JPH0354639Y2 - - Google Patents

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JPH0354639Y2
JPH0354639Y2 JP1986072148U JP7214886U JPH0354639Y2 JP H0354639 Y2 JPH0354639 Y2 JP H0354639Y2 JP 1986072148 U JP1986072148 U JP 1986072148U JP 7214886 U JP7214886 U JP 7214886U JP H0354639 Y2 JPH0354639 Y2 JP H0354639Y2
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heater
toilet seat
temperature
seat body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はヒータを内装して便座本体を加熱す
る暖房便座の改良に関する。
〔従来技術〕
一般に暖房便座は、第6図に示すように、便座
本体1と、ヒータ2を接着して前記便座本体1の
裏面に貼着したアルミ箔など熱伝導性のよい金属
箔シート3と、便座本体1の裏面と金属箔シート
3との間に感温部4aを挟着したサーミスタなど
からなる温度センサ4とによつて構成し、ヒータ
2を通電制御することにより便座本体1の表面を
一定温度で加温する。
〔従来技術の問題点〕
前記構造の暖房便座において、便座本体1の温
度を検出する温度センサ4は、第6図のように、
便座本体1裏面のヒータ2,2間に凹設した凹部
5に感温部4aを挿入し、その上面に金属箔シー
ト3を被着して便座本体1に固定していたので、
便座温度を正確に検出することが困難であつた。
即ち、温度センサ4の感温部4aが、ヒータ2
から離れた位置に取付けられている場合、ヒータ
2から感温部4aへの熱伝導が便座本体1や金属
箔シート3を介して間接的に行われるので時間が
かかり、この結果、ヒータ2の温度が適温を上回
つた時点で感温部4aが便座本体1の適温を検出
することとなるため、それだけ便座本体1の表面
温度が高くなる。又、ヒータ2の温度が降下した
場合は、逆に前記熱伝導の遅れが、ヒータ2の温
度が適温を下回つた時点で温度センサ4の感温部
4aにより適温を検出することになるため、便座
本体1の表面温度は設定温度に対して上下に大き
な変動を繰り返し、快適温度に維持することが困
難であつた。前記の問題点を解決するために、例
えば、ヒータを、その一部のみを温度センサの感
温部に近接させて配線する方法の開発されている
が、この場合は、便座本体の表面温度の変動幅を
多少抑制することができるものの、ヒータの配線
に手間がかかり、暖房便座の製作工程を増加させ
る欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は前記の欠点を除去し、温度センサに
よりヒータの温度を的確に検出して便座本体の表
面を使用に適した快適温度に維持しることができ
る暖房便座を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は温度センサの感温部をヒータと接触
させて、感温部とヒータとを支持板にて便座本体
の裏面に一体的に支持固定することにより、ヒー
タ温度を的確に検出して便座本体の表面温度を適
切に温度制御するようにしことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例を第1図ないし第5図によ
り説明する。
第1図において、11は便器12の上面に乗載
されてその後部上面に取付けた制御箱13に擺動
自在に枢着した便座本体、14は第2図に示すよ
うに、便座本体11の上面裏側に貼着した金属箔
シート14aを介して前記本体11に接着などの
手段により均等な間隔で並設配線したヒータで、
第5図に示すように、一端は温度ヒユーズ15、
コード17aを、他端はスイツチング素子17、
コード17bをそれぞれ介して制御箱13内に設
けたコントローラ16に接続される、18は第2
図、第3図に示すように、感温部18aをヒータ
14に接触させてヒータ14の温度を検出する温
度センサで、リード線18bを介してコントロー
ラ16に接続される。次に前記温度センサ18の
感温部18aをヒータ14に接触させる構造につ
いて説明する。感温部18aをヒータ14に接触
させるには支持板19を使用するもので、この支
持板19は第4図に示すように、ヒータ14を挿
通した状態で押圧する支持部19aは、ヒータ1
4の直径とほぼ同じ曲率で曲成し、感温部18a
を収容する収容部19bは前記支持部19aより
小さな曲率で、しかも、先端部を先すぼみ状とな
して、縦断面がほぼW字型となるよう合成樹脂に
より一体成型して構成される。そして、前記支持
板19を取付る場合は、第2図、第3図に示すよ
うに、支持板19の支持部19aにヒータ14を
挿通した状態で金属箔シート14aに載せ、支持
板19端部の板体面19cに穿孔した透孔19d
に、便座本体11の上面裏側に金属箔シート14
aを貫通して突設した突起20を挿通し、この突
起20の突出端を熱により溶かして支持板19の
板体面19cに溶着させて前記支持板19を便座
本体11の裏面に支持固定する。このようにし
て、支持板19を固定した後、支持板19の収容
部19bの径太部方向から(第4図の左方向から
右方向にかけて)第2図のように、温度センサ1
8の感温部18aを押し込む。収容部19bの先
端は先すぼみ状になつているので、感温部18a
は収容部19bからくさび作用によつて抜脱する
ことがなく、直接ヒータ14と接触させて収容す
ることができる。この状態で温度センサ18のリ
ード線18bをヒータ14に一定の長さ並設さ
せ、粘着テープ21を両部材の上面から金属箔シ
ート14aを貼着してリード線18bをヒータ1
4及び金属箔シート14aに固定することによ
り、感温部18aが支持板19の収容部19bか
ら抜脱するのを確実に阻止する。粘着テープ21
により固定された温度センサ18のリード線18
bは、第2図のように、ヒータ14上を横切つて
便座本体11の裏側隅部に突設した係止突起22
と便座本体11の側壁との間で、カバーを被覆し
た温度ヒユーズ15とともに一体に挟持固定され
てコントローラ16に接続される。図中、23は
ヒータ14の他端とスイツチング素子17、コー
ド17bとの接続部で、便座本体11と係止突起
22aとの間に挟持固定される。24はコードブ
ツシユで、便座本体11の側面に切欠いた切欠部
25に出し入れ自在に挟着されて、ヒータ14の
コード17a,17b及び温度センサ18のリー
ド線18bと接続したコード17cがそれぞれ貫
通支持される。
そして、便座本体11を加温する場合は、ヒー
タ14に通電し、このヒータ14の温度を、ヒー
タ14と直接接触させて取付けた温度センサ18
により検出し、温度センサ18からの検出信号に
てコントローラ16は、ヒータ14への通電を制
御し、便座本体11の表面温度を上下に変動させ
ることなく一定に保持させる。なお、26は便座
温度調整用の可変抵抗である。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、便座本体の上
面裏側に並設配線したヒータの配線途中におい
て、ヒータを挿通支持する支持部と温度センサの
感温部を収容する先細状となした小径な収容部と
を一体に形成した支持板を、前記ヒータを挿通し
た状態で便座本体に係着し、この支持板の収容部
に温度センサの感温部をヒータと直接接触させて
収容し、温度センサのリード線はヒータと並設さ
せて便座本体に粘着テープにて止着することによ
り、温度センサが支持板の小径な収容部から抜脱
して便座本体に脱落することなくヒータと接触さ
せて取付けるように構成されているので、この考
案は次のような効果を有する。
この考案において、ヒータと温度センサの感
温部とを、便座本体の上面裏側に一体的に支持
固定する支持板は、ヒータを挿通する支持部と
温度センサの感温部を収容する収容部とが同一
部材により一体的に形成されているので、温度
センサの感温部を、従来のように、ヒータと離
間して取付けることなく、ヒータと密に接触さ
せて取付けることができるため、ヒータの温度
が確実に検出することが可能となり、この結
果、暖房便座の温度制御が的確に行い得、便座
本体の表面温度を常に一定温度に維持すること
ができる。
その上、温度センサの感温部を収容する支持
板の収容部は、ヒータの支持部と平行させてそ
の先端部が先細状に形成してあるので、前記感
温部を収容部に収容した際、感温部は収容部の
先細部を利用してくさび作用により、容易に抜
脱しないように収容保持させることができると
ともに、該収容部はヒータが挿通する支持部と
は連通状態で形成されているので、温度センサ
の感温部は前記支持板の収容部に収容すること
によつて、前記くさび作用と相まつてヒータの
外周部絶縁に、該絶縁となじませた状態で密に
接触させることができるため、ヒータの温度検
出を正確に行うことができる。
又、支持板自体は、支持部にヒータを挿通し
た状態で板体面の透孔を貫通して支持板上に突
出する便座本体の裏面に突設した突起の頂部
を、熱により溶かして前記板体面に溶着するだ
けの簡単な作業で、便座本体の裏面に取付ける
ことができるので、支持板を便座本体の裏面の
所定位置に迅速・容易に、しかも、便座本体と
密着させて取付けることができる。その上、温
度センサは、その感温部を前記支持板の収容部
にくさび作用によつてヒータと直接接触させた
状態で収容保持されているので、便座の開閉動
作時に生ずる衝撃によつて、感温部が支持板の
収容部から脱落してヒータの温度検出ができな
くなるという問題は全く生ぜず、温度センサを
簡易な構造で便座本体に確実に支持・固定させ
ることができる。
更に、ヒータ及び温度センサを便座本体の裏
面に保持させる支持板は、合成樹脂を用いて成
型加工することにより、容易に、かつ、多量に
生産することができるので、経済的であるとと
もに、その取付けに際しても、特別なスペース
や手間等を要することなく、ヒータの配線途中
においてヒータを挿通した状態で熱溶着するだ
けで簡易に取付けることが可能となり、これに
より、暖房便座を手間等を要せず、かつ、製作
コストを上昇させることなく、合理的に、しか
も経済的に製作できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の暖房便座を取付けた便器の
斜視図、第2図は暖房便座の要部を拡大して示す
斜視図、第3図は第2図のA−A線に於ける断面
図、第4図は支持板の斜視図、第5図は電気回路
図、第6図は従来の暖房便座の要部を示す縦断面
図である。 11……便座本体、14……ヒータ、18……
温度センサ、19……支持板、19a……支持
部、19b……収容部、21……粘着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便座本体11の上面裏側にヒータ14を並設配
    線するとともに、このヒータ14を配線した便座
    本体11の上面裏側の所定位置には、前記ヒータ
    14の直径とほぼ同径の支持部19aと、この支
    持部19aより小径で、かつ、支持部19bと連
    通して平行する先端部が先細状となした収容部1
    9bと、更に、前記支持板19a及び収容部19
    bの側方にそれぞれ展延されて透孔19dを穿孔
    した板体面19cとを一体的に備えて成型加工し
    た支持板19を、その支持部19aに配線途中の
    ヒータ14を挿通させて配置し、該支持板19の
    板体面19cの透孔19dに便座本体11の裏面
    に突設した突起20を挿通してその突出端を板体
    面19cに溶着し、更に、支持板19に先細状に
    形成した収容部19bに、温度センサ18の感温
    部18aを、ヒータ14と密接させて収容した状
    態で、便座本体11に固定するようにしたことを
    特徴とする暖房便座。
JP1986072148U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0354639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986072148U JPH0354639Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP1986072148U JPH0354639Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62183796U JPS62183796U (ja) 1987-11-21
JPH0354639Y2 true JPH0354639Y2 (ja) 1991-12-03

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ID=30915346

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568686B2 (ja) * 1979-09-21 1981-02-25
JPS5914831A (ja) * 1982-07-16 1984-01-25 松下電器産業株式会社 暖房便座

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568686U (ja) * 1979-06-30 1981-01-24

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