔ）中
に合成ゼオライト１００部、非イオン性湿潤化剤１０部
、ポリビニルアルコール１０部を含有する。

この結果は、ガスクロマトグラフィへソトスペース分析
を示したもので、合成ゼオライトのみを含有するウェブ
組成物および合成ゼオライト対重炭酸ナトリウムをｓ＝
ｔの比で含有するウェブ組成物の臭い低減を求めたもの
である。ゼオライト／ＮａｔｌＣＯ：＋系の利点は、酸
性臭の除去にある。トリエチルアミン臭の低減が小さく
なっているのは予測外というわけではなく、その理由と
して、トリエチルアミンが強塩基であることが挙げられ
る。

塩基としては弱いピリジンが強く吸収されている。

先にも述べたように、本発明の臭い吸収性ウェブ材料は
、生理用品から発散する臭いを防止するためにその中に
組み入れることができる。本発明の臭い吸収性ウェブ材
料の配置を含めて本発明の生理用品（例、衛生ナプキン
）の吸収部位を第４図に示した。特に、示した例図は、
体部に隣接する表面を示したものである。フラッフ（吸
収材料３１）がティッシュ−層３９の内側に配置されて
おり、外側の被覆体３５は全構造を取り囲み、フラッフ
を取り囲むティッシュ−層に隣接する外層被覆体は身体
に隣接する。体部から最も遠くのフラッフ面には臭い吸
収性ウェブ材料３３が配置されている。ウェブ３３は体
部から離れたフラッフ面上に配置されるかまたはフラッ
フ中に、但し、体部とウェブ３３の間にフラッフのほと
んどが入るような位置に配置し、例えば体υト泄液状物
とこのウェブの接触が回避されるように配置しであるの
が好適である。このウェブを婦人用看護用品中に配置す
ることによって、効果的なデオドライザーを提供できる
。

また第４図には、体部から離れた臭い吸収性ウェブ材料
面に配置したパンフル３７も示しである。

このようなバッフルは、体排泄液状物を外面に全く透過
させないために付けられている。

前記において、フラッフ材料、外層被覆体、バソフルお
よびティッシュ−層のそれぞれは従来からあったもので
ある。これらの成分の位置もまた一Ｃ的なものである。

本発明は、前記に述べたように配置された臭い吸収性ウ
ェブ材料の使用を供するものであり、効果的な消臭保護
を達成した。

本発明の臭い吸収性ウェブ材料はまた、タンポンの一部
としても用いることができる。例示すると、本発明の臭
い吸収性ウェブ材料を緊密なロールとしタンポンの芯に
入れ綿繊維および／またはレイヨンのような従来の吸収
材料によって取り囲む。

本発明の臭い吸収性ウェブ材料の使用によって、下記の
有臭性物質が効率的に吸収されかつ生理用品からの発散
が防止される。トリエチルアミン、ピリジン、フルアル
デヒド、イソ吉草酸およびｎプロピルスルフィドである
。

先にも述べたように、本発明の臭い吸収性ウェブ材料は
医療材料パッケージに組み入れることができ、この医療
材料は密封パッケージ内でｒ線滅菌処理によって滅菌さ
れる。臭い吸収性ウェブ材料は、この密封パッケージ開
封時にバ・ノケージから放散される極めて不快な臭いを
防止する。本発明の臭い吸収性材料は実質的にｒｖＡ滅
菌処理（例えば、３．０−３．５メガラド、特に３．２
メガラドにおける処理）に不活性であり、滅菌処理に供
したパッケージ内に配置された後においてさえもその臭
い吸収機能を果たすことができる。その上、本発明の製
品の粉末非発生性により、滅菌済パッケージの開封時に
おいて、この医療材料（例えば、病院用ガウン）が臭い
吸収性ウェブ材料から粒子状材料を受は取るという不適
な事態を発生することがない。本発明の医療パッケージ
中における臭い吸収性ウェブ材料は、下記の有臭性物質
、すなわち、酢酸、酪酸、イソ酪酸およびプロピオン酸
を吸収する。

第５図は、本発明の本面に関する医療材料および臭い吸
収性シート材料のオープンパッケージの側面を示したも
のである。パック５１は、包装した手術用ガウン５３と
本発明の臭い吸収性ウェブ材料５５を含んでいる。第５
図に示したように、パッケージ底面の包装手術用ガウン
とパッケージ内面の間に臭い吸収性ウェブ材料を配置す
る。しかし、パッケージ内にウェブ材料を配置するのは
任意であって、その配置は、パッケージ上部の包装手術
用ガウン上部とパッケージ内面の間とすることもできる
。

下記の実施例で、本発明を例示する。実施例は例示する
のみであって、付属のクレームおよびその均等物の全範
囲で定義される本発明を限定するものではない。

（実施例） 実施例１．２つの結合紡績ウェブをエクソン社（Ｅｘｘ
ｏｎ　Ｃｏｒｐ、）から得た繊維等級のポリプロピレン
ポリマー樹脂から形成した。このウェブは、平均基準重
量１１ｇ／＋ｚおよび１０ミクロンを超える平均フィラ
メント直径を有している。

結合紡績／融解吹き付け／結合紡績積層を形成するため
に、結合紡績ウェブのそれぞれをエクソン社（Ｅｘｘｏ
ｎ　Ｃｏｒｐ、）供給の繊維等級ポリプロピレンポリマ
ー樹脂から形成された融解吹き付けウェブの反対面に結
合した。この融解吹き付けウェブは平均基準重量１７ｇ
／ｍ”で１０ミクロンを超える平均フィラメント直径を
有しており、米国特許第３．６７６．２４２号で記載さ
れた如く周知である。

この特許は、本文で参考として取り上げである。

作製された３層を、米国特許第４．０４１，２（１３号
に従い熱および圧力を用いてスポット結合し積層した。

この積層は、総基準重Ｍ　３９　ｇ／ｍ”で間隙容量８
１％を有していた。

この上下を逆転しても全く同一のパリンドローム形式の
積層を、次に、浸漬および圧搾手法を用いて室温に保持
した飽和スラリーを通過させた。

飽和スラリーの成分は水７７．４重量％、ユニオンカー
バイド社（Ｕｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐ、）
から“アブセンツＴｌ４（ＡＢＳＣＩＩ！ＮＴＳ”’　
）”の名称で入手できる合成ゼオライト１６．１重量％
、純度９９−１００％の重炭酸ナトリウム３．２重量％
、エチレンオキシド単位を９−１０モル含有するオクチ
ルフェノキシポリエトキシエタノールから成る非イオン
性湿潤化剤１．６重量％（この湿潤化剤は、“トリトン
ＴＭ（ＴＲＩＴＯＮ”？’）Ｘ−１００”の名称でロー
ム＆ハース社（Ｒｏｈｍ　＆　１ｌａａｓ　Ｃｏ、）か
ら人手できる）、エアプロダクツ＆ケミカルズ社（Ａｉ
ｒ　ＰｒｏｄｕｃＬｓ　＆Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　Ｃｏ、
、Ｉｎｃ、）から“ピノールＴＩ４（ＶＩＮＯＬＴＭ）
２０５°の名称で入手した部分的に加水分解した（８７
−８９％加水分解）低粘度ポリビニルアルコール１．６
重量％であった。

この飽和化積層をその後約５ｐｓｉ、の倍圧を有する蒸
気借上を通過させ、積層を乾燥した。重量測定によって
、この乾燥飽和化積層が約２６ｇ／ｍ”の飽和化増量を
有することがわかった。すなわち、積層が飽和スラリー
を通過する前に比べて積層に固着した材料の重量は、積
層の６７重量％であった。

大搭肛 ２つの１０ｇ／ｍ”の連続フィラメント熱可塑性ポリプ
ロピレンウェブを作製後、平均フィラメント直径１０ミ
クロン未満の１７ｇ／ｍ”のミクロファイバー融解吹き
付けポリプロピレンから成る中間層に対し米国特許第４
．０４１．２（１３号にしたがって熱および圧力を用い
てスポット結合した。結合紡績／融解吹き付け／結合紡
績の三層から成る積層は、総基準重Ｍ　３７　ｇ／ｍ”
および間隙容量８１％を有していた。

この結合積層を次いで、重量百分率で水８０％、ゼオテ
ラスフ社（Ｚｅｏｔｅｘ　Ｃａｒｐ、）から“ゼオブラ
イト”　（Ｚｅｏｂｒｉｔｅ”）’の名称で購入できる
２００メソシユの臭い吸収性天然ゼオライト１４．３重
量％、重炭酸ナトリウム２．９重量％、Ｂ、　Ｆ、グツ
ドリッチ社＜Ｂ、　Ｆ、　Ｇｏｏｄｒｉｃｈ）から“ハ
イカー［相］（ｆｌｙｃａｒ　＠　）”２６３３４の商
品名で購入できる乳化ポリマー性アクリル系ラテックス
１．４乾燥重量％、ローム＆ハース社（Ｒｏｈｏ＋　＆
　ｌ！ａａｓ　Ｃｏ、）から“トリトン”　（ＴＲＩＴ
ＯＮ７＋４）　　Ｘ　−１００″の名称で購入できる非
イオン性湿潤化剤１．４重量％から成る飽和スラリーで
浸漬および圧搾サイズプレス装置を用いて飽和した。こ
の飽和積層を次いで倍圧５ｐｓｉ、の蒸気借上を通過さ
せ本積層を乾燥した。

重量測定によって、乾燥飽和ウェブが約２５ｇ／ｍ”の
飽和化増量を有することがわかった。すなわち、ウェブ
に固着した材料の重量は、飽和スラリーを通過する前の
ウェブの６７重量％であった。

大廉拠主 ２０ｇ／ｍ”の連続フィラメント熱可塑性ポリプロピレ
ンの紡績結合ウェブを作製後、平均フィラメント直径１
０ミクロン未満のポリプロピレンの１７ｇ／ｍ”ミクロ
ファイバー融解吹き付けウェブに米国特許第４，０４１
，２（１３号にしたがって熱および圧力を用いてスポッ
ト結合し積層した。この積層は、間隙容量７８％および
総基準重量３７ｇ／ｍ”を有していた。結合した積層を
次いで浸漬圧搾サイズ装置を用いて、重量百分率で７９
．９％の水、ユニオンカーバイド社（ｔｌｎｉｏｎ　Ｃ
ａｒｂｉｄｅ　Ｃｏ、）から“アブセンッ↑−＾ＢＳＣ
ＥＮＴＳ”　）”の名称で入手できる臭い吸収性の合成
ゼオライト１６．７重量％、ペンフォードプロダクツ社
（Ｐｅｎｆｏｒｄ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　Ｃｏ、）からペ
ンフォードガム（Ｐｅｎｆｏｒｄ　Ｇｕｍ）　　３３（
１２）名称で購入できるヒドロキシエチル化した改変低
粘度スターチ１．７重量％、エチレンオキシド９１０モ
ルを含有するオクチルフェノキシポリエトキシエタノー
ルから成る非イオン性湿潤化剤でローム＆ハース社（Ｒ
ｏｈｍ　＆　Ｈａａｓ　Ｃｏ、）から１トリトン”　（
Ｔｒｉｔｏｎ”）　Ｘ　−１００”の名称で購入できる
湿潤化剤１．７重量％から構成される飽和スラリーで飽
和した。この飽和積層を次に倍圧６ｐｓｉ、の蒸気借上
を通過させ積層を乾燥させた。

重量測定によって、この乾燥飽和化積層が２６ｇ／ｒａ
”の飽和化増量を有することがわかった。すなわち、積
層に固着した材料の重量は、飽和スラリーを通過する前
の積層の６７重量％であった。

側１例」ユ 間隙容量７７％を有し９６ｇ／ｍ２のソフトウッドクラ
フト（Ｋｒａｆｔ）祇ボーンドライセルロースウェブを
サイズ圧装置を用いて飽和した。飽和スラリーは、重量
百分率で水７７．４％、ユニオンカーバイド社（Ｕｎｉ
ｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐ、）から“アブセンツ
Ｔに（ＡＢＳＣＥＮ’ｒＳ”　）”の名称で入手できる
臭い吸収性合成ゼオライト１６．２重量％、重炭酸ナト
リウム３．２重量％、ローム＆ハース社（Ｒ０１１１Ｉ
＆　ＨａａｓＣｏ、）から“トリトン”　（ＴＲＩＴＯ
Ｎ”″）Ｘ−１００”の名称で人手できる非イオン性湿
潤化剤１．６重量％、エアプロダクツ及ケミカル１社（
＾＋ｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ＆　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　Ｃ
ｏ、、Ｉｎｃ、）から“ピノールＴ″′（ＶｉｎｏｌＴ
″）”２０５の名称で入手できる部分加水分解低粘度ポ
リビニルアルコール１．６重量％で構成されていた。飽
和ウェブを次いで約５ｐｓｉ、の倍圧を有する蒸気借上
で乾燥した。

重量測定によって、この乾燥飽和ウェブが約２８ｇ／ｍ
”の飽和化増量を有することがわかった。

すなわち、ウェブに固着している材料の重量は、飽和ス
ラリー通過前のウェブの２９重重量であった。

飽和ウェブ″を次に５“×２＃の切片に切断し本文の第
４図に関連し述べられたマクシバノド中に置いた。結果
としてできたパッドを検査した。ヘッドスペース試験を
ガスクロマトグラフィ分析で行い、トリエチルアミン、
ピリジン、フルアルデヒド、ｎ−プロピルスルフィドお
よびイソ吉草酸の効果的吸収を示していた。

一糞一一１− ＮａｔｌＣＯｉ含有または非含有ソフトウッドクラフト
（にｒａｆｔ）紙セルロースウェブ上に吸収剤系０を含
有するマクシバラド類 トリエチルアミン　　　７６％　　　　　　６７％ピリ
ジン　　　　　　　８９％　　　　　　９１％フルアル
デヒド　　　　９４％　　　　　　１００％イソ吉草酸
　　　　　　　ＮＲ８５％ ローブａピルスルフィド　７１　％　　　　　　７６％
“ＮＲ＝低減全く見られない。

Ｏ吸収剤系＝ソフトウッドクラフトセルロースウェブ中
合成ゼオライト１００部、非イオン性湿潤剤１０部、Ｐ
ＶＯＨＩＯ部 失膳１ 結合紡績／融解吹き付け／結合紡績ポリプロピレンの三
層積層で総基準重量３７ｇ／ｍ”で間隙容量８１％の三
層積層を実施例１に記載の如く調製した。この結合積層
を浸漬および圧搾サイズ圧装置を用いて、重量百分率で
水７７．６％、ユニオンカーバイド社（Ｕｎｉｏｎ　Ｃ
ａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐ、）から“アブセンツＴＭ（＾
ＢＳＣＥＮＴＳＴ’　）　”の名称で購入できる臭い吸
収性の合成ゼオライト１４．９重量％、重炭酸ナトリウ
ム３．０ｆｉ１％、エアプロダクツ及ケミカル１社（Ａ
ｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　＆　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　Ｃ
ｏ、、Ｉｎｃ、）から“ピノールＴ′″（Ｖｉｎｏｌ”
）　　２０５の名称で人手した部分的に加水分解された
ポリビニルアルコール３．０重量％、ローム及ハース社
（Ｒｏｈｎ　＆　Ｈａａｓ　Ｃｏ、）から“トリトン”
　（ＴＲＩＴＯＮｉ′４）　　Ｘ　−１００”の名称で
入手した非イオン性湿潤化剤１．５重量％から成る飽和
スラリーで飽和した。この飽和ウェブを次に、約５ｐｓ
ｉ、の倍圧を有する蒸気借上で乾燥した。

重量測定によって、この乾燥飽和ウェブが２８ｇ　／　
ｍ　２の飽和化増量を有することがわかった。すなわち
、本積層に固着した材料の重量は、飽和スラリー通過前
の積層の７４重量％であった。

夫止拠工 総基準重量が３７ｇ／ｍ”である結合紡績／融解吹き付
け／結合紡績ポリプロピレンの三層積層を実施例１に記
載の如く調製した。この結合積層を次いで浸漬圧搾サイ
ズ圧装置を用いて、重量百分率で水７７．６％、ユニオ
ンカーバイド社（ＵｎｉｏｎＣａｒｂｉｄｅ　Ｃａｒｐ
、）から１アブセンツＴ′４（ＡＢＳＣＥＮＴＳ”）”
の名称で購入できる臭い吸収性合成ゼオライト１３．７
％、重炭酸ナトリウム２．７重量％、エアプロダクツ及
ケミカル１社（Ａｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　＆Ｃｈｅｏ
＋１ｃａｌｓ　Ｃｏ、、Ｉｎｃ、）から１ピノールＴＩ
″（ＶｉｎｏｌＴ″′）”２０５の名称で入手した部分
的に加水分解したポリビニルアルコール４．５重量％お
よびローム及ハース社（Ｒｏｈｍ　＆　Ｈａａｓ　Ｃｏ
、）から“トリトン７Ｍ（ＴｒｉｔｏｎＴ′４）　Ｘ　
−１００″の名称で入手した非イオン性湿潤化剤１．４
重量％から成る飽和スラリーで飽和した。飽和したウェ
ブを次いで、約６ｐｓｉ。

の倍圧を有する蒸気借上で乾燥した。

重量測定によって、この乾燥飽和ウェブが２８ｇ　／　
ｍ　２の飽和化増量を有することがわかった。すなわち
、本積層に固着した本材料の重量は、飽和スラリーを通
過する前の積層の７４重量％であった。

実ｆｆ１ １０ｇ／ａｔ”の連続フィラメント熱可塑性結合紡績ウ
ェブを２つ作製後、ｌＯミクロン未満の平均フィラメン
ト直径を有する１７ｇ／ｍ”のミクロフィルター融解吹
き付けポリプロピレンウェブから成る中間層に米国特許
第４，０４１，２（１３号にしたがい熱および圧力を用
いるスポット結合によって積層した。結合紡績／融解吹
き付け／結合紡績の三層積層は、総基準重！！　３７　
ｇ／ｍ”を有していた。結合積層は、重量百分率で水７
７．６％、ユニオンカーバイド社（ｌｌｎｉｏｎ　Ｃａ
ｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐ、）から“アブセンツＴＩ″（Ａ
ＢＳＣＥＮＴＳ”　）の名称で購入できる臭い吸収性合
成ゼオライト１４．９％、ローム＆ハース社（Ｒｏｈｍ
　＆　Ｈａａｓ　Ｃｏ、）から“トリトンＴ′４（ＴＲ
ＩＴＯＮ”）Ｘ−１００”の名称で入手した非イオン性
？＝ｐ化剤１．４重量％、エアプロダクツ＆ケミカルズ
社（Ａｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　＆　Ｃｈｅｓｉｃａｌ
ｓ　Ｃｏ、、Ｉｎｃ、）から“ビ）　−ル”（ＶＩＮＯ
ＬＴｌ″）　　２０５　”の名称で入手した部分的に加
水分解した低粘度ポリビニルアルコール３．０重量％お
よび重炭酸ナトリウム３．０重量％がら成る飽和スラリ
ー中に浸漬するごとによって飽和した。処理した積層基
質を次に圧搾して過剰の飽和剤を除去し、その後、倍圧
６ｐｓｉ、の従来型の蒸気缶を用いて乾燥し臭い吸収性
のウェブを製造した。この乾燥し飽和化したウェブは、
飽和化増量２５ｇ／＋ｗ”であった。

この飽和化ウェブを次に１３“×１０“に切り、処理済
ポリプロピレン医療用繊維と一緒にしこれをプラスチッ
ク中に密封後ｒ線滅菌した。結果として作製されたパッ
ケージを開封すると、本発明の飽和した臭い吸収性材料
非含有の医療繊維に比べて臭いが低減していた。

１０インチ平方の吸収ウェブを用いる閉鎖コンテナのヘ
ッドスペースは、ガスクロマトグラフィ分析でトリエチ
ルアミン、ピリジン、フルアルデヒド、ｎ−プロピルス
ルフィドおよびイソ吉草酸を有効に吸収することが示さ
れた。

本発明の２〜３の実施例を示し説明してきたが、それら
に限定されず当業者に公知の数多くの変更および改変が
可能であることがわかる。したがって、本文に示し記載
した詳細な点に限定されず、付属のクレームの範囲に包
含される上述の改変を全て網羅することが意図されてい
る。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は、本発明の臭い吸収性ウェブ材料を図示した
ものであり、第ｉｂ図は、このウェブ材料の一部を詳細
に示したものである。 第２図は、本発明の臭い吸収性粒子状材料を結合した繊
維の断面を示したものである。 第３図は、この基剤ウェブを飽和スラリーで含浸しこの
基剤ウェブに付加される材料の量を調節するための装置
を図示したものである。 第４図は、本発明の衛生ナプキンの吸収部位を図示した
ものであり、第５図は、本発明の医療パッケージを示し
たものである。 １、臭い吸収性ウェブ材料 ３、位置３ ５、繊維 ７、ゼオライト粒子状材料 ９、アルカリ塩粒子 基剤ウェブ 飽和スラリー コンテナ 、１９．ローラー 浴 タンク タンク 配管 吸収材料（フラッフ） 臭い吸収性ウェブ材料 外層被覆剤 バッフル ティッシュ−層 バック 手術用ガウン 臭い吸収性ウェブ材料 図面のと子ｉ＋Ｆ＜内゛８に変更なし）ＦＩＧ、１ａ ＦＩＧ、　Ｉｂ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、４ 手 続 補 正 書（方式） ％式％ ■、事件の表示 甲或２年特許願第１００１５２号 ３、補正をする者 事件との関係 出願 人 名 称 キンバリー クラーク コーポレーション ４、代 理 人 顆書に最初に添付した図面の浄書 （内容に変更なし）

Claims (67)

【特許請求の範囲】
1. （１）基剤ウェブおよび結合剤を含む結合系によって前
   記基剤ウェブに結合し有臭性物質を吸収することのでき
   る臭い吸収性の粒子材料から成る前記の有臭性物質吸収
   用ウェブ材料で、前記臭い吸収性粒子状材料が前記基剤
   ウェブ全体に分布しており、前記の結合系がこの有臭性
   物質に対して透過性であり、前記基剤ウェブが７５％を
   超える間隙容量百分率を有することを特徴とするウェブ
   材料。
2. （２）前記基剤ウェブが有臭性物質吸収特性を有するこ
   とを特徴とする請求項１に記載のウェブ材料。
3. （３）前記基剤ウェブが繊維性基剤ウェブであることを
   特徴とする請求項１に記載のウェブ材料。
4. （４）前記繊維性ウェブがペーパーウェブであることを
   特徴とする請求項３に記載のウェブ材料。
5. （５）前記ペーパーウェブがセルロース性繊維性材料で
   あることを特徴とする請求項４に記載のウェブ材料。
6. （６）前記繊維性基剤ウェブが非織性ウェブであること
   を特徴とする請求項３に記載のウェブ材料。
7. （７）前記非織性ウェブが結合紡績ウェブであることを
   特徴とする請求項６に記載のウェブ材料。
8. （８）前記非織性ウェブが融解吹き付け繊維ウェブであ
   ることを特徴とする請求項６に記載のウェブ材料。
9. （９）前記非織性ウェブが少なくとも２層の積層である
   請求項６に記載のウェブ材料。
10. （１０）前記の少なくとも２層が互いに結合している結
    合紡績ウェブと融解吹き付け繊維ウェブを含むことを特
    徴とする請求項９に記載のウェブ材料。
11. （１１）前記の少なくとも２層が２つの結合紡績ウェブ
    とひとつの融解吹き付け繊維ウェブを含み、この融解吹
    き付け繊維ウェブが前記２つの結合紡績ウェブでサンド
    イッチ状に挟まれていることを特徴とする請求項９に記
    載のウェブ材料。
12. （１２）前記の非織性ウェブがポリプロピレン繊維から
    作られていることを特徴とする請求項６に記載のウェブ
    材料。
13. （１３）前記の臭い吸収性粒子状材料がゼオライトであ
    ることを特徴とする請求項１に記載のウェブ材料。
14. （１４）前記のゼオライトが天然のゼオライトであるこ
    とを特徴とする請求項１３に記載のウェブ材料。
15. （１５）前記のゼオライトが合成ゼオライトであること
    を特徴とする請求項１３に記載のウェブ材料。
16. （１６）前記ゼオライトが白色であることを特徴とする
    ウェブ材料。
17. （１７）前記結合剤がポリビニルアルコール、スターチ
    およびその誘導体、およびポリマーエマルジョン由来の
    ポリマーから成る群から選択されることを特徴とする請
    求項１３に記載のウェブ材料。
18. （１８）前記ポリマーエマルジョンがラテックスである
    ことを特徴とする請求項１７に記載のウェブ材料。
19. （１９）前記結合剤がポリマーエマルジョン由来のポリ
    マーであり、このポリマーがアクリル系ポリマー、スチ
    レンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム
    、アクリロニトリルブタジエンスチレンポリマー、塩化
    ビニルポリマー、ポリビニルアセテートおよびエチレン
    ビニルアセテートポリマーから成る群から選択されるこ
    とを特徴とする請求項１７に記載のウェブ材料。
20. （２０）前記結合剤がスターチおよびその誘導体である
    ことを特徴とする請求項１７に記載のウェブ材料。
21. （２１）前記スターチ誘導体がエチル化スターチ誘導体
    または酸化されたスターチ誘導体であることを特徴とす
    る請求項２０に記載のウェブ材料。
22. （２２）前記結合剤がポリビニルアルコールである請求
    項第１７項記載のウェブ材料。
23. （２３）前記ポリビニルアルコールが部分的に加水分解
    されたポリビニルアルコールであることを特徴とする請
    求項２２に記載のウェブ材料。
24. （２４）前記部分的に加水分解されたポリビニルアルコ
    ールが８７％−８９％加水分解されていることを特徴と
    する請求項２３に記載のウェブ材料。
25. （２５）前記結合剤がポリビニルアルコール、スターチ
    およびその誘導体、およびポリマーエマルジョン由来の
    ポリマーから成る群から選択されることを特徴とする請
    求項１に記載のウェブ材料。
26. （２６）前記結合剤がポリビニルアルコールであること
    を特徴とする請求項２５に記載のウェブ材料。
27. （２７）前記ポリビニルアルコールが部分的に加水分解
    されたポリビニルアルコールであることを特徴とする請
    求項２６に記載のウェブ原料。
28. （２８）前記臭い吸収性粒子状材料がゼオライト類、活
    性炭素、キチンおよびイオン交換樹脂から成る群から選
    択されることを特徴とする請求項１に記載のウェブ材料
    。
29. （２９）前記ウェブ材料が酸性有臭性物質の除去用にア
    ルカリ塩またはアルカリ土類酸化物の粒子を包含し、こ
    のアルカリ塩またはアルカリ土類酸化物が前記の結合系
    によって前記の基剤ウェブ繊維に結合していることを特
    徴とする請求項２８に記載のウェブ材料。
30. （３０）前記アルカリ塩またはアルカリ土類酸化物が重
    炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸リチウム、炭
    酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸水素二ナトリウム
    、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、酸化
    マグネシウム、酸化カルシウム、ピロリン酸四ナトリウ
    ム、ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸四リチウムおよ
    びピロリン酸二水素二ナトリウムから選ばれることを特
    徴とする請求項２９に記載のウェブ材料。
31. （３１）前記アルカリ塩が重炭酸ナトリウムであること
    を特徴とする請求項３０に記載のウェブ材料。
32. （３２）前記ウェブ材料がまた、酸性の有臭性物質除去
    用にアルカリ塩またはアルカリ土類酸化物粒子を含有し
    、このアルカリ塩またはアルカリ土類酸化物が前記結合
    剤によって前記の基剤ウェブ繊維に結合していることを
    特徴とする請求項１に記載のウェブ材料。
33. （３３）前記臭い吸収性粒子材料および結合剤が前記基
    剤ウェブへの添加部分を形成し、この添加部が基剤ウェ
    ブ１００重量部に対し１５−７５重量部の量で前記ウェ
    ブ材料の部分となっていることを特徴とする請求項１に
    記載のウェブ材料。
34. （３４）前記添加部がさらに湿潤剤およびアルカリ塩ま
    たはアルカリ土類酸化物粒子を含むことを特徴とする請
    求項３３に記載のウェブ材料。
35. （３５）前記添加部が、臭い吸収性粒子材料１００重量
    部に対してアルカリ塩またはアルカリ土類酸化物１−４
    ０重量部、湿潤剤５−１５重量部およびバインダー５−
    ５０重量部を含むことを特徴とする請求項３３に記載の
    ウェブ材料。
36. （３６）前記添加部が、アルカリ塩またはアルカリ土類
    酸化物５−２５重量部を含むことを特徴とする請求項３
    ５に記載のウェブ材料。
37. （３７）液体吸収性材料および請求項第１項記載の有臭
    性物質吸収用前記ウェブ材料から成る体排泄液状物吸収
    用生理用品で、この有臭性物質が前記の液体吸収性材料
    に吸収される排泄液状物から放散する有臭性物質であり
    、前記ウェブ材料が前記液体吸収性材料の少なくともあ
    る部分が身体と前記ウェブ材料の間にあるように配置さ
    れていることを特徴とする生理用品。
38. （３８）前記ウェブ材料が身体に最も近接した前記液体
    吸収性物質の面と反対のこの液体吸収性材料のひとつの
    面に配置されていることを特徴とする請求項３７に記載
    の生理用品。
39. （３９）前記生理用品が衛生ナプキンであることを特徴
    とする請求項第３７項記載の生理用品。
40. （４０）前記生理用品がタンポンであることを特徴とす
    る請求項３７に記載の生理用品。
41. （４１）液体吸収性材料および請求項第３２項記載の有
    臭性物質吸収用前記ウェブ材料から成る体排泄液状物吸
    収用生理用品で、この有臭性物質が前記の液体吸収性材
    料に吸収される排泄液状物から放散する有臭性物質であ
    り、前記ウェブ材料が前記液体吸収性材料の少なくとも
    ある部分が身体と前記ウェブ材料の間にあるように配置
    されていることを特徴とする生理用品。
42. （４２）前記ウェブ材料が身体に最も近接した前記液体
    吸収性物質の面と反対のこの液体吸収性材料のひとつの
    面に配置されていることを特徴とする請求項４１に記載
    の生理用品。
43. （４３）医療材料をその中に密封するための被覆材、医
    療材料および請求項１に記載の前記有臭性物質吸収用ウ
    ェブ材料から成る医療材料パッケージ。
44. （４４）前記被覆材がその中に前記の医療材料および前
    記ウェブ材料を密封しており、この密封パッケージがｒ
    線滅菌に供されており、この有臭性物質が密封パッケー
    ジ内においてｒ線滅菌によって生じた有臭性物質である
    ことを特徴とする請求項４３に記載の医療材料パッケー
    ジ。
45. （４５）前記医療材料が病院用ガウンである請求項４４
    に記載の医療材料パッケージ。
46. （４６）医療材料をその中に密封するための被覆材、医
    療材料および請求項３２に記載の臭い吸収用前記ウェブ
    材料から成る医療材料パッケージ。
47. （４７）前記被覆材がその中に前記の医療材料および前
    記のウェブ材料を密封しており、前記の密封パッケージ
    がｒ線滅菌に供されたことを特徴とする請求項４６に記
    載の医療材料パッケージ。
48. （４８）前記医療材料が病院用ガウンであることを特徴
    とする請求項４６に記載の医療材料パッケージ。
49. （４９）被覆層、液状身体排泄物を吸収するように適応
    させた吸収用材料パッド、および、生理用品から液状排
    泄物が漏出するのを防止するための障壁層から成る前記
    生理用品で、この生理用品がさらに、前記の吸収用材料
    パッド中の身体由来液状物から放散する有臭性物質吸収
    用ウェブを含み、この有臭性物質吸収用ウェブが繊維性
    基剤およびこの繊維性基剤繊維に結合剤によって結合さ
    れた有臭性物質吸収用臭い吸収性粒子材料から成り、こ
    の臭い吸収性粒子材料が前記基剤ウェブを介して分散さ
    れており、この結合剤が前記有臭性物質に対して透過性
    であり、前記有臭性物質吸収用ウェブが前記吸収材料の
    少なくともある部分が身体と前記有臭性物質吸収用ウェ
    ブの間に位置するように配置されており、さらに前記有
    臭性物質吸収用ウェブが障壁層よりも身体に近接してい
    ることを特徴とする生理用品。
50. （５０）有臭性物質吸収用ウェブ材料を形成するために
    基剤ウェブ中に含浸させる飽和スラリーで、水中におい
    て前記有臭性物質吸収用臭い吸収性粒子状材料、前記ウ
    ェブを前記スラリーで湿潤させるための湿潤化剤、およ
    び結合剤から成ることを特徴とする前記飽和スラリー。
51. （５１）前記スラリーがさらにアルカリ塩またはアルカ
    リ土類酸化物を含むことを特徴とする請求項５０に記載
    の飽和スラリー。
52. （５２）前記湿潤化剤がアニオン性界面活性剤および非
    イオン性界面活性剤から成る群から選ばれることを特徴
    とする請求項５１に記載の飽和スラリー。
53. （５３）前記湿潤化剤が逸散性のアルキルアルコールで
    あることを特徴とする請求項５０に記載の飽和スラリー
    。
54. （５４）前記湿潤化剤がフェノキシポリエトキシエタノ
    ールであることを特徴とする請求項５０に記載の飽和ス
    ラリー。
55. （５５）前記スラリー中の前記臭い吸収性粒子状材料が
    ゼオライトであることを特徴とする請求項５０に記載の
    飽和スラリー。
56. （５６）ゼオライト１００重量部に対し、湿潤化剤５−
    １５重量部、バインダー５−５０重量部から成ることを
    特徴とする請求項５５に記載の飽和スラリー。
57. （５７）前記スラリーがさらにアルカリ塩またはアルカ
    リ土類酸化物を含有し、このスラリーがゼオライト１０
    ０重量部に対し、湿潤化剤５−１５重量部、アルカリ塩
    またはアルカリ土類酸化物５−４０重量部および結合剤
    ５−５０重量部から成ることを特徴とする請求項５５に
    記載の飽和スラリー。
58. （５８）臭い吸収性粒子状材料１００重量部に対し、湿
    潤化剤５−１５重量部およびバインダー５−５０重量部
    から成ることを特徴とする請求項５０に記載の飽和スラ
    リー。
59. （５９）前記スラリーがさらに、アルカリ塩またはアル
    カリ土類酸化物を含有し、このスラリーが臭い吸収性粒
    子状１００重量部に対し、湿潤化剤５−１５重量部、ア
    ルカリ塩またはアルカリ土類酸化物５−４０重量部およ
    び結合剤５−５０重量部から成る請求項５０に記載の飽
    和スラリー。
60. （６０）基剤ウェブを飽和スラリー中に浸漬すること、
    およびこの浸漬繊維性基剤ウェブを乾燥することの段階
    から成る有臭性物質吸収用ウェブ材料を形成するための
    方法で、この基剤ウェブが７５％を超える間隙容量百分
    率を有し、この飽和スラリーが水に加えて有臭性物質吸
    収用臭い吸収性粒子状材料、結合剤および湿潤化剤を含
    む水溶性スラリーで、前記浸漬が前記飽和スラリーを前
    記の基剤ウェブ全体に取り込むように作用しそれによっ
    て前記の臭い吸収性粒子状材料が前記基剤ウェブ全体に
    分散されることが可能となることを特徴とする前記形成
    方法。
61. （６１）前記ウェブ基剤が繊維性ウェブ基剤であること
    を特徴とする請求項６０に記載の方法。
62. （６２）前記の浸漬後および前記の乾燥の前において、
    さらに、前記基剤ウェブに取り込まれた飽和スラリーの
    量を調節するために飽和スラリーをその中に取り込んだ
    前記基剤ウェブを圧搾する段階から成ることを特徴とす
    る請求項６０に記載の方法。
63. （６３）前記臭い吸収性粒子状材料がゼオライトである
    ことを特徴とする請求項６２に記載の方法。
64. （６４）前記飽和スラリーがさらに、アルカリ塩または
    アルカリ土類酸化物を含みそれによってアルカリ塩また
    はアルカリ土類酸化物も前記の基剤ウェブ全体に分散さ
    れることが可能となることを特徴とする請求項６２に記
    載の方法。
65. （６５）前記基剤ウェブが連続ロールのウェブ材料形態
    となっており、前記飽和スラリー含有浴に浸漬するため
    に連続的に運搬された後一対のローラーの間を通過させ
    飽和スラリーを全体に取り込んだ基剤材料を圧搾し、こ
    のウェブ材料をその後乾燥させることを特徴とする請求
    項６２に記載の方法。
66. （６６）請求項６３に記載の工程によって製造された産
    物。
67. （６７）請求項６４に記載の工程によって製造された産
    物。