JPH0356868Y2 - - Google Patents

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JPH0356868Y2
JPH0356868Y2 JP17537486U JP17537486U JPH0356868Y2 JP H0356868 Y2 JPH0356868 Y2 JP H0356868Y2 JP 17537486 U JP17537486 U JP 17537486U JP 17537486 U JP17537486 U JP 17537486U JP H0356868 Y2 JPH0356868 Y2 JP H0356868Y2
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ice
ice making
partition
making
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、製氷装置に関し、特に、気泡等の気
体の阻害を受けることなく、製氷槽内で透明で且
つ正規の形状の角氷を製造するための新規な改良
に関する。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種の製氷装置として
は、種々採用され、提案されているが、その中で
代表的な構成を示す文献としては、実開昭59−
62478号公報、特開昭59−119168号公報及び実開
昭61−15478号公報を挙げることができる。
これらの中、実開昭59−62478号公報の構成は、
第4図及び第5図にて示す通りであり、符号1で
示されるものは、全体が角筒形状をなし、その内
部に角筒状の製氷槽2を有するケーシングであ
り、この製氷槽2内の空隙部2a内には、第5図
で示すような仕切体3が着脱自在に内設されてい
る。
前述の仕切体3は、四角形の水平仕切板4と4
個の垂直仕切板5とからなり、この水平仕切板4
には複数の案内孔6及び中心孔7が形成され、前
記垂直仕切板5に形成された係止孔8には、この
仕切板3を持ち上げるための取手9が設けられて
いる。
前記ケーシング1の上部に形成された開口部1
0上には、攪拌モータ11を内蔵した蓋体12が
開閉自在に設けられており、この攪拌モータ11
の回転軸13は、前記仕切板3の中心孔7内に回
転自在に設けられた攪拌体14と係合自在に構成
されている。
さらに、前記ケーシング1の下部には、圧縮機
15及び凝縮器16等からなる冷凍部17が配設
され、この冷凍部17は前記製氷槽2の外周に設
けられた冷却器18に接続されている。
従来の製氷装置は前述したように構成されてお
り、以下に、その動作について説明する。
第4図の状態において、製氷槽2内に製氷用水
を満水にした後、冷凍部17及び攪拌モータ11
を作動させると、冷却器18に冷媒が供給され製
氷槽2の冷却が開始されると共に、攪拌体14の
回転に伴つて製氷槽2内の製氷用水が攪拌され
る。
前述の製氷サイクルが所定時間経過すると、製
氷槽2内には仕切体3と一体状に凍結した複数の
角氷が成長し、製氷サイクル完了の検出によつて
除氷サイクルの開始となる。
除氷サイクルの開始によつて、冷却器18内に
はホツトガスが供給され、角氷の外周が融解し、
仕切体3の取手9を持ち上げることにより、大形
の角氷が取り出される。その後、仕切体3に外部
衝撃を与えることによつて8個の角氷に分割され
る。
又、前述の特開昭59−119168号公報に開示され
た製氷機は、図面には示してないが、前述の第1
従来例と同様に、角形製氷槽内に、第5図に示す
構成とほぼ同様の形状をなすと共に多数の案内孔
を有する仕切体を内設し、この仕切体に循環パイ
プを装着し、この循環パイプ内に送給される空気
によつて角形製氷槽内の製氷用水を攪拌しつつ製
氷を行つている。
さらに、前述の実開昭61−15478号公報に開示
された冷蔵庫の製氷装置は、図面には示していな
いが、前述の第1従来例と同様に、角形製氷槽内
に、案内孔を備えた水平仕切板を多段状に有する
仕切体が内設され、この角形製氷槽の最下部から
吐出される空気によつて製氷用水を攪拌しつつ製
氷を行つている。
c 考案が解決しようとする問題点 従来の製氷装置は、以上のように構成されてい
るため、次のような問題点を有していた。
(1) 実開昭59−62478号公報に示す構成の場合、
攪拌体の回転にも拘わらず、製氷槽が角形であ
るため、仕切体の仕切板が障害となつて製氷用
水が十分に攪拌されず、特に製氷槽内の外縁側
の角部においては製氷用水が滞留しやすく、気
泡が上方に抜け切れず、滞留することになり、
白濁氷の発生となつて角氷の商品価値が低下し
ていた。
(2) 又、仕切体が全て一体構成であるため、製氷
後の角氷への分割が難しく、角氷の生産効率が
低下していた。
(3) 又、特開昭59−119168号及び実開昭61−
15478号公報に示す構成の場合、空気により攪
拌しているが、仕切板の外縁側においては、気
泡を逃がすための案内孔が形成されていないた
め、その裏面側に気泡が滞留しやすく、白濁氷
の発生を防止することが極めて困難であつた。
本考案は、以上のような問題点を速やかに除去
し、白濁氷を有しない透明な良質氷を得ると共
に、除氷作業の簡易な製氷装置を得ることを目的
とする。
d 問題点を解決するための手段 本考案による製氷装置は、有底形で上部開放を
なすと共に、円筒状をなす製氷槽と、前記製氷槽
の外周に設けられた冷却器と、前記冷却器に接続
された冷凍部と、前記製氷槽内に着脱自在に設け
られ全体形状がほぼ円筒状をなすと共に、複数の
製氷小室を有する仕切体と、前記仕切体の中心に
形成された中心孔と、前記中心孔内に設けられた
攪拌体と、前記仕切体の水平仕切板の外縁に形成
された気体案内部とを備えた構成である。
e 作用 本考案による製氷装置においては、攪拌体によ
つて攪拌された製氷用水は、放射状に位置する各
製氷小室内に偏りなく供給され、この製氷用水中
に発生した気泡は、製氷槽の内壁に沿つて、その
外縁に形成された各気体案内部を経て上方に案内
され、仕切体外に放出される。
従つて、各製氷小室の角部では、気泡による白
濁氷又は角部の欠け等を完全に防止することがで
き、所望の透明角氷を安定して製造することがで
きる。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による製氷装置の好適
な実施例について、詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号
を用いて説明する。
第1図から第3図は、本考案による製氷装置を
示すためのもので、図において、符号1で示され
るものは、全体が円筒形状をなし、断熱材1aを
有すると共に、その内部に有底形で上部開放形を
なす円筒状の製氷槽2を有するケーシングであ
り、この製氷槽2内の空隙部2a内には、第2図
で示すようなほぼ円筒状をなす仕切体3が着脱自
在に内設されている。
前述の仕切体3は、氷の離形性の良い樹脂材よ
りなると共に、3個の仕切体エレメント3a,3
b及び3cからなり、これらの仕切体エレメント
3a,3b及び3cには、いずれも、複数の水平
仕切板4及び垂直仕切板5を互いに直交配設する
ことにより、各々複数個の製氷小室3dが形成さ
れている。
これらの各製氷小室3dは、仕切体3の内径側
から外径側に向けて貫通した断面形状が扇形に形
成されていると共に、前述の各垂直仕切板5は、
仕切体3の軸中心に対して放射方向に各々配設さ
れている。
さらに、前記各水平仕切板4の外縁側、すなわ
ち、前記製氷槽2の内壁2bと接合する部分に
は、U字形若しくはV字形をなす切欠部からなる
気体案内部4aが形成され、各水平仕切板4が製
氷槽2の内壁2bと接合した状態では、この気体
案内部4aは孔状に形成されている。
従つて、前述の各気体案内部4aは、各製氷小
室3dの上部側に位置する各水平仕切板4に形成
されている構成である。
前述の仕切体3は、第2図においては、三分割
された状態で示されているが、この三分割された
各仕切体エレメント3a,3b及び3cを前述の
製氷槽2内に内設すると、三分割状態から一体状
の円筒状をなす仕切体3の構成となる。
さらに、前記各仕切体エレメント3a,3b及
び3cの上面には、取手部3eが一体状に形成さ
れ、この取手部3eにより仕切体3を上方に持ち
上げることができる。
次に、前記ケーシング1の上部に形成された開
口部10上には、攪拌モータ11を有する蓋体1
2が開閉自在に設けられており、この攪拌モータ
11の回転軸13は、前記仕切体3の中心孔7に
垂下すると共に、この回転軸13の下端には、攪
拌体14が一体に設けられ、攪拌モータ11の回
転により攪拌体14が回転される構成である。
又、前記ケーシング1の外部には、圧縮機1
5、凝縮器16、キヤピラリーチユーブ19及び
ホツトガス弁20等からなる冷凍部17が配設さ
れ、この冷凍部17は前記製氷槽2の外周に設け
られた冷却器18に接続されている。
本考案による製氷装置は、前述したように構成
されており、以下に、その動作について説明す
る。
第1図の状態において、製氷槽2内に製氷用水
を満水にした後、冷凍部17及び攪拌モータ11
を作動させると、冷却器18に冷媒が供給され、
製氷槽2の冷却が開始されると共に、攪拌体14
の回転により、製氷用水は放射方向に攪拌されて
各製氷小室3d内の製氷用水の温度及び水質が、
ほぼ均一となる。
各製氷小室3d内に攪拌して供給された製氷用
水は、製氷槽2の内壁2bに当るが、気泡等の気
体は、滞溜せず、各気体案内部4aを経て次々と
上方に案内され、取手部3eに近い最上段の気体
案内部4aを経て、仕切体3外に放出される。
従つて、各製氷小室3d内に成長する角氷は、
気泡の滞溜を伴わないため、白濁部のない透明な
氷となる。
所定時間経過後、製氷サイクルから除氷サイク
ルに移行すると、ホツトガス弁20が開弁して、
ホツトガスが冷却器18に送られて製氷槽2が加
熱され、角氷の外周における製氷槽2の内壁2b
との接触部が融解される。
図示しないタイマーによつて一定の除氷サイク
ルの経過が検知されると、除氷サイクルが完了
し、仕切体3の取手部3eを介して手で上方に引
き上げると、製氷完了状態の仕切体3を製氷槽2
から離脱して、上方に持ち上げることができる。
その後、仕切体3に軽く衝撃を加えることによ
り、仕切体3は各仕切体エレメント3a,3b及
び3cに分割されると共に、各製氷小室3dから
角氷を得ることができる。
尚、前述の気体案内部4aの形状については、
実施例に示された切欠部に限らず、1個の孔、又
は、複数の孔とした場合も同様の作用効果を得る
ことができることは述べるまでもないことであ
る。
g 考案の効果 本考案による製氷装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができ
る。
(1) 切欠部等からなる気体案内部が、水平仕切板
の外縁側に形成されていることにより、各製氷
小室の上面側に滞溜しようとする気泡等を、全
て上方に案内して外部に放出することができ、
気泡による角氷の形状悪化及び白濁氷の防止を
得ることができるため、透明な良質の角氷を効
率よく生産することができる。
(2) 製氷槽及び仕切体が円筒状であるため、攪拌
時の攪拌効率がよく、温度分布にムラがなく、
均質な透明氷を得ることができる。
(3) 仕切体が三分割できるため、除氷時の角氷の
取り出しが容易で、脱氷及び生産効率を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、本考案による製氷装置を
示すためのもので、第1図は全体構成を示す一部
断面を含む構成図、第2図は仕切体を示す斜視
図、第3図は第1図の要部を示す拡大断面図、第
4図及び第5図は従来構成を示すもので、第4図
は断面図、第5図は仕切体を示す斜視図である。 2は製氷槽、3は仕切体、3a,3b及び3c
は仕切体エレメント、3dは製氷小室、3eは取
手部、4は水平仕切板、4aは気体案内部、7は
中心孔、17は冷凍部、18は冷却器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有底形で上部開放形をなすと共に、円筒状を
    なす製氷槽2と、前記製氷槽2の外周に設けら
    れた冷却器18と、前記冷却器18に接続され
    た冷凍部17と、前記製氷槽2内に着脱自在に
    設けられ全体形状がほぼ円筒状をなすと共に、
    複数の製氷小室3dを有する仕切体3と、前記
    仕切体3の中心に形成された中心孔7と、前記
    中心孔7内に設けられた攪拌体14と、前記仕
    切体3の水平仕切板4の外縁に形成された気体
    案内部4aとを備え、製氷時における前記製氷
    小室3d内の気体は前記気体案内部4aを経て
    前記仕切体3外に案内されるようにしたことを
    特徴とする製氷装置。 (2) 前記気体案内部4aは、切欠部からなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の製氷装置。 (3) 前記気体案内部4aは、前記各製氷小室3d
    の上部側の前記水平仕切板4に形成されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の製氷装置。 (4) 前記仕切体3は、複数個の仕切体エレメント
    3a,3b,3cに分割できるように構成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項乃至第3項の何れかに記載の製氷装
    置。
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Publication Number Publication Date
JPS6382175U JPS6382175U (ja) 1988-05-30
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