JPH0354613Y2 - - Google Patents

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JPH0354613Y2
JPH0354613Y2 JP1986047597U JP4759786U JPH0354613Y2 JP H0354613 Y2 JPH0354613 Y2 JP H0354613Y2 JP 1986047597 U JP1986047597 U JP 1986047597U JP 4759786 U JP4759786 U JP 4759786U JP H0354613 Y2 JPH0354613 Y2 JP H0354613Y2
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futon
small
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fur
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、敷きふとんの改良に関するもので
ある。
[従来の技術及びその問題点] 獣毛皮は、従来から自然の素材としての肌ざわ
り、保温性、豪華さなどの点において優れている
ため、寝具の素材として使用されている。そして
これを敷きふとんに使用する場合、敷きふとん全
体の表側地として一枚構成の獣毛皮が使用されて
いる。
ところが、上記従来の一枚構成の獣毛皮では、
クリーニングなどのメインテナンスが大変である
ため、ついそのまま長期間使用してしまう。その
ため獣毛皮の毛が絡み合つたり、毛並の感触が損
なわれたりするのみならず、体圧の多くかかる箇
所などはふとん体自体にもヘタリの現象が生じ、
せっかくの高価な獣毛皮つきの敷きふとんの劣化
を早める結果となる。
こうした不都合を解消する技術として、実開昭
60−50853号公報には、獣毛皮を表地として用い
た敷ふとんを、互いに分離・結合可能とされた3
枚の小ふとん体に分割した技術が示されている。
この技術によれば、3枚の小ふとん体の配列を
適宜変えることにより、獣毛皮の劣化を防止する
ことができる。
しかしながら、獣毛皮においては、特に皮部の
自重が大きく、この獣毛皮を敷布団に取り付けた
状態においては、側地と中綿との重量を加えて、
全体でかなりの重量(通常では15Kg前後の重量)
となるのが通常である。このため、小ふとん体自
体もかなりの重量となつており、こうした小ふと
ん体を移動させて配列を変えるという作業は、青
壮年者ならいざしらず、年少者や老年者にとつて
は、かなりな辛い作業とならざるを得ない。
すなわち、従来の敷ふとんにおいては、少ふと
ん体が重量物であるために、移動等の作業が困難
であるといる不都合があつた。
こうした不都合を解消するためには、例えば、
敷ふとんを多数の小ふとん体に分割して、1つの
小ふとん体を軽量とし、これらの多数の小ふとん
体を1つづつ移動させることにより、その移動を
容易とするという手段や、敷ふとんの中綿を少量
とすることにより、小ふとん体を軽量とする手段
も一応は考えることができる。
しかしながら、敷ふとんを多数の小ふとん体に
分割する手段においては、多数の小ふとん体を1
つづつ移動させるため、移動の手間が極めて煩雑
となり、また、中綿を少量とする手段において
は、弾力性や保温力が低下して敷ふとんとしての
商品価値がなくなるため現実的には実現困難であ
つた。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、小ふとん体の移動を容易とすることができる
敷ふとんを提供することを目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る敷きふとんは、二つのふとん半
体を上下に対面して重ね合せ、これら上下のふと
ん半体の側縁の少なくとも一部を分離可能な結合
手段により結合し、上下のふとん半体のうち上側
のふとん半体は、複数の小ふとん体からなり、こ
れらの小ふとん体は、互いに隣接する側縁どうし
を分離可能な連接手段により連接され、小ふとん
体の上面は獣毛皮で被覆されてなることを構成と
したものである。
[実施例] この考案に係る敷きふとんの実施例を第1図な
いし第3図を参照して説明する。この実施例に係
る敷きふとんは、下側ふとん半体1と、この下側
ふとん半体1の上に互いにその一面を対面させて
重ねあわされた上側ふとん半体2とからなつてい
る。
この上側ふとん半体2は、同一大きさの方形状
をなす3つの小ふとん体2a,2b,2cが長手
方向に隣接され、かつ互いに隣接する側縁部を、
フアスナー3(連接手段)で分離可能に連接され
て形成されている。
これら各小ふとん体2a,2b,2cは、それ
ぞれ上下側地4a,4bからなる側地4内に、中
綿として硬綿5が収納され、かつ上側地4aの上
面全体に羊毛皮6が毛部を表側にして被覆されて
形成されている。
前記硬綿4は、ポリエステル綿とポリプロピレ
ン綿とを混合して形成されてなるものである。
また前記下側ふとん半体1は、綿ツイールから
なる側地7内に硬綿8が収納されて形成されてい
る。
この硬綿8は、ポリエステル綿とポリプロピレ
ン綿とを混合して形成されてなるものである。そ
してこの硬綿8は、前記小ふとん体の硬綿5よ
り、その厚さを厚くして形成されている。従つて
その重量も上側ふとん半体2の硬綿5よりも重く
なつている。
上記のように構成された上側ふとん半体2と下
側ふとん半体1とは、互いにその一面を対面さ
せ、かつその長手方向の両側縁部をフアスナー9
(結合手段)で分離可能に結合されている。
上記実施例の敷きふとんによると、敷きふとん
を、上側ふとん半体2と下側ふとん半体1とに分
割し、これらのふとん半体によつて敷きふとんと
しての弾力性や保温力を保持させているので、上
側ふとん半体2の中綿の量を、1枚の敷ふとんに
比較して、半分以下に大幅に減少させることが可
能となる。このため、上側ふとん半体2を分割し
て形成された小ふとん体2a,2b,2cを軽量
とすることができる。
従来の獣毛皮付き敷ふとんにおいては、単に敷
ふとんの表面に獣毛皮を取り付けていたため、小
ふとん体の重量が大きくなり、移動が困難となる
という不都合があつたが、本実施例の敷ふとんに
よれば、上下のふとん半体に中綿を分割して配置
し、その分だけ、小ふとん体2a,2b,2cを
軽量とすることができるので、小ふとん体2a,
2b,2cの移動や配列を簡単とすることができ
るという利点がある。この利点は、特に、力の弱
い年少者や老年者において顕著である。
しかも、敷ふとん全体としての中綿の量は、下
側ふとん半体1にも中綿を収納しているために、
敷ふとん全体として十分なものとすることができ
る。
したがつて、本実施例の敷ふとんは、その保温
性や弾力性を犠牲にすることなく、小ふとん体2
a,2b,2cの移動等を容易とすることができ
るという利点を有している。
また中綿に硬綿5,8を使用しているので、ヘ
タリも少なく、適度の硬さが得られる。
また上下両ふとん半体1,2の長辺側部は連接
されていないため、通気性がよく湿気ることがな
い。また上下両ふとん半体1,2を分離すると、
独立のふとん体として個別に使用することもでき
る。
また下側ふとん半体1の硬綿8は、上側ふとん
半体2の硬綿5よりも厚くし、重量の重くなつて
いるので、重い羊毛皮6が被覆されている上側ふ
とん半体2と重量的につり合いがとれ、折り畳
み、持ち運びなどがやりやすくなる。
なお上記実施例においては、3分割した小ふと
ん体を用いたが、2分割、4分割でもよい。
また小ふとん体2a,2b,2cを同一大きさ
としたが、例えば体圧の大きい腰部の当接箇所等
を考慮して、それぞれの大きさを適宜きめてもよ
い。このようにすると、ローテーシヨンにより小
ふとん体の大きなヘタリを効果的に防止できる。
また上下ふとん半体1,2の長側縁部も連接す
るようにしてもよい。このようにすると、内部に
空気が保有され、保温性が増加する。
また羊毛皮6は、小ふとん体2a,2b,2c
の上側地4aの表面に被覆するようにしたが、羊
毛皮6と下側地4bとで側地4を形成するように
してもよい。また獣毛皮は、羊毛皮に限られるも
のではない。また中綿も木綿綿や羊毛綿を使用す
るようにしてもよい。また連結手段、連接手段も
フアスナーに限られるものではなく、ボタン、フ
ツク、紐などでもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る敷きふと
んは、二つのふとん半体を上下に対面して重ね合
わせ、これら上下のふとん半体の側縁の少なくと
も一部を分離可能な結合手段により結合し、上下
のふとん半体のうち上側のふとん半体を、複数の
少ふとん体から構成し、これら複数の小ふとん体
が互いに隣接する側縁どうしを分離可能な連接手
段により連接し、小ふとん体の上面を獣毛皮で被
覆した敷ふとんに構成されているので、上下のふ
とん半体によつて敷とんとしての弾力性や保温力
を保持させることができる。
したがつて、上側ふとん半体の中綿の量を、1
枚の敷ふとんに比較して大幅に減少させることが
可能となり、上側ふとん半体を分割することによ
つて形成された小ふとん体を軽量とすることがで
きる。
すなわち、従来の獣毛皮付き敷ふとんにおいて
は、単に敷ふとんの表面に獣毛皮を取り付けてい
たため、小ふとん体の重量が大きくなり、移動が
困難となるという不都合があつたが、本実施例の
敷ふとんによれば、上下のふとん半体に中綿を分
割して配置し、その分だけ、小ふとん体を軽量と
することができるので、小ふとん体の移動や配列
を簡単とすることができる。この効果は、特に、
力の弱い年少者や老年者において顕著である。
しかも、敷ふとん全体としての中綿の量は、下
側ふとん半体にも中綿を収納しているために、敷
ふとん全体として十分なものとすることができ
る。
したがつて、敷ふとんとしての保温性や弾力性
を犠牲にすることなく、小ふとん体の移動等を容
易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、この考案に係る敷きふと
んの実施例を示すもので、第1図はこの敷きふと
んの分解斜視図、第2図は上側ふとん体の分解斜
視図、第3図はこの実施例に係る敷きふとんを長
手方向に切断した断面図である。 1……下側ふとん体、2……上側ふとん体、2
a,2b,2c……小ふとん体、3,9……フア
スナー(結合手段、連接手段),6……羊毛皮
(獣毛皮)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つのふとん半体が上下に対面して重ね合わさ
    れ、これら上下のふとん半体の側縁の少なくとも
    一部は分離可能な結合手段により結合され、上記
    上下のふとん半体のうち上側のふとん半体は、複
    数の小ふとん体が互いに隣接する側縁どうしを分
    離可能な連接手段により連接されて形成され、上
    記小ふとん体の上面は獣毛皮で被覆されてなるこ
    とを特徴とする敷ふとん。
JP1986047597U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0354613Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986047597U JPH0354613Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP1986047597U JPH0354613Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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Publication Number Publication Date
JPS62157462U JPS62157462U (ja) 1987-10-06
JPH0354613Y2 true JPH0354613Y2 (ja) 1991-12-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515574A (ja) * 2004-10-12 2008-05-15 ダンフォーム・エーピーエス 布団マットレス

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Publication number Publication date
JPS62157462U (ja) 1987-10-06

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