JPH0448456Y2 - - Google Patents
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- JPH0448456Y2 JPH0448456Y2 JP1986016910U JP1691086U JPH0448456Y2 JP H0448456 Y2 JPH0448456 Y2 JP H0448456Y2 JP 1986016910 U JP1986016910 U JP 1986016910U JP 1691086 U JP1691086 U JP 1691086U JP H0448456 Y2 JPH0448456 Y2 JP H0448456Y2
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- ice
- making
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- tank
- ice making
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Description
本考案は、製氷装置に関し、特に、冷却器が外
周に巻着された製氷槽内に水を入れ、この水を攪
拌しながら冷却器により冷却して、製氷槽内に角
氷を製造する製氷装置に関するものである。
周に巻着された製氷槽内に水を入れ、この水を攪
拌しながら冷却器により冷却して、製氷槽内に角
氷を製造する製氷装置に関するものである。
従来、この種の製氷装置としては様々なものが
提案されてきたが、第4図に示すように、実開昭
59−62478号公報に開示されたものが広く知られ
ている。 即ち、第4図において、符号1で示されるもの
は、全体が角筒形状をなし、内部に同様の形状の
製氷槽2を有する断熱ケーシングであり、この製
氷槽2の空隙部2a内には、第5図に示すような
仕切体3が着脱自在に配置されている。 前述の仕切体3は、四角形の1枚の水平仕切板
4と、この水平仕切板4に組み合う4枚の垂直仕
切板5とからなり、水平仕切板4には複数の案内
孔6及び中心孔7が形成され、4個の垂直仕切板
5のうちの直線状に整列した1対の垂直仕切板の
上方部位には係止孔8が形成されている。該係止
孔8には取手9の端部が係合するようになつてい
る。 ケーシング1の上端の開口部10には、攪拌モ
ータ11を内蔵した蓋体12が開閉自在に設けら
れており、同攪拌モータ11から下方に延びて前
記中心孔7を通る回転軸13には、羽根状の攪拌
体14が係合自在に設けられている。 更に、ケーシング1の下方には、圧縮機15及
び凝縮器16等からなる冷凍部17が配設され、
この冷凍部17の図示しない冷媒管は、製氷槽2
の外周に巻着された冷却器18に接続されてい
る。 従来の製氷装置は前述したように構成されてお
り、以下に、その動作について説明する。 第4図において、製氷槽2内に製氷用水を入れ
た後、冷凍部17及び攪拌モータ11を作動させ
ると、冷却器18に冷媒が供給され製氷槽2を介
して製氷用水の冷却が開始されると共に、攪拌体
14が回転して製氷槽2内の製氷用水が攪拌され
る。 前述の製氷サイクルが所定時間経過すると、製
氷槽2内には仕切体3を包み込むような状態でブ
ロツク状の角氷が成長して、製氷サイクル完了と
なり、除氷サイクルに切り替わる。 除氷サイクルの開始によつて、冷却器18内に
はホツトガスが供給され、角氷の外周が融解し、
仕切体3に取手9を取り付けて持ち上げることに
より、仕切体3と共に大きな角氷が取り出され
る。その後、仕切体3の仕切板4,5に衝撃を与
えることによつて、この角氷は8個の相対的に小
さな角氷に分割される。
提案されてきたが、第4図に示すように、実開昭
59−62478号公報に開示されたものが広く知られ
ている。 即ち、第4図において、符号1で示されるもの
は、全体が角筒形状をなし、内部に同様の形状の
製氷槽2を有する断熱ケーシングであり、この製
氷槽2の空隙部2a内には、第5図に示すような
仕切体3が着脱自在に配置されている。 前述の仕切体3は、四角形の1枚の水平仕切板
4と、この水平仕切板4に組み合う4枚の垂直仕
切板5とからなり、水平仕切板4には複数の案内
孔6及び中心孔7が形成され、4個の垂直仕切板
5のうちの直線状に整列した1対の垂直仕切板の
上方部位には係止孔8が形成されている。該係止
孔8には取手9の端部が係合するようになつてい
る。 ケーシング1の上端の開口部10には、攪拌モ
ータ11を内蔵した蓋体12が開閉自在に設けら
れており、同攪拌モータ11から下方に延びて前
記中心孔7を通る回転軸13には、羽根状の攪拌
体14が係合自在に設けられている。 更に、ケーシング1の下方には、圧縮機15及
び凝縮器16等からなる冷凍部17が配設され、
この冷凍部17の図示しない冷媒管は、製氷槽2
の外周に巻着された冷却器18に接続されてい
る。 従来の製氷装置は前述したように構成されてお
り、以下に、その動作について説明する。 第4図において、製氷槽2内に製氷用水を入れ
た後、冷凍部17及び攪拌モータ11を作動させ
ると、冷却器18に冷媒が供給され製氷槽2を介
して製氷用水の冷却が開始されると共に、攪拌体
14が回転して製氷槽2内の製氷用水が攪拌され
る。 前述の製氷サイクルが所定時間経過すると、製
氷槽2内には仕切体3を包み込むような状態でブ
ロツク状の角氷が成長して、製氷サイクル完了と
なり、除氷サイクルに切り替わる。 除氷サイクルの開始によつて、冷却器18内に
はホツトガスが供給され、角氷の外周が融解し、
仕切体3に取手9を取り付けて持ち上げることに
より、仕切体3と共に大きな角氷が取り出され
る。その後、仕切体3の仕切板4,5に衝撃を与
えることによつて、この角氷は8個の相対的に小
さな角氷に分割される。
上述した従来の製氷装置では、製氷槽2が角形
であると共に垂直仕切板5が半径方向の内方に深
く延びているため、製氷サイクル中に常時攪拌体
14を作動させておいても、仕切板が障害となつ
て製氷用水が十分に攪拌されず、特に製氷槽2内
の隅部では製氷用水の滞留が生じ、氷が白濁し易
かつた。 また、仕切体の仕切板4及び5が互いに固着さ
れた一体構造であるため、製氷槽から角氷と一体
になつた仕切体を持ち上げた後、この角氷を、相
対的に小さい個々の角氷に分割することが難し
く、改良が望まれていた。 従つて、本考案の目的は、氷が白濁しないよう
に製氷用水の攪拌をスムーズに行うことができる
と共に、製造した氷を仕切体から個々の角氷とし
て容易に離脱させることができる製氷装置を提供
することである。
であると共に垂直仕切板5が半径方向の内方に深
く延びているため、製氷サイクル中に常時攪拌体
14を作動させておいても、仕切板が障害となつ
て製氷用水が十分に攪拌されず、特に製氷槽2内
の隅部では製氷用水の滞留が生じ、氷が白濁し易
かつた。 また、仕切体の仕切板4及び5が互いに固着さ
れた一体構造であるため、製氷槽から角氷と一体
になつた仕切体を持ち上げた後、この角氷を、相
対的に小さい個々の角氷に分割することが難し
く、改良が望まれていた。 従つて、本考案の目的は、氷が白濁しないよう
に製氷用水の攪拌をスムーズに行うことができる
と共に、製造した氷を仕切体から個々の角氷とし
て容易に離脱させることができる製氷装置を提供
することである。
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案による製氷
装置は、円柱体状の製氷室を画成する中空の製氷
槽と、該製氷槽の外周面に設けられた冷却器と、
前記製氷槽の前記製氷室内に着脱自在に配設され
る環状の製氷室仕切体と、環状の該製氷室仕切体
により前記製氷室の中央に画成された中心孔内に
回転自在に設けられる攪拌装置とを備え、前記製
氷室仕切体は分割可能な複数の別個の扇形仕切体
セグメントからなり、各仕切体セグメントは、縦
方向に関しては前記製氷槽の軸心に沿つて実質的
に垂直に延び、円周方向に関しては実質的に360
℃を前記仕切体セグメントの個数で割つた角度だ
け前記製氷槽の内周面に沿つて延び、半径方向に
関しては前記製氷槽の軸心に関して放射状に延び
ると共に、多数の製氷小室を画成するように互い
に組み合つた複数の水平仕切板と複数の垂直仕切
板とから構成されている。
装置は、円柱体状の製氷室を画成する中空の製氷
槽と、該製氷槽の外周面に設けられた冷却器と、
前記製氷槽の前記製氷室内に着脱自在に配設され
る環状の製氷室仕切体と、環状の該製氷室仕切体
により前記製氷室の中央に画成された中心孔内に
回転自在に設けられる攪拌装置とを備え、前記製
氷室仕切体は分割可能な複数の別個の扇形仕切体
セグメントからなり、各仕切体セグメントは、縦
方向に関しては前記製氷槽の軸心に沿つて実質的
に垂直に延び、円周方向に関しては実質的に360
℃を前記仕切体セグメントの個数で割つた角度だ
け前記製氷槽の内周面に沿つて延び、半径方向に
関しては前記製氷槽の軸心に関して放射状に延び
ると共に、多数の製氷小室を画成するように互い
に組み合つた複数の水平仕切板と複数の垂直仕切
板とから構成されている。
製氷室は円柱形であり、また、この中に配設さ
れる製氷室仕切体は環状の形状であり、同仕切体
の中央に画成される中心孔もほぼ円柱形であるか
ら、中心孔内の攪拌装置により製氷用水を攪拌す
ると、製氷室の隅々の製氷用水まで十分に攪拌さ
れ、滞留することがない。 また、仕切体は、製氷室内で複数の個々のセグ
メントを単に端と端とを接触して配置することに
より環状に形成されるので、製氷完了後の氷の取
り出しは、仕切体に軽く力を加えて個々のセグメ
ントに分割してから、各セグメントを軽く変形さ
せることにより、家庭用冷蔵庫の製氷皿から氷を
取り出すような感覚で、相対的に小さな角氷に分
割される。
れる製氷室仕切体は環状の形状であり、同仕切体
の中央に画成される中心孔もほぼ円柱形であるか
ら、中心孔内の攪拌装置により製氷用水を攪拌す
ると、製氷室の隅々の製氷用水まで十分に攪拌さ
れ、滞留することがない。 また、仕切体は、製氷室内で複数の個々のセグ
メントを単に端と端とを接触して配置することに
より環状に形成されるので、製氷完了後の氷の取
り出しは、仕切体に軽く力を加えて個々のセグメ
ントに分割してから、各セグメントを軽く変形さ
せることにより、家庭用冷蔵庫の製氷皿から氷を
取り出すような感覚で、相対的に小さな角氷に分
割される。
次に、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。 本考案による製氷装置を示す第1図〜第3図に
おいて、符号1で示されるものは、断熱材1aを
有するほぼ円筒形のケーシングであり、その内部
には、頂端が開放し底端が閉じた円筒形の製氷槽
2が設けられている。製氷槽2により画成された
円柱体状の製氷室2a内には、外形輪郭が環状も
しくは円形筒状の仕切体3が製氷槽2の内壁面に
接触して着脱自在に設けられている。 前述の仕切体3は、実施例では、氷の離型性の
良い適宜の樹脂材料から形成された3個の仕切体
セグメント3a,3b及び3cからなり、また、
各セグメントは、複数枚の弓形形状の水平仕切板
4と、該水平仕切板4に対して直交配設された複
数枚の垂直仕切板5とから、第2図に最も良く示
す湾曲形状に形成されていて、隣接する1対の水
平仕切板4と、同水平仕切板4に組み合う1対の
隣接した垂直仕切板5とがほぼ台形状の製氷小室
3dを画成している。 各垂直仕切板5は、半径方向に関しては、環状
の仕切体3の軸線を中心として放射状に延びてい
るため、各製氷小室3dを水平面で切断した時の
その輪郭も、弓形もしくは扇形になる。 従つて、各仕切体セグメントの両端の垂直仕切
板5に挟まれる角度は120°であり、かかる3個の
仕切体セグメントを製氷槽2内に入れると、円筒
形状に連続した環状の仕切体3となる。 また、第3図から諒解されるように、ケーシン
グ1の頂端の開口部10には、攪拌モータ11を
有する蓋体12が開閉自在に設けられている。こ
の攪拌モータ11の回転軸13は、環状の仕切体
3により画成された中心孔7内に垂下すると共
に、その下端に、回転羽根の形態の攪拌体14を
備えている。 更に、ケーシング1の外部には、圧縮機15、
凝縮器16、冷媒制御弁19及びホツトガス弁2
0等からなる冷凍部17が配設されている。この
冷凍部17は、製氷槽2の外周に巻着された冷却
器18に接続されている。 次に、上述した構成を有する本考案の製氷装置
の動作について説明する。 第3図において、製氷槽2内に各仕切体セグメ
ント3a,3b,3cを入れて円形に連続した環
状の仕切体3とした後、所定レベルまで、製氷用
水を入れてから、攪拌体14が中心孔7内に延入
するように蓋体12を装着する。しかる後、冷凍
部17及び攪拌モータ11を作動させると、製氷
槽2内の製氷用水は、冷却器18に冷媒が供給さ
れることにより製氷槽2を介して冷却されると共
に、攪拌体14の回転に伴つて攪拌される。この
製氷サイクル時、中心孔7、仕切体3の半径方向
内側側部及び外側側部、並びに製氷槽2の内周面
も円柱形もしくは円筒形であるから、攪拌体14
の回転により中心孔7内の製氷用水が回転する
と、この回転に随伴して各製氷小室3d内の製氷
用水に攪拌が生ずる。 上述の製氷サイクルが所定時間経過するころに
は、製氷槽2内に設けられた仕切体3の各製氷小
室3dに、水平面における断面形状がほぼ扇形の
透明な角氷が成長する。上記の所定時間はタイマ
等の手段により計時されており、所定時間に達す
ると、タイマが製氷完了信号を出力して、製氷装
置は製氷サイクルから除氷サイクルに切り替えら
れる。 除氷サイクルの開始によつて、冷却器18内に
はホツトガスが供給されて、製氷槽2に対する氷
の境界面もしくは接触面が融解され、扇形の角氷
を各製氷小室3dに収容した仕切体3を製氷槽2
から取り出しうる状態となる。この状態で、蓋体
12を開き仕切体3を露出させれば、3個の仕切
体セグメントからなる仕切体3を容易に取り出す
ことができる。 製氷槽2から取り出した仕切体3に軽く衝撃を
加えると、仕切体3は各仕切体セグメント3a,
3b及び3cに簡単に分割される。その後、各仕
切体セグメントを手で捩るようにして若干変形を
加えれば、各製氷小室3dから角氷を取り出すこ
とができる。特に、各製氷小室3dは台形状であ
り、且つ台形の頂面及び底面は開放しているた
め、各仕切体セグメントの若干の変形だけでは製
氷小室3d内の角氷を取り出し難いような場合に
は、台形の頂面側から底面側に各角氷を押せば、
容易に取り出せる。
を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。 本考案による製氷装置を示す第1図〜第3図に
おいて、符号1で示されるものは、断熱材1aを
有するほぼ円筒形のケーシングであり、その内部
には、頂端が開放し底端が閉じた円筒形の製氷槽
2が設けられている。製氷槽2により画成された
円柱体状の製氷室2a内には、外形輪郭が環状も
しくは円形筒状の仕切体3が製氷槽2の内壁面に
接触して着脱自在に設けられている。 前述の仕切体3は、実施例では、氷の離型性の
良い適宜の樹脂材料から形成された3個の仕切体
セグメント3a,3b及び3cからなり、また、
各セグメントは、複数枚の弓形形状の水平仕切板
4と、該水平仕切板4に対して直交配設された複
数枚の垂直仕切板5とから、第2図に最も良く示
す湾曲形状に形成されていて、隣接する1対の水
平仕切板4と、同水平仕切板4に組み合う1対の
隣接した垂直仕切板5とがほぼ台形状の製氷小室
3dを画成している。 各垂直仕切板5は、半径方向に関しては、環状
の仕切体3の軸線を中心として放射状に延びてい
るため、各製氷小室3dを水平面で切断した時の
その輪郭も、弓形もしくは扇形になる。 従つて、各仕切体セグメントの両端の垂直仕切
板5に挟まれる角度は120°であり、かかる3個の
仕切体セグメントを製氷槽2内に入れると、円筒
形状に連続した環状の仕切体3となる。 また、第3図から諒解されるように、ケーシン
グ1の頂端の開口部10には、攪拌モータ11を
有する蓋体12が開閉自在に設けられている。こ
の攪拌モータ11の回転軸13は、環状の仕切体
3により画成された中心孔7内に垂下すると共
に、その下端に、回転羽根の形態の攪拌体14を
備えている。 更に、ケーシング1の外部には、圧縮機15、
凝縮器16、冷媒制御弁19及びホツトガス弁2
0等からなる冷凍部17が配設されている。この
冷凍部17は、製氷槽2の外周に巻着された冷却
器18に接続されている。 次に、上述した構成を有する本考案の製氷装置
の動作について説明する。 第3図において、製氷槽2内に各仕切体セグメ
ント3a,3b,3cを入れて円形に連続した環
状の仕切体3とした後、所定レベルまで、製氷用
水を入れてから、攪拌体14が中心孔7内に延入
するように蓋体12を装着する。しかる後、冷凍
部17及び攪拌モータ11を作動させると、製氷
槽2内の製氷用水は、冷却器18に冷媒が供給さ
れることにより製氷槽2を介して冷却されると共
に、攪拌体14の回転に伴つて攪拌される。この
製氷サイクル時、中心孔7、仕切体3の半径方向
内側側部及び外側側部、並びに製氷槽2の内周面
も円柱形もしくは円筒形であるから、攪拌体14
の回転により中心孔7内の製氷用水が回転する
と、この回転に随伴して各製氷小室3d内の製氷
用水に攪拌が生ずる。 上述の製氷サイクルが所定時間経過するころに
は、製氷槽2内に設けられた仕切体3の各製氷小
室3dに、水平面における断面形状がほぼ扇形の
透明な角氷が成長する。上記の所定時間はタイマ
等の手段により計時されており、所定時間に達す
ると、タイマが製氷完了信号を出力して、製氷装
置は製氷サイクルから除氷サイクルに切り替えら
れる。 除氷サイクルの開始によつて、冷却器18内に
はホツトガスが供給されて、製氷槽2に対する氷
の境界面もしくは接触面が融解され、扇形の角氷
を各製氷小室3dに収容した仕切体3を製氷槽2
から取り出しうる状態となる。この状態で、蓋体
12を開き仕切体3を露出させれば、3個の仕切
体セグメントからなる仕切体3を容易に取り出す
ことができる。 製氷槽2から取り出した仕切体3に軽く衝撃を
加えると、仕切体3は各仕切体セグメント3a,
3b及び3cに簡単に分割される。その後、各仕
切体セグメントを手で捩るようにして若干変形を
加えれば、各製氷小室3dから角氷を取り出すこ
とができる。特に、各製氷小室3dは台形状であ
り、且つ台形の頂面及び底面は開放しているた
め、各仕切体セグメントの若干の変形だけでは製
氷小室3d内の角氷を取り出し難いような場合に
は、台形の頂面側から底面側に各角氷を押せば、
容易に取り出せる。
本考案によれば、製氷室は円柱形であり、ま
た、この中に配設される製氷室仕切体は環状の形
状であり、同仕切体の中央に画成される中心孔も
実質的に円柱形であるから、中心孔内の攪拌装置
により製氷用水を攪拌すると、製氷室の隅々の製
氷用水まで十分に攪拌され、滞留することがない
ので、透明な角氷を得ることができる。 また、本考案によれば、仕切体は、製氷室内で
複数の個々のセグメントを単に端と端とを接触し
て配置することにより環状に形成されるので、製
氷完了後の氷の取り出しは、仕切体に軽く力を加
えて、氷結して一体になつていたセグメントを
個々のセグメントに分割してから、各セグメント
を軽く変形させることにより、家庭用冷蔵庫の製
氷皿から氷を取り出すような感覚で、相対的に小
さな角氷を容易に取り出すことができる。
た、この中に配設される製氷室仕切体は環状の形
状であり、同仕切体の中央に画成される中心孔も
実質的に円柱形であるから、中心孔内の攪拌装置
により製氷用水を攪拌すると、製氷室の隅々の製
氷用水まで十分に攪拌され、滞留することがない
ので、透明な角氷を得ることができる。 また、本考案によれば、仕切体は、製氷室内で
複数の個々のセグメントを単に端と端とを接触し
て配置することにより環状に形成されるので、製
氷完了後の氷の取り出しは、仕切体に軽く力を加
えて、氷結して一体になつていたセグメントを
個々のセグメントに分割してから、各セグメント
を軽く変形させることにより、家庭用冷蔵庫の製
氷皿から氷を取り出すような感覚で、相対的に小
さな角氷を容易に取り出すことができる。
第1図は、本考案による製氷装置を、その断熱
ケーシングを部分的に破断した状態で示す斜視
図、第2図は、第1図の製氷装置の製氷槽内に設
けられている仕切体を分解した状態で示す斜視
図、第3図は、第1図の製氷装置の全体構成をそ
の冷凍部等と共に一部断面で示す概要図、第4図
は、従来の製氷装置の概略断面図、第5図は、第
4図の製氷装置で用いられている仕切体の斜視図
である。 2……製氷槽、2a……製氷室、3……仕切体
(製氷室仕切体)、3a,3b,3c……仕切体セ
グメント、7……中心孔、14……攪拌体(攪拌
装置)、18……冷却器。
ケーシングを部分的に破断した状態で示す斜視
図、第2図は、第1図の製氷装置の製氷槽内に設
けられている仕切体を分解した状態で示す斜視
図、第3図は、第1図の製氷装置の全体構成をそ
の冷凍部等と共に一部断面で示す概要図、第4図
は、従来の製氷装置の概略断面図、第5図は、第
4図の製氷装置で用いられている仕切体の斜視図
である。 2……製氷槽、2a……製氷室、3……仕切体
(製氷室仕切体)、3a,3b,3c……仕切体セ
グメント、7……中心孔、14……攪拌体(攪拌
装置)、18……冷却器。
Claims (1)
- 円柱体状の製氷室2aを画成する中空の製氷槽
2と、該製氷槽2の外周面に設けられた冷却器1
8と、前記製氷槽2の前記製氷室内に着脱自在に
配設される環状の製氷室仕切体3と、環状の該製
氷室仕切体3により前記製氷室の中央に画成され
た中心孔7内に回転自在に設けられる攪拌装置1
4とを備え、前記製氷室仕切体3は分割可能な複
数の別個の扇形仕切体セグメント3a,3b,3
cからなり、各仕切体セグメントは、縦方向に関
しては前記製氷槽の軸心に沿つて実質的に垂直に
延び、円周方向に関しては実質的に360°を前記仕
切体セグメントの個数で割つた角度だけ前記製氷
槽の内周面に沿つて延び、半径方向に関しては前
記製氷槽の軸心に関して放射状に延びると共に、
多数の製氷小室3dを画成するように互いに組み
合つた複数の水平仕切板4と複数の垂直仕切板5
とから構成されている製氷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986016910U JPH0448456Y2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986016910U JPH0448456Y2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62130375U JPS62130375U (ja) | 1987-08-18 |
JPH0448456Y2 true JPH0448456Y2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=30809193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986016910U Expired JPH0448456Y2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448456Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5324005B1 (ja) * | 2013-02-07 | 2013-10-23 | 稲森 總一郎 | 製氷機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58217170A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-17 | 三洋電機株式会社 | 製氷機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58148585U (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-05 | 梶原 輝久 | ハ−ト型氷器 |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP1986016910U patent/JPH0448456Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58217170A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-17 | 三洋電機株式会社 | 製氷機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62130375U (ja) | 1987-08-18 |
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