JPH0356016B2 - - Google Patents

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JPH0356016B2
JPH0356016B2 JP55018209A JP1820980A JPH0356016B2 JP H0356016 B2 JPH0356016 B2 JP H0356016B2 JP 55018209 A JP55018209 A JP 55018209A JP 1820980 A JP1820980 A JP 1820980A JP H0356016 B2 JPH0356016 B2 JP H0356016B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/26Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/30Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback using a transformer for feedback, e.g. blocking oscillator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブロツキング発振回路に関するもので
ある。
ブロツキング発振回路の基本的なものとしては
「半導体ハンドブツク昭和52年11月30日株式会社
オーム社発行633頁図9.37」にみられるようなも
のがある。この従来例のブロツキング発振回路は
スイツチングトランジスタがオフした時にスイツ
チングトランジスタのベース電位を下げ、ベース
領域の過剰電荷を抜いてスイツチングトランジス
タを急激にオフさせるためのスピードアツプコン
デンサを用いたベース回路を使用しているが、入
力電源電圧を高、低に切り換えたりあるいは、そ
の入力電源電圧を変化させるような使い方をした
場合には次のような問題があつた。
つまり、低入力電源電圧で所定の出力(コレク
タ電流)を第4図aに示すように確保するための
スイツチングトランジスタのオン時間tONを得る
ために、第4図bに示すように必要なベース電流
となるようにスピードアツプコンデンサの容量を
設定する必要がある。この場合スピードアツプの
ためだけで定数設定を行うことはできず、動作条
件も加味して設定しなければならない。一方上記
の条件で設定した回路を高電圧電源入力で動作さ
せると、スイツチングトランジスタがオンの時の
ベース帰還巻線電圧が上昇し且つオン時間tON
短くなるため、所定の第4図cに示すコレクタ電
流が流れたときに第4図dに示すベース電流をバ
イパスさせてオフさせる際、スピードアツプコン
デンサのインピーダンスがまだ低いため、スイツ
チングトランジスタのベース電位が下がりにく
く、なかなかオフできないという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、広い範囲の入力電
源電圧を用いてもスイツチングトランジスタのオ
フスピードを遅くすることがなく、しかもスイツ
チ起動回路部の損失が小さい上に安定した起動が
行えるブロツキング発振回路を提供するにある。
本発明は、上記目的を達成するために、スイツ
チングトランジスタのベースに起動電流の流すス
イツチ起動回路部のスピードアツプコンデンサに
並列に抵抗と電源の極性に対して逆方向の逆流阻
止用のダイオードとの直列回路を接続したもので
ある。
而して本発明では、第1図に示すようにスピー
ドアツプコンデンサC1に並列に抵抗R3と電源の
極性に対して逆方向の逆流阻止用のダイオード
D1との直列回路を接続してあるので、スピード
アツプコンデンサC1に流れる電流イと、ダイオ
ードD1と抵抗R3との直列回路に流れる電流ロと
を合成したベース電流ハの波形を第3図に示すよ
うに作り出すことができるものであり、低入力電
源電圧の場合スイツチングトランジスタTrのオ
ン時間tONを確保するための電流をダイオードD1
と抵抗R3との直列回路で流せるので、スピード
アツプの機能を果せる範囲でスピードアツプコン
デンサC1の容量を小さくすることができる。
このため高入力電源電圧時にベース帰還巻線
L2の電圧は電源電圧と同じように上昇し、ベー
ス電流のピークは変わらないが、スピードアツプ
コンデンサC1の容量を下げている分、オフする
時にはスピードアツプコンデンサC1の充電が進
んでおり、従つてインピーダンスが上昇している
ためベース電流をバイパスするなどしてスイツチ
ングトランジスタTrをオフさせる場合、スイツ
チングトランジスタTrのベース電位が下がり易
く、結果ベース領域の過剰電荷を抜き易くなり、
従つてスイツチングトランジスタTrのオフ制御
がやり易くなるのである。
更に低入力電源電圧時のベース電流確保を主眼
にダイオードD1と直列に接続する抵抗R3の定数
を設定するため、ダイオードD1がない場合には
スイツチ起動回路部4の抵抗R1,R2を起動させ
るための条件で定数設定しなければならないが、
ダイオードD1の働きによりこの関連を切り離す
ことができ、スイツチ起動回路部4の抵抗R1
R2を他の条件で定数設定ができて、回路損失を
低減することが可能となる。
以下本発明を実施例により説明する。
第1図は自動電圧切り換え式充電器に用いた一
実施例の回路図を示し、図中1は交流電源ACを
整流して直流(脈流)を得るための整流回路で、
この整流回路1の整流出力が充電器を構成するブ
ロツキング発振器Aの電源となる。
ブロツキング発振器Aは発振トランスTに巻装
した1次巻線L1からなる電力変換部2と、スイ
ツチングトランジスタTrからなるスイツチ部3
と、スイツチ起動回路部4と、前記1次巻線L1
と同一コアに巻装したベース帰還巻線L2からな
るスイツチ起動加速回路部5と、1次巻線L1
同じコアに巻装した2次巻線L3などからなる2
次整流回路部6とから構成されている。
7はトランジスタインバータたるブロツキング
発振器Aのスイツチ部3のオン時間を制御して2
次電池8の適正充電させることができるようにす
るためのスイツチング制御回路であり、このスイ
ツチング制御回路7はOR回路9の出力によつて
制御される。
10はブロツキング発振器Aの2次出力整流回
路部6に接続されたNi−Cd電池のような2次電
池8の充電電圧を予め設定した充電完了電圧に対
応する基準電圧Vref1と比較して2次電池8の充
電完了を検出するための充電完了電圧検出回路
で、この充電完了電圧検出回路10は、定電流源
と、基準電圧素子と、コンパレータとから構成せ
られ、出力は前記OR回路9へ入力する。
11は交流電源ACの電圧に応じたブロツキン
グ発振器Aのスイツチ部3のオン時間幅を設定
し、各種電源電圧に対して2次電池8を適正充電
することができるようにしたスイツチオン時間幅
演算回路で、ブロツキング発振器Aの発振トラン
スTのコアに巻装した3次巻線L4より得る交流
電源AC電圧に比例せる電圧を積分回路部12で
積分し、予め設定した基準電圧Vref2に積分電圧
が達した際に出力を生じるコンパレータを有し、
この出力は上記OR回路9に入力して、前記充電
完了電圧検出回路10の出力とで論理演算される
ようになつている。
13は上記3次巻線L4から構成され、前記各
回路10,11,9,7へ電源を供給する整流回
路である。
ところでブロツキング発振器Aは入力電圧VIN
が変化しても2次電力E2並びに2次電圧V0を一
定にしなければ各国商用電源電圧に応じた充電を
行うことができないわけである、発振トランスT
は次のような仕組みから成立するものである。
即ち発振トランスTの1次巻線L1にスイツチ
ングトランジスタTrのオン時間tONに流れる電流
ピークをI1Pとすると、発振トランスTのコアに
貯えられるエネルギΔE1は ΔE1=L1/2となる。(但しL1はインダクタンス 値) また2次巻線L3に流れる電流I2Pは I2P=n1/n3I1Pとなる。(但しn1,n3はL1,L3の巻 き数) 次に2次側に流れる平均電流(充電電流)をI0
とすると、 I0=(1/2I2P)×(tOFF/t)となる。(但し、t
は周期) ここで2次出力電圧をV0とすると、 η・ΔE1/t=V0・I0の関係が成立する。(但しη は効率)従つて、tOFFは、 tOFF=L1・I1P 2/V0・I2P=η・L1/V0・n3/n1・I1P =η・VIN/V0・n3/n1tON [∵tON=(L1/VIN)・I1P]となる。
また2次電力E2は、 E2=V0・I0=V0×(1/2・n1/n2I1P・tOFF/t) =V0/2・n1/n3・I1P・η・L1/V0・n3/n1・I1P
(ηL1/V0・n3/n1+L1/VIN)IIp =1/2・I1P・η/・L1/V0・n3/n1+L1/VIN =1/2・η・VIN/η・LIN・n3/V0・n1+1×I1P となる。
従つて2次電力E2及び2次出力電圧V0を入力
電圧VINが変化しても一定とするI1Pの条件は、 I1P=2V0I0・(η・1/V0n3/n1+1/VIN)/η =I0(2・n2/n1+V0/η・VIN) =K1+K2/VIN となる。更にI1P=VIN/L1・tONであるから、tONは tON=K1′/VIN+K2′/VIN 2 となる。
このようにtONを入力電圧VINに応じて変化させ
ることにより一定の出力を得ることができるわけ
である。このtONを設定するのが上記スイツチオ
ン時間幅演算回路11であり、この時間設定にお
いてはコア損失が増加する磁気飽和の手前におい
て行うように予め基準電圧を設定してある。Ni
−Cd電池のような2次電池8を急速充電する場
合、充電完了後充電電流を制限して過充電を防止
しなければならないわけで、この制御を行うため
の回路が充電完了電圧検出回路10であるが、こ
の充電完了電圧検出回路10のコンパレータの基
準電圧Vref1はNi−Cd電池のような2次電池にお
いて、電解液の漏出や、過充電、過放電に耐えら
れなくなり、寿命の劣化を起こしたり、使用条件
が制限されるなど諸トラブルが発生するという恐
れを生じない所定の範囲の充電末期の電池電圧に
対応して設定してある。
次に第1図の自動電圧切り換え式充電器の動作
に基づいて本発明の動作を説明する。
今、AC100Vの交流電源ACが接続され、整流
回路1の整流出力がブロツキング発振器Aに印加
されると、スイツチ起動回路部4のスピードアツ
プコンデンサC1が抵抗R1,R2を介して充電され、
所定レベルにスピードアツプコンデンサC1の両
端電圧が達すると、スイツチ部3のスイツチング
トランジスタTrのベースに起動電流が流れ、ス
イツチングトランジスタTrがオンする。この際
スピードアツプコンデンサC1によつてスイツチ
ングトランジスタTrのオン動作の立上りは急峻
なものとなる。次にスイツチングトランジスタ
Trのオンによつて1次巻線L1に流れる電流の増
加にともなうトランス作用によつてベース帰還巻
線L2に電圧が誘起されベース電流は一層増加の
傾向をたどるわけである。ここで通常のブロツキ
ング発振器は発振トランスTの1次巻線L1の飽
和か、或はスイツチングトランジスタTrの自己
飽和時に生じる前記トランス作用の消滅によるベ
ース駆動電流の消滅によつてスイツチングトラン
ジスタTrをターンオフさせるわけであるが、実
施例では、入力電源電圧に応じて所定オン時間
tON経過時にスイツチオン時間幅演算回路11の
働らきによつてOR回路9と、スイツチング制御
回路7をオンさせ、スイツチングトランジスタ
Trのベースに負パルスの印加することによつて
強制的にスイツチングトランジスタTrをオフさ
せる。このオフによつてオン期間中に発振トラン
スTのコアに蓄えられた磁気エネルギが2次整流
回路部6の整流ダイオードD2と、2次巻線L2
2次電池8の閉回路にて放出され、オン期間と共
に2次電池8を充電する。
ここで、スイツチングトランジスタTrのコレ
クタ・エミツタ間の電圧VCEは第2図aに示すよ
うになり、またスイツチングトランジスタTrの
コレクタ電流は第2図bに示すようになり、図示
するようにコレクタ電流は、オン時点から直線的
に上昇する三角波となる。またオンした瞬間に現
れるパルス状の電流はスナバ回路のコンデンサ及
び抵抗を通して流れる電流である。
第2図cは2次巻線L3からの出力電流、つま
り2次電池8の充電電流を示しており、スイツチ
ングトランジスタTrがオフした時点から、オン
期間中に蓄えられた磁気エネルギが電気エネルギ
として出力され、そのため初期に最大電流が流
れ、徐々に減少する三角波となる。出力電流が零
になると、出力側のダイオードD2などで放出し
きれなかつたエネルギによつて、巻線電圧が大き
く振動しだす。
さてスイツチングトランジスタTrがオフする
時点ではスピードアツプコンデンサC1にはダイ
オードD1のアノード側を正とする電荷が蓄えら
れており、スイツチングトランジスタTrのコレ
クタ電流の増加を抑えると、発振トランスTの極
性が反転する。スピードアツプコンデンサC1
電荷により、発振トランスTの極性が完全に反転
する前、例えば電圧が零の時点でもスイツチング
トランジスタTrのベース・エミツタ間に逆バイ
アスを与えることができるため、スイツチングト
ランジスタTrを急激にオフさせることができる
のである。そしてスイツチングトランジスタTr
がオフすると、スピードアツプコンデンサC1は、
ベース帰還巻線L2の電圧によつてベース帰還巻
線L2側を正とするように充電され、更に抵抗R1
R2を介して充電される。このオフ期間中スピー
ドアツプコンデンサC1の電位があることと、上
記の巻線間の電圧が上記の振動によつて低下する
と、スピードアツプコンデンサC1のベース帰還
巻線L2側が正となるように充電された電荷が、
スイツチングトランジスタTrのベース電流とな
つて放電され、スイツチングトランジスタTrが
急激にオンに向かい、このオンによつてベース帰
還巻線L2の極性が反転し、ベース帰還巻線L2
らもベース電流が流れ始める。この電流はスピー
ドアツプコンデンサC1をダイオードD1のアノー
ド側が正となるように充電するため、ベース電流
は初期が大きく、スピードアツプコンデンサC1
が充電されるに従つて徐々に減少する。このよう
にしてブロツキング発振器Aは発振動作するので
ある。第2図dはベース帰還巻線L2の端子間電
圧を示しており、図においてベース帰還巻線L2
のスイツチングトランジスタTr側を正として表
している。また第2図eはスイツチングトランジ
スタTrのベース電流を示す。第2図fは抵抗R3
R2の接続点の電圧を示す。
スイツチ起動回路部4のダイオードD1は起動
時にスピードアツプコンデンサC1を急速充電さ
せるとともにオン時に帰還電流により充電された
スピードアツプコンデンサC1の充電電荷の放電
を行なうためのもので、起動時に抵抗R3へ流れ
ようとする電流をカツトする。ところで上述のス
イツチングトランジスタTrのオン期間幅を決め
るスイツチオン時間幅演算回路11の動作を詳説
すると、前記スイツチングトランジスタTrのオ
ン期間中1次巻線L1には1次電流I1Pが徐々に増
加し、トランス作用の働らきにより整流回路13
の3次巻線L4には交流電源AC電圧に比例せる電
圧が発生してスイツチオン時間幅演算回路11の
積分回路部12のコンデンサC2を充電する。こ
の充電電圧はスイツチオン時間幅演算回路11の
コンパレータの比較入力端に入力し、定電流源と
基準電圧素子とによつて発生する基準電圧Vref2
と比較されるわけである。前記充電電圧の上昇速
度は入力電圧に比例するため、基準電圧Vref2
達する時間は入力電圧によつて制御されることに
なり、この基準電圧Vref2を越えるまでの時間が
上記スイツチングトランジスタTrのオン時間tON
となるである。しかして交流電源ACがAC100V
であれば電力変換部2の発振トランスTの飽和寸
前において基準電圧Vref2を越え、スイツチオン
時間幅演算回路11は“H”レベルの出力をOR
回路9へ入力させる。この結果OR回路9の出力
は“H”レベルとなりスイツチング制御回路7は
オンし、スイツチングトランジスタTrのベース
にダイオードD3を介して負のパルス電流を流し、
スイツチングトランジスタTrを急峻にオフさせ
発振動作を止めるのである。このようにして2次
電池8が充電され、その両端電圧V0が充電完了
電圧検出回路10のコンパレータの基準電圧
Vref1を越えると、OR回路9への出力を充電完了
電圧検出回路10は“H”レベルとし、OR回路
9の出力をスイツチオン時間幅演算回路11の出
力いかんにかかわらず“H”レベルに固定し、ス
イツチング制御回路7をオン状態に維持する。従
つてスイツチングトランジスタTrのベースには
起動電流が流れず、ブロツキング発振器Aは発振
停止し、2次電池8の充電を止める。この2次電
池8の両端電圧V0が自然放電等によつて基準電
圧Vref1より低くなると、上述の動作と同様にブ
ロツキング発振器Aが発振動作し、2次電池8の
充電を行なう。この充電は2次電池8の両端電圧
V0が基準電圧Vref1に近いため期間が短く、ブロ
ツキング発振器Aの発振動作間欠的となるわけ
で、充電電流の平均値は低く所謂末期充電がなさ
れるのである。次に接続される交流電源ACの電
圧がAC270Vというように高くなると、ブロツキ
ング発振器Aの発振トランスTの1次巻線L1
流れる電流I1Pは増大するわけであるが、3次巻
線L4に発生する電圧も入力電圧に比例して大き
くなり、スイツチオン時間幅演算回路11の積分
回路部12のコンデンサC2の充電電圧がコンパ
レータの基準電圧Vref2に達する時間が短くなり、
従つてスイツチングトランジスタTrのオン時間
tONが短くなつて、2次電池8を充電する充電電
流の平均値はAC100Vのときと同様となり、2次
電池8は適正充電される。
第2図b′,d′〜f′は上記の入力電源電圧を高く
した場合の第2図b,d〜fに対応する図面であ
り、この場合スイツチングトランジスタTrのコ
レクタ電流の傾きが急になる。ここで実施例では
スイツチオン時間幅演算回路11によつて入力電
圧を検知してオン時間を制御しているためオン時
間が短くなつている。また入力電源電圧が高いた
め、ベース帰還巻線L2の端子間の電圧が上昇し、
これによつてベース電流も増加している。このこ
とから、抵抗R3の両端電圧が上昇し、スピード
アツプコンデンサC1がスイツチングトランジス
タTrのオン時に充電される電位b点も第2図f′に
示すように上昇する。このb点の電位は、抵抗
R3が無い場合には、スピードアツプコンデンサ
C1の電位がダイオードD1に制限されるため、約
0.7Vとなる。高入力電源電圧の時にはb点の電
圧が抵抗R3により増大するため、次のスイツチ
ングトランジスタTrのオフへの移行時の最初に
ベース・エミツタ間にかかる逆バイアスも増加
し、オフスピードが上がることになるのである。
尚整流回路13のダイオードD4並びにスイツ
チオン時間幅演算回路11のツエナーダイオード
ZDは各回路11,10,9,7へ電源を供給す
るためのものである。
本発明は複数の異なる電圧の入力電源を選択使
用するブロツキング発振器において、スイツチン
グトランジスタのベースに起動電流を流すスイツ
チ起動回路部のスピードアツプコンデンサに並列
に抵抗と電源の極性に対して逆方向の逆流阻止用
のダイオードとの直列回路を接続したので、低入
力電源電圧時のスイツチングトランジスタのオン
時間を確保するための電流を、ベース帰還巻線、
スイツチングトランジスタのベースエミツタと、
ダイオードと、抵抗と、ベース帰還巻線の回路で
流せ、スピードアツプの機能を果せる範囲で、ス
ピードアツプコンデンサの容量を小さくすること
ができ、そのため高入力電源電圧時には、ベース
巻線の電圧が同じように上昇し、ベース電流のピ
ークが変わらないが、ベース電流をバイパスして
オフするような場合、スピードアツプコンデンサ
の帰還電流による充電が進んでいる分、スピード
アツプコンデンサのインピーダンスが上昇して、
ベース電位が下がり易く、結果ベース領域の過剰
電荷を抜き易くなつて、スイツチングトランジス
タのオフスピードを早くすることができ、またベ
ース電流をバイパスしてオフさせて制御する場合
に制御がやり易くなるという効果があり、更に低
入力電源電圧時のベース電流確保を主眼にダイオ
ードと直列に接続する抵抗の定数を設定すること
ができるためダイオードの働らきによりこの関連
を切り離すことができ、そのためスイツチ起動回
路部の抵抗を他の条件で定数設定ができて、回路
損失を低減することが可能となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図、
第3図は同上の動作説明図、第4図は基本例の動
作説明図、Aはブロツキング発振器、Tは発振ト
ランス、L2はベース帰還巻線、4はスイツチ起
動回路部、C1はスピードアツプコンデンサ、D1
はダイオード、R3は抵抗である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の異なる電圧の入力電源を選択使用する
    ブロツキング発振回路において、スイツチングト
    ランジスタのベースに起動電流を流すスイツチ起
    動回路部に設けられたスピードアツプコンデンサ
    に並列に抵抗と電源の極性に対して逆方向のダイ
    オードとの直列回路を接続して成ることを特徴と
    するブロツキング発振回路。
JP1820980A 1980-02-15 1980-02-15 Blocking oscillating circuit Granted JPS56115022A (en)

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JPS5128922U (ja) * 1974-08-26 1976-03-02

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