JPS6134673Y2 - - Google Patents

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JPS6134673Y2
JPS6134673Y2 JP1978147360U JP14736078U JPS6134673Y2 JP S6134673 Y2 JPS6134673 Y2 JP S6134673Y2 JP 1978147360 U JP1978147360 U JP 1978147360U JP 14736078 U JP14736078 U JP 14736078U JP S6134673 Y2 JPS6134673 Y2 JP S6134673Y2
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JP1978147360U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消弧用ガスをしや断器に引外し動作中
にピストンおよびシリンダー装置によつて圧縮す
るパツフア形ガスしや断器に関するものである。
一般に、しや断器のように引外し動作およびそ
れにともなう消弧作用により大電流のアークをし
や断するものでは、電流しや断直後の時間領域で
は絶縁回復が充分でなくアークをともなわない時
と比較して絶縁耐力が低化する。そのため接触子
周辺の電界集中を避けることがしや断性能を上げ
る一つの方法である。
パツフア形ガスしや断器の消弧室における従来
例を第1図に示す。上半分は投入状態、下半分は
しや断状態を示す。図に於て1は固定接触子で、
この固定側と対向して設けた絶縁ノズル2内に
は、可動接触子3が配置され可動シリンダー4に
取付けられる。5は固定ピストン、6はノズル押
え、7は可動接触子カバーである。
このような第1図の構造では、固定接触子1の
先端や、可動接触子3の先端および可動接触子カ
バー7の先端などの曲率を大きくとつて局部的な
電界集中をさせている。しかしながらこのような
パツフア形ガスしや断器では、曲率を大きくとつ
たとしても構造上の制約から電界の最も高い点が
第2図に示す固定接触子1の先端部Aや可動接触
子3の先端部及び可動接触子カバー角部Bなどに
現われるうえ、前記AおよびBの付近にはやはり
第2図の符号8で示したようにしや断動作が行な
われて大電流のアークが発生しこのアークに圧縮
ガスが吹き付けられる。これが電流零点で消弧し
たとしても、その直後においては高温の密度の低
いガスが残留しているため、アーク8をともなわ
ない場合と比較して、その絶縁耐力は低化すると
いう2重の作用が働くためしや断性能の向上をは
かれない欠点があつた。
また従来固定側あるいは可動側のどちらかに、
その接触子よりも対向側へ突き出したシールドが
設けられたものも見られるが、このようなものに
おいては、片側の接触子の電界は緩和できても他
側の接触子の電界を緩和することができず、場合
によつては片側のシールドを突き出したことによ
り、他側の接触子以外の部材はその接触子よりも
大きく引きこまざるを得なくなり、やはりその接
触子の電界集中を避けられず、しや断性能を上げ
られないという欠点があつた。
従つて、本考案は上記点に鑑みてなされたもの
で、その目的は可動接触子カバーの先端或いは可
動接触子先端と固定接触子間の距離よりも短かい
距離の1対のシールドを可動及び固定接触子の外
部周囲に設けることにより、接触子や接触子カバ
ーの電界集中をなくして電流しや断後の耐電圧特
性を上げたパツフア形ガスしや断器を提供するこ
とにある。
本考案を第1図及び第2図と同一部品に同符号
を付した第3図に示した一実施例をもとに説明す
る。第3図はしや断完了状態を示したものであ
る。9は固定接触子1の図示していない基部側に
一端を固着して設けられた金属等の導電性材料か
らなる固定側シールドで、固定接触子1を包囲し
て配置され組立などにより固定接触子と一体構造
をとるもので固定接触子1と常に同電位である。
この固定側シールド9は先端は図から明らかなよ
うに固定電極1の先端より軸方向距離Dだけ可動
側に突出している。そしてこの軸方向突出距離D
は D>O の関係を保つようにする。またEは可動側シール
ドを構成し、絶縁ノズル2の外周部にほぼ接して
配置されたノズル押え6の先端が可動接触子カバ
ー7の先端よりも固定接触子1側に突出する軸方
向距離であり、この軸方向突出距離Eは E>O の関係を保つようにする。可動側の軸方向突出距
離Eのとり方は一例を示したものであり、可動側
においては絶縁ノズル2の内側に形成される吹付
ガスの通路10によつて囲われ、金属等の導電性
材料から作られた可動接触子を含む全ての構成物
のうち、最も固定側に近い先端と、吹付ガスの通
路10の外部周囲に存在する金属等の導電性材料
から作られたノズル押え6などを含む全ての構成
物のうち最も固定側に近い先端との距離とする。
この時、可動側シールドを構成するノズル押え
6はパツフアシリンダー部4を通じて可動接触子
3と電気的に接続され、常に同電位となる。
また、ノズル押え6の固定接触子1側先端部お
よび固定側シールド9の可動接触子3側先端部は
外側の角部および内側の角部ともに曲率を設けて
滑らかな形状の丸味部とする。そして前記固定側
シールド9は固定接触子1が可動接触子3と接触
した投入状態では、可動側ノズル押え6の外周と
は接触せず、離間した同心位置されるような内径
となつている。
このような構成とすることにより、固定接触子
1及び可動接触子3は、各々に設けられたシール
ドにより各々接触子の先端部位置を超える位置ま
で包囲されるので電界集中に対して十分な緩和が
はかれ、従つて各接触子1,3の先端および可動
接触子カバー7などアークにさらされたり、高温
の残留ガスが存在するような部分の電界集中を可
動側および固定側ともに充分に下げることができ
る。また、ノズル押え6は可動側シールドと兼用
化するとともに絶縁ノズル2外周にほぼ接して配
置したため、構造が簡素化される他、絶縁ノズル
外部においては最も可動接触子に近い位置に配置
できるため、電界緩和効果をより効果的に得るこ
とができる。
また、しや断器開離時即ちしや断完了時D>O
及びE>Oの条件としてシールド9先端とノズル
押え6先端との距離が接触子1,3先端間の距離
より短かくなつても、シールド9の先端とノズル
押え6の先端間の所定の絶縁距離を有していれ
ば、これらはアークやそこから発生する高温のガ
スにさらされることがないためアーク電流をしや
断したとしても絶縁耐力の低下はおきない。ま
た、接触子間より短かい距離で所定の絶縁距離を
得るためシールド9とノズル押え6は互いの対向
端部側となる外側の角部および内側の角部が丸味
部となつているため、ここでの電界集中も緩和さ
れてこの間での耐電圧特性を向上できる。
また投入時においては可動側シールドの外側に
固定側シールドを接触することなしに重ねて配置
させるため両シールド間の距離が接触子間の距離
よりも短かいことによつて、両シールドが衝突す
るのを避けることができる。
更にシールド間の距離が接触子間の距離よりも
短かいため、開極直後においがは固定側シールド
が可動側シールドをおおつており、半径方向から
みて同位置となる時が存在するが、両シールドを
接触しないようにしてギヤツプを設けてあるとと
もに両シールドの角部には曲率部を設けたため、
シールドにおける電界を充分下げることができし
や断時の開極直後に短絡電流の零点がきて消弧さ
れた後でもシールド間に再発弧が起きないように
することが可能となる。
以上のように本考案によれば、固定側及び可動
側に設けたシールドにより接触子や接触子カバー
の電界集中をなくすことができるので、電流しや
断後の耐電圧特性を向上でき、しかも、可動側シ
ールドはノズル押えと兼用化したので構造や簡素
化される他、これによつて可動側シールドは絶縁
ノズル外側では可動接触子に最も近づいて配置で
きるので、ここでの電界緩和をより効果的に行え
るなど、しや断性能が優れ且つ構造の簡素化され
たパツフア形ガスしや断器を提供することができ
る。
このようなしや断性能を上げる効果は片側の接
触子の電界緩和が図られていても、他側の接触子
の電界が高い場合には、その高い部分から再発弧
が起きるので少なく、両側のシールドを各々の対
向接触子側に突き出させることにより、すなわち
両接触子の先端部の電界緩和効果が同時に図られ
ることにより、はじめてなしとげられるものであ
る。
なお、可動側の接触子として上記記載の接触子
3をアーク接触子とし、絶縁ノズル2の外部に通
電接触子を設ける構造のパツフア形しや断器にお
いても、前述したシールドや、ノズル押え等の構
成物並びに可動側の通電接触子およびその付属構
成物が同等の作用を行なうことは勿論である。こ
の場合ノズル押え6は可動側接触子を兼ねること
になる。
そして、アーク接触子と通電接触子を備えたも
のは、通電接触子をアーク接触子よりも早く開極
し、そして遅く閉極させて通電接触子間に発弧を
起こさせないようにしたものであるが、このよう
な構成のものに於いては可動側の通電接触子と接
離する固定側の通電接触子は固定側に設けたシー
ルドの内部に所定の距離をとつて設けることは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパツフア形しや断器の一例を上
半部投入状態で下半部しや断状態で示す断面図、
第2図は第1図におけるアークの作用を説明する
断面図、第3図は本考案の一実施例を示す断面図
である。 1……固定接触子、2……絶縁ノズル、3……
可動接触子、4……可動シリンダー、5……固定
ピストン、6……ノズル押え、7……可動接触子
カバー、8……アーク、9……固定側シールド、
10……通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) しや断動作とともに開離可能な可動接触子お
    よびこの可動接触子に相対する固定接触子と、
    可動接触子を包囲する絶縁ノズルおよびこの絶
    縁ノズルを固着したパツフアシリンダーを備
    え、しや断動作時両接触子が開離した際に発生
    するアークに対してパツフアシリンダー内の消
    弧性ガスを圧縮して吹付けるパツフア形ガスし
    や断器において、しや断完了状態の時可動及び
    固定接触子間の距離以下の所定の絶縁距離を保
    持する距離であつて、固定側においては先端が
    固定接触子の先端よりも可動側方向に突き出
    し、また可動側においては先端が可動接触子部
    の導電性材料の先端より固定側方向に突き出す
    ように各々の接触子の外周囲に配置されると共
    に各々の接触子と同電位に保たれ且つ互いの対
    向側端部に丸味部を形成したシールドを設け、
    また、これらシールドのうち固定側シールドの
    可動側先端部内径は可動側シールドの外径より
    大きくして投入時、固定側シールドが可動側シ
    ールドの外側に配置され且つ互いが接触しない
    ように形成すると共に可動側シールドは前記絶
    縁ノズルの外周にほぼ接して設けられこの絶縁
    ノズルを前記パツフアシリンダーに固着する押
    え部材と兼用させたことを特徴とするパツフア
    形ガスしや断器。 (2) 可動および固定接触子は可動および固定アー
    ク接触子の形成し、可動シールドは可動側通電
    接触子を兼ね、また、固定側シールドの内側に
    は可動側通電接触子と接離する固定側通電接触
    子が設けられている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のパツフア形ガスしや断器。
JP1978147360U 1978-10-26 1978-10-26 Expired JPS6134673Y2 (ja)

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JP1978147360U JPS6134673Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

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JP1978147360U JPS6134673Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

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Publication Number Publication Date
JPS5563040U JPS5563040U (ja) 1980-04-30
JPS6134673Y2 true JPS6134673Y2 (ja) 1986-10-08

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ID=29128743

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JP1978147360U Expired JPS6134673Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

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JP (1) JPS6134673Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942303A (ja) * 1972-09-16 1974-04-20
JPS51145867A (en) * 1975-06-11 1976-12-15 Hitachi Ltd Buffer gas breaker

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942303A (ja) * 1972-09-16 1974-04-20
JPS51145867A (en) * 1975-06-11 1976-12-15 Hitachi Ltd Buffer gas breaker

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JPS5563040U (ja) 1980-04-30

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