JPH07260008A - 非接触メカニカルシール - Google Patents

非接触メカニカルシール

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JPH07260008A
JPH07260008A JP4807594A JP4807594A JPH07260008A JP H07260008 A JPH07260008 A JP H07260008A JP 4807594 A JP4807594 A JP 4807594A JP 4807594 A JP4807594 A JP 4807594A JP H07260008 A JPH07260008 A JP H07260008A
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retainer
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sleeve
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Naoyuki Kitamura
直之 北村
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NIPPON JOHN KUREEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触メカニカルシールにおいて、プライマ
リーリングとリテーナースリーブ間の密封を、耐熱性に
優れたカーボンピストンリングで行うにあたって、リテ
ーナースリーブに対する摺動摩擦抵抗を少なくしてメー
ティングリングに対するプライマリーリングの追従性を
確保しつつ、プロセス流体の漏れを少なくすることが可
能な高温用及び超低温用の非接触メカニカルシールを提
供する。 【構成】 押圧手段10のディスク13とプライマリー
リング7の軸方向と直交する端面間に、リテーナースリ
ーブ6に摺動可能に密嵌したカーボンピストンリング1
5を介在させ、当該カーボンピストンリングは一ヶ所に
スプリットを形成した複数の構成リング36,37,3
8を互いに密嵌し、外周をガータースプリング40で緊
迫するとともに、リテーナースリーブに接触する軸方向
内外縁に環状凹部42,42を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触メカニカルシー
ルに係わり、更に詳しくはガスタービンやブロアー、遠
心コンプレッサ等の流体機器の軸封装置として高周速且
つ高温条件下若しくは超低温条件下で使用する非接触メ
カニカルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンプレッサ等における回転軸と
ケーシング間を密封する非接触メカニカルシールは既に
提供されている。例えば、本出願人の先願に係る特開平
5−164249号公報には、回転軸に密封固定したメ
ーティングリングとシールハウジングに密封装着し且つ
押圧手段にて軸方向へ付勢したプライマリーリングとの
対面する各シール面の何れか一方のシール面に、相対的
回転方向に対して前進角を有する複数の螺旋溝を円周方
向に一定間隔で設けて封入流体をシール面間に圧送して
なる非接触メカニカルシールが提供されている。
【0003】そして、この非接触メカニカルシールは、
プライマリーリングとメーティングリングのシール面間
に中心に向かう動圧が発生し、この動圧により両シール
面間にミクロン単位のギャップを生じさせて非接触状態
を保持して高周速回転を可能にしたものである。
【0004】ここで、前記プライマリーリングは、回転
軸の軸振れや軸方向の変移に起因するメーティングリン
グの微少変移に追従し、またシール面間の動圧によるギ
ャップ形成のために、リテーナースリーブに対して軸方
向に変移可能となすとともに、その間を密封する必要が
ある。そのため、前述の公報記載のものは、リテーナー
スリーブの外周面とプライマリーリングの内周面間にO
リングを介在させているのである。また、流体機器のケ
ーシング若しくはシールハウジングとリテーナー、メー
ティングリングと固定スリーブ、回転軸と固定スリーブ
の各部材間の密封にもOリングを使用している。
【0005】しかし、各部材間の密封にOリングを使用
しているので、高温での連続運転には不向きであり、P
TFE製の耐熱性Oリングを使用したとしても連続運転
に耐えられる温度は高々300℃である。特に、プライ
マリーリングとリテーナースリーブ間に用いるOリング
は、プロセス側の高圧、高温流体が直接接触し、しかも
リテーナースリーブの軸方向に絶えず摺動しながら密封
するといった最も過酷な使用環境に曝されており、機械
的強度を十分に維持する必要があることから、Oリング
が軟化しない程度の温度で使用しなければならず、その
上耐久性における安全性を考慮すれば連続運転できる上
限は200℃程度である。同様に、−100℃以下の超
低温で使用する場合には、通常のOリングでは脆くなっ
て使用に耐えられない。
【0006】そのため、高温用又は超低温用のメカニカ
ルシールでは、プライマリーリングとリテーナースリー
ブ間の密封をカーボンピストンリングで行っている。こ
のカーボンピストンリング100は、図8及び図9に示
すように、プライマリーリング101の軸方向と直交す
る端面102と、複数のコイルばねからなる押圧手段1
03のディスク104との間に位置し、該端面102に
一側面を圧接するとともに、リテーナースリーブ105
の外周面に密嵌してプライマリーリング101とリテー
ナースリーブ105間を密封するものである。その構造
は、略同形の一対の内構成リング106a,106bを
軸方向に密接し、それぞれの外周に略同形の一対の外構
成リング107a,107bを密嵌するとともに、各外
構成リング107a,107bの外周に設けた環状溝に
それぞれガータースプリング108a,108bを嵌着
して緊迫したものである。ここで、各構成リング10
6,107は、それぞれ三ヶ所に形成したスプリット1
09,…で三分割されたものであり、全てのスプリット
109が軸方向及び半径方向に重ならないように互いに
位置をずらせて組立てられている。それにより、ガータ
ースプリング108a,108bによって、内構成リン
グ106a,106bの内周摺接面110a,110b
がリテーナースリーブ105の外周面111に密接する
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の構造の
カーボンピストンリングは、内構成リングの摺接面とリ
テーナースリーブの外周面との間の摺動摩擦抵抗が大き
いので、メーティングリングに対するプライマリーリン
グの素早い追従性が損なわれる。また、実際にプライマ
リーリングとリテーナースリーブとの間の密封に寄与す
るのは、プライマリーリング側の内構成リング106a
であり、他のリングは該内構成リング106aの三つの
スプリット109,…からの漏れを防止する目地材の作
用をなすのであるが、図9の断面における十字状の接合
部での目地作用が不十分であるためOリングと比較して
漏れが多いのである。
【0008】そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決
しようとするところは、非接触メカニカルシールにおい
て、プライマリーリングとリテーナースリーブ間の密封
を、耐熱性に優れたカーボンピストンリングで行うにあ
たって、リテーナースリーブに対する摺動摩擦抵抗を少
なくしてメーティングリングに対するプライマリーリン
グの追従性を確保しつつ、プロセス流体の漏れを少なく
することが可能な非接触メカニカルシールを提供する点
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、回転軸に密封固定したメーティングリング
と、シールハウジングに軸方向可動となして密封装着し
且つリテーナーに設けた押圧手段にて前記メーティング
リング側へ付勢したプライマリーリングとの両シール面
の少なくとも一方のシール面に、相対的回転方向に対し
て前進角を有する多数の螺旋溝を円周方向に形成してな
る非接触メカニカルシールであって、前記押圧手段のデ
ィスクとプライマリーリングの軸方向と直交する端面間
に、リテーナースリーブに摺動可能に密嵌したカーボン
ピストンリングを介在させ、当該カーボンピストンリン
グは一ヶ所にスプリットを形成した複数の構成リングを
互いに密嵌し、外周をガータースプリングで緊迫すると
ともに、リテーナースリーブに接触する軸方向内外縁に
環状凹部を形成してなる非接触メカニカルシールを構成
した。
【0010】ここで、前記カーボンピストンリングとし
て、リテーナースリーブに密嵌する一対の内構成リング
を軸方向に密接し、両内構成リングの外周にわたって一
つの外構成リングを密嵌するとともに、該外構成リング
の外周をガータースプリングで緊迫してなる構造のも
の、あるいはリテーナースリーブに密嵌する内構成リン
グの外周に外構成リングを密嵌するとともに、内外構成
リング一側の両側端面であって押圧手段のディスク側に
リテーナースリーブに密嵌する側構成リングを密接し、
前記外構成リングと側構成リングをそれぞれガータース
プリングで緊迫してなる構造のものがより好ましい実施
例である。
【0011】更に、前記カーボンピストンリングの端面
と前記押圧手段のディスクとの間に、膨張グラファイト
シートを介在させてなることが好ましい。
【0012】また、前記リテーナースリーブとして、カ
ーボンピストンリングに近似した熱膨張率を有するタン
グステンカーバイド、シリコンカーバイド又はそれと同
等の硬度及び熱膨張率を有するセラミックスで形成した
リテーナースリーブを用いてなることがより好ましい。
【0013】そして、前記回転軸とメーティングリン
グ、シールハウジングとリテーナー及びリテーナーとリ
テーナースリーブの各部材間をグラファイト製ガスケッ
トで密封してなるのである。
【0014】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の非接触メカニ
カルシールは、メーティングリングとプライマリーリン
グの両シール面のうち少なくとも一方のシール面に形成
した螺旋溝によって、封入流体をシール面間へ圧送する
動圧を発生させ、この流体輸送作用によりシール面間に
圧送された封入流体の圧力で両シール面間にギャップを
形成して密封するので、メーティングリングとプライマ
リーリングとは非接触となって高周速回転が可能とな
り、またプライマリーリングとリテーナースリーブとの
間をカーボンピストンリングで密封するので、300〜
500℃程度の高温での連続運転が可能である。そし
て、カーボンピストンリングの各構成リングには一ヶ所
のみスプリットが形成されているので、ガータースプリ
ングの緊迫力によって弾性的に変形する程度の構造的弾
性を備え且つ該スプリットを通しての封入流体の漏れを
最小限に抑制し、更にカーボンピストンリングのリテー
ナースリーブに接触する軸方向内外縁に環状凹部を形成
したので、該リテーナースリーブの外周面との接触面積
が少なくなって軸方向への摺動摩擦抵抗が小さくなり、
もってメーティングリングに対するプライマリーリング
の追従性を確保するのである。
【0015】そして、前記カーボンピストンリングとし
て、リテーナースリーブに密嵌する一対の内構成リング
を軸方向に密接し、両内構成リングの外周にわたって一
つの外構成リングを密嵌するとともに、該外構成リング
の外周をガータースプリングで緊迫してなる構造のも
の、あるいはリテーナースリーブに密嵌する内構成リン
グの外周に外構成リングを密嵌するとともに、内外構成
リング一側の両側端面であって押圧手段のディスク側に
リテーナースリーブに密嵌する側構成リングを密接し、
前記外構成リングと側構成リングをそれぞれガータース
プリングで緊迫してなる構造のものを採用した場合、各
構成リングの断面における接合部がT字状になり、プラ
イマリーリング側に位置する内構成リングに対する他の
構成リングの目地作用が十分になって、漏れを最小限に
抑制するのである。また、前者の構造のカーボンピスト
ンリングは、ガータースプリングが一つになるので部品
点数が減少する。
【0016】また、前記カーボンピストンリングの端面
と前記押圧手段のディスクとの間に、膨張グラファイト
シートを介在させることにより、カーボンピストンリン
グの端面の歪みを吸収するのである。
【0017】また、前記リテーナースリーブとして、カ
ーボンピストンリングに近似した熱膨張率を有するタン
グステンカーバイド、シリコンカーバイド又はそれと同
等の硬度及び熱膨張率を有するセラミックスで形成した
リテーナースリーブを用いると、高温においてもカーボ
ンピストンリングの内径とリテーナースリーブの外径の
差が少なく、良好なシール性を確保できる。
【0018】更に、前記回転軸とメーティングリング、
シールハウジングとリテーナー及びリテーナーとリテー
ナースリーブの各部材間をグラファイト製ガスケットで
密封することにより、高温の連続運転時にもシール性を
維持できるのである。
【0019】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。本実施例においては高温のガス
シール用に用いる非接触メカニカルシールについて主に
説明するが、液体シール用でも同様である。
【0020】図1は本発明に係る非接触メカニカルシー
ルMの全体構造を示し、流体機器の密封容器であるケー
シング1と、該ケーシング1の開放端を貫通する回転軸
2との間に設けている。ここで、図中Aは大気圧(低
圧)側、Bはプロセス(高圧)側を示している。
【0021】本実施例の非接触メカニカルシールMは、
前記ケーシング1にシールハウジング3、リテーナー4
を順次ボルト締めして形成したシール空間内に、前記回
転軸2に密封固定したメーティングリング5と、前記リ
テーナー4に固定しシール空間内に突出させたリテーナ
ースリーブ6に密封装着したプライマリーリング7を配
し、該メーティングリング5とプライマリーリング7の
互いのシール面8,9を対接させ、そしてプライマリー
リング7はリテーナー4とリテーナースリーブ6間に非
回転且つ軸方向可動となしてリテーナースリーブ6に密
封するとともに、リテーナー4で保持された押圧手段1
0にて各シール面8,9が接近する方向に付勢してい
る。ここで、前記押圧手段10は、リテーナー4とリテ
ーナースリーブ6間に配したホルダー11で支持された
複数のコイルばね12,…とその軸方向内方に配したリ
ング状のディスク13とから構成されている。そして、
前記ディスク13とプライマリーリング7の軸方向と直
交する端面14間に、リテーナースリーブ6に摺動可能
に密嵌したカーボンピストンリング15を介在させて、
プライマリーリング7とリテーナースリーブ6間を密封
している。
【0022】そして、図2に示す如く、前記メーティン
グリング5のシール面8には、その外周縁を始端として
内方へ延び、回転方向Rに対して前進角を有する螺旋溝
16を円周方向に一定間隔毎に多数設けている。それに
より、プロセスガスの存在下でメーティングリング5が
プライマリーリング7に対して回転(回転方向R)する
ことにより、螺旋溝16によってシール面8,9間に半
径方向中心へ向かう動圧を発生させてプロセスガスを圧
送し、両シール面8,9間に微少ギャップを形成すると
ともに、プロセス側の圧力よりも高いシール圧を形成し
て密封するのである。一方、図示しないが、前記プライ
マリーリング7のシール面9にも同様な螺旋溝17を形
成し、この螺旋溝17は相対的回転方向に対して前進角
を有するものであっても、後進角を有するものであって
も良く、前進角を有する場合には前記螺旋溝16と同じ
作用をなし、後進角を有する場合には前記螺旋溝16に
よって圧送されたプロセスガスを一部逆流させて、漏れ
を少なくする作用をなすのである。尚、本実施例では、
メーティングリング5の素材はタングステンカーバイド
であり、プライマリーリング7の素材はカーボンであ
る。
【0023】前記メーティングリング5の回転軸2への
固定については、先ず回転軸2に外挿固定したアセンブ
リスリーブ18に密嵌したドライブカラー19をボルト
締めし、該ドライブカラー19にその内方側、即ちシー
ル空間内に位置し、アセンブリスリーブ18に外嵌した
シャフトスリーブ20をボルトで軸方向に締付けて固定
し、更にシャフトスリーブ20にその内方側に位置し、
アセンブリスリーブ18に外嵌したロッキングスリーブ
21をボルトで軸方向に締付けて固定すると同時に、前
記シャフトスリーブ20に設けた環状段部22にトレラ
ンスリング23を介在させて外嵌したメーティングリン
グ5を、該環状段部22の半径方向壁面とロッキングス
リーブ21のフランジ24とで挾持して固定するのであ
る。尚、前記アセンブリスリーブ18は、複数の非接触
メカニカルシールMを軸方向にタンデムに配列するため
に使用するものであり、単数の場合にはアセンブリスリ
ーブ18を省略して前述の各部材を直接回転軸2に取付
けるのである。
【0024】そして、アセンブリスリーブ18とシャフ
トスリーブ20との密封は、前記ドライブカラー19の
内方側にシャフトスリーブ20に沿って延設した筒状の
押圧部25に、シャフトスリーブ20の外方側であって
アセンブリスリーブ18に沿って形成した環状空間部2
6を外嵌し、押圧部25の先端で環状空間部26内に密
嵌したグラファイト製の台形状ガスケット27を圧縮
し、該ガスケット27をシャフトスリーブ20の環状空
間部26の壁面とアセンブリスリーブ18の外周面に密
着させて行っている。また、メーティングリング5とシ
ャフトスリーブ20との密封は、前記シャフトスリーブ
20の環状段部22の半径方向壁面に形成した環状のシ
ール溝にグラファイト製のガスケット28を嵌着してお
き、ロッキングスリーブ21をシャフトスリーブ20に
固定する締結力を利用して該ガスケット28をメーティ
ングリング5に圧接することにより行っている。また、
前記ロッキングスリーブ21とメーティングリング5を
回転に対して一体化するために、ロッキングスリーブ2
1のフランジ24に突設したピン29をメーティングリ
ング5に埋設している。
【0025】また、ケーシング1とシールハウジング3
との密封は、両部材の接合面にグラファイト製のガスケ
ット30を介在させて行い、シールハウジング3とリテ
ーナー4との密封は、両部材の接合面にグラファイト製
のガスケット31を介在させて行っている。更に、リテ
ーナー4とリテーナースリーブ6は、半径方向にトレラ
ンスリング23aを介して調心され、それらの熱膨張差
による同心ずれを防止するとともに、その間の密封は、
前記同様に両部材の接合面にグラファイト製のガスケッ
ト32を介在させて行っている。
【0026】次に、プライマリーリング7の組付構造に
ついて説明すれば、該プライマリーリング7のバランス
直径部を前記リテーナースリーブ6の外周面に軸方向移
動可能に外嵌するとともに、外周に突設した回転規制部
33をリテーナー4の内周面に軸方向に向けて形成した
スプライン溝34に軸方向移動可能に嵌挿して、該プラ
イマリーリング7の非回転状態を維持するのである。こ
こで、前記プライマリーリング7とリテーナースリーブ
6との間には、メーティングリング5に対するプライマ
リーリング7の素早い追従性を確保するために、微少間
隙を設けることが好ましい。
【0027】そして、本実施例のカーボンピストンリン
グ15は、図3〜図5に示すように、リテーナースリー
ブ6の外周面35に密嵌する一対の内構成リング36,
37を軸方向に並設して互いに密接し、両内構成リング
36,37の外周にわたって一つの外構成リング38を
密嵌するとともに、該外構成リング38の外周に形成し
た環状溝39にガータースプリング40を緊張状態で嵌
着し、外構成リング38を介して両内構成リング36,
37をリテーナースリーブ6の外周面35に緊迫するも
のであり、各構成リング36,37,38にはそれぞれ
一ヶ所にスプリット41,…を形成して構造的な弾力性
を付与したものである。ここで、両内構成リング36,
37の軸方向幅の和と外構成リング38の軸方向幅とを
一致させている。更に、一対の両内構成リング36,3
7のリテーナースリーブ6に接触する各外縁に、即ち両
内構成リング36,37をリテーナースリーブ6に組付
けた状態での軸方向内外縁に、図5に示すように環状凹
部42,42を形成し、リテーナースリーブ6に接触す
る摺接面43,43の軸方向幅を狭くし、リテーナース
リーブ6に対する摺接摩擦抵抗を減少させている。ま
た、両内構成リング36,37は、完全に同一の形状で
良く、その一方を反転させて使用することで、コスト低
減化を図れる。
【0028】それから、リテーナースリーブ6に、内構
成リング36,37及び外構成リング38を、各スプリ
ット41,…の位置を約120°の回転角度だけずらせ
て次々に嵌合し、最後にガータースプリング40で緊迫
するのである。この組付状態において、図5に示すよう
に、断面において各構成リング36,37,38の接合
部はT字状となり、軸方向内方に位置する内構成リング
36と外構成リング38の半径方向シール面44,44
は正確に面一となってプライマリーリング7の半径方向
端面14に密接している。一方、軸方向外方に位置する
内構成リング37と外構成リング38の半径方向側面4
5,45とは正確に面一に設定することが好ましいが、
多少の寸法誤差があっても押圧手段10のディスク13
との間に膨張グラファイトシート46を介在させること
で、その寸法誤差を吸収して、コイルばね12の押圧力
を略均等に、内構成リング37を介して内構成リング3
6と、外構成リング38に伝達し、前記端面14と各シ
ール面44,44との面圧の均衡が図れる。勿論、内構
成リング37と外構成リング38の側面45,45が正
確に面一であれば、膨張グラファイトシート46は省略
可能である。
【0029】また、図6に示したものは、カーボンピス
トンリング15の他の実施例であり、一ヶ所にスプリッ
ト41,…を形成した三つの構成リングからなり、各構
成リングの断面における接合部がT字状となる基本構成
は同じである。本実施例のカーボンピストンリング15
は、リテーナースリーブ6の外周面35に密嵌する内構
成リング47の外周に外構成リング48を密嵌するとと
もに、内外構成リング47,48一側の両側端面であっ
て押圧手段10のディスク13側にリテーナースリーブ
6に密嵌する側構成リング49を密接し、前記外構成リ
ング48と側構成リング49をそれぞれガータースプリ
ング50,50で緊迫してなるものである。ここで、内
構成リング47と外構成リング48の軸方向幅を正確に
一致させ、また内構成リング47に外構成リング48を
外嵌した状態の形状と、側構成リング49の形状を反対
称となしている。更に、前記同様に内構成リング47と
側構成リング49のリテーナースリーブ6に接触する各
外縁に、即ち両構成リング47,49をリテーナースリ
ーブ6に組付た状態での軸方向内外縁に、図6に示すよ
うに環状凹部51,51を形成し、リテーナースリーブ
6に接触する摺接面52,52の軸方向幅を狭くし、リ
テーナースリーブ6に対する摺接摩擦抵抗を減少させて
いる。そして、軸方向内方に位置する内構成リング47
と外構成リング48の半径方向シール面53,53は正
確に面一となってプライマリーリング7の半径方向端面
14に密接している。一方、軸方向外方に位置する側構
成リング49の半径方向側面54は、押圧手段10のデ
ィスク13で圧接されている。尚、前記側面54とディ
スク13との間に膨張グラファイトシート46を介在さ
せて、コイルばね12による押圧力を側面54の全面に
均等に作用させることも可能であるが、本実施例の場合
には特に膨張グラファイトシート46を用いる必要はな
い。
【0030】次に、このようなカーボンピストンリング
15を採用した場合におけるプロセスガスの密封作用に
ついて簡単に説明する。先ず、図5に示した構造のもの
は、プライマリーリング7側に位置する内構成リング3
6のスプリット41を、内構成リング37の半径方向接
合面と、外構成リング38の軸方向内周接合面とで塞い
で密封し、密封作用に関しては内構成リング37と外構
成リング38があたかも目地の作用をなすのである。ま
た、図6に示した構造のものは、前記同様にプライマリ
ーリング7側に位置する内構成リング47のスプリット
41を、外構成リング48の軸方向内周接合面と、側構
成リング49の半径方向接合面とで塞いで密封するので
ある。
【0031】また、本実施例の非接触メカニカルシール
Mは、シール面8,9間やカーボンピストンリング15
の摺接面43に粉塵等が侵入しないように工夫が施され
ている。その一は、前記ドライブカラー19の外周に同
軸状にスプリットラビリンス55を配してリテーナー4
に固定し、該スプリットラビリンス55の内周面であっ
てその円周方向に連続し且つ軸方向に等間隔で突設した
複数の突条56,…とドライブカラー19の外周面間に
微少間隙を形成し、外部から粉塵がシール空間へ侵入す
るのを突条56,…で防ぐとともに、仮に突条56,…
に粉塵が付着しても外部へ漏出するプロセスガスが微少
間隙で流速が増して吹き飛ばすのである。その二は、前
記ロッキングスリーブ21の円筒部外周面であってその
円周方向に連続し且つ軸方向に等間隔で複数の突条5
7,…を突設し、該突条57,…と前記円筒部の外周に
同軸状に配してシールハウジング3に固定したブッシン
グ58の内周面との間に微少間隙を形成し、プロセス側
から粉塵がシール空間へ侵入するのを突条57,…で防
ぐとともに、仮に突条57,…に粉塵が付着してもシー
ルハウジング3に設けたガス導入口59からプロセスガ
スと同種のガス又は窒素ガスを注入し、そのガスが微少
間隙で流速が増してプロセス側へ吹き飛ばすのである。
【0032】また、図7に示すように、前記プライマリ
ーリング7、押圧手段10及びカーボンピストンリング
15は、リテーナー4とリテーナースリーブ6に仮組立
てた状態で、シールハウジング3にボルト締めするが、
この場合、各部材がリテーナー4から抜け落ちないよう
にするため、リテーナー4のシールハウジング3への連
結面側にセットプレート60をボルト61で固定し、該
セットプレート60の内縁で前記スプライン溝34の開
放端を塞いでプライマリーリング7の回転規制部33を
当止するのである。そして、この状態で、前記シャフト
スリーブ20に外挿した後、前記セットプレート60を
取り去り、プライマリーリング7のシール面9をメーテ
ィングリング5のシール面8に接合するのである。
【0033】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の非接触メカニカ
ルシールによれば、以下に示すような効果を奏するので
ある。
【0034】請求項1によれば、回転軸が回転すると、
該回転軸に固定したメーティングリングが回転してプラ
イマリーリングとのシール面間に動圧が発生して非接触
状態でプロセスガスを密封することができるとともに、
この回転軸の回転の際に、軸振れや軸方向の微少変移が
発生し、メーティングリングに軸振れや軸方向の微少変
移が生じても、プライマリーリングは、メーティングリ
ングとは非接触であるので軸振れには追従しないが、リ
テーナースリーブに対する摺動摩擦抵抗の少ない環状凹
部を有する構造であって耐熱性のあるカーボンピストン
リングを介し、押圧手段でメーティングリング側へ押圧
されているので、軸方向の微少変移には素早く追従し、
それにより高周速回転においても、高温度においても常
に安定したシール性を実現できるのである。また、カー
ボンピストンリングの各構成リングの一ヶ所にのみスプ
リットを形成しているので、このスプリットを通しての
プロセス流体の漏れを少なくできるのである。
【0035】請求項2によれば、断面における各構成リ
ングの接合部がT字状となって、前述の一ヶ所のスプリ
ットの効果に加えて、構造的なシール性を有するので、
プロセス流体の漏れを最小限に抑制できるとともに、ガ
ータースプリングが一つで足りるので、部品点数が減少
してコスト低減化を図れるのである。
【0036】請求項3によれば、前記同様に断面におけ
る各構成リングの接合部がT字状となって、前述の一ヶ
所のスプリットの効果に加えて、構造的なシール性を有
するので、プロセス流体の漏れを最小限に抑制できる。
【0037】請求項4によれば、カーボンピストンリン
グの軸方向外方の端面が正確に面一にならない場合で
も、膨張グラファイトシートの弾性によって押圧手段の
押圧力を均等に各構成リングに作用させることができ、
更にシール性を高めることができる。
【0038】請求項5によれば、カーボンピストンリン
グとリテーナースリーブとの熱膨張率が近似するので、
超低温から高温まで良好なシール性を維持できる。
【0039】請求項6によれば、各部材間に密封する全
てのガスケットをグラファイト製としたことで、耐熱性
と同時にプロセス流体に対する耐食性を備えるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触メカニカルシールを回転軸とケ
ーシング間に装着した状態の要部断面図である。
【図2】メーティングリングのシール面に形成した螺旋
溝のパターンの一例を示す側面図である。
【図3】カーボンピストンリングの分解斜視図である。
【図4】同じくカーボンピストンリングの組立てた状態
の側面図である。
【図5】同じくカーボンピストンリングを組付けた状態
の簡略断面図である。
【図6】他の実施例のカーボンピストンリングを組付け
た状態の簡略断面図である。
【図7】プライマリーリング回りの仮組立状態を示す断
面図である。
【図8】従来のカーボンピストンリングの組立てた状態
の側面図である。
【図9】同じくカーボンピストンリングを組付けた状態
の簡略断面図である。
【符号の説明】
M 非接触メカニカルシール 1 ケーシング 2 回転軸 3 シールハウジング 4 リテーナー 5 メーティングリング 6 リテーナースリーブ 7 プライマリーリング 8,9 シール面 10 押圧手段 11 ホルダー 12 コイルばね 13 ディスク 14 端面 15 カーボンピストンリング 16,17 螺旋溝 18 アセンブリスリーブ 19 ドライブカラー 20 シャフトスリーブ 21 ロッキングスリーブ 22 環状段部 23,23a トレランスリング 24 フランジ 25 押圧部 26 環状空間部 27,28,30,31,32 ガスケット 29 ピン 33 回転規制部 34 スプライン溝 35 外周面 36 内構成リング 37 内構成リング 38 外構成リング 39 環状溝 40 ガータースプリング 41 スプリット 42 環状凹部 43 摺接面 44 シール面 45 側面 46 膨張グラファイトシート 47 内構成リング 48 外構成リング 49 側構成リング 50 ガータースプリング 51 環状凹部 52 摺接面 53 シール面 54 側面 55 スプリットラビリンス 56 突条 57 突条 58 ブッシング 59 ガス導入口 60 セットプレート 61 ボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に密封固定したメーティングリン
    グと、シールハウジングに軸方向可動となして密封装着
    し且つリテーナーに設けた押圧手段にて前記メーティン
    グリング側へ付勢したプライマリーリングとの両シール
    面の少なくとも一方のシール面に、相対的回転方向に対
    して前進角を有する多数の螺旋溝を円周方向に形成して
    なる非接触メカニカルシールであって、前記押圧手段の
    ディスクとプライマリーリングの軸方向と直交する端面
    間に、リテーナースリーブに摺動可能に密嵌したカーボ
    ンピストンリングを介在させ、当該カーボンピストンリ
    ングは一ヶ所にスプリットを形成した複数の構成リング
    を互いに密嵌し、外周をガータースプリングで緊迫する
    とともに、リテーナースリーブに接触する軸方向内外縁
    に環状凹部を形成してなることを特徴とする非接触メカ
    ニカルシール。
  2. 【請求項2】 前記カーボンピストンリングとして、リ
    テーナースリーブに密嵌する一対の内構成リングを軸方
    向に密接し、両内構成リングの外周にわたって一つの外
    構成リングを密嵌するとともに、該外構成リングの外周
    をガータースプリングで緊迫してなるカーボンピストン
    リングを用いてなる請求項1記載の非接触メカニカルシ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記カーボンピストンリングとして、リ
    テーナースリーブに密嵌する内構成リングの外周に外構
    成リングを密嵌するとともに、内外構成リング一側の両
    側端面であって押圧手段のディスク側にリテーナースリ
    ーブに密嵌する側構成リングを密接し、前記外構成リン
    グと側構成リングをそれぞれガータースプリングで緊迫
    してなるカーボンピストンリングを用いてなる請求項1
    記載の非接触メカニカルシール。
  4. 【請求項4】 前記カーボンピストンリングの端面と前
    記押圧手段のディスクとの間に、膨張グラファイトシー
    トを介在させてなる請求項1又は2又は3記載の非接触
    メカニカルシール。
  5. 【請求項5】 前記リテーナースリーブとして、カーボ
    ンピストンリングに近似した熱膨張率を有するタングス
    テンカーバイド、シリコンカーバイド又はそれと同等の
    硬度及び熱膨張率を有するセラミックスで形成したリテ
    ーナースリーブを用いてなる請求項1又は2又は3記載
    の非接触メカニカルシール。
  6. 【請求項6】 前記回転軸とメーティングリング、シー
    ルハウジングとリテーナー及びリテーナーとリテーナー
    スリーブの各部材間をグラファイト製ガスケットで密封
    してなる請求項1記載の非接触メカニカルシール。
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