JPH0357214Y2 - - Google Patents

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JPH0357214Y2
JPH0357214Y2 JP17869587U JP17869587U JPH0357214Y2 JP H0357214 Y2 JPH0357214 Y2 JP H0357214Y2 JP 17869587 U JP17869587 U JP 17869587U JP 17869587 U JP17869587 U JP 17869587U JP H0357214 Y2 JPH0357214 Y2 JP H0357214Y2
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loop
wire
frequency snare
tip
endoscopic treatment
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内視鏡用処置具に係り、特に内視鏡挿
入部の先端部開口から突き出されて患部の切除を
行う内視鏡用処置具の先端構造に関する。
〔従来技術〕
第5図では、内視鏡の全体構造が示され、2は
手許操作部、1は挿入部である。手許操作部2に
は湾曲用操作ノブ3、接眼部4、送気送水、吸引
ボタン5の他に鉗子挿入口6が形成されている。
鉗子挿入口6と挿入部1先端とは、第5図で図示
しない鉗子チヤンネルで連通され、この鉗子チヤ
ンネルは体内組織の摘出等を行う鉗子の挿通孔に
使用される以外に、ポリペクトミー)ポリープの
切除)を行うための高周波スネア71或いは高周
波ナイフ等の処置具の挿通孔等にも使用される。
第4図A及びBは従来の高周波スネアの側断面
図である。第4図A及びBに示すように高周波ス
ネア71は内視鏡挿入部1の鉗子チヤンネル75
に挿通されると共に先端部から突き出される。高
周波スネア71は弾性を有するワイヤ72から成
り、所定の位置に折曲部72A,72A……が形
成され、多角形のループ(輪)状に形成される。
又、高周波スネア71は鉗子チヤンネル75内に
挿通される導子77を介して内視鏡挿入部1先端
から出し入れされ、導子77は手許操作部2で操
作されると共に高周波電流が通電される。又、高
周波スネア71及び導子77は直接鉗子チヤンネ
ル75内に通すと損傷を受けるため、保護チユー
ブ79内に収容されている。
このような構成に於いて、高周波スネア71が
鉗子チヤンネル内75に挿入或いは収容されてい
る場合には、第4図Bに示すように各折曲部72
Aが保護チユーブ79内に無理に押し込められ、
保護チユーブ79の内壁によつて挟圧力が作用し
た状態になつている。一方、内視鏡挿入部1から
突き出した時には、第4図Aに示すように高周波
スネア71のワイヤ72は保護チユーブ79の内
壁による挟圧力から開放されその弾性復元力(ワ
イヤの曲げ癖)により広がつたループになり、ポ
リープはこの広がり幅Wを生じたワイヤ72のル
ープ内に輪掛け或いは引つ掛けられた後高周波切
除される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構成の高周波スネア
では、ワイヤ72を保護チユーブ79内に折曲部
72Aの弾性復元力に抗して無理に収容するた
め、折曲部72A……は長期間の使用と共に徐々
に復元力が失われる。このようなワイヤ72の復
元力の喪失は、高周波スネア71を内視鏡挿入部
1の先端から突き出した時に、ワイヤ72のルー
プが十分に広がらず、ポリープの輪掛けが困難に
なり、切除操作に支障をきたす不具合がある。
本考案は、このような事情に鑑みて成されたも
ので、長期間の使用に際しても、操作性が良好に
維持される内視鏡用処置具の先端構造を提案する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するために、略輪状に
形成された弾性線材から成り、内視鏡挿入部の先
端部開口から突き出されて患部に輪掛けがされる
内視鏡用処置具の先端構造に於いて、前記弾性線
材同士の一部を交差させて弾性線材を略8字形状
に形成することを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係る内視鏡用処置具の先端構造によれ
ば、処置具の先端部を構成する弾性線材は8字形
状に形成されることから、2個のループ、即ち基
端部側の第1のループと先端部側の第2のループ
が形成され、第2のループは患部に輪掛けがされ
る。輪掛け操作では、第1のループだけが内視鏡
挿入部の先端部内に押し込められた状態にされ、
この時、第1のループを形成する弾性線材には先
端部内の収容内壁によつて挟圧力が与えられ、こ
の挟圧力は、第2のループを形成する弾性線材に
作用し、第2のループを広げる方向に作用する。
このため、第1のループを内視鏡挿入部の先端部
内に押し込めて使用することにより、第2のルー
プの幅が曲げ癖せ以上に拡開した状態となり、患
部への輪掛け操作が容易になり、長期使用に際し
て良好な操作性が維持される。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係る内視鏡用処
置具の先端構造の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係る高周波スネアの断面図で
ある。第1図及び第2図に示すように高周波スネ
ア10は保護チユーブ11に収容され、内視鏡挿
入部12の鉗子チヤンネル14内に挿通されると
先に先端部から突き出される。高周波スネア10
は弾性を有するワイヤ16で形成される。
ワイヤ16はループ状に形成された後、そのル
ープが約180°捻じられてワイヤ16同士の一部が
交差され、略8字形状に形成される。従つて、高
周波スネア10にはワイヤ16によつて基端部側
の第1のループ18及び先端部側の第2のループ
19が形成される。先端部側の第2のループ19
は広がり幅Wに形成され、体内のポリープ(患
部)に輪掛けできるようになつている。
又、ワイヤ16の基端部は連結管22を介して
導子20に接続される。ワイヤ12は導子20に
よつて保護チユーブ11内から出し入れされ、導
子20は手許操作部で操作されると共に高周波電
流が通電される。
前記の如く構成された本考案に係る内視鏡処置
具の先端構造によれば、高周波スネア10が鉗子
チヤンネル14内の保護チユーブ11に収容され
ている場合には、第2図Aに示すように第1のル
ープ18及び第2のループ19を形成するワイヤ
16の湾曲部16A乃至16Dは保護チユーブ1
1の内周面に当接して押さえ込まれている。
次に、導子20を操作して、第2図Bに示すよ
うに高周波スネア10の第1のループ18を保護
チユーブ11内に収容させた状態で、第2のルー
プ19のみが保護チユーブ11外に突き出され
る。この場合、第1のループ18のワイヤ16の
湾曲部16A,16Bは保護チユーブ11の出口
縁又は内周壁に当接し、第2図Bに示すように矢
印A,及び矢印Bの方向から押さえ込まれる。こ
のため、湾曲部16Aには挟圧力が生じ、この挟
圧力はワイヤ16が交差しているため、湾曲部1
6Aから延長された第2ループ19の湾曲部16
Dに作用し、第2のループ19の幅Wを更に広げ
る方向(第2図Bに示す矢印Dの方向)に作用す
る。又、同様に湾曲部16Bに生じる挟圧力は第
2のループ19の湾曲部16Cに作用し、第2の
ループ19の幅Wを更に広げる方向(第2図Bに
示す矢印Cの方向)に作用する。このため、従来
の高周波スネアに於いて、ループ幅Wに相当する
曲げ癖をワイヤに付けた場合には、ループは幅W
以上に拡開しないが、本実施例の高周波スネア1
0では、第2のループ19に幅Wに相当する曲げ
癖をワイヤ16に付けた場合、第1のループ18
の作用を利用して第2のループ19を更に大きく
拡開した幅W′にすることができる。
従つて、高周波スネア10は従来より曲げ癖を
強くして鉗子チヤンネル14内に無理に押し込ま
なくても、第1のループ18を保護チユーブ11
内に押し込めて使用することにより、第2のルー
プ19は十分に広がつた幅(W以上の幅)の状態
に維持され、高周波スネア10の良好な操作性は
長期にわたつて維持される。
第3図は本考案に係る内視鏡用処置具の先端構
造の第2実施例を示す側面図である。第3図に示
す内視鏡用処置具としての高周波スネア30はワ
イヤ32が折り曲げられて略8字形状に形成され
ると共に、各ループ34,36は多角形状に形成
される。
このような多角形状のワイヤ32に構成した場
合でも、第1のループ34のワイヤ32の当接部
32A,32Bは保護チユーブ11内で挟圧され
るので、第2ループ36が十分に広げられ、高周
波スネア30の良好な操作性は長期間にわたつて
維持される。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案に係る内視鏡用処置
具の先端構造によれば、処置具の先端部を構成す
る略輪状の弾性線材を一部交差させて、略8字形
状に形成したので、患部を輪掛けする弾性線材の
輪を十分に広げることができ、高周波スネアの良
好な操作性を長期間にわたつて維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内視鏡用処置具の側断面
図、第2図A及びBは本考案に係る内視鏡用処置
具の使用状態を示す側断面図、第3図は本考案に
係る内視鏡用処置具の第2実施例を示す断面図、
第4図A及びBは従来の内視鏡用処置具の側面
図、第5図は内視鏡の全体形状を示す斜視図であ
る。 10,30……高周波スネア、12……内視
鏡、14……鉗子チヤンネル、16,32……ワ
イヤ、16A乃至16D……湾曲部、18,34
……第1のループ、19,36……第2のルー
プ、20……導子、22……連結管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略輪状に形成された弾性線材から成り、内視鏡
    挿入部の先端部開口から突き出されて患部に輪掛
    けがされる内視鏡用処置具の先端構造に於いて、 前記弾性線材同士の一部を交差させて弾性線材
    を略8字形状に形成することを特徴とした内視鏡
    処置具の先端構造。
JP17869587U 1987-11-24 1987-11-24 Expired JPH0357214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17869587U JPH0357214Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JP17869587U JPH0357214Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JPH0182010U JPH0182010U (ja) 1989-06-01
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JP6410977B1 (ja) * 2018-03-30 2018-10-24 学校法人 久留米大学 回収用デバイス

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