JPH035730Y2 - - Google Patents

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JPH035730Y2
JPH035730Y2 JP17057285U JP17057285U JPH035730Y2 JP H035730 Y2 JPH035730 Y2 JP H035730Y2 JP 17057285 U JP17057285 U JP 17057285U JP 17057285 U JP17057285 U JP 17057285U JP H035730 Y2 JPH035730 Y2 JP H035730Y2
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water
hot water
chamber
faucet
discharge port
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JP17057285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、湯と水とを別配管によつて水栓本体
に供給し、本体内部でこれを混合して吐出する構
成の湯水混合栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、湯水混合栓の構造としては、水栓本体に
湯及び水の供給配管を接続し、これらの流入部に
ハンドル操作によつて開閉する弁を湯側及び水側
に配置し、この弁の開度によつて混合水の温度と
流量を設定するものが最も基本的な例として挙げ
られる。
これらの他、ハンドルを一軸上に配置したりシ
ングルレバー式としたもの、混合水の温度を調節
するための温度調整ハンドルを備えたもの、及び
自動温度調節や吐水量設定機構等を組み込んだも
の等も多用されている。
このような各種の湯水混合栓における共通点
は、水栓本体内で混合した湯と水は、最終的に水
栓本体に較べて低いレベルに位置する吐水管から
吐出されることである。
吐水管は水栓本体の下部に回動自在に取付ける
のが通常であり、水栓本体への連結構造は水栓本
体に開設した取付け口に吐水管の基端を挿入し、
さらに袋ナツトとパツキンでこれを連結するもの
となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、各種の水栓においては、弁を閉じた
使用後に吐水管から水が垂れることを防止するた
めに、例えば吐水管を斜め上に傾斜したり、吐水
管の内部に堰状の突起を設けた構成としたものが
ある。
しかしながら、吐水管としてパイプ等の管材を
利用する場合はこの突起を設けることは出来ず、
鋳物で製作するにしても機種仕様の変更等を考慮
すると型製作費の面から好ましくない。
さらに、水栓本体と吐水管基端部の連結構造を
変更することによつて、水切りを図ることもでき
るが、この場合には水栓本体と吐水管の双方を設
計変更する必要があり、既設品との部品交換等の
面を考慮すると仕様変更の弊害を招く結果となつ
てしまう。
本考案は、以上のような問題に鑑みて案出され
たもので、水栓本体のみの構造を変更することに
よつて閉弁後に水切りを速やかに行い、かつ仕様
変更に基づく不利な点を解消することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、水室、湯室、及び混合室とを水栓本
体内に形成し、混合室の底部壁に設けた排出口に
吐水管を接続する構成の湯水混合栓において、排
出口と水室及び湯室間の混合室内の底部壁に、排
出口の周囲を囲む堰を突設したことを特徴とし、
閉弁後に混合室内に残留する混合水のうち、堰の
上端レベルを水位とする分を混合室内に停まらせ
ることにより、閉弁後の吐水管からの水の垂れ量
を低減するものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案に係る湯水混合栓の一部切欠正
面図、第2図は同第1図の−線矢視による断
面図である。
図中、1は水栓本体で、その背部には壁面に配
管した給水管及び給湯管にそれぞれ接続して水栓
本体1を壁面に固定する水側脚管2と湯側脚管3
を連結している。
これらの水側脚管2と湯側脚管3の接続部分に
は水室4と湯室5を隔壁6,7によつて形成し、
水栓本体1をこれらの水室4、湯室5及び混合室
8の3室に分割し、さらに混合室8の略中央の底
部には排出口9を開設してこれに吐水管10の基
端を袋ナツト11により旋回自在に取付けてい
る。
隔壁6,7にはそれぞれ孔12,13を開設す
るとともに、混合室8側面にはこれらの孔12,
13と同心的に環状の水弁座14と湯弁座15と
を形成している。
さらに、16,17はこれらの水弁座14と湯
弁座15に接離して水側及び湯側の流路の開閉を
行う弁体で、水栓本体1に回動自在に取付けたス
ピンドル18,19の下端に設けた孔20,21
に挿入されて上下にスライドするコマ式弁を構成
している。
スピンドル18,19には水用ハンドル22と
湯用ハンドル23を連結し、これらの両ハンドル
22,23によつて、水及び湯の量を設定し、必
要とする温度と流量の混合水を吐水管10から吐
出することができる。
25は排出口9の両側に位置し、この排出口9
と水室4、湯室5間の底部壁26を遮断するよう
に立設した堰である。この堰25は第2図で示す
ように混合室8内の前後方向全長に亘つて形成
し、排出口9を含む領域を前後の内壁27で囲む
ように位置している。
さらに、堰25の高さは任意であり、水及び湯
の弁座14,15より低くても高くてもよいが、
この堰25の高さによつて水栓本体1内に滞留す
る混合水量が決定されるので、再使用の時に設定
しようとする混合水温度に対し初期の段階で温度
降下を伴わない程度のものとすることが好まし
い。
上記構成において、水用、湯用ハンドル22,
23の操作によつて水と湯が混合室8に流入し、
混合水は吐水管10から吐出され、同様に両ハン
ドル22,23により弁体16,17を水弁座と
14湯弁座15に着座させることによつて、混合
室8への水と湯の供給を停止する。
この供給停止の時点では、混合室8内全体に混
合水が満水状態にあり、この残留水が吐水管10
からさらに流出することになる。ところが、排出
口9の周囲には堰25を設けていることから、こ
の堰25の上端レベル以上の残留水は堰25から
溢れて吐水管10に流下するが、レベル以下の残
留水はそのまま混合室8内に停まる。
従つて、堰25の上端を水位として混合水は混
合室8内に滞留することになり、結果的に閉弁後
に吐水管10から垂れ水として排出される量をこ
の滞留分だけ削減でき、水切りを速やかに行うこ
とができる。
このように、水と湯の流入部分と排出口9の間
に単に水と湯の弁座14,15を備えたのみの湯
水混合栓であつても、堰25を排出口9の周囲に
設けるという簡単な構造によつて、水切りを良く
することができ、使用勝手の向上を図ることがで
きる。
また、吐水管10や排水口9に特別な接続構造
を要しないので、吐水管10を設計変更する等の
必要はなく、水栓本体1の仕様変更による弊害を
招くこともない。
尚、堰25は以上の例の他、第3図に示すよう
に排出口9の周囲を囲む環状帯として形成するこ
ともでき、水栓本体1の構造に応じて様々な形状
のものとして構成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る湯水混合栓は、水切りを速やかに
行う堰を設けたので使用勝手の向上が図れ、また
水栓本体のみの構造変更で済むので、吐水管を仕
様変更する必要がないことから従来品を適用で
き、製作費の低減も可能であるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る湯水混合栓の一部切欠正
面図、第2図は同第1図の−線矢視による断
面図、第3図は堰の他の構成例を示す平面図であ
る。 1:水栓本体、4:水室、5:湯室、8:混合
室、9:排出口、10:吐水管、12,13:
孔、14:水弁座、15:湯弁座、16,17:
弁体、18,19:スピンドル、22:水用ハン
ドル、23:湯用ハンドル、25:堰、26:底
部壁、27:内壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水栓本体内を、給水源に連通する水室、給湯源
    に連通する湯室、及び両水室と湯室にハンドル操
    作により動作する弁要素を介して連通する混合室
    とに分割し、さらに同混合室の底部壁に排出口を
    開設するとともに当該排出口に吐水管を接続した
    湯水混合栓において、前記排出口と水室及び湯室
    間の混合室内の底部壁に、同排出口の周囲を囲む
    堰を突設したことを特徴とする湯水混合栓。
JP17057285U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH035730Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17057285U JPH035730Y2 (ja) 1985-11-05 1985-11-05

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JP17057285U JPH035730Y2 (ja) 1985-11-05 1985-11-05

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JPS6281770U JPS6281770U (ja) 1987-05-25
JPH035730Y2 true JPH035730Y2 (ja) 1991-02-14

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