JPH0354847Y2 - - Google Patents

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JPH0354847Y2
JPH0354847Y2 JP7331486U JP7331486U JPH0354847Y2 JP H0354847 Y2 JPH0354847 Y2 JP H0354847Y2 JP 7331486 U JP7331486 U JP 7331486U JP 7331486 U JP7331486 U JP 7331486U JP H0354847 Y2 JPH0354847 Y2 JP H0354847Y2
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JP
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brush
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brush holder
pressing
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JP7331486U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被処理物の表面に形成されるバリや
カエリ等の除去を行うバリ取り研摩機等に使用さ
れるカツプ形回転ブラシに関するものである。
(従来の技術) ダイキヤストによるアルミニウム系合金製部品
のバリや鋳鉄製部品等を切削加工した際に生ずる
カエリ等を除去する機械としては、実開昭60−
178563号公報に示すようなカツプ形回転ブラシを
使用したバリ取り研摩機があるが、従来、この種
のバリ取り研摩機に使用されるカツプ形回転ブラ
シは第6図、第7図に示すように、上面に回転駆
動用の連結部22を形成したブラシホルダ21の
下面に研摩材を含有させたナイロンフイラメント
等を構成線材とするブラシ20を密植形成したも
のを普通とする。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記したようなカツプ形回転ブ
ラシは、ブラシホルダ21の下面中心部を除いた
環状全面に均一に前記構成線材が密植してあつ
て、この環状に密植されたブラシ20は外周側が
多く摩耗するといういわゆる偏摩耗現象を生じ、
このため、研摩効果にむらを生じて品質の安定化
が計りにくいという問題がある。また、ブラシの
構成線材は直線状ではなく、若干反りや屈曲部を
有しており、ブラシホルダ21に所定の密度で植
設されたブラシ20間には若干の隙間があり、こ
のため研摩作業時にブラシホルダ21が毎分1000
回転程度の高速回転をすると、遠心力によりブラ
シ20は外側へ移動し、全体として内側の密度が
小となる傾向があり、均一な研摩作業を行うのに
支障を生ずるという問題点がある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の
カツプ形回転ブラシは、上面に回転駆動用の連結
部を形成したブラシホルダの下面にセグメントブ
ラシを複数個配設するととともに該ブラシホルダ
には各セグメントブラシを各別に挿通させる保持
部を有する昇降調節自在な保持部材を設け、さら
に、前記保持部材には摺動案内部の先端に各セグ
メントブラシの内側半周に内接する半円弧状の押
圧部を続かせた複数個の押圧部材と、各セグメン
トブラシの内側において前記各押圧部材の摺動案
内部を案内してブラシホルダの回転時に各押圧部
材が遠心力により各セグメントブラシを外側に押
圧する方向に摺動することを補助する案内部材を
配設したことを特徴とするものである。
(作用) このようなカツプ形回転ブラシは、回転駆動用
の連結部をもつてバリ取り研摩機などの回転軸に
取付けて使用すれば、回転しながら被処理物に当
接された各セグメントブラシのブラシ部分は、被
処理物の外形に応じて彎曲傾倒されようとしても
各セグメントブラシが各別に保持部材の保持部に
挿通された状態となつているので、彎曲傾倒がブ
ラシ部分の上方ではほとんど生ぜず、また、セグ
メントブラシはブラシホルダの回転時にその遠心
力で押圧部材により外側に押圧されているので各
セグメントブラシのブラシ部はその内側部分の密
度が高められた状態で被処理物を研摩することと
なり、ブラシ全体としてその剛性が高められて研
摩効率の向上が達成される。さらにまた、研摩作
業による偏摩耗によつて各セグメントブラシの穂
先が内側より外側の方が短くなつたら、セグメン
トブラシの取付け方向を180度回転させてその内
側と外側を入れ替えた状態として研摩作業を行う
ことによりブラシ摩耗を平均化できて被処理物の
品質の安定化をはかればよい。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
1は合成樹脂材等より形成されたブラシホルダ
で、該ブラシホルダ1は上面に図示されないバリ
取り研摩機等の回転主軸に着脱可能とされる回転
駆動用の連結部が形成してあり、また、下面には
後記するセグメントブラシ取付け用の取付孔3が
複数個配設してあり、各取付孔3内には永久磁石
等よりなる吸着部材4が埋設してある。5は鉄製
の取付座板6に研摩材を含有させたナイロンブラ
シなどの構成線材を密植させた所定長さの円柱形
状のセグメントブラシで、該セグメントブラシ5
は取付座板6を介してブラシホルダ11の下面の
吸着部材4に着脱自在に配設される構成となつて
いる。また、ブラシホルダ1の外周には、有底筒
状の保持部材7が昇降調節自在に設けてあり、そ
の側壁部8にはブラシホルダ1の軸線方向と平行
な長孔9,9が形成してあり、各長孔9にはブラ
シホルダ1の側壁部8に螺着させた案内ボルト1
0がそれぞれ遊挿されてあり、この長孔9と案内
ボルト10との係合により保持部材7はブラシホ
ルダ1の外周に沿つてその軸線方向に昇降可能と
されている。そして、この保持部材7の底部11
には、ブラシホルダ1に配設保持された各セグメ
ントブラシ5を挿通できる案内孔12が、各セグ
メントブラシ5の配設位置に対応して所定数設け
てあり、各案内孔12の下端外周には各セグメン
トブラシ5にそれぞれ外嵌されるリング状の係止
口金13が同心状として固着されて該案内孔12
と係止口金13とで各セグメントブラシ5を各別
に挿通させる保持部を形成してあり、14は底部
11の中心部に形成した中心孔である。15は各
セグメントブラシ5をブラシ回転時にその内側よ
り外側に向け押圧する押圧部材で、保持部材7の
底部材11上に各セグメントブラシ5の内側に対
応して放射状に位置させてあり、各押圧部材15
はセグメントブラシ5の外周のほぼ半分にわたる
半円弧状の二また体よりなる押圧部15の中央外
側に摺動案内部17を突設したものとして、該摺
動案内部17には案内溝18が形成してある。ま
た、各セグメントブラシ5の内側において各摺動
案内部17を案内してブラシホルダ1の回転時に
各押圧部材が遠心力により各セグメントブラシ5
を外側に押圧する方向に摺動することを補助する
案内部材を配設してある。即ち、中心孔14とセ
グメントブラシ5のそれぞれの中心を通る中心線
上の所定の位置における該底部11上にはピン状
の案内部材19が立設してあり、該案内部材19
は17の案内溝18に遊挿された状態とされ、ブ
ラシホルダ1の回転に伴つて回転する保持部材7
によりその底部11上に載せられた状態にある押
圧部材15は、遠心力により底部11上を案内部
材19の案内下にブラシホルダ1の半径方向へ移
動し、セグメントブラシ5の内側を押圧する。
このように構成されたものは、ブラシホルダ1
のそれぞれの取付孔3に所要のセグメントブラシ
5を取付座板6を介して吸着固定させるととも
に、各セグメントブラシ5の下部側を保持部材7
の保持部すなわち案内孔12と係止口金13に挿
通させる。そして、各案内ボルト10をゆるめ、
各セグメントブラシ5の穂先長さが規定長さとな
るよう保持部材7をブラシホルダ1に対し昇降さ
せて位置決めし、その後、各案内ボルト10を締
め付けてブラシホルダ1と保持部材7とを一体状
に固定する。このように各セグメントブラシ5を
下面に配設固定したブラシホルダ1をその連結部
2を介して図示されないバリ取り研摩機の回転主
軸へ取付け、該回転主軸を駆動させると前記構成
のカツプ形回転ブラシが回転する。このカツプ形
回転ブラシを被処理物に対して所定の切込み量に
設定して研摩を行うことにより、被処理物はブラ
シホルダ1の連結部2を中心として公転する各セ
グメントブラシ5により、バリ、カエリ等が除去
される。この場合、各セグメントブラシ5は各保
持部材によりブラシの彎曲傾倒が抑制されてお
り、従来のようにブラシ部全体が自由に彎曲傾倒
されるのではなく、各セグメントブラシ5毎に外
嵌された係止口金13などの保持部により前記彎
曲傾倒に対する抵抗すなわち支持力が作用してブ
ラシ部の剛性が高められ、有効に研摩作業が達成
できる。また、各セグメントブラシ5のブラシ部
はブラシホルダ1の回転による遠心力を受け、連
結部2を中心として半径方向外側へ寄せられるこ
とになるが、これは案内孔12、係止口金13等
の外側、すなわち保持部材7の側壁部8側に位置
する半円周部によりそれ以上の移動が阻止され、
したがつて、各セグメントブラシ5のブラシ分布
の密度は前記外側が大で、中心孔14側である内
側が小となる。しかしながら、これと同時に底部
11上において各セグメントブラシ5の内側に半
円弧状の押圧部16を当接させてそれぞれ位置さ
せてある押圧部材15も第3図に示すように、遠
心力により摺動案内部17の案内溝18と案内部
材19との係合案内下に半径方向に摺動し、これ
により押圧部16が鎖線で示す位置より実線の位
置へと移行し、よつて、各セグメントブラシ5の
ブラシ密度の小な内側が押圧されて密度が大とな
り、このようにしてブラシ密度が平均化されて均
一な研摩作業が可能となる。なお、押圧部材15
はセグメントブラシ5を遠心力により押圧する一
種の錘りの役をするものであるから、質量の大き
い金属製とすることが好ましい。また、研摩作業
によりブラシ部が偏摩耗してその外側が内側より
短くなつたら、セグメントブラシ5を取付孔3よ
り外し、180度向きを変えて前記外側、内側の位
置を転換させ、取付座板6を再び取付孔3の吸着
部材4へ吸着させて固定する。なお、研摩作業に
よる摩耗により穂先長さが規定値より短くなつた
ら、各案内ボルト10をゆるめて保持部材7をブ
ラシホルダ1に対し上昇させて穂先長さの修正を
行い、各案内ボルト10を締め付けて両者を固定
すればよい。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、研摩作
業の際、各セグメントブラシに外嵌させてあるリ
ング状の係止口金により研摩作業時に被処理物に
より生ずるブラシ部分の彎曲傾倒に対する支持力
が作用するととともに、ブラシホルダの回転によ
り公転する各セグメントブラシの外側と内側に生
ずるブラシ密度の差は遠心力の作用を受けて各セ
グメントブラシを内側より外側へ向かつて半円弧
状の押圧部で押圧する押圧部材により均等化され
るので、研摩作業中この状態が維持されて有効な
研摩結果が得られる。また、ブラシ穂先に偏摩耗
が生じても、セグメントブラシのブラシホルダへ
の取付けを所定量だけ回してブラシ部分の内側、
外側を転換することに容易に修正でき、常に正し
い研摩状態に維持できて被処理物の品質の安定化
が可能となるうえに、セグメントブラシの大きさ
を変更すれば該セグメントブラシにより構成され
るカツプ形回転ブラシの大きさが簡単に変更でき
るという利点がある。
従つて、本考案は従来のこの種カツプ形回転ブ
ラシの問題点を解決したものとして実用的価値極
めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく一部切欠側面図、第3図は同
じく一部切欠平面図、第4図はセグメントブラシ
の正面図、第5図は押圧部材の斜視図、第6図は
従来のカツプ形回転ブラシの正面図、第7図は同
じく底面図である。 1:ブラシホルダ、2:連結部、5:セグメン
トブラシ、7:保持部材、12:案内孔、13…
…係止口金、15……押圧部材、16……押圧
部、17……摺動案内部、19……案内部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に回転駆動用の連結部を形成したブラシホ
    ルダ1の下面にセグメントブラシ5を複数個配設
    するとともに該ブラシホルダ1には各セグメント
    ブラシ5を各別に挿通させる保持部を有する昇降
    調節自在な保持部材7を設け、さらに、前記保持
    部材7には摺動案内部17の先端に各セグメント
    ブラシ5の内側半周に内接する半円弧状の押圧部
    16を続かせた複数個の押圧部材15と、各セグ
    メントブラシ5の内側において前記各押圧部材1
    5の摺動案内部17を案内してブラシホルダ1の
    回転時に各押圧部材15が遠心力により各セグメ
    ントブラシ5を外側に押圧する方向に摺動するこ
    とを補助する案内部材19を配設したことを特徴
    とするカツプ形回転ブラシ。
JP7331486U 1986-05-15 1986-05-15 Expired JPH0354847Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331486U JPH0354847Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331486U JPH0354847Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS62184973U JPS62184973U (ja) 1987-11-25
JPH0354847Y2 true JPH0354847Y2 (ja) 1991-12-04

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ID=30917539

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JP7331486U Expired JPH0354847Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4900622B2 (ja) * 2009-05-26 2012-03-21 新東工業株式会社 研磨ブラシ
JP5649499B2 (ja) * 2011-04-05 2015-01-07 本田技研工業株式会社 ブラシ研削装置
JP2015089394A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 憲二 實原 ブラシ回転駆動装置

Also Published As

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JPS62184973U (ja) 1987-11-25

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