JPH035355Y2 - - Google Patents

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JPH035355Y2
JPH035355Y2 JP9970485U JP9970485U JPH035355Y2 JP H035355 Y2 JPH035355 Y2 JP H035355Y2 JP 9970485 U JP9970485 U JP 9970485U JP 9970485 U JP9970485 U JP 9970485U JP H035355 Y2 JPH035355 Y2 JP H035355Y2
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JP
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cushion
cushion member
hogging
skin
ring
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JP9970485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用座席などの車両用座席、詳し
くは発泡体製のクツシヨン部材の表面に、表皮部
材を被せて、この表皮部材の裏面に設けた吊込部
材を前記クツシヨン部材の挿通孔に挿入してクツ
シヨン部材を載置した支持部材に、前記吊込部材
をホツグリングで固定することにより前記表皮部
材を吊込んで形成する車両用座席に関するもので
ある。
(従来の技術) 第4図に示すような自動車用座席Aは、そのシ
ートクツシヨンa、シートバツクa′の表面を構成
する表皮部材が、b……b′……の部分において吊
込部材によつて吊込まれることにより、該表皮部
材に被覆される発泡体製クツシヨン部材の表面に
表皮部材が密接し、所期の座席の表面形状が形成
される。
ところで、この表皮部材の吊込部材はクツシヨ
ン部材の表面に設けた凹溝内に挿込まれ、該凹溝
内に所定の間隔をあけて貫通する貫通孔に、その
一部を引き込み、その一部をクツシヨン部材を載
置したS形ばねなどの支持部材に、ホツグリング
で結着されるが、この結着は、略C字状のホツグ
リングを爪に喰えたガンタイプ式の工具で行な
う。この工具は開口部に略C字状のホツグリング
を喰えた両爪が、エア、油圧等によつて閉口する
ことによつて、略C字状ホツグリングを環状に折
曲げて前記吊込部材と支持部材とを結着するもの
である。
従つて、第5図に示すように、クツシヨン部材
10の表面に設けた前記凹溝11の巾と貫通孔1
2が同一内径に形成した従来品にあつては、第6
図に示すように前記工具の爪51,51(ホツグ
リング4を喰えた開口状態における爪)の幅が貫
通孔12の孔径より広いため、吊込部材2を支持
部材3に結着する際に、貫通孔12周囲のクツシ
ヨン部材も誤つて結着することが多い。そのた
め、第7図に示すようにクツシヨン部材10を破
損するし、吊込部材2が充分引き込まれず固定さ
れる不具合があつた。
そこで、第8図に示すように、クツシヨン部材
10の凹溝11に、前記工具5の爪51,51が
入り込む程の孔径を有する貫通孔13を開孔した
ものを使用すると、第9図に示すように、クツシ
ヨン部材10を破損せずに確実に吊込部材2を支
持部材3にホツグリング4で結着できるが、しか
し、第10図に示すように貫通孔13が大径であ
るために、この貫通孔13内に表皮部材1が吊込
部材2の吊込によつて引込まれて、座席Aの表面
に凹窪が形成されてしまうため座席Aの外観が損
なわれる不具合が生ずる。
なお、前記第5図乃至第10図における従来品
において、図中6はフレームで、このフレーム6
に、前記S形ばねからなる支持部材3が張架され
ている。
(目的) 本考案は前記工具を使用してホツグリングで表
皮部材に設けた吊込部材をクツシヨン部材の貫通
孔を通して支持部材に結着するものにおいて、ク
ツシヨン部材を破損せずに、吊込部材が的確に吊
込まれ、座席表面に座席の外観を損なう凹窪が生
じないようにすることである。
(構成) 以上の目的を達成するための本考案の特徴は前
記クツシヨン部材に設けた貫通孔を、前記凹溝の
幅と略同一の孔径に形成し、且つその貫通孔の支
持部材側に、前記ホツグリングの工具が挿込まれ
る程度に切欠形成した大径部を設けたものであ
り、斯る大径部に工具が入り込むため、クツシヨ
ン部材を破損することなく、的確に吊込部材をホ
ツグリングで支持部材に結着することが可能とな
る。
(実施例) 第1図乃至る第3図は本考案の一実施例を示
し、図中前記従来品と同一符号は同一部材を示
す。
第1図はモールド加工した発泡体(例えばウレ
タンフオーム)製のクツシヨン部材を示し、その
表面側の隆起部10a,10a,10aと、その
隆起部10a……に囲まれた平担部10bとの間
には従来品と同様に吊込部材2が挿込まれる凹溝
11……が設けてある。そして、この凹溝11…
…内に該凹溝11の幅と同一の孔径を有する貫通
孔14……が前記従来品と同一の位置に、同一の
間隔で開孔されている。しかし乍ら、この各貫通
孔14の支持部材3側には、第2図に示すよう
に、前記工具5の爪51,51が入り込む程の大
径にクツシヨン部材10を切欠して形成した大径
部15が設けてある。なお、この大径部15はク
ツシヨン部材10をモールド成形する際に同時成
形される。また、前記吊込部材2は袋状に形成さ
れ、内部にワイヤなどの硬質部材21が挿通され
ている。
従つて、支持部材3上にクツシヨン部材10を
載置して、表皮部材1で被覆した後、その表皮部
材1の裏面におけるクツシヨン部材10の凹溝1
1に対応する位置に縫着されている吊込部材2
を、クツシヨン部材10の各凹溝11に挿込み、
その吊込部材2の大径部15に位置する部分を支
持部材3側に引き込んで、第2図に示すように工
具5で吊込部材2と支持部材3とを結着すると、
表皮部材1はクツシヨン部材10の凹溝11に沿
つて吊込まれて座席A表面に線状の吊込溝が形成
される。なお、表皮部材1の端末は同一の工具5
でホツグリングによつて支持部材3に結着され
る。
なお、工具5は操作レバー52を操作すること
によりエア、油圧によつて、両爪51,51が閉
口し、両爪51,51内に自動的に装着された略
C字状のホツグリング4が環状に折曲して、吊込
部材2と支持部材3とを一体に結着するものであ
る。
(効果) 本考案は叙上の如く単にクツシヨン部材の成形
時に、そのクツシヨン部材の貫通孔における支持
部材側に、ホツグリング結着用の工具が入り込む
程度にクツシヨン部材を切欠成形した大径部を設
ければ良いので、従来品に比べ、その工数を要す
ることなく、前記従来品の不具合を除去できる。
即ち、表皮部材がクツシヨン部材に設けた貫通孔
に引き込まれることがなく、また、大径部によつ
て、クツシヨン部材がホツグリング結着用の工具
によつて破損することもないし、また吊込部材を
クツシヨン部材と共に支持部材に結着する虞れも
ない。
依つて、吊込部材を的確に結着でき表皮部材の
吊込を完全に行ない得る車両用座席を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図はそのクツシヨン部材の平面図、第2図は
吊込状態を示す部分拡大断面図、第3図は断面
図、第4図は表皮部材を吊込んだ座席の斜視図、
第5図は乃至第10図は従来品を示し、第5図は
そのクツシヨン部材の平面図、第6図は同吊込状
態を示す部分拡大断面図、第7図は同断面図、第
8図は他の従来品におけるクツシヨン部材の平面
図、第9図は同吊込状態を示す部分拡大断面図、
第10図は同断面図である。 図中、1は表皮部材、2は吊込部材、3は支持
部材、10はクツシヨン部材、14は貫通孔、1
5は大径部を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡体製のクツシヨン部材の表面に、表皮部材
    を被せて、この表皮部材の裏面に設けた吊込部材
    を、前記クツシヨン部材の挿通孔に挿入してクツ
    シヨン部材を載置した支持部材に、ホツグリング
    で固定することにより前記表皮部材を吊込んで形
    成する車両用座席において、前記クツシヨン部材
    の挿通孔における支持部材側に、ホツグリング結
    着用工具の爪幅程度に切欠した大径部を設けてな
    ることを特徴とする車両用座席。
JP9970485U 1985-06-29 1985-06-29 Expired JPH035355Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9970485U JPH035355Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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JP9970485U JPH035355Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS627300U JPS627300U (ja) 1987-01-17
JPH035355Y2 true JPH035355Y2 (ja) 1991-02-12

Family

ID=30968828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9970485U Expired JPH035355Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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JP (1) JPH035355Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0327517Y2 (ja) * 1985-07-25 1991-06-13
JPH054799Y2 (ja) * 1987-05-28 1993-02-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS627300U (ja) 1987-01-17

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