JPH0356018Y2 - - Google Patents

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JPH0356018Y2
JPH0356018Y2 JP19150686U JP19150686U JPH0356018Y2 JP H0356018 Y2 JPH0356018 Y2 JP H0356018Y2 JP 19150686 U JP19150686 U JP 19150686U JP 19150686 U JP19150686 U JP 19150686U JP H0356018 Y2 JPH0356018 Y2 JP H0356018Y2
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JP
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spool
plunger
valve sleeve
coil
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はソレノイドバルブに関し、特に、作
動時にスプールとバルブスリーブとの間のかじり
を防止して作動特性を向上させることのできるソ
レノイドバルブに関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
一般に、ソレノイドバルブにあつては第4図に
示すように構成されている。
すなわち、従来のソレノイドバルブにあつて
は、ケーシング1の一端に、バルブスリーブ2を
設けて、ケーシング1とバルブスリーブ2との内
部空間が連通した状態とし、前記ケーシング1の
空所の内部に、プランジヤ3を移動可能に配設す
るとともに、このプランジヤ3の先端と当接する
スプール4を前記バルブスリーブ2の内部に配設
し、前記バルブスリーブ2の内部に、前記スプー
ル4を前記プランジヤ3の方向に付勢する付勢部
材であるばね5を配設し、また、前記ケーシング
1の空所の内部に前記プランジヤ3を前記スプー
ル4に付勢する付勢部材であるばね6と、プラン
ジヤ3の外側に位置するコイル7を配設し、前記
ケーシング1およびバルブスリーブ2の内部にお
いて前記プランジヤ3およびスプール4を移動可
能に配設してある。
そして、前記バルブスリーブ2には、前記スプ
ール4に設けた孔4aと連通可能な流入孔8を穿
設するとともに、流入した流体が流出可能な流出
孔9を配設してある。
そして、上記のように構成されているものを作
動させる場合に、まず、前記コイル7に電流を印
加すると、この時に発生する励磁力によつて前記
プランジヤ3がばね6の付勢力に抗して図の右方
向に移動し、この時、前記プランジヤ3は、その
先端が前記スプール4に当接し、しかも、スプー
ル4はばね5によつて右方に付勢されているの
で、コイル7の印加時による前記プランジヤ3の
移動時にスプール4も一体に移動し、これによつ
て前記バルブスリーブ2に穿設された流入孔8に
スプール4に設けた孔4aが一致して流体が流
し、流入した流体はスプール4の油通路4bを通
つてバルブスリーブ2の端部に設けた流出孔9を
介して流出するようになつている。
しかしながら、上記のように構成されている従
来のソレノイドバルブにあつては、前記プランジ
ヤ3、スプール4およびバルブスリーブ2自体が
共に磁性体で構成されているので、コイル7の印
加時に、プランジヤ3とスプール4とを通る磁路
が形成され、これによりスプール4とバルブスリ
ーブ2との間で、所謂、かじりが発生し、この
時、印加電流と流入孔8に流入する流体の圧力と
の関係で、作動特性の不安定現象やヒステリシス
の増加が生じてしまうという問題点を有してい
た。
また、前記スプール4とバルブスリーブ2との
うちの一方を非磁性体で構成した場合には、磁力
によるかじり現象は減少するが、両部材の線膨張
係数の差で高温時にかじりや、前記スプール4と
バルブスリーブ2との間の間隙が増加し、これら
によつても特性が変化してしまうという問題点を
有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、通常使用されるステ
ンレス、黄銅、アルミニユーム等に比べて、線膨
張係数が小さくて高温時での特性変化が小さく、
かつ、磁力の影響を除いた場合の特性に安定性の
ある磁性体の炭素鋼を使用しても従来のもののよ
うにかじり等の問題点が発生しないソレノイドバ
ルブを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、内
部にコイルに囲まれた空所が形成されたケーシン
グの一端に、中空状のバルブスリーブを連設し、
前記ケーシングの内部に、前記バルブスリーブ側
に付勢部材で付勢された状態でプランジヤを配設
するとともに、前記バルブスリーブの内部に、前
記プランジヤ側に付勢部材で付勢された状態でス
プールを配設し、前記コイルの励磁による前記プ
ランジヤの移動時に、前記バルブスリーブの内部
を前記スプールが移動して、前記バルブスリーブ
に設けた流入孔と流出孔との間を開閉するソレノ
イドバルブであつて、前記スプールと前記プラン
ジヤとの間に非磁性体からなる連結棒を位置した
手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
コイルに電流を印加した作動時にプランジヤが、
スプールをプランジヤの方向に付勢している付勢
部材に抗してスプールを移動してバルブスリーブ
に設けた流入孔と流出孔との間の流路を開放し、
また、コイルへの電流の印加を停止した際には、
前記スプールを付勢している付勢部材によつて前
記プランジヤおよびスプールが移動して前記流路
を閉塞し、この時、プランジヤとスプールとの移
動は両者間に連結棒が位置した状態で行なわれる
こととなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるソレノイドバルブの
第1の実施例が示されていて、前記従来のものと
同一の部材に同一の番号を付して詳細な説明は省
略するが、この実施例に示すものにあつては、前
記プランジヤ3とケーシング1との間に軸受10
を位置するとともに、前記プランジヤ3とスプー
ル4との間に非磁性体から構成された連結棒11
を介在したものである。
上記のように非磁性体からなる連結棒11を磁
性体からなる前記プランジヤ3と、同様に磁性体
からなるスプール4との間に介在することによ
り、前記コイル7の印加時に、従来のものの場合
には、前記プランジヤ3とスプール4とを通る磁
路が形成され、これによつて前記バルブスリーブ
2とスプール4との間にかじりが発生したもので
あるが、前記連結棒11が介在することにより、
前記磁路が絶たれ、これによつて前記コイル7へ
の印加時に、前記バルブスリーブ2とスプール4
との間にかじりが発生することが確実に防止すこ
とができるものである。
なお、上記のものの場合、前記スプール4は、
もし、前記プランジヤ3を支持する軸受10とバ
ルブスリーブ2とが芯ずれしていた場合にも、ス
プール4とプランジヤ3との間に位置する連結棒
11によつて自由度が有り、前記スプール4が前
記バルブスリーブ2の内部を摺動する際にはかじ
りが発生することがないので、特性の不安定現象
がなくなりヒステリシスが小さくなつて性能が著
しく向上するものである。
第2図には、この考案の他の実施例が示されて
いて、この実施例に示す連結棒21にあつては、
スプール4およびプランジヤ3に設けた油通路の
端面に接するとともに、スプールに対しては平面
状に移動可能で、プランジヤ3にたいしては球面
状に移動可能となつている。
したがつて、前記軸受10と前記バルブスリー
ブ2との軸線が振れた場合であつても自由度があ
るので、前記バルブスリーブ2とスプール4との
間にかじりが発生することは確実に防止すること
ができるものである。
また、第3図に示すように前記プランジヤ3と
スプール4との間に連結球形状の連結棒31を用
いた場合であつても、前記第2の実施例と同様に
自由度があつて、バルブスリーブ2とスプール4
との間のかじりを防止することができるものであ
る。
なお、いずれの実施例に示す連結棒11,2
1,31にあつても、非磁性体で構成されるとと
もに、薄いための熱膨張の影響は少なく、したが
つて、ソレノイドバルブの特性への影響は無視で
きるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように、内部にコイルに囲ま
れた空所が形成されたケーシングの一端に、中空
状のバルブスリーブを連結し、前記ケーシングの
内部に、前記バルブスリーブ側に付勢部材で付勢
された状態でプランジヤを配設するとともに、前
記バルブスリーブの内部に、前記プランジヤ側に
付勢部材で付勢された状態でスプールを配設し、
前記コイルの励磁による前記プランジヤの移動時
に、前記バルブスリーブの内部を前記スプールが
移動して、前記バルブスリーブに設けた流入孔と
流出孔との間を開閉するソレノイドバルブであつ
て、前記スプールと前記プランジヤとの間に非磁
性体からなる連結棒を位置したことにより、プラ
ンジヤとスプールとの間の磁路が遮断されるので
バルブスリーブとスプールとの間にかじり現象が
発生する恐れはなく、したがつて、線膨張係数の
小さい磁性体の炭素鋼を使用してスプールを形成
したとしてもバルブスリーブとの間でかじり現象
が発生することなく、これによつて、高温時の特
性の変化がほとんどないソレノイドバルブとする
ことができるなどのすぐれた効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す概略縦
断面図、第2図は他の実施例を示す概略縦断面
図、第3図はさらに他の実施例を示す要部の概略
縦断面図、第4図は従来のものを示す概略縦断面
図である。 1……ケーシング、2……バルブスリーブ、3
……プランジヤ、4……スプール、5,6……ば
ね、7……コイル、8……流入孔、9……流出
孔、10……軸受、11,21,31……連結
棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にコイル7に囲まれた空所が形成されたケ
    ーシング1の一端に、中空状のバルブスリーブ2
    を連設し、前記ケーシング1の内部に、前記バル
    ブスリーブ2側に付勢部材6で付勢された状態で
    プランジヤ3を配設するとともに、前記バルブス
    リーブ2の内部に、前記プランジヤ3側に付勢部
    材5で付勢された状態でスプール4を配設し、前
    記コイル7の励磁による前記プランジヤ3の移動
    時に、前記バルブスリーブ2の内部を前記スプー
    ル4が移動して、前記バルブスリーブ2に設けた
    流入孔8と流出孔9との間を開閉するソレノイド
    バルブであつて、前記スプール4と前記プランジ
    ヤ3との間に非磁性体からなる連結棒11,2
    1,31を介在したことを特徴とするソレノイド
    バルブ。
JP19150686U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0356018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19150686U JPH0356018Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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JP19150686U JPH0356018Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6397208U JPS6397208U (ja) 1988-06-23
JPH0356018Y2 true JPH0356018Y2 (ja) 1991-12-16

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