JPH0354806Y2 - - Google Patents

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JPH0354806Y2
JPH0354806Y2 JP1984147714U JP14771484U JPH0354806Y2 JP H0354806 Y2 JPH0354806 Y2 JP H0354806Y2 JP 1984147714 U JP1984147714 U JP 1984147714U JP 14771484 U JP14771484 U JP 14771484U JP H0354806 Y2 JPH0354806 Y2 JP H0354806Y2
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tool
lathe
tip
cutting tool
holding device
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JP1984147714U
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、割出し可能な刃物台に固定される
NC旋盤の工具保持装置に関する。
「従来の技術」 従来、例えばNC旋盤では、割出し可能な刃物
台の各面に、加工状態(荒加工、仕上加工、外
径、内径、溝入れ等)に応じた1個のバイトがバ
イトホルダを介して保持されるようになつてお
り、加工状態に応じ刃物台が回転して割り出され
加工が進められるものが一般的であつた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のNC旋盤の工
具保持装置では、被加工物の形状が複雑になる
と、多くの工程が必要になつて、その度に刃物台
を割り出すのでロスタイムが大きくなり、加工コ
ストが嵩み、また、限られた刃物台の工具取付部
位に取付けることが困難になり、バイトをセツト
しなおすという非能率なことになる。
そこで、複数のバイトを1つのバイトホルダに
並べて取付けることが考えられ、バイトのセツト
しなおしも不要であるし、割出しの回数も減るの
で加工コストを低減することはできるが、並べて
バイトを取付けると数に制限があり、多数のバイ
トを取付ければ被加工物と干渉しやすくなつて被
加工物に制限が生じ、かつ、チツプにクーラント
を流しかける際にも、シヤンクが邪魔になつた
り、多数のチツプに要領よくクーラントをかける
ことができないという問題点であつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、最小限の割出しで多くの加工状
態に対応することができ、しかもチツプに適切に
クーラントをかけることができるようにして上記
問題点を解決したNC旋盤の工具保持装置を提供
することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の用途とす
るところは、NC旋盤の割出し自在な刃物台に固
定される工具保持装置であつて、略L字形状を
し、各々の先端部に前記NC旋盤の主軸軸線と平
行な方向およびこの主軸軸線と直交する方向に少
なくとも2つ以上の工具取付け溝を形成したバイ
トホルダーと、前記工具取付け溝に取付けられる
とともに、前記主軸軸線と平行な方向または前記
主軸軸線と直交する方向にチツプを向い合わせて
固定した工具と、前記少なくとも2つ以上の工具
取付け溝相互間の中間位置に同列に設けられ、前
記工具の全チツプに向けて切削剤を供給する方向
調整可能な複数の切削剤噴出口とからなり、前記
工具の全チツプに常時切削剤供給を行なうことを
特徴とするNC旋盤の工具保持装置に存する。
「作用」 しかして、旋盤の主軸に向かう方向と略平行な
方向とに設けた工具取付溝に方向を異ならせて多
数のバイトを保持し、さらに保持されたバイトの
形態に応じて方向調節可能なクーラント噴出孔か
ら適切に要領よくクーラントをチツプに流しかけ
ることができるようにしたものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明
する。なお、以下の各実施例につき同様の部位に
は同一符号を付し重複した説明を省略する。
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示して
いる。
第1図〜第3図に示すように、割出し可能なタ
レツト刃物台10にバイトホルダ20がボルト1
1,11で固定され、バイトホルダ20には旋盤
の主軸軸線に直交する方向に延びる直バイト30
と主軸と略平行な方向に延びる平行バイト40と
が保持されている。
バイトホルダ20は、旋盤の主軸に略平行な方
向に延びる第1支持部21と主軸に略直角な方向
に延びる第2支持部22とが一体的に形成された
略L字形をしており、第1支持部21と第2支持
部22との懐部の両側に固定ボルト11用の座ぐ
り穴23が形成されている。
第1支持部21の先端部には、直バイト30の
シヤンク31を嵌装させるべく旋盤の主軸に向か
う方向の第1工具取付溝24が刻設され、第1工
具取付溝24の一方の側壁にはバイト押えボルト
25,25の螺合孔24a,24aが穿設されて
いる。
第2支持部22の先端部には、平行バイト40
のシヤンク41を嵌装させるべく旋盤の主軸に向
かう方向の第2工具取付溝26が刻設され、第2
工具取付溝26の一方の側壁の外面側にはボルト
座が陥入形成され、そこにバイト押えボルト2
7,27の螺合孔26a,26aが穿設されてい
る。
直バイト30には、外径チツプ32と溝チツプ
33とが固設され、平行バイト40には、内径チ
ツプ42が固設されている。第5図でわかるよう
に、外径チツプ32被加工物Aの外径A1を、溝
チツプ33は溝A2を、内径42は内径A3を加
工するものである。
第1支持部21と第2支持部22との陥部22
との中央部は斜面部28をなしており、そこに、
3個のクーラント噴出口50,50,50が設け
られている。
クーラント噴出口50は、略球形のノズル51
に穿設されており、第4図でわかるように、斜面
部28から内方に段部52を有する支持穴53が
穿設され、ノズル51は段部52に係合するよう
支持穴53に嵌入され、抜け止めボルト54で押
えられ、縦横あらゆる方向に方向調節可能に支持
されている。
さらに、バイトホルダ20の内部にはタレツト
刃物台10に連通するクーラント流路55が穿設
され、クーラント流路55の先端部は支持穴53
に接続してクーラント噴出口50に連通してい
る。
上記構成を有するNC旋盤の工具保持装置で
は、各種バイトをその第1工具取付溝24、第2
工具取付溝26に適宜に保持することができ、バ
イト押えボルト25,25を緩めておいてから第
1工具取付溝24に直バイト30のシヤンク31
を嵌挿し、位置を決めてから螺合孔24a,24
aに螺合したバイト押えボルト25,25の先端
でシヤンク31を押し付けて締結する。
同様にバイト押えボルト27,27を緩めてお
いてから第2工具取付溝26に平行バイト40の
シヤンク41を嵌挿し、位置を決めてから螺合孔
26a,26aに螺合したバイト押えボルト2
7,27の先端でシヤンク41を押し付けて締結
する。
クーラント噴出口50は球形で縦横に方向を変
えることができるから、前記のようにして位置が
定まつた外径チツプ32、溝チツプ33、内径チ
ツプ42に向け、各クーラント噴出口50を調節
してクーラントをそれらに適切に流しかけること
ができるようにする。
切削加工は次のようにしてなされる。
第5図に示すように、直バイト30の外径チツ
プ32は2点鎖線の位置にある被加工物Aの外径
A1をその形状に沿つて移動して切削する。溝チ
ツプ33は1点鎖線の位置にある被加工物Aの溝
A2を加工する。平行バイト40の内径チツプ4
2は被加工物Aの内側に入り込んで内径A3を切
削する。これら切削の間クーラント噴出口50か
らはクーラントが各チツプへ流しかけられる。
直バイト30と平行バイト40との延びる方向
が違い懐が深いので、干渉することなくこれらの
加工がなされる。加工はNC制御されている。
第6図〜第8図は第2実施例を示しており、直
バイト30aと平行バイト40aとがバイトホル
ダ20の第1工具取付溝24、第2工具取付溝2
6に保持されている。
直バイト30aには外径チツプ34および溝チ
ツプ35が固設され、平行バイト40aには内径
チツプ43が固設されている。
第7図および第8図でわかるように、外径チツ
プ34はシヤンク31の頭部に小ボルト34aで
位置決めして固定され、溝チツプ35も同様に小
ボルト35aで位置決めして固定されている。
本実施例でも、前記第1実施例と同様、被加工
物Aの外径A1が外径チツプ34で、溝A2が溝
チツプ35で、内径チツプ43が内径チツプ43
で切削され、各クーラント噴出口50から各チツ
プにクーラントが流しかけられる。
第9図は第3実施例を示しており、直バイト3
0bと平行バイト40bとがバイトホルダ20の
第1工具取付溝24、第2工具取付溝26に保持
されている。
直バイト30bには端面チツプ36が固設さ
れ、平行バイト40bには荒仕上チツプ44およ
び仕上チツプ45ならびに溝チツプ46が固設さ
れている。クーラント噴出口はチツプの数に応じ
て増設してある。
本実施例は、平行バイト40bに3個のチツプ
が固設されていて、この平行バイト40bが被加
工物Bの内側へ旋盤の主軸に平行な方向から挿入
して切削する。端面チツプ36は被加工物Bの端
面を切削する。
このように、被加工物の形態によつてはバイト
が主軸に平行な方向に延びていることが大きな威
力を発揮する。
なお、前記各バイトの組合わせは被加工物に応
じて適宜なされるのは当然であるが、同一の組合
わせのバイトを備えたバイトホルダを刃物台に複
数固設し、チツプの摩耗に応じて交代させ、多数
の被加工物を連続的に製造することが可能であ
る。
また、複雑な加工を要する被加工物である場合
に、異なつた組合わせのバイトを備えたバイトホ
ルダをそれぞれ刃物台に固設し、それらを交代さ
せつつ1つの被加工物に他種類の加工をすること
ができる。
バイトホルダに備えるバイトの数2本以上必要
に応じて適宜増やすことができる。
「考案の効果」 本考案に係るNC旋盤の工具保持装置によれ
ば、バイトホルダに方向を異ならせた複数のバイ
トを保持させることができるようにし、かつ保持
されるべきバイトに応じて方向を調節できるクー
ラント噴出口を設けたから、加工の自由度が増
し、複雑な被加工物でも適切な条件で連続的に量
産することができ、刃物台の割出し回数も少なく
なつてロスタイムも減少し、各種要素を併せて全
体としてコストダウンすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示して
おり、第1図はバイトホルダにバイトを取付けた
状態の平面図、第2図はバイトホルダの斜視図、
第3図はバイトを備えたバイトホルダの斜視図、
第4図は第1図−線断面図、第5図は動作説
明図、第6図〜第8図は第2実施例を示してお
り、第6図はバイトホルダにバイトを取付けた状
態の平面図、第7図は直バイトの平面図、第8図
は同じく正面図、第9図は第3実施例を示してお
り、バイトホルダにバイトを取付けた状態の部分
平面図である。 10……タレツト刃物台、20……バイトホル
ダ、24……第1工具取付溝、26……第2工具
取付溝、30,30a,30b……直バイト、4
0,40a,40b……平行バイト、50……ク
ーラント噴出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. NC旋盤の割出し自在な刃物台に固定される工
    具保持装置であつて、略L字形状をし、各々の先
    端部に前記NC旋盤の主軸軸線と平行な方向およ
    びこの主軸軸線と直交する方向に少なくとも2つ
    以上の工具取付け溝を形成したバイトホルダー
    と、前記工具取付け溝に取付けられるとともに、
    前記主軸軸線と平行な方向または前記主軸軸線と
    直交する方向にチツプを向い合わせて固定した工
    具と、前記少なくとも2つ以上の工具取付け溝相
    互間の中間位置に同列に設けられ、前記工具の全
    チツプに向けて切削剤を供給する方向調整可能な
    複数の切削剤噴出口とからなり、前記工具の全チ
    ツプに常時切削剤供給を行なうことを特徴とする
    NC旋盤の工具保持装置。
JP1984147714U 1984-09-30 1984-09-30 Expired JPH0354806Y2 (ja)

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JPS4726060U (ja) * 1971-04-07 1972-11-24
JPS5669001A (en) * 1979-10-25 1981-06-10 Coromant Eng Gmbh Cutting working method and its device

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