JPH0354385B2 - - Google Patents

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JPH0354385B2
JPH0354385B2 JP8076384A JP8076384A JPH0354385B2 JP H0354385 B2 JPH0354385 B2 JP H0354385B2 JP 8076384 A JP8076384 A JP 8076384A JP 8076384 A JP8076384 A JP 8076384A JP H0354385 B2 JPH0354385 B2 JP H0354385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビ画像中の輪郭線から物体を認識
する物体認識方法に関する。
従来のこの種の物体認識方法は、物体を構成す
る各面の縁点(エツジ)に着目するもので、画像
中の明るさの急変している点を縁点として抽出
し、その縁点を連結することにより線画に変換
(線画化)するものである。
例えば、上記方法による円形物体の認識手順の
一例を第1図a〜dを参照しながら説明すると、
テレビカメラで撮影した原画像(第1図a)を、
まず走査線に沿つて微分処理し、明暗度が急変す
る1つの輪郭候補点を抽出する(第1図b)。次
に、この点の近傍の各画素について同様の微分処
理を行ない、そのうち最大の微分値をもつ画素を
上述の輪郭候補点に連続した点とみなし、この操
作を繰り返すことにより連続した輪郭点(輪郭線
候補)を得(第1図c)、更にこの輪郭点が閉じ
ると(第1図d)、1つの物体とみなすようにし
ている。
しかし、かかる従来の輪郭線抽出方法において
は、輪郭候補点を追跡を阻害する要因として、 (1) 金属光沢によるブルーミング(第2図a参
照) (2) 物体の重なり(第2図b参照) (3) 物体表面のさび、汚れ等による不鮮明な画像 (4) 電気的ノイズによる画像の乱れ 等が挙げられ、その結果、本来存在すべき物体を
見逃すといつた問題がある。また、これらの問題
を解決するためには認識用のアルゴリズムが複雑
になり、リアルタイム処理がほとんど不可能であ
る。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、所
望の物体の輪郭線を極めて高速に認識することが
できる物体認識方法を提供することを目的とす
る。
この発明によれば、検出対象物体の輪郭線は既
知であり、その輪郭線を特定できる数箇所の輪郭
部分の位置関係も既知であることに着目し、各画
素群が検出対象物体の輪郭線に対応する位置関係
にある少なくとも2つ以上の画素群を1組として
指定するとともに、各画素群における明暗濃度変
化方向をそれぞれ指定するためのフイルタ手段を
用いて、前記検出対象物体が存在する所定視野の
入力画像を走査し、前記1組の画素群内でそれぞ
れ明暗度が急変する輪郭候補点の有無および輪郭
候補点が存在する場合の明暗濃度変化方向を検出
し、1組の各画素群内でそれぞれ同時に輪郭候補
点を検出し、かつそのときの各明暗濃度変化方向
が前記フイルタ手段で指定した方向と一致したと
き検出対象物体の輪郭線が存在すると認識するよ
うにしている。
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に説明
する。
まず、本発明方法を第3図aおよびbを用いて
原理的に説明する。今、第3図aに示すように明
るい背景の中に暗い検出対象物体1があれば、物
体1の横断線aでその明暗を調べると、第3図b
に示すグラフのようになる。第3図bにおいて明
暗度の急変する箇所AおよびBは双方とも物体1
の輪郭としての特徴点であるが、Aでは明暗濃度
変化方向が「立ち下がり」となり、Bでは「立ち
上がり」となる相違がある。
ここで、本発明では、設定された2つ以上のあ
る範囲内において同時に明暗度が急変する輪郭候
補点が存在するか否かを調べるとともに、各輪郭
候補点における明暗濃度変化方向が物体とその背
景との明暗度によつて定まる方向に一致するか否
かを調べるようにしている。
すなわち、第4図に示すように基準位置Pから
その中心位置が距離L1だけ離問したΔL1の範囲
A1、基準位置Pからその中心位置が距離L2だけ
離問したΔL2の範囲A2、…基準位置Pからその
中心位置が距離Loだけ離間したΔLoの範囲Ao
1組として指定するための検出対象物体の輪郭線
に対応したフイルタを設定し、上記基準位置Pを
走査位置として入力画像を走査し、各範囲A1
A2,…Ao内にそれぞれ同時に明暗度が急変する
輪郭候補点が存在し、かつ各範囲A1,A2,…Ao
内における明暗濃度変化方向が予め物体とその背
景との明暗度によつて定まる方向と一致する点
(フイルタ特徴点)の有無を調べる。
例えば本実施例における検出対象物体1(第2
図)に対しては、第5図に示すようにn=2のそ
れぞれある範囲A1,A2(A1,A2の間隔はl)を
特定し、かつ範囲A1では明暗濃度変化方向が
「立ち下がり」を、範囲A2では「立ち上がり」を
特定するフイルタ(以下、LN−フイルタとい
う)を設定し、このLN−フイルタのフイルタ位
置(黒丸で示した位置)を移動させながら範囲
A1,A2内において同時に輪郭候補点が存在し、
かつ明暗濃度変化方向が一致するフイルタ特徴点
の有無を調べる。なお、LN−フイルタの間隔
L1,L2,…Loは、検出対象物体の幾何学的形状
によつて定まり、テレビカメラの拡大率で一義的
に決定される。このため、フイルタ構造の決定に
際し、学習等の煩雑な手続は不要である。また、
ΔL1,ΔL2,…ΔLoはノイズ、ボケ成分、光学系
の歪等により決定される。
第6図は本発明による物体認識方法を実施する
ための装置の一例を示す概略構成図で、検出対象
物体1をITVカメラ2が撮影している場合に関
して示している。ITVカメラ2は、前記物体1
を所定の視野で撮影し、その入力画像の明暗信号
を含むビデオ・コンポジツト信号を同期分離回路
3およびA/D変換器4に出力する。同期分離回
路3は入力するビデオ・コンポジツト信号から同
期信号を分離し、この同期信号に基づいてランダ
ム・アクセスΓメモリ・アレイ(RAMアレイ)
5のアドレスを指定し、A/D変換器4は入力す
るビデオ・コンポジツト信号の明暗信号を明暗状
態が16階調の画像データに変換し、これを前記指
定したアドレス位置に書き込む。このようにして
RAMアレイ5には、第7図に示す原画像の明暗
度を示す一画面分の画像データが保存される。な
お、RAMアレイ5のXおよびYアドレスを指定
することにより任意の画像データを抽出すること
ができる。
一方、メモリ6には、本発明方法を実施するた
めの主プログラム等が記憶されており、中央処理
装置(CPU)7は、その主プログラム内容に基
づきRAMアレイ5中の画像データの画像処理を
実行する。
次に、上記CPU7の処理手順を第8図に示す
フローチヤートに従いながら具体的に説明する。
まず、第5図に示したLN−フイルタのフイルタ
位置(走査位置)を第7図に示すように開始点
PSTに移動し、この走査位置がフイルタ特徴点
であるか否かを調べる。
ここで、フイルタ特徴点であるか否かは、LN
−フイルタによつて指定された2つの画素群の画
像データの微分を行う。
A/D変換された画像データの微分を行うため
には差分演算を行なう。主に利用される差分演算
は、次式に示すものがある。
1次差分 Δf(i)=f(i)−f(i-1) ……(1) 2次差分 Δ2f(i-1)=f(i)+f(i-2) −2f(i−1) ……(2) 第9図に示す微分回路8は上記第(1)式に示す差
分演算を行うもので、LN−フイルタによつて指
定された連続する画素群より順次取り出される画
像データf(i)はレジスタ8aおよび減算器8
bに加えられる。レジスタ8aは画像データを1
画素分遅延させるもので、1画素分前の画像デー
タf(i−1)を減算器8bに出力する。減算器
8bは2入力より前記第(1)式に示す減算を行い、
1次差分Δf(i)を示す画像データを出力する。
第10図は、前記第2式に示す2次差分の差分
演算を行う微分回路9の他の実施例を示すもの
で、LN−フイルタによつて指定された連続する
画素群より順次取り出される画像データf(i)
はレジスタ9aおよび減算器9bに加えられる。
レジスタ9aは画像データを1画素分遅延させる
もので、1画素分前の画像データf(i−1)を
レジスタ9cおよびシフトレジスタ9dに出力す
る。レジスタ9cはレジスタ9aと同様に画像デ
ータを1画素分遅延させるもので、更に1画素分
前の画像データf(i−2)を減算器9eに出力
する。
シフトレジスタ9dは、入力画像データf(i
−1)を1ビツトシフトして2倍し、これを減算
器9bに出力する。減算器9bは、画像データ2
f(i−1)から画像データ(i)を減算し、そ
の差分を減算器9eに出力する。減算器9eはレ
ジスタ9cからの画像データより前記減算器9e
からの差分値を減算し、2次差分Δ2f(i−1)
を示す画像データを出力する。
さて、上記微分回路8および9からの微分出力
値の絶対値がある闘値よりも大きい場合には明暗
度が急変する輪郭候補点が存在すると判断し、ま
た微分出力値の正負の符号によつて明暗濃度変化
方向を判断する。
このようにして調べた走査位置がフイルタ特徴
点でない場合には、走査位置を右方向(X方向)
に数画素分移動する。この移動量は、L−フイル
タのチエツク範囲ΔL1,ΔL2により定まる。
そして、走査位置が走査範囲の最右端か否かを
判断し、最右端でない場合には、その現在位置が
フイルタ特徴点であるか否かを判断し、フイルタ
特徴点でない場合には上記処理を繰り返す。
このようにして、フイルタ特徴点がないまま走
査位置が走査範囲の最右端にくると、その走査位
置が走査範囲の最下端か否かを判断する。
走査位置が走査範囲の最下端(すなわち、第6
図の位置PED)の場合には、この画面には「検
出対象物体がない」と判断して画像処理が終了す
る。一方、走査位置が走査範囲の最下端でない場
合には、走査位置を走査範囲の最左端に戻し、か
つある距離(ΔY)だけ下方向(Y方向)に移動
する(第7図参照)。そして、その走査位置より
再び走査を実行し、フイルタ特徴点の有無を調べ
る。
以上のようにしてLN−フイルタで画面を走査
し、フイルタ特徴点が検出されると、その走査位
置において「検出対象物体1を検出」と判断す
る。
なお、このLN−フイルタでは検出対象物体1
を横断するときにフイルタ特徴点が現われるた
め、検出対象物体1の正確な位置を特定すること
ができない。したがつて、この場合には、LN−
フイルタを上下方向(副走査方向)に移動してフ
イルタ特徴点が存在する範囲を調べるようにすれ
ば、検出対象物体1の正確な位置を特定すること
ができる。また、フイルタ特徴点の副走査方向へ
の追跡長がある基準長以上となる場合のみ検出対
象物体1が存在するという判断を加えるようにす
れば、より正確率の高い物体認識ができる。
また、LN−フイルタは、ある範囲A1,A2
Aoが同じ走査線上に並ぶ上記実施例に限らず、
第11図から第14図に示すように種々の方向
に、かつ個々の範囲における数画素はフイルタ位
置(黒丸で示す位置)に向つて並ぶように設定す
ることができる。
また、LN−フイルタには方向性が存在するた
め、例えば検出対象物体に応じて設定されたL−
フイルタにより画面を走査し、「検出対象物体が
ない」と判断した場合にはそのLN−フイルタを
所定角だけ旋回させてなるLN−フイルタによつ
て再び走査し、これを「検出対象物体を検出」と
判断するまで繰り返し実行し、検出対象物体が検
出されたときのLN−フイルタの旋回角によりそ
の検出対象物体がどの方向に存在するかを類推す
ることもできる。
以上説明したように本発明によれば、輪郭線全
周の追跡は行なわず、LN−フイルタにより輪郭
線を特定できる数個所における画素群を抜粋し、
各画素群内でそれぞれ同時に明暗度の急変する輪
郭候補点を検出し、かつそのときの各明暗濃度変
化方向が指定した方向と一致したときに検出対象
物体の輪郭線が存在すると認識するようにしたた
め、輪郭線の認識アルゴリズムが簡単となり、処
理時間を短縮することができる。また、雑音に対
する感受性が低いため対象物体を見いだす正解率
が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dは従来の輪郭線抽出方法による物
体認識の手順を説明するために用いた図、第2図
aおよびbはそれぞれ従来の輪郭線の追跡を阻害
する要因の一例を示す図、第3図aおよびbは本
発明を原理的に説明するために用いた図、第4図
および第5図はそれぞれ本発明に係るLN−フイ
ルタを説明するために用いた図、第6図は本発明
による物体認識方法を実施するための装置の一例
を示す概略構成図、第7図は第6図のRAMアレ
イに保存される画像データの明暗度を示す図、第
8図は第6図の中央処理装置の処理手順の一例を
示すフローチヤート、第9図および第10図はそ
れぞれ微分回路の一例を示すブロツク図、第11
図から第14図はそれぞれ他のLN−フイルタの
実施例を示す図である。 1…検出対象物体、2…ITVカメラ、3…同
期分離回路、4…A/D変換器、5…RAMアレ
イ、6…メモリ、7…中央処理装置(CPU)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 連続した所定数の画素からなる画素郡を1つ
    とし、少なくとも2つの画素群を1組として、各
    画素群間が検出対象物体の輪郭線に対応する位置
    関係で離間するように各画素群の位置および各画
    素群における明暗濃度変化方向を予め設定し、 前記検出対象物体が存在する所定視野の画像中
    の複数の異なる位置から前記設定した1組の画素
    群に対応する画像データを順次抽出し、該抽出し
    た複数組の各画素群内でそれぞれ明暗度が急変す
    る輪郭候補点の有無及び該輪郭候補点が存在する
    場合の明暗濃度変化方向を検出し、1組の画素群
    間で同時に輪郭候補点が検出されてかつそのとき
    の各明暗濃度変化方向が前記設定された明暗濃度
    変化方向と一致したとき検出対象物体の輪郭線が
    存在すると認識する物体認識方法。
JP8076384A 1984-02-21 1984-04-20 物体認識方法 Granted JPS60222983A (ja)

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JP8076384A JPS60222983A (ja) 1984-04-20 1984-04-20 物体認識方法
SE8500799A SE8500799L (sv) 1984-02-21 1985-02-20 Sett att identifiera foremal
DE19853505793 DE3505793A1 (de) 1984-02-21 1985-02-20 Objektidentifikationsverfahren
US07/271,405 US4876729A (en) 1984-02-21 1988-11-14 Method of identifying objects

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JP8076384A JPS60222983A (ja) 1984-04-20 1984-04-20 物体認識方法

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JPS60222983A JPS60222983A (ja) 1985-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62210596A (ja) * 1986-03-12 1987-09-16 Hitachi Ltd 画像認識方法

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JPS60222983A (ja) 1985-11-07

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