JPH03553Y2 - - Google Patents

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JPH03553Y2
JPH03553Y2 JP16507484U JP16507484U JPH03553Y2 JP H03553 Y2 JPH03553 Y2 JP H03553Y2 JP 16507484 U JP16507484 U JP 16507484U JP 16507484 U JP16507484 U JP 16507484U JP H03553 Y2 JPH03553 Y2 JP H03553Y2
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pressure
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ジエツトポンプ部と接続された主ポ
ンプ部を発停制御するようにしたものにおいて、
特に少流量領域における吐出圧力を抑制し吐出圧
力の変化を小さくするようにした深井戸用自動運
転ポンプ装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
吐出管の内部圧力が所定の下限値以下に低下し
たとき起動されるとともに所定の上限値以上に上
昇したとき停止されるようにした従来の深井戸用
自動運転ポンプ装置においては、ポンプ装置が連
続運転される領域(上記圧力の下限値に対応する
流量から上限値に対応する流量まで)が比較的狭
く、圧力上限値に対応する流量以下の領域では使
用流量の増減に関連して頻繁に発停を繰返し、ポ
ンプ、特に電気部品の寿命低下を招きこれを防止
するためには吐出管に接続される圧力タンクの容
量を充分に大きくしなければならない。
しかしその場合でも発停頻度は抑制されるが給
水量変化に伴い吐出圧力が大幅に変動し、末端水
栓における不快な水圧変化、混合水栓の水温変
化、湯沸器の誤動作等を生じ易い不具合がある。
〔考案の目的〕
本考案は上述のような問題点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、連続
運転の可能な領域を充分広く設定し得るものであ
りながら特に少流量領域における吐出圧力を充分
に低く設定することができ、したがつて吐出圧力
の変化を抑制可能な、しかも、小容量の圧力タン
クを用いても発停頻度の低い深井戸用自動運転ポ
ンプ装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案は、主ポンプ部の吐出側とジエツトポン
プ部とを接続する圧力管にジエツトポンプ部への
入力を制御する手段を直列に設け、この入力制御
手段は、主ポンプ部の内圧と大気圧との圧力差に
応じて流路面積を可変する弁体を有し、しかもこ
の弁体は上記主ポンプ部の内圧が高くなるに応じ
て流路面積を減じるように作動されるようにした
ことを特徴とする。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成されたジエツトポ
ンプ部入力制御手段を具備しているので、主ポン
プ部の圧力が低い大流量領域にあつては、上記制
御手段の弁体の作動により圧力管のの流路面積が
大きく確保され、ジエツトポンプ部への流入量が
規制されることがなく、ジエツト機能の低下がな
い。一方主ポンプ部の内圧が上昇する少流量領域
においては制御手段の流路面積が絞られてジエツ
トポンプ部への入力を規制し、ジエツト機能を低
下させて吐出圧力を低いレベルに制限する。この
結果、給水量変化に伴う吐出圧力変化を小さく抑
えることができ、連続運転可能な領域を拡大する
ことができるから装置の発停頻度を低くすること
ができる。また、井戸内液面が高くなつた場合吐
出圧力が上昇するが液面の予想される最高レベル
に対応する吐出圧力が所望の圧力以下となるよう
に設定可能であるから各機器の耐圧特性を特に向
上させる必要もない。さらに少流量領域における
吐出圧力を低くできることから消費電力も少なく
てすみ、省エネルギー効果にも有効である。
なお、吐出管に内部流量が所定値以下に低下し
た場合に上記主ポンプ部を停止させるための信号
を送出する流量検出部を設け、この流量検出部か
らの信号により主ポンプ部を停止させるようにす
ると、装置の停止のための流量下限値を充分低く
設定することができ、連続運転可能な領域を一層
拡大することができる。
〔考案の実施例〕
以下本考案について図示の一実施例にもとづき
詳細に説明する。
第1図において、主ポンプ部1の吐出側および
吸込側は圧力管2および吸込管3を介してジエツ
トポンプ部4と接続されている。ジエツトポンプ
部4はノズル5に臨んで開口する吸込管6を介し
てフート弁7に接続されている。主ポンプ部1の
吐出側は、上記圧力管2と分岐する吐出管8を介
して給水栓などのような末端開閉弁9に接続され
ている。吐出管8には自動圧力調整弁10、流量
検出部11、圧力タンク12、圧力検出部13等
が接続されている。流量検出部11の出力信号
(吐出管8の内部流量Qが所定の下限値Q1以下に
低下したとき主ポンプ部1を停止させるための信
号、第4図参照)および圧力検出部13の出力信
号(吐出管8の内部圧力Pが所定の下限値P1
下に低下したとき主ポンプ部1を起動させるため
の信号、第4図参照)は、発停制御部14に導か
れ、これら信号に応じて主ポンプ部1の発停制御
が行なわれるようになつている。
上記主ポンプ部1の吐出側にはジエツトポンプ
部4に対する入力制御手段15が設けられてい
る。この入力制御手段15は、第2図および第3
図に詳図されており、以下これについて説明す
る。
すなわち16は弁箱であり、上記圧力管2と直
列に連通する主流路17を備えている。弁箱16
には弁蓋18、弁ガイド19および弁軸ガイド2
0を取着してあり、弁箱16と弁蓋18の間には
可動壁として、たとえばダイアフラム21が気液
密に挾着されている。ダイアフラム21は弁蓋1
8側の大気開放室22と、弁箱16側の圧力導入
室23とを区割している。大気開放室22は大気
導入口24を介して大気に開放されており、かつ
この大気開放室22には上記ダイアフラム21を
図示下向きに押圧付勢するスプリング25を収容
している。圧力導入室23は上記弁軸ガイド20
に形成した連通孔26により主流路17に導通し
ている。
上記ダイアフラム21には弁軸27が連結され
ており、この弁軸27は弁軸ガイド20を摺動自
在に貫通して弁体28に連結されている。弁体2
8は仕切弁形状をなしており、その側面には第3
図に示すような切欠29が形成されている。切欠
29は主流路17の上流側と下流側を連通するも
のであるが、弁体28が最下位置にある場合に流
路面積を最大とし、弁体28が上昇されるに応じ
て流路面積を絞るように構成されている。なお、
弁体28の下部は弁ガイド19により摺動案内さ
れる。
このような制御手段15は、主流路17の流体
圧力が低い場合、圧力導入室23の圧力も低いの
でダイアフラム21がスプリング25の付勢力に
より押され、よつて弁体28は下方に位置する。
この結果切欠29による流路面積は大きくなる。
また主流路17の流体圧力が前記自動圧力調整
弁10の開弁圧以上の範囲で上昇すると圧力導入
室23内の圧力も高くなり、ダイアフラム21を
スプリング25に抗して上昇させる。このため弁
体28が引き上げられ、切欠29による流路面積
が減少されるようになつている。
上述のように構成された装置において、末端開
閉弁9を開くと圧力タンク12の内圧に応じて液
体が流出し、吐出管8の内圧が上記所定の下限値
P1(第4図参照)以下に低下すると、圧力検出部
13の出力信号に応じて主ポンプ部1が起動され
る。初期状態においては主ポンプ部1の吐出圧力
が低く、自動圧力調整弁10の開弁圧P4以下
(但しP4≧P1、第4図参照)であるためこの自動
圧力調整弁10は閉じられており、入力制御手段
15にこの入力制御手段15の作動開始圧力P5
(第4図参照)以下の低圧力が作用するので主流
路17は切欠29の全開により流路面積は大きい
状態になつている。したがつて主ポンプ部1から
吐出された流体は自動圧力調整弁10が閉状態で
あるため、自動圧力調整弁10より下流には流れ
ず入力制御手段15の主流路17を経てジエツト
ポンプ部4に導かれノズル5から噴出する。この
際、ジエツトポンプ部4のジエツト作用によりフ
ート弁7から吸込まれた液体はノズル5からの噴
出液と合流し、吸込管3を経て主ポンプ部1に導
かれる。このような状態では主ポンプ部1に導入
される流量が多くなるため主ポンプ部1の吐出圧
力が上昇する。そして、吐出圧力が自動圧力調整
弁10の開弁圧力P4以上に上昇すると自動圧力
調整弁10が開かれ、主ポンプ部1から吐出流の
一部は吐出管8を経て開閉弁9に導かれる。この
場合、吐出管8への流入量が開閉弁9からの流出
量より少なければ圧力タンク12からの流出が継
続してタンク内圧が低下し、流入量の方が多くな
れば余剰分が圧力タンク12に圧入されることに
よりその内圧が上昇する。また、吐出管8の内部
流量が上記下限値Q1以下に低下すれば、流量検
出部11の出力信号に応じて主ポンプ部1が停止
される。
以上のような動作過程において、吐出管8の内
部流量Qが大きい場合には主ポンプ部1の内圧は
小さく自動圧力調整弁10の開度も小さくなり、
したがつて入力制御手段15の主流路17の圧力
も小さいので前述したように弁体28が下降さ
れ、開口面積は大きい。よつて圧力管2を通じて
ジエツトポンプ部4に流入する流量は大であるか
らジエツト機能が働き、主ポンプ1の吐出圧力が
大きくなる。また逆に吐出管8の内部流量Qが小
さい場合には、入力制御手段15の開口面積が減
じられ、ジエツトポンプ部4に流入する流量が絞
られるのでジエツト機能が低下し、これにより主
ポンプ部1の吐出圧力を低下させる。
すなわち、第4図に吐出管8の内部圧力Pと内
部流量Qとの関係を例示するように、少流量領域
(Q1<Q<Q2)においては入力制御手段15の圧
力は作動開始圧力P5以上であり、弁体28が上
昇して主流路17の通路面積を減少させるので圧
力および流量はこの状態に対応する特性線Aに沿
つて変動し、大流量領域(Q3<Q<Q4)におい
ては自動圧力調整弁10の開度が小さくなるとと
もに、入力制御手段15の作動開始圧力P5以下
となり、弁体28が下降して通路面積が大きくな
るのでこの状態に対応する特性線Bに沿つて変動
する。そして、これらの中間領域(Q2<Q<Q3
においては主流路17の開口面積が流量Qに関連
して変化するとともに自動圧力調整弁10の開度
も変化するので、その変化率に応じて変動する。
上記構成によれば、入力制御手段15における
主流路17の開口面積を、主ポンプ1の内圧に関
連して制御するようにしたので、吐出管8の内部
圧力Pの最大値P2(井戸内液面が予想される最高
レベルにあるとき流量下限値Q1に対応する内部
圧力)を、上述のような入力制御を行なわない場
合の値P3よりも充分低く設定することができ、
給水量変化に伴う吐出圧力の変化を抑制でき、末
端水栓の不快な水圧変化、混合水栓の水温変化、
湯沸器の誤動作等を防止できる。また各機器の耐
圧特性を特に向上させる必要もない。さらに流量
が所定値まで低下したとき主ポンプ部1を停止す
るようにしたため吐出管8の内部圧力が所定の上
限値以上になつたとき停止されるようにしたもの
と比較すれば、連続運転可能な領域を充分広く
(第4図においてQ1<Q<Q4の領域)することが
でき、主ポンプ部1の発停頻度を充分低くなし得
るとともに圧力タンク12の容量を小さくするこ
とができる。さらに、上述のように少流量領域
(Q<Q3)における吐出圧力を低く設定すること
ができるので、第5図に消費電力Wと流量Qとの
関係を示すように、入力制御手段15を設けない
場合(特性線B)に比し省エネルギー効果を向上
させることができる。
なお、上記実施例では、第3図に示すように、
弁ガイド19および弁軸ガイド20のそれぞれ主
流路17に向かう端縁を、この主流路17の内径
よりも中央側に向けて突出させてあるから、弁体
28と弁ガイド19の間ならびに弁軸27と弁軸
ガイド20の間の各摺動部分に砂等の異物が入り
難くなつている。
また、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、その要旨とするところの範囲内で
種々の変更ないし応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は系統
図、第2図は要部の断面図、第3図は第2図中
−線の矢視図、第4図および第5図は動作特性
を説明するための線図である。 1……主ポンプ部、2……圧力管、4……ジエ
ツトポンプ部、8……吐出管、10……自動圧力
調整弁、11……流量検出部、13……圧力検出
部、14……発停制御部、15……入力制御手
段、17……主流路、21……ダイアフラム(可
動壁)、22……大気開放室、25……スプリン
グ、28……弁体、29……切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主ポンプ部と、この主ポンプ部の吐出側およ
    び吸込側にそれぞれ圧力管および吸込管を介し
    て接続されたジエツトポンプ部と、上記圧力管
    から分岐された吐出管に設けられた自動圧力調
    整弁と、上記吐出管に設けられ内部圧力が所定
    値以下に低下した場合に上記主ポンプ部を起動
    させるための信号を送出する圧力検出部と、上
    記圧力管に設けられこの圧力管を通じて上記ジ
    エツトポンプ部への入力を制御する制御手段を
    有する深井戸用自動運転ポンプ装置において、 上記ジエツトポンプ部への入力制御手段は、
    上記圧力管と直列に接続された主流路と、この
    主流路を開閉する弁体と、この弁体に連結され
    上記主流路と大気開放室を区割して上記主流路
    の圧力に応じて作動されることにより上記弁体
    を作動させる可動壁と、上記大気開放室に収容
    され上記可動壁を主流路の圧力に抗して付勢す
    るばね部材とを備え、上記弁体は、主流路の圧
    力が前記自動圧力調整弁の開弁圧以上となつた
    場合にこの主流路の圧力上昇に応じてこの主流
    路の流路面積を減じるようにしたことを特徴と
    する深井戸用自動運転ポンプ装置。 (2) 上記吐出管に設けられ内部流量が所定値以下
    に低下した場合に上記主ポンプ部を停止させる
    ための信号を送出する流量検出部を有している
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の深井戸用自動運転ポンプ装置。
JP16507484U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH03553Y2 (ja)

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JP16507484U JPH03553Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JPS6180387U JPS6180387U (ja) 1986-05-28
JPH03553Y2 true JPH03553Y2 (ja) 1991-01-10

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ID=30722937

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