JPH0354148Y2 - - Google Patents

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JPH0354148Y2
JPH0354148Y2 JP17153586U JP17153586U JPH0354148Y2 JP H0354148 Y2 JPH0354148 Y2 JP H0354148Y2 JP 17153586 U JP17153586 U JP 17153586U JP 17153586 U JP17153586 U JP 17153586U JP H0354148 Y2 JPH0354148 Y2 JP H0354148Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、発汗時に不快感を与えることなく、
着心地に優れたスポーツ衣料に適する衣料用編地
に関するものである。
(従来の技術) 従来、スポーツ衣料の中のトレーニングウエア
ーに関しては、ポリエステル長繊維糸条100%の
三段両面編地や、表にポリエステル長繊維糸条、
裏に綿または綿/エステル混紡糸糸条をニツテイ
ングしたタツクリバーシブル、モツクミラノリ
ブ、モツクロデイア編等のものが主流である。
これらの編地は、運動時の発汗において、ほと
んど汗を吸収しないものであつたり、汗を吸収す
るが、べとつきやまつわりつき現象を生じる、不
快感の伴うものである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、前記のような従来のトレーニングウ
エアーの欠点を解消し、発汗による不快感のな
い、着心地のよいトレーニングウエアー編地を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段および作用) すなわち本考案は、表地編層および中間層はポ
リエステル繊維糸条で編目が形成され、裏地編層
は綿またはエステル/綿の混紡糸糸条で編目を形
成した三層編地において、表地編層に対し裏地編
層は1/2ゲージで、編組織レピートにおける編
成コース数が、表地編層3コースに対し裏地編層
が2コースとなり、ループ数の比率は、表地編層
3に対し裏地編層1の割合となり、裏地編層は市
松状の編目を呈していることを特徴とする衣料用
編地を要旨とする。
以下、さらに本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の編組織の基本模式図であ
り、また、第2図は、裏面の編目拡大模式図であ
る。本考案編地は、第1図に示すとおり、シリン
ダー針a,bとダイアル針c,dの配列により、
10給糸のレピートにより編目の形成がなされ
る。ここで、シリンダー針本数に対し、ダイアル
針本数は1/2になるように配列する。
第1図をさらに詳細に説明すると、まず、第1
給糸針口ではシリンダー針aとダイアル針c,d
でタツク編を行う。第2給糸口はシリンダー針
a,bで編成、第3給糸口はシリンダー針bのみ
編成、第4給糸口はダイアル針dのみ編成、第5
給糸口はダイアル針cのみ編成する。第6給糸口
はシリンダー針bとダイアル針c,dでタツク編
成、第7給糸口はシリンダー針a,bで編成、第
8給糸口はシリンダー針aのみ編成、第9給糸口
はダイアル針cのみ編成、第10給糸口はダイア
ル針dのみで編成され、この10給糸が編成組織
の一完全となる。
さらに、本考案の特徴である裏地編層について
説明する。
第2図は、裏地編層の拡大図であり、イの編目
は第1図のc針で編目形成、ロの編目は第1図の
d針で編目を形成したものである。第2図の1,
2,3,4,5,6は編目コース数をあらわし、
イの編目はコース方向に3コース、ロの編目もコ
ース方向に3コース連続させるよう編成する。第
1図に示すとおり、裏地編層の編目の形成におい
ては、第1図給糸口から第10給糸口で、第2図
の1,2コースの編目を形成する。以下、第11
給糸口から第20給糸口で3,4コース、第21
給糸口から第30給糸口で5,6コースの編目を
形成する。すなわち、裏地編層の給糸口において
は、第4,第9,第14,第19,第24,第2
9給糸口と、第5,第10,第15,第20,第
25,第30給糸口に異素材を給糸することによ
り、第2図に示すような、イ,ロの市松状の編目
形成することが可能となる。故に、第2図の編目
の形成には30給糸口を必要とする。
さらに、裏地編層に特徴をもたせるため、第2
図のイ編目とロ編目に各々異素材、例えばイ編目
に細い素材、ロ編目に太い素材を使用し、編目を
形成すれば、ロ部分が凸となり、肌面に対し点接
触となり、良好な着心地の商品が得られる。ま
た、編組織の一完全において、表地編層は3コー
スの編目が形成され、裏地編層は2コースの編目
が形成される。このことは、表編目に対し裏編目
が捲取張力の影響を受けやすいことを意味し、裏
編目が通常の異ゲージといわれるものに比べ、よ
り粗な編目形成のものが得られ、着用時の着心地
感のよいものとなる。
(実施例) 次に、本考案を実施例により具体的に説明す
る。
ダブルニツト機(福原精機製JIL−7,33″×
22G×62F)を用いて、第1図の組織図に従つて、
第1給糸口(以下、給糸口をFにて示す),第6
F,第11F,第16F,第21F,第26Fに
ポリエステル仮撚加工糸150デニール/48フイラ
メントを給糸、第2F,第7F,第12F,第1
7F,第22F,第27Fにポリエステル仮撚加
工糸150デニール/48フイラメントを給糸、第3
F,第8F,第13F,第18F,第23F,第
28Fにポリエステル仮撚加工糸を給糸、第4
F,第9F,第14F,第19F,第24F,第
29Fにポリエステル加工糸75デニール/36フイ
ラメントを給糸、第5F,第10F,第15F,
第20F,第25F,第30Fにエステル/綿の
混紡糸16S/−を給糸し、編機1回転の給糸糸量
を3速、タツク編部を614cm、ダイアル全針ニツ
ト部を491cm、シリンダーニツト部を395cmにセツ
トし、編成した。
該編地を通常の染色加工方法にて、巾165cm、
目付480g/mにて仕上、生地の物性試験を実施
したところ、ピリング(JIS・L−1076)4級で、
十分実用に耐えうるものを得ることができた。ま
た、生地の風合、裏面の形状も満足すべきもので
あつた。
さらに、前述の第4F,第9F,第14F,第
19F,第24F,第29Fに綿糸60S/−を給
糸、第5F,第10F,第15F,第20F,第
25F,第30Fにポリエステル仮撚加工糸150
デニール/48フィラメントの引揃糸を給糸したと
ころ、裏面は前述とは逆に、ポリエステル仮撚加
工糸部が凸のものが得られた。
このように、短繊維糸を凸またはポリエステル
仮撚加工糸部を凸にすることも、糸の立替えで可
能であり、好みにより商品を供給することが可能
である。
(考案の効果) 本考案の編地は、特に裏面に特徴があり、表面
に比べ、裏面は粗でソフトなタツチであり、着心
地が極めて良好な衣料であり、激しく運動するト
レーニングウエアーに最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の編組織の基本模式図であり、
a,bはシリンダー針、c,dはダイアル針を示
す。また、第1F〜第10Fが組織図の一完全
で、第11F〜第20F,第21F〜第30はそ
の繰り返しを示す。 第2図は、裏面の編目の拡大図で、イ,ロは編
目、c,dはダイアル針(第1図のc,dと同
じ)を示し、1,2,3,4,5,6はコースを
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表地編層および中間層はポリエステル繊維糸条
    で編目が形成され、裏地編層は綿またはエステ
    ル/綿の混紡糸糸条で編目を形成した三層編地に
    おいて、表地編層に対し裏地編層は1/2ゲージ
    で、編組織レピートにおける編成コース数が、表
    地編層3コースに対し裏地編層が2コースとな
    り、ループ数の比率は、表地編層3に対し裏地編
    層1の割合となり、裏地編層は市松状の編目を呈
    していることを特徴とする衣料用編地。
JP17153586U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPH0354148Y2 (ja)

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JP17153586U JPH0354148Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JP17153586U JPH0354148Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6378084U JPS6378084U (ja) 1988-05-24
JPH0354148Y2 true JPH0354148Y2 (ja) 1991-11-28

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