JPH0356845Y2 - - Google Patents

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JPH0356845Y2
JPH0356845Y2 JP4627286U JP4627286U JPH0356845Y2 JP H0356845 Y2 JPH0356845 Y2 JP H0356845Y2 JP 4627286 U JP4627286 U JP 4627286U JP 4627286 U JP4627286 U JP 4627286U JP H0356845 Y2 JPH0356845 Y2 JP H0356845Y2
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partition plate
plate
slit
damper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は室内の空調に用いられるレジスターに
関し、自動車をはじめ広く一般に用いられるもの
である。
〔従来の技術〕
自動車室内の空調をレジスターを用いて行な
い、冷暖房や換気の空気流を適宜方向に送風する
ことは従来より公知であり、従来のレジスターは
第3図に示す如く、インストルメントパネル11
内に横フイン12群と縦フイン13群とを格子状
に配向し、横フインの上下回動により風向きの上
下方向調節を、縦フインの左右回動により風向き
の左右方向調節をそれぞれ行なつている。そして
一定間隔で平行に配向された各横フイン12は縦
連結棒16によつて同一回動するように構成され
て横フイン調節ダイヤル14で調節操作されるよ
うになつている。また各縦フイン13はそれぞれ
が横連結棒17によつて同一回動するように構成
され、縦フイン調節ダイヤル15で調節されるよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の如き構造の従来レジスターにあつては、
縦フイン群と横フイン群とで縦横格子が形成さ
れ、格子目に穴が開いてしまうため自動車に適用
した場合にはインストルメントパネルのデザイン
を損なっていた。そして吹出口の上下幅も薄く出
来なく、またフインの一枚毎にほこりが付着して
掃除もしにくかった。その結果、レジスターが車
内の高級化デザインにおける一大障害要因となつ
ていた。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案はスリツト状の細長い開口から空気を吹
出すようにし、従来品よりも上下幅の薄いレジス
ターとし、且つ外からフイン群の格子目が見えな
いようにして前述の問題点を解決するものであつ
て、第1図の如く、上板1と下板3とで上下幅の
薄い且つ細長いスリツトSから空気を吹出す外形
とし、スリツトSは上板の下向き案内面2′と下
板の上向き案内面4′とで構成し、スリツトSの
間隙と同程度の厚みを有する水平仕切り板5をス
リツトの真奥に配設し、仕切り板5の前端の上側
斜面51と下向案内面2′とで下向き案内流路を
形成し、仕切り板の下側斜面52と上向案内面
4′とで上向き案内流路を形成すると共に、上下
の各縦フイン群に傾斜後退前縁を形成した。
そして水平にスリツト開口Sを見た場合には、
スリツト開口内方に水平仕切り板のみが見え、斜
め方向からスリツト開口Sを見ても各縦フインの
前縁が傾斜後退しているため殆んどフインが見え
なくなり、あたかも空気吹出口の奥に水平仕切り
板のみが存在するような斬新なデザインのレジス
ターとなつた。
〔実施例〕
第1図及び第2図に示す如く、上板1の先端部
2内側に下向案内曲面2′を形成し、下板3の先
端部4内側に上向案内曲面4′を形成して、細長
いスリツト開口Sを有するリテーナを構成した。
スリツトSの奥には、スリツトSの幅と同等の厚
さを有する水平仕切り板5を全長に亘つて差し渡
した。仕切り板は前端に上側斜面51及び下側斜
面52を有する弾頭形とし、上側斜面51と下向
案内面2′とで斜下向流路を、下側斜面52と上
向案内面とで斜上向流路を形成した。各案内面の
傾斜は接線Yの水平面に対する角度θを40°〜50°
とした。仕切り板上面と上板内面との間隙には縦
フイン群7を、仕切り板下面と下板内面との間隙
には縦フイン群7′を、それぞれ慣用の手段でピ
ンP2のまわりに左右回転出来るように設けた。
仕切り板後端には厚み全体に亘る円弧凹面53
を形成し、該凹面53と略同径の円弧凸面61を
有し先細り状に薄くなつた断面くさび形のダンパ
6を、基部の円弧凸面61が円弧凹面53内に抱
持される形態でピン軸P1により回転可能に配設
した。縦フイン群は、各傾斜後退前縁8が仕切り
板の各上下斜面51,52の延長線上となり、各
傾斜突出後縁9がダンパ6の上下板内面への当接
回動を阻害しない範囲で且つフイン面積が最大と
なる如く、即ちダンパが上下板に当接した際に後
縁9がダンパ表面と殆んど接触する位に近接した
状態となる如く、形成した。
得られたレジスターでは、ダンパ6を、従来の
横フインの上下動と同じく慣用の手段で、ピン
P1のまわりに上方に回動して上板内面に先端に
当接させた場合に上側流路W1への空気流Aの供
給は停止され、全空気流は下側流路W2から上向
案内面4′と下側斜面52との上向き案内で斜上
方流A1として吹出した。同様にダンパ6を下板
内面に当接させた場合(点線位置)には空気流は
斜下方流A2となつた。ダンパ6を中立位置とす
れば供給空気流Aが上下両流路に分流されてスリ
ツトSからは斜下向流と斜上向流が合流して水平
に吹出した。案内面の傾斜角が40°〜50°であつて
も有効偏向角は約35°〜40°であつた。
以上の如くダンパ61枚の上下回動で従来の横
フイン群の機能を達成した。
縦フイン群は慣用の回動手段によつてピンP2
のまわりに左右回動し、吹出し空気流を左右に振
ることが出来るが、上下フインの各前縁が仕切り
板5の上下各斜面51,52の延長線上にあるた
め、レジスターの斜め上下からスリツトS内を見
てもフイン群は殆んど見えなかつた。
そしてレジスターの正面からスリツトS内を見
ても水平仕切り板5だけが見えた。各縦フイン
7,7′は前縁が傾斜後退しているが、後縁が傾
斜突出しているため、空気流に対する指向性が良
くなつた。
また、ダンパ6の基部の厚さは仕切り板5の厚
さと略同一であり、且つ円弧凹面53と円弧凸面
61の嵌合状態でダンパと仕切り板が連設されて
いるため、ダンパがどのような位置を占めても、
供給空気流Aはダンパ面から仕切り板面へと平滑
に流れた。
〔考案の効果〕
横フイン群がなくなり、吹出し開口スリツトか
らは水平仕切り板のみが見えて、縦フイン群はス
リツトSから見えなくなつたため、斬新で高級感
あふれる細長いスリツトレジスターが得られた。
レジスターの上下方向厚みが薄く出来たため、
吹出し口というイメージがなくなり、且つ自動車
のインストルメントパネル面のデザイン利用面が
広くなり、デザイン上の自由度が高まつた。
横フイン群がなくなつたため部品数が減り、製
造及び保守管理面で合理化出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案レジスターの要部断面図。第2
図は本考案レジスターの上下板を除いた状態の斜
視図。第3図は従来のレジスター斜視図。 1……上板、2……上板前端部、2′……下向
案内面、3……下板、4……下板前端部、4′…
…下向案内面、5……水平仕切り板、51……前
端上側斜面、52……前端下側斜面、6……ダン
パ、7,7′……縦フイン、8……傾斜後退前縁、
9……傾斜突出後縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 前端部2の内側に下向案内面2′を有する上
    板1と、前端部4の内側に上向案内面4′を有
    する下板3との間に、前端上下に斜面51,5
    2を有する仕切り板5を、上側流路W1と下側
    流路W2とに分割するように差し渡して固定し、
    仕切り板5後端にダンパー6を上下回動可能に
    取付けると共に、傾斜後退前縁8と傾斜突出後
    縁9とで略菱形を呈する縦フイン群7,7′を、
    水平仕切り板5と上板内面の空間及び水平仕切
    り板と下板内面の空間に、回動自在に配設した
    ことを特徴とする空調用スリツトレジスター。 2 上下縦フイン7は、傾斜後退前縁8が水平仕
    切り板5の上下の斜面の延長であり、傾斜突出
    後縁9がダンパー6の上下板内面に当接した状
    態に於てダンパー面と接触しない範囲の最大形
    状を占める実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の空調用スリツトレジスター。 3 上板前端部2と下板前端部4とで形成された
    スリツト開口Sが水平仕切り板5の厚さと等し
    い実用新案登録請求の範囲第1項に記載の空調
    用スリツトレジスター。
JP4627286U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0356845Y2 (ja)

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JPS62160255U JPS62160255U (ja) 1987-10-12
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JP4983143B2 (ja) * 2006-08-09 2012-07-25 トヨタ自動車株式会社 空調用レジスタ
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