JPH07146249A - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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JPH07146249A
JPH07146249A JP5295605A JP29560593A JPH07146249A JP H07146249 A JPH07146249 A JP H07146249A JP 5295605 A JP5295605 A JP 5295605A JP 29560593 A JP29560593 A JP 29560593A JP H07146249 A JPH07146249 A JP H07146249A
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JP
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pattern
pixels
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JP5295605A
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English (en)
Inventor
Shinichi Okita
晋一 沖田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着目画素を囲む複数画素のウインドウ画像に
よってパターンの形状の種類を判別し、かつパターン形
状を代表する少なくとも1つの画素を選択し、設計デー
タから参照多値パターンデータを精度よく、かつ簡易な
回路で作成する。 【構成】 PROMa101〜109と、PROMb1
1と、マルチプレクサ12と、遅延装置13と、PRO
Mc14とを有する欠陥検査装置において、3×3個の
各画素ごとに設けられるPROMa101〜109から
は、0、16、それ以外の値を区別する2ビットデータ
が出力され、そのデータに応じてPROMb11からは
168通りのパターン種別のいずれかが出力される。マ
ルチプレクサ12はPROMb11の出力に応じて黒三
角部分の画素位置を検出し、PROMc14はPROM
b11で選択されたパターン種別と黒三角部分のデータ
により、着目画素の参照パターンデータを8ビットデー
タとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レチクル、マスクまた
はプリント基板等の配線パターンの外観検査に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レチクル、マスクまたはプリント基板等
の設計情報から、パターンの位置や形状を抽出した参照
パターンデータと、検査対象である被検査物をCCDラ
インセンサ等で順次撮像して得られた被検査パターンデ
ータとを比較し、被検査物にパターンの欠陥がないか否
かを判定する欠陥検査装置が知られている(例えば特開
昭58−134429号公報参照)。
【0003】この種の欠陥検査装置において、例えば1
/2画素までのパターンの欠陥、ミスサイズ、位置ずれ
(例えばパターンのエッジ部分)を検出するためには、
設計データ内のX,Y実数座標値の小数点以下を活用
し、2値データとして1/4画素のメッシュに分割して
展開する必要がある。このとき、検出欠陥サイズに応じ
て、設計データを細かく分割したのでは、検査時間およ
びハードウェアの増大につながる。このため、設計デー
タの小数点以下の座標値を活用し、設計多値データを効
率よく作成する手法が考えられる。
【0004】また、パターンのエッジの方向性を考慮に
入れた欠陥検出をするためには、縦p画素、横q画素の
複数画素(以下、この単位をウインドウと呼ぶ)を単位
として比較を行なう必要がある。一方、被検査物をCC
Dラインセンサで撮像して被検査パターンデータを作成
する際には、CCDラインセンサによるデータ取り込み
ずれや量子化誤差等により、参照パターンデータとのず
れが生じる。このため、ウインドウ内に一つのパターン
しかない場合、そのパターンがステージのぶれ等による
CCD撮像ずれの範囲内でずれると、そのずれがパター
ンのミスサイズや位置ずれによって生じたのか、量子化
誤差等によって生じたのか、あるいは単なるCCD撮像
ずれによるものなのか判別できない。したがって、ミス
サイズや位置ずれに関して精度よく欠陥検出を行なうた
めには、ウインドウの単位を大きくして、ウインドウ内
に複数のパターンを含ませる必要がある。例えば、ウイ
ンドウ内に図29に示すように2本の線パターンがあ
り、そのうちの1本だけが点線位置に位置ずれを起こし
ている場合、位置ずれを起こしていないパターンを基準
とすることで、位置ずれを起こしているパターンの欠陥
検出が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】設計データからメッシ
ュ分割した2値化データをデータ変換用のルックアップ
テーブルを用いて作成する際、パターンエッジ信号の立
ち上がり幅を約3画素として、多値化の精度を上げるた
めに1/4画素までのメッシュ分割を行うとすると、1
画素につき3×3のマトリクスで計(24・49=2144
通りものルックアップテーブルが必要となる。一方、多
値化(8ビット)の精度を上げるため、m×m画素マト
リクスに対して1/n画素までのメッシュに細かく分割
する場合、従来は(2n・nm・m×8ビットもの膨大なル
ックアップテーブル用のROMを必要としていた。
【0006】本発明の目的は、着目画素を囲む複数の画
素からなるウインドウ画像によってパターンの形状の種
類を判別するとともに、パターンの形状を代表する少な
くとも1つの画素を選択することで、設計データから参
照多値パターンデータを精度よく、かつ簡易な回路構成
で作成する欠陥検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図2に対応
づけて本発明を説明すると、本発明は、設計情報に基づ
いて被検査物に形成された被検査パターンを撮像して得
られる被検査パターンデータと前記設計情報に基づいて
作成された参照パターンデータとを比較して被検査パタ
ーンの欠陥を検出する欠陥検査装置に適用され、設計情
報に基づいて作成した画素のデータであって、それぞれ
の画素に含まれるパターンの割合に応じて定められた多
値データ群の中から、ウインドウ画像を形成する、着目
画素および該着目画素を囲む複数の画素に対応する多値
データを順次抽出する多値データ抽出手段10と、該多
値データ抽出手段により抽出された多値データを所定の
複数の閾値により分類し、それぞれの分類を示す識別デ
ータを出力するデータ分類手段101〜109と、該識
別データに基づいて、ウインドウ画像内に含まれるパタ
ーンの形状の種類を判別する判別手段11と、該判別手
段11による判別結果に基づいて、着目画素および該着
目画素を囲む複数の画素の中から、ウインドウ画像に含
まれるパターンの形状を代表する少なくとも1つの画素
を選択する選択手段11、12と、判別手段によって判
別されたパターンの形状の種類と選択手段により選択さ
れた画素に対応する多値データとに基づいて、着目画素
に対応する多値データを作成し、参照パターンデータと
して出力する参照パターンデータ作成手段14とを備え
ることによって上記目的は達成される。
【0008】
【作用】多値データ抽出手段によって抽出された、ウイ
ンドウ画像を形成する、着目画素および着目画素を囲む
複数の画素に対応する多値データはデータ分類手段に入
力される。データ分類手段は、所定の複数の閾値で分類
された識別データを出力する。その識別データに基づい
て判別手段はパターンの形状の種類を判別し、その結果
に基づいて、選択手段はウインドウ画像に含まれるパタ
ーンの形状を代表する少なくとも1つの画素を選択す
る。参照パターンデータ作成手段は、判別手段によって
判別されたパターンの形状の種類と、選択手段によって
選択された画素に対応する多値データに基づいて、着目
画素に対応する多値データである参照パターンデータを
作成する。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1は欠陥検査装置のブロック図である。図
1において、1は不図示の被検査物(例えば、レチクル
パターン)の設計データ情報を1画素単位で出力する参
照多値データ出力装置である。以下、この参照多値デー
タ出力装置1から出力されるデータを参照多値データと
呼ぶ。2は被検査物の所定箇所を順次撮像し、撮像した
画像データ(以下、被検査多値データと呼ぶ)を出力す
る撮像装置である。被検査物であるレチクルは不図示の
ステージの上に載置され、このステージを移動させるこ
とにより不図示のCCDラインセンサはレチクルの所定
箇所を撮像する。3は被検査多値データを遅延させる遅
延回路であり、この遅延回路3によって被検査多値デー
タと参照多値データとの同期がとられる。4は参照多値
データと被検査多値データとの1画素以上の位置ずれを
調整する整数ピクセル補間回路である。5はステージの
ぶれ等によって生じる参照多値データと被検査多値デー
タとの1画素未満の位置ずれを調整する副ピクセル補間
回路である。この副ピクセル補間回路5によって1画素
未満の誤差が検出されると、参照多値データを修正して
修正データを作成することにより位置合わせを行なう。
6は修正データと被検査多値データとを比較してその誤
差を検出する誤差検出回路である。7は誤差検出回路6
で検出された誤差が所定値以下か否かを判定して欠陥検
出を行なう比較回路である。8は比較回路7で検出され
た欠陥情報を格納する記憶装置である。
【0011】図2は本発明による参照多値データ出力装
置1の一実施例のブロック図である。参照多値データ出
力装置1は、パターンの設計データ情報を各画素ごとに
8ビットの多値データとして出力する。図2において、
10は画素内データ出力回路であり、設計データのX,
Y座標値の小数点以下の情報を活用して設計データを1
/4画素単位で区分けし、各1/4画素内にパターンが
あればその1/4画素値を「1」、パターンがなければ
1/4画素値を「0」とし、1画素内の4×4=16個
の1/4画素値の総和(0〜16のいずれか)を算出
し、その値(以下、1画素内総和データと呼ぶ)を5ビ
ットデータとして出力する。
【0012】101〜109は1画素内総和データが
「0」、「16」またはそれ以外の値のいずれであるか
を2ビットデータとして出力するPROMaである。P
ROMa101〜109は3×3画素の各画素ごとに割
り当てられ、例えば、PROMa101は3×3画素中
の左上隅の画素に対応する。11はPROMa101〜
109から出力された2ビットデータに基づいてパター
ン分類を行なうPROMbである。このPROMb11
は、入力された3×3画素が図3に示す予め用意された
パターン種別のうちのどれに相当するかを選択し、その
結果を8ビットデータとして出力する。レチクル上のパ
ターンは任意角度で折れ曲がることはなく、通常は45
度単位で折れ曲がるため、図3では、45度方向(0
度、45度、90度、135度・・・)以外のパターン
はないと仮定している。また、1画素以下の線幅のパタ
ーンや、パターン間隔またはパターン段差が1画素以下
のものもないと仮定している。
【0013】そのようにして3×3画素を単位としてパ
ターン分類を行なうと、図3に示すように、全部で16
8通りのパターン種別が考えられる。「0」と書かれた
箇所はその画素位置にパターンがない場合、「16」と
書かれた箇所はその画素全体にパターンがある場合、黒
三角または白三角が描かれた箇所はその画素の一部にパ
ターンがある場合を示す。
【0014】図3において、(1)は3×3画素のうち
左上隅の1画素だけにパターンがない例を示す。パター
ン種別の数を削減するため、右上隅、左下隅、右下隅の
いずれかの1画素だけにパターンがない場合も(1)に
含めて分類する。(2)は(1)の逆の場合であり、左
上隅の1画素だけにパターンがある場合を示し、この
(2)には右上隅、左下隅、右下隅のいずれかの1画素
だけにパターンがある場合も含めて分類する。同様にし
て(3)〜(8)を分類する。(9)は図4の斜線部の
位置にパターンがある場合であり、黒三角が描かれた3
画素にパターンの境界が位置する。その3画素について
はパターンの含まれる度合によって1〜15のいずれか
の値をとる。また、(9)の場合、L字型に並んだ黒三
角部分の向きによって図5に示す4通りが考えられた
め、図3の(9)の下に×4と書かれている。すなわ
ち、(9)は(12)や(2)と同様に、パターンの方
向性を無視できるが、設計データ側に小数点以下の位置
情報がある場合には、実用上同じパターン情報でもパタ
ーンの方向により変換多値データを多少変えた方が望ま
しいため、×4としている。(10)はパターンのある
位置が(9)と逆の場合である。以下同様にして、(1
1)〜(39)を分類する。
【0015】図3において、白三角が描かれた箇所は、
その部分の1画素内総和データの値を無視することを示
す。例えば(29)は図6の斜線部の位置にパターンが
ある場合であり、白三角部分のデータがなくても、図6
に示すパターンの形状を特定できるため、白三角部分の
1画素内総和データを無視する。また、図3に示すよう
に、1画素内総和データが1〜15の値をとる箇所(黒
三角部分)は、各パターン種別ごとに最大3箇所と、多
値化するのに必要最小限の数にしている。なお、図3で
は、例えば図7に示すようなパターン種別は除外してい
る。これは分類を行なう前提として、1画素以下のパタ
ーンの段差やパターン間隔は存在しないと仮定している
からである。
【0016】このように、3×3画素を単位としたパタ
ーン形状は、9画素とも0〜16のいずれかの値をとる
ため、本来なら179もの組合せが考えられるが、図1
の参照多値データ出力装置1では、その組合わせを図3
のように168通りに限定している。したがって回路規
模を大幅に縮小させることができ、コスト低減が図れる
とともに、参照多値データ作成に要する処理時間を短縮
できる。
【0017】図2に戻って、12は、PROMb11で
選択されたパターン種別ごとに、黒三角部分のデータの
画素位置とそのデータ値を選択するマルチプレクサであ
る。例えば、図3の(17)の場合、左上隅の1画素内
総和データ値がマルチプレクサから出力される。なお、
黒三角部分のデータは1〜15のいずれかの値をとるた
め、マルチプレクサ12には1画素内総和データ5ビッ
トのうち、下位4ビットが遅延回路13を介して入力さ
れる。
【0018】14は(1)式に示す演算を行なうことに
より参照多値データを作成し、その結果を8ビットの多
値データとして出力するPROMcである。
【数1】 (1)式において、Iijはレチクルパターンの像強度分
布を示し、PROMc14に入力されるデータに対して
所定の演算を施し、CCDラインセンサ上にレチクルの
像を結像するのに用いる光学レンズと同様の作用を行な
わせる。具体的には、算出した光学レンズの波面収差に
基づいて、瞳関数の自己相関または高速フーリエ変換等
を用いた光学伝達関数による演算を行ない(図8(a)
参照)、所定のサンプリング間隔ごとに像強度分布Iij
(但し、1≦i≦M、1≦j≦N)を求める(図8
(b)(c)参照)。図8(c)はM,Nをともに3と
した例を示す。
【0019】一方、CCDラインセンサの感度分布は、
図8(d)に示すように1画素内において一様でなく、
また、各画素の境界部分の約20%は不感帯である。そ
こで、像強度分布IijとCCDラインセンサの感度分布
との積和を算出し、この値をCCD画素内の各位置での
感度分布の総和で除算して規格化することにより、参照
多値データを作成する。光学系を通した像強度分布を算
出し、CCDの有効画素内感度分布特性を掛け合わせる
(1)式の演算は、図2のPROMc14の内部に設け
られたテーブルによって行なわれる。すなわち、図3に
示す168種類のそれぞれから最大3画素(1画素が4
ビットデータ)が選択されるため、687960通り
(20ビット)分の(1)式の演算値を、予めPROM
c14内部のテーブルに格納しておく。例えば像強度分
布Iijが図8(b)の曲線cb1で示される場合、PR
OMc14から出力される参照多値データは、図8
(b)の階段上のデジタル波形L1で表される。
【0020】このように、参照多値データ出力装置1で
は、着目画素の周囲3×3画素の画素値を用いて着目画
素の画素値を決定するため、パターンのエッジ等のパタ
ーンの特徴を考慮に入れた精度の高い多値データを作成
できる。また、1画素内総和データを0、16、黒三角
(0と16以外)の3種類に分けることにより、3×3
画素のパターン種別を168種類に限定したため、パタ
ーン形状の分類が容易になる。さらに、各パターン種別
の中で特徴的な画素値を選択して参照多値データを作成
するため、回路規模の縮小化が図れる。
【0021】図1において、参照多値データ出力装置1
から出力された参照多値データは整数ピクセル補間回路
4に入力される。この整数ピクセル補間回路4では、参
照多値データと被検査多値データとの1画素以上の位置
ずれが調整される。1画素以上の位置ずれを調整する方
法として、例えば図9に示すように、複数画素を単位と
したウインドウごとに参照多値データと被検査多値デー
タとを比較し、比較の結果検出されたずれ分だけ参照多
値データが格納されている不図示のメモリ上の格納位置
を移動させ、位置合わせを行なう方法が考えられる。し
かし、この場合、位置合わせ補正を行う範囲内のパター
ンのミスサイズ、位置ずれ欠陥を検出することは理論的
に不可能である。そこで、参照パターンを予め走査し
て、特徴的なパターン、例えばパターンエッジのある箇
所を検索し、その箇所のパターン形状と座標位置をテン
プレートとして登録しておく。次に被検査物を走査し、
登録されたテンプレートと同一形状を有する箇所の座標
位置を比較して1画素まで(整数ピクセル単位)の位置
合わせを行なう。通常、干渉計ステージを用いるため、
この検査前のプリスキャンによる位置合わせ後は、整数
ピクセルの位置合わせの必要はない。このような比較方
法はテンプレートマッチングとして広く知られている。
修正された参照多値データは副ピクセル補間回路5に入
力される。
【0022】図10は、レチクルを載置するステージの
ぶれや振動等によって生じる、1画素未満の位置ずれを
調整する副ピクセル補間回路5の回路図である。ステー
ジのぶれによる位置ずれが生じると、例えば図11のよ
うに、本来は曲線cb2で表されるCCD出力が、曲線
cb3のようにずれて出力される(図11は半画素ずれ
た例を示す)。図11において、階段直線L2(実線)
は曲線cb2(実線)をサンプリングしてデジタル変換
した波形、階段直線L3(点線)は曲線cb3(点線)
をデジタル変換した波形である。このように、半画素位
相がずれるだけで、CCD出力のサンプリング値は大き
く変化する。また、図8(d)に示すように、CCDラ
インセンサの各画素の境界部分約20%は不感帯であ
り、各画素の境界部分に近いほど感度が低下するため、
境界付近で撮像されたパターン情報には誤差が含まれて
いるおそれが大きい。したがって、ステージのぶれ等に
よる位置ずれを調整しないまま欠陥検出を行なうと、前
述したように、図12(d)のような欠陥を見逃すおそ
れがあり、さらに、正常パターンを欠陥として検出して
しまうおそれがある。以上の理由により、パターン欠陥
を精度よく検出するためには欠陥検出を行なう前に1画
素未満の位置合わせを行なう必要があり、この位置合わ
せは副ピクセル補間回路5によって行なわれる。
【0023】図10に示す副ピクセル補間回路5では、
欠陥検出を行なう単位(以下では、欠陥検出ウインドウ
と呼び、この実施例では3×3画素とする)よりも大き
い単位(以下では、補間係数決定ウインドウと呼び、本
実施例では9×9画素とする)ごとに1画素未満の位置
ずれを検出する(図13参照)。この補間係数決定ウイ
ンドウは、欠陥パターンではなく、正常パターンに対し
て位置合わせを行わせるためのものである。例えば、図
14の斜線部を欠陥検出ウインドウとすると、図14に
示す9×9画素について1画素以下の位置ずれを検出
し、そのずれ量に応じて欠陥検出ウインドウの位置合わ
せを行なう。この補間係数決定ウインドウの大きさは検
出したい欠陥の大きさに応じて決められ、そのウインド
ウ内において、欠陥パターン部分よりも正常パターン部
分の面積の方が大きくなるように定める。通常は、補間
係数決定ウインドウの大きさを、欠陥検出ウインドウの
3〜5倍の大きさに設定する。
【0024】図10に示す副ピクセル補間回路5は、X
方向の±1画素未満の位置合わせをするための補間係数
を選択するX方向補間係数決定回路51と、Y方向の±
1画素未満の位置合わせをするための補間係数を選択す
るY方向補間係数決定回路52と、X方向補間係数決定
回路51およびY方向補間係数決定回路52によって選
択された補間係数を用いて参照多値データを修正する補
間データ作成回路53とから成る。X方向補間係数決定
回路51、Y方向補間係数決定回路52では、±1/4
画素ごとに参照多値データをずらした修正データを作成
する。X方向Y方向とも、参照多値データと被検査多値
データとの間に位置ずれがないときの補間係数を0、+
1/4画素の位置ずれがあるときの補間係数を+1/
4、+1/2画素の位置ずれがあるときの補間係数を+
1/2、−1/4画素の位置ずれがあるときの補間係数
を−1/4、−1/2画素の位置ずれがあるときの補間
係数を−1/2とする。このように、副ピクセル補間回
路5では、被検査多値データと5種類の補間係数によっ
て修正された参照多値データとをそれぞれ比較し、その
中で被検査多値データとの相関が最も高い補間係数を選
択する。
【0025】なお、補間係数はXYの両方向とも5種類
ずつあるため、そのすべての組合わせは25通りある。
しかし、25通りのすべての組合わせについて被検査多
値データとの比較を行なうと回路規模が大きくなるた
め、XYの両方向についてパターンのエッジ成分を強調
させる微分データを作成し、その微分データを用いてX
Y方向別々に、それぞれ5通りの補間係数で参照多値デ
ータを修正して比較を行なう。これにより補間係数の組
合わせは10通りに減少し、また、パターンのエッジ成
分を強調させるデータに変換して比較を行なうため、効
率的かつ精度のよい位置合わせを行なえる。
【0026】図10に示すX方向補間係数決定回路51
において、501はY方向微分フィルタで参照多値デー
タを微分することにより、参照多値データのX方向エッ
ジ成分を強調させるASICa(以下、ASICa50
1の出力をX微分参照データと呼ぶ)である。このAS
ICa501の内部の回路図は図15に示される。図1
5において、1001〜1003は係数レジスタであ
り、図16(a)に示すような微分フィルタ係数が設定
される。この係数レジスタ1001〜1003には任意
の微分フィルタ係数値を設定することができる。微分フ
ィルタ係数と参照多値データがそれぞれ図16(a)
(b)に示されるような場合、ASICa501では
(2)式に示す積和演算が行なわれ、これにより3×3
画素単位で参照多値データが微分される。
【数2】 A×D11+B×D21+C×D31+D×D12+E×D22 +F×D32+G×D13+H×D23+I×D33 ・・・(2)
【0027】図17は、(2)式の演算を行なう際の、
ASICa501の内部の動作を説明する図であり、図
18は、不図示のクロック端子からクロックが入力され
るたびに、図17の各加算器1016〜1024の出力
がどのように変化するかを示す図である。(2)式の微
分フィルタ係数と参照多値データはそれぞれ図17に示
すように設定される。ASICa501に最初のクロッ
クが入力されると、まず図17の5aで積和演算が開始
され、図18の(1)に示す演算が行なわれる。クロック
が3つ入力されると、加算器1018から図18の(3)
に示す結果が出力される。この演算結果は加算器101
9に入力され、次のクロックから図17の5bで積和演
算が行なわれる。そして3クロック後に加算器1021
から図18の(6)に示す結果が出力される。この演算結
果は加算器1022に入力され、次のクロックから図1
7の5cで積和演算が行なわれる。そして3クロック後
に加算器1024から図18の(9)に示す演算結果が出
力され、これにより図16(b)において、二重枠で囲
んだ3×3画素の参照多値データの微分結果が出力され
る。次のクロックが入力されると、図18の(10)に示す
ように、図16(b)の二重枠を右に1画素ずらした3
×3画素の微分結果が加算器1024から出力され、以
下クロックが入力されるたびに1画素ずつ右にずらした
3×3画素の微分結果が加算器1024から出力され
る。
【0028】このようにASICa501では、クロッ
クが入力されるたびに異なる3×3画素の微分結果を順
次出力する、いわゆる微分演算のパイプライン処理が行
なわれる。また、ASICa501は図19に示すよう
に複数個連続して接続(以下カスケード接続と呼ぶ)す
ることができ、その場合、図19に示す左側のASIC
aのカスケードOUT端子を右側のASICaのカスケ
ードIN端子に接続する。右側のASICaの加算器1
024(図15参照)からの出力は、シフタ1025を
介して加算器1026に入力され、カスケードIN端子
に入力されたデータ(図19の左側のASICaの積和
結果)と加算される。その加算結果は整流器1027と
シフタ1028を介してカスケードOUT端子から出力
される。図19に示すように、ASICa501は任意
の数だけカスケード接続できるため、任意の複数画素を
単位とする積和演算、すなわち微分演算が可能となる。
【0029】なお、ASICa501は図15に示すよ
うに、データOUT端子を備えており、このデータOU
T端子からは、データINに入力された参照多値データ
またはそのデータをPSR1013〜1015で所定時
間だけ遅延させたデータのいずれかがマルチプレクサ1
029で選択されて出力される。このように、ASIC
a501では、8ビットデータの遅延も行なうことがで
きる。
【0030】図10に戻って、502はY方向微分フィ
ルタで被検査多値データを微分することにより、被検査
多値データのX方向エッジ成分を強調させるASICa
(以下、ASICa502の出力をX微分被検査データ
と呼ぶ)である。このASICa502には、ASIC
a501と等しい微分係数が設定されており、(2)式
と同様の処理が行なわれる。503〜506は、ASI
Ca501からのX微分参照データをそれぞれ異なる補
間係数によって修正するPROMdである。PROMd
503〜506には、図20(a)に示すように、X方
向に隣り合うX微分参照データがそれぞれ入力される。
このうち、左(X軸の負方向)のX微分参照データPL
はASICa501から入力され、中央のPCはフリッ
プフロップ(以下、F/Fと呼ぶ)507から入力さ
れ、右のPRはF/F508から入力される。すなわち
F/F507,508で同期をとることにより、X方向
に隣り合うX微分参照データPL、PC、PRが同時にP
ROMd503〜506に入力される。
【0031】図20(b)〜(e)は、X方向のステー
ジのぶれ等による位置ずれを1/2画素以下として、1
/4画素単位で図20(a)のPL、PC、PRの位置を
図示の点線位置にずらした図である。図20(b)は右
に1/4画素ずらした場合(補間係数Cx=+1/
4)、図20(c)は右に1/2画素ずらした場合(補
間係数Cx=+1/2)、図20(d)は左に1/4画
素ずらした場合(補間係数Cx=−1/4)、図20
(e)は左に1/2画素ずらした場合(補間係数Cx
−1/2)を示す。図20(b)の場合、中央にあるX
微分参照データPCは、3/4PC+1/4PRに修正さ
れ、この演算は図10に示すPROMd503で行なわ
れる。同様に図20(c)の場合、1/2PC+1/2
Lに修正され、その演算はPROMd504で行なわ
れ、図20(d)の場合、3/4PC+1/4PLに修正
され、その演算はPROMd505で行なわれ、図20
(e)の場合、1/2PC+1/2PLに修正され、その
演算はPROMd506で行なわれる。
【0032】509〜513は、X微分参照データを補
間係数Cxによって修正した修正データと、X微分被検
査データとの差分二乗和を補間係数決定ウインドウ(9
×9画素)単位で演算するASICbである。ASIC
b509では、X微分参照データとX微分被検査データ
との間に位置ずれがない場合の差分二乗和が演算され
る。同様に、ASICb510では、X微分参照データ
を右に1/4画素ずらした場合(図20(b))、AS
ICb511では、X微分参照データを右に1/2画素
ずらした場合(図20(c))、ASICb512で
は、X微分参照データを左に1/4画素ずらした場合
(図20(d))、ASICb513では、X微分被検
査データを左に1/2画素ずらした場合(図20
(e))について、それぞれX微分被検査データとの差
分二乗和を演算する。このように、補間係数決定ウイン
ドウを単位として差分二乗和を演算することにより、X
微分参照データとX微分被検査データとの相関関係が求
められる。
【0033】図21はASICb509の内部を示す回
路図である。IN1,IN2に入力されたデータは、P
SR2001〜2006を介してPROMe2007〜
2015に入力される。このASICb509は9個の
PROMe2007〜2015と、各PROMe200
7〜2015に接続された9個の加算器2016〜20
24とを有する。各PROMe2007〜2015では
IN1,IN2に入力されたデータ間の差分の平方が演
算され、その差分の平方は各加算器2016〜2024
によって順次加算される。ASICb509に9個目の
クロックが入力されると、9個のPROMe2007〜
2015のそれぞれで演算された差分の平方の和(差分
二乗和)が加算器2024から出力される。
【0034】例えば、IN1,IN2にそれぞれ図22
(a)(b)に示すデータが入力された場合、ASIC
b509ではまず図22の二重枠で囲んだ各3×3画素
の差分二乗和が演算される。具体的には、PROMe2
013では(A1−A2)2が、PROMe2014で
は(B1−B2)2が、PROMe2015では(C1
−C2)2が、PROMe2010では(D1−D2)2
が、PROMe2011では(E1−E2)2が、PR
OMe2012では(F1−F2)2が、PROMe2
007では(G1−G2)2が、PROMe2008で
は(H1−H2)2が、PROMe2009では(I1
−I2)2がそれぞれ演算される。加算器2016〜2
024では、PSR2001〜2006により適量分遅
延されて演算された上記差分二乗和が順次加算され、A
SICb509に図22に示すデータが入力されて、P
SR2001〜2006にデータが満ちてから9クロッ
ク後に、加算器2024からすべての差分二乗和が出力
される。この場合、PSR2003〜2006には入力
画像のX方向画素サイズ+3クロック、PSR2001
〜2002には0クロックの遅延がそれぞれかけられ
る。
【0035】そして、次のクロックが入力されると、図
22(a)(b)の枠をそれぞれ右に1画素ずらした3
×3画素についての差分二乗和が出力され、以下クロッ
クが入力されるたびに1画素ずつ右にずらした3×3画
素のデータが出力される。このように、ASICb50
9は、ASICa501と同様に、入力されたデータに
対してパイプライン演算処理を行なうことができる。ま
た、ASICb509は内部のPROMe2007〜2
015の内容を自由に書き替えることができるため、積
和演算のみを行なうASICa501と異なり、各種の
演算を行なうことができる。さらに、ASICa501
は係数レジスタと入力データとの積和演算を行なうのに
対し、ASICb509は相異なる2入力データに対し
て各種の演算を行なうことができるため、複数のデータ
バス間で種々の演算処理を行なうことができる。
【0036】このASICb509はASICa501
と同様にカスケード接続することができ、図10では、
各補間係数値ごとにASICb509が9個ずつカスケ
ード接続されている。カスケード接続された9個のAS
ICbのうち、最後のASICbの加算器2024(図
21参照)からの出力はシフタ2025を介して加算器
2026に入力され、9個のASICbで演算された差
分二乗和が求められる。その値は、整流器2027、シ
フタ2028を介してカスケードOUT端子から出力さ
れる。これにより、5種類の補間係数値それぞれについ
て、9×9画素の補間係数決定ウインドウを単位とした
差分二乗和が演算され、それらの結果は図10に示すx
MIN検出器514に入力される。
【0037】図21において、ASICb509の内部
のPROMe2007〜2015では、IN1に入力さ
れたデータとIN2に入力されたデータとの差分二乗を
算出したが、PROMe2007〜2015の内部のテ
ーブルを変えることにより、差分和や二乗和等を演算し
てもよい。また、二乗和を行なう目的に限定する場合、
PROMe2007〜2015を乗算器に置き換えても
よい。これによりASICb509のチップサイズゲー
ト数を減少させることができ、コスト低減が図れる。
【0038】図10に示す副ピクセル補間回路5では、
5種類の補間係数を設定して1/4画素ごとに位置合わ
せを行なっているが、補間係数の数を増やすことによ
り、より細かい単位で位置合わせを行なうことができ
る。また、図10では、補間係数決定ウインドウを欠陥
検出用ウインドウの縦横それぞれ3倍の大きさにしてい
るが、補間係数決定ウインドウの大きさはこれに限定さ
れない。
【0039】図10に示す514は、ASICb509
〜513で算出された5種類の差分二乗和のうち最小の
ものを検出するxMIN検出器である。このxMIN検
出器514には、ASICb509〜513で算出され
た差分二乗和の演算値が入力され、差分二乗和の演算値
が最も小さい場合の補間係数Cxが選択され、その係数
xを示す3ビットデータが出力される。これにより、
参照多値データと被検査多値データとのX方向における
1画素未満の位置合わせをするための補間係数Cxが選
択される。
【0040】515はX方向微分フィルタで参照多値デ
ータを微分することにより、被検査多値データのY方向
エッジ成分を強調させるASICa(以下、ASICの
出力をY微分参照データと呼ぶ)である。516はX方
向微分フィルタで被検査多値データを微分することによ
り、被検査多値データのY方向エッジ成分を強調させる
ASICa(以下、ASICの出力をY微分被検査デー
タと呼ぶ)である。517〜520はASICa51
5,516からのY微分参照データをそれぞれ異なる補
間係数によって修正するPROMdである。各PROM
d517〜520には、図23(a)に示すように、Y
方向に隣り合うY微分参照データPU,PC,PDがそれ
ぞれ入力される。このうち、上(Y軸の正方向)のPU
はASICa515から入力され、中央のPCはPSR
521から入力され、下のPDはPSR522から入力
される。このPSR521,522で同期をとることに
より、Y方向に隣り合うY微分参照データPU,PC,P
Dが同時に各PROMd517〜520に入力される。
【0041】図23(b)〜(e)は、Y方向のステー
ジの位置ずれを1/2画素以下として、1/4画素単位
で図23(a)のY微分参照データPU,PC,PDの位
置を図示の点線の位置にずらした図である。図23
(b)は上に1/4画素ずらした場合(補間係数Cy
+1/4)、図23(c)は上に1/2画素ずらした場
合(補間係数Cy=+1/2)、図23(d)は下に1
/4画素ずらした場合(補間係数Cy=−1/4)、図
23(e)は下に1/2画素ずらした場合(補間係数C
y=−1/2)を示す。図23(b)の場合、中央にあ
る画素値PCは3/4PC+1/4PUに修正され、この
演算はPROMd517で行なわれる。図23(c)の
場合、1/2PC+1/2PUに修正され、その演算はP
ROMd518で行なわれる。図23(d)の場合、3
/4PC+1/4PDに修正され、その演算はPROMd
519で行なわれる。図23(e)の場合、1/2PC
+1/2PDに修正され、その演算はPROMd520
で行なわれる。
【0042】523〜527は、Y微分参照データを修
正したデータとY微分被検査データとの差分二乗和を9
×9画素単位で演算するASICbである。528はA
SICb523〜527で演算された5種類の差分二乗
和のうち最小のものを検出するyMIN検出器である。
このyMIN検出器528には、ASICb523〜5
27で演算された差分二乗和が入力され、差分二乗和が
最も小さい補間係数Cyが選択され、その係数を示す3
ビットデータが出力される。これにより、参照多値デー
タと被検査多値データとのY方向における1画素未満の
位置合わせをするための補間係数Cyが選択される。
【0043】53は、X方向補間係数決定回路51で選
択されたX方向の補間係数Cxと、Y方向補間係数決定
回路52で選択されたY方向の補間係数Cyとによっ
て、参照多値データを修正する補間データ作成回路であ
る。この補間データ作成回路53の内部のマルチプレク
サ529には、3×3画素を単位として参照多値データ
が同時に入力される。マルチプレクサ529は、入力さ
れた参照多値データの中から4画素分の参照多値データ
を選択し、その4画素によって補間係数決定ウインドウ
9×9画素の中央に位置する着目画素の画素値を修正す
る。その際、マルチプレクサ529に入力される参照多
値データの同期合わせは、遅延器530、PSR53
1,532およびF/F533〜538によって行なわ
れる。
【0044】マルチプレクサ529での4画素の選択は
以下のようにして行なう。X方向補間係数決定回路51
とY方向補間係数決定回路52で選択された補間係数C
x,Cyがともに正の場合、図24(a)に示すように、
着目画素を点線の位置に移動させる必要があるため、図
24(a)の二重枠で囲んだ4画素を選択する。Cx
yは1画素未満のずれ量に応じて、それぞれX,Y方
向に独立に、−1より大きく0以下、または0以上1未
満の値をとる。また、Cxが正でCyが負の場合は図24
(b)の4画素を選択し、Cxが負でCyが正の場合は図
24(c)の4画素を選択し、Cx,Cyとも負の場合は
図24(d)の4画素を選択する。マルチプレクサ52
9で選択された4画素は、図10に示すPROMe53
9とPROMf540に入力され、着目画素のX方向画
素値の修正が行なわれる。
【0045】図24(a)を例にとる(選択した4画素
の参照多値データをA,B,C,Dとする)と、PRO
Me539では(1−Cx)×A+Cx×Bが演算され、
PROMf540では(1−Cx)×C+Cx×Dが演算
される。PROMg541では、X方向画素値の修正結
果を受けて、Y方向画素値の修正が行なわれる。具体的
には(1−Cy)×{(1−Cx)×A+Cx×B}+Cy
×{(1−Cx)×C+Cx×D}が演算される。これに
より、PROMg541からは、1画素未満の位置合わ
せを行なった修正データが出力される。
【0046】このように、副ピクセル補間回路5は、ま
ずXY方向それぞれについて、1/2画素未満の位置ず
れを修正するための補間係数Cx,Cyを選択し、その補
間係数に応じて各画素ごとに、その周囲の4画素の画素
データを用いて参照多値データの修正を行なう。したが
って、1画素未満の位置ずれがXYのどの方向に生じて
も、そのずれの補正が精度よく行なえる。なお、副ピク
セル補間回路5では、選択された補間係数Cx,Cyを用
いて、被検査多値データではなく、参照多値データを修
正している。これは被検査多値データを修正すると、被
検査多値データに含まれるパターンの欠陥情報がその修
正により一部欠落するおそれがあるからである。
【0047】副ピクセル補間回路5から出力された修正
データは誤差検出回路6に入力される(図1参照)。誤
差検出回路6は、前述したASICb(図21参照)か
ら成り、以下に示す(3)式に従って修正データと被検
査多値データとの差分二乗和を演算する。
【数3】 上記(3)式および以下の説明では、欠陥検出ウインド
ウサイズをM×N画素、ウインドウ内の被検査多値デー
タをCij、ウインドウ内の参照データをDij(ただし、
1≦i≦M、1≦j≦N)とする。3×3画素を単位と
して修正データと被検査多値データの比較を行なう場
合、(3)式のMとNを双方とも3にして、差分二乗和
を算出する。
【0048】このように、被検査物に欠陥があるか否か
を検出する際は、複数画素単位で修正データとの差分二
乗和を演算して比較を行なうため、パターンの特徴(例
えばパターンエッジ)を考慮に入れた比較が可能とな
る。
【0049】誤差検出回路6からの出力は比較回路7に
入力される(図1参照)。比較回路7では、差分二乗和
の演算結果が所定の閾値以下か否かが判定される。差分
二乗和の演算結果が閾値より大きい場合には、被検査物
に欠陥があると判定される。比較回路7には、任意の閾
値を設定することができ、例えば微小な欠陥を検出した
い場合には閾値を小さくすればよい。この比較回路7で
の判定結果は記憶装置8に送られ、被検査物の欠陥情報
が記憶される。
【0050】上記実施例の誤差検出回路6では、参照多
値データを修正した修正データと被検査多値データとの
欠陥検出ウインドウ内での差分二乗和を演算して欠陥検
出を行なったが、差分二乗和法以外の演算方法によって
欠陥検出を行なってもよい。
【0051】例えば、図25は輪郭相関法を用いた場合
の誤差検出回路6のブロック図である。輪郭相関法を用
いる場合、修正データと被検査多値データに対して、X
方向およびY方向の方向性を有するソーベル(Sobe
l)微分フィルタをそれぞれ掛けることにより、X方向
およびY方向について画像の輪郭の強さと方向性を加味
したデータに変換してから、両データ間の誤差を検出す
る。なお、ここではソーベル以外の微分フィルタを用い
てもよい。
【0052】図26に示すソーベル微分フィルタで微分
した結果をベクトル表示すると図27で示される。図2
7において、ベクトルは被検査多値データを微分した
結果(以下、微分被検査データベクトルと呼ぶ)を表
し、ベクトルは修正データを微分した結果(以下、微
分修正データベクトルと呼ぶ)を表す。なお、以下では
スカラー値と区別する意味でベクトルを表す場合には下
線を施す。但し、図および式では、通常の矢印によるベ
クトル記号で表示する。これらのベクトルを成分
表示したものを、それぞれ(Sx,Sy)および(T
x,Ty)とする。図27において、ベクトルの大きさ
は画像の輪郭の強さを示し、ベクトルの角度は画像の輪
郭の方向性を示す。
【0053】図27に示すベクトルの内積和を演
算すると、(4)式で表される。
【数4】 ベクトルの内積和が最大値をとるのは、ベクトル
、すなわち微分修正データと微分被検査データの
輪郭の方向性および強さが一致するときである。一方、
両データの輪郭の方向性および強さが異なる場合、すな
わち被検査パターンデータに欠陥がある場合、内積和は
小さくなる。したがって、図13に示すように、参照デ
ータと被検査データのそれぞれについて、同時に走査さ
せた欠陥検出ウインドウ内の対応する各画素間でベクト
の内積和を演算してその値を評価することによ
り、欠陥検出が可能となる。図25の誤差検出回路6で
は、パターンエッジを示すベクトルの内積和を演
算した後、その平均値をベクトルの大きさの平均値と
ベクトルの大きさの平均値でそれぞれ除算して正規化
を行なって、輪郭ベクトル相関係数Cvを演算する
((5)式参照)。
【数5】 正規化を行なうことにより、最終的な出力である輪郭ベ
クトル相関係数Cvの値を−1≦Cv≦1の範囲内に収め
ることができ、画像の明るさやコントラストに影響され
ることなく、パターン比較を行なうことが可能となる。
【0054】図25において、副ピクセル補間回路5か
ら出力された修正データは2つのASICa601,6
02に入力され、ASICa601では、図26に示す
Y方向ソーベル微分フィルタによってX方向の輪郭(パ
ターンエッジ)成分を強調させた微分値Txが、ASI
Ca602では、X方向ソーベル微分フィルタによって
Y方向の輪郭成分を強調させた微分値Tyが演算され
る。6aは、修正データの欠陥検出ウインドウ内エッジ
ベクトルの大きさの平均値を演算する参照データ用エッ
ジベクトル演算回路であり、その内部のASICb60
3では(1/MN)×ΣΣTxij 2が演算され、ASI
Cb604では、(1/MN)×ΣΣTyij 2が算出さ
れ、これらはEPROM605に入力され、エッジベク
トルの大きさの平均値√{(1/MN)×ΣΣ(Txij
2+Tyij 2)}が算出される。6bは、被検査多値デー
タの欠陥検出ウインドウ内エッジベクトルの大きさの平
均値を演算する被検査データ用エッジベクトル演算回路
であり、6aと同様の処理が行なわれ、EPROM61
0からエッジベクトルの大きさの平均値(1/MN)×
ΣΣ(Sxij 2+Syij 2)が出力される。
【0055】6cは、微分被検査データと微分修正デー
タとの内積和の平均値を欠陥検出ウインドウ単位で演算
する内積和平均値演算回路である。その内部のASIC
611では内積のX成分の平均(1/MN)×ΣΣ(S
ij×Txij)が演算され、ASIC612ではY成分
の平均(1/MN)×ΣΣ(Syij×Tyij)が演算さ
れ、EPROM613ではこれらの結果が加算されて、
ベクトルの内積和の平均値(1/MN)×ΣΣ
(Sxij×Txij+Syij×Tyij)が演算される。参
照データ用エッジベクトル演算回路6a、被検査データ
用エッジベクトル演算回路6bの各出力はEPROM6
14に入力され、(1/MN)×√{ΣΣ(Sxij 2
Syij 2)}×√{ΣΣ(Txij 2+Tyij 2)}が演算
された後、内積和平均値演算回路6cの出力と同期して
EPROM615に入力され、(5)式に示す輪郭ベク
トル相関係数Cvが演算される。この演算された輪郭ベ
クトル相関係数Cvの大きさによって、図1に示す比較
回路7は欠陥の有無を判定する。すなわち、一定の閾値
を設けてその値より小さい場合には欠陥ありと判定す
る。
【0056】また、欠陥検出ウインドウ内にパターンが
存在しない場合には、欠陥検出ウインドウ内エッジベク
トルの大きさの平均値に閾値を設け、参照データ側と被
検査データ側の双方ともその閾値以下の場合には、パタ
ーンなしとして扱うことにより、検査時間を短縮するこ
とができ、これにより欠陥誤検出を防げる。輪郭ベクト
ル相関係数Cvおよびエッジベクトルの大きさの平均値
に対する閾値は、欠陥検出精度に基づいて自由に設定で
きる。
【0057】このように、図13に示すように、参照デ
ータと被検査データ間で同期をとって欠陥検出ウインド
ウを走査させ、内積和平均値演算回路6cではそのウイ
ンドウ内の対応する各画素間の内積和の平均値を算出
し、回路6a,6bでは各ウインドウ内でのエッジベク
トルの大きさの平均値を算出する。また、遅延器616
は、内積和平均値と、パターンエッジベクトルの大きさ
の平均値との出力間の同期をとり、EPROM615で
は、輪郭ベクトル相関係数Cvの値の範囲が0≦Cv1で
あるため、Cvに255をかけて8ビットの整数値とし
て出力する。なお、輪郭ベクトル相関係数Cvが−1≦
v≦0の場合には、白黒コントラスト反転パターンに
ついて輪郭が一致すれば正常パターンとするときはCv
の絶対値を出力し、それ以外の場合には0を出力する。
【0058】このように、誤差検出回路5において、輪
郭相関法を用いて修正データと被検査多値データとの比
較を行なうと、差分二乗和法による場合と異なり、パタ
ーンエッジ等の輪郭の強さと方向を加味した比較が可能
となるため、濃淡の少ない画像、例えば線画による輪郭
のみからなる被検査物に対しても有効な欠陥検出を行な
うことができる。また、輪郭相関法では、算出した内積
和を正規化するため、撮像装置2で被検査物を撮像する
際にコントラスト変化が起っても正常に欠陥検出を行な
うことができる。さらに、パターンの部分的な遮蔽にも
強く、キズ、ヒビ、ゴミ等の対象物の表面変化にも強
い。さらにまた、修正データと被検査多値データの双方
とも、いったん画像を微分してから比較するため、被検
査物を撮像する際に用いる光源等によって、被検査多値
データに一様な明るさの変化が生じても、またそれによ
り部分的な影ができても正確に欠陥検出を行なうことが
できる。したがって、輪郭相関法を用いると、画像のコ
ントラストが悪いウェハやPCB等の検査も精度よく行
なうことができる。
【0059】また、一定方向に一定の画像の濃度勾配を
持つ被検査物、すなわち一定方向に画像の輪郭成分の背
景が一定方向に所定の勾配を持って変化する被検査物を
検査する場合、ベクトルから各ベクトルの平均値
を差引いたエッジベクトルを用いて、輪郭ベクトル相関
係数Cvを算出する方法が考えられる。この場合のベク
トルの内積和の平均値ρ、各パターンエッジベク
トル標準偏差値σT,σSおよび輪郭ベクトル相関係数C
vは次式で示される。
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【0060】このように、被検査物の被検査多値データ
に一定の濃度勾配がある場合、(9)式に基づいて算出
した輪郭ベクトル相関係数Cvによって誤差検出を行な
うことにより、パターンの背景データに影響されず、よ
り正確な欠陥検出を行なうことができる。ただし、各エ
ッジベクトルから欠陥検出ウインドウ内エッジベクトル
の平均値を差し引く方式では、ウインドウ内に単一方向
パターンしかない場合には、平均値を差し引いたエッジ
ベクトルの大きさが0となるため、一定の閾値を設けて
欠陥候補から除外する必要がある。ここで、欠陥検出ウ
インドウがパターンサイズよりも大きく、そのパターン
が閉じており、そのエッジの強さが一様であり、またそ
の背景も一様であれば、(6),(7),(8)の各式
の第2項(波線部分)が0となり、(9)式の輪郭ベク
トル相関係数値Cvは(5)式と一致する。
【0061】また誤差検出回路6では、以下に示す正規
化相関法によって誤差検出を行なってもよい。正規化相
関法では、まず、被検査多値データSと修正データTに
ついて以下に示すように、分散Ds,Dt、およびデータ
S,Tの共分散Dstを求める。次に、これら分散Ds
tと共分散Dstから相関係数Cstを算出する。
【数10】
【数11】
【数12】 ここでMは相互相関演算を行なうべき領域の画素のX方
向の個数、NはY方向の個数である。このように、誤差
検出回路6において、(12)式に基づいて算出した相
関係数Cstによって誤差検出を行なえば、輪郭相関法に
比べて線画やコントラスト変化等がある場合、全体的に
欠陥検出精度は落ちるが、全体の濃淡分布を用いている
ため、ビデオ信号のノイズ等のパターンエッジ全体を崩
すような場合には、輪郭相関法より適している。
【0062】上記のように構成した実施例にあっては、
画素内データ出力回路10が多値データ抽出手段に、P
ROMa101〜109がデータ分類手段に、PROM
b11が判別手段に、PROMb11とマルチプレクサ
12が選択手段に、PROMc14が参照パターンデー
タ作成手段に、それぞれ対応する。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、設計データから着目画素の多値データを作成する
場合に、着目画素を囲む複数の画素値を参照するため、
パターンのエッジ等のパターンの特徴を考慮に入れた精
度の高い多値データを作成できる。また、小数点以下の
設計データ情報を用いて多値データを作成し、パターン
エッジの立ち上がり分のマトリクス内のデータの組み合
わせによって分類した識別データを用いるため、パター
ン形状の分類が容易になる。さらに、パターン形状を代
表する画素を選択して参照パターンデータを作成するた
め、回路規模を大幅に縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥検査装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す参照多値データ出力装置の一実施例
の回路図である。
【図3】PROMbに格納されているパターン種別を示
す図である。
【図4】図3(9)のパターン位置を示す図である。
【図5】図3(9)に含まれるパターン種別を示す図で
ある。
【図6】図3(29)のパターン位置を示す図である。
【図7】除外されるパターン種別を示す図である。
【図8】像強度分布Iijを演算する過程を説明する図で
ある。
【図9】走査するウインドウごとに参照多値データと被
検査多値データとの位置合わせを行なうことを示す図で
ある。
【図10】図1に示す副ピクセル補間回路の一実施例の
回路図である。
【図11】半画素位相がずれた場合のCCD出力を示す
図である。
【図12】パターンエッジ部分を撮像する際に、1画素
未満の位置ずれが生じた例を示す図である。
【図13】欠陥検出ウインドウおよび補間係数決定ウイ
ンドウを説明する図である。
【図14】3×3画素の欠陥検出ウインドウと9×9画
素の補間係数決定ウインドウを説明する図である。
【図15】ASICa内部の回路図である。
【図16】(a)は微分フィルタ係数を示す図、(b)
は参照多値データを示す図である。
【図17】ASICaの内部の動作を説明する図であ
る。
【図18】ASICa内部の各加算器の出力の変化を示
す図である
【図19】ASICaをカスケード接続した図である。
【図20】X方向に±1/2画素の範囲内で1/4画素
単位で画素位置をずらした図である。
【図21】ASICbの内部の回路図である。
【図22】ASICbのIN1,IN2に入力されるデ
ータを示す図である。
【図23】Y方向に±1/2画素の範囲内で1/4画素
単位で画素位置をずらした図である。
【図24】(a)は補間係数Cx,Cyがともに正の場合
に選択される4画素を示す図、(b)は補間係数Cx
正でCyが負の場合に選択される4画素を示す図、
(c)は補間係数Cxが負でCyが正の場合に選択される
4画素を示す図、(d)は補間係数Cx,Cyがともに負
の場合に選択される4画素を示す図である。
【図25】輪郭相関法を用いた場合の誤差検出回路のブ
ロック図である。
【図26】X方向Y方向それぞれのソーベル微分フィル
タ係数を示す図である。
【図27】微分フィルタで微分した結果をベクトル表示
した図である。
【図28】面積減算法を説明する図である。
【図29】正常なパターンと位置ずれパターンが同時に
起こった例を示す図である。
【符号の説明】
1 参照多値データ出力装置 2 撮像装置 3 遅延装置 4 整数ピクセル補間回路 5 副ピクセル補間回路 6 誤差検出回路 7 比較回路 8 記憶装置 10 画素内データ出力回路 11 PROMb 12 マルチプレクサ 13 遅延回路 14 PROMc 101〜109 PROMa
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 J 7630−4M H05K 3/00 Q

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計情報に基づいて被検査物に形成され
    た被検査パターンを撮像して得られる被検査パターンデ
    ータと前記設計情報に基づいて作成された参照パターン
    データとを比較して前記被検査パターンの欠陥を検出す
    る欠陥検査装置において、 前記設計情報に基づいて作成した画素のデータであっ
    て、それぞれの画素に含まれるパターンの割合に応じて
    定められた多値データ群の中から、ウインドウ画像を形
    成する、着目画素および該着目画素を囲む複数の画素に
    対応する多値データを順次抽出する多値データ抽出手段
    と、 該多値データ抽出手段により抽出された多値データを所
    定の複数の閾値により分類し、それぞれの分類を示す識
    別データを出力するデータ分類手段と、 該識別データに基づいて、前記ウインドウ画像内に含ま
    れるパターンの形状の種類を判別する判別手段と、 該判別手段による判別結果に基づいて、前記着目画素お
    よび該着目画素を囲む複数の画素の中から、前記ウイン
    ドウ画像に含まれるパターンの形状を代表する少なくと
    も1つの画素を選択する選択手段と、 前記判別手段によって判別されたパターンの形状の種類
    と前記選択手段により選択された画素に対応する前記多
    値データとに基づいて、前記着目画素に対応する多値デ
    ータを作成し、前記参照パターンデータとして出力する
    参照パターンデータ作成手段と、 を備えることを特徴とする欠陥検査装置。
JP5295605A 1993-11-25 1993-11-25 欠陥検査装置 Pending JPH07146249A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10325711A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Hitachi Ltd 検査方法およびその装置並びに半導体基板の製造方法
JP2009175001A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Fuji Electric Systems Co Ltd 欠陥検査装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10325711A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Hitachi Ltd 検査方法およびその装置並びに半導体基板の製造方法
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