JPH0354857Y2 - - Google Patents

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JPH0354857Y2
JPH0354857Y2 JP8331086U JP8331086U JPH0354857Y2 JP H0354857 Y2 JPH0354857 Y2 JP H0354857Y2 JP 8331086 U JP8331086 U JP 8331086U JP 8331086 U JP8331086 U JP 8331086U JP H0354857 Y2 JPH0354857 Y2 JP H0354857Y2
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needle
stapler
case
actuating
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JP8331086U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はステープラーに関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、形の針を収納するとともに該針を磁
石、スプリング等の付勢手段により前方に給送し
得る針収納体と、該針収納体に基部を枢着され、
針収納体に収納される針の最前端の針のみを下方
に押し出すことのできる押圧板を備える操作体
と、前記針収納体に基部を枢着され、押圧板によ
り下方に押し出された針の両端部を適宜形状に折
曲する受座を備えるベースとで構成され、操作体
とベースとを操作体及びベースと針収納体との間
に配設された板ばね等の弾撥体の弾撥力に抗して
近接せしめることにより、針収納体とベースとの
間に挿入した紙,布等を折曲される針で綴じれる
ようにしたステープラーは既に周知である。
しかし乍ら、上述せる構造では、常態で操作体
に設けられた押圧板が最前端の針の上方に位置し
ている為、使用後に誤つて落下した場合の衝撃や
携帯時の振動等で操作体が押し下げられて針を針
収納体の針突出孔より中途半端に押し出してしま
つたり、針を空打ちしてしまうという誤動作を生
じ易く、しかして中途半端に押し出された針は無
駄になり、又空打ちされた針は針収納体に詰つて
故障の原因になるといつた問題点を有していた。
(考案の目的) 本考案は上述せる問題点に鑑みなされたもの
で、常態における誤動作を防止して針の無駄、故
障の問題を解消することのできるステープラーを
提供せんとするものである。
(考案の概要) 本考案は、形の針を収納するとともに該針を
前方に付勢する給送手段を備える針収納体と、該
針収納体に収納される針の最前端の針のみを下方
に押し出すことのできる押圧板を備える操作体
と、該押圧板により下方に押し出された針の両端
部を適宜形状に折曲する受座を備えるベースとよ
りなり、最前端の針の前方に該針を後方に押圧移
動し得る作動片を配置し、該作動片と連動する作
動体を針収納体の外側位置に配置せしめてなるス
テープラー本体と、該ステープラー本体を操作体
を押下しつつ収納し得るケースとよりなるステー
プラーをその要旨とし、上記目的に応ずるもので
ある。
(実施例) 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づき詳
細に説明する。
第1図乃至第4図において参照符号Aはステー
プラー本体である。1は形の複数個の針2が収
納される断面略形の針収納体であつて、該針収
納体1の前端部には磁力の強化及び維持を供する
金属プレート3で包囲された磁石4が配置されて
おり、針収納体1の底面の磁石4の後端近傍位置
には針2及び後述する押圧板8が挿通可能な針突
出孔5が設けられており、針2は磁石4で吸着さ
れて前方に付勢され最前端の針2aを常に前記針
突出孔5に位置できるようになつている。6は前
記針収納体1に基部を枢着された操作体であり、
該操作体6の側面には後述するケース16の案内
溝18に摺動自在に嵌挿される係合部7が設けら
れ、又操作体6の内面には前記せる最前端の針2
aのみを下方に押し出す平板状の押圧板8が取り
付けられている。9は前記操作体6同様、針収納
体1に基部を枢着されたベースであり、該ベース
9の前方上面には針突出孔5より下方に押し出さ
れた針2の両端部を適宜形状に折曲し得る受座1
0が設けられている。11,12は前記せる押圧
板8の後部に一体に形成された板ばね状の弾撥体
であつて、各々針収納体1の後部上面、ベース9
の後部上面に当接しており、針2で紙,布等を綴
じるに際して操作体6とベース9とを近接せしめ
た後の両者の復帰を弾撥体11,12の弾撥力で
行なえるようになつているが、各弾撥体11,1
2は図示例の形態に限らず、各々板ばね,スプリ
ング等の弾撥体で独立となし、操作体6と針収納
体1との間並びにベース9と針収納体1との間に
配設するようにしてもよい。
以上の構成は従来のものと大差ないが、本考案
は以下に示す点で大きく異なる。13は前記磁石
4と最前端の針2aとの間に配置された作動片で
あり、該作動片13は、両端部を針収納体1の側
面に形成された摺動孔1aを貫通して針収納体1
の前端部に配置された形の作動体14に連結さ
れており、該作動体14を押圧し針収納体1に対
し後退させることにより、作動片13で針2を後
方に若干移動できるようになつている。図示例で
は前記せる作動体14と一体に形成した弾撥部1
5の弾撥力により作動体14後退後の復帰を行わ
せるようにしたものを示してあるが、該弾撥部1
5は板ばね、スプリング等の他の部材で代用して
もよく、もつとも前記作動片13を磁力に吸着し
得る金属材でなす場合には、作動体14の復帰力
を磁力による吸着で代用することもできるので前
記せる弾撥部15は必ずしも必要なものではな
い。又、前記せる作動片13は針2を後方に押圧
移動できるようになつていればよいので、矩形状
板となす他、第5図に示す如く、作動体14の端
部に内方に折曲形成された部分をもつて作動片1
3′とすることもできる。
第6図において、参照符号Bは前述せるステー
プラー本体Aが収納可能な有底角筒状のケースで
あつて、該ケースBは開口部16の一側面に前記
せる操作体6の押圧箇所6aが合致せる切欠部1
7を有しており、又前記せる操作体6の係合部7
が摺動自在に嵌挿される案内溝18が内面両側に
対向して設けられている。19は該案内溝18前
方のケース1端部位置に設けられた係合部7を案
内溝18に嵌挿する際に案内となる傾斜面である
が、係合部7はケース1の開口部17を若干拡げ
るようにしても案内溝18の嵌挿することもでき
るので、該傾斜面19は必ずしも必要なものでは
ない。
かように構成されたステープラー本体A並びに
ケースBは、第7図に示す如く、ケース16の案
内溝18に係合部7を摺動自在に嵌挿した状態で
組み込まれる。
次に上述せる実施例の動作を説明する。
紙,布等を針2で綴じる際は、第7図に示す如
く、ステープラー本体Aを前方に引き出しケース
Bの開口部16より突出させた状態で、針収納体
1とベース9との間に紙,布等を挿入した後、指
先で操作体6とベース9とを弾撥体11,12の
弾撥力に抗して近接せしめ、最前端の針2aを押
圧板8により針突出孔5を介して下方に押し出
し、該針2aの両端部を受座10で接曲せしめ
る。針綴じを終え操作体6とベース9を復帰させ
ると、磁石4による吸着によつて針2は前方に移
動し元の状態に戻る。この一連の針綴じ動作は従
来のものと同様に行なえる。
使用後或いは携帯するに際しては、ステープラ
ー本体Aの作動体14をケースB方向に押圧する
と、ステープラー本体Aが後退して操作体6上面
をケースBの切欠部17の後端に当る開口端17
aに当接したところで、該作動体14が針収納体
1に対し後退する。この作動体14の後退により
針2が作動片13で押圧されて後方に移動し、磁
石4後端と作動片13との間に隙間が形成され
る。これと略同時に、再びステープラー本体Aが
ケースBに対して後退し、操作体6上面はケース
Bの開口端17aで押下されて押圧板8がステー
プラー本体Aの後退に伴なつて徐々に下降し前記
隙間に挿入される。ステープラー本体Aは押圧板
8が隙間に入り込み、操作体6を針収納体1に近
接させた状態でケースB内に収納される(第8図
参照)。ここで作動体14の押圧を解く。このよ
うに、作動体14をケースB方向に押圧すること
でステープラー本体Aを操作体6を針収納体1に
近接せしめた状態でケースB内に収納することが
できる。
ステープラー本体Aを再び使用するに際して
は、ケースBの切欠部17に位置する操作体6の
押圧箇所6aをケースBに対し前方に押圧すれ
ば、操作体6の押圧板8は上昇し、該押圧板8が
針収納体1より抜き出たところで作動片13が前
進して第7図に示す如く、ステープラー本体Aを
ケースBの開口部16より突出させた状態とする
ことができる。
尚、上述せる実施例では収納されたステープラ
ー本体AをケースBより突出させるに際してケー
スBの切欠部17に操作体6の押圧箇所6aを合
致させて露出させ、該押圧箇所6aを前方に押圧
するようにしたものを示したが、前記押圧箇所6
a並びに切欠部17を排除し、その代りに、第9
図に示す如き、ケースB内の後部に押込部21を
外方に突出せる突出板20を移動自在に設け、該
押込部19を押し込むことによつて突出板20で
ケースB内に埋没して収納されたステープラー本
体Aの後端を押圧して突出させるようにしてもよ
い。又、ステープラー本体Aの係合部7及びケー
スBの案内溝18はステープラー本体Aをスムー
ズに摺動させ、又ケースBより完全に抜き出して
使用しない場合に有効な手段となるが、使用時に
ステープラー本体AをケースBと分離して用いる
ようにする場合には必ずしも必要なものではな
い。更に、上述せる実施例では針2の給送手段と
して磁石を用いたものを示してあるが、スプリン
グ等の弾撥部材の弾撥力を利用して針2を前方に
付勢するようにしたステープラーにおいても本考
案を採用できること勿論であり、その他本考案は
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能なもの
である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、使用後或いは携
帯するに際しては、ステープラー本体の後部をケ
ースに収納し、針収納体に配置された作動体をケ
ース方向に押圧することで、作動片による押圧で
針を後方に移動させ該作動片の前方に隙間を形成
させるとともに、ケース開口端により操作体を押
下して押圧板を下降させて該隙間に挿入しつつス
テープラー本体をケース内に収納することができ
るので、使用後に誤つて落下した場合の衝撃や携
帯時の振動等で操作体が押し下げられて針を中途
半端に押し出してしまつたり、針を空打ちしてし
まうといつた誤動作を防止して針の無駄、故障の
問題を解消することができる。又、ステープラー
本体をコンパクトにしてケース内に収納できるの
で邪魔にならず、携帯もし易いといつた利点を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ステープラー本体の縦断面図、第2図は第1図の
外観斜視図、第3図は第1図の一部切欠せる上面
図、第4図は第1図における作動体と作動片の外
観斜視図、第5図は同変形例を示す外観斜視図、
第6図はケースの外観斜視図、第7図は使用状態
を示す外観斜視図、第8図は不使用状態を示す外
観斜視図、第9図はケースの他の実施例を示す一
部縦断せる側面図である。 1……針収納体、2……針、6……操作体、8
……押圧板、9……ベース、10……受座、1
3,13′……作動片、14……作動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 形の針を収納するとともに該針を前方に付勢
    する給送手段を備える針収納体と、該針収納体に
    収納される針の最前端の針のみを下方に押し出す
    ことのできる押圧板を備える操作体と、該押圧板
    により下方に押し出された針の両端部を適宜形状
    に折曲する受座を備えるベースとよりなり、最前
    端の針の前方に該針を後方に押圧移動し得る作動
    片を配置し、該作動片と連動する作動体を針収納
    体の外側位置に配置せしめてなるステープラー本
    体と、該ステープラー本体を操作体を押下しつつ
    収納し得るケースとよりなるステープラー。
JP8331086U 1986-05-31 1986-05-31 Expired JPH0354857Y2 (ja)

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JP8331086U JPH0354857Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31

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JP8331086U JPH0354857Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31

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JPS62195478U JPS62195478U (ja) 1987-12-12
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