JPH0927253A - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
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- JPH0927253A JPH0927253A JP19795495A JP19795495A JPH0927253A JP H0927253 A JPH0927253 A JP H0927253A JP 19795495 A JP19795495 A JP 19795495A JP 19795495 A JP19795495 A JP 19795495A JP H0927253 A JPH0927253 A JP H0927253A
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- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 claims description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 2
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- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
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- Circuit Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮断性能および耐電圧性能を低下することな
く、小形で信頼性の高いガス遮断器を提供する。 【構成】 内部に消弧性ガス1を充填した接地タンク2
内に、接離可能な固定接触子7および可動接触子4を各
々配設した固定電極部3および可動電極部4と、電気絶
縁物からなり、両端が開口する筒状に形成され、かつ固
定電極部3と可動電極部4とを覆ってその外周部に配設
されるとともに、その両端部に取付用の埋込金具25
a,25bがそれぞれ埋設された絶縁筒25とを備えて
なるガス遮断器において、固定電極部3側の埋込金具2
5aの先端部が、可動接触子6の接離方向に対して、固
定接触子7の先端部と同位置もしくは可動接触子6側に
位置するようにする。
く、小形で信頼性の高いガス遮断器を提供する。 【構成】 内部に消弧性ガス1を充填した接地タンク2
内に、接離可能な固定接触子7および可動接触子4を各
々配設した固定電極部3および可動電極部4と、電気絶
縁物からなり、両端が開口する筒状に形成され、かつ固
定電極部3と可動電極部4とを覆ってその外周部に配設
されるとともに、その両端部に取付用の埋込金具25
a,25bがそれぞれ埋設された絶縁筒25とを備えて
なるガス遮断器において、固定電極部3側の埋込金具2
5aの先端部が、可動接触子6の接離方向に対して、固
定接触子7の先端部と同位置もしくは可動接触子6側に
位置するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のガス遮断器の断面図を示す
もので、消弧性ガス1が充填された接地タンク2内に
は、固定電極部3と可動電極部4とが配設される。固定
電極部3には、固定接触子支え7aと、固定接触子支え
7aに支持された固定接触子7とが配設される。また、
固定接触子7の外周部にはシールド13が配設されてお
り、電流遮断時において固定電極部3と可動電極部4と
の間に発生する過渡回復電圧に対して高電界部となる固
定接触子7の先端部の電界を緩和して、電流遮断時の再
点弧を防止し、かつ開極状態において両電極部3,4間
の耐電圧性能を向上させている。
もので、消弧性ガス1が充填された接地タンク2内に
は、固定電極部3と可動電極部4とが配設される。固定
電極部3には、固定接触子支え7aと、固定接触子支え
7aに支持された固定接触子7とが配設される。また、
固定接触子7の外周部にはシールド13が配設されてお
り、電流遮断時において固定電極部3と可動電極部4と
の間に発生する過渡回復電圧に対して高電界部となる固
定接触子7の先端部の電界を緩和して、電流遮断時の再
点弧を防止し、かつ開極状態において両電極部3,4間
の耐電圧性能を向上させている。
【0003】一方、可動電極部4には、固定接触子7に
対して接離可能な可動接触子6と、吹き出し口9を有す
るシリンダ10および固定的に形成されるとともにシリ
ンダ10の内面と摺動し得るピストン11からなるパッ
ファ装置8と、シリンダ10に固着されるとともに可動
接触子6を包囲するように形成された絶縁ノズル12と
が配設される。
対して接離可能な可動接触子6と、吹き出し口9を有す
るシリンダ10および固定的に形成されるとともにシリ
ンダ10の内面と摺動し得るピストン11からなるパッ
ファ装置8と、シリンダ10に固着されるとともに可動
接触子6を包囲するように形成された絶縁ノズル12と
が配設される。
【0004】エポキシ樹脂などの電気絶縁物からなる絶
縁筒5は、両端が開口する筒状に形成され、かつ固定電
極部3と可動電極部4とを覆ってその外周部に配設され
る。絶縁筒5の両端部には取付用の埋込金具5a,5b
がそれぞれ埋設されており、埋込金具5aと固定接触子
支え7a、埋込金具5bとピストン11が、それぞれ図
示しないボルトにより接続されることにより、絶縁筒5
が固定される。
縁筒5は、両端が開口する筒状に形成され、かつ固定電
極部3と可動電極部4とを覆ってその外周部に配設され
る。絶縁筒5の両端部には取付用の埋込金具5a,5b
がそれぞれ埋設されており、埋込金具5aと固定接触子
支え7a、埋込金具5bとピストン11が、それぞれ図
示しないボルトにより接続されることにより、絶縁筒5
が固定される。
【0005】上記ガス遮断器の遮断操作は、図示されな
い操作機構により可動接触子6を右方向に移動させる
と、図2に示すように、可動接触子6が固定接触子7か
ら開離して、可動接触子6と固定接触子7との間にアー
クが発生する。一方、可動接触子6の右方向への移動に
伴い、シリンダ10も一体になって右方向へ移動するの
で、ピストン11によりシリンダ10内の消弧性ガス1
が圧縮される。圧縮された消弧性ガス1は吹き出し口9
から流出し、絶縁ノズル12に案内されて固定接触子7
と可動接触子6との間に発生したアークに吹き付けられ
て消弧する。
い操作機構により可動接触子6を右方向に移動させる
と、図2に示すように、可動接触子6が固定接触子7か
ら開離して、可動接触子6と固定接触子7との間にアー
クが発生する。一方、可動接触子6の右方向への移動に
伴い、シリンダ10も一体になって右方向へ移動するの
で、ピストン11によりシリンダ10内の消弧性ガス1
が圧縮される。圧縮された消弧性ガス1は吹き出し口9
から流出し、絶縁ノズル12に案内されて固定接触子7
と可動接触子6との間に発生したアークに吹き付けられ
て消弧する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガス遮断器
においては、シールド13は固定接触子7の近傍に配置
されるので、構造が複雑になるのみならず、絶縁筒5の
内側に配設されるので、絶縁筒5の内側の沿面の耐電圧
性能を満足させるために、シールド13と絶縁筒5との
間にある程度の隙間を設ける必要がある。このため、絶
縁筒5の内径Dが大きくなり、この結果、接地タンク2
も大きな内径のものを使用しなければならないので、ガ
ス遮断器が大形化する一要因となっている。そこで本発
明の目的は、遮断性能および耐電圧性能を低下すること
なく、小形で信頼性の高いガス遮断器を提供することに
ある。
においては、シールド13は固定接触子7の近傍に配置
されるので、構造が複雑になるのみならず、絶縁筒5の
内側に配設されるので、絶縁筒5の内側の沿面の耐電圧
性能を満足させるために、シールド13と絶縁筒5との
間にある程度の隙間を設ける必要がある。このため、絶
縁筒5の内径Dが大きくなり、この結果、接地タンク2
も大きな内径のものを使用しなければならないので、ガ
ス遮断器が大形化する一要因となっている。そこで本発
明の目的は、遮断性能および耐電圧性能を低下すること
なく、小形で信頼性の高いガス遮断器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、内部に消弧
性ガスを充填した接地タンク内に、接離可能な固定接触
子および可動接触子を各々配設した固定電極部および可
動電極部と、電気絶縁物からなり、両端が開口する筒状
に形成され、かつ前記固定電極部と前記可動電極部とを
覆ってその外周部に配設されるとともに、その両端部に
取付用の埋込金具がそれぞれ埋設された絶縁筒とを備え
てなるガス遮断器において、前記固定電極部側の前記埋
込金具の先端部が、前記可動接触子の接離方向に対し
て、前記固定接触子の先端部と同位置もしくは前記可動
接触子側に位置するようにする。また、前記固定電極部
側の前記埋込金具の先端部は円弧形状であることが好ま
しい。
性ガスを充填した接地タンク内に、接離可能な固定接触
子および可動接触子を各々配設した固定電極部および可
動電極部と、電気絶縁物からなり、両端が開口する筒状
に形成され、かつ前記固定電極部と前記可動電極部とを
覆ってその外周部に配設されるとともに、その両端部に
取付用の埋込金具がそれぞれ埋設された絶縁筒とを備え
てなるガス遮断器において、前記固定電極部側の前記埋
込金具の先端部が、前記可動接触子の接離方向に対し
て、前記固定接触子の先端部と同位置もしくは前記可動
接触子側に位置するようにする。また、前記固定電極部
側の前記埋込金具の先端部は円弧形状であることが好ま
しい。
【0008】
【作用】上記本発明のガス遮断器においては、固定接触
子の先端部の電界は固定電極部側の埋込金具の先端部と
分担するために緩和され、固定電極部と可動電極部との
間の耐電圧性能および接地タンクの内壁に向かう耐電圧
性能が向上するので、シールドが不要となり、絶縁筒お
よび接地タンクを小径化できる。また、固定電極部側の
埋込金具の先端部を電界が集中しにくい円弧状にするこ
とにより、一層固定電極部と可動電極部間の耐電圧性能
を向上することができる。
子の先端部の電界は固定電極部側の埋込金具の先端部と
分担するために緩和され、固定電極部と可動電極部との
間の耐電圧性能および接地タンクの内壁に向かう耐電圧
性能が向上するので、シールドが不要となり、絶縁筒お
よび接地タンクを小径化できる。また、固定電極部側の
埋込金具の先端部を電界が集中しにくい円弧状にするこ
とにより、一層固定電極部と可動電極部間の耐電圧性能
を向上することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のガス遮断器の一実施例を図1
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のガス遮断器
の実施例を示す断面図で、絶縁筒25の固定電極部3側
の埋込金具25aの先端部は、可動接触子6の接離方向
に対して、固定接触子7の先端位置と同位置もしくは可
動接触子6側に位置するように埋設される。なお、この
場合、埋込金具25aは図1に示すようにその他端の一
部を電気絶縁物から露出させてもよいし、全体を電気絶
縁物に埋設させてもよい。また、埋込金具25aの先端
部は円弧形状に形成される。なお、他の部分について
は、上記従来例と同様に構成される。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のガス遮断器
の実施例を示す断面図で、絶縁筒25の固定電極部3側
の埋込金具25aの先端部は、可動接触子6の接離方向
に対して、固定接触子7の先端位置と同位置もしくは可
動接触子6側に位置するように埋設される。なお、この
場合、埋込金具25aは図1に示すようにその他端の一
部を電気絶縁物から露出させてもよいし、全体を電気絶
縁物に埋設させてもよい。また、埋込金具25aの先端
部は円弧形状に形成される。なお、他の部分について
は、上記従来例と同様に構成される。
【0010】かかるガス遮断器においては、固定接触子
7の先端部の電界は固定電極部3側の埋込金具25aの
先端部と分担するために緩和され、固定電極部3と可動
電極部4との間の耐電圧性能および接地タンク2の内壁
に向かう耐電圧性能が向上するので、シールド13が不
要になる。従って、固定接触子7の近傍の構造が簡単に
なるばかりでなく、絶縁筒25の内径D’を従来の絶縁
筒5の内径Dに対して、D’<Dとすることができ、従
来よりも小径化できる。また、絶縁筒25の内径D’が
縮小されることにより、絶縁筒25を固定する充電部の
外径も縮小できるので、接地タンク2についても従来例
よりも小径化できる。
7の先端部の電界は固定電極部3側の埋込金具25aの
先端部と分担するために緩和され、固定電極部3と可動
電極部4との間の耐電圧性能および接地タンク2の内壁
に向かう耐電圧性能が向上するので、シールド13が不
要になる。従って、固定接触子7の近傍の構造が簡単に
なるばかりでなく、絶縁筒25の内径D’を従来の絶縁
筒5の内径Dに対して、D’<Dとすることができ、従
来よりも小径化できる。また、絶縁筒25の内径D’が
縮小されることにより、絶縁筒25を固定する充電部の
外径も縮小できるので、接地タンク2についても従来例
よりも小径化できる。
【0011】さらに、埋込金具25aの先端を円弧形状
にすることにより、電界が集中しにくくなり、固定電極
部3と可動電極部4間の耐電圧性能を一層向上させるる
ことができる。
にすることにより、電界が集中しにくくなり、固定電極
部3と可動電極部4間の耐電圧性能を一層向上させるる
ことができる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、固定接触子
先端の電界は固定電極部側の埋込金具の先端部と分担す
るために緩和され、シールドが不要になるので、絶縁筒
を小径化でき、ガス遮断器を小形化することができる。
先端の電界は固定電極部側の埋込金具の先端部と分担す
るために緩和され、シールドが不要になるので、絶縁筒
を小径化でき、ガス遮断器を小形化することができる。
【図1】本発明のガス遮断器の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】従来のガス遮断器の一例を示す断面図である。
1 消弧性ガス 2 接地タンク 3 固定電極部 4 可動電極部 6 可動接触子 7 固定接触子 8 パッファ装置 9 吹き出し口 10 シリンダ 11 ピストン 12 絶縁ノズル 25 絶縁筒 25a,25b 埋込金具
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に消弧性ガスを充填した接地タンク
内に、接離可能な固定接触子および可動接触子を各々配
設した固定電極部および可動電極部と、電気絶縁物から
なり、両端が開口する筒状に形成され、かつ前記固定電
極部と前記可動電極部とを覆ってその外周部に配設され
るとともに、その両端部に取付用の埋込金具がそれぞれ
埋設された絶縁筒とを備えてなるガス遮断器において、 前記固定電極部側の前記埋込金具の先端部が、前記可動
接触子の接離方向に対して、前記固定接触子の先端部と
同位置もしくは前記可動接触子側に位置するようにし
た、 ことを特徴とするガス遮断器。 - 【請求項2】 前記固定電極部側の前記埋込金具の先端
部が円弧形状であることを特徴とする請求項1記載のガ
ス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19795495A JPH0927253A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19795495A JPH0927253A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガス遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927253A true JPH0927253A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16383078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19795495A Pending JPH0927253A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0927253A (ja) |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP19795495A patent/JPH0927253A/ja active Pending
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