JPH0355541Y2 - - Google Patents

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JPH0355541Y2
JPH0355541Y2 JP12201887U JP12201887U JPH0355541Y2 JP H0355541 Y2 JPH0355541 Y2 JP H0355541Y2 JP 12201887 U JP12201887 U JP 12201887U JP 12201887 U JP12201887 U JP 12201887U JP H0355541 Y2 JPH0355541 Y2 JP H0355541Y2
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pipe
casing
air
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bleed chamber
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として粉粒体の圧送式空気輸送に
おいて被輸送物を輸送管に供給するのに用いるロ
ータリーフイーダの上部に設置する抽気チヤンバ
ーにおいて、分級機能を複合させた抽気チヤンバ
ーに関する。
従来の技術 圧送式空気輸送において、粉粒体、特に細粒ま
たは粉状の被輸送物をロータリーフイーダを用い
て輸送系に供給する場合、ロータリーフイーダ上
方の頸管部において、ロータの回転に伴うロータ
内空間の置換空気と、ケーシングとロータ間の隙
間から漏洩する圧力空気などによつて上昇気流が
発生し粉粒体の流下を阻害し、ロータリーフイー
ダへの被輸送物の供給が不安定なるなどの不都合
が生じることが多い。
それらの害を防止するため、ロータリーフイー
ダ上方の接続管の断面積を大きくして上昇気流の
減速を図るか、または上昇気流の通路と被輸送物
の流下通路とを分離した二重構造の、いわゆる抽
気装置を設置することが知られている。
上記抽気装置を有する装置の一例を第1図に示
す。円錐形をしたケーシング1の頂面中心を貫通
してケーシング下部まで伸びた被輸送物の流下管
2を垂直に設け、ケーシング1の頂面端に抽気管
3を設け、ロータリーフイーダ4から置換または
漏洩する圧力空気を図示しない貯槽またはバツグ
フイルタに導くように構成されている。
また、被輸送物のかミスカツトあるいはフロス
もしくは微粉などがある程度混在することは避け
られないが、これらは輸送系の終端では分級除去
される。しかし、管路内にこれらの異物が存在す
ると、管路途中に設置された機器などに付着する
か、または隙間に残留して機器の作動を妨げるな
どの運転障害を引き起す。
したがつて、これらの異物の管系の途中で除去
することが望ましいにもかかわらず、これまでほ
とんどその対策は取られていない。
考案が解決しようとする問題点 上記異物を除去するには、風力分級器を設置す
ることが最も適しているが、正規の分級器を設置
するとすれば、簡易なものでも比較的大きな空間
が必要となる。これが、今までその設置を拒んで
いた大きな要因の一つとなつていた。
すなわち、大きな設置空間が必要となれば、管
路の変更、機器の配置変えなど広範囲の設備変更
が必要となる。
その設置空間を減少させるためには、設置空間
が小さくてすむ分級器を新たに開発するか、また
は既存の機器に分級機能を複合させることが考え
られる。
本考案は、上記現状にかんがみ、問題を解決す
るため、既存の抽気チヤンバーに分級機能を複合
させた抽気チヤンバーを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は、空気輸送
装置における被輸送物を輸送管に供給するのに用
いるロータリーフイーダの上部に設置する抽気チ
ヤンバーにおいて、抽気チヤンバーのケーシング
の頂部を貫通垂下して流下管を設け、該流下管の
下端との間に所定の空間をあけて受け板を前方に
傾斜させて設け、受け板の先端とこれに対向する
ケーシング側壁面との間に所定の空間を設け、ケ
ーシングの頂部の上方に向けて開口する抽気管を
設け、輸送系の混入部上流側から分岐し、中間に
調整弁を備えた給器管を受け板の下方に開口させ
るのである。
作 用 ロータリーフイーダを経て抽気チヤンバー内へ
流入する圧力空気の気流は、受け板先端の洗浄部
において、流下管から受け板を経て落下した被輸
送物の粉粒体と衝突して粒子それぞれを洗浄す
る。
そして、浮遊速度の大きい通常粒度の粒子は、
上昇気流に抗して下降し、ロータリーフイーダを
経て輸送系に送られる。一方、空気抵抗が大きい
か、または浮遊速度の小さいフロスまたはミスカ
ツトなどの異形のものは上昇気流により上方へ運
ばれ、集塵器に収容される。
実施例 本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第2図は、本考案の実施例における断面図であ
り、ケーシング1は、その頂面が流下管2とロー
タリーフイーダ4の中心をかなめに見立てたほぼ
半開きの扇形をなす円錐状からなる。
流下管2は、その上方が図示しない貯槽等に接
続され、その断面は上部の真円から下部の楕円状
まで次第に形を変えるとともに、所定間隔をもつ
て対向する受け板6の傾斜にならつて管端面が斜
めに形成されている。
抽気管3は、ケーシング1の頂面端に上向きに
突設され、図示しない簡易バツグフイルタに接続
される。
ロータリーフイーダ4は、抽気チヤンバーの下
端と輸送系の混入部5との間に接続して設置され
る。
上記受け板6は、ケーシング1の内部で流下管
2の下端との間に所定の間隔をもつて対向し、抽
気管3を設置した側に向けて下り勾配に傾斜しケ
ーシング周壁に固着され、その先端のみが所定の
間隔で開口し洗浄部Aが形成されている。
輸送系の混入部5の上流側7から分岐した給気
管9は中間に調整弁8を有し、その上端はケーシ
ング側壁から受け板6の裏側に連通している。
上記のごとく構成した空気輸送装置において、
輸送系の送風機およびロータリーフイーダの運転
を開始するとともに、貯槽から被輸送物の粉粒体
を切出せば、流下管2から受け板6上に落下しそ
の先端から洗浄部Aに流下した粉粒体は、ロータ
リーフイーダ4から上方へ漏洩して抽気チヤンバ
ー内に上昇流入した圧力空気の気流により捕捉さ
れ、ここで洗浄される。
洗浄部Aで洗浄された粉粒体は、浮遊速度の大
きい通常粒度の粒子は上昇気流に抗して下降しロ
ータリーフイーダ4を経て輸送系に混入され空気
輸送される。一方、空気抵抗が大きいか、または
浮遊速度の小さいフロスまたはミスカツトなどの
異形のものは上昇気流に抗しきれずに上方へ浮上
し、抽気管3から集塵器のバツグフイルタに収容
される。
上記洗浄部Aにおける上昇風速すなわち分級風
速は、粉粒体の粒子に浮遊速度をVtとすれば、
おおよそ、0.9Vtであり、また分離部Bでは0.4Vt
程度を標準とすればよい。
上記数値でわかるように、分級に必要な圧力空
気に上昇速度は、通常粒度の粒子の流下を妨げる
ものではないので、抽気チヤンバー本来の機能を
損なうことはない。
また、調整弁8により流量を調節して給器管9
から受け板6の下側に送入される圧力空気は、洗
浄部Aの風速が最適となるように風量を調整する
ためのものである。すなわち、実際の運転ではロ
ータリーフイーダから上昇する圧力空気量は洗浄
部Aにおける分級速度を得るための所要量に満な
いことが多い。このような場合に給器管9から圧
力空気を補充して洗浄部Aの風速を調整する。
なお、図には受け板6の先端とケーシング1の
周壁との間に多孔板10を設け保圧室11を形成
しているが、これは洗浄部Aにおける風速を全域
にわたり均等にするため有効である。また、受け
板6の表面に流れ方向に向けた整流板を設け粉粒
体の均等流下を図ることができる。
考案の効果 本考案は、従来抽気チヤンバーの外形や寸法を
大きく変えることなく、単に内部構造を変えるだ
けで、本来の抽気機能を損うことなく、従来無為
に放出していたロータリーフイーダからの漏洩圧
力空気を利用して、風力分級の機能を複合させる
ことができ、設備を増大することなく輸送系管路
において異物の除去を簡単に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の抽気チヤンバーを示す断面図、
第2図は本考案の実施による抽気チヤンバーの断
面図である。 1……ケーシング、2……流下管、3……抽気
管、4……ロータリーフイーダ、5……混入部、
6……受け板、7……上流側、8……調整弁、9
……給気管、10……多孔板、11……保圧室、
A……洗浄部、B……分離部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気輸送装置における被輸送物を輸送管に供給
    するのに用いるロータリーフイーダの上部に設置
    する抽気チヤンバーにおいて、抽気チヤンバーの
    ケーシングの頂部を貫通垂下して流下管を設け、
    該流下管の下端との間に所定の間隔をあけて受け
    板を前方に傾斜させて設け、受け板の先端とこれ
    に対向するケーシングの側壁面との間に所定の間
    隔を設け、ケーシングの頂部に上方に向けて開口
    する抽気管を設け、輸送系の混入部上流側から分
    岐し、中間に調整弁を備えた給気管をケーシング
    の側壁を貫通して上記受け板の下方に開口させた
    粉粒体空気輸送装置における抽気チヤンバー。
JP12201887U 1987-08-07 1987-08-07 Expired JPH0355541Y2 (ja)

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JP12201887U JPH0355541Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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JP12201887U JPH0355541Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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Publication Number Publication Date
JPS6426638U JPS6426638U (ja) 1989-02-15
JPH0355541Y2 true JPH0355541Y2 (ja) 1991-12-11

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JP12201887U Expired JPH0355541Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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JP2022191890A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 配管分岐装置及びコンプレッサ

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JPS6426638U (ja) 1989-02-15

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