JPH0355454Y2 - - Google Patents

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JPH0355454Y2
JPH0355454Y2 JP18833086U JP18833086U JPH0355454Y2 JP H0355454 Y2 JPH0355454 Y2 JP H0355454Y2 JP 18833086 U JP18833086 U JP 18833086U JP 18833086 U JP18833086 U JP 18833086U JP H0355454 Y2 JPH0355454 Y2 JP H0355454Y2
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seat
vehicle
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slide rail
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用脱着式シート、主として、1
ボツクスカー、ライトバン等のバン型車両におけ
るリヤシートに関するものである。
(従来の技術) 従来のバン型車両におけるリヤシートには、通
常、第14図に示されるように、折畳み可能なベ
ンチ型シート40が採用されている。このシート
40は、同図に二点鎖線で示されるように、フロ
ントシート41の後側に折畳んで格納することに
よつて、荷室の収容スペースを拡大しうるように
なつている。
また、前記シート40は、車両42のボデイ4
3に対し、その一部、例えば、前部シートレツグ
44の下端部が回動可能に取付けられており、そ
の折畳み時においても、ボデイ43から容易に取
外すことができなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のリヤシート40では、それを折
畳んだ状態としても、前記荷室の前後方向の長さ
が未だ充分にとれないこともある。例えば、前記
折畳まれたシート40が邪魔になる長さを有する
長尺状の荷物の積載にあたつては、当然、その積
載に支障を来たし、荷室のスペースを有効に利用
することができない場合があつた。
そこで、本考案の目的は、上記した従来の技術
における問題点を解決し、特に、長尺状の荷物の
積載に有利な車両用脱着式シートを提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、バン型車両におけるボデイの室
内後部のホイールハウス部の内側に、左右のガイ
ドレールを平行状にかつ水平状に設け、シートの
シートクツシヨン下面に、その左右に相互に平行
な左右一対のシートレツグと、その中央後部にそ
の長手方向が左右方向に合わされた後部のシート
レツグとを設け、前記各シートレツグにはそれぞ
れ前記ガイドレールに挿嵌可能なスライドレール
を設け、該各スライドレールには、前記ガイドレ
ールに係脱可能なロツク装置を付設したことを構
成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、車両におけるボデイ側
の左右のガイドレールにシートのスライドレール
がそれぞれ嵌挿され、かつ、スライドレールがロ
ツク装置を介してガイドレールにロツクされるこ
とによつて、前向き着座が可能となり、また、長
尺状の荷物の積載時には、前記ロツク装置による
ロツクを解除して、左右のガイドレールから前記
左右のスライドレールを抜き外して、ボデイから
シートを一旦取外した後、一方のガイドレールに
シートの後側のスライドレールがロツク装置を介
してガイドレールにロツクされることによつて、
車両の荷室としての前後方向の長さが拡大される
と共に、横向き着座も可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第10
図にしたがつて説明する。なお、その説明は、車
両用脱着式シートを斜視図で示した第1図、車両
の室内を略体図で示した第2図、脱着式シートを
正面図で示した第3図に基づいて進める。
バン型車両1のボデイ2の室内後部における左
右のホイールハウス部3の相互に対向する内側に
は、左右のガイドレール4が平行状にかつ水平状
にそれぞれ取付けられている。
ガイドレール4は、第4図に示されるように、
その上下端部に係合部5を有する断面略C字状を
なしかつその上下中央部にコ字状の取付部6を張
出し形成してなる長尺状の型材からなり、その取
付部6が前記ホイールハウス部3の内側にねじ等
によつて適宜固着されている。ガイドレール4の
上部における長手方向のほぼ中央部には、係合部
5の先端から取付部6の上辺に亘る係合溝7が切
欠き形成されている。
前記ボデイ2に搭載されるリヤシート8は、シ
ートクツシヨン9とシートバツク10とを備えた
ベンチ型シートからなり、シートクツシヨン9の
フレーム9aの下面には、ほぼ逆U字状をなす左
右のシートレツグ11が相互に平行状にかつ垂下
状に突設されている。また、フレーム9aの下面
のほぼ中央後部には、ほぼ逆U字状をなす後側の
シートレツグ12がその長手方向を左右方向に合
わせるようにして垂下状に突設されている。これ
らの各シートレツグ11,12の各下端縁は、前
記ボデイ2のフロア面2a上に載置される。
各シートレツグ11,12の各側面には、スラ
イドレール13がそれぞれ水平状に取付けられて
いる。スライドレール13は、第5図及び第6図
に示されるように、その上下端部に前記ガイドレ
ール4にスライド可能に嵌挿しうる溝状の係合部
15を有する断面略C字状をなす長尺状の型材か
らなり、その開口が側方に指向され、その垂直片
が前記シートレツグ11,12の垂立部のほぼ中
央部にそれぞれ架設されている。
次に、前記各スライドレール13の上部におけ
る長手方向のほぼ中央部に配設されたロツク装置
16について、第5図ないし第7図を参照して述
べる。
前記各スライドレール13の上側の係合部15
には、凹部17が切欠き形成され、同レール13
の上面に前記凹部17の左右に隣接する支持ブラ
ケツト18が固着され、同ブラケツト18に回動
軸19が回動可能に軸支されている。回動軸19
には、前記凹部17内に位置するロツクプレート
20の上端部が取付けられる。ロツクプレート2
0は、前記回動軸19に巻装されかつ一端21a
が同ロツクプレート20に掛着されると共に他端
21bが前記支持ブラケツト18に掛着されたス
プリング21によつて、第6図において右回り方
向に付勢されている。
ロツクプレート20は、スライドレール13の
上端部内壁13aに当接するストツパ部22を有
し、常には、突片状のロツク片23が下方へ指向
した状態に保たれ、前記ガイドレール4の係合溝
7に係合可能とされる。この係合溝7に対するロ
ツク片23の係合によつて、ガイドレール4に対
するスライドレール13のスライドが規制、すな
わち、両レール4,13が相互にロツクされる。
前記回動軸19の一端部には、回動レバー24
が取付けられている。回動レバー24の先端部
(上端部)には、連動ロツド25の一端部が止着
されている。
また、前記リヤシート8のシートクツシヨン9
におけるフレーム9a前部のほぼ中央部には、操
作ハンドル27が軸28により回動可能に取付け
られている。
操作ハンドル27は、第8図に示されるよう
に、前記軸28の前方へ突出する操作片29と、
その側方及び後方へ突出する突出片30,31と
を有するほぼT字板状をなしており、その操作片
29の先端部には、つまみ32が取着されてい
る。そして、前記操作片29のほぼ中央部には、
前記右側のスライドレール13上のロツク装置1
6における連動ロツド25の他端部が止着され、
また、後方へ突出する突出片31の先端部には、
前記左側のスライドレール13上のロツク装置1
6における連動ロツド25の他端部が止着され、
また、側方へ突出する突出片30の先端部には、
前記後側のスライドレール13上のロツク装置1
6における連動ロツド25の他端部が止着されて
いる。従つて、この操作ハンドル27のつまみ3
2が、軸28を中心として、左方(第8図中、矢
印参照)へ押動されることにより、各連動ロツド
25が前記スプリング21の弾性に抗して引張ら
れる結果、ロツクプレート20が第6図において
左回り方向へ回動される(同図二点鎖線参照)。
上記した車両用脱着式シートにおいて、通常
は、車両1におけるボデイ2側の左右のガイドレ
ール4に、リヤシート8の左右のスライドレール
13が嵌挿され、かつ、同スライドレール13が
各ロツク装置16のロツクプレート20がガイド
レール4の係合溝7に係合されており、リヤシー
ト8が車両1の室内後部の所定位置に設置された
状態となつている(第2図及び第3図参照)。こ
の状態では、一般のバン型車両と同様に、搭乗者
は前向き着座が可能である。
ときに、例えば、カーペツト、絨毯等の長尺状
の荷物34を積載する(第10図参照)にあたつ
て、荷室の拡大を図る場合には、操作ハンドル2
7のつまみ32を左方へ押動して、操作ハンドル
27を軸28を中心として回動(第8図中、矢印
方向の回動)させる。すると、各連動ロツド25
がスプリング21の弾性に抗して引張られること
により、各ロツク装置16のロツクプレート20
が回動される。このロツクプレート20の回動に
よつて、前記ガイドレール4の係合溝7に対する
ロツク片23の係合が解除、すなわち、ロツク解
除される。なお、後側のロツク装置16のロツク
プレート20は、ガイドレール4に係合していな
いため、空動きする。
このロツク解除の状態のまま、リヤシート8を
後方あるいは前方へ移動させて、ガイドレール4
に対しスライドレール13をスライドさせて抜き
外して、リヤシート8が車両1のボデイ2から取
取外される。
前記スライドレール13のスライド中におい
て、前記操作ハンドル27に対する回動操作力が
解除される。すると、ロツクプレート20はスプ
リング21の弾性によつて戻し回動されるもの
の、そのロツク片23がガイドレール4の上側の
係合部5の隅角部分に当接するため、その回動途
中のまま摺動され、ロツク片23がガイドレール
4を通過したところで、スプリング21の弾性に
よつて、ロツクプレート20が現状位置に戻し回
動されると共に、その回動に伴つて、連動ロツド
25を介して操作ハンドル27が原状位置に引戻
される。
次に、取外したリヤシート8を横向き、すなわ
ち、その左右を前後方向に回動させ、かつ一方の
ホイールハウス部3に背を向けて隣接させる(第
9図及び第10図参照)。この横向きのリヤシー
ト8を後方あるいは前方へ移動させて、後側のス
ライドレール13を当該ガイドレール4に対しス
ライドさせて嵌挿する。すると、その嵌挿途中に
おいて、ロツク装置16のロツク片23がガイド
レール4に衝合するが、このとき、操作ハンドル
27のつまみ32を左方へ押動して、前記と同様
に、各ロツク装置16をロツク解除させた上で、
前記スライドを続ける。なお、左右のロツク装置
16のロツクプレート20は、ガイドレール4に
係合していないため、それぞれ空動きする。
その後、スライドレール13がスライドしたな
らば、前記操作ハンドル27に対する回動操作力
を解除する。すると、ロツクプレート20はスプ
リング21の弾性によつて戻し回動されるもの
の、そのロツク片23がガイドレール4の上側の
係合部5の隅角部分に当接するため、その回動途
中のまま摺動される。
そして、ガイドレール4の係合溝7に、前記ロ
ツク片23が対応すると、スプリング21の弾性
によつて、ロツクプレート20が回動されてその
ロツク片23がガイドレール4の係合溝7に係
合、すなわち、自動的にロツクがなされる。ま
た、第13図に示されるように、ガイドレール4
の上側の係合部5におけるスライドレール13の
挿入側端部に、先細り状のテーパ部5aを設ける
ことにより、スライドレール13の嵌挿時、該ス
ライドレール13のロツク装置16のロツク片2
3が前記テーパ部5aの斜面により案内されるこ
とにより、操作ハンドル27を操作しなくても、
ロツク片23がスプリング21の弾性に抗してロ
ツク解除方向へ押し動かされるため、スライドレ
ール13のスライドを続けることが可能となる。
それ以下は、上記と同様に、ガイドレール4の係
合溝7にロツク片23が対応し、自動的にロツク
がなされる。
上記により、第9図及び第10図に示されるよ
うに、リヤシート8が車両1の室内に横向きに設
置されるため、車両1の荷室が前後方向に拡大さ
れ、前記長尺状の荷物34をたやすく収納するこ
とができると共に、搭乗者はリヤシート8に横向
き着座することができる。
なお、リヤシート8を車両1の荷室から排除す
れば、その荷室がより一層拡大される。また、そ
のリヤシート8は車外使用が可能である。
また、上記した実施例におけるガイドレール4
の係合溝7を、第11図に示すように、複数個形
成すれば、リヤシート8の前後方向の位置調節が
可能である。また、車両1のボデイ2のホイール
ハウス部3に、毛足の長いカーペツト35等を敷
設すると、ガイドレール4がカーペツト35に埋
没状となり、荷室の体裁が向上される。また、左
右のロツク装置16は、少なくとも、どちらか一
方に設ければよい。
(考案の効果) すなわち、本考案によれば、車両におけるボデ
イ側の左右のガイドレールにシートのスライドレ
ールがそれぞれ嵌挿され、かつ、スライドレール
がロツク装置を介してガイドレールにロツクされ
ることによつて、前向き着座が可能となり、ま
た、長尺状の荷物の積載時には、前記ロツク装置
によるロツクを解除して、左右のガイドレールか
ら前記左右のスライドレールを抜き外して、ボデ
イからシートを一旦取外した後、一方のガイドレ
ールにシートの後側のスライドレールがロツク装
置を介してガイドレールにロツクされることによ
つて、車両の荷室としての前後方向の長さが拡大
されると共に、横向き着座も可能となるから、従
来のリヤシートと異なり、シートを前向き着座と
横向き着座の選択使用が可能で、車両の荷室スペ
ースを有効に利用することができ、特に、シート
の横向き着座時には、荷室が前後方向に拡大さ
れ、同荷室に長尺状の荷物をたやすく積載するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本考案の実施例を示す
もので、第1図は車両用脱着式シートの斜視図、
第2図は車両の室内を示す略体図、第3図は脱着
式シートの正面図、第4図はガイドレールの斜視
図、第5図はロツク装置の斜視図、第6図はその
断面図、第7図はスライドレールの正面図、第8
図は操作ハンドルの底面図、第9図はリヤシート
の横向き着座状態を示す断面図、第10図はその
状態の車両の室内を示す略体図、第11図はガイ
ドレールの別例を示す斜視図、第12図はカーペ
ツトの使用例を示す断面図、第13図はガイドレ
ールの端部の変更例を示す斜視図、第14図は従
来例を示すもので、車両の室内を示す略体図であ
る。 1……車両、2……ボデイ、3……ホイールハ
ウス部、4……ガイドレール、8……リヤシー
ト、11,12……シートレツグ、13……スラ
イドレール、16……ロツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バン型車両におけるボデイの室内後部のホイー
    ルハウス部の内側に、左右のガイドレールを平行
    状にかつ水平状に設け、シートのシートクツシヨ
    ン下面に、その左右に相互に平行な左右一対のシ
    ートレツグと、その中央後部にその長手方向が左
    右方向に合わされた後部のシートレツグとを設
    け、前記各シートレツグにはそれぞれ前記ガイド
    レールに挿嵌可能なスライドレールを設け、該各
    スライドレールには前記ガイドレールに係脱可能
    なロツク装置を付設したことを特徴とする車両用
    脱着式シート。
JP18833086U 1986-12-06 1986-12-06 Expired JPH0355454Y2 (ja)

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JP18833086U JPH0355454Y2 (ja) 1986-12-06 1986-12-06

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JP18833086U JPH0355454Y2 (ja) 1986-12-06 1986-12-06

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JPS6391947U JPS6391947U (ja) 1988-06-14
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