JPH0356620Y2 - - Google Patents

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JPH0356620Y2
JPH0356620Y2 JP1985133873U JP13387385U JPH0356620Y2 JP H0356620 Y2 JPH0356620 Y2 JP H0356620Y2 JP 1985133873 U JP1985133873 U JP 1985133873U JP 13387385 U JP13387385 U JP 13387385U JP H0356620 Y2 JPH0356620 Y2 JP H0356620Y2
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JP
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shaped
arc
sliding
sliding door
sliding body
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JP1985133873U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、洋服ダンス等の各種収納家具やクロ
ーゼツト等の造り付け収納部に使用される引き違
い戸、特に2枚の引き違い戸が何れも閉じ位置に
あるとき、両引き違い戸が略面一に直列するよう
に構成された引き違い戸の底部の案内装置に関す
るものである。
(従来の技術及びその問題点) 上記のような所謂フラツトタイプの引き違い戸
案内装置は、2枚の引き違い戸各々が、閉じ位置
から斜め後側に略平行移動する斜め退入経路部と
この斜め退入経路部から他方の引き違い戸の閉じ
位置の後側まで略直線状に延びる直線経路部とか
ら成る開閉移動経路にそつて移動可能に支持さ
れ、両引き違い戸が閉じ位置にあるとき、両引き
違い戸が略面一に直列するように構成されてい
る。
このような引き違い戸は、その上部の両端近傍
に配設された吊り下げ用ホイールを介して前記斜
め退入経路部及び直線経路部を形成する吊り下げ
用ガイドレールに吊り下げられるものであるが、
底部についても一定経路を移動するようにガイド
レールで案内しなければならない。この場合、両
引き違い戸の開閉移動経路が互いに交差するの
で、その経路交差部で引き違い戸側の被案内摺動
体が間違つた経路へ進入することがないように構
成しなければならない。
更に、開閉移動経路を形成するガイドレールと
引き違い戸側に設けられた被案内摺動体との間の
遊びに起因する引き違い戸の前後の揺れ動きも防
止する必要がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような課題を解決し得る引き違
い戸底部案内装置を提案するものであつて、その
特徴は、引き違い戸の底部で両端近傍2箇所に、
円弧形摺動体をその長さ方向の一端近傍位置で垂
直支軸により揺動可能に軸支し、前記斜め退入経
路部は、前記円弧形摺動体の各々が摺動可能に嵌
合する一対の円弧状溝形レール部から形成し、前
記直線経路部は、両側内面に前記円弧形摺動体の
円弧状凹入面の両端部と円弧状突出面の中央部と
が近接する状態で当該円弧形摺動体が摺動可能に
嵌合する幅広の直線状溝形レール部から形成し、
前記垂直支軸の周りの前記円弧形摺動体の揺動に
対して摩擦抵抗力を与える摩擦制動具を設けた点
にある。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付に例示図に基づ
いて説明する。
第1図に於いて、1,2は家具の収納空間3の
前面開口部を開閉する一対の引き違い戸であつ
て、図示のように閉じ位置にある両引き違い戸
1,2は、互いに略面一に直列する状態で両側板
4と中央の〓間カバー板5との間に位置する。こ
の各引き違い戸1,2は、第2図に示すように上
部の両端近傍位置に垂直軸周りで転向可能に取り
付けられた一対の吊り下げ用ホイール6を介して
吊り下げ用ガイドレール7に吊り下げられ、且つ
底部の両端近傍位置に垂直軸周りで転向可能に取
り付けられた一対の摺動体8を介して溝形ガイド
レール9により案内される。
次に前記摺動体8と溝形ガイドレール9とを使
用した底部案内装置を具体的に説明すると、第3
図乃至第6図に示すように前記引き違い戸1,2
の底部側面で両端近傍位置には摺動体取り付け用
ブラケツト10が取り付けられ、このブラケツト
10には、頭部12aが当該ブラケツト10の溝
形部11に回転不能に嵌合せしめられ且つ座金1
3を介してナツト14により下側から締結された
戸長さ方向位置調整可能な垂直筒状ボルト12が
取り付けられている。そして、この筒状ボルト1
2の中央貫通穴12bに、前記摺動体8の長さ方
向一端部から上方に固着突設された垂直支軸15
が回動可能に貫通せしめられ、筒状ボルト12か
ら上方に突出する前記垂直支軸15に、抜け止め
兼用の摩擦制動具16が装着されている。この摩
擦制動具16は、前記垂直支軸15に遊嵌された
摩擦制動用ワツシヤ16aと、このワツシヤ16
aを前記筒状ボルト頭部12aの上端面に圧接さ
せるための皿ばね状スナツプリング16bとから
構成されている。前記皿ばね状スナツプリング1
6bは、前記垂直支軸15の外径よりも若干小径
の中央貫通穴から放射状に複数本の切込みが設け
られたものであつて、周縁部が前記ワツシヤ16
aに圧接するように垂直支軸15に弾性に抗して
強く押し込むことによつて任意位置に固定するこ
とが出来る。
前記摺動体8を案内する溝形ガイドレール9
は、第3図及び第6図に示すように各引き違い戸
1,2が、閉じ位置から斜め後側に略平行移動す
る斜め退入経路部を形成する2組(各組一対)の
円弧状溝形レール部17,18と、前記斜め退入
経路部から他方の引き違い戸の閉じ位置の後側ま
で略直線状に延びる直線経路部を形成する2本の
直線状溝形レール部19とから構成されている。
前記各円弧状溝形レール部17,18は、前記
円弧形摺動体8と略同一曲率で湾曲し且つ当該摺
動体8の巾より若干大なる内巾を有するものであ
つて、中央位置で隣接する2つの円弧状溝形レー
ル部17は互いに交差した状態で反対側に位置す
る直線状溝形レール部19の内端と接続し、両端
に位置する円弧状溝形レール部18は前記直線状
溝形レール部19の外端と接続している。又、前
記直線状溝形レール部19は、両端内面19a,
19bに前記円弧形摺動体8の円弧状凹入面8a
の両端部と円弧状突出面8bの中央部とが近接す
る状態で当該円弧形摺動体8が摺動可能に嵌合す
るように、前記円弧状溝形レール部17,18よ
りも幅広に形成されている。
上記のように構成された引き違い戸底部案内装
置に於いて、第1図及び第3図に示すように両引
き違い戸1,2が閉じ位置にあるときには、各引
き違い戸1,2の一対の円弧形摺動体8は夫々円
弧状溝形レール部17,18内に嵌合している。
この状態から例えば一方の引き違い戸2を開動さ
せると、両端の円弧形摺動体8は夫々円弧状溝形
レール部17,18内を摺動し、引き違い戸2は
斜め退入経路部を平行移動することになる。そし
て当該引き違い戸2の開動が進むと、その内側
(開動方向側)に位置する円弧形摺動体8は円弧
状溝形レール部17から他方の引き違い戸1の閉
じ位置背部に位置する直線状溝形レール部19内
へ進入し、外側に位置する円弧形摺動体8は円弧
状溝形レール部18からこの引き違い戸2の閉じ
位置背部に位置する直線状溝形レール部19内に
進入する。このとき内側の円弧形摺動体8を案内
する円弧状溝形レール部17は、2本が交差する
ように配設されているが、円弧状溝形レール部1
7に適合する円弧形摺動体8の使用により、当該
円弧形摺動体8が直線状溝形レール部19内に進
入しないで他方の円弧状溝形レール部17内へ折
れ曲がるように方向転換する恐れは全くない。
2本の直線状溝形レール部19内を夫々摺動す
る2つの円弧形摺動体8は、その円弧状凹入面8
aの両端が当該レール部19の一方の内側面19
aと近接すると共に円弧状突出面8bの中央部が
当該レール部19の他方の内側面19bに近接す
る状態で移動するが、当該円弧形摺動体8が垂直
支軸15を中心に揺動することに対しては、摩擦
制動具16により適当な大きさの摩擦抵抗が与え
られているので、円弧形摺動体8と直線状溝形レ
ール部19との間に多少の遊びが存在していて
も、直線経路部を移動する引き違い戸2が前後に
ガタつくことが無い。
上記のように直線状溝形レール部19によつて
案内される引き違い戸2は、前記斜め退入経路部
に続く直線経路部を経由してその終端の開き位置
に到達し、第6図に示すように閉じ位置にある他
方の引き違い戸1の後側に重なる状態になる。開
かれた引き違い戸2を閉動させたときは、両端の
円弧形摺動体8は夫々直線状溝形レール部19と
一対の円弧状溝形レール部17,18内を開動時
とは逆方向に摺動し、閉じ位置にある他方の引き
違い戸1に対して略面一状に直列する閉じ位置へ
導かれる。引き違い戸1を開閉させたときも上記
と同一の案内作用が行われる。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案の引き違い戸底部案内装置
によれば、引き違い戸の斜め退入経路部に於いて
は、円弧形摺動体と円弧状溝形レール部とで引き
違い戸底部2箇所を案内することが出来るので、
両引き違い戸の各斜め退入経路部が交差する箇所
に於いても円滑確実に所定の経路にそつて引き違
い戸を移動させることが出来る。一方、直線経路
部に於いては直線状溝形レール部内を前記円弧形
摺動体が直線状に移動することになるので、両者
間の遊び量が少しでも大きいと引き違い戸が前後
にガタつくことになるが、前記円弧形摺動体が垂
直支軸の周りで揺動することに対しては、摩擦制
動具によつて適当な摩擦抵抗が付与されているの
で、直線経路部を移動中の引き違い戸が前後にガ
タつく恐れは解消する。換言すれば、直線状溝形
レール部と円弧形摺動体との間の遊びを若干大き
い目に設定して、引き違い戸の移動が軽く円滑に
行われるようにしても、引き違い戸の前後のガタ
つきは十分抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体を示す概略横断平面図、第2図は
縦断側面図、第3図及び第6図は底部案内装置を
示す要部の横断平面図、第4図は円弧形摺動体の
取り付け構造を示す一部縦断背面図、第5図は同
要部の横断平面図である。 1,2……引き違い戸、6……吊り下げ用ホイ
ール、7……吊り下げ用ガイドレール、8……円
弧形摺動体、9……底部案内用溝形ガイドレー
ル、12……筒状ボルト、14……ナツト、15
……垂直支軸、16……摩擦制動具、16……摩
擦制動用ワツシヤ、16b……皿ばね状スナツプ
リング、17,18……円弧状溝形レール部、1
9……直線状溝形レール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚の引き違い戸各々が、閉じ位置から斜め後
    側に略平行移動する斜め退入経路部とこの斜め退
    入経路部から他方の引き違い戸の閉じ位置の後側
    まで略直線状に延びる直線経路部とから成る開閉
    移動経路にそつて移動可能に支持された引き違い
    戸案内装置に於いて、前記引き違い戸の底部で両
    端近傍2箇所に、円弧形摺動体をその長さ方向の
    一端近傍位置で垂直支軸により揺動可能に軸支
    し、前記斜め退入経路部は、前記円弧形摺動体の
    各々が摺動可能に嵌合する一対の円弧状溝形レー
    ル部から形成し、前記直線経路部は、両側内面に
    前記円弧形摺動体の円弧状凹入面の両端部と円弧
    状突出面の中央部とが近接する状態で当該円弧形
    摺動体が摺動可能に嵌合する幅広の直線状溝形レ
    ール部から形成し、前記垂直支軸の周りの前記円
    弧形摺動体の揺動に対して摩擦抵抗力を与える摩
    擦制動具を設けて成る引き違い戸底部案内装置。
JP1985133873U 1985-08-31 1985-08-31 Expired JPH0356620Y2 (ja)

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JPS6242669U JPS6242669U (ja) 1987-03-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61127282U (ja) * 1985-01-28 1986-08-09

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JPS6242669U (ja) 1987-03-14

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