JPH0356972A - 複写防止画像形成用トナー及びそれを用いる複写防止用画像の形成方法 - Google Patents

複写防止画像形成用トナー及びそれを用いる複写防止用画像の形成方法

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JPH0356972A
JPH0356972A JP1192869A JP19286989A JPH0356972A JP H0356972 A JPH0356972 A JP H0356972A JP 1192869 A JP1192869 A JP 1192869A JP 19286989 A JP19286989 A JP 19286989A JP H0356972 A JPH0356972 A JP H0356972A
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acid
compounds
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JP1192869A
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Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
Toshihiko Takahashi
俊彦 高橋
Hidemi Uematsu
植松 ひでみ
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法などにおける複写防止画像形成用ト
ナー及びそれを用いる複写防止用画像の形成方法に関し
、更に詳しくは電子写真方式のプリンターに用いる、熱
変色材料を応用した複写防止画像形成用トナー及びそれ
を用いる複写防止用画倣の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
電子写真感光体や静電記録体などの上に形成された静電
荷像を現像する手段としては、バインダー樹脂中にカー
ボンブラック等の着色剤を分散させたトナーあるいはこ
のトナーを固体キャリアと混合した一成分系ないし二或
分系乾式現像剤を用いる方式(乾式現像法)と、液体現
像剤を用いる方法(乾式現像法)とに大別される。そう
して、このような方法においては、形成されるトナー像
を必要に応じて紙などの被転写材に転写した後,熱、圧
力あるいは溶剤蒸気などを作用することにより定着を行
ない、所望の画像が得られるようにしている。
たマ,このようなトナーを用いて紙やシート上に形成さ
れた画像は、恒久的なものであって保存性の高いもので
あるが、通常の複写機で再複写が可能であり,機密情報
の漏洩という面からは余りにも無防備であるという問題
がある。
そこでこの点を解決するために,例えば,書類など紙の
地肌を着色するもの(特開昭51−16030号)、特
開昭63−311288号公報等)、書類など紙の地肌
に地模様を形成するもの(特開昭51−39854号、
特開昭63−314583号公報等),着色若しくは不
透明フィルムを添付するもの(特開昭59−12049
1号公報等)、金属蒸着フィルムを添付するもの(特開
昭55−96973号、特開昭63−71875号公報
等)などという被転写材を特殊なものとする方式や、蛍
光材料をインク、トナー等に含有させたもの(特開昭6
3−311265号公報等)あるいは複写機に識別機能
をもたせ、複写禁止状態にするものく特開昭52−93
320号、特開昭54−36731号公報等)などが提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが,前記のような被転写材を特殊なものとする方
式は、複写防止効果と読み易さがトレードオツの関係に
あり,複写防止効果を上げると肉眼で記載内容が殆ど識
別できなくなる。また,蛍光材料をトナー等に含有させ
たものは、複写防止効果が不充分であり、複写機に識別
機能をもたせたものは、特定の複写機のみを対象とした
方式であるため、汎用性がない。
従って,本発明の目的は,このような問題点を克服した
、即ち複写用紙にコピーされた情報は読みとり易いが,
これを原図(オリジナル)として再コピーしたものは文
字などの情報を判読できないという画像を形成し得るト
ナー及びそれを用いる複写防止画像の形成方法を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、
(口)フェノール性水酸基を有する化合物、その誘導体
、カルボキシル基を有する化合物及びその誘導体から選
ばれた一種又は二種以上の化合物(ハ)アルコール類、
エステル類,ケトン類、エーテル類,酸アミド類及びカ
ルボン酸類から選ばれた一種又は二種以上の化合物並び
に(二)赤外線吸収材料又は蛍光材料を含有することを
特徴とする複写防止画像形成用トナーが提供され、また
、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(口)フェノー
ル性水酸基を有する化合物、その誘導体、カルボキシル
基を有する化合物及びその誘導体から選ばれた一種又は
二種以上の化合物並びに(ノ))アルコール類、エステ
ル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類及びカルボン
酸類から選ばれた一種又は二種以上の化合物を少なくと
も含有するトナーを用いて、光により発熱するシート上
に像形成させることを特徴とする複写防止用画像の゜形
成方法が提供される. 即ち、本発明は、(イ)或分の電子供与性呈色性有機化
合物に、(口)戊分のフェノール性水酸基を有する化合
物、その誘導体、カルボキシル基を有する化合物及びそ
の誘導体から選ばれた化合物が電子受容体として働き,
この両者間に電子の授受カ起こり、そこに(ハ)成分で
あるアルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類
、酸アミド類及びカルボン酸類から選ばれた化合物の存
在により、その電子の授受を制御できると考えられる機
構で、発色、消色を行なう現象を応用したもので,複写
機のランプや定着部などの熱により文字情報の消去を行
なうものである。
詳しく言うと、(イ)成分は還元型で無色ないし淡色で
、酸化型が有色を示す染料であって、通常ロイコ染料と
呼ばれるものである。常温では、(イ)戊分は(口)成
分である電子受容体(酸基を有する材料)に電子を供与
している状態(酸化型)が安定で、有色を示す。ところ
が温度が上昇すると、(ハ)戊分の化合物が融解し、(
イ)戊分と(口)成分が自由となり、(イ)戊分が電子
を取り戻し(還元型),無色ないし淡色となる。(ハ)
戊分は適度な融点と双楊子モーメントを持つ化合物と言
うことができる. 従って、前記(イ)〜(ハ)成分を含有するトナーを用
いて、電子写真方式により複写すると,複写用紙に読み
とり易い文字情報がコピーされ、しかも得られたコピー
を原図(オリジナル)として再コピーすると,複写機の
ランプや定着部などの熱により、オリジナルの温度が上
って消色反応が発生し、文字情報が消去されて、判読不
能なものとなる。たで、ハロゲンランプを光源とし且つ
定着に熱ロールを用いる複写機によりオリジナルを複写
した場合には、文字情報の消色は完全であるが、蛍光灯
を光源とする複写機などでオリジナルを複写した場合に
は,消色が充分でなく、再コピー品が判読可能な場合が
ある。
そこで、本発明のトナーにおいては,更に(二)成分と
して、赤外線吸収材料又は蛍光材料が配合される。(二
)成分の添加により、再コピ゛一時の発熱が促進され、
ハロゲンランプを光源としない複写機を用いた場合でも
、消色が充分で、再コピー品は判読不能なものとなる。
本発明においては、これらの各成分を均一にバインダー
樹脂に練り込んでもよいし、またこれらの成分をマイク
ロカプセル化して、これをバインダー樹脂に練り込んで
もよい。また、(イ)、(口)、(ハ)の各成分をマイ
クロカプセル化し、(二)I&分をバインダー樹脂に練
り込んでもよい。
本発明で(イ)戊分として使用する電子供与性呈色性有
機化合物とは、それ自身本来無色あるいは淡色の化合物
であり、電子を受容体に供与することにより有色に変化
する性質を有する有機化合物を意味し、ジアリールフタ
リド類、アリールフタリド類、インドリルフタリド類、
ロイコオーラミン類、ローダミンラクタム類、スピロピ
ラン類,フルオラン類,フェノチアジン類、トリフエニ
ルメタン類,アリールフラン類、クロメノインドール類
などがある。これらの化合物の具体例としては、例えば
、クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリー
ンラクトン、ロイコオーラミン、ローダミンBラクタム
. N−3.3−トリメチルインドリノベンゾスピロピ
ラン,3−ジエチルアミノー6−メチル−7−クロロフ
ルオラン,3,6−ジーp−トルイジノ−4,5−ジメ
チルフルオラン、3,3−ビス(1−エチル−2−メチ
ルーインドール−3−イル)フタリド、ペンゾイルロイ
コメチレンブルーなどが挙げられるが、もちろんこれら
に限定されるものではない。
本発明で(口)戊分として使用するフェノール性水酸基
を有する化合物及びその誘導体としては、モノフェノー
ル類からポリフェノール類及びその金属塩があり、更に
その置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、
アルコキシ力ルボニル基、ハロゲンなどがある。これら
の化合物の具体例としては、ノニルフェノール,スチレ
ネーテイドフェノール類,α−ナフトール、β−ナフト
ール、ハイドロキノン、p−オキシ安息香酸ブチル、4
,4−メチレンジフェノール、ビスフェノールA、ビス
フェノールS、没食子酸オクチル、フェノール樹脂など
が挙げられ、その金属塩としては′、前記フェノール性
水酸基を有する化合物のナトリウム、カリウム、リチウ
ム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、コバ
ルト、鉄、チタン、鉛、モリブデン等の金属塩が挙げら
れるが、もちろんこれらに限定されるものではない。
また、カルボキシル基を有する化合物及びその誘導体と
しては、モノカルボン酸からポリヵルボン酸及びその置
換誘導体及びその金属塩がある。
これらの化合物の具体例としては、カプロン酸、カプリ
ル酸、カブリン酸、ラウリン酸、ミリスチリン酸、パノ
レミチン酸、ステアリン酸、べヘニン酸,12−ヒドロ
キシステアリン酸、安息香酸、プロトカテキュー酸、没
食子酸、フタル酸、ナフタレンジカノレボン酸,セバチ
ン酸、ナフテン酸などが挙げられ、その金属塩としては
、前記カルボン酸のナトリウム、カリウム、リチウム,
カルシウム、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、コバルト
、鉄、チタン、釦.モリブデン等の金属塩が挙げられる
が、もちろんこれらに限定されるものではない。
本発明で(ハ)成分として使用するアルコール類として
は、l価アルコールから多価アルコール及びその誘導体
があり、その具体例としては、例えばn−オクチルアル
コール、n−ノニルアルコール,n−デシルアルコール
、n−ラウリルアルコール、n−ミリスチルアルコール
、n−セチルアルコール、nーステアリルアルコール、
n−アイコシルアルコール、n−ドコシルアルコール、
インステアリルアルコール、オレイルアルコール、シク
ロヘキサノール、ベンジルアルコール,エチレングリコ
ール,ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどが挙げられる.また、エ
ステル類としては、例えばカプロン酸ラウリル、カプリ
ル酸オクチル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸ドデシル
、ミリスチン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、パ
ルミチン酸オクチル、パルミチン酸ステアリル、ステア
リン酸ブチル、ステアリン酸セチル、ベヘニン酸ラウリ
ル,オレイン酸セチル、安息香酸ブチル、安息香酸フェ
ニル,アクリル酸ステアリル、セバチン・酸ジブチル,
フタル酸ジミリスチル、12−ヒドロキシステアリン酸
トリグリセライド、l2−メトキシステアリン酸ステア
リルなどが挙げられるが、もちろんこれらに限定される
ものではない。
ケトン類としては、例えば、エチルブチルケトン、シク
ロヘキサノン、アセトフェノン、ペンゾフェノン、アセ
トニルアセトン、ジラウリルケトン,ジミリスチルケト
ン,ジセチルケトン,ジステアリルケトン、ケトンワッ
クスなどが挙げられ、またエーテル類としては、例えば
ジラウリルエーテル、ジミ.リスチルエーテル、ジセチ
ルエーテル、ジステアリルエーテル、ジフェニルエーテ
ル、エチレングリコールジセチルエーテル,ジエチレン
グリコールジミリスチルエーテル、エチレングリコール
モノラウリルエーテル、エチレングリコールモノステア
リルエーテルなどが挙げられる。
酸アミド類としては、例えばカプロン酸アミド、カプリ
ル酸アミド、カブリン酸アミド、ラウリン酸アミド、ミ
リスチン酸アミド、パルミチン酸アミド,ステアリン酸
アミド,べヘニン酸アミド,オレイン酸アミド、ペンズ
アミド,ミリスチン酸N−プチルアミド、アジピン酸ア
ミド、ステアリン酸アニリドなどが挙げられ、またカル
ボン酸類としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、
カブリン酸、ラウリン酸、ミリスチリン酸,パルミチン
酸,ステアリン酸、ベヘニン酸, 12−ヒドロキシス
テアリン酸、安息香酸、プロトカテキュー酸、没食子酸
,フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、セバチン酸、ナ
フテン酸などが挙げられる。
また、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
類、酸アミド類、カルボン酸類の中には、一分子中にこ
れらの官能基を、同一かあるいは異なっていても良いが
,二種以上持った化合物も当然含まれる。なお、上記化
合物類の中にはその分子中に、スルフイド結合(−S−
)、ジスルフイト結合(−S−S−)、スルホキサイド
結合(−So−)、スルホン結合(−SO,−)、ハロ
ゲン(−F、−CQ、−Br. −I)を持った化合物
も含むことができる。
本発明で(二)成分として使用する赤外線吸収材料とは
,700〜2000nmの近赤外領域に極゛大吸収を持
ち、400〜700■の可視領域にはあまり吸収を持た
ない性質を有する化合物を意味する。本発明で用いる赤
外線吸収材料としては例えば次のようなものがある. 式(1)〜(5)中. R1,R2,R3及びR4はア
ルキル基を、Xは水素原子又はハロゲン原子を、Zは炭
素原子、酸素原子又は硫黄原子を,並びにMeはニッケ
ル原子、パラジウム原子又は白金原子を、夫々表わす。
式(6)中、R,は水素原子、アルキル基、フェニル基
、アルキルー若しくはアルコキシー置換フエニル基又は
チェニル基を,またMeはニッケル原子,パラジウム原
子又は白金原子を、夫々表わす。
n:1あるいは2 n=1あるいは2 式(7)〜(9)中、R6はアルキル基を表わし、また
Aは陰イオンを示し、過塩素酸塩(CUO4−)、弗化
硼素酸塩(BF4−)、トリクロ口酢酸塩(cQ3co
o−)、トリフルオロ酢酸塩(CF,COO−)、ピク
リン酸塩((No.)a cs H2 0−)、ヘキサ
フルオ口砒酸塩(AsF’1)、ヘキサク口ロアンチモ
ン酸塩(sbcu.−)、ヘキサフルオロアンチモン酸
塩(SbF.−)、ベンゼンスルホン酸塩(C− }1
, So, 一)、アルキルスルホン酸塩(RSO,−
)、燐酸塩(PO43−).硫酸塩(so42−),塩
化物(CQ−)又は臭化物(Dr−)を表わす。
クリプトシアニン、ネオシアニン、イルミノールRのよ
うなカーボンシアニン類、鉄及び銅の硫酸化物,塩化物
、ポリビニルアルコール系樹脂などがあるが、もちろん
これらに限定されるものではない。
また,本発明で(二)或分として使用する蛍光材料は,
有機蛍光体であってもよいしまた無機蛍光体であっても
よい。有機蛍光体としては、Brilliansulf
oflavine FF, Basic yellot
g HG、Eosine. Rhodan+ins 6
G+Rhodamine B, LuIIIogen 
LYellow、Lumogen L Brillia
nt Yellow. LumogenL Yello
w Orange. Lumogen L Red O
rangeなどが?げられ,また無機蛍光体としては、
CaS : Bi.βZnS:Ag− βZnS:Cu
、βZnS:Cu,AL、(Zn,Cd)S:Ag、Z
nS:Mn. CaSiO,:Pb,Mn、3Ca, 
(PO4)z ・CaF, : Sb、3Ca,(PO
4)2・CaF2:Sb,Mn, 6MgO・AszO
s:Mn. 4MgO・GeO■:Mn. Caリ04
などが挙げられる。
これらのうち、本発明においては白色光を発するものが
望ましく、これには例えばBaSi20,・pb、Sr
z p207Eu、(Sr,Mg,Ba), (PO4
).Sn、3.5Mg0・5MgFz・Gem,・Mu
などが挙げられる。
本発明のトナーは,いわゆる乾式トナーであってもまた
湿式トナーであってもよい。乾式トナーの場合には,前
記材料を添加剤(例えば定着性向上剤、極性制御剤等)
とJ(にバインダー樹脂と混棟し、粉砕することによっ
て得ることができる。
なお、混練粉砕法以外にも、}8濁重合法、界面重合法
などによるカプセルトナーとしてもよい。
バインダー樹脂として適しているものは、例えばスチレ
ン系樹脂やエボキシ樹脂、フェノール樹脂、マレイン酸
系樹脂,ボリアミド樹脂等の重縮合系樹脂である。スチ
レン系樹脂としては、スチレンホモ重合体又はメタクリ
レート、アクリレート、クロロスチレン、α−メチルス
チレン、塩化ビニル若しくは酢酸ビニルとスチレン・ど
の共重合体などが好ましい。また、重縮合系樹脂として
は、ジー若しくはポリカルボン酸類(例えば、テレフタ
ル酸、トリメリット酸、マレイン酸、フマル@)とポリ
ヒドロキシ化合物類〔例えば、2,2−ビス(ヒドロキ
シフェニル)プロパン〕から得られる。
なお、定着性向上剤としては,例えばポリオレフィン、
脂肪酸エステル及び脂肪酸エステル系ワックス、固形の
パラフィンワックス、アミド系ワックス、シリコーンワ
ニス、脂肪族フロロカーボン等を用いることができる。
また、極性制御剤としては、サリチル酸金属塩類、アン
モニウム塩素化合物、スチレン/ジアミノエチルメタク
リレート共重合体などが使用される。その他の添加剤と
しては、例えば四弗化エチレン樹脂、ステアリン酸亜鉛
のような滑剤あるいは酸化セリウム、炭化珪素等の研摩
剤、あるいは例えばコロイダルシリ力、酸化アルミニウ
ム等の流動化付与剤、ケーキング防止剤,あるいは例え
ばカーボンブラック、酸化錫等の導電性付与剤などがあ
る。
湿式トナーの場合は,前記材料と樹脂とを担体液中に分
散することによって得ることができる。
この場合、樹脂としては,下記一般式(T)〔式中、R
エは水素原子又はメチル基を表わし,R2は−COOC
nH−n+、(但し、n=6−20)を表わす。〕で示
されるビニルモノマーAと,下記一般式(U)〔式中、
R1は水素原子又はメチル基を表わし、?,は−COO
Cnll, n+、(但し、n=1−5)、−COOC
, +12CIl2CIl−C++■、ゝ0′ ?COOI+、− C O O C H■C}120H
、−COOCHz CL N (CHi )2又は−C
OOCII, Cll2N (C2H, )zを表わす
、〕で示されるビニルモノマー及びビニルピリジン、エ
チレングリコールジメタクリレート、スチレン,ジビニ
ルベンゼン又はビニルトルエンで示されるビニル七ノマ
ーBの各一種ずつ若しくは数種の共重合体又はグラフト
共重合体が使用される。
また、合或ポリエチレン、ポリプロピレン及びその変或
物、カルナバワックス、モン゜タンワックス、キャンデ
リラワックス、シュガーケーンワックス.オーリキュリ
ーワソクス、密ろう、木ろう、ヌカろうなどの天然ワッ
クス、エステルガム、硬化ロジンなどの天然摺脂、天然
樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂
、天然樹脂変性ポリエステル樹脂,天然樹脂変性ペンタ
エリスリトール構脂、天然樹脂変性エボキシ樹脂などの
天然樹脂変性硬化樹脂を使用してもよい。
担体液としては、アイソパー1,,アイソパーH、アイ
ソパーG,アイソパーH(エクソン化学社製);IPソ
ルベント2028、IPソルベント2835、IPソル
ベント1620 (出光石油化学社製);アイソゾール
400(日石化学社製):イソドデカン(BPケミカル
社製)などが挙げられ、その他にもイソオクタン、リグ
ロインなどが使用できる。
本発明のトナーを用いて、電子写真方式のプリンターを
使用し、普通紙上に複写すると、複写防止能を有する画
像が形成されるが,特に優れた複写防止能を有する画像
は,光により発熱するシート上に像形戊させることによ
って得られる。なお,この場合のトナーには、前記(二
)成分である赤外線吸収材料又は蛍光材料は、含まれて
いてもよいし、また含まれていなくてもよい。
光により発熱するシートとは,光発熱性材料、例えば前
記の赤外線吸収材料等を塗工した紙あるいはフィルムな
どで代表されるものである。この場合、塗工はポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラールなどを水、アルコ
ールなどに溶解し5更に光発熱性材料を分散若しくは溶
解させ,該液を塗布乾燥すればよい。
もちろん、光発熱性シートは塗工によって得られるもの
に限られるものではなく、例えば樹脂と酸化チタンと光
発熱性材料とを混棟、延伸して得られる白色フイルムで
あってもよいし、紙の場合には、抄紙段階で光発熱性材
料を添加したものであってもよい。また、光発熱性材料
としては、赤外線吸収材料に限らず、紫外光、可視光で
発熱するものであってもよい。
〔発明の効果〕
請求項(1)及び(2)のトナーは前記(イ)〜(二)
戊分を少くとも含有する構或としたことから、電子写真
方式のプリンターを用いて複写すると、コピーされた文
字などの情報は読みとり易いが、これを原図(オリジナ
ル)として再コピーしたものは文字などの情報を判読で
きない、即ち実質的に複写が不能なオリジナルを得るこ
とができる。特に、このトナーは、赤外線吸収材料又は
蛍光材科を含有しているので、ハロゲンランプを光源と
しない複写機によっても複写が不能なオリジナルを得る
ことができる。
請求項(3)の画像形成方法は、前記(イ)〜(ハ)戊
分を少くとも含有するトナーを用いて光により発熱する
シート上に像形成するものであるので、高度の複写防止
能を有するオリジナルを得ることができる. 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下
において示す部及び2は何れも重量基準である, 実施例1 からなる混合物を120℃の熱ロールで溶融混練した後
、冷却固化させ、これをジェットミルで粉砕し,分級し
て平均粒径10角のトナーを得た。このトナー100部
とコロイダルシリ力(商品名:R−972;日本エアロ
ジル社製)0.3部とをヘンシェルミキサ一で混合して
流動化付与剤配合トナーを得た。
一方、平均粒径100μmの球状フエライト1000部
に、シリコン樹脂を2%含有するトルエ゛ン溶液100
0部を、流動床式塗布装置を用いて塗布し、コートキャ
リアを調製した。次に、前記のトナー3部とコートキャ
リア100部とを混合して、2或分系現像剤を調製した
この現像剤をリコー社製複写機FT−4060にセット
し、黒色の画像を得た。得られた画像を、15℃環境に
放置したリコー社製複写機FT−4060、FT−70
50、マイリコピーMIO及びFT−4820で再コピ
ーを試みたが、何れも画像の判読ができなかった。
実施例2 クリスタルバイオレットラクトン     1部ポリエ
ステル樹脂           90部(商品名:R
AK38;花王アトラス社製)安息香酸亜鉛塩    
         2部ラウリン酸N−メチルアミド 
      25部カルナバワックス        
    3部ニッケル錯塩化合物          
 2部(商品名:IRA−34;三井東圧社製)からな
る混合物を原料とした以外は,実施例1と同様にして2
或分系現像剤を得た。
この現像剤をリコー社製複写機FT−4060にセット
し、青色の画像を得た。得られた画像を、l5℃環境に
放a L t:− IJ ml一社製複写fiFT−4
060. FT−7050,マイリコビ−M10及びF
T−4820で再コピーを試みたが、何れも画像の判読
ができなかった。
実施例3 ラクタム系ロイコ化合物        1部(商品名
: PSI)−R ;日曹化工社製)ビスフェノールS
            2部n−セチルアルコール 
         15部ミリスチン酸セチル    
      12部へキサメチレンビスク口口ホルメー
ト 0.5部アメリカンサイアナミッド社製) からなる混合物を加温溶解した後に、ゼラチン水溶液中
に滴下,微小ikこなるように撹拌し、更にヘキサメチ
レンジアミン水溶液を滴下しなから,50℃で4時間撹
拌した。濾過、洗浄、乾燥の後、このカプセル100部
、ラウリルメタクリレート/メチルメタクリレート/グ
リシジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体のアイ
ソパー11・溶液(10%)1200部、及びポリエチ
レンワックス(商品名:171P;三洋化戒社製)のア
イソパーH乳化物(10%)400部をインクミルで6
時間分散し、これに更にアイソパー11を200o部添
加、1時間混合しトナーを調製した。
このトナー150部にアイソバー旧000部を希釈し、
現像剤とした。
この現像剤をリコー社製複写機CT−5085で画像出
しを行なったところ、赤色の画像が得られた。
得られた画像を、15℃環境に放置したリコー社製複写
機FT−4060、FT〜7050、マイリコピ−MI
O及びFT−4820で再コピーしたところ、何れも画
像の判読ができなかった。
実施例4 BaSi, 0.                 
1部からなる混合物を原料とした以外は、実施例1と同
様にして2或分系現像剤を得た. この現像剤をリコー社製複写機FT−4060にセット
シ,黒色の画像を得た。得られた画像を、15℃環境に
放置したリコー社製複写機FT−4060. FT−7
050,マイリコピーM10及びFT−4820で再コ
ピーを試みたが、何れも画像の判読ができなかった。
実施例5 クリスタルバイオレットラクトン     1部安息香
酸亜鉛塩 ラウリンIN−メチルアミド 2部 25部 カルナバワックス            3部3.5
Mg0・5MgF2・GeO2・Mu        
  l部からなる混合物を原料とした以外は、・実施例
lと同様にして2成分系現像剤を得た。
この現像剤をリコー社製複写機FT−4060にセット
し、青色の画像を得た。得られた画像を、15℃環境に
放置したリコー社製複写機FT−4060、FT−70
50、マイリコピーMlO及びFT−4820で再コピ
ーを試みたが、何れも画像の判読ができなかった。
実施例6 ビスフェノール3             2部n−
セチルアルコール           15部ミリス
チン酸セチル           12部へキサメチ
レンビスク口口ホルメート 0.5部Sr2P,07・
Eu                l部からなる混
合物を原料とした以外は、実施例3と同様にして湿式現
像剤を得た。
この現像剤をリコー社製複写機CT−5085で画像出
しを行なったところ、赤色の画像が得られた。
得られた画像を、15℃環境に放置したリコー社製複写
機FT−4060、FT−7050. マイIJ :l
ピーM10及びFT−4820で再コピーしたところ、
何れも画像の判読ができなかった。
比較例 からなる混合物を原料とした以外は,実施例1と同様に
して2成分系現像剤を得た。
この現像剤をリコー社製複写機FT−4060にセット
し、黒色の画像を得た.得られた画像を、l5℃環境に
放置したリコー社製複写機FT−4060、FT−70
50、マイリコピーMIO及びFT−4820で再コピ
ーを試みたところ、FT−4060. FT−7050
及びFT−4820による再コピー品は、何れも画像の
判読ができなかったが、マイリコビーMIO(これは光
源が食光燈)による再コピー品は、一部判読可能であっ
た。
実施例7 先ず、100部のポリビニルブチラールの5%エタノー
ル溶液に2部のニッケル錯塩化合物(商品名:IRA−
15;三井東圧社製)を添加し、インクミルで分散後、
この分散液を上質紙上に均一に塗゛工してシートサンプ
ルを作成した(シートサンプルーA)。
次に,比較例で調製したと同様の2戊分系現像剤をリコ
ー社製複写機FT−4060にセットし、前記シートサ
ンプルーA上に黒色の画像を得た。得られた画像を、1
5゜C環境に放置したリコー社製複写機FT−4060
、FT−7050、マイリコピーMIO及びFT−48
20で再コピーしたところ、何れも画像の判読ができな
かった。
実施例8 100部のポリビニルアルコール5%水溶液に、トリア
リールアルミニウム塩誘導体(商品名:IR−165;
アメリカンサイアナミド社製)2部を添加し、インクミ
ルで分散後,この分散液を上質紙上に均一に塗工してシ
ートサンプルを作威した(シートサンプル=8)。
クリスタルバイオレットラクトン     1部安息香
酸亜釦塩            2部ラウリン酸N−
メチルアミド       25部カルナバワックス 
           3部からなる混合物を原料とし
た以外は、実施例1と同様にして2或分系現像剤を得た
次ら、この現像剤をリコー社製複写機FT−4820に
セットし、前記シートサンプルーB上に青色の画像を得
た。得られた画像を、15℃環境に放置したリコー社製
複写機FT−4060. FT−7050、マイリコピ
ーMIO及びFT−4820で再コピーを試みたが、何
れも画像の判読ができなかった. 実施例9 ラクタム系ロイコ化合物        1部(商品名
:PSD−R;日曹化工社製)ビスフェノール8   
          2部n−セチルアルコール   
        15部ミリスチン酸セチル     
     12部へキサメチレンビスタ口ロホルメート
 0.5部からなる混合物を原料とした以外は、実施例
3と同様にして湿式現像剤を得た。
次に、この現像剤をリコー社製複写機CT−5085に
セットし、前記シートサンプル−A上に画像出しを行な
ったところ、赤色の画が得られた。得られた画像を,1
5℃環境に放置したリコー社製複写機FT−4060,
FT−7050、マイリコピーM10及びFT−482
0で再コピーしたところ、何れも画像の判読ができなか
った. 以上の結果から、本発明のトナーを用いることにより、
また本発明の画像形成方法により、文字などの情報は読
みとり易いが,実質的に複写が不能な原図(オリジナル
)を得ることができることが判る.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物、 (ロ)フェノール性水酸基を有する化合物、その誘導体
    、カルボキシル基を有する化合物及びその誘導体から選
    ばれた一種又は二種以上の化合物 (ハ)アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
    類、酸アミド類及びカルボン酸類から選ばれた一種又は
    二種以上の化合物並びに (ニ)赤外線吸収材料を含有することを特徴とする複写
    防止画像形成用トナー。
  2. (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物、 (ロ)フェノール性水酸基を有する化合物、その誘導体
    、カルボキシル基を有する化合物及びその誘導体から選
    ばれた一種又は二種以上の化合物 (ハ)アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
    類、酸アミド類及びカルボン酸類から選ばれた一種又は
    二種以上の化合物並びに (ニ)蛍光材料を含有することを特徴とする複写防止画
    像形成用トナー。
  3. (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物、 (ロ)フェノール性水酸基を有する化合物、その誘導体
    、カルボキシル基を有する化合物及びその誘導体から選
    ばれた一種又は二種以上の化合物並びに (ハ)アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
    類、酸アミド類及びカルボン酸類から選ばれた一種又は
    二種以上の化合物を少なくとも含有するトナーを用いて
    、光により発熱するシート上に像形成させることを特徴
    とする複写防止用画像の形成方法。
JP1192869A 1989-07-26 1989-07-26 複写防止画像形成用トナー及びそれを用いる複写防止用画像の形成方法 Pending JPH0356972A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5983065A (en) * 1997-07-23 1999-11-09 Xerox Corporation Method of printing secure documents

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