JPH0356892Y2 - - Google Patents

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JPH0356892Y2
JPH0356892Y2 JP1984191666U JP19166684U JPH0356892Y2 JP H0356892 Y2 JPH0356892 Y2 JP H0356892Y2 JP 1984191666 U JP1984191666 U JP 1984191666U JP 19166684 U JP19166684 U JP 19166684U JP H0356892 Y2 JPH0356892 Y2 JP H0356892Y2
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guide
piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、ビデオテープレコーダにおけるテ
ープローデイング装置に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
最近、ビデオテープレコーダ(以下VTRと略
記する)としてテープ巾が8ミリの磁気テープを
使用する8ミリVTRが開発されている。
この8ミリVTRは、使用する磁気テープが巾
8ミリと細く、テープカセツトがオーデイオ用コ
ンパクトカセツトとほぼ同じ95mm×62.5mm×15mm
の大きさであるために、小型化および軽量化が可
能であるという大きな利点をもつている。
この8ミリVTRにおけるテープローデイング
方式としては、従来から種々の方式が考えられて
いるが、その代表的な方式として、テープを回転
ヘツドシリンダに対してはぼU字状に巻付けるU
ローデイング方式がある。
第18図〜第20図はUローデイング方式によ
る従来のテープローデイング装置を示したもの
で、第18図はローデイング前の初期状態、第1
9図はローデイング途中の状態、第20図はロー
デイング完了状態を示している。
第18図〜第20図において、1はテープカセ
ツトであり、このテープカセツト1内には、供給
側リールと巻取側リールとに巻付けられた磁気テ
ープ2が収納されている。このテープ2は、カセ
ツトケースの前面に形成された凹入部においてカ
セツトケース外に露出している。このテープカセ
ツト1は、ローデイング装置が初期状態にある状
態で第18図に示すように装着される。
このローデイング装置は、装着されたテープカ
セツト1からテープ2を引出して回転ヘツドシリ
ンダ10に巻付けるもので、このローデイング装
置は次のような構成となつている。
すなわち、第18図〜第20図において、11
は前記回転ヘツドシリンダ10の外周を囲むよう
に設けられたガイドレールであり、このガイドレ
ール11の上面には、そのほぼ全長にわたつてガ
イド溝12が設けられている。
13は前記ガイドレール11の上に支持されて
ガイドレール11上を摺動移動する移動駒であ
り、この移動駒13の上には、その前後に大小2
本のテープガイドローラ14,15が立設されて
いる。また、16は前記ガイドレール11の下側
に設けられたローデイングリングであり、ローデ
イングリング16は、図示しない駆動機構により
回転駆動されるようになつている。
前記移動駒13は、ガイドレール11のガイド
溝12を通してローデイングリング16に連結さ
れて、このローデイングリング16の回転により
ガイドレール11上をローデイング方向に移動さ
れるもので、この移動駒13は、初期状態では第
18図に示すように、テープカセツト1の装着位
置に対向する初期位置に位置しており、この初期
状態でテープカセツト1を装着すると、移動駒1
3上の2本のテープガイドローラ14,15がテ
ープカセツト1の露出テープ部の内側に入り込ん
だ状態になる。
このようにテープカセツトを装着した状態で第
19図に示すように矢印方向にローデイングリン
グ16を回転させると、移動駒13がガイドレー
ル11上をローデイングリング16の回転方向つ
まりローデイング方向に移動し、テープ2が移動
駒前側の大径ガイドローラ14で引かれてテープ
カセツト1から引出されて行く。このテープ2
は、移動駒13の移動にともなつて回転ヘツドシ
リンダ10の外周に巻付けられて行く。
前記ローデイングリング16の外側には、図示
しない駆動機構によりローデイングリング16の
回転方向と逆方向に移動される円弧状の移動部材
17が設けられており、この移動部材17の端部
には、テープ2をキャプスタン18に押付けるピ
ンチローラ19が設けられている。このピンチロ
ーラ19も、初期状態では装着されたテープカセ
ツト1の露出テープ部の内側に位置しており、ロ
ーデイングリング16のローデイング方向への回
転にともない移動部材17をローデイング方向と
逆方向に移動させることによって、テープ2を押
しながらキヤプスタン18側に移動する。
また、前記ローデイングリング16には、移動
駒13からローデイング方向に対して後方に適当
な間隔をとつた位置と、さらにその後方とに、第
1のテープガイドピン20aと、第2のテープガ
イドピン20bとが設けられている。このガイド
ピン20a,20bは、初期状態ではガイドレー
ル11の下に設けられているガイドピン格納部2
1に倒伏状態で格納されており、ローデイングリ
ング16のローデイング方向への回転にともなつ
てガイドピン格納部21から引出され、キヤプス
タン18側に押されてくるテープ2の下をくぐり
抜けてからスプリング力で起立するようになつて
いる。
このガイドピン20a,20bは、ローデイン
グリング16の回転にともなつてガイドレール1
1のガイド溝12に入り、このガイド溝12内を
ピン上端側がガイドレール11上に突出した状態
で移動して行く。
23は両端部にガイドピン掛止部23a,23
bを有するガイドピン掛止板であり、前記ガイド
ピン掛止部23a,23bのうち、ローデイング
方向側の第1ガイドピン掛止部23aは、もう1
つの第2ガイドピン掛止部23bより低い位置に
ある。
一方、前記ガイドピン20a,20bのうち、
ローデイング方向側の先行ガイドピン20aは、
後行ガイドピン20bより短い長さとされてお
り、この先行ガイドピン20aは、第2ガイドピ
ン掛止部23bの下を通過して移動して移動駒1
3がローデイング終端位置に達したときに第1ガ
イドピン掛止部23aに掛止され、後行ガイドピ
ン20bは、移動駒13がローデイング終端位置
に達したときに第2ガイドピン掛止部23bに掛
止されるようになつている。
なお、移動駒13上のガイドローラ14,15
の高さは、前記ガイドピン掛止部23a,23b
の両方より低くなつており、従つて、移動駒13
はガイドピン掛止部23a,23bの下を通つて
ローデイング終端位置まで移動して行く。
このようにしてローデイングされたテープ2
は、第20図に示すように、テープカセツト1の
繰出側からピンチローラ19とキヤプスタン18
との間を通つて回転ヘツドシリンダ10の外周に
巻付けられるとともに、回転ヘツドシリンダ10
から離れて移動駒前側のガイドローラ14で折返
され、移動駒後側のガイドローラ15、先行ガイ
ドピン20a、後行ガイドピン20bで案内され
てテープカセツト1の巻取側に入る状態となる。
なお、図中24,24は固定ガイドピンまたは
ガイドローラ、25はコントロールヘツドであ
る。
また、VTRの記録および再生は、回転ヘツド
シリンダ10を第20図に矢印で示すようにテー
プ送り方向と逆方向に回転させながら行なわれ
る。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上記従来のテープローデイング
装置は、ローデイングされたテープ2の折返し側
を回転ヘツドシリンダ10から離した状態で案内
するガイドピン20a,20bを、キヤプスタン
18側に押されてくるテープ2の下をくぐり抜け
てからスプリング力で起立するようにローデイン
グリング16に取付けたものであるために、ロー
デイングリング16へのガイドピン20a,20
bの取付け構造が複雑であつた。また、ガイドピ
ン20a,20bをスプリング力で起立させるよ
うにしている上記ローデイング装置では、ローデ
イング後もガイドピン20a,20bをスプリン
グ力だけで起立状態に支持させておくと、記録お
よび再生時にガイドピン20a,20bがテープ
2の張力に負けて傾いてしまうから、上記のよう
にローデイング完了状態でガイドピン20a,2
0bを掛止するガイドピン掛止板23を設けてお
く必要があり、このために、上記従来のローデイ
ング装置は、構造が非常に複雑で、組立てが面倒
であるという問題をもつていた。しかも、上記従
来のローデイング装置では、移動駒前側のガイド
ローラ14で折返されてテープカセツト1の巻取
側に入るテープ2の折返し側を案内する先行ガイ
ドピン20aおよび後行ガイドピン20bをガイ
ドレール11のガイド溝12から突出させている
ために、この2本のガイドピン20a,20bと
回転ヘツドシリンダ10の外周面との間隔が小さ
く、そのために、この2本のガイドピン20a,
20b間でテープ2の折返し側が回転ヘツドシリ
ンダ10に接近するから、このテープ2の折返し
側が回転ヘツドシリンダ10に巻付いているテー
プ部と触れ合つて磁気テープ2の記録が破壊され
るおそれがあるという問題ももつていた。
〔考案の目的〕
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、構
造が簡単で組立ても容易であるだけでなく、ロー
デイングされたテープの折返し側を回転ヘツドシ
リンダから十分に離して、テープの折返し側と回
転ヘツドシリンダに巻付いているテープ部との触
れ合いによる記録破壊の心配もなくすことができ
るテープローデイング装置を提供することにあ
る。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は、回転ヘツドシリンダの
外周を囲んで上面にガイド溝を有するガイドレー
ルを設け、このガイドレール上に、下面に前記ガ
イド溝内を移動する前後2本のガイド軸を突設し
た前後2つの移動駒を前記テープカセツトの装着
位置と対向させて支持させ、この2つの移動駒上
にそれぞれ前記装着位置にテープカセツトを装着
したときにこのテープカセツトの露出テープ部の
内側に入り込むテープガイド部材を設けるととも
に、前記ガイドレールの下側に、前記2つの移動
駒のうち前方の移動駒を連結してこの移動駒を前
記テープカセツトの装着位置と対向する初期位置
からテープのローデイング終端位置まで移動させ
るローデイングリングと、後方の移動駒を連結し
てこの移動駒を前記テープカセツトの装着位置と
対向する初期位置から前記ローデイング終端より
も手前の停止位置まで移動させるローデイングリ
ングとの2つのローデイングリングを上下に配置
して設け、さらに前記ガイドレールのガイド溝を
前記後方の移動駒の停止位置においてローデイン
グ終端側に向いガイドレール外周側に斜めに張出
させるとともに、前記ガイドレールの外側に、そ
のガイド溝の張出部と対向させて、前記後方の移
動駒が前記張出部に沿つて向きを変えたときにこ
の移動駒の先端を受止めるストツパを設け、か
つ、前記前方の移動駒の先端とその前側ガイド軸
との間の距離を、前記後方の移動駒の先端とその
前側ガイド軸との間の距離より小さくして、前記
前方の移動駒が前記ガイド溝の張出部に沿つて向
きを変えたとききでもこの移動駒は前記ストツパ
に当らないようにしたものである。
つまり、この考案は、テープをテープカセツト
から引出して回転ヘツドシリンダに巻付けるテー
プガイド部材と、ローデイングされたテープの折
返し側を回転ヘツドシリンダから離した状態で案
内するテープガイド部材とを、ガイドレール上を
移動する前後2つの移動駒にそれぞれ設けること
により、この2つの移動駒がテープカセツト装置
位置と対向する初期位置にある状態で装着された
テープカセツトの露出テープ部の内側に両方の移
動駒のテープガイド部材が入るようにしたもので
あり、このような構成とすれば、従来のローデイ
ング装置のようにローデイングリングにテープガ
イドピンをスプリング力で起立させるように設け
る必要はないし、またスプリング力で起立された
テープガイドピンをローデイング完了状態で掛止
する手段も不要となるから、構造を簡易化すると
ともに、組立ても容易にすることができる。しか
も、この考案では、前記ガイドレールのガイド溝
を前記後方の移動駒の停止位置においてローデイ
ング終端側に向いガイドレール外周側に斜めに張
出させているから、2本のガイド軸により前記ガ
イド溝で案内されて停止位置まで移動した後方の
移動駒が、ガイド溝の張出部に沿つて前端側がガ
イドレール外周側に張出した姿勢となり、そのた
めに、後方の移動駒の上にあるテープガイド部材
を回転ヘツドシリンダから離して、このテープガ
イド部材で案内されるテープの折返し側を回転ヘ
ツドシリンダから離してやることができる。しか
もこの考案では、ガイドレールの外側にそのガイ
ド溝の張出部と対向させて、後方の移動駒が前記
張出部に沿つて向きを変えたときにこの移動駒の
先端を受止めるストツパを設けているため、後方
の移動駒をその停止位置(ガイド溝の張出部)で
停止させることができるし、また、前方の移動駒
の先端とその前側ガイド軸との間の距離を、後方
の移動駒の先端とその前側ガイド軸との間の距離
より小さくして、前方の移動駒が前記ガイド溝の
張出部に沿つて向きを変えたとききでもこの移動
駒は前記ストツパに当らないようにしているた
め、前方の移動駒は前記張出部を通過させてガイ
ドレールの終端まで移動させることができる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図〜第3図はローデイング装置の平面図で
あり、第1図はローデイング前の初期状態、第2
図はローデイング途中の状態、第3図はローデイ
ング完了状態を示している。
第1図〜第3図において、30は回転ヘツドシ
リンダ、31は回転ヘツドシリンダ30の外周を
囲むガイドレールである。このガイドレール31
は、テープカセツト装着部と対応する始端側を直
線部とし、この始端側直線部を除く部分を回転ヘ
ツドシリンダ30の外周を囲む曲線部としたもの
で、このガイドレール31の上面は、第13図に
示すように、テープカセツト装着部と対応する始
端側直線部から曲線部のほぼ中間点Pにかけては
同一高さの平坦面とされ、曲線部中間点Pから終
端側は、終端側に向かつて高くなる緩やかな上り
勾配面となつている。
このガイドレール31の上面には、そのほぼ全
長にわたつて移動駒ガイド溝32が設けられてい
る。このガイド溝32は、ガイドレール31の曲
線部中間点Pを境として曲率を変えてあり、この
境界部の手前側は、ガイドレール終端側つまりロ
ーデイング終端側に向いガイドレール外周側に斜
めに張出す張出部32aとされている。
34,35は前記ガイドレール31上に支持さ
れてこのガイドレール31上を移動する前後2つ
の移動駒であり、この2つの移動駒34,35
は、ローデイング前の状態では第1図に示すよう
にテープカセツト1の装着位置と対向する初期位
置に位置している。
この2つの移動駒34,35のうち、ローデイ
ング方向に向かつて前側の移動駒(以下先行駒と
いう)34の上面には、その前後に、第4図およ
び第6図に示すようにテープガイドローラ36と
テープガイドピン37が立設されており、後側の
移動駒(以下後行駒という)35の上面にも、そ
の前後に、第5図および第7図に示すようにテー
プガイドローラ38とテープガイドピン39が立
設されている。なお、前記ガイドピン37,39
はいずれも移動駒前側のガイドローラ37,39
側に斜めに傾斜させて設けられている。
一方、前記ガイドレール31の下側には、第4
図〜第7図に示すように、2つのローデイングリ
ング40,41が上下に配置して設けられてい
る。このローデイングリング40,41は、第9
図および第8図に示すような円形リングからなつ
ており、その外周には全周にわたつてギヤ歯40
a,41aが設けられている。
このローデイングリング40,41は、その外
周のギヤ歯40a,41aに噛合する駆動ギヤ4
2,43によつて駆動され、図示しないリングガ
イドで案内されて回転するようになつている。こ
の駆動ギヤ42,43は、第7図に示すように、
モータ44に取付けたギヤ45い噛合されてモー
タ44により駆動されるもので、上下のローデイ
ングリング40,41は、この1つのモータ44
によつて回転駆動されるようになつている。また
下ローデイングリング41を回転駆動する駆動ギ
ヤ43は、上ローデイングリング40を回転駆動
する駆動ギヤ42より小径の高速回転ギヤとされ
ており、これにより、下ローデイングリング41
はローデイングリング40よりも高速で回転する
ようになつている。
そして、前記先行駒34は、上下のローデイン
グリング40,41のうち、下ローデイングリン
グ41の一部に連結されてこの下ローデイングリ
ング41の回転によりガイドレール31上を移動
されるようになつており、後行駒35は、上ロー
デイングリング40の一部に連結されてこの上ロ
ーデイングリング40の回転によりガイドレール
31上を移動されるようになつている。
前記先行駒34は次のようにして下ローデイン
グリング41と連結されている。
すなわち、第4図および第6図において、46
a,46bは先行駒34の下面に先行駒前端側と
後端側とに位置させて突設された前後2本のガイ
ド軸であり、このガイド軸46a,46bは、ガ
イドレール31のガイド溝32内を移動して先行
駒34をガイド溝32に沿わせて移動させるよう
になつている。このガイド軸46a,46bは、
ガイドレール31のガイド溝32を通してその下
側に突出しており、このガイド軸46a,46b
の下端部には横長の板ばね47が取付けられてい
る。
また、第6図および第8図において、48は下
ローデイングリング41の上面の一部に設けられ
た摺動板であり、この摺動板48は、ローデイン
グリング周方向に沿う長孔48aを有しており、
この長孔48aに挿通した2本のピン49a,4
9bによつて、下ローデイングリング41にその
周方向に移動可能に支持されている。この摺動板
48は、前記2本のピン49a,49bのうちロ
ーデイングリング回転方向(ローデイング時の回
転方向)側のピン49aと、摺動板48の後端
(ローデイングリング回転方向に対して後端)と
を連結しているコイルばね50によつてローデイ
ングリング回転方向に引張されている。
また、この摺動板48の先端部には、第4図に
示すように上ローデイングリング40の外側を迂
回して上ローデイングリング40の上に延出する
先行駒引張り片48bが設けられており、先行駒
34は、前記板ばね47の後端部と先行駒引張り
片48bとを第6図に示すように針金51で連結
することにより、摺動板48を介して下ローデイ
ングリング41に連結されている。なお、針金5
1の両端は、板ばね47と先行駒引張り片48b
とに対して回動可能に連結されている。
つまり、先行駒34は、下ローデイングリング
41の回転により針金51で引かれてガイドレー
ル31上をローデイング方向に移動されるように
なつている。
この場合、先行駒34は、ガイドレール31の
上り勾配となつている部分にくると、ローデイン
グ方向への移動にともなつてガイドレール31の
上り勾配面に沿つて上昇して行くが、前記針金5
1は、先行駒34がテープカセツト装着位置と対
向する初期位置にあるときは第6図のように緩い
角度で寝た状態となつており、先行駒34が上昇
して行くのにともない徐々に起上がつて行くか
ら、先行駒34が上昇して行くにつれて先行駒3
4や下ローデイングリング41およびその連結部
に無理な力がかかることはない。
また、先行駒34を移動させて行く場合、先行
駒34とガイドレール31面との摺動抵抗の変化
で一時的に先行駒34に大きな抵抗がかかること
があり、その場合は下ローデイングリング40側
の摺動板48にも大きな抵抗がかかるが、このと
きは、摺動板48を後方に引張しているコイルば
ね50が一時的に伸びて下ローデイングリング4
1に対する摺動板48のずれを許容するから、こ
の場合にも先行駒34や下ローデイングリング4
1およびその連結部に無理な力がかかることはな
い。
次に、上ローデイングリング40への後行駒3
5の連結構造を説明すると、第5図および第7図
において、52a,52bは後行駒35の下面に
突設された前後2本のガイド軸であり、前側のガ
イド軸52aは後行駒35の長さ方向中央部に設
けられ、後側のガイド軸52bは後行駒35の後
端側に設けられている。
このガイド軸52a,52bも、ガイドレール
31のガイド溝32内を移動して後行駒35をガ
イド溝32に沿わせて移動させるもので、このガ
イド軸52a,52bも、ガイドレール31のガ
イド溝32を通してその下側に突出されている。
また、前側のガイド軸53aは後行駒35の移動
を案内するだけのものとされており、この前側の
ガイド軸52aの下端には、ガイドレール31の
下面と対向させて、ガイドレール31からの後行
駒35の抜け外れを防ぐストツパリング53が設
けられている。なお、このストツパリング53
は、後行駒35の上下振動を吸収するために、ガ
イドレール31の下面に対して若干の間隔をとつ
て設けられている。一方、後行駒35の後側のガ
イド軸52bは、後行駒35の移動案内と、後行
駒35と上ローデイングリング40との連結軸を
兼ねるもので、この後側のガイド軸52bは前側
のガイド軸52aよりも下方に突出されている。
また、第7図および第9図において、54は上
ローデイングリング40の上面の一部に設けられ
た後行駒連結用ジヨイナーであり、後行駒35の
後側ガイド軸52bはこのジヨイナー54に連結
されている。
第10図および第11図は前記ジヨイナー54
を示したもので、このジヨイナー54は、上ロー
デイングリング40に固定した支軸55に基端を
枢着して上ローデイングリング40上に回動可能
に設けられる回動アーム56と、この回動アーム
56にスライド可能に支持されたスライドアーム
57とからなる伸縮可能なものとされている。
前記スライドアーム57は、回動アーム56を
上下から挟持する断面コ字形のもので、このスラ
イドアーム57の基端部には、回動アーム56に
設けた長孔58のスライド可能に係合するピン5
9我設けられ、回動アーム57の先端にはスライ
ドアーム56の上下面に設けた長孔60にスライ
ド可能に係合するピン61が設けられている。
62は回動アーム56の先端とスライドアーム
57の先端とを連結する引張りばね(コイルば
ね)であり、ジヨイナー54はこの引張りばね6
2の引張り力で常時は縮小状態に保たれている。
また、回動アーム56とスライドアーム57の
基端側は、それぞれジヨイナー54の一側(断面
コ字形のスライドアーム57の開放側面側)に屈
曲されており、回動アーム56側の長孔58は回
動アーム基端側の屈曲角とほぼ同角度に傾斜させ
て設けられ、スライドアーム57側の長孔60は
スライドアーム57の長さ方向に沿わせて回動ア
ーム56側の長孔58と緩い角度で交差するよう
に設けられている。
このジヨイナー54は、スライドアーム57に
これをその先端側に移動させる引張り力がかかつ
たときに前記引張りばね62の引張り力に抗して
伸長するもので、スライドアーム57は、前記長
孔58,60によりピン59,61を案内されて
円弧状の奇跡を描いて第10図に鎖線で示すよう
に伸長移動するようになつている。
このジヨイナー54は、第7図および第9図に
示すように、回動アーム56の基端を上ローデイ
ングリング40に設けた支軸55に枢着して、ス
ライドアーム57の開放側面側を上ローデイング
リング40の内周側に向け、かつ回動アーム56
の基端を上ローデイングリング40の回転方向
(ローデイング時の回転方向)に向けるとともに、
スライドアーム57の先端を上ローデイングリン
グ40の回転方向に対し後側に向けた状態で上ロ
ーデイングリング40に取付けられている。
また、前記スライドアーム57の先端部上面に
は、後行駒連結孔63が設けられており、後行駒
35の後側のガイド軸52bはこの後行駒連結孔
63の挿入連結されている。なお、第7図におい
て64は前記ガイド軸52bの下端に設けられた
ストツパリングであり、このストツパリング64
も、後行駒35の上下振動を吸収するために、ス
ライドアーム57の後行駒連結孔形成面に対して
若干の間隔をとつて設けられている。
つまり、後行駒35は、上ローデイングリング
40の回転により5側のガイド軸52bをジヨイ
ナー54で引かれてガイドレール31上をローデ
イング方向に移動されるようになつている。
第12図は上ローデイングリング40の回転に
よりローデイング方向に移動される後行駒35の
移動状態を示している。
なお、後行駒35は、後述するようにガイドレ
ール31の平坦部の終端まで移動されて上り勾配
面の直前で停止されるようになつており、従つ
て、後行駒35を先行駒34と同様にその上昇を
許容するようにジヨイナー54に連結する必要は
ない。また、後行駒35を移動させて行く場合、
後行駒35にもガイドレール31面との摺動抵抗
の変化で一時的に大きな抵抗がかかることがある
が、その場合はジヨイナー54が引張りばね52
の引張り力に抗して伸長するから、後行駒35や
上ローデイングリング40およびジヨイナー54
に無理な力がかかることはない。
一方、ガイドレール31の下面には、第13図
および第14図に示すように、ガイド溝32の終
端部両側に位置させて、ローデイング方向に向か
つて斜め下方に傾斜する板ばね乗上げ部77が設
けられており、先行駒34の下の板ばね47は、
この板ばね乗上げ部77に当る高さに設けられて
いる。
また、第1図〜第3図において、65はガイド
レール31の曲線部中間点Pまで移動されてガイ
ド溝32の張出部32aに沿つてガイドレール外
周側に張出す後行駒35の先端を受止める後行駒
ストツパ、66は後行駒35のガイドレール外周
側への張出姿勢を規制する回転止め突起であり、
後行駒ストツパ65はガイドレール31の外側に
そのガイド溝32の張出部32aと対向させて設
けられ、回転止め突起66はガイドレール31の
内周縁部上面に突設されている。
また、第1図〜第3図において、67はキヤプ
スタン、68はテープ2をキヤプスタン67に押
付けるピンチローラであり、このピンチローラ6
8は、回動アーム69の先端に設けられている。
この可動アーム69は、その基端を支軸70で枢
支されて図示しない回動機構により回動されるも
ので、ピンチローラ68は、ローデイング前の状
態では第1図に示すようにテープカセツト1の露
出テープ部の内側に入る位置にあり、ローデイン
グ開始後に可動アーム69の回動でキヤプスタン
67側に移動される。
さらに、第1図〜第3図において、71はロー
デイングされたテープ2にテンシヨンを与えるテ
ンシヨンピンであり、このテンシヨンピン71
は、テンシヨンレギユレータアーム72の先端に
設けられている。このテンシヨンレギユレータア
ーム72は、ばね力で押圧されてテープにテンシ
ヨンを与えるもので、その基端を支軸73で枢支
されて図示しない回動機構により回動されるよう
になつており、テンシヨンピン71は、ローデイ
ング前の状態では、第1図に示すようにテープカ
セツト1の露出テープ部の内側に入る位置にあ
り、ローデイング開始後に、テンシヨンレギユレ
ータアーム72の回動で第2図および第3図に示
すように一対のテープガイドピン74,74間に
その外側に突出すように移動されるようになつて
いる。
なお、第1図〜第3図において、75は他のテ
ープガイドピンまたはガイドローラ、76はコン
トロールヘツドである。
上記ローデイング装置のローデイング動作を説
明すると、ローデイング前の状態では前記先行駒
34と後行駒35とは第1図に示すようにテープ
カセツト装着位置に対向する初期位置にある。こ
の状態でテープカセツト1を装着すると、先行駒
34上のガイドローラ36とガイドピン37およ
び後行駒35上のガイドローラ38とガイドピン
39と、前記ピンチローラ68およびテンシヨン
ピン71がテープカセツト1の露出テープ部の内
側に入り込んだ状態となる。
この状態でローデイングリング駆動モータ44
を駆動すると、上下のローデイングリング40,
41がローデイング方向に回転し、これにより先
行駒34と後行駒35がガイドレール31上をロ
ーデイング方向に移動して行く。そして、先行駒
34は、これを移動させる下ローデイングリング
41が上ローデイングリング40より高速で回転
するために、徐々に後行駒35を引離しながら先
行移動し、先行駒前側のガイドローラ36でテー
プカセツト1からテープ2を引出してこのテープ
2を第2図に示すように回転ヘツドシリンダ30
の外周に巻付けて行く。
また、ピンチローラ68はローデイング開始と
同時にキヤプスタン67側に移動されてテープ2
をキヤプスタン67に押付け、テンシヨンピン7
1も、ガイドピン74,74間にその外側に突出
すように移動されてテープ2にテンシヨンを与え
る状態になる。
そして、先行して移動する先行駒34は、その
下面のガイド軸46a,46bをガイドレール3
1のガイド溝32で案内されながらガイドレール
31上をローデイング方向に移動して行き、最終
的にガイドレール31の終端部まで移動される。
なお、この先行駒34は、ガイド溝32の張出部
32aに沿つて斜めに姿勢を変えたときでも後行
駒ストツパ65および回転止め突起66に当らず
にこの間を通過する。すなわちこの先行駒34の
前後2本のガイド軸46a,46bのうち前側の
ガイド軸46aは、第6図に示したように、先行
駒34の長さ方向中央より先端側に設けられてお
り、従つてこの先行駒34の先端とその前側ガイ
ド軸46aとの間の距離は、後行駒35の先端と
その前側ガイド軸52a(第7図のように駒の長
さ方向中央部に設けられている)との間の距離よ
り小さい。そして、移動駒がガイド溝31の張出
部32aに沿つて向きを変えたときの移動駒のガ
イドレール外周側への張出し量は、移動駒の先端
とその前側のガイド軸との間の距離によつて決ま
るから、上記のように先行駒34の先端とその前
側ガイド軸46aとの間の距離を、後行駒35の
先端とその前側ガイド軸52aとの間の距離より
小さくしておけば、先行駒34がガイド溝31の
張出部32aに沿つて向きを変えたときでも、こ
の先行駒34が後行駒ストツパ65に当ることは
ない。従つて先行駒34はガイド溝32の張出部
32aを通り越してガイドレール31の終端部ま
で移動して行く。
そして、この先行駒34がガイドレール31の
終端近くにくると、この先行駒34の下の板ばね
47の先端が板ばね乗上げ部64の斜面に当り、
第15図に示すように弾性変形しながら板ばね乗
上げ部64に乗上げて、その反発力により先行駒
34をガイドレール31面に密接させてこの先行
駒34をがたつかないように固定する。なお、こ
の場合、板ばね47の先端が板ばね乗上げ部64
の斜面に当ると、先行駒34の移動抵抗が大きく
なるから、下ローデイングリング41の摺動板4
8を引張しているコイルばね50が伸びて摺動板
48と先行駒34とがほとんど停止するが、下ロ
ーデイングリング41がさらに回転して摺動板4
8の長孔48aの端部にピン49aが当ると、下
ローデイングリング41で摺動板48が強制的に
移動され、先行駒34がガイド溝終端にガイド軸
46aが当るまで移動して板ばね47を板ばね乗
上げ部64に乗上げさせた状態になる。
一方、先行駒34とこの先行駒34から遅れて
移動する後行駒35との移動速度差(上下のロー
デイングリング40,41の回転速度差)は、先
行駒34がガイド溝終端に達する直前に後行駒3
5がガイド溝32の張出部32aに達するような
速度差に設定されており、ガイド溝32の張出部
32aに達した後行駒35は、この張出部32a
に沿つて向きを変えて第16図および第17図に
示すように前端側がガイドレール31の外周側に
張出した姿勢となる。なお、この実施例では、後
行駒35の下面のガイド軸52a,52bを後行
駒35の長さ方向中央部と後端側とに設けている
から、前側のガイド軸52aをガイド溝張出部3
2aの頂部まで移動させてやることにより、後行
駒35の前端側をガイドレール外周側に大きく張
出させることができる。
そして、後行駒35の前端側がガイドレール外
周側に張出して行くと、後行駒35の後端部側面
が回転止め突起66に当つてこの回転止め突起6
6で姿勢を規制され、前側のガイド軸52aがガ
イド溝張出部32aの頂部に達するまで後行駒3
5が張出したときに後行駒35の先端に設けたV
字形切欠部35aが後行駒ストツパ部65に嵌合
してこの後行駒ストツパ部65で受止められる。
このように後行駒35が後行駒ストツパ部65で
受止められると、この後は上ローデイングリング
40の回転にともなつてジヨイナー54が引張り
ばね62の引張り力に抗して伸長し、この引張り
ばね62の引張り力で後行駒35を後行駒ストツ
パ部65に押圧してこの後行駒35を固定する。
この後行駒35の固定タイミングは、先行駒34
の板ばね47が板ばね乗上げ部64に乗上げて先
行駒34を固定するタイミングと一致しており、
従つて、先行駒34と後行駒35とは同時に固定
される。
また、前記モータ44は、先行駒34と後行駒
35とをその移動限まで移動させると同時に、先
行駒34の移動限までの移動を検出するスイツチ
(図示せず)の動作によつて停止されるようにな
つており、このモータ44の停止により、上下の
ローデイングリング40,41がモータ44をブ
レーキとしてこの位置にロツクされる。
このようにしてローデイングされたテープ2
は、第3図に示すように、テープカセツト1の繰
出側からピンチローラ68とキヤプスタン67と
の間を通つて回転ヘツドシリンダ30の外周に巻
付けられるとともに、回転ヘツドシリンダ30か
ら離れて先行駒前側のガイドローラ36で折返さ
れ、先行駒後側のガイドピン37と、後行駒35
のガイドローラ38およびガイドピン39で案内
されて、テンシヨンピン65を介してテープカセ
ツト1の巻取側に入る状態となる。
なお、記録および再生は、回転ヘツドシリンダ
30を第3図に矢印で示すようにテープ送り方向
と逆方向に回転させながら行なわれる。
また、記録・再生後は、テープ2の巻取を行な
いながらローデイングリング駆動モータ44を逆
回転させることにより、上下のローデイングリン
グ40,41をローデイング方向と逆に回転させ
て後行駒35と先行駒34を初期位置に復帰させ
るとともに、ピンチローラ68およびテンシヨン
ピン71を初期位置に復帰させてからテープカセ
ツト1を取出せばよい。
すなわち、このテープローデイング装置は、上
記のように、回転ヘツドシリンダ30の外周を囲
むガイドレール31上に、テープカセツト装着位
置と対向させて前後2つの移動駒つまり先行駒3
4と後行駒35とを支持させ、この先行駒34と
後行駒35にそれぞれ前記装着位置にテープカセ
ツト1を装着したときにこのテープカセツト1の
露出テープ部の内側に入り込むテープガイド部材
(ガイドローラとガイドピン)36,37および
38,39を設けるとともに、前記ガイドレール
31の下側に、前方の先行駒34を連結してこの
先行駒34をテープカセツト装着位置と対向する
初期位置からテープ2のローデイング終端位置ま
で移動させる下ローデイングリング41と、後方
の後行駒35を連結してこの後行駒35をテープ
カセツト装着位置と対向する初期位置から前記ロ
ーデイング終端よりも手前の位置まで移動させる
上ローデイングリング40との2つのローデイン
グリングを上下に配置して設けたものであり、こ
のテープローデイング装置では、テープ2をテー
プカセツト1から引出して回転ヘツドシリンダ3
0に巻付けるテープガイド部材36、37と、ロ
ーデイングされたテープ2の折返し側を回転ヘツ
ドシリンダ30から離した状態で案内するテープ
ガイド部材38,39とを、ガイドレール31上
を移動する前後2つの移動駒34,35にそれぞ
れ設けることにより、この2つの移動駒34,3
5がテープカセツト装着位置と対向する初期位置
にある状態で装着されたテープカセツト1の露出
テープ部の内側に両方の移動駒34,35のテー
プガイド部材が入るようにしているから、従来の
ローデイング装置のようにローデイングリングに
テープガイドピンをスプリング力で起立させるよ
うに設ける必要はないし、またスプリング力で起
立されたテープガイドピンをローデイング完了状
態で掛止する手段も不要となるから、構造を簡易
化するとともに組立ても容易にすることができ
る。
しかも、このローデイング装置では、ガイドレ
ール31のガイド溝32を、後方の移動駒35の
停止位置においてローデイング終端側に向いガイ
ドレール外周側に斜めに張出させているから、2
本のガイド軸52a,52bにより前記ガイド溝
31で案内されて停止位置まで移動した後方の移
動駒35が、ガイド溝31の張出部32aに沿つ
て前端側がガイドレール外周側に張出した姿勢と
なり、そのために、後方の移動駒35の上にある
テープガイド部材38,39を回転ヘツドシリン
ダ30から離して、このテープガイド部材38、
39で案内されるテープ2の折返し側を回転ヘツ
ドシリンダ30から離してやることができる。従
つて、このローデイング装置によれば、ローデイ
ングされたテープ2の折返し側を回転ヘツドシリ
ンダ30から十分に離して、テープ2の折返し側
と回転ヘツドシリンダ30に巻付いているテープ
部との触れ合いによる記録破壊の心配もなくすこ
とができる。しかも、上記ローデイング装置で
は、ガイドレール31の外側にそのガイド溝32
の張出部32aと対向させて、後方の移動駒35
が前記張出部32aに沿つて向きを変えたときに
この移動駒35の先端を受止めるストツパ65を
設けているため、後方の移動駒35をその停止位
置(ガイド溝32の張出部32a)で停止させる
ことができるし、また、前方の移動駒35の先端
とその前側ガイド軸46aとの間の距離を、後方
の移動駒35の先端とその前側ガイド軸52aと
の間の距離より小さくして、前方の移動駒34が
前記ガイド溝32の張出部32aに沿つて向きを
変えたとききでもこの移動駒34は前記ストツパ
65に当らないようにしているため、前方の移動
駒34は前記張出部32aを通過させてガイドレ
ール31の終端まで移動させることできる。
なお、上記実施例では、先行駒34を下ローデ
イングリング41で移動させ、後行駒35を上ロ
ーデイングリング40で移動させるようにしてい
るが、これと逆に、先行駒34を上ローデイング
リング40で移動させ、後行駒35を下ローデイ
ングリング41で移動させるようにしてもよい、
またローデイングリング40,41の駆動機構や
ローデイングリングと移動駒の連結構造も上記実
施例に限られるものではない。
〔考案の効果〕
この考案は、テープをテープカセツトから引出
して回転ヘツドシリンダに巻付けるテープガイド
部材と、ローデイングされたテープの折返し側を
回転ヘツドシリンダから離した状態で案内するテ
ープガイド部材とを、ガイドレール上を移動する
前後2つの移動駒にそれぞれ設けることにより、
この2つの移動駒がテープカセツト装着位置と対
向する初期位置にある状態で装着されたテープカ
セツトの露出テープ部の内側に両方の移動駒のテ
ープガイド部材が入るようにしたものであるか
ら、従来のローデイング装置のようにローデイン
グリングにテープガイドピンをスプリング力で起
立させるように設ける必要はないし、またスプリ
ング力で起立されたテープガイドピンをローデイ
ング完了状態で掛止する手段も不要である。さら
に、この考案では、前記ガイドレールのガイド溝
を前記後方の移動駒の停止位置においてローデイ
ング終端側に向いガイドレール外周側に斜めに張
出させることによつて、2本のガイド軸により前
記ガイド溝で案内されて停止位置まで移動した後
方の移動駒の前端側をガイドレール外周側に張出
させるようにしているから、後方の移動駒の上に
あるテープガイド部材を回転ヘツドシリンダから
離して、テープの折返し側を回転ヘツドシリンダ
から十分に離してやることができる。
従つて、この考案によれば、ローデイング装置
の構造を簡易化するとともに組立ても容易にする
ことができるし、テープの折返し側と回転ヘツド
シリンダに巻付いているテープ部との触れ合いに
よる記録破壊の心配もなくすことができる。しか
もこの考案では、ガイドレールの外側にそのガイ
ド溝の張出部と対向させて、後方の移動駒が前記
張出部に沿つて向きを変えたときにこの移動駒の
先端を受止めるストツパを設けているため、後方
の移動駒をその停止位置(ガイド溝の張出部)で
停止させることができるし、また、前方の移動駒
の先端とその前側ガイド軸との間の距離を、後方
の移動駒の先端とその前側ガイド軸との間の距離
より小さくして、前方の移動駒が前記ガイド溝の
張出部に沿つて向きを変えたとききでもこの移動
駒は前記ストツパに当らないようにしているた
め、前方の移動駒は前記張出部を通過させてガイ
ドレールの終端まで移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図はこの考案の一実施例を示し
たもので、第1図はローデイング装置のローデイ
ング前の状態の平面図、第2図および第3図は同
じくローデイング途中の状態およびローデイング
完了状態の平面図、第4図および第5図は第1図
のA−A線およびB−B線に沿う拡大断面図、第
6図は第4図のC−C線に沿う断面図、第7図は
第5図のD−D線に沿う断面図、第8図は下ロー
デイングリングの平面図、第9図は上ローデイン
グリングの平面図、第10図は後行駒を上ローデ
イングリングに連結するジヨイナーの平面図、第
11図は第10図のE−E線に沿う断面図、第1
2図は後行駒の移動状態を示す平面図、第13図
はガイドレールの斜視図、第14図は第13図の
F−F線に沿う拡大断面図、第15図は第3図の
G−G線に沿う拡大断面図、第16図はローデイ
ング完了時の後行駒の姿勢を示す平面図、第17
図は第16図のH−H線に沿う断面図である。第
18図は従来のローデイング装置のローデイング
前の状態の平面図、第19図および第20図は同
じくローデイング途中の状態およびローデイング
完了状態の平面図である。 1……テープカセツト、2……テープ、30…
…回転ヘツドシリンダ、31……ガイドレール、
32……ガイド溝、32a……張出部、34……
先行駒、35……後行駒、36,38……テープ
ガイドローラ、37,39……テープガイドピ
ン、40……上ローデイングリング、41……下
ローデイングリング、46a,46b,52a,
52b……ガイド軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープカセツトからテープを引出して回転ヘツ
    ドシリンダに巻付けるテープローデイング装置に
    おいて、 前記回転ヘツドシリンダの外周を囲んで上面に
    ガイド溝を有するガイドレールを設け、 このガイドレール上に、下面に前記ガイド溝内
    を移動する前後2本のガイド軸を突設した前後2
    つの移動駒を前記テープカセツトの装着位置と対
    向させて支持させ、 この2つの移動駒上にそれぞれ前記装着位置に
    テープカセツトを装着したときにこのテープカセ
    ツトの露出テープ部の内側に入り込むテープガイ
    ド部材を設けるとともに、 前記ガイドレールの下側に、前記2つの移動駒
    のうち前方の移動駒を連結してこの移動駒を前記
    テープカセツトの装着位置と対向する初期位置か
    らテープのローデイング終端位置まで移動させる
    ローデイングリングと、後方の移動駒を連結して
    この移動駒を前記テープカセツトの装着位置と対
    向する初期位置から前記ローデイング終端よりも
    手前の停止位置まで移動させるローデイングリン
    グとの2つのローデイングリングを上下に配置し
    て設け、 さらに前記ガイドレールのガイド溝を前記後方
    の移動駒の停止位置においてローデイング終端に
    向いガイドレール外周側に斜めに張出させるとと
    もに、 前記ガイドレールの外側に、そのガイド溝の張
    出部と対向させて、前記後方の移動駒が前記張出
    部に沿つて向きを変えたときにこの移動駒の先端
    を受止めるストツパを設け、 かつ、前記前方の移動駒の先端とその前側ガイ
    ド軸との間の距離を、前記後方の移動駒の先端と
    その前側ガイド軸との間の距離より小さくして、
    前記前方の移動駒が前記ガイド溝の張出部に沿つ
    て向きを変えたときでもこの移動駒は前記ストツ
    パに当らないようにしたことを特徴とするテープ
    ローデイング装置。
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GB08526188A GB2168836B (en) 1984-12-18 1985-10-23 Tape loading device
DE19853538625 DE3538625A1 (de) 1984-12-18 1985-10-30 Bandladevorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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