JPH0357856B2 - - Google Patents

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JPH0357856B2
JPH0357856B2 JP59101449A JP10144984A JPH0357856B2 JP H0357856 B2 JPH0357856 B2 JP H0357856B2 JP 59101449 A JP59101449 A JP 59101449A JP 10144984 A JP10144984 A JP 10144984A JP H0357856 B2 JPH0357856 B2 JP H0357856B2
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JP
Japan
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substrate
impregnated
sheet
decorative
thermosetting resin
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP59101449A
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English (en)
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JPS60244550A (ja
Inventor
Akira Yamashita
Shinji Murose
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に凹凸を付与しな印刷模様を有
する化粧板の製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
住宅や住宅設備の表装材には、これらの意匠効
果が上がるように表面に印刷模様を施し、かつ凹
凸変化を付与した化粧板を使用する例が多い。
ところが、基板の表面に凹部を形成すると共
に、ここに直接意匠効果の高い印刷模様を施すこ
とは困難である。
また、熱硬化性樹脂含浸基材の表面に印刷イン
クを盛り上げたりその他の個形物を固定して凸状
の盛り上げ部を形成し、必要に応じてこの表面に
透明又は透明に近い熱硬化性樹脂含浸シートを配
設して、この上から弾性シートを介して加熱圧締
する立体模様付化粧板の製法が特開昭55−11865
号公報にて開示される。しかしながら、このよう
な製法をおいて、化粧板の表面に印刷模様を施そ
うとすると、凸状の盛り上げ部とは別に基材表面
に印刷を行わなければならず、印刷模様の種類が
制限されるという欠点が生じる。
そこで、基板の表面に、別個自在に印刷模様を
施した熱硬化樹脂含浸シートを貼着することによ
り、凹凸変化と印刷模様を有する化粧板を製造す
る方法が従来より種々実施されている。
この従来の製造方法うち、第2図に示すように
基板1の素材として比較的に柔かな木質繊維板を
用い、この基板1の上に樹脂含浸化粧シート2を
載せ、そと上から凹凸型板3により加熱圧締し
て、凹凸型板3の押圧により基板1に凹凸を形成
し、同時にその表面に上記化粧シート2を熱融着
する場合のものは、凹凸の形成は容易であるが、
基板1の素材は、上記した木質繊維板のような柔
質板材に限られるという欠点を有する。即ち、上
記方法では、基板1の素材として例えばケイ酸カ
ルシウム板のような硬質無機質板を用いた場合、
基板1に凹凸が形成されにくく、凹凸が形成され
る場合でも化粧板の表面に付与される凹凸が浅く
立体感の乏しいものなつてしまう。
また、このような方法において、基板1と樹脂
含浸シート2の間に複数枚のバリヤー紙もしくは
クツシヨン層を挿入することにより、付与される
凹凸を深くする事も試みられているが、介装材を
多数要するため材料費が増大するだけでなく、製
造工程も増大してコストアツプの原因になる。し
かも、介装材の積層される表側と基板1にのみか
らなる裏側の間で構成層がアンバランスになり、
反り等が発生し易くなる。
これとは別に、第3図に示すように予め表面に
凹凸加工を施した基板1上に樹脂含浸化粧シート
2を載せ、上記基板1の凹凸に対して雄型と雌型
の関係をなす凹凸型板3により、上記化粧シート
2の上から基板1と凹凸型板3の凹凸が同調する
ように位置合せしで加熱圧締する方法もあるが、
この方法の場合、凹凸型板3と基板1の凹凸の間
で、雄型と雌型を同調させるのに困難を伴なうと
いう欠点を有する。特に、化粧シート2として熱
硬化樹脂含浸シートを使用して加熱圧締し、その
表面に樹脂含浸化粧シートを貼着するような場
合、加熱に伴ない基板1および凹凸型板3に熱膨
張が生じるので、これらの間の同調は一層困難に
なる。しかも凹凸型板3は、基板1の凹凸が変る
たびに、これに同調するものを用意しなければな
らず、型材にかかる費用が大幅に増大する。
このほか、第4図に示すように予め表面に凹凸
加工を施した基板1上に接着剤4を介して化粧シ
ート2を載せ、真空プレスにより押圧して貼着す
る方法の場合には、化粧シート2として凹凸に沿
うように軟化する必要上、熱可塑性シートを採用
するが、この場合、化粧シート2を基板1の凹凸
に十分沿わせることは出来るものの、耐熱性など
表装材としての物性に問題がある。また化粧シー
ト2の素材の如何にかかわらず、この方法の場
合、化粧シート2の貼着に貼着剤4を要するの
で、その分コスト高になると共に、接着剤4を塗
布する工程が増えるなどの欠点を有する。
〔発明の目的〕 本発明は、従来例における如上の問題点を解消
し、型板に多大の費用を要することなく、簡単な
工程により、表面に立体感のあるシヤープな凹凸
を付与すると共に自在な印刷模様を施した化粧板
を低コストで製造することのできる化粧板の製造
方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明の化粧板の製造方法は、表面に凹部を形
成した硬質素材から基板の表面上に、印刷模様が
施された熱硬化性樹脂含浸シートを載置し、その
上から弾性体を介して加熱圧締し、上記弾性体の
弾性変形により前記凹部に沿うように前記熱硬化
性樹脂含浸シートを押圧して基板表面に貼着させ
ることを特徴とするものである。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図a〜fに基づいて説
明する。
本実施例では、次の工程により表面に凹凸を有
する化粧板を得るものである。
(1) 基板5の表面に溝状その他の凹凸加工を施す
[第1図a] (2) 化粧紙6に、上記基板5の表面の凹部5aと
同調しうる模様6aを印刷し、この印刷処理さ
れた化粧紙6を熱硬化性樹脂で樹脂含浸し、こ
れを乾燥処理して樹脂含浸化粧シート7とする
[第1図b〜c] (3) 基板5の表面に、上記樹脂含浸シート7を印
刷模様6aが基板5の凹部5aと同調するよう
に位置合せして載せると共に、金属板などから
なる押圧板8と樹脂含浸シート7の間に弾性体
9を介在させて加熱圧締することにより、基板
5表面に樹脂含浸シート7を貼着させて化粧板
10を得る[第1図d〜f]。このとき、弾性
体9と樹脂含浸シート7の間には、必要に応じ
て離型フイルム11を挿入する。また、図示し
ない加圧手段の上部と上記押圧板8の間、及び
加圧手段の下部と基板5の間には、必要に応じ
てクツシヨン材12,12を挿入する。
基板5上に載せられた樹脂含浸化粧シート7
は、加熱圧締に伴ない、弾性体9の弾性変形によ
り基板5の凹部5aに十分沿うように押圧され、
また含浸樹脂の加熱溶融による自己接着作用によ
り、基板5に一体に貼着され、以後は再加熱され
ても不融の状態に保たれる。
上記弾性体9としては、シリコーン、SBR、
ネオプレンなどからなるゴム板が用いられる。
含浸樹脂には、メラミン、フエノール、DAP、
ポリエステル、エポキシなどの各種の熱硬化性樹
脂が用いられる。
基板5としては、合板、パーテイクルボード、
中比重繊維板、ケイ酸カルシウム板、ストレート
板、石膏板、スラグ石膏板など硬質の基板が用い
られる。基板5の表面に施す凹凸加工は、切削あ
るいは成板時のエンボス加工などによる行なわれ
る。
離型フイルム11にはポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロンなどが用いられ、熱硬化性樹脂
含浸化粧シート7からなる化粧板表面の仕上りを
良くする上で有効であるが、前記弾性体9の素材
としては、熱硬化性樹脂含浸化粧シート7との間
で十分な離型性が得られるものを採用する場合に
は、この離型フイルム11の介在は不要である。
次に上記製造方法の一つの具体例について説明
する。
繊維混入スラグ石膏板からなる基板の表面に、
タイル目地状の凹溝を形成した。別に、原紙にタ
イル目地模様と表面模様の印刷を施し、これに
DAP樹脂(ジアリルフタレート)を含浸乾燥し
て熱硬化性樹脂含浸化粧シートを得た。この化粧
シートの上記タイル目地模様と基板の凹溝とが同
調するように、上記化粧シートを基板上に載置し
た。さらに、樹脂含浸化粧シートの上に離型フイ
ルムとしてポリエステルフイルムを重ね、この上
から弾性体としてゴム板を介して加熱温度135℃、
加圧力12Kg/cm2、時間15分間の条件の下で加熱圧
締した。
その結果、基板の目地模様である凹溝と樹脂含
浸化粧シートの目地模様が良く同調した状態で、
上記樹脂含浸化粧シートが基板表面に一体に貼着
され、目地模様部にシヤープな凹凸が付与された
タイル状の化粧板が得られた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の化粧板の製造方法は、表
面に凹部を形成した硬質素材からなる基板の表面
上に、印刷模様が施された熱硬化性樹脂含浸シー
トを載置し、その上から弾性体を介して加熱圧締
するものであるから、弾性体の弾性変形により上
記樹脂含浸シートが基板表面の凹凸に良く沿つて
押圧され、自在に印刷模様が施された化粧板の表
面にさらにシヤープな凹凸が付与され、立体感に
富んだ意匠効果の高い化粧板とすることが出来
る。
又、化粧シートとして、熱硬化性樹脂を含浸さ
せたものを用いるので、加熱圧締に伴なう自己接
着作用により貼着がはかられ、接着剤を要するこ
とがなく、接着剤に要するコストや接着剤を塗布
するための工程が省略される。
さらに、熱硬化性樹脂は上記加熱圧締により一
且溶融して硬化すると、再度加熱しても再溶融さ
れることがなく耐熱性に優れるばかりでなく、耐
水、耐薬品性にも優れ、十分な高度も有するの
で、得られる化粧板の表面に、表装材に必要な物
性を付与することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜fはこの発明の製造工程を示す説明
図、第2図ないし第4図はそれぞれ従来例を示す
説明図である。 5は基板、5aは凹部、6aは印刷模様、7は
熱硬化性樹脂含浸化粧シート、9は弾性体、10
は化粧板である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に凹部を形成した硬質素材からなる基板
    の表面上に、印刷模様が施された熱硬化性樹脂含
    浸シートを載置し、その上から弾性体を介して加
    熱圧締し、上記弾性体の弾性変形により前記凹部
    に沿うように前記熱硬化性樹脂含浸シートを押圧
    して基板表面に貼着させることを特徴とする化粧
    板の製造方法。 2 前記熱硬化性樹脂含浸シートの印刷模様は、
    目地模様である特許請求の範囲第1項記載の化粧
    板の製造方法。 3 前記目地模様は、基板表面の凹部と同調する
    ように施されている特許請求の範囲第2項記載の
    化粧板の製造方法。
JP59101449A 1984-05-19 1984-05-19 化粧板の製造方法 Granted JPS60244550A (ja)

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JP59101449A JPS60244550A (ja) 1984-05-19 1984-05-19 化粧板の製造方法

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JPS60244550A JPS60244550A (ja) 1985-12-04
JPH0357856B2 true JPH0357856B2 (ja) 1991-09-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511865A (en) * 1978-07-12 1980-01-28 Matsushita Electric Works Ltd Manufacturing method of smoothly planed board having three dimensional pattern

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