JPS603426Y2 - 三方電磁弁 - Google Patents
三方電磁弁Info
- Publication number
- JPS603426Y2 JPS603426Y2 JP17361179U JP17361179U JPS603426Y2 JP S603426 Y2 JPS603426 Y2 JP S603426Y2 JP 17361179 U JP17361179 U JP 17361179U JP 17361179 U JP17361179 U JP 17361179U JP S603426 Y2 JPS603426 Y2 JP S603426Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fluid
- spindle
- valve seat
- armature plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
1技術分野ヨ
本考案は三方電磁弁の改良に関するものである。
1従来例ヨ
この種電磁弁には、流路を変更するための弁体がプラン
ジャー自体により構成されている形式のものと、上記弁
体が板状接触子に取付けられている形式のものとがある
。
ジャー自体により構成されている形式のものと、上記弁
体が板状接触子に取付けられている形式のものとがある
。
前者の形式のものは、可動部分が比較的重くならざるを
得ないため応答性が悪いばかりか、プランジャーの機械
的な移動方向と吸引力の方向とが一致しない場合や外部
から震動が加えられているような場合等閉弁時のシール
性が悪く洩れが生じ易いと云う欠点がある。
得ないため応答性が悪いばかりか、プランジャーの機械
的な移動方向と吸引力の方向とが一致しない場合や外部
から震動が加えられているような場合等閉弁時のシール
性が悪く洩れが生じ易いと云う欠点がある。
又後者の形式のものは、可動部分が比較的軽いため応答
性は良いが、吸着時電磁石コアに板状接極子が傾いた状
態で激しく当接する頻度が多いため、弁座部やゴムシー
ルの摩耗が激しくその結果長期間の使用に耐え得ないと
云う欠点があるばかりか、可動部が軽いため逆に振動に
対して弱く閉弁時のシール性が不安定になる等の欠点が
あった。
性は良いが、吸着時電磁石コアに板状接極子が傾いた状
態で激しく当接する頻度が多いため、弁座部やゴムシー
ルの摩耗が激しくその結果長期間の使用に耐え得ないと
云う欠点があるばかりか、可動部が軽いため逆に振動に
対して弱く閉弁時のシール性が不安定になる等の欠点が
あった。
目的
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、極めて応答性の良
い而も閉弁時の良好なシール性を長期間保持し得る極め
て優れた三方電磁弁を提供することにある。
い而も閉弁時の良好なシール性を長期間保持し得る極め
て優れた三方電磁弁を提供することにある。
構成
本考案による三方電磁弁は、上記後者の形式のものにお
いて、接極板に、その表面が電磁石コアの端面に常に直
角に当接するように運動を規制するためのスピンドルを
取付けると共に、このスピンドルの両端に弁体を設け、
且つ電磁コアと接極板との間に強力な吸引力が作用し得
るように磁路を形成するように構成したものである。
いて、接極板に、その表面が電磁石コアの端面に常に直
角に当接するように運動を規制するためのスピンドルを
取付けると共に、このスピンドルの両端に弁体を設け、
且つ電磁コアと接極板との間に強力な吸引力が作用し得
るように磁路を形成するように構成したものである。
実施例
以下図示した実施例に基づきこれを具体的に説明すれば
、第1図乃至第3図において、1は第一流体通路2と弁
座部3aを有する第二流体通路3と第一および第二流体
通路2,3に連通ずる流体室4を形成するための凹陥部
とを有する磁性材料より戒るボディ、5はOリング6を
介してボディ1に気密的に嵌着されて流体室4を画威し
且つ中心部にボア5aを有するコイルボビン、7はコイ
ルボビン5に巻着されたコイル、8はOリング9を介し
てボア5a内に気密的に嵌挿されていて中心部に弁座部
10aを含み且つ流体室4に通じる第三流体通路10を
有する下端部が流体室4内に突出した電磁石コア、11
は第三流体通路10の大径部内に摺動可能に嵌装されて
いて下端に弁座部3aに着座し得る第一弁体12が又上
端に弁座部10aに着座し得る第二弁体13がそれぞれ
嵌着され且つ外周面に流体を通過せしめ得る複数の切欠
部11a(第3図)を有するアルミニウムや合成樹脂等
の非磁性材料より戒るスピンドル、14はスピンドル1
1に絞め等の方法で結合されていて複数の透孔14a(
第2図)を有する接極板、15はコイルボビン5の下端
面と接極板14との間に介装されていて常態において第
一弁体12が弁座部3aに着座するように接極板14を
下方へ弾圧しているスプリング、16は上端縁が電磁石
コア8に又下端縁がボディ1にそれぞれ結合せしめられ
た磁性材料より戒るヨーク、17はヨーク16の頭部に
被着されたカバーである。
、第1図乃至第3図において、1は第一流体通路2と弁
座部3aを有する第二流体通路3と第一および第二流体
通路2,3に連通ずる流体室4を形成するための凹陥部
とを有する磁性材料より戒るボディ、5はOリング6を
介してボディ1に気密的に嵌着されて流体室4を画威し
且つ中心部にボア5aを有するコイルボビン、7はコイ
ルボビン5に巻着されたコイル、8はOリング9を介し
てボア5a内に気密的に嵌挿されていて中心部に弁座部
10aを含み且つ流体室4に通じる第三流体通路10を
有する下端部が流体室4内に突出した電磁石コア、11
は第三流体通路10の大径部内に摺動可能に嵌装されて
いて下端に弁座部3aに着座し得る第一弁体12が又上
端に弁座部10aに着座し得る第二弁体13がそれぞれ
嵌着され且つ外周面に流体を通過せしめ得る複数の切欠
部11a(第3図)を有するアルミニウムや合成樹脂等
の非磁性材料より戒るスピンドル、14はスピンドル1
1に絞め等の方法で結合されていて複数の透孔14a(
第2図)を有する接極板、15はコイルボビン5の下端
面と接極板14との間に介装されていて常態において第
一弁体12が弁座部3aに着座するように接極板14を
下方へ弾圧しているスプリング、16は上端縁が電磁石
コア8に又下端縁がボディ1にそれぞれ結合せしめられ
た磁性材料より戒るヨーク、17はヨーク16の頭部に
被着されたカバーである。
この場合、スピンドル11は、第一弁体12が弁座部3
aに着座している時は第二弁体13は弁座部10aより
離れており、又第二弁体13が弁座部10aに着座して
いる時は第一弁体12は弁座部3aより離れるようにそ
の長さが選定され、更に接極板14が電磁石コア8の下
端面に当接した時丁度第二弁体13が弁座部10aに着
座するように、常態における弁座部10aと第二弁体1
3との離間距離および電磁石コア8の下端面と接極板1
4との離間距離が予め選定されている。
aに着座している時は第二弁体13は弁座部10aより
離れており、又第二弁体13が弁座部10aに着座して
いる時は第一弁体12は弁座部3aより離れるようにそ
の長さが選定され、更に接極板14が電磁石コア8の下
端面に当接した時丁度第二弁体13が弁座部10aに着
座するように、常態における弁座部10aと第二弁体1
3との離間距離および電磁石コア8の下端面と接極板1
4との離間距離が予め選定されている。
又上記説明から明らかな如く、磁路は電磁石コア8→ヨ
ーク16→ボデイ1→ボデイ1と接極板14との間の間
隙−接極板14と電磁石コア8の下端面との間の間隙→
電磁石コア8のループにより形成される。
ーク16→ボデイ1→ボデイ1と接極板14との間の間
隙−接極板14と電磁石コア8の下端面との間の間隙→
電磁石コア8のループにより形成される。
本案電磁弁は上記の如く構成されているから、第1図の
状態でコイル7に通電すると、接極板14はスプリング
15の弾力に抗して電磁石コイル8の下端面に吸着され
、第二弁体13が弁座部10aに着座すると同時に第一
弁体12は弁座部3aより離れる。
状態でコイル7に通電すると、接極板14はスプリング
15の弾力に抗して電磁石コイル8の下端面に吸着され
、第二弁体13が弁座部10aに着座すると同時に第一
弁体12は弁座部3aより離れる。
従って、今まで流体室4を介して第一流体通路2と連通
状態にあった第三流体通路10は閉塞され、代って第二
流体通路3が第一流体通路2と連通状態となる。
状態にあった第三流体通路10は閉塞され、代って第二
流体通路3が第一流体通路2と連通状態となる。
この状態でコイル7への通電が止むと、接極板14はス
プリング15により下降せしめられて、第一弁体12は
弁座部3aに再び着座し、第二弁体13は弁座部10a
より離れるため、第三流体通路10は再び第一流体通路
2と連通状態になる。
プリング15により下降せしめられて、第一弁体12は
弁座部3aに再び着座し、第二弁体13は弁座部10a
より離れるため、第三流体通路10は再び第一流体通路
2と連通状態になる。
この作動中、スピンドル11は第三流体通路10の大径
部により案内されて上下動するから、接極板14は電磁
石コア8の下端面に常に直角に当接し、而も接極板14
の上記下端面への当接部分は一定する。
部により案内されて上下動するから、接極板14は電磁
石コア8の下端面に常に直角に当接し、而も接極板14
の上記下端面への当接部分は一定する。
従って、第一および第二弁体12,13の弁座部への着
座状態は一定し、閉弁時のシール性は極めて安定する。
座状態は一定し、閉弁時のシール性は極めて安定する。
又電磁石コア8の下端面は接極板14の上昇運動のスト
ッパーとしても役立つから、第二弁体13の着座時に弁
体に無理な力が加わらず、長時間の使用に耐え得る。
ッパーとしても役立つから、第二弁体13の着座時に弁
体に無理な力が加わらず、長時間の使用に耐え得る。
又、スピンドル11はプランジャー型電磁弁におけるプ
ランジャーの如く磁路の一部を形成する必要がないから
、小径且つ軽量のものにすることができ、従って極めて
優れた応答性能を確保することができるにも拘わらず、
全長の大部分が第三流体通路10内に収納されているた
め、震動により閉弁時のシール性が損われることがなく
優れた耐震性を保持することができる。
ランジャーの如く磁路の一部を形成する必要がないから
、小径且つ軽量のものにすることができ、従って極めて
優れた応答性能を確保することができるにも拘わらず、
全長の大部分が第三流体通路10内に収納されているた
め、震動により閉弁時のシール性が損われることがなく
優れた耐震性を保持することができる。
第4図乃至第6図はスピンドル11の形態と、スピンド
ルと接極板14との結合状態とが第2図に示されたもの
とは若干異なる実施例を示すものである。
ルと接極板14との結合状態とが第2図に示されたもの
とは若干異なる実施例を示すものである。
即ち、第4図に示す実施例では第5図に示した如くスピ
ンドル11の横断面形状が菱形をなすように切欠部11
aが設けられており、而もスピンドル11が圧入方式で
結合可能の二つの部分から戒っていて、この二つの部分
により接極板14が中心軸に対して矢印で示す如く多少
揺動し得るように挾持されている。
ンドル11の横断面形状が菱形をなすように切欠部11
aが設けられており、而もスピンドル11が圧入方式で
結合可能の二つの部分から戒っていて、この二つの部分
により接極板14が中心軸に対して矢印で示す如く多少
揺動し得るように挾持されている。
又第6図の実施例では接極板14がスピンドル11の中
心軸に対し第4図の実施例と同様に多少揺動し得るよう
に皿形の板ばねllbにより取付けられている。
心軸に対し第4図の実施例と同様に多少揺動し得るよう
に皿形の板ばねllbにより取付けられている。
このように接極板14をスピンドル11に対し相対運動
可能に取付けであると、スピンドル11の運動方向に対
して接極板14に働らく吸引力の方向がずれたような場
合でも、スピンドル11に何んの影響も与えず、閉弁時
常に一層良好なシール性を保持し得る点で好都合である
。
可能に取付けであると、スピンドル11の運動方向に対
して接極板14に働らく吸引力の方向がずれたような場
合でも、スピンドル11に何んの影響も与えず、閉弁時
常に一層良好なシール性を保持し得る点で好都合である
。
1考案の効果ヨ
上述の如く本考案によれば、極めて応答性の良い而も閉
弁時の良好なシール性を長期間保持し得る極めて優れた
三方電磁弁を提供することができる。
弁時の良好なシール性を長期間保持し得る極めて優れた
三方電磁弁を提供することができる。
第1図は本考案に係る三方電磁弁の一実施例の縦断面図
、第2図は第1図の実施例におけるスピンドル・接極板
アセンブリの拡大断面図、第3図は第2図の■−■線断
面図、第4図はスピンドル・接極板アセンブリの第2図
とは異なる実施例を示す拡大断面図、第5図は第4図の
■−V線断面図、第6図はスピンドル・接極板アセンブ
リの更に他の実施例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・ボディ、2・・・・・・第一流体通路、
3・曲・第二流体通路、3a・・・・・・弁座部、4・
・・・・・流体室、5・・・・・・コイルボビン、8・
・・・・・電磁石コア、10・・・・・・第三流体通路
、10a・・・・・・弁座部、11・・・・・・スピン
ドル、12・・・・・・第一弁体、13・・・・・・第
二弁体、14・・・・・・接極板、15・・・・・・ス
プリング、16・・・・・・ヨーク。
、第2図は第1図の実施例におけるスピンドル・接極板
アセンブリの拡大断面図、第3図は第2図の■−■線断
面図、第4図はスピンドル・接極板アセンブリの第2図
とは異なる実施例を示す拡大断面図、第5図は第4図の
■−V線断面図、第6図はスピンドル・接極板アセンブ
リの更に他の実施例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・ボディ、2・・・・・・第一流体通路、
3・曲・第二流体通路、3a・・・・・・弁座部、4・
・・・・・流体室、5・・・・・・コイルボビン、8・
・・・・・電磁石コア、10・・・・・・第三流体通路
、10a・・・・・・弁座部、11・・・・・・スピン
ドル、12・・・・・・第一弁体、13・・・・・・第
二弁体、14・・・・・・接極板、15・・・・・・ス
プリング、16・・・・・・ヨーク。
Claims (1)
- 第一流体通路と弁座部を有する第二流体通路とを含む磁
性材料より戒るボディと、該ボディに嵌着されていて該
ボディとの間に上記第一と第二の流体通路に通じる流体
室を画威し得るコイルボビンと、該コイルボビンに嵌着
されていて上記流体室に通じ且つ弁座部を設けた第三流
体連体を有する電磁石コアと、一端が上記ボディに他端
が上記電磁コアにそれぞれ固着されたヨークと、上記第
三流体通路内に摺動可能に嵌装されていて一端に上記第
二流体通路の弁座部に着座し得る第一弁体を他端に上記
第三流体通路の弁座部に着座し得る第二弁体をそれぞれ
有する非磁性材料より成るスピンドルと、該スピンドル
に結合されていて上記流体室内に収容された接極板と、
上記コイルボビンの下端面と接極板との間に介装された
スピンドルとを備えていて、励磁された時上記電磁石コ
アからヨークとボディと接極板とを介して電磁石コアに
戻る磁路が形成されるようにした三方電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17361179U JPS603426Y2 (ja) | 1979-12-17 | 1979-12-17 | 三方電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17361179U JPS603426Y2 (ja) | 1979-12-17 | 1979-12-17 | 三方電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5691963U JPS5691963U (ja) | 1981-07-22 |
JPS603426Y2 true JPS603426Y2 (ja) | 1985-01-30 |
Family
ID=29684388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17361179U Expired JPS603426Y2 (ja) | 1979-12-17 | 1979-12-17 | 三方電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603426Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7255145B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2023-04-11 | 株式会社アイシン | 電磁ソレノイド |
-
1979
- 1979-12-17 JP JP17361179U patent/JPS603426Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5691963U (ja) | 1981-07-22 |
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