JPH0354592B2 - - Google Patents

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JPH0354592B2
JPH0354592B2 JP62046195A JP4619587A JPH0354592B2 JP H0354592 B2 JPH0354592 B2 JP H0354592B2 JP 62046195 A JP62046195 A JP 62046195A JP 4619587 A JP4619587 A JP 4619587A JP H0354592 B2 JPH0354592 B2 JP H0354592B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血管内狭窄部を治療するために、狭
窄部を拡張し、狭窄部末梢側における血流の改善
を図るための拡張体付カテーテルに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来より、血管内狭窄部を拡張する拡張体付カ
テーテルとしては、例えば特開昭54−70683号公
報に示されるようなグリユンテイツヒタイプと呼
ばれるもの、また、例えば米国特許第4323071号
明細書に示されるようなシンプソン−ロバートタ
イプと呼ばれるものが用いられている。以前で
は、血管拡張適応症例も、解剖学的に冠動脈近位
部の限局性狭窄であり長さ15〜20mm程度、1枝病
変、石灰化していない病変部等に限定されてい
た。そして、より適応症例を拡大するために上記
タイプのカテーテルは、標準形状の他に、構造は
同じであるが先端のみを細くしたロープフアイル
形状の拡張体付カテーテルを開発し、より末梢側
血管内の狭窄、より高度(亜完全閉塞)な狭窄に
も適応できるようになつてきた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のグリユンテイツヒタイプと呼ばれるもの
では、2つのルーメンを有するカテーテルチユー
ブの先端近傍に拡張体を取り付け、2つのルーメ
ンの一方は先端で開口したガイドワイヤーおよび
先端圧測定用の通路であり、他方は拡張体基端側
で拡張体と連通して血管造影剤等を加圧注入し、
拡張体を膨張させるための流路である。そして、
上記カテーテルは、可撓性合成樹脂にて形成され
ている。
また、シンプソン−ロバートタイプと呼ばれる
ものは、先端が開口した第1のルーメンを形成す
る内管と、その内管との間に第2のルーメンを形
成し、先端部に拡張体を取り付けた外管よりなる
同軸的二重管構造を有しており、第2のルーメン
内に極細の金属パイプが気泡除去用に設けられて
いる。このタイプのカテーテルにおいても、上記
のグリユンテイツヒタイプと呼ばれるものと同様
に、カテーテルは、可撓性合成樹脂にて形成され
ている。
以上のように、カテーテルは血管内への挿入が
行えるために、可撓性合成樹脂にて形成されてい
る。しかし、可撓性合成樹脂にて形成したことに
より血管への挿入ができさらに血管壁に損傷を与
えにくいが、逆にその可撓性故に血管挿入中にカ
テーテルが折れ曲がるおそれがあり、さらにカテ
ーテル先端の微妙な移動、回転を行う場合に、カ
テーテルの基端部にてカテーテルを微妙に移動さ
せたり回転させたりしてそのトルクを先端に伝達
させる作業を行うが、このトルクがカテーテルの
可撓性故に吸収されてしまい、先端まで伝達され
にくく細かい操作性が悪いという欠点を有してい
た。
[上記問題点を解決するための手段] そこで、本発明の目的は、血管内への挿入中に
折れ曲がるおそれがなく、かつカテーテル基端部
にて与えたトルクの伝達性が高く操作性の優れた
拡張体付カテーテルを提供することにある。
上記目的を達成するものは、先端が開口した第
1のルーメンを有する内管と、該内管を内部に挿
通し、該内管の先端より所定長後退した位置に先
端部を有し、前記内管の外面との間に第2のルー
メンを形成する外管と、先端部および基端部を有
し、該基端部が前記外管に取り付けられ、前記先
端部が前記内管に直接取り付けられ、前記基端部
付近にて前記第2のルーメンと連通する折り畳み
可能な拡張体と、該内管の基端部に設けられ、前
記第1のルーメンと連通する第1の開口部と、前
記外管の基端部に設けられ、前記第2のルーメン
と連通する第2の開口部とを有し、さらに、前記
内管は、該内管の軸方向に延び、かつ該内管に剛
性を付与する剛性付与体を有している拡張体付カ
テーテルである。
そして、前記第1の開口部および第2の開口部
は、前記内管および前記外管の基端に取り付けら
れた分岐ハブに設けられていることが好ましい。
さらに、前記剛性付与体は、前記内管に埋め込ま
れていることが好ましい。また、前記剛性付与体
は、前記内管の外面に埋没していることが好まし
い。また、前記剛性付与体は、前記内管および外
管に設けられていることが好ましい。
さらに、前記剛性付与体は、前記内管または前
記外管に埋め込まれていることが好ましい。さら
に、前記剛性付与体は、前記内管または前記外管
の外面に埋没していることが好ましい。さらに、
前記剛性付与体は、ブレード線にて形成されてい
ることが好ましい。さらに前記ブレード線は、金
属線にて形成されていることが好ましい。また前
記ブレード線は、合成繊維で形成されていること
が好ましい。
本発明の拡張体付カテーテルを図面に示す実施
例を用いて説明する。
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの一実
施例の先端部の拡大断面図であり、第2図は、カ
テーテルの基端部を示す図面である。
本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口し
た第1のルーメン4を有する内管1と、内管1を
内部に挿通し、内管1の先端より所定長後退した
位置に先端を有し、内管1の外面との間に第2の
ルーメン6を形成する外管2と、先端部7および
基端部8を有し、基端部8が外管2に取り付けら
れ、先端部7が内管1に直接取り付けられ、基端
部8付近にて第2のルーメン6と連通する折り畳
み可能な拡張体3と、内管1の基端部に設けら
れ、第1のルーメン4と連通する第1の開口部9
と、外管2の基端部に設けられ、第2のルーメン
6と連通する第2の開口部11とを有し、さら
に、内管1は、内管1の軸方向に延び、かつ内管
1に剛性を付与する剛性付与体13を有してい
る。
以下、図面を用いて説明する。
本発明のカテーテルは、内管1と外管2と拡張
体3とを有するカテーテル本体と、分岐ハブ20
とにより形成されている。
内管1は、先端が開口した第1のルーメン4を
有している。第1のルーメン4は、ガイドワイヤ
ーを挿通するためのルーメンであり、後述する分
岐ハブ20に設けられたガイドワイヤーポートを
形成する第1の開口部9と連通している。内管1
としては、外径が0.40〜2.50mm、好ましくは0.55
〜2.40mmであり、内径が0.25〜2.35mm、好ましく
は0.30〜1.80mmである。
そして、内管1の先端部は、先端側に向かつて
テーパ状に縮径していることが好ましい。血管内
へのカテーテルを挿入が容易になるからである。
内管1の形成材料としては、ある程度の可撓性を
有するものが好ましく、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体
などのポリオレフイン、ポリ塩化ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂、ポリアミドエラストマー、シリコーン
ゴム、ラテツクスゴム等が使用でき、好ましくは
上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、ポ
リオレフインである。
さらに、内管1には、剛性付与体13が設けら
れている。剛性付与体13は、屈曲部位でのカテ
ーテル本体の折れ曲がりを防止し、さらにカテー
テル本体のトルク性を高めるものである。よつ
て、この剛性付与体13を設けることにより、屈
曲部位でのカテーテル本体の折れ曲がりを防止で
き、さらに、カテーテル本体基端部にてカテーテ
ル本体を回転させたときその回転を先端部に確実
に伝達することができ、さらに血管内の高度の狭
窄に対する追随性を高めることができる。剛性付
与体は、少なくとも内管1の基端より、外管2の
先端部付近まで設けられていることが好ましい。
また、剛性付与体は、内管1の全長に渡り設けら
れていてもよい。また、拡張体付カテーテルの先
端が容易に血管の狭窄部に挿入されやすいよう
に、先端部(拡張体を含む)には剛性付与体を設
けないようにしてもよい。
剛性付与体13としては、網目状の剛性付与体
であることが好ましい。網目状の剛性付与体は、
ブレード線で形成することが好ましく、例えば、
ワイヤーブレードであり、線径0.01〜0.2mm、好
ましくは0.03〜0.1mmのステンレス、弾性金属、
超弾性合金、形状記憶合金等の金属線を内管1の
外面に網目状に巻き付けることにより、形成する
ことができ、より好ましくは、内管1を熱可塑性
樹脂により形成し、上記剛性付与体を巻き付けた
内管1の外側より加熱し、(例えば、内管を加熱
ダイスに挿通する)内管外壁に剛性付与体を埋没
させることが好ましい。
また、剛性付与体は、ブレード線として、ポリ
アミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン
繊維等の合成繊維を内管1の外面に巻き着けて形
成してもよい。
外管2は、内部に内管1を挿通し、先端が内管
の先端よりやや後退した位置に設けられている。
第1図におけるA−A線断面図である第4図に示
すように、この外管2の内面と内管1の外面によ
り第2のルーメン6が形成されている。よつて、
十分な容積を有するルーメンとすることができ
る。そして、第2のルーメン6は、その先端にお
いて拡張体3内とその後端部において連通し、第
2のルーメン6の後端は、拡張体を膨張させるた
めの流体(例えば、血管造影剤)を注入するため
のインジエクシヨンポートを形成する分岐ハブ2
0の第2の開口部11と連通している。
外管2の形成材料としては、ある程度の可撓性
を有するものが好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体などのポリオレフイン、ポリ塩化ビニル、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の
熱可塑性樹脂、ポリアミドエラストマー、シリコ
ーンゴム、ラテツクスゴム等が使用でき、好まし
くは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましく
は、ポリオレフインである。
さらに、外管2にも剛性付与体を設けてもよ
い。剛性付与体を設けることにより、屈曲部位で
のカテーテル本体の折れ曲がりを防止でき、さら
にカテーテル本体のトルク性を高めることがで
き、カテーテル本体基端部にてカテーテル本体を
回転させたときその回転を先端部に確実に伝達す
ることができ、さらに血管内の高度の狭窄に対す
る追随性を高めることができる。剛性付与体とし
ては、内管1にて説明したものが、好適に使用で
きる。外管2としては、外径が1.00〜4.30mm、好
ましくは0.75〜4.00mmであり、内径が0.70〜3.80
mm、好ましくは0.80〜3.00mmであり、特に内管1
の外径と、外管2の内径との差が0.30〜3.40mm、
好ましくは0.50〜1.20mmである。
拡張体3は、収斂可能なものであり、拡張させ
ない状態では、内管1の外周に折りたたまれた状
態となることができるものである。そして、拡張
体3は、血管の狭窄部を容易に拡張できるように
少なくとも一部が略円筒状となつているほぼ同径
の略円筒部分3aを有する折りたたみ可能なもの
である。上記の略円筒部分は、完全な円筒でなく
てもよく、多角柱状のものであつてもよい。そし
て、拡張体3は、その後端部8が外管2の先端部
に接着剤または熱融着などにより液密に固着さ
れ、先端部7は、第1図に示すように、内管1の
先端部に液密に直接固着されている。この拡張体
3は、第1図のB−B線断面図である第5図に示
すように、拡張体3の内面と1の外面との間に拡
張空間15を形成する。この拡張空間15は、後
端部ではその全周において第2のルーメン6と連
通している。このように、拡張体3の後端に比較
的大きい容積を有する第2のルーメンを連通させ
たので、第2のルーメンより拡張体3内への膨張
用流体を注入するのが容易である。拡張体3の形
成材料としては、ある程度の可撓性を有するもの
が好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリ
オレフイン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、ポリアミ
ドエラストマー、シリコーンゴム、ラテツクスゴ
ム等が使用でき、好ましくは上記の熱可塑性樹脂
であり、より好ましくは、架橋型エチレン−酢酸
ビニル共重合体である。
さらに、拡張体3は、円筒部分3aの前方およ
び後方に上述した内管1および外管2との固着部
分7,8に至るまでの部分はテーパー状となつて
いる。拡張体3の大きさとしては、拡張されたと
きの円筒部分の外径が、1.50〜35.00mm、好まし
くは2.00〜30.00mmであり、長さが10.00〜80.00
mm、好ましくは15.00〜75.00mmであり、拡張体3
の全体の長さが15.00〜120.00〜mm、好ましくは
20.00〜100.00mmである。
また、内管1の外面であり、拡張体3の内管1
との固着部より後端側近傍の位置と、拡張体3と
外管2との固着部より先端側近傍の位置であり、
拡張体3の円筒部分3aの両端に位置する部分に
X線不透過材料(例えば、金、白金あるいはそれ
らの合金等)からなる、マーカー14が設けられ
ていることが好ましい。これは、X線透視下で拡
張体3の位置を容易に確認可能とするためであ
る。マーカー14の形態としては、上記の金属に
より形成されたリングを内管1の外面にかしめる
ことが好ましい。明確なX線造影像を得られるか
らである。
さらに、本発明の拡張体付カテーテルにおい
て、血管内さらには後述するガイドカテーテル内
の挿入を容易にするために、使用時に血液と接触
するおそれのある部位、すなわち外管2の外面、
拡張体3の外面に血液等と接触した時、潤滑性を
呈するようにするために親水化処理を施すことが
好ましい。このような親水化処理としては、例え
ば、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルセルロース、エチルビニルエーテ
ル無水マレイン酸共重合体、ポリエチレングリコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン等の親水性ポリマーをコーテイングする方法な
どが挙げられる。
分岐ハブ20は、第1のルーメン4と連通して
ガイドワイヤーポートを形成する第1の開口部9
を有し、内管1に固着された内管ハブ22と、第
2のルーメンと連通しインジエクシヨンポートを
形成する第2の開口部11を有し、外管2に固着
された外管ハブ23とからなつている。そして、
外管ハブ23と内管ハブ22とは、固着されてい
る。この分岐ハブの形成材料としては、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリ
レート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共
重合体培等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
また、分岐ハブを設けず、第1ルーメン、第2ル
ーメンそれぞれに、例えば後端に開口部を形成す
るポート部材を有するチユーブを液密に取り付け
るようにしてもよい。
[作 用] 次に、第1図ないし第5図に示した実施例の拡
張体付カテーテルを用いて、第6図ないし第10
図を参照して、本発明の拡張体付カテーテルの作
用を説明する。
血管内に生じた狭窄部の拡張治療を実施する前
に、拡張体付カテーテル内の空気をできる限り除
去することが好ましい。そこで、本発明のカテー
テルの第2の開口部11にシリンジ等の吸引、注
入手段を取り付けて、シリンジ内に液体(血管造
影剤等)を入れ、吸引、注入を繰り返して、第2
のルーメンおよび拡張体内の空気を除去し、液体
と置換する。
拡張体付カテーテルを挿入するにあたり、まず
人体にセルジンガー法等により血管を確保した
後、ガイドカテーテル用ガイドワイヤー(図示せ
ず)を血管内に留置し、それに沿つてガイドカテ
ーテルを血管内に挿入し、第7図に示すように、
目的病変部を有する冠動脈入口32にガイドカテ
ーテル30を留置し、ガイドカテーテル用ガイド
ワイヤーを抜去する。第6図に示すように、ガイ
ドカテーテル30の後端に設けられたY字型コネ
クター50より、拡張体付カテーテル用ガイドワ
イヤー34を挿通した本発明の拡張体付カテーテ
ル40を挿入し、拡張体付カテーテル40の先端
より拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を
数cm突出させた状態にて、血管内に挿入する。拡
張体付カテーテル40は、ガイドカテーテル30
内を進行し、第8図に示すようにガイドカテーテ
ル30の先端より目的病変部を有する血管35に
入り、その後拡張体付カテーテル用ガイドワイヤ
ー34を目的病変部へ進め、その狭窄部36を通
過させ留置する。拡張体付カテーテル40は、拡
張体付カテーテル用ガイドワイヤー34に沿つて
血管35内を進行する。狭窄部36に到達した拡
張体付カテーテル40は、第9図に示すようにX
線透視下で内管1に設けられたX線不透過マーカ
ー14,14を目印に狭窄部36内に拡張体3を
位置させる。その後拡張体付カテーテル40のイ
ンジエクシヨンポートを形成する第2の開口部に
接続された圧力計付インジエクター54で数気圧
から10数気圧程度になるように血管造影剤を注
入、第10図に示すように狭窄部36を圧縮、開
大させる。そして、末梢側血流は、ガイドカテー
テル30のY字コネクター50の造影剤インジエ
クシヨンポート52より造影剤を注入し、X線造
影にて確認する。血流改善が認められたならば、
拡張体付カテーテル40と拡張体付カテーテル用
ガイドワイヤー34を抜去し、その後ガイドカテ
ーテルを抜去し、圧迫止血して手技を終える。
[発明の効果] 本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口し
た第1のルーメンを有する内管と、該内管を内部
に挿通し、該内管の先端より所定長後退した位置
に先端を有し、前記内管の外面との間に第2のル
ーメンを形成する外管と、先端部および基端部を
有し、該基端部が前記外管に取り付けられ、前記
先端部が前記内管に直接取り付けられ、前記基端
部付近にて前記第2のルーメンと連通する折り畳
み可能な拡張体と、該内管の基端部に設けられ、
前記第1のルーメンと連通する第1の開口部と、
前記外管の基端部に設けられ、前記第2のルーメ
ンと連通する第2の開口部とを有し、さらに、前
記内管は、該内管の軸方向に延び、かつ該内管に
剛性を付与する剛性付与体を有するものであるの
で、特に、剛性付与体を有することにより血管挿
入中にカテーテルが折れ曲がるおそれがなく、さ
らにカテーテル先端の微妙な移動、回転を行う場
合に、カテーテルの基端部にてカテーテルを微妙
に移動させたり回転させたりしてそのトルクを先
端に確実に伝達することができ、優れた操作性を
有している。さらに、外管の先端は、内管の先端
より後退した位置となつており、拡張体の先端部
が外管の内部を挿通した内管に直接固定されてい
るので、拡張体は、拡張していない状態では、内
管の外周面に折り畳まれた状態となり、拡張体部
分のカテーテルの外径は、内管の外径よりあまり
大きくならず、このため、拡張体部分を血管狭窄
部に容易に挿入することができる。また、上記の
ように外周面に拡張体が折り畳まれた状態にて血
管狭窄部に挿入される内管は、剛性付与体を有し
ているので、血管挿入時に、カテーテルの基端部
にて与えた押し込み力の伝達性が高く、拡張体を
有する内管部分を血管狭窄部により容易に挿入す
ることができる。
また、拡張体の基端部付近と連通し拡張体の膨
張用流体が流入される第2のルーメンは、内管と
外管との間に形成されているので、比較的大きい
容積を有するため、膨張用流体が例えば、血管造
影剤のような流入抵抗の大きいものであつても、
容易に流入させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの一実
施例の先端部の拡大断面図であり、第2図は、本
発明の拡張体付カテーテルの一実施例の基端部を
示す図面であり、第3図は、第1図に示した拡張
体付カテーテルの内管の断面図であり、第4図
は、第1図におけるA−A線断面図であり、第5
図は、第1図におけるB−B線断面図であり、第
6図ないし第10図は、本発明の拡張体付カテー
テルの作用を示す図面である。 1…内管、2…外管、3…拡張体、4…第1の
ルーメン、6…第2のルーメン、9…第1の開口
部、11…第2の開口部、13…剛性付与体、2
0…分岐ハブ、40…拡張体付カテーテル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端が開口した第1のルーメンを有する内管
    と、該内管を内部に挿通し、該内管の先端より所
    定長後退した位置に先端を有し、前記内管の外面
    との間に第2のルーメンを形成する外管と、先端
    部および基端部を有し、該基端部が前記外管に取
    り付けられ、前記先端部が前記内管に直接取り付
    けられ、前記基端部付近にて前記第2のルーメン
    と連通する折り畳み可能な拡張体と、該内管の基
    端部に設けられ、前記第1のルーメンと連通する
    第1の開口部と、前記外管の基端部に設けられ、
    前記第2のルーメンと連通する第2の開口部とを
    有し、さらに、前記内管は、該内管の軸方向に延
    び、かつ該内管に剛性を付与する剛性付与体を有
    していることを特徴とする拡張体付カテーテル。 2 前記第1の開口部および第2の開口部は、前
    記内管および前記外管の基端に取り付けられた分
    岐ハブに設けられているものである特許請求の範
    囲第1項に記載の拡張体付カテーテル。 3 前記剛性付与体は、前記内管に埋め込まれて
    いる特許請求の範囲第1項または2項に記載の拡
    張体付カテーテル。 4 前記剛性付与体は、前記内管の外面に埋没し
    ている特許請求の範囲第3項に記載の拡張体付カ
    テーテル。 5 前記剛性付与体は、前記内管および外管に設
    けられている特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかに記載の拡張体付カテーテル。 6 前記剛性付与体は、ブレード線にて形成され
    ている特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れかに記載の拡張体付カテーテル。 7 前記ブレード線は、金属線にて形成されてい
    る特許請求の範囲第6項に記載の拡張体付カテー
    テル。 8 前記ブレード線は、合成繊維で形成されてい
    る特許請求の範囲第6項に記載の拡張体付カテー
    テル。
JP62046195A 1987-02-27 1987-02-27 拡張体付カテ−テル Granted JPS63212373A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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