JPH0354617B2 - - Google Patents

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JPH0354617B2
JPH0354617B2 JP58234827A JP23482783A JPH0354617B2 JP H0354617 B2 JPH0354617 B2 JP H0354617B2 JP 58234827 A JP58234827 A JP 58234827A JP 23482783 A JP23482783 A JP 23482783A JP H0354617 B2 JPH0354617 B2 JP H0354617B2
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JP58234827A
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JPS60127115A (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、本体略中央に空隙部を有するシース
ルーヘツドレストの製造方法に関するものであ
る。
背景技術 従来、略中央に空隙部を有するシースルーヘツ
ドレストの製造にあたつては、略ロ字状に形成し
たクツシヨン体の外周面を覆う表皮材と内周面を
覆う表皮材と前後側面を覆う表皮材とを用い、外
周面を左右に二分割した状態で夫々を縫着してヘ
ツドレストカバーを形成し、そのカバーをフオー
ム材に被着した後外周面の分割縁をスライトフア
スナで封止するようにすることが提案されている
(実開昭58−34653号)。然し、このようにして製
造したヘツドレストでは、各表皮材の縫い合せに
手間が掛るばかりでなく縫目が外周並びに内周の
各縁に位置して見易い部分に露呈するため外観上
好ましくない。
発明の開示 本発明は、上述の欠点に鑑みて、カバーを簡単
に体裁良く被着可能にするシースルーヘツドレス
トの製造方法を提供すること、を目的とする。
即ち、本発明に係るシースルーヘツドレストの
製造方法においては、略ロ字状に予め裁断した二
枚の表皮材をその各表側を互いに対向させて重ね
合せ、その開口縁のみを予め裏面側より接合し、
しかる後に表皮材の開口内に未接合の片側外周縁
を順次通過させつつ接合個所を境にして表皮材を
反転させることによりヘツドレストカバーを成形
し、そのカバーを予め略ロ字状に形成したウレタ
ンフオーム等のクツシヨン体に被包装着すると共
にカバーの外周縁間を表面側より接合するように
されている。
実施例 以下、図面を参照して詳細に説明すれば、次の
通りである。
図示実施例では、略中央に空隙部aを有するシ
ースルータイプのヘツドレストを製造する場合が
示されている。このヘツドレストは、織物或いは
編物等の布地で形成したヘツドレストカバーAで
予めステーB等と一体に発泡成形したウレタンフ
オーム等のクツシヨン体Cを被覆することにより
製造されている(第1図参照)。
その製造にあたつては、予め所望形状に裁断し
た二枚の布製表皮材1,1を接合することにより
ヘツドレストカバーAを成形する。その各布製表
皮材1,1は、略中央にヘツドレストAの空隙部
に相応した開口1a,1aとステーBの挿入孔を
形成する切欠1b,1bを持ち、その開口縁、外
周縁間を夫々接合してもクツシヨン体Cを被包し
得る面積を持たせて裁断成形する(第2図参照)。
これら二枚の表皮材1,1は各表側1c,1cを
互いに対向させて重ね合せ、その開口1a,1a
の端縁1d,1dのみを切欠1b,1bを除き全
周に亘つて裏面側より縫合する(第3図参照)。
しかる後、その接合した開口部内に未接合の外周
縁1e,1eで片側のみを順次通過させつつ縫目
を境にしてカバー全体を反転させることにより略
中央に空隙部を有する中空な袋状にカバーAを形
成する(第4図a参照)。その反転では、開口1
a,1aの接合した端縁1d,1dがヘツドレス
トカバーA内に位置すると共に重ね合せた表皮材
1,1の各表側1c,1cを夫々外側に露呈する
ようになる(第4図b参照)。
このようにして形成したヘツドレストカバーA
に対し、ウレタンフオーム等のクツシヨン体Cを
収容するよう配置する。そのクツシヨン体Cは、
ステーBを一体にして予め略ロ字状に発泡成形し
たものである。そのカバーAは、そのクツシヨン
体Cの中央開口より各辺を包み込むような受入れ
ることによりカバーAの内部にクツシヨン体Cを
収容するようにでき、その後にカバーAの未縫合
な外周縁1e,1eを折込んで表側より互いに縫
い合せ接合することができる。また、端縁1e,
1eを折返すことなく、そのまま対面させて縫着
或いはウエルダー接合した後、その継ぎ目に沿つ
てはワイヤまたはゴム環2をあてがい配置すると
共にワイヤまたはゴム環2で締付け固定すること
により接合端末3をクツシヨン体C(第5図a,
b参照)内に圧入埋設するようにもできる。その
ワイヤ或いはゴム環2としては、クツシヨン体の
開口内周長さより相対的に小さな略四辺形を呈す
るものが用いられている。また、クツシヨン体C
の接合端末3を埋込み配置する個所には凹溝4を
形成し、その凹溝4内に接合端末3を位置決め配
置することができる。その凹溝4は奥に向つて幅
が広くなる略あり溝状を呈するように形成するこ
とができ、また溝4の深さl1を接合端末3の長さ
l2より若干浅く形成することによりワイヤ或いは
ゴム環2で接合端末3を引張り埋設するとクツシ
ヨン体Cの圧縮変形で凹溝4が開放端を完全に閉
じるようにすることができる。従つて、この場合
には接合端末3を更に確実にクツシヨン体C内に
挾込み止着でき、しかも表皮の縫ぎ目を密着固定
することもできる。
また、未縫合な端縁1e,1eの止着にあたつ
ては、クツシヨン体Cに設けた凹溝4内にモール
5を予め嵌込み配置し、そのモール5に表皮の各
端縁1e,1eに取付けたテープ6,6を嵌込み
固定することにより止着するようにもできる(第
6図a,b参照)。そのテープ6は一つ6aまた
は複数6a,6bの逆さ縁を持ち、熱可塑或いは
熱硬化性プラスチツクでインジエクシヨン成形し
たもので、表皮の内面側で端縁1e,1eに縫着
またはウエルダー接合で取付けることができる。
モール5は横断面略みぞ形に熱可塑或いは熱硬化
性プラスチツクでインジエクシヨン成形したもの
であり、その受口内には受口内を仕切る仕切板5
aが一体成形されており、更に受口内にはテープ
6,6の逆さ縁6a,6aと噛合する止め縁5
b,5cが突出成形されている。この止め縁5
b,5c以外に、受口内にはテープ6,6の両側
に設けた片方の逆さ縁6b,6bと噛合する止め
縁5d,5eを仕切板5aより突出することによ
り設けることができる。なお、モール5は表皮で
被包するクツシヨン体に発泡成形時に一体装着し
たものであつてもよく、また、仕切板5aでは表
皮の縫ぎ目を隠蔽するため突端側に真円形或いは
半円形などの玉縁5fを一体成形することができ
(第6図b参照)。その玉縁5fの表面にはシボ等
を付形して装飾性を高めるとよい。
この場合には、モール5にテープ6,6を嵌込
んで逆さ縁6a,6bを止め縁5b,5c,5
d,5eと噛合するだけで各端縁間を継合せ止着
できるものである。テープ6の嵌込みにあたつて
は中央の仕切板5aで区切つた各受口部内に片側
づつ差込むようにすればよく、片側をセツト後に
他側を引張しても抜外ずれずに密着固定すること
ができる。従つて、極めて能率よく嵌込み作業を
行うことができ、また、テープ6の嵌着後に仕切
板5aでテープ6を押圧支持するから逆さ縁6
a,6bと止め縁5b,5c,5d,5eとを確
り噛合させることによりテープ6の抜外れを完全
に防止することができる。
更に、クツシヨン体Cに設けた凹溝4内に予め
嵌込み配置され或いはクツシヨン体に発泡成形時
に一体装着される横断面略みぞ形の受けモール7
内に表皮の各端縁1e,1eを重ね合せ折込むこ
とにより凹状を呈するよう保形させ、その表皮端
縁の凹所内に押えモール8を嵌込み装着すること
により各端縁1e,1eを止着するようにするこ
ともできる(第7図参照)。この押えモール8は
横長のベルト状に形成したものであり、表皮端末
の凹所内に嵌合う部分より膨出成形した頭部8a
と下面定間隔毎に一体的に突出成形した止めピン
8bとを備えている。その頭部8aは表皮端末の
凹所上に被さるよう位置し、また止めピン8bは
受けモール7内で重ね合わさる表皮端末を挿通
し、更に受けモール7を挿通して、その先端はク
ツシヨン体C内に挿置されている。この場合に
は、各端縁を凹状に組合せて止めピン8bで止着
するものであり、またその組合せ止着個所を押え
モール8で隠蔽することにより外側に露呈させる
ことがない。
このようにして製造されたヘツドレストでは、
表皮材1,1一辺を予め接合して反転することに
よりカーバー内に位置させると共に、一枚に成形
したカバーでクツシヨン体を包み込むから簡単に
外周縁間の接合を行うようにでき、また外周縁の
接合部もカバーの外側に露呈させないようにし得
るので、外観上体裁の良いものにすることができ
る。
発明の効果 以上の如く、本発明に係るシースルーヘツドレ
ストの製造方法に依れば、外観上体裁の良いヘツ
ドレストを簡単な作業で製造することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法で製造するシースル
ーヘツドレストの一部切欠斜視図、第2〜4図は
本発明に係るシースルーヘツドレストの製造工程
を示す説明図、第5図a,bは開口部端末を止着
する手段の一例を示す説明図、第6図a,b及び
第7図はそれぞれ同手段の他の実施例を示す説明
図である。 1,1:表皮材、1a,1a:開口、1c,1
c:表皮材の表側、1d,1d:開口縁、1e,
1e:外周縁、a:空隙部、A:ヘツドレストカ
バー、C:ウレタンフオーム等のクツシヨン体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体略中央に空隙部を有するシースルーヘツ
    ドレストを製造するにあたり、空隙部に相応する
    開口を持つて略ロ字状に予め裁断した二枚の表皮
    材をその各表側を互いに対抗させて重ね合せ、そ
    の開口縁のみを予め裏面側より接合し、しかる後
    に表皮材の開口内に未接合の片側外周縁を順次通
    過させつつ接合個所を境にして表皮材を反転させ
    ることによりヘツドレストカバーを形成し、その
    カバーを予め略ロ字状に形成したウレタンフオー
    ム等のクツシヨン体に被包装着すると共にカバー
    の外周縁間を表面側より接合するようにしたこと
    を特徴とするシースルーヘツドレストの製造方
    法。
JP58234827A 1983-12-13 1983-12-13 シ−スル−ヘッドレストの製造方法 Granted JPS60127115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58234827A JPS60127115A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 シ−スル−ヘッドレストの製造方法

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JP58234827A JPS60127115A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 シ−スル−ヘッドレストの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60127115A JPS60127115A (ja) 1985-07-06
JPH0354617B2 true JPH0354617B2 (ja) 1991-08-20

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JP58234827A Granted JPS60127115A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 シ−スル−ヘッドレストの製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290711A (ja) * 1987-05-23 1988-11-28 Tokai Chem Ind Ltd 環状構造を有する一体発泡成形品の製造方法
JPH01135625A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Tokai Chem Ind Ltd 表皮付発泡成形品の表皮形成方法

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JPS60127115A (ja) 1985-07-06

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