JPH0354735B2 - - Google Patents

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JPH0354735B2
JPH0354735B2 JP60236995A JP23699585A JPH0354735B2 JP H0354735 B2 JPH0354735 B2 JP H0354735B2 JP 60236995 A JP60236995 A JP 60236995A JP 23699585 A JP23699585 A JP 23699585A JP H0354735 B2 JPH0354735 B2 JP H0354735B2
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JP
Japan
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pile
hammer
tip
pushing
hole
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JP60236995A
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JPS6299511A (ja
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無騒音でかつ薬剤等による土質汚染
の恐れのない基礎杭を押込む工法に関する。
〔従来の技術〕
基礎杭の打込み方法として、従前の杭頭部を打
設する工法において発生する騒音、振動等を無く
した低公害工法の一つとして、セメントミルクを
注入しながらアースオーガーで掘削し、そこに杭
を沈設する工法がある。
ところが、このセメントミルクを用いる工法に
は、騒音、振動等の発生は少ないにしても、経費
と時間が掛り過ぎる、工法を行つている途中過程
での沈設する杭に対する支持力の不足の問題、さ
らには、近年、地中に注入したセメントミルクに
よる地下水汚染等の欠点がある。
このセメントミルク工法に代わる工法として、
予めオーガーでプレボーリングを行い、そこに挿
入したコンクリート杭の先端を打撃することによ
つて、騒音、振動を低減しようとする工法が、特
開昭47−8408号公報、特開昭55−52428号公報、
特開昭57−10244号公報、実開昭57−71543号公
報、特開昭58−58320号公報、特開昭58−58321号
公報等に開示されている。
ところが、このようにプレボーリングによつて
生じたスラム部分に杭を打ち込む工法において
は、打ち込まれた杭の支持力が不足し、その支持
力が不足するために打設杭の数を多くして、個々
の杭の支持力不足を補う必要があり、経済的に大
きな無駄を生じる。
また、無騒音と支持力の増大とを狙つて、直接
杭先端部分を槌打ちする工法も特開昭54−132306
号公報、特開昭61−10624号公報等に開示されて
はいるが、基本的には杭打ち込み先端と連結した
伝達棒の上端を槌打ちするものであるので騒音の
低減には左程有効ではなく、また、伝達棒そのも
のも槌打ちに耐えるだけの強度を有するものであ
る必要がある。さらに、その構造上、杭の先端を
ボルトで止めるものであるので、硬い土中での作
業の実施には不向きである等の欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明において解決しようとする課題は、無騒
音、無振動でありながら、セメントミルクのよう
な有害な固化剤を使用する必要がなく、その上、
経済的に且つ効率的に多くの土質に対しても適用
できる杭打ち込み法を確立することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の杭押込工法は、杭の上端に貫通孔を有
する押込用ハンマーと、同貫通孔内に槌打用ハン
マーを配置すると共に、杭の先端に杭外面を槌打
用ハンマーの槌打ち長さに対応する摺動長さを有
する管体と槌打ち底面とからなる杭先端支持器を
配置し、前記押込用ハンマーを作働して杭の先端
に外圧を加えると共に、前記押込用ハンマーの貫
通孔に配置された槌打用ハンマーを杭に穿設され
た貫通孔を通して前記杭先端支持器の管体側面を
杭の下部側面に摺動させながら底面を槌打ちする
ことを特徴とする。
〔作用〕
本発明は、杭の上端に配置されている押込用ハ
ンマーを作働して杭の先端に外圧を加える要件
と、杭先端支持器の管体側面を杭の下部側面に摺
動させながら底面を槌打ちする荷重を杭の上端に
付与する要件とが複合されて、とくに、杭先端の
押し込みハンマーによる動荷重が槌打用ハンマー
による杭先端支持器の地中への進行を助長し、こ
の複合された押し込み力による押し込みのストロ
ークは杭先端支持器を構成する管体そのものが相
当量摺動できるために、相当量の杭の押し込み力
を及ぼすことができて杭の押し込み量を増大させ
る作用がある。
したがつて、本発明の工法を適用する場合には
杭を押し込むに際しての予備掘削や水、汚水、固
化液等の補助手段を伴う必要は全くない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す添付図に基づいて
説明する。
第1図は本発明の工法を実施するために使用す
る装置の例を示す。
同図を参照して、5は地中に打設するための基
礎杭を示す。同杭5の先端には、杭5の外側面に
摺動可能に設けられた杭先端支持器1が設けられ
ている。同杭先端支持器1は、第2図と第3図に
示すように、底板2と管体3とからなり、管体3
の内壁には杭の外側面との摺動に際して、その位
置止めをする係止突起4が設けられている。
7は杭5の上端面5aをハンマー打設するため
のハンマーを示す。その取付け構造を一部断面に
よつて示す第4図も併せ参照して、鉄製の例えば
4〜5tの重量を有するもので、ハンマーの筒状本
体8の軸線方向に貫通孔9を設けると共に上記貫
通孔と同心状に杭5の上端面5aをカバーするキ
ヤツプ部10を下端に設けている。ハンマーの筒
状本体8の外側にはリードタワー13に沿つて摺
動させるため案内部12,12を設けてあり、1
1は下の案内部12に設けた滑車を示す。また、
14は前記ハンマー7と杭5の空洞部9を通して
リードタワー13からワイヤ15により吊下げら
れた例えばモンケンハンマーのような槌打用ハン
マーを示す。同槌打用ハンマー14は杭5の下端
部の支持器1の底面を槌打するために使用され
る。
第5図〜第7図は、上記第1図〜第4図に示す
装置を用いた本発明の工法の実施態様を示す。
第5図は本発明の工法を開始するに当たつて、
先端に杭先端支持器1を取付けた杭5を予備的に
掘削形成した掘削した穴6に装着した状態を示
す。この配置において、ワイヤ15によつて槌打
ちハンマー14を作動して杭先端支持器1の底面
を打設しこれによつて支持器1は杭5の先端外周
面を摺動して、地中に進入する。
第6図は杭先端支持器1が地中に進入した状態
を示す。
この状態で、その上方からワイヤ17を操作し
て押込用ハンマー7のキヤツプ部10を杭5の頭
部5aに嵌合させ上記ハンマーを乗せ、僅かにハ
ンマー運動を行うと、上記杭5を地中に進入させ
るように働く。
ワイヤ17を巻取つて上方に引張ると、杭5に
は押込用ハンマー7の重量に加えて、滑車11,
18,19により引張りに用いた数倍の力が上記
杭の進入方向に働く。このハンマー7の作動によ
つて、杭5の上端面は押付けられて杭5の下端は
地中に進入した杭先端支持器1の底面に押付けら
れる。
この槌打ハンマー14と押込用ハンマー7の作
動によつて、効果的に杭5は杭先端支持器1の進
入に伴なつて地中に進入することになる。
また、第6図で示すように、杭の円周摩擦が大
きく杭本体と押込用ハンマー7自体の重量だけで
は、杭が落下しない場合には、杭先端支持器1と
杭5との間に〓間21を生ずることがある。この
場合には、第1図に示したワイヤ17を通しての
締付けを強化すると杭5はその先端が杭先端支持
器1の底板2に達するまで進入を強制され、ほぼ
一緒に土中に進入することになる。従つて、現実
には杭5と杭先端支持器1とが離間したままにな
ることはない。
このように、ワイヤ17の緊張力を調整するこ
とで、従来工法ではできなかつた、あらゆる条件
の土質に対応することが可能となつた。
さらに、この場合のワイヤ17の緊張力を測定
することでも杭の支持力を概略知ることも可能で
ある。
上記槌打作業が杭先端支持器1の底板2に対し
て土中に行われるため騒音を生じない。軽量の杭
先端支持器1を槌打するため重量のある杭5を槌
打する場合に比べて進入深さが大きく杭5の破損
を生じない。その上、杭の埋設作業は槌打と押込
とを反復するため、短時間で所定の工事を終了す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によつて以下の効果を奏することができ
る。
(1) 短時間で騒音の発生なく作業を行なうことが
できる。
(2) 杭自身を槌打しないので杭の損傷がなく満足
な耐力荷重を有する基礎工事を行える。
(3) セメントミルク等の固形剤を積極的に使用す
る必要がないので無公害作業が可能である。
(4) ワイヤー等の緊張手段による緊張力を調節す
ることで、あらゆる土質に対応できる。
(5) 従来の工法に比べ押し込みハンマーを小さく
でき、全体の作業面積を小さくできるので、都
市部の作業に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
添付図は本発明工法の実施例を示す図である。
第1図は本発明の工法を実施するために使用する
装置の例を示す。第2図および第3図は本発明で
使用する杭先端に摺動可能に取付けられる支持器
を示す。第4図は杭の上端を打設するためのハン
マーの取付け構造を示す。第5図〜第7図は第1
図〜第4図に示す装置を用いた本発明の工法の実
施態様を示す。 1:杭先端支持器、2:底板、3:管体、4:
係止突部、5:杭、5a:頭部、6:穴、7:押
込用ハンマー、8:筒状本体、9:貫通孔、1
0:キヤツプ部、11:滑車、12:案内部、1
3:リードタワー、14:槌打用ハンマー、1
5,16,17:ワイヤ、18,19:滑車、2
0:穴、21:〓間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 杭の上端に貫通孔を有する押込用ハンマー
    と、同貫通孔内に槌打用ハンマーを配置すると共
    に、杭の先端に杭外面を槌打用ハンマーの槌打ち
    長さに対応する摺動長さを有する管体と槌打ち底
    面とからなる杭先端支持器を配置し、前記押込用
    ハンマーを作働して杭の先端に外圧を加えると共
    に、前記押込用ハンマーの貫通孔に配置された槌
    打用ハンマーを杭に穿設された貫通孔を通して前
    記杭先端支持器の管体側面を杭の下部側面に摺動
    させながら底面を槌打ちする杭押込工法。
JP23699585A 1985-10-22 1985-10-22 杭押込工法 Granted JPS6299511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23699585A JPS6299511A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 杭押込工法

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JP23699585A JPS6299511A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 杭押込工法

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Publication Number Publication Date
JPS6299511A JPS6299511A (ja) 1987-05-09
JPH0354735B2 true JPH0354735B2 (ja) 1991-08-21

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ID=17008824

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JP23699585A Granted JPS6299511A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 杭押込工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621957Y2 (ja) * 1987-12-22 1994-06-08 誠二 松下 ダブルハンマー式杭打ち装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110624A (ja) * 1984-06-26 1986-01-18 Mitsui Concrete Kogyo Kk 杭施工方法

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