JPH0354443A - 降雪検知器のヒーター制御方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、融雪を目的とするロードヒーティングで使用
される電極方式の降雪検知器のヒーター制御方法とその
方法を組込んだ降雪検知器に関するものである。

（従来の技術） 従来のロードヒーティング用センサーの動作原理として
、２つの櫛形電極間の通電の有無を検出する方法、及び
赤外線による方法（光遮断方式、又は光反射方式）があ
る。いずれも、綿状の大きな雪片には反応するが小片の
さらさら雪には反応しない。

また、従来の電極式降雪検知器のヒーターは、当該検知
器の表面を予め設定された融雪温度になるよう制御（一
定温度制御方法）され、雪片の融雪水滴が電極間を橋絡
することにより２つの電極間のインピーダンスの変化を
検出して、降雪の有無を判定している。

（発明が解決しようとする問題点） 通常、雪片を過度に蒸発させることなく水滴に相転移さ
せるのに必要な温度は、外気温度及び雪質によっても異
なり経験的にいえば３°Ｃ〜５°Ｃ位の値である。

すなわち、従来の電極式降雪検知器は設置場所（主とし
て外気温度）、又は雪質に応じて検知器表面の設定温度
を適切に設定する必要がある。しかし実際は、地域差に
応じた検知器の表面温度の設定はかなり難しく、同じ地
域においても冬期間及び一ｉ夜でさえも温度差は大きく
、どんな温度条件下でも降雪を適確に検知するのは困難
である。

また、第２の問題として、電極間を橋絡することができ
ないほどの小雪片の降雪時においては、何片か集まった
時に溶かすことができれば融雪水も多く電極間をその融
雪水で橋絡でき感度の向上につながる。しかし、従来の
一定温度制御方法によると、小雪片に対しては電極間を
橋絡するまで貯蓄される前に蒸発等で融雪水滴が小さく
なり、電極間を橋絡するのに多くの時間を要するため感
度において問題があった。

本発明は上述のかかる欠点、すなわち設置する地域差、
及び周囲温度に影響されず、がつ小雪片をも検出可能な
方法及び装置を提案するものである。

［発明の構成Ｊ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達威するために、第１の発明は１対または複
数対の電極と、これら電極間及び電極下部に配置された
絶縁体と、この絶縁体を加熱するヒーターとからなり、
前記ヒーターによる雪片の融雪水滴を電極間の抵抗値ま
たは静電容量値の変化として降雪を検出するようにした
降雪検出器において、前記ヒーターを絶縁体の表面温度
に応じて、予め設定される上限温度及び下限温度に基づ
いて、間けつ的にオンまたはオフする方法を構威した。

また、第２の発明は１対または複数対の電極と、これら
電極間及び電極下部に配置された絶縁体と、この絶縁体
を加熱するヒーターと、前記ヒーターを絶縁体の表面温
度に応じて予め設定される上限温度と下限温度に基づい
て間けつ的にオンまたはオフに制御する手段とをもって
なり、前記ヒーターによる雪片の融雪水滴を電極間の抵
抗値または静電容量値の変化として降雪を検知するよう
にした降雪検知器を構威した。

（作　用） 本発明を採用することにより、降雪検知器の表面は予め
設定される上限温度と下限温度間を周期的に温度変化す
る。

下限温度域において表面に降った雪片はすぐ溶けること
なく雪片が蓄積され、やがてヒーターの加熱による温度
上昇によりまとめて融雪するため電極間の僑終による降
雪の検出を促進する。

［発明の実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は、本発明のヒーターの制御方法を具体化した降
雪検知器を示し、第２図は本発明にかかる降雪検知器を
使用した機能系統図を示す。

第１図において（１）は電極、（２）はヒーター、（３
）は温度調節器、（４）は温度センサー、（１ａ）は電
極からのリード線、（２ａ）はヒーターからのリード線
、（３ａ）は温度調節器からのリード線である。また、
第２図において（５）は電極通電検出回路、（６）はヒ
ーター用電源、（７）は本発明にかかる降雪検知器であ
る。

電極（１）の下部にはヒーター（２）、降雪検知器表面
に温度センサー（４）を内蔵しており、本実施例ではヒ
ーター制御の上限温度を５°Ｃ、下限温度を０°Ｃに設
定してある。すなわち、降雪検知器の表面温度が０°Ｃ
以下になると温度センサーからの信号により、温度調節
器（３）はヒーター用電源（６）をヒーター（２）に供
給し、当該検知器は徐々に温められる。

次に上限温度５°Ｃに達すると温度調節器（３）により
ヒーター用電源（６）のヒーター（２）への供給は断と
なる。かかる温度制御を行うことにより当該検知器の表
面温度は０°Ｃ〜５°Ｃ間を周囲温度に影響されること
なく周期的に上昇及び下降する。

すなわち、０°Ｃ近辺の低い温度においては雪片は溶け
ずらく、何片かの雪片が蓄積され、やがて温度の上昇に
伴いまとめて溶けはじめるため感度の向上が実現される
。

また、日中においては太陽光、または日射等の影響によ
り当該降雪検知器の表面温度は上述の上限温度を越える
こともあり感度の低下につながるが逆にそのような場合
は、降雪の打能性は少ないものと考えられ、特に問題と
はならない。

［発明の効果】 小片のさらさら雪をも検出できる高感度の降雪検知器は
ないのが現状であるが、本発明にかかる降雪検知器によ
れば低価格で高感度の降雪検知が汀能である。

一般に、車道のロードヒーティングの制御として降雪時
は融雪運転、路面の乾燥時は予熱運転として路面温度を
一定温度以上に保ち、降雪に備えるという方法がとられ
ている。

しかし、本発明による降雪検知器を使用すると上述の予
熱運転を設けず本検出器により直接ロードヒーティング
の制御を行うことも可能であり、ランニング・コストの
低減が図られるため、実用上価値大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にががる降雪検知器の一実施例を示す
図面で、第２図は本発明による応用方式の１例を示した
機能系統図である。 ｌ・・・電極 ２・・・ヒーター ３・・・温度調節器 ４・・・温度センサー ５・・・ｔ極通電検出回路６・・・ヒーター用電源７・
・・本発明にかかる降雪検知器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）１対または複数対の電極と、これら電極間及び電
   極下部に配置された絶縁体と、この絶縁体を加熱するヒ
   ーターとからなり、前記ヒーターによる雪片の融雪水滴
   を電極間の抵抗値または静電容量値の変化として降雪を
   検出するようにした降雪検出器において、前記ヒーター
   を絶縁体の表面温度に応じて、予め設定される上限温度
   及び下限温度に基づいて間けつ的にオンまたはオフする
   ことを特徴とするヒーター制御方法。
2. （２）１対または複数対の電極と、これら電極間及び電
   極下部に配置された絶縁体と、この絶縁体を加熱するヒ
   ーターと、前記ヒーターを絶縁体の表面温度に応じて予
   め設定される上限温度及び下限温度に基づいて間けつ的
   にオンまたはオフに制御する手段とをもってなり、前記
   ヒーターによる雪片の融雪水滴を電極間の抵抗値または
   静電容量値の変化として降雪を検知するようにしたこと
   を特徴とする降雪検知器。