JPH0355830Y2 - - Google Patents

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JPH0355830Y2
JPH0355830Y2 JP1986098674U JP9867486U JPH0355830Y2 JP H0355830 Y2 JPH0355830 Y2 JP H0355830Y2 JP 1986098674 U JP1986098674 U JP 1986098674U JP 9867486 U JP9867486 U JP 9867486U JP H0355830 Y2 JPH0355830 Y2 JP H0355830Y2
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pump
diaphragm
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rigid
pump casing
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はふつ素樹脂製のダイアフラムポンプに
係り、特にポンプケーシングの外側を剛性の部材
で緊締して熱膨脹による漏洩を封止するようにし
たふつ素樹脂製のダイアフラムポンプに関する。
(従来の技術) 一般に半導体洗浄薬液等の材料液を加圧して使
用場所へ供給する手段として可変容積型のふつ素
樹脂製ダイアフラムポンプが広く使用されてい
る。
第3図はこの種のダイアフラムポンプの従来例
を示したものであり、ポンプハウジング1は、中
央ブロツク2A,2Bと、この中央ブロツク2
A,2Bの両側面に配置された端ブロツク3A,
3Bとからなつている。中央ブロツク2A,2B
と端ブロツク3A,3Bとの接合面には独立した
2つの第1および第2のポンプ室5A,5Bが形
成されている。
それぞれのポンプ室内にはふつ素樹脂製のダイ
アフラム6A,6Bが張設され、各ポンプ室内は
このダイアフラムによつて吸込圧縮室7A,7B
と作動気体室8A,8Bとの2つの室に分画され
ている。
上記ダイアフラム6A,6Bは、その中央部が
連結棒9によつて連結されており、両方のダイア
フラムは連動するように構成されている。
また、吸込圧縮室7A,7Bには吸込通路10
A,10Bが開口接続され、その通路上に吸込弁
11A,11Bが組込まれている。
さらに吸込圧縮室7A,7Bには吐出通路12
A,12Bが開口接続され、その通路上には吐出
弁13A,13Bが組込まれている。
前記吸込弁11A,11Bは吸込ダクト15内
に設けられ、この吸込ダクト15内に設けられた
吸込通路14に接続されている。
また吐出弁13A,13Bは吐出ダクト17内
に設けられ、この吐出ダクト17内に設けられた
吐出通路16に接続されている。
一方、前記作動気体室8A,8Bには作動気体
の給排通路18A,18Bが開口接続され、作動
気体を交互に給排してダイアフラム6A,6Bを
作動するようにされている。
このように構成されたポンプケーシング1は、
中央ブロツク2A,2Bと端ブロツク3A,3B
との間に接合面32A,32Bを、吸込ダクト1
5とポンプケーシング1との間に接合面33A,
33Bを、さらに吐出ダクト17とポンプケーシ
ング1との間に接合面34A,34Bを有してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述のように構成された従来のふ
つ素樹脂製ダイアフラムポンプにおいて、150℃
程度以上の高温の材料液を使用したり、高温材料
液と低温材料液とを繰り返し使用すると、ポンプ
ケーシングが熱変形する。
この熱変形はふつ素樹脂の線膨脹係数が、例え
ば金属に比較して10倍以上も大きいことから大き
な変形となり、その結果ポンプの各接合面32,
33,34の間隙が増大し、液体が外部へ漏洩す
るという不具合がある。
そこで本考案の目的は、上記従来技術の問題点
を解消し、中央ブロツクの両側面に一対の端ブロ
ツクを固着し、ブロツクの接合面間にポンプ室を
形成し、接合面の間にポンプ室を2分するダイア
フラムを挟持し、中央ブロツクと端ブロツクとか
らなるポンプケーシングの外側面に吸込・吐出ダ
クトを取り付けたふつ素樹脂製ダイアフラムポン
プにおいて、高温の流体を加圧する場合も、中央
ブロツクと端ブロツクとの接合面および吸込・吐
出ダクトの取付面から流体が漏洩しないふつ素樹
脂製ダイアフラムポンプを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、一対
の端ブロツクを中央ブロツクの両側面にタンデム
結合してなるポンプケーシングの上記接合面間に
ポンプ室を形成し、それぞれのポンプ室内に室を
2分するダイアフラムを張設し、ポンプケーシン
グの外側面に吸込ダクトと吐出ダクトとを取付け
たふつ素樹脂製ダイアフラムポンプにおいて;上
記ポンプケーシングの端ブロツクの外側に剛性の
円板をあてがい、これらの円板を端ブロツクと中
央ブロツクを貫通横断する締結ボルトで剛性接合
するとともに、上記中央ブロツクと端ブロツクと
の接合面の外側に剛性の環状帯を巻装し、さらに
上記吸込ダクトと吐出ダクトとをポンプケーシン
グに対して剛性のバンドで緊締するようにしたこ
とを特徴としている。
(作用) ふつ素樹脂製のダイアフラムポンプを150℃以
上の高温の材料液で使用すると、ふつ素樹脂製の
ポンプケーシングは熱膨脹する。
ポンプケーシングの周囲を剛性の部材で緊締す
ると、ふつ素樹脂と剛性の部材との線膨脹係数と
の差により、ふつ素樹脂製のポンプケーシングの
外側への膨脹が抑えられ、逆にポンプの内側へ膨
脹する。
その結果、ポンプの各接合面がさらに密着する
ことになる。
(実施例) 以下本考案によるふつ素樹脂製のダイアフラム
ポンプの一実施例について、第3図と同一部分に
は同一符号を付した第1図および第2図を参照し
て説明する。
図中符号1はふつ素樹脂製のポンプケーシング
を示し、中央ブロツク2A,2Bの両側面に端ブ
ロツク3A,3Bがタンデム結合されている。
前記中央ブロツク2A,2Bと両側に配置され
た端ブロツク3A,3Bとの接合面のほぼ中央に
はポンプ室5A,5Bが形成されている。
各ポンプ室5A,5Bにはふつ素樹脂製のダイ
アフラム6A,6Bが張設され、各ポンプ室5
A,5Bはこのダイアフラム6A,6Bによつて
吸込圧縮室7A,7Bと作動気体室8A,8Bと
の2つの室に分画されている。
上記ダイアフラム6A,6Bは、その中央部が
連結棒9によつて連結されており、両方のダイア
フラムは互いに連動するように構成されている。
また、吸込圧縮室7A,7Bには吸込通路10
A,10Bが開口接続され、その通路上に吸込弁
11A,11Bが組込まれている。
さらに吸込圧縮室7A,7Bには吐出通路12
A,12Bが開口接続され、その通路上には吐出
弁13A,13Bが組込まれている。
また、吸込通路10A,10Bの入口側は前記
入口ダクト15内に穿設された材料液の吸込通路
14と接続される一方、吐出通路12A,12B
の出口側は、前記吐出ダクト17内に穿設された
材料液の吐出通路16に接続されている。
一方、前記作動気体室8A,8Bには作動気体
の給排通路18A,18Bが開口接続され、この
給排通路18A,18Bは前記中央ブロツク2
A,2B内を通つて外部に開口されている。
前記中央ブロツク2A,2Bの接合面およびこ
れらと端ブロツク3A,3Bとの接合面を含んだ
ポンプの外側面の周囲には、剛性の環状帯23が
前記給排通路18A,18Bの開口部23aを除
いて巻装するように設けられており、各接合面3
2A,32Bから外側への漏洩を封止するように
されている。
また、端ブロツク3A,3Bの端板の外側に
は、剛性の円板24A,24Bがナツト25A、
剛性の締結ボルト25Bにより取り付けられてお
り、前記各接合面32A,32Bの横方向の熱膨
脹を防止するようにされている。
一方、第2図に示されるように端ブロツク3
A,3Bの外側周上にはブラケツト27A,27
Bおよび30A,30Bが固着されるとともに下
方には支持台20A,20Bが備えられ、ポンプ
ケーシング1を支持するようにされている。
前記吸込ダクト15の外側面の周囲には、剛性
のバンド26A,26Bが設けられ、このバンド
26A,26Bは、ボルト28A,28Bにより
前記ブラケツト27A,27Bに固着され接合面
33A,33Bの漏洩を封止するようにされてい
る。
一方、前記吐出ダクト17の外側面の周囲に
も、バンド29A,29Bが設けられ、このバン
ド29A,29Bは、ボルト31A,31Bによ
り前記ブラケツト30A,30Bに固着され接合
面34A,34Bの漏洩を封止するようにされて
いる。
次に以上の構成に基づいて作用について説明す
る。
ふつ素樹脂製のダイアフラムポンプを150℃以
上の高温の材料液で使用すると、ふつ素樹脂は金
属に対して約10倍の線膨脹率で膨脹する。
一方ポンプケーシングの周囲に設けられた例え
ば金属性の環状帯23、円板24A,24B、締
結ボルト25Bおよびバンド26A,26B,2
9A,29Bは余り膨脹しない。
するとふつ素樹脂は金属製の部材で外部への膨
脹が抑えられているので、ポンプ内部へ膨脹し、
各接合面32,33,34の間隙が逆に小さくな
る。その結果外部への漏洩を防止できるようにな
る。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、中央ブロツクの外周面に剛性の環状帯を巻装
し、端ブロツクの端面に剛性の円板を固定してい
るので、高温流体によつて温度が上昇したとき
も、中央ブロツクと端ブロツクはポンプの軸に直
交する方向に熱膨脹することがない。また、中央
ブロツクと端ブロツクは、剛性円板を介してボル
トによつて締結されているので、温度上昇によつ
て中央ブロツクと端ブロツクは、ポンプの軸方向
に膨脹することがなく、逆に接合面に大きな力で
押圧される。すなわち、ポンプの内部に高温流体
が流れる時に、中央ブロツクと端ブロツクとの接
合面のシール性はかえつて高くなり、流体の漏洩
を防止することができる。
また、吸込ダクトと吐出ダクトは、剛性のバン
ドによつてポンプケーシングに緊結されているの
で、ポンプの温度が高くなつた場合に、ダクトと
ポンプケーシングとの接合面の押圧力が増加し、
吸込・吐出ダクトとポンプケーシングの接合面か
らも内部の流体が漏洩することがない。
すなわち、本考案によれば、高温の流体を使用
しても流体の漏洩が少ないふつ素樹脂製のダイア
フラムポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるふつ素樹脂製ダイアフラ
ムポンプの一実施例を示した縦断面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は従来のふつ素樹脂製ダ
イアフラムポンプの例を示した縦断面図である。 2……中央ブロツク、3……端ブロツク、5…
…ポンプ室、6……ダイアフラム、15……吸込
ダクト、17……吐出ダクト、23……剛性の環
状帯、24……剛性の円板、25A……ナツト、
25B……剛製の締結ボルト、26,29……剛
性のバンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の端ブロツクを中央ブロツクの両側面にタ
    ンデム結合してなるポンプケーシングの上記接合
    面間にポンプ室を形成し、それぞれのポンプ室内
    に室を2分するダイアフラムを張設し、ポンプケ
    ーシングの外側面に吸込ダクトと吐出ダクトとを
    取付けたふつ素樹脂製ダイアフラムポンプにおい
    て;上記ポンプケーシングの端ブロツクの外側に
    剛性の円板をあてがい、これらの円板を端ブロツ
    クと中央ブロツクを貫通横断する締結ボルトで剛
    性接合するとともに、上記中央ブロツクと端ブロ
    ツクとの接合面の外側に剛性の環状帯を巻装し、
    さらに上記吸込ダクトと吐出ダクトとをポンプケ
    ーシングに対して剛性のバンドで緊締するように
    したことを特徴とするふつ素樹脂製ダイアフラム
    ポンプ。
JP1986098674U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0355830Y2 (ja)

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