JPH0355931B2 - - Google Patents

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JPH0355931B2
JPH0355931B2 JP57150686A JP15068682A JPH0355931B2 JP H0355931 B2 JPH0355931 B2 JP H0355931B2 JP 57150686 A JP57150686 A JP 57150686A JP 15068682 A JP15068682 A JP 15068682A JP H0355931 B2 JPH0355931 B2 JP H0355931B2
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JP
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gas
bushing
arc
insulating
movable part
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JP57150686A
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、ガスブツシングを有するパツフアー
式のガスしや断器に関するものである。
[発明の技術的背景] 近年の電力系統の延びは電力需要の増大を反映
して著しいものがあるが、都市近効ではその電力
系統の延びにみあつた変電所用地の確保が困難に
なつている。その為、据付面積、空間が小さく、
軽重量で安価なガス絶縁機器が採用されている。
中でもしや断器には、しや断時に発生するアーク
に圧縮した絶縁ガスを吹付けて消弧するパツフア
ー式のガスしや断器が、多く採用されている。
第1図において従来のパツフアー式ガスしや断
器の一例を示す。まず、全体の構成としては、密
閉容器1内に、導体から成るしや断部2が絶縁ガ
ス3と共に密閉されている。しや断部2は固定部
4と可動部5とから構成され、この固定部4と可
動部5はガスブツシング6a,6bによつて外部
回線に接続されている。この内、しや断部2の固
定部4は、棒状のアーク接点7とこのアーク接点
7周囲に設けられた円筒状の主接点8とから成
り、アーク接点7と主接点8の間には、噴射され
た絶縁ガスを固定部4側のガスブツシング6aに
逃す為の逃し孔9が存在する。また、しや断部2
の可動部5は、固定ピストン10と、この固定ピ
ストン10に嵌合して摺動するパツフアシリンダ
11とを具えている。パツフアシリンダ11の先
端には、固定部のアーク接点7に接触する可動フ
インガー12、及び固定部の主接点8と接触する
可動接触部13が設けられている。このフインガ
ー12の基部には、噴射された絶縁ガスを可動部
5側のガスブツシング6bに逃す為の逃し孔14
が存在する。また、パツフアシリンダ11は、絶
縁ロツド15を介して図示しない駆動装置に接続
されている。
ガスブツシング6a,6bは、密封管である碍
管16の中に電流の通電路となる円柱状のブツシ
ング導体17を配置したもので、しや断器の固定
部4側または可動部5側において、密封容器1に
設けられた開口部のフランジ18a,18bに接
続されている。また、ガスブツシング6a,6b
には、各々電界緩和を目的として、その先端部と
基端部に外側に向つて側端気中シールド19a,
19b及び基端気中シールド20a,20bが設
けられている。更に、各ガスブツシング6a,6
bの基端部の内側には、密封容器1内に突出した
フランジ18a,18bのエツジにおける電界集
中を避け電界を緩和する為に、ガス中シールド2
1a,21bが各々設けられている。これらのガ
ス中シールド21a,21bは、フランジ18
a,18bからガスブツシング6a,6b内部に
向つて伸びる短いラツパ状の管であつて、ガスブ
ツシング6a,6b内に存する先端部が外側に広
がり、この広がつた部分が滑らかな曲面である曲
率部22a,22bを形成している。
以上述べた従来のガスブツシング付ガスしや断
器の動作について説明する。
しや断動作の開始により駆動装置が働いて絶縁
ロツド15がパツフアシリンダ11を引張り、パ
ツフアシリンダ11の後退が始まる。パツフアシ
リンダ11の先端に設けられた可動接触部13と
可動フインガー12が、順次、主接点8とアーク
接点7とから開離し、可動フインガー12とアー
ク接点7との間でアークが発生する。このとき同
時に、パツフアシリンダ11内の絶縁ガスは、固
定ピストン10により圧縮されて噴射し、アーク
に吹付けられて消弧を行う。
[背景技術の問題点] ところが、このとき噴射した絶縁ガスは、アー
クと接触して熱ガス流となり、更に、固定部4と
可動部5に各々設けられた逃し孔9,14からガ
スブツシング6a,6b内に流入する。この流入
した熱ガス流は、高温である為、ガス中シールド
21a,21bを通過する際に、ガス中シールド
21a,21bとブツシング導体17の間に絶縁
破壊を発生させることがあつた。また、この絶縁
破壊を防止する目的で、熱ガス流のガスブツシン
グ6a,6b内への流入を抑制する為にフランジ
18a,18bの開口部を狭くまたは封止する
と、熱ガス流が密封容器1の内部に滞留し、密封
容器1としや断部2との間で絶縁破壊を発生させ
る現象があつた。この問題点は、ガスしや断器が
小型になつて熱ガス流の逃げる箇所が狭くなるに
従い著しくなり、その解決が必要なつていた。
[発明の目的] 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、しや断時の熱ガス流発生に対しても密封容
器及びブツシング内で絶縁性能の優れたガスブツ
シング付ガスしや断器を提供することを目的とす
る。
[発明の概要] 上記目的を達成するために本発明においては、
アークに吹付けられた絶縁ガスの熱ガス流を密封
容器からブツシング内に排出し、ガスブツシング
の基端部内側に、先端部に内側へ湾曲した曲率部
を形成した短管状となし、内部に熱ガス流を滞留
させるガス中シールドを設けることにより、密封
容器及びブツシング内の絶縁耐力向上を図つてい
る。
[発明の実施例] 本発明の一実施例を第3図及び第4図によつて
説明する。第1図及び第2図と同一の部分につい
ては、同一の番号を付して説明を省略する。
本実施例において、ガスブツシング6a,6b
の接続されている密封容器1のフランジ31a,
31bは、従来のフランジよりも内径が大きな開
口部を有し、そこに同じく大口径の短管状ガス中
シールド31a,31bが設けられてる。このガ
ス中シールド32a,32bの先端部は内側に湾
曲し、この内側に湾曲した部分が滑らかな曲面と
なつて熱ガス流をガイドする曲率部33a,33
bを形成している。よつて、このフランジ31
a,31bからガスブツシング6a,6bの内部
に向つて伸びる短管状のガス中シールド32a,
32bは、曲率部33a,33bが内側となつた
分だけ従来より半径が大きくなり、その内容積も
拡大されてている。
本実施例のガスブツシング付ガスしや断器の動
作について説明する。従来のガスブツシング付ガ
スしや断器と同一の動作については説明を省略す
る。
可動部5の先端から噴射された絶縁ガスは、ア
ークに接触して熱ガス流となり、固定部4と可動
部5に各々設けられた逃し孔9,14からガスブ
ツシング6a,6b内に流入する。この熱ガス流
は、フランジ31a,31bの形成する大きな開
口部を通つて円滑に流入し、径の大きなガス中シ
ールド32a,32b内に滞留する。そして、ガ
ス中シールド32a,32bの内側に湾曲してい
る曲率部33a,33bに遮られて、大部分の熱
ガス流はそれ以上ガスブツシング6a,6b内の
奥部に進入することはない。
本実施例のガスブツシング付ガスしや断器によ
れば、発生した熱ガス流は、ガスブツシング6
a,6b基部の広い容積を有するガス中シールド
32a,32b内に流入しそこに滞留する為、密
封容器1内に滞留することがなく、密封容器1と
しや断部2の間で絶縁破壊を生ずることがない。
また、ガス中シールド32a,32bの先端が内
側に湾曲した曲率部33a,33bを持つ構造と
なつている為、熱ガス流がガス中シールド32
a,32bより更にガスブツシング3の内の奥部
にまで流入することが阻止され、ガスブツシング
において最も危険とされる碍管16とブツシング
導体17の間に絶縁破壊を生じることがない。そ
の上、フランジ31a,31bの内径を大きくす
ることによりフランジの材料節約や軽量化を可能
となる。
しかも、本発明のガス中シールド32a,32
bの曲率部33a,33bは内側に湾曲している
為、ガス中シールド32a,32bをその軸方向
に延長した場合に、碍管16の傾斜部に当つて邪
魔になることがないので、ガス中シールド32
a,32bをそれぞれ深くガスブツシングの先端
側にまで設けることが可能である。これにより、
ブツシング導体17とがガス中シールド32a,
32bの耐電圧性能が向上し、絶縁破壊の発生を
更に抑えることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明においては、アーク
に吹付けられた絶縁ガスの熱ガス流を密封容器か
らブツシング内に排出し、ガスブツシングの基端
部内側に、先端に内側へ湾曲した曲率部を形成し
た短管状となし、内部に熱ガス流を滞留させるガ
ス中シールドを設け、密封容器及びブツシング内
の絶縁耐力を向上させ、しや断時の絶縁性能に優
れたガスブツシング付ガスしや断器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスブツシング付ガスしや断器
の断面図、第2図は第1図のガス中シールドの拡
大図、第3図は本発明のガスブツシング付ガスし
や断器の断面図、第4図は第3図のガス中シール
ドの拡大図である。 1……密封容器、2……しや断部、3……絶縁
ガス、4……固定部、5……可動部、6a,6b
……ガスブツシング、7……アーク接点、8……
主接点、9……逃し孔、10……固定ピストン、
11……パツフアシリンダ、12……可動フイン
ガー、13……可動接触部、14……逃し孔、1
5……絶縁ロツド、16……碍管、17……ブツ
シング導体、18a,18b,31a,31b…
…フランジ、19a,19b……先端気中シール
ド、20a,20b……基端気中シールド、21
a,21b,32a,32b……ガス中シール
ド、22a,22b,33a,33b……曲率
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 密封容器内に固定部と可動部とが絶縁ガスと
    共に密閉され、しや断時には可動部に設けられた
    パツフアシリンダ内で圧縮された絶縁ガスが、固
    定部と可動部の間で発生したアークに吹付けられ
    て消弧するパツフアー式のガスしや断器であつ
    て、固定部または可動部の少なくとも一方がブツ
    シング導体を碍管の中に配置したガスブツシング
    によつて外部回線に接続され、前記アークに吹付
    けられた絶縁ガスが前記密封容器から前記ブツシ
    ング内に排出されてなるものにおいて、前記ガス
    ブツシングの基端部内側に、先端部に内側へ湾曲
    した曲率部を形成した短管状となし、内部に前記
    アークに接触した絶縁ガスの熱ガス流を滞留させ
    るガス中シールドを設けてなることを特徴とする
    ガスブツシング付ガスしや断器。
JP15068682A 1982-09-01 1982-09-01 ガスブツシング付ガスしや断器 Granted JPS5942736A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15068682A JPS5942736A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 ガスブツシング付ガスしや断器

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JPS5942736A JPS5942736A (ja) 1984-03-09
JPH0355931B2 true JPH0355931B2 (ja) 1991-08-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256505A (ja) * 1985-09-06 1987-03-12 Tokuyama Soda Co Ltd 金属超微粒子の製造方法
JPH02259003A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 銅微粒子の製造方法

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49100572A (ja) * 1973-01-29 1974-09-24

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JPS49100572A (ja) * 1973-01-29 1974-09-24

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