JPH02634Y2 - - Google Patents

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JPH02634Y2
JPH02634Y2 JP1273184U JP1273184U JPH02634Y2 JP H02634 Y2 JPH02634 Y2 JP H02634Y2 JP 1273184 U JP1273184 U JP 1273184U JP 1273184 U JP1273184 U JP 1273184U JP H02634 Y2 JPH02634 Y2 JP H02634Y2
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JP
Japan
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wire
rollers
heating furnace
plate
wire conveyor
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JP1273184U
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JPS60125498U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱状態において粘着性を有する板状
物を熱処理するために用いられる板状物の加熱搬
送装置に関するものである。
(従来技術) 近年自動車部品等の軽量化を目的として鋼板に
代えてプレス成形可能なプラスチツク製の板状物
が普及し始めており、これらの板状物をプレス前
に予熱する目的で加熱炉の内部にワイヤコンベア
を張設した板状物の加熱搬送装置が使用されてい
る。ところがこの種の板状物は加熱状態において
軟弱で粘着性を有していてワイヤコンベアに付着
するため、色彩の異なる板状物を処理するときに
はその都度ワイヤを張り替えるかワイヤを完全に
洗浄しなければならず、品種交換作業に多くの時
間と労力とを要する欠点があつた。
(考案の目的) 本考案はこのような従来の欠点を解消して色彩
の異なる板状物への品種交換作業を飛速容易に行
うことができる板状物の加熱搬送装置を目的とし
て完成されたものである。
(考案の構成) 本考案は加熱炉と、該加熱炉の入口側と出口側
に設けられた一対のローラー間にワイヤーをその
送り側が該加熱炉内において1ピツチずつの進退
動を繰り返すように懸装したワイヤコンベアと、
該ローラーの内側下方に該ワイヤコンベアのワイ
ヤ間の間隙を通じて昇降できるように設けた昇降
プーリー間にそれぞれワイヤーを懸装したワイヤ
コンベア状の間歇昇降機とを備えたことを特徴と
するものであり、以下、図示の実施例により詳細
に説明する。
図中1は断熱材等で構成されている内部に赤外
線輻射ヒーター等の適宜の加熱源を備えた加熱炉
であり、その入口側と出口側に設けられたローラ
ー2,3間には多数のワイヤ4aが懸装されて送
り側が加熱炉1内において1ピツチずつ間歇的に
進退動を繰り返すワイヤコンベア4を構成してい
る。ローラー2,3は第2図に示されるような溝
付きローラーであつて、多数本のステンレス鋼製
のワイヤ4aが一定間隔をおいて懸装され、この
ワイヤコンベア4は正逆転可能なブレーキ付モー
ター5によつて1ピツチずつ往復動を繰返すもの
であり、その戻り側は加熱炉1の下方に設置され
たローラー6,7に巻掛けられて加熱炉1の外部
に位置されている。また、ローラー2,3の内側
には一対の昇降プーリー軸が図示を略した昇降機
構によつて昇降動するフレーム10に支持されて
所定高さだけ昇降できるように設けられており、
該昇降プーリー軸に所要間隔下に配設された各昇
降プーリー8,9間にはワイヤ11aが懸装され
てワイヤコンベア状の間歇昇降機11を構成して
いる。昇降プーリー8,9は第1図に示されるよ
うにワイヤコンベア4のワイヤ4a,4aの間隙
の下方に位置するものであり、ワイヤコンベア4
が後退するときにフレーム10とともに上昇して
間歇昇降機11のワイヤ11aをワイヤコンベア
4のワイヤ4a,4a間の間隙から上昇させ、ワ
イヤコンベア4上に載置されている板状物20を
ワイヤコンベア4から上昇させる。このように間
歇昇降機11は間歇的な昇降動を繰り返すのみで
あるが、そのワイヤ11aの戻り側はワイヤコン
ベア4と同様に加熱炉1の下方に設置されたロー
ラー12,13に巻掛けられて加熱炉1の外方に
位置されており、モーター14によつて一定方向
に走行させることができる。そして、ワイヤコン
ベア4と間歇昇降機11のワイヤ4a,11aの
戻り側の長さはローラー2,3の軸間距離及び昇
降プーリー8,9の軸間距離よりもそれぞれ大き
く取られており、更に多数のローラー群を配設し
て上記軸間距離の2倍以上とすることもできる。
このように構成されたものは、加熱炉1の入口
側と出口側に設けられたローラー2,3間に多数
のワイヤ4aをその送り側が加熱炉1の内部にお
いて進退動を繰り返すように懸装したワイヤコン
ベア4の上面に第3図に示すように板状物20を
供給したうえワイヤコンベア4を1ピツチ前進さ
せれば、板状物20は一点鎖線で示す位置まで前
進して停止する。次にローラー2,3の内側の昇
降プーリー8,9間にワイヤ11aが懸装された
ワイヤコンベア状の間歇昇降機11を上昇させて
板状物20をワイヤコンベア4のワイヤ4aから
上昇させた状態とし、この状態でワイヤコンベア
4を後退させたら間歇昇降機11のワイヤ11a
の送り側をワイヤコンベア4のワイヤ4aの送り
側より下方に位置させ、以下同様のサイクルを繰
り返すことにより板状物20を1ピツチずつ前進
させながら加熱するもので、この結果、ワイヤコ
ンベア4とワイヤコンベア状の間歇昇降機11に
は前述のように加熱状態において粘着性を有する
板状物の一部が付着することとなるが、板状物2
0はワイヤ4aのうちローラー2,3間の部分と
ワイヤ11aのうち昇降プーリー8,9間の部分
すなわち送り側の部分にのみ付着することとな
り、戻り側の部分には付着しない。しかして、色
彩の異なる板状物20を加熱処理する際にはブレ
ーキ付モーター5及びモーター14を駆動させて
加熱炉1の外部に位置されたローラー2,3及び
昇降プーリー8,9の軸間距離よりも長さの大き
い戻り側の部分を上面へ移動させれば、新しいワ
イヤー部分がローラー2,3及び昇降プーリー
8,9間に張設されることとなり、直ちに次の品
種の板状物の加熱を開始することができる。ま
た、戻り側の長さを十分に大きく取れば順次新し
いワイヤー部分を上面に移動させることができる
ので、1台で色彩の異なる3種類以上の板状物の
加熱処理を順次行わせることも可能となる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、色
彩の異なる板状物への品種交換作業を迅速容易に
行うことができ、従来のようにワイヤの張り替え
やワイヤの洗浄を行う必要がないもので、プラス
チツクス製の板状物等の加熱状態において粘着性
を有する板状物を適確に加熱搬送できる板状物の
加熱搬送装置として実用的価値極めて大なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく一部切欠平面図、第3図、第
4図はその作動説明図である。 1……加熱炉、2,3……ローラー、4……ワ
イヤコンベア、4a……ワイヤ、8,9……昇降
プーリー、11……ワイヤコンベア状の間歇昇降
機、11a……ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 加熱炉1と、該加熱炉1の入口側と出口側に
    設けられた一対のローラー2,3間にワイヤー
    4aをその送り側が該加熱炉1内において1ピ
    ツチずつの進退動を繰り返すように懸装したワ
    イヤコンベヤ4と、該ローラー2,3の内側下
    方に該ワイヤコンベヤ4のワイヤ4a,4a間
    の間隙を通じて昇降できるように設けた昇降プ
    ーリー8,9間にそれぞれワイヤー11aを懸
    装したワイヤコンベア状の間歇昇降機11とを
    備えたことを特徴とする板状物の加熱搬送装
    置。 2 ワイヤコンベア4と間歇昇降機11はそのワ
    イヤ4a,11aの戻り側が加熱炉1の外部に
    あつて該戻り側部分の長さをローラー2,3及
    び昇降プーリー8,9の軸間距離よりも大きく
    してある実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    板状物の加熱搬送装置。
JP1273184U 1984-01-31 1984-01-31 板状物の加熱搬送装置 Granted JPS60125498U (ja)

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JP1273184U JPS60125498U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 板状物の加熱搬送装置

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JP1273184U JPS60125498U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 板状物の加熱搬送装置

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JPS60125498U JPS60125498U (ja) 1985-08-23
JPH02634Y2 true JPH02634Y2 (ja) 1990-01-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004286425A (ja) * 2003-03-06 2004-10-14 Ngk Insulators Ltd 線材を用いた搬送機構並びにそれを使用した熱処理炉及び熱処理方法
JP4515117B2 (ja) * 2003-03-06 2010-07-28 日本碍子株式会社 線材を用いた搬送機構並びにそれを使用した熱処理炉及び熱処理方法

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JPS60125498U (ja) 1985-08-23

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