JPH03549Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH03549Y2 JPH03549Y2 JP1986050576U JP5057686U JPH03549Y2 JP H03549 Y2 JPH03549 Y2 JP H03549Y2 JP 1986050576 U JP1986050576 U JP 1986050576U JP 5057686 U JP5057686 U JP 5057686U JP H03549 Y2 JPH03549 Y2 JP H03549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- compression chamber
- cylinder
- space
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<技術分野>
この考案は、ベーン型の回転圧縮機に関するも
ので、特に圧縮機の効率を向上させる構成に関す
る。
ので、特に圧縮機の効率を向上させる構成に関す
る。
<従来この種のベーン型の圧縮機は、例えば特開
昭54−28008号公報に示されているようにシリン
ダー内に正円形状の空間部や、例えば特公昭39−
4787号公報に示されているように正楕円形状の空
間部を有しており、これらシリンダー内の空間部
にベーンを備えたローターが回転自在に設けられ
ている。このローターは一部を上記シリンダーの
周壁に接することによつて、断面が三日月状の圧
縮室を形成し、この圧縮室にそれぞれ吸入ポー
ト、吐出ポートが設けられているものである。
昭54−28008号公報に示されているようにシリン
ダー内に正円形状の空間部や、例えば特公昭39−
4787号公報に示されているように正楕円形状の空
間部を有しており、これらシリンダー内の空間部
にベーンを備えたローターが回転自在に設けられ
ている。このローターは一部を上記シリンダーの
周壁に接することによつて、断面が三日月状の圧
縮室を形成し、この圧縮室にそれぞれ吸入ポー
ト、吐出ポートが設けられているものである。
このようなベーン型の圧縮機は、上記ローター
が回転することに伴つて、上記ベーンが吐出ポー
トに至るまでの圧縮室の容積を順次減少させて吸
入ポートより圧縮室に導入された気体を所定圧力
まで圧縮し、当該所定圧力にまで圧縮されると吐
出ポートが開放して所定圧力の気体が吐出される
ものである。
が回転することに伴つて、上記ベーンが吐出ポー
トに至るまでの圧縮室の容積を順次減少させて吸
入ポートより圧縮室に導入された気体を所定圧力
まで圧縮し、当該所定圧力にまで圧縮されると吐
出ポートが開放して所定圧力の気体が吐出される
ものである。
しかし、上記従来のベーン型圧縮機では、圧縮
室の形状が単に断面三日月状に形成されているだ
けであるので、所定圧力に到達するローターの回
転角付近では圧縮室の断面積が比較的大きく、吐
出ポート付近で小さくなる形状にシリンダーが形
成されている。
室の形状が単に断面三日月状に形成されているだ
けであるので、所定圧力に到達するローターの回
転角付近では圧縮室の断面積が比較的大きく、吐
出ポート付近で小さくなる形状にシリンダーが形
成されている。
この吐出を行う場合に圧縮室内部が所定圧力に
なつた時点と同時に吐出ポートが開放して圧縮し
た気体を吐出すれば良いのであるが、従来の圧縮
機は圧縮室内部が該所定圧力になつてもすぐには
吐出ポートが開放されず、過圧縮が生じるという
欠点がある。
なつた時点と同時に吐出ポートが開放して圧縮し
た気体を吐出すれば良いのであるが、従来の圧縮
機は圧縮室内部が該所定圧力になつてもすぐには
吐出ポートが開放されず、過圧縮が生じるという
欠点がある。
即ち、一般的に吐出ポートに設けられた吐出弁
は慣性力を有しており、この慣性力によつてその
開成動作に若干の遅れを生じることが研究等によ
つて明らかにされている。このように吐出弁の開
成動作が遅れると、その分ローターは回転してベ
ーンによつて更に圧縮が行われることになる。こ
の吐出弁の遅れ動作による圧縮は、言わば行う必
要のない余分な圧縮であり、圧縮機の効率から見
ればこの余分な圧縮はいわゆる損失となるもので
ある。
は慣性力を有しており、この慣性力によつてその
開成動作に若干の遅れを生じることが研究等によ
つて明らかにされている。このように吐出弁の開
成動作が遅れると、その分ローターは回転してベ
ーンによつて更に圧縮が行われることになる。こ
の吐出弁の遅れ動作による圧縮は、言わば行う必
要のない余分な圧縮であり、圧縮機の効率から見
ればこの余分な圧縮はいわゆる損失となるもので
ある。
この場合に従来のベーン型圧縮機は、所定圧力
到達時点において圧縮機の断面積が大きくなつて
いるためローターの回転角に対する圧縮室容積の
変化率が大きい状態にあり、少しでも上記吐出弁
の開放が遅れるとその分圧縮室容積の変化が大き
く過圧縮する結果になり、大きな損失が生じるも
のであつた。
到達時点において圧縮機の断面積が大きくなつて
いるためローターの回転角に対する圧縮室容積の
変化率が大きい状態にあり、少しでも上記吐出弁
の開放が遅れるとその分圧縮室容積の変化が大き
く過圧縮する結果になり、大きな損失が生じるも
のであつた。
<本考案が解決すべき課題>
所定圧力到達時に、できるだけ過圧縮が生じな
いようにすることである。
いようにすることである。
<課題を解決するための手段>
ローターが吸入ポートと吐出ポートとの間の位
置まで回転して圧縮室が所定圧力になるときに、
ローターの回転による圧縮室体積の変化率をでき
るだけ0に近付く(dV/dQ≒0)のような形状
にシリンダー周壁を形成する。
置まで回転して圧縮室が所定圧力になるときに、
ローターの回転による圧縮室体積の変化率をでき
るだけ0に近付く(dV/dQ≒0)のような形状
にシリンダー周壁を形成する。
このために、本考案は、以下のように構成す
る。
る。
内部に空間部を有し、該空間部の周壁の相対向
する位置に吸入ポート及び吐出ポートをそれぞれ
設けたシリンダーと、 上記シリンダーの空間部内に回転自在に設ける
と共に、周壁面をそれぞれの吐出ポート近傍の吸
入ポート寄りの相対向する位置に接して配置する
ことにより、上記空間部内に気密に仕切られた複
数の圧縮室を相対向する位置にそれぞれ形成する
ローターと、 該ローターの相対向する位置にそれぞれ出没自
在に設けられ、先端が上記シリンダーの周壁に常
時圧接されるベーンと、 上記それぞれの吐出ポートに設けられ、ロータ
ーの回転に伴つて圧縮室が所定圧力以上になつた
ときに吐出ポートを開放する吐出弁装置とから成
り、 上記それぞれの圧縮室において、吸入ポートと
吐出ポートとの間のシリンダー空間部周壁とロー
ター周壁との間の圧縮室を狭めるべくシリンダー
空間部周壁をローター周壁に接近させた接近部を
形成し、この接近部ではローターの回転角に対す
る圧縮室容積の変化率が0近く(dV/dQ≒0)
になるように設定すると共に上記ベーンがこの接
近部に到達したときに圧縮室圧力が所定圧力にな
るように設定した回転圧縮機。
する位置に吸入ポート及び吐出ポートをそれぞれ
設けたシリンダーと、 上記シリンダーの空間部内に回転自在に設ける
と共に、周壁面をそれぞれの吐出ポート近傍の吸
入ポート寄りの相対向する位置に接して配置する
ことにより、上記空間部内に気密に仕切られた複
数の圧縮室を相対向する位置にそれぞれ形成する
ローターと、 該ローターの相対向する位置にそれぞれ出没自
在に設けられ、先端が上記シリンダーの周壁に常
時圧接されるベーンと、 上記それぞれの吐出ポートに設けられ、ロータ
ーの回転に伴つて圧縮室が所定圧力以上になつた
ときに吐出ポートを開放する吐出弁装置とから成
り、 上記それぞれの圧縮室において、吸入ポートと
吐出ポートとの間のシリンダー空間部周壁とロー
ター周壁との間の圧縮室を狭めるべくシリンダー
空間部周壁をローター周壁に接近させた接近部を
形成し、この接近部ではローターの回転角に対す
る圧縮室容積の変化率が0近く(dV/dQ≒0)
になるように設定すると共に上記ベーンがこの接
近部に到達したときに圧縮室圧力が所定圧力にな
るように設定した回転圧縮機。
<作用>
ローターが回転することによつて、相対向する
位置に形成された圧縮室が吸入、吐出を繰り返し
て所定圧力に圧縮された気体を吐出する。
位置に形成された圧縮室が吸入、吐出を繰り返し
て所定圧力に圧縮された気体を吐出する。
この場合、ローターが回転して圧縮室内が所定
圧力になるときには、シリンダー周壁がローター
に接近した接近部の位置にベーンが位置している
ことになる。この接近部では、上記のようにロー
ターの回転角に対する圧縮室容積の変化率が0近
く(dV/dQ≒0)になるように設定されている
ので、所定圧力に到達し吐出弁の開成が慣性力に
よつて多少遅れても圧縮室容積の変化率が0近く
(dV/dQ≒0)となつて、過圧縮は最小限(≒
0)に抑えられる。
圧力になるときには、シリンダー周壁がローター
に接近した接近部の位置にベーンが位置している
ことになる。この接近部では、上記のようにロー
ターの回転角に対する圧縮室容積の変化率が0近
く(dV/dQ≒0)になるように設定されている
ので、所定圧力に到達し吐出弁の開成が慣性力に
よつて多少遅れても圧縮室容積の変化率が0近く
(dV/dQ≒0)となつて、過圧縮は最小限(≒
0)に抑えられる。
しかも、シリンダーの空間部内に気密に仕切ら
れた複数の圧縮室をローターの回転軸を挟んで相
対向する位置にそれぞれ形成するので、圧縮に伴
つて圧縮室内の圧力がローターの回転軸を倒す方
向の力が当該軸に働いても、ローターの回転軸に
対して双方から均等に力が作用するので、圧縮室
からの力は相殺される。
れた複数の圧縮室をローターの回転軸を挟んで相
対向する位置にそれぞれ形成するので、圧縮に伴
つて圧縮室内の圧力がローターの回転軸を倒す方
向の力が当該軸に働いても、ローターの回転軸に
対して双方から均等に力が作用するので、圧縮室
からの力は相殺される。
<実施例>
以下、本考案の実施例を第1図に従つて詳細に
説明する。
説明する。
1は内部に断面が略楕円形状に形成された空間
部を有するシリンダー、2はこのシリンダー1の
空間部内に回転自在に設けられた断面が正円形状
に形成されたローターであつて、このローター2
は回転軸Oを中心にしてモータ(図示せず)によ
つて図示の矢印方向つまり反時計方向に回転する
ようになつている。このローター2は、回転軸O
を挟んで相対向する位置A,A点のシリンダーの
空間部周壁に接触して配置されており、このA,
A点での接触によつて上記空間部内に気密に仕切
られた一対の圧縮室3,3を相対向する位置に形
成することになる。4,4は吸入ポートであつ
て、この吸入ポート4,4はそれぞれの圧縮室
3,3において圧縮室3,3の入口側にあたる上
記ローター2の接触点A,Aの近傍に設けられて
いる。5,5は吐出ポートであつて、この吐出ポ
ート5,5はそれぞれの圧縮室3,3において圧
縮室3,3の出口側にあたるローター2の接触点
A,Aの手前近傍に設けられている。そしてこれ
ら吸入ポート4,4及び吐出ポート5,5は、そ
れぞれ上記ローター2の回転軸Oを挟んで相対向
する位置に配置されている。6,6は上記ロータ
ー2の相対向する位置に形成した一対の溝7,7
に出没自在に設けられたベーンであつて、このベ
ーン6,6は溝7に内装するスプリング(図示せ
ず)によつて常時先端がシリンダー1内の空間部
周壁に圧接状態になるよう付勢されている。8,
8は上記それぞれの吐出ポート5,5に設けられ
た吐出弁であつて、この吐出弁8,8は吐出ポー
ト5,5を閉塞する方向に付勢された弾性体で形
成されている。この吐出弁8,8は圧縮室3,3
が所定圧力(吐出圧力)になつたときに圧縮室3
内部の圧力によつて湾曲し、圧縮された気体を吐
出ポート5より吐出するようにするように設定さ
れている。
部を有するシリンダー、2はこのシリンダー1の
空間部内に回転自在に設けられた断面が正円形状
に形成されたローターであつて、このローター2
は回転軸Oを中心にしてモータ(図示せず)によ
つて図示の矢印方向つまり反時計方向に回転する
ようになつている。このローター2は、回転軸O
を挟んで相対向する位置A,A点のシリンダーの
空間部周壁に接触して配置されており、このA,
A点での接触によつて上記空間部内に気密に仕切
られた一対の圧縮室3,3を相対向する位置に形
成することになる。4,4は吸入ポートであつ
て、この吸入ポート4,4はそれぞれの圧縮室
3,3において圧縮室3,3の入口側にあたる上
記ローター2の接触点A,Aの近傍に設けられて
いる。5,5は吐出ポートであつて、この吐出ポ
ート5,5はそれぞれの圧縮室3,3において圧
縮室3,3の出口側にあたるローター2の接触点
A,Aの手前近傍に設けられている。そしてこれ
ら吸入ポート4,4及び吐出ポート5,5は、そ
れぞれ上記ローター2の回転軸Oを挟んで相対向
する位置に配置されている。6,6は上記ロータ
ー2の相対向する位置に形成した一対の溝7,7
に出没自在に設けられたベーンであつて、このベ
ーン6,6は溝7に内装するスプリング(図示せ
ず)によつて常時先端がシリンダー1内の空間部
周壁に圧接状態になるよう付勢されている。8,
8は上記それぞれの吐出ポート5,5に設けられ
た吐出弁であつて、この吐出弁8,8は吐出ポー
ト5,5を閉塞する方向に付勢された弾性体で形
成されている。この吐出弁8,8は圧縮室3,3
が所定圧力(吐出圧力)になつたときに圧縮室3
内部の圧力によつて湾曲し、圧縮された気体を吐
出ポート5より吐出するようにするように設定さ
れている。
上記それぞれの圧縮室3,3には、上記吸入ポ
ート4と吐出ポート5との間において、シリンダ
ー1の空間部周壁とローター2周壁との間の圧縮
室3を狭めるべくシリンダーの空間部周壁をロー
ター2周壁に接近して形成した接近部B,Bがそ
れぞれ設けられている。この接近部B,Bは、ロ
ーター2周壁がシリンダー1の空間部周壁に接触
しない程度に空間部壁をローター2周壁に近接さ
せてローター1の回転角に対する圧縮室3容積の
変化率が0近く((dV/dQ≒0、但し、V:圧
縮室3の容積、Q:ローター2の回転角)になる
と共にこの接近部B,Bに上記ベーン6,6が到
達したときにベーン6から吐出ポート5に至る圧
縮室3内部の圧力が所定圧力(吐出圧力)になる
ようにその形状が設定されているものである。
ート4と吐出ポート5との間において、シリンダ
ー1の空間部周壁とローター2周壁との間の圧縮
室3を狭めるべくシリンダーの空間部周壁をロー
ター2周壁に接近して形成した接近部B,Bがそ
れぞれ設けられている。この接近部B,Bは、ロ
ーター2周壁がシリンダー1の空間部周壁に接触
しない程度に空間部壁をローター2周壁に近接さ
せてローター1の回転角に対する圧縮室3容積の
変化率が0近く((dV/dQ≒0、但し、V:圧
縮室3の容積、Q:ローター2の回転角)になる
と共にこの接近部B,Bに上記ベーン6,6が到
達したときにベーン6から吐出ポート5に至る圧
縮室3内部の圧力が所定圧力(吐出圧力)になる
ようにその形状が設定されているものである。
本考案は上記の構成であり、第2図、第3図に
基づいて本考案の圧縮機の動作を従来のものと比
較して説明する。尚、第2図はローターの回転角
に対する圧縮比の変化を示し、また第3図はロー
ターの回転角に対する圧縮室圧力の変化を示して
いる。
基づいて本考案の圧縮機の動作を従来のものと比
較して説明する。尚、第2図はローターの回転角
に対する圧縮比の変化を示し、また第3図はロー
ターの回転角に対する圧縮室圧力の変化を示して
いる。
本考案実施例の圧縮機は、ローター2が回転す
るに伴つてそれぞれ相対向する位置にある圧縮室
3,3内にほぼ同時に被圧縮気体が吸入ポート
4,4から導入される。この圧縮室3,3はロー
ター2の回転に伴つてベーン6,6の作用で順次
圧縮室3,3容積が減少して行き被圧縮気体の圧
縮が行われることになる。これによつて第2図に
示すとおり次第に圧縮比は上昇し、圧縮圧力が増
大する。
るに伴つてそれぞれ相対向する位置にある圧縮室
3,3内にほぼ同時に被圧縮気体が吸入ポート
4,4から導入される。この圧縮室3,3はロー
ター2の回転に伴つてベーン6,6の作用で順次
圧縮室3,3容積が減少して行き被圧縮気体の圧
縮が行われることになる。これによつて第2図に
示すとおり次第に圧縮比は上昇し、圧縮圧力が増
大する。
このようにして圧縮が行われ、ベーン6が上記
接近部B,Bに接近すると、この接近部B,Bは
上記のようにローター2周壁がシリンダー1の空
間部周壁に接触しない程度に空間部周壁をロータ
ー2周壁に近接させてローター1の回転角に対す
る圧縮室3容積の変化率が0近く(dV/dQ≒
0、但し、V:圧縮室3の容積、Q:ローター2
の回転角)になると共にこの接近部B,Bに上記
ベーン6,6が到達したときにベーン6から吐出
ポート5に至る圧縮室3内部の圧力が所定圧力
(吐出圧力)になるようにその形状が設定されて
いるので、圧縮比の勾配は平坦に近くなり、圧縮
室圧力は所定圧力(吐出圧力)になる。
接近部B,Bに接近すると、この接近部B,Bは
上記のようにローター2周壁がシリンダー1の空
間部周壁に接触しない程度に空間部周壁をロータ
ー2周壁に近接させてローター1の回転角に対す
る圧縮室3容積の変化率が0近く(dV/dQ≒
0、但し、V:圧縮室3の容積、Q:ローター2
の回転角)になると共にこの接近部B,Bに上記
ベーン6,6が到達したときにベーン6から吐出
ポート5に至る圧縮室3内部の圧力が所定圧力
(吐出圧力)になるようにその形状が設定されて
いるので、圧縮比の勾配は平坦に近くなり、圧縮
室圧力は所定圧力(吐出圧力)になる。
このように圧縮室3の圧力が所定圧力になる
と、吐出弁8は慣性力によつて若干遅れて吐出ポ
ート5を開成し、圧縮室3内の被圧縮気体が吐出
されることになる。このとき、上記のように接近
部B付近ではローター2の回転角に対する圧縮室
容積の変化率が0に近いから、若干吐出弁8が遅
れて吐出ポート5を開成してもほとんど過圧縮を
生ずることはなく、所定圧力の気体が吐出される
ことになる。従つて過圧縮がほとんど生ずること
がないから、その分過圧縮が生じていた従来の圧
縮機に比べて圧縮機の効率を向上させることがで
きるものである。
と、吐出弁8は慣性力によつて若干遅れて吐出ポ
ート5を開成し、圧縮室3内の被圧縮気体が吐出
されることになる。このとき、上記のように接近
部B付近ではローター2の回転角に対する圧縮室
容積の変化率が0に近いから、若干吐出弁8が遅
れて吐出ポート5を開成してもほとんど過圧縮を
生ずることはなく、所定圧力の気体が吐出される
ことになる。従つて過圧縮がほとんど生ずること
がないから、その分過圧縮が生じていた従来の圧
縮機に比べて圧縮機の効率を向上させることがで
きるものである。
また、上記実施例の場合、ローター2の回転軸
Oを挟んで相対向する位置に一対圧縮室3,3が
形成されるようにしているので、圧縮に伴つて圧
縮室内の圧力がローター2の回転軸Oに加わつて
も、ローター2の回転軸Oに対して双方から均等
に力が作用するため、当該回転軸Oに作用する力
は相殺されることになる。従つて、回転軸Oが半
径方向に傾いてローター2の接触点A,Aやベー
ン6がシリンダー1の空間部周壁から離れて圧縮
気体が隣接する圧縮室に漏れるというようなこと
がない。故に、このような非圧縮気体の漏れによ
る効率の低下がないので、従来の漏れのあるよう
な圧縮機に比べて圧縮機の効率を向上させること
ができるものである。
Oを挟んで相対向する位置に一対圧縮室3,3が
形成されるようにしているので、圧縮に伴つて圧
縮室内の圧力がローター2の回転軸Oに加わつて
も、ローター2の回転軸Oに対して双方から均等
に力が作用するため、当該回転軸Oに作用する力
は相殺されることになる。従つて、回転軸Oが半
径方向に傾いてローター2の接触点A,Aやベー
ン6がシリンダー1の空間部周壁から離れて圧縮
気体が隣接する圧縮室に漏れるというようなこと
がない。故に、このような非圧縮気体の漏れによ
る効率の低下がないので、従来の漏れのあるよう
な圧縮機に比べて圧縮機の効率を向上させること
ができるものである。
これから、総合的に圧縮効率の優れた圧縮機と
なるものである。
なるものである。
<考案の効果>
以上本考案によれば、圧縮室内が所定圧力に到
達したときにローターの回転角に対する圧縮室容
積の変化率を0近く(dV/dQ≒0)にすること
ができるので、吐出ポートに設けられた吐出弁の
慣性力によつて吐出ポートの開成動作が若干遅れ
ても圧縮室容積の変化率はほとんど0であるため
過圧縮がほとんどない。このため、過圧縮による
損失をなくして圧縮機の効率を向上させることが
できる。
達したときにローターの回転角に対する圧縮室容
積の変化率を0近く(dV/dQ≒0)にすること
ができるので、吐出ポートに設けられた吐出弁の
慣性力によつて吐出ポートの開成動作が若干遅れ
ても圧縮室容積の変化率はほとんど0であるため
過圧縮がほとんどない。このため、過圧縮による
損失をなくして圧縮機の効率を向上させることが
できる。
また、ローターの回転軸を中心にして相対向す
る位置にに圧縮室が形成されるようにしているの
で、ローターの回転軸に対して均等に力が作用て
ローターの回転軸の倒れをなくし、この回転軸の
倒れによる非圧縮気体の漏れによる効率の低下を
防止することができる。
る位置にに圧縮室が形成されるようにしているの
で、ローターの回転軸に対して均等に力が作用て
ローターの回転軸の倒れをなくし、この回転軸の
倒れによる非圧縮気体の漏れによる効率の低下を
防止することができる。
第1図は、本考案実施例の断面図、第2図は、
ローターの回転角Qに対する圧縮比の変化を示す
図、第3図はローターの回転角Qに対する圧縮室
圧力の変化を示す図。 1:シリンダー、2:ローター、3:圧縮室、
4:吸入ポート、5:吐出ポート、6:ベーン、
8:吐出弁。
ローターの回転角Qに対する圧縮比の変化を示す
図、第3図はローターの回転角Qに対する圧縮室
圧力の変化を示す図。 1:シリンダー、2:ローター、3:圧縮室、
4:吸入ポート、5:吐出ポート、6:ベーン、
8:吐出弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内部に空間部を有し、該空間部の周壁の相対向
する位置に吸入ポート及び吐出ポートをそれぞれ
設けたシリンダーと、 上記シリンダーの空間部内に回転自在に設ける
と共に、周壁面をそれぞれの吐出ポート近傍の吸
入ポート寄りの相対向する位置に接して配置する
ことにより、上記空間部内に気密に仕切られた複
数の圧縮室を相対向する位置にそれぞれ形成する
ローターと、 該ローターの相対向する位置にそれぞれ出没自
在に設けられ、先端が上記シリンダーの周壁に常
時圧接されるベーンと、 上記それぞれの吐出ポートに設けられ、ロータ
ーの回転に伴つて圧縮室が所定圧力以上になつた
ときに吐出ポートを開放する吐出弁装置とから成
り、 上記それぞれの圧縮室において、吸入ポートと
吐出ポートとの間のシリンダー空間部周壁とロー
ター周壁との間の圧縮室を狭めるべくシリンダー
空間部周壁をローター周壁に接近させた接近部を
形成し、この接近部ではローターの回転角に対す
る圧縮室容積の変化率が0近く(dV/dQ≒0)
になるように設定すると共に上記ベーンがこの接
近部に到達したときに圧縮室圧力が所定圧力にな
るように設定した回転圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986050576U JPH03549Y2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986050576U JPH03549Y2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186785U JPS61186785U (ja) | 1986-11-21 |
| JPH03549Y2 true JPH03549Y2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=30568841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986050576U Expired JPH03549Y2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03549Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428008A (en) * | 1977-08-02 | 1979-03-02 | Denko Puresutokoorudo Hoorudei | Rotary vane compressor |
-
1986
- 1986-04-03 JP JP1986050576U patent/JPH03549Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186785U (ja) | 1986-11-21 |
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