JPH0357228B2 - - Google Patents

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JPH0357228B2
JPH0357228B2 JP13692883A JP13692883A JPH0357228B2 JP H0357228 B2 JPH0357228 B2 JP H0357228B2 JP 13692883 A JP13692883 A JP 13692883A JP 13692883 A JP13692883 A JP 13692883A JP H0357228 B2 JPH0357228 B2 JP H0357228B2
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meth
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C11/00Surface finishing of leather
    • C14C11/003Surface finishing of leather using macromolecular compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皮革又は合成代用皮革(以下簡単の
ため「皮革」と呼ぶ)の有機用不含の純水系を用
いる新規な仕上げ方法であつて、下塗り及び仕上
げの際に特定の重合体水性分散液を使用するもの
である。
皮革仕上げ(被覆)の目的は、なめされ加脂さ
れかつ場合により染色された粗皮革に、希望の外
観、特殊な触感ならびに必要な使用堅牢性、例え
ば折り曲げ弾性、耐水性ならびに湿潤及び乾燥摩
擦強度を付与するにある。従来はこれらの性質
は、有機溶剤を含有する系によつてのみ最適に達
成された。しかし衛生及び環境保全に関する最近
の要求は、皮革仕上げを純水系により実施するこ
とを必要としている。これに関する従来の研究は
これまで満足されていない。なぜならば要求され
る性質の一つさえ達成できなかつたからである。
本発明の課題は、前記目的を完全に達成しう
る、皮革のための純水系の仕上げ方法を開発する
ことである。
この課題は、下塗りの際に少くとも2種の化学
的に異なる共重合体を分散含有する水性分散液を
使用し、仕上げの際に2価の金属イオンを含有す
る、特許請求の範囲に定義したような水性分散液
を使用することに基づく方法を用いて解決され
た。
アクリル樹脂水性分散液を基礎とする下塗りを
設け、中間乾燥し、引き続きスチロール・アクリ
レート水性分散液を有する仕上げ剤を塗布するこ
とによつて皮革又は合成代用皮革の仕上げ方法で
あつて、該方法は、下塗りの際に少なくとも1種
の共重合体(a)及び共重合体(b)を、(a)対(b)の比2〜
5:1で分散含有する共重合体混合物の水性分散
液を使用し、その際共重合体(a)は、該共重合体に
対して(メタ)アクリル酸のC2〜C6−アルキル
エステル30〜85重量%、カルボキシル基含有モノ
マー1〜8重量%及び上記モノマーと共重合可能
な、アクリルニトリル、アクリルアミド、メタク
リルアミノ、塩化ビニル、酢酸ビニルおよびスチ
ロールからなる群からの少なくとも1つのモノマ
ー、7〜65重量%の重合によつて製造されてい
て、上記モノマーから誘導しうる構造単位を有
し、、共重合体(b)は、該共重合体に対して塩化ビ
ニリデン50〜90重量%、(メタ)アクリル酸のC2
〜C4−アルキルエステル10〜50重量%、架橋し
うる基を有し、これによつて架橋した共重合体(b)
の形成を惹起するN−メチロール−(メタ)アク
リルアミド1〜5重量%、及び(メタ)アクリル
アミド0重量%又は1〜5重量%の重合による
か、又は該共重合体に対して、塩化ビニル50〜90
重量%、(メタ)アクリル酸のC1〜C4−アルキル
エステル10〜50重量%及び(メタ)アクリルアミ
ド0〜5重量%の重合によつて製造されていて、
上記モノマーから誘導しうる構造単位を有し、か
つ仕上げ剤として、2価の金属イオンを含有し、
共重合体(c)を分散含有する水性分散液を使用し、
共重合体(c)は、該共重合体に対して、スチロール
20〜40重量%、少なくとも1つの(メタ)アクリ
ル酸のC1〜C6−アルキルエステル50〜75重量%、
(メタ)アクリル酸1〜10重量%及び架橋しうる
基を有し、これによつて架橋した共重合体(c)の形
成を惹起するN−メチロール−(メタ)アクリル
アミド1〜5重量%の重合によつて製造されてい
て、上記モノマーから誘導しうる構造単位を有す
ることを特徴とする。
前記のそして下記になお詳細に説明される条件
を守ると、特殊性質が分散液の組成の変更及び他
の操作条件、例えば乾燥及びアイロンかけ工程に
おける熱供給の変更によりそれぞれ調整される、
欠点なく仕上げられた皮革が得られる。
その場合下塗りは、少なくとも1種の共重合体
(a)及び共重合体(b)を含有する分散液を用いて行わ
れる。(a)と(b)は2〜5:1好ましくは2〜4.4:
1の比で存在し、そして分散液中には合計で30〜
70重量%好ましくは35〜60重量%存在する。
共重合体(a)は、その組成に関し専門家に既知の
代表的なアクリル樹脂である。それはモノマー因
子としてアクリル酸又はメタクリル酸のC2〜C6
−アルキルエステル、好ましくはエチル−、n−
プロピル−又はn−ブチルアクリレートを、30〜
85重量%好ましくは60〜75重量%含有する。さら
にそれはカルボキシル基含有モノマー、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸又はアクリルアミドグリコール酸を1〜8重量
%含有する。好ましくはこれらコモノマーは共重
合体中に2〜5重量%重合含有され、コモノマー
としてはアクリル酸が優れている。
さらに前記のものと共重合可能なコモノマー
が、7〜65重量%好ましくは20〜38重量%の量で
含有されており、その例としては特にアクリルニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩
化ビニル、酢酸ビニル及び/又はスチロールがあ
げられる。
共重合体(b)は、主成分として塩化ビニリデンを
50〜90重量%好ましくは55〜70重量%重合含有す
る。さらにこの共重合体は、アクリル酸又はメタ
クリル酸のC2〜C4−アルキルエステルを10〜50
重量%好ましくは25〜40重量%の量で含有する。
エチル−又はブチルアクリレートの使用が優れて
いる。
架橋するコモノマーとしては、特にN−メチロ
ール−アクリル(又はメタクリル)酸アミドがあ
げられ、それは1〜5重量%好ましくは1〜3重
量%の量で重合含有される。
その他場合により共重合体(b)には、アクリル
(又はメタクリル)アミドが少量、すなわち1〜
5重量%好ましくは1〜3重量%の量で重合含有
されうる。
下塗り用分散液では、共重合体(a)が全量に対し
て定義(a)による2種の共重合体の混合物から成る
ことができる。第二の共重合体を使用する場合
は、(a)による組成の共重合体は、アクリル(又は
メタクリル)酸の前記アルキルエステルを65〜85
重量%含有するものが優れており、これによつて
下塗りはより軟かくなる。
下塗りされた皮革を続いて仕上げするための分
散液は、2価の金属例えば亜鉛、カドミウム又は
マグネシウムの塩を含有し、それが液中に含有さ
れる重合体のイオン架橋を起こさせる。好ましく
は塩として塩化物、硫酸塩、酢酸塩、硝酸塩、修
酸塩又は炭酸塩が用いられる。亜鉛とマグネシウ
ムの場合には、酸化亜鉛又は酸化マグネシウムも
使用できる。金属化合物の有利な用量は、前記分
散液に対し0.3〜3重量%好ましくは0.5〜2重量
%である。
その場合用いられる共重合体(c)は、スチロール
20〜40重量%、アクリル(又はメタクリル)酸の
C1〜C6−アルキルエステル、好ましくはメチル
−、エチル−及び/又はn−ブチルアクリレート
の少なくとも1種を50〜75重量%、アクリル(又
はメタクリル)酸1〜10重量%好ましくは2〜9
重量%、及び共有結合架橋しうるモノマー例えば
N−メチロール−アクリル(又はメタクリル)ア
ミドを1〜5重量%好ましくは2〜4重量%含有
する。
仕上げに用いられる共重合体(c)の水性分散液
は、好ましくは10〜50重量%特に好ましくは15〜
30重量%の含量を有する。
好ましい実用上の態様においては、仕上げに用
いられる分散液(c)は、全重量に対してアクリレー
トにより変性したシエラツクを0.5〜20重量%好
ましくは2〜8重量%、及びポリグリコールポリ
ウレタン、ビニルピロリドン又はアクリル酸の高
分子共重合体を基礎とする濃化剤を0.5〜3重量
%含有する。
それは分散液に対し1〜10重量%好ましくは1
〜6重量%の量で普通の添加物、例えば軟化剤と
しての高沸点ポリグリコール、フタル酸エステ
ル、エチレングリコール、天然又は合成起源のワ
ツクス、ならびに殺菌剤例えばジアゼニウムジオ
キシドシクロヘキサンのNa塩を含有していても
よい。
これらの添加物は、実施例から知られるよう
に、下塗り用分散液のためにも適する。
本発明者は、塩化ビニル50〜90重量%好ましく
は65〜85重量%及びアクリル(又はメタクリル)
酸のC1〜C4−アルキルエステル10〜50重量%好
ましくは15〜35重量%、ならびにアクリル(又は
メタクリル)アミド0〜5重量%好ましくは0〜
3重量%の組成を有する共重合体(b)を使用する
と、実用上の堅牢性の点で特に有利な結果が得ら
れることを見出した。
意外にも本発明によれば、この方法により仕上
げた皮革が、既知の実用上の堅牢性のほか、さら
にアミン類に対して安定であるという結果をもた
らす。それは塗布された膜がアミン類の影響下に
黄変しないことを意味する。その他の実用上の堅
牢性例えば耐水性、弾性、対皮革粘着性、耐光性
及び高温貯蔵安定性をそのまま保持しながら、ア
ミンに対し安定であるというこの有利な結果は全
く予想外であつた。
本発明による皮革仕上げの遊離アミンに対する
耐アミン性は、上皮上のポリウレタン底の発泡に
よる靴製造における靴用皮革のため、ならびに例
えばポリウレタン発泡体の充填に際して家具用皮
革のために特に有利である。
そのほか本発明に用員られる分散液による皮革
の仕上げは、自体常法により行われる。まず皮革
表面の1m2当り固形物質20〜70gの量で皮革上に
下塗り用分散液を、フラシテン塗り、刷毛塗り、
流延又は吹付けにより塗布し、そして塗膜を60〜
80℃で数分以内に乾燥させる。下塗り用分散液の
塗布を数工程で、それぞれ中間乾燥により中断し
て行うこともできる。
次いで皮革の1m2当り10〜30gの固形物質の量
で、常法により仕上げのために分散液を施す。ま
ず60〜80℃で乾燥し、140〜170℃でアイロンがけ
し、そして場合により水力による減圧下に80〜
100℃で仕上げのアイロンがけを行う。
下塗りの際に明らかに市販される顔料調製物及
び/又は染料を下塗り用分散液及び仕上げ用分散
液に加えて使用できることも当然である。その場
合好ましくは顔料調製物及び/又は市販の普通染
料を、これら分散液中に含有される固形物質10g
に対して1〜5g添加する。
特に良好な実用上の堅牢性を達成するために
は、下塗りしかつ仕上げした皮革を、よく中間乾
燥することが有利である。そのほか乾燥した仕上
げに熱いアイロンをかけることが、特に有利に効
果を発揮する。
よく乾燥するとは、例えば1〜5分好ましくは
2〜3分の時間における、50〜90℃好ましくは60
〜80℃での普通の乾燥溝中の乾燥を意味する。熱
いアイロンによるアイロンがけとは、例えば90〜
180℃好ましくは120〜170℃で皮革を普通の連続
アイロンプレスによりアイロンがけすることを意
味する。
下記例中の部は重量に関する。
例 次の分散液を使用する。
1 共重合体(a)の水性分散液の例 (a1) n−ブチルアクリレート 70部 アクリルニトリル 13部 スチロール 13部 アクリル酸 2部メタクリルアミド 2部 固形物質50%を有する分散液 (a2) n−ブチルアクリレート 32部 塩化ビニル 36部 酢酸ビニル 30部アクリル酸 2部 固形物質50%を有する分散液 (a3) n−ブチルアクリレート 67部 スチロール 29部 アクリル酸 2部アクリルアミド 2部 固形物質50%を有する分散液 (a4) n−ブチルアクリレート 76.5部 アクリルニトリル 17.5部 アクリル酸 4部メタクリルアミド 2部 固形物質40%を有する分散液 この共重合体(a4)は、特に(a1)ないし
(a3)の共重合体と混合するために適する。
2 共重合物(b)の水性分散液の例 (b1) 塩化ビニル 80部アクリル酸メチル 20部 固形物質42%を有する分散液 (b2) 塩化ビニル 64.3% アクリル酸ブチル 34.5%アクリルアミド 1.2% 固形物質50%を有する分散液 (b3) 塩化ビニル 58.2% アクリル酸ブチル 40.6%アクリルアミド 1.2% 固形物質50%を有する分散液 (b4) 塩化ビニリデン 64部 アクリル酸エチル 33部 メタクリルアミド 1部N−メチロールメタクリルアミド 2部 固形物質45%を有する分散液 (b5) 塩化ビニリデン 85部 アクリル酸ブチル 12部 N−メチロールメタクリルアミド 2部アクリルアミド 1部 固形物質45%を有する分散液 (b6) 塩化ビニリデン 88部 アクリル酸エチル 10部N−メチロールアクリルアミド 2部 固形物質55%を有する分散液 3 共重合体(c)の水性分散液の例 (c1) n−ブチルアクリレート 35部 スチロール 30部 メタクリル酸メチル 25部 N−メチロールメタクリルアミド 1.5部アクリル酸 8.5部 固形物質40%及び追加の塩化亜鉛1.5重量%を
有する分散液 (c2) スチロール 33部 n−ブチルアクリレート 40部 メタクリル酸メチル 18部 アクリル酸 7部N−メチロールメタクリルアミド 2部 固形物質40%及び追加の酸化亜鉛1.3重量%を
有する分散液 (c3) スチロール 38部 アクリル酸ブチル 33部 メタクリル酸メチル 20部 アクリル酸 7部N−メチロールメタクリルアミド 2部 固形物質40%及び追加の酸化亜鉛1.3重量%を
有する分散液 (d) 比較例 (c3)と同様で、ただしN−メチロールメタク
リルアミドが不在で、その代わりにスチロール40
部を用いたもの。
応用例: 例 4 下塗り用分散液 分散液(a1) 450部 分散液(a4) 250部 ジアゼニウムジオキシシクロヘキサンのNa塩、
殺菌剤として(30%水溶液) 5部 30%ワツクスエマルジヨン 45部分散液(b1) 250部 固形物質含量46%、PH価7.1〜7.8 例 5 下塗り用分散液 分散液(a3) 450部 分酸液(a4) 250部 ジアゼニウムジオキシシクロヘキサンのNa塩、
殺菌剤として(30%水溶液) 5部 30%ワツクスエマルジヨン 45部分散液(b2) 250部 固形物質含量46.5%、PH価7.1〜7.8 例 6 下塗り用分散液 分散液(a1) 450部 ジアゼニウムジオキシシクロヘキサンのNa塩、
殺菌剤として(30%水溶液) 5部 30%ワツクスエマルジヨン 50部分散液(b4) 250部 固形物質含量45%、PH価7.1〜7.5 例 7 仕上げ用分散液 水 200部 エチレングリコール 30部 前記殺菌剤 10部 ポリグリコールエーテルポリウレタンを基礎とす
る濃化剤 15部 シエラツク(アクリレートにより変性した40%水
溶液) 80部 分散液(c1) 615部38%ワツクスエマルジヨン 50部 固形物質含量31%、PH価8.5〜8.8(NH3により調
整) 皮革への適用例 例 しぼに富む牛皮革に、圧搾空気ガンにより、下
記組成の調整物を2回吹付け塗装する。
水 500部 C.I.ピグメント・レツド101(顔料調製物として)
50部 前記下塗り用分散液(例4) 350部 モンタンワツクスエマルジヨン 50部 色素C.I.アシツド・ブラウン50(液状調製物とし
て) 50部 こうして噴射された皮革を、各吹付け塗装のの
ち70℃で乾燥し、そして第1回吹付け塗装後に70
℃及び50バールで中間アイロンがけをする。塗布
量は1m2当り固形物質45gである。
こうして下塗りされた皮革を、次いで下記組成
の調製物により仕上げする。
水 100部 シリコーンを基礎とするワツクス 3部 仕上げ用分散液(例7) 100部 この調製物を圧搾空気ガンにより2回吹付け塗
装し、70℃で中間乾燥及び仕上げ乾燥を行い、次
いで170℃で連続アイロンプレスによりアイロン
がけをする。
この場合得られる皮革は、靴甲革に希望される
感覚的性質(風合い、光沢等)を有し、同時に実
際上要求される堅牢性、例えば耐水性、弾性及び
アミン堅牢性を満足する。
例 被覆用の柔軟な牛皮革に下記の下塗り調製物を
塗布する。
水 440部 色素C.I.ピグメント・レツド7(顔料調製物とし
て) 100部 前記の下塗り用分散液(例5) 350部 モンタンワツクスエマルジヨン 50部 色素C.I.アシツド・レツド227(液状で使用) 60部 塗布量は1m2当り固形物質55gである。こうし
て処理された皮革を、各3回の吹付け塗装のの
ち、70℃で中間乾燥を行う。次いでこの皮革に、
次の仕上げ用調製物を噴射する。
水 500部 ワツクス(シリコーンを基礎とするもの) 15部 仕上げ用分散液(例7) 465部 色素C.I.アシツド・レツド227(液状で使用) 20部 中間乾燥及び70℃での仕上げ乾燥を伴う2回の
吹付け塗装における塗布量は、固形物質35g/m2
である。次いで皮革を125℃で連続アイロンプレ
スにより、続いて90℃での水力アイロンプレスに
より完全にアイロンがけする。
得られた皮革は被覆目的のために必要なすべて
の性質、例えば風合い、耐摩耗性及び耐水性を有
する。
例 クツシヨン用の牛皮革に、同様にして下記組成
の下塗り用混合物を塗布する(塗布量は固形物質
60g/m2)。
水 500部 色素C.I.ピグメント・ブラツク7(顔料調製物と
して) 75部 色素C.I.アシツド・ブラツク63(液状で使用)
25部 下塗り用分散液(例5) 350部 ワツクス(酸化ポリエチレンワツクス) 50部 この混合物を2回吹付け塗装したのち、皮革を
80℃で乾燥し、80℃で中間アイロンがけし、さら
に2回吹付け塗装して70℃で乾燥する。次いで下
記の仕上げ用調製物を吹付け塗装する。
水 500部 ワツクス(モンタンワツクスエマルジヨン)30部 仕上げ用分散液(例7)470部 2回吹付け塗装(圧搾空気ガン)、それぞれ70
℃で乾燥、150℃でアイロンがけ(連続アイロン
プレス)、そして90℃で水力アイロンプレスによ
り仕上げのアイロンがけを行う。
こうして得られた皮革は、クツシヨン用皮革に
希望されるすべての性質、例えば耐摩耗性、弾
性、耐光性、掃除堅牢性、耐アミン性及び熱アイ
ロン堅牢性を有する。
例 グレージングされた靴用牛皮革 下塗り用混合物 水 400部 下塗り用分散液(例4) 400部 モンタンワツクスエマルジヨン 50部 C.I.ピグメント・ホワイト6(顔料調製物として)
150部 この基礎用混合物をフラシテン板を用いて皮革
に1回塗布し、70℃で乾燥し、70℃でアイロンが
けし、再度塗布し、70℃でそれぞれ中間乾燥して
2回の吹付け塗装(圧搾空気ガン)を行う。塗布
量は固形物質30g/m2である。この下塗りした皮
革に、下記の仕上げ調製物を塗布する。塗布量は
30g/m2である。
水 500部 シリコーンを基礎とするワツクス 15部 仕上げ用分散液(例7) 465部 C.I.ピグメント・ホワイト6(顔料調製物として)
20部 この調製物を圧搾空気ガンにより2回吹付け塗
装し、70℃で乾燥し、100℃で連続アイロンプレ
スによりアイロンがけする。こうして得られた皮
革は、靴上皮に希望される性質を有し、耐光性、
耐アミン性、耐水性及び満足すべき弾性を有す
る。
例 しぼに富む牛皮革を、70℃での各中間乾燥を伴
う2回の噴射塗布及びそれに続く70℃でのアイロ
ンがけにより、下記の調製物を用いて皮革1m2
り重合物50gの塗布量になるまで処理する。
水 500部 色素C.I.ピグメント・レツド101 (顔料調製物として) 50部 下塗り用分散液(例6) 350部 モンタンワツクスエマルジヨン 50部 色素C.I.アシツド・ブラウン50 (液状調製物として) 50部 この下塗りした皮革を、次いで下記組成の調製
物により仕上げする。
水 100部 シリコーンを基礎とするワツクス 3部 前記仕上げ用分散液 100部 得られた皮革は耐水性で、かつ仕上げ膜がはが
れることなしに機械的要求を充足する。
例 衣服用牛皮革について例と同様に操作し、た
だし下塗り(40g/m2)を下記により行う。
水 440部 色素C.I.ピグメント・レツド7 (顔料調製物として) 100部 下塗り用分散液(例6) 350部 モンタンワツクスエマルジヨン 50部 色素C.I.アシツド・レツド227 (液状で使用) 100部 仕上げには、それぞれ中間乾燥を伴う3回の噴
射塗布において下記のものを用いる。
水 500部 シリコーンを基礎とするワツクス 15部 前記仕上げ用分散液 500部 色素C.I.アシツド・レツド227 (液状で使用) 20部 得られた皮革は、風合い、耐摩耗性及び耐水性
において、衣服目的に希望されるすべての性質を
有する。
例 山羊皮革を同様に、下記の混合物を用いて、2
回噴射塗布により下塗りする(30g/m2)。
水 570部 色素C.I.ピグメント・ブラツク7 (顔料調製物として) 17.5部 色素C.I.アシツド・ブラツク63 (液状で使用) 7.5部 下塗り用分散液(例6) 350部 ワツクス(酸化ポリエチレンワツクス) 50部 次いで下記の混合物を用いて仕上げを行う(15
g/m2)。
水 500部 ワツクス(モンタンワツクスエマルジヨン)30部 前記の仕上げ用分散液 470部 得られる皮革は、風合いと書類カバンに希望さ
れるすべての性質を有する。
例、及びと同様に操作し、ただしそれぞ
れに記載の下塗り用分散液及び仕上げ用分散液の
代わりに、次の分散液を使用する。
下塗り用分散液としては(a2)、(a4)及び
(b5)ならびに(a1)、(a4)及び(b4)そしうて
残りの成分は例6のものを用い、仕上げ用分散液
としては(c2)、(c3)及びd(比較)、そして残り
の成分は例7のものを用いる。
その結果は、本質的に同等であつて、分散液
(b4)を下塗り用分散液に用いると、皮革がその
弾性の点で少し不満足になる(若干硬い)。それ
は塩化ビニリデンの高含量に帰因する。塗布用分
散液(架橋剤不在)に分散液(d)を使用する比較例
では、明らかに耐水性の劣る比較が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリル樹脂水性分散液を基礎とする下塗り
    を設け、中間乾燥し、引き続きスチロール・アク
    リレート水性分散液を有する仕上げ剤を塗布する
    ことによつて皮革又は合成代用皮革材料を仕上げ
    する方法において、下塗りの際に少なくとも1種
    の共重合体(a)及び共重合体(b)を、a対bの比2〜
    5:1で分散含有する分散液を使用し、その際共
    重合体(a)は、該共重合体に対して、(メタ)アク
    リル酸のC2〜C6−アルキルエステル30〜85重量
    %、カルボキシル基含有モノマー1〜8重量%及
    び上記モノマーと共重合体可能な、アクリルニト
    リル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化
    ビニル、酢酸ビニルおよびスチロールの群からの
    少なくとも1つのモノマー7〜65重量%の重合に
    よつて製造されかつ上記モノマーから誘導しうる
    構造単位を有し、かつ共重合体(b)は、該共重合体
    に対して、塩化ビニリデン50〜90重量%、(メタ)
    アクリル酸のC2〜C4−アルキルエステル10〜50
    重量%、架橋しうる基を有し、これによつて架橋
    した共重合体(b)の形成を惹起するN−メチロール
    (メタ)アクリルアミド1〜5重量%、及び(メ
    タ)アクリルアミド0重量%又は1〜5重量%の
    重合によるか、又は共重合体に対して、塩化ビニ
    ル50〜90重量%、(メタ)アクリル酸のC1〜C4
    アルキルエステル10〜50重量%及び(メタ)アク
    リルアミド0〜5重量%の重合によて製造されて
    いて、上記モノマーから誘導しうる構造単位を有
    し、かつ仕上げ剤として、2価の金属イオンを含
    有し、共重合体(c)を分散含有する分散液を使用
    し、共重合体(c)は、該共重合体に対して、スチロ
    ール20〜40重量%、少なくとも1つの(メタ)ア
    クリル酸のC1〜C6−アルキルエステル50〜70重
    量%、(メタ)アクリル酸1〜10重量%及び架橋
    しうる基を有し、これによつて架橋した共重合体
    (c)の形成を惹起するN−メチロール−(メタ)ア
    クリルアミド1〜5重量%を重合によつて製造さ
    れていて、上記モノマーから誘導しうる構造単位
    を有することを特徴とする皮革又は合成代用皮革
    の仕上げ方法。
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