JPH0353844Y2 - - Google Patents

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JPH0353844Y2
JPH0353844Y2 JP1745887U JP1745887U JPH0353844Y2 JP H0353844 Y2 JPH0353844 Y2 JP H0353844Y2 JP 1745887 U JP1745887 U JP 1745887U JP 1745887 U JP1745887 U JP 1745887U JP H0353844 Y2 JPH0353844 Y2 JP H0353844Y2
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heating
plate
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heating plate
endless
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は板状物の加熱装置に関するものであ
る。
従来、例えば合板・単板等の板状物に加熱処理
を施す加熱装置として、例えば「連続合板製造装
置」(特公昭49−32051号公報)・「厚単板等の素材
の連続プレス乾燥装置」(実公昭59−34872号公
報)・「板材の乾燥装置」(特公昭60−12547号公
報)等に開示される如く、間歇走行可能な一対の
金属製の無端帯を上下に対設すると共に、各無端
帯の内側へそれと平行に、少なくともいずれか一
方が昇降可能な加熱盤を夫々配設して成り、無端
帯によつて板状物を間歇的に搬送する過程に於
て、加熱盤により無端帯を介して板状物を加熱す
る形式の加熱装置が公知であり、原理的には、他
の例えば熱風通気式の加熱装置等に比べて熱効率
等が良好で、産業の発達に寄与するものと期待さ
れたが、実際には、種々の欠点もあり、実用化さ
れた例が極めて少なかつた。
そこで、先に本考案の考案者は、前記形式の装
置の汎用化を阻害していた最大の欠点の一つが、
従来のこの種の装置は、無端帯の走行特性等を適
確に掌握せず、単に一対の無端帯を上下に対設し
て、一段の平坦な搬送路を形成する構成を採る故
に、装置自体が長大化する点にあつたことを分
析・解明すると共に、後に詳述する如く、前記欠
点を払低し得る対応策を提案し、実用性の向上を
図つたが、その後新たに、この種の装置に共通す
る別の問題点が内在することが、本考案の開発過
程で判明した。
即ち、この種の装置に於ては、無端帯の走行軌
道の安定化・各部材に対する荷重の均等化等から
して、加熱経路を平坦(水平)に保つのが望まし
く、また一方、加熱コストの軽減化・温度管理の
容易化等からして、加熱盤の熱源を加熱蒸気とす
るのが望ましいが、該条件を両立させる構成を採
ると、加熱経路に対して平行な加熱盤の蒸気通路
に、比較的大量のドレンが残留し易く、特に加熱
経路の上方に位置する加熱盤にあつては、ドレン
の残留に起因して、加熱面側に局部的な温度ムラ
が発生し、板状物が不均一に加熱されるので致命
的である。
勿論、予め装置自体を斜めに傾けて設置し、上
下の加熱盤からのドレンの排除を容易化したり、
或は加熱盤の熱源を加熱蒸気以外とするなどの対
応策を採つて、前記新たに判明した問題点の発生
を回避することは可能ではあるが、斯様にする
と、無端帯の走行軌道の不安定化・加熱コストの
上昇等の不都合を誘発するので、実用上甚だ不合
理である。
本考案は、前記問題点を合理的に解消すべく開
発したものであり、具体的には、一対の無端帯を
間歇走行可能に対設して、少なくとも一段の平坦
な加熱経路を含む板状物の搬送路を形成すると共
に、前記加熱経路の上方及び下方へ、加熱蒸気に
よつて適温に加熱される加熱盤を、少なくとも上
方に位置する加熱盤が昇降可能に夫々配設して成
り、無端帯によつて板状物を間歇的に搬送しつ
つ、加熱盤により無端帯を介して板状物を加熱す
る加熱装置であつて、加熱経路の上方に位置する
加熱盤の、蒸気通路の出口側と入口側の上昇行程
に差異を設け、該加熱盤が、上昇時に於て、蒸気
通路の入口を上に出口を下にして非水平状を成す
べく構成したことを特徴とする加熱装置である。
前記構成の加熱装置によれば、加熱経路の上方
に位置する加熱盤が、上昇時に於て、蒸気通路の
入口を上に出口を下にして非水平状を成すので、
都度ドレンが円滑に排除され、加熱面側に於ける
局部的な温度ムラの発生に起因する、板状物の不
均一な加熱を惹起する虞がないので著しく効果的
であり、更に加熱経路が平坦であるから、それに
準じて各部材を水平状に配設でき、而も加熱盤の
熱源は加熱蒸気であるから、無端帯の走行軌道の
不安定化・加熱コストの上昇等の不都合を誘発す
る虞もなく、極めて合理的に先記問題点を解消し
て、この種の装置の実用性を一段と向上させ得た
ものである。
以下、本考案を図面に例示した実施の一例と共
に更に詳述する。
第1図は本考案に係る加熱装置の側面説明図で
あり、第2図は第1図の切断線A−Aに於ける部
分断面図である。
図中1及び2は、ロール1a,1b及びロール
2a,2bに夫々張設された一対の無端帯であつ
て、双方の対向間隔内に平坦な加熱経路を含む単
板9の搬送路を形成し、双方共にいずれか一方の
ロール1a又は1bと、ロール2a又は2bとを
介して、駆動源(図示省略)により図示矢印方向
へ間歇的に駆動される。
3は、前記無端帯1,2によつて形成される平
坦な加熱経路の下側へ固定的に配設された下部加
熱盤であつて、後述する上部加熱盤4と同様に加
熱蒸気によつて適温に加熱される。
4は、前記無端帯1,2によつて形成される平
坦な加熱経路の上側へ配設された上部加熱盤であ
つて、第2図からも明らかなように、入口5aか
ら出口5bに至る蒸気通路5を有し、該蒸気通路
5へ導入される加熱蒸気によつて適温に加熱さ
れ、而も後述する昇降機構6の作動により、間歇
的に昇降させられる。
6は、例えば軸受け6a、支点ピン6及び流体
シリンダー等から成る作動部材6c,6d等を用
いて構成された昇降機構であつて、無端帯1,2
を駆動する駆動源の作動に同期して、前記上部加
熱盤4を間歇的に昇降させるが、上部加熱盤4
の、蒸気通路5の入口5a側に配設された作動部
材6cの作動距離と、出口5b側に配設された作
動部材6dの作動距離との相違に基き、第1図に
点線で示す如く、上部加熱盤4が蒸気通路5の入
口5aを上に出口5bを下にして非水平状を成す
よう上昇させる。
7は、無端帯1の内側に配設されたテンシヨン
ロールであつて、発条・流体シリンダー等から成
る緊張部材8の付勢により、常時又は随時無端帯
1に張力を付与する。
本考案に係る加熱装置は、例えば前記の如く構
成するものであつて、第1図左方から単板9が搬
入されると、無端帯1,2によつて順次間歇的に
搬送される過程で、無端帯1,2の停止に同期し
て、昇降機構6が上部加熱盤4を下降させるの
で、無端帯1,2を介して、下部加熱盤3と上部
加熱盤4による圧締を受けて加熱され、次いで所
定時間経過後に、昇降機構6が上部加熱盤4を上
降させるの同期して、無端帯1,2が暫時走行し
た後に停止すると、再び昇降機構6が上部加熱盤
4を下降させるので、下部加熱盤3と上部加熱盤
4により加熱される。
以下、同様の動作の繰返しにより順次加熱が繰
返され、単板9は、やがて第1図右方へ搬出され
ることになるが、前記作動部材6cと6dの作動
距離の相違に基く上昇行程の差異によつて、上部
加熱盤4が、上昇時に於て、蒸気通路5の入口5
aを上に出口5bを下にして非水平状を成すの
で、単板9の加熱等に伴つて発生するドレンは、
上昇の都度円滑に排除され、上部加熱盤4の加熱
面側に於ける局部的な温度ムラの発生に起因す
る、単板9の不均一な加熱を惹起する虞がないの
で著しく効果的であり、更に加熱経路が平坦であ
るから、それに準じて各部材を水平状に配設で
き、而も各加熱盤3,4の熱源は加熱蒸気である
から、無端帯1,2の走行軌道の不安定化・加熱
コストの上昇等の不都合を誘発する虞もなく、極
めて合理的に先記問題点を解消して、この種の装
置の実用性を一段と向上させることが可能とな
る。
第3図に例示した実施例は、従来困難視されて
いた、一対の無端帯の屈曲に伴う単板搬送の不安
定化を回避しつつ、或は一対の無端帯の屈曲に伴
う軌道の逸脱を回避しつつ、装置自体の長さを従
来の約1/3に縮小することを可能化し、実用性を
向上すべく、本出願人が先に「ベニヤ単板の乾燥
装置」(特願昭61−237679号〔特開昭63−91477号
公報〕)・「ベニヤ単板の乾燥装置における無端帯
の軌道修正方法」(特願昭61−242276号)〔特開昭
63−226558号公報〕に於て提案した加熱装置に、
更に改良を加えたものである。
即ち、一対の無端帯11,12を、夫々複数本
のロール11a,11b,11c,11dと12
a,12b,12c,12dとへ蛇行状に張設し
て、平坦路・屈曲路・平坦路・屈曲路・平坦路の
組合わせで成る、換言すれば、上下三段の平坦な
加熱経路と、上段の加熱経路から中段の加熱経路
へ、及び中段の加熱経路から下段の加熱経路へ至
る、二つの屈曲状の中継路とを含む、一連の単板
19の搬送路を形成し、更に緊張部材18を付設
して、各無端帯11,12に常時又は随時張力を
付与すると共に、駆動源10によりロール12b
を介して図示矢印方向へ間歇的に駆動し得るよう
構成する一方、各平坦路(加熱経路)の下側には
複数の下部加熱盤13を固定的に、また上側には
複数の上部加熱盤14を昇降機構16により昇降
可能に夫々配設して構成する。
尚、前記昇降機構16は、例えば連結アーム1
6a・連結ピン16b及び作動部材16c等を用
いて形成し、各作動部材16cの作動距離を統一
する代りに、上部加熱盤14の蒸気通路の入口1
5a側に位置する連結アーム16aに穿設した長
孔16dと、出口15b側に位置する連結アーム
16aに穿設した長孔16eとの遊嵌長さを任意
量異らせ、制御器20の制御に基いて、上部加熱
盤14が、図の如く、蒸気通路の入口15aを上
に出口15bを下にして非水平状に上昇し得るよ
う構成する。
前記の如く構成した加熱装置に於ても、制御器
20の制御に基き、駆動源10が無端帯11,1
2を間歇的に走行させるのに同期して、昇降機構
16が上部加熱盤14を間歇的に昇降させるの
で、順次単板19への加熱が繰返され、やがて第
3図下段右方へ搬出されるが、前記長孔16dと
16eとの遊嵌長さの違いに基く上昇行程の差異
により、上部加熱盤14が蒸気通路の入口15a
を上に出口15bを下にして非水平状に上昇する
都度、ドレンが円滑に排除されるので、先記実施
例と同様に、極めて合理的に先記問題点を解消し
て、この種の装置の実用性を一段と向上させるこ
とが可能となる。
尚、前記各実施例に於ては、加熱経路の上方に
位置する加熱盤の上昇行程に差異を設けるに際し
て、加熱盤の蒸気通路の入口側と出口側とで昇降
行程が異る昇降機構を用いたが、該昇降機構とし
ては、前記各実施例に例示する形態に限るもので
はなく、他の例えばカム機構・クランク機構等、
従来公知の種々の機構を適用して差支えなく、或
は昇降行程が異る昇降機構に代えて、昇降行程を
強制的に変更可能な昇降機構を用いると共に、ス
トツパーを別途に配設し、該ストツパーに加熱盤
を当接させて上昇位置を規制しても差支えなく、
要は加熱盤の上昇行程に差異を設ければ足りる。
また前記いずれの実施例に於ても、各無端帯を
ステンレス製とするのが望ましく、而も図示は省
略したが、その外周部へ、板バネ・ブラシ等から
成る掻落し部材を配設して、付着物を除去し得る
よう構成するのが好ましく、更に必要に応じて
は、各加熱盤の加熱面を任意の方向に対して凸状
に形成しても差支えない。
また上下いずれか一方の加熱盤を複数に分割し
て備えた場合に於て、その加熱温度は必ずしも一
律である必要はなく、更に前記各実施例に於て
は、下部加熱盤を固定的に配設したが、必要に応
じては、上部加熱盤に同調して昇降するよう構成
しても差支えなく、而も第3図の実施例に於て
は、前記(特願昭61−242276号)に開示する如き
軌道修正機構、即ち、所要の都度、無端帯を弛緩
させると共に、側面側から強制的に無端帯を所定
領域へ押圧して、その軌道を修正するよう構成し
た軌道修正機構を備えて、より適確な無端帯の走
行軌道の安定化を図るのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を説明する為のものであつて、第
1図は本考案に係る加熱装置の側面説明図、第2
図は第1図の切断線A−Aに於ける部分断面図、
第3図は本考案に係る加熱装置の他の実施例の側
面説明図である。 1,2,11,12…無端帯、3,13…下部
加熱盤、4,14…上部加熱盤、5…蒸気通路、
5a,15a…蒸気通路の入口、5b,15b…
蒸気通路の出口、6,16…昇降機構、8…緊張
部材、9,19…単板、10…駆動源、20…制
御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の無端帯を間歇走行可能に対設して、少な
    くとも一段の平坦な加熱経路を含む板状物の搬送
    路を形成すると共に、前記加熱経路の上方及び下
    方へ、加熱蒸気によつて適温に加熱される加熱盤
    を、少なくとも上方に位置する加熱盤が昇降可能
    に夫々配設して成り、無端帯によつて板状物を間
    歇的に搬送する過程に於て、加熱盤により無端帯
    を介して板状物を加熱する加熱装置であつて、加
    熱経路の上方に位置する加熱盤の、蒸気通路の入
    口側と出口側の上昇行程に差異を設け、該加熱盤
    が、上昇時に於て、蒸気通路の入口を上に出口を
    下にして非水平状を成すべく構成したことを特徴
    とする板状物の加熱装置。
JP1745887U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH0353844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1745887U JPH0353844Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JP1745887U JPH0353844Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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Publication Number Publication Date
JPS63125504U JPS63125504U (ja) 1988-08-16
JPH0353844Y2 true JPH0353844Y2 (ja) 1991-11-26

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ID=30810241

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JP1745887U Expired JPH0353844Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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