JPH0355790Y2 - - Google Patents

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JPH0355790Y2
JPH0355790Y2 JP5826185U JP5826185U JPH0355790Y2 JP H0355790 Y2 JPH0355790 Y2 JP H0355790Y2 JP 5826185 U JP5826185 U JP 5826185U JP 5826185 U JP5826185 U JP 5826185U JP H0355790 Y2 JPH0355790 Y2 JP H0355790Y2
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JP
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intake
cylinder
intake port
valve
combustion chamber
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は各気筒毎に2つの吸気ポートを備えた
内燃機関の吸気装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の内燃機関の吸気装置として、例えば第
5図に示すようなものがある(特願昭58−225356
号参照)。
これについて説明すると、各気筒毎に設けられ
た第1、第2の吸気弁1A,1Bをそれぞれ介装
した第1、第2の吸気ポート2A,2Bの一方、
例えば第1の吸気ポート2Aに、該第1吸気ポー
ト2Aに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁3が設
けられている。
また、第2の吸気ポート2Bには機関運転条件
に応じて開閉するバタフライ式の開閉弁4が介装
されている。
そして、機関低速運転領域では開閉弁4を閉じ
第1吸気ポート2Aのみから燃焼室5に吸気を供
給することにより燃焼室5の内周壁に沿つて流入
する吸気流を利用して燃焼室5内に強いスワール
を発生させて低速時の燃焼性改善を図つている。
一方、機関高速運転領域では開閉弁4を開き両
吸気ポート2A,2Bから燃焼室5に吸気を供給
し、吸気充填効率を高めて機関の出力向上を図る
ようにしている。
ここで、開閉弁4は常用運転領域では開弁頻度
が低いため、安定した空燃比制御が図れるよう
に、常時開通している第1吸気ポート2A側に設
けられた燃料噴射弁3により該第1吸気ポート2
Aを介して燃料を燃焼室5に供給するようにして
いる。
尚、排気弁6A,6B及び排気ポート7A,7
Bも2つずつ備えられ、また、点火栓8は燃焼室
5の中心付近に設けられている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、かかる従来の内燃機関の吸気装置に
あつては、開閉弁4の開時、空気の供給は両吸気
ポート2A,2Bから略半分ずつ行うのに対し燃
料の供給は第1吸気ポート2Aのみから行つてい
るので、第1吸気ポート2A側の混合気濃度は過
濃な状態となつている。
一方、上記従来例のシリンダブロツク11にあ
つては、各気筒のシリンダ12は、夫々の隣接す
る部分を一体に結合した4連のサイヤミーズ構成
となつており、該サイヤミーズ構成のシリンダ1
2の外周に形成されるウオータジヤケツトに冷却
水を循環させている。
そして、両端の#1,#4気筒においては、
夫々サイヤミーズ構成の結合部分13に近い側に
第2吸気ポート2Bが、遠い側に第1吸気ポート
2Aが配設されており、#2気筒は#4気筒と同
様に、また、#3気筒は#1気筒と同様に夫々第
1吸気ポート2Aと第2吸気ポート2Bを配置し
ている。
ところが、かかる構成では、#1気筒と#4気
筒の、サイヤミーズ構成の結合部分13から離れ
た側、即ち、燃焼室5内の第1吸気弁1A及び排
気弁6Aのある略半分側(図示斜線部分)のシリ
ンダ12壁部分は、冷却水との接触面積が大きい
ため冷却効果が高い。
これに対し、それ以外のシリンダ12壁部分
は、各気筒ともサイヤミーズ構成の結合部分13
により冷却水との接触面積が小さく冷却水が淀み
易いこと等により冷却効果が低い。
このため、第1吸気ポート2A内の燃料の気化
は、シリンダブロツク11及びシリンダヘツド1
4等を介して該第1吸気ポート2A内に放熱され
る燃焼室5内の燃焼熱によるところが大きいので
あるが、シリンダブロツク11或いはシリンダヘ
ツド14の、#1,#4気筒の各燃焼室5内の第
1吸気弁1A及び排気弁6Aのある略半分側を構
成している部分は、冷却水により上述のように必
要以上に冷却されてしまうので燃焼室5内の燃焼
熱が十分に第1吸気ポート2A内に供給されず、
前述のように該吸気ポート2A内には濃混合気が
形成されるにも拘わらず燃料の気化は十分とはい
えない。
この結果、特にトルエン、キシレン等の含有成
分割合の多い無鉛ハイオクタンガソリンを使用す
る場合等は、上記成分が気化しにくいのに加えて
ベンゼン還を有しているため、排気中にススが発
生し易く或いは大量の未然HC成分が排出される
という問題が生ずる。
また、各気筒の燃焼室5内の第2吸気弁1B及
び排気弁6Bのある略半分側を構成しているシリ
ンダ12壁部分は、上述のように冷却水による冷
却が不十分となるため第2吸気ポート2B内の空
気が過度に高温となつた状態で燃焼室5内に流入
し、該燃焼室5内の第2吸気弁1B及び排気弁6
Bのある略半分側に高温の希薄混合気を生成して
しまいノツキングも発生し易くなる。
特に、#1,#4気筒では、第1吸気ポート2
Aから供給される気化状態の不十分な濃混合気と
相俟つて燃焼室5内における燃焼が不安定となり
機関出力の低下を招くという問題も発生する。
本考案はこのような従来の問題点に鑑み為され
たもので、シリンダブロツクの形状を改良して該
シリンダブロツクの冷却を適度に行うことにより
前記問題点を解決することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案は、気筒配列方向の一側から隣
接する2つのシリンダずつその隣接部分を結合し
てサイヤミーズ構成とし、各気筒のサイヤミーズ
構成の結合部分に近い側に第1吸気ポートを、遠
い側に第2吸気ポートを、それぞれ配設した構成
とした。
〈作用〉 かかる構成により、各気筒における燃焼室内
の、第1吸気弁及び排気弁のある略半分側はサイ
ヤミーズ構成の結合部分に近いのでそれ程冷却さ
れず燃料の気化が良好に行われ、一方、第2吸気
弁及び排気弁のある残りの略半分側は良好に冷却
され、ノツキング抑制効果が増大する。
〈実施例〉 以下に第1図〜第4図に示す実施例の説明を行
う。尚、従来例と同一要素については第5図と同
一符号を附して説明を省略する。
第1図及び第2図において、#1,#2気筒の
2つのシリンダ21,21をその隣接部分を結合
してサイヤミーズ構成とし、#3,#4気筒の2
つのシリンダ21,21も同じくサイヤミーズ構
成としてある。
従つて、#1気筒とシリンダブロツク22側壁
間、#4気筒とシリンダブロツク22側壁間及び
#2,#3気筒間は分離しており、この各間隙に
冷却水がスムーズに流動するようになつている。
そして、各気筒のサイヤミーズ構成の結合部分
23に近い側に第1吸気ポート2Aを、遠い側に
第2吸気ポート2Bをそれぞれ配設してある。
かかる構成によれば、各気筒における燃焼室5
内の、第1吸気弁1A及び排気弁6Aのある略半
分側(第2図斜線部分)のシリンダ21壁部分
は、サイヤミーズ構成の結合部分23により冷却
水との接触面積が小さく冷却水が淀み易いこと等
により冷却効果が比較的低い。
これにより、この部分ではシリンダ21及びシ
リンダヘツド24の壁温が上昇するので、第1吸
気ポート2Aを介してこれらの壁面近くに飛来し
てくる燃料への放熱量が増大して気化が促進さ
れ、空気との混合が良好に行われる結果、スス或
いは未然HC成分の排出量を大幅に低減させるこ
とができる。
一方、各気筒における燃焼室5内の、第2吸気
弁1B及び排気弁6Bのある残りの略半分側のシ
リンダ21壁部分は、冷却水との接触面積が大き
く、冷却水の流れもスムーズであることから冷却
効果が高い。
従つて、この部分のシリンダ21及びシリンダ
ヘツド24の壁温は従来に比して低下し、燃焼室
5内のこの部分に生成される希薄混合気の温度上
昇を抑制でき、ノツキングの発生を効果的に防止
できる。
そして、以上説明した第1吸気ポート2Aから
燃焼室5内の一方の側に供給される混合気の気化
状態の向上と燃焼室5内の他方の側に生成される
希薄混合気の温度上昇の抑制とが相俟つて燃焼室
5内における燃焼が安定し、機関出力の低下を招
くことも防止できる。
第3図及び第4図には本考案を直列6気筒機関
に適用した第2の実施例のシリンダブロツク31
及びシリンダヘツド34が示されており、#1,
#2気筒、#3,#4気筒及び#5,#6気筒の
各シリンダ32を夫々サイヤミーズ構成とし、各
サイヤミーズ構成の結合部分33に近い側に第1
吸気ポート2Aを、遠い側に第2吸気ポート2B
をそれぞれ配設してあり、かつ、これた両吸気ポ
ート2A,2Bも各シリンダ32のサイヤミーズ
構成に合わせて同様サイヤミーズ構成としてい
る。
従つて、本第2実施例においても、第1実施例
と同様の冷却効果が得られる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、第1吸気
ポートから燃焼室内の一方の側に供給される燃料
の気化状態を可及的に向上させることができて、
スス或いは未然HC成分の排出量を大幅に低減さ
せることができると共に、燃焼室内の他方の側に
生成される希薄混合気の温度上昇を抑制できてノ
ツキングの発生を防止できる。
そして、前記燃焼室内の一方の側に供給される
混合気の気化状態の向上と他方の側に生成される
希薄混合気の温度上昇の抑制とが相俟つて燃焼室
内における燃焼が安定し、機関出力の低下を招く
のを防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す全体図、第
2図は同上実施例の一部拡大図、第3図は本考案
の第2実施例におけるシリンダブロツクを示す平
面図、第4図は同上実施例におけるシリンダヘツ
ドを示す平面図、第5図は従来の内燃機関の吸気
装置を示す全体図である。 1A……第1吸気弁、1B……第2吸気弁、2
A……第1吸気ポート、2B……第2吸気ポー
ト、3……燃料噴射弁、4……開閉弁、21,3
2……シリンダ、23,33……結合部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 偶数の気筒を直列に備え、かつ、各気筒毎に設
    けられた第1、第2の吸気弁と、これら第1、第
    2の吸気弁をそれぞれ介装した第1、第2の吸気
    ポートと、第1の吸気ポートに向けて燃料を噴射
    する燃料噴射弁と、第2の吸気ポートに介装され
    機関運転条件に応じて開閉する開閉弁と、を備え
    た内燃機関の吸気装置において、 気筒配列方向の一側から隣接する2つのシリン
    ダずつその隣接部分を結合してサイヤミーズ構成
    とし、各気筒のサイヤミーズ構成の結合部分に近
    い側に前記第1吸気ポートを、遠い側に前記第2
    吸気ポートを、それぞれ配設したことを特徴とす
    る内燃機関の吸気装置。
JP5826185U 1985-04-20 1985-04-20 Expired JPH0355790Y2 (ja)

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JP5826185U JPH0355790Y2 (ja) 1985-04-20 1985-04-20

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JPS61175541U JPS61175541U (ja) 1986-11-01
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