JPH0353451A - 二次電池用電極 - Google Patents

二次電池用電極

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JPH0353451A
JPH0353451A JP1187412A JP18741289A JPH0353451A JP H0353451 A JPH0353451 A JP H0353451A JP 1187412 A JP1187412 A JP 1187412A JP 18741289 A JP18741289 A JP 18741289A JP H0353451 A JPH0353451 A JP H0353451A
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JP
Japan
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carbonaceous material
lithium
electrode
particles
styrene
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Application number
JP1187412A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Miyabayashi
宮林 光孝
Hiroshi Yui
浩 由井
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は高容量で充放電特性に優れた二次電池用電極に
関する。更には、可撓性があり、渦巻状電極にして円筒
形二次電池を構成し又は薄形のシート状電極としてシー
ト形二次電池を構成することのできる二次電池用電極、
とくに活物質がリチウム又はリチウムを主体とするアル
カリ金属であるリチウム二次電池用電極に関する。
(従来の技術) リチウム二次電池用電極として、ポリアセチレンなどの
導電性高分子を用いることが提案されている。
しかし、導電性高分子はリチウムイオンのドーブ量、即
ち電極容量及び安定な充1ll電特性が充分でない。
また、リチウム金属をリチウム二次電池の負極電極に用
いることも試みられているが、この場合には充放電サイ
クル特性が極めて良好でない。即ち、電池の放電時には
負極体からリチウムがリチウムイオンとなって電解液中
に移動し、充電時にはこのリチウムイオンが金属リチウ
ムとなって再び負極体に電析するが、この充放電サイク
ルを反復させるとそれに伴って電析する金属リチウムは
デンドライト状となる。このデンドライト状リチウムは
極めて活性な物質であるため、電解液を分解し、その結
果、電池の充放電サイクル特性が劣化するという不都合
を生ずる。更にこれが成長すると、遂には、このデンド
ライト状の金属リチウム電析物がセパレーターを貫通し
て正極体に達し、短絡現象を起すという問題を生ずる。
即ち、充放電サイクル寿命が短いのである。
このような問題を回避するために、負極電極として有機
化合物を焼成した炭素質物を担持体とし、これにリチウ
ム又はリチウムを主体とするアルカリ金属を担持させる
ことが試みられている。これによってゴ負極電極の充放
電サイクル特性は飛躍的に改良されたが、しかし一方で
、この炭素質物を用いた電極成形体は可撓性に乏しく、
シート状ないし渦巻状の電極としては満足できるものが
得られなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、かかる状況の下に、電極容量が大きく、充放
電サイクル特性に優れ、かつ可撓性を有するリチウム二
次電池用負極電極を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明者は上記問題を解決すべく、負極電極に関して鋭
意研究を重ねた結果、後述の炭素質物の粒子と、同炭素
質物の粒子をバインダーでコーティングした粒子との混
合物からなる担持体に、活物質を担持させてなる電極は
、上述の目的達成のために極めて有効であることを見出
し本発明に到達した。
即ち、本発明は、 下記(a)項の条件を満たす炭素質物の粒子と、同炭素
質物の粒子を下記(b)項のブロック共重合体から選ば
れたスチレン系熱可塑性エラストマーでコーティングし
た粒子との混合物からなる担持体に、リチウム又はリチ
ウムを主体とするアルカリ金属を活物質として担持させ
た二次電池用電極である. (a)水素/炭素(H/C)原子比が0.15未満、X
線広角回折法による(002)面の面間隔d002が3
.37A以上及びC軸方向の結晶子の大きさ(Lc)が
150人以下の炭素質物。
(1:+)A−B−A型スチしノン系ブロック共重合体
ここで、Aはモノアルケニル芳香族化合物の重合体ブロ
ックを表わし、Bは共役ジエン化合物の重合体ブロック
又はその変性重合体ブロックを表わす。
本発明において、電極体を構成する炭素質物は、 (イ)水素/炭素(H/C)の原子比が0.15未満、
かつ (口)X線広角回折法による(002)面の面間隔( 
d o.2]が3.37人以上及びC軸方向の結晶子の
大きさ(Lc)が150入以下 の特性を有する。この炭素質物には、他の原子、例えば
窒素、酸素、ハロゲン等の原子が好ましくは7モル%以
下、更に好ましくは4モル%以下、特に好ましくは2モ
ル%以下の割合で存在しても良い。
H/Cは好ましくは0.10未満、更に好ましくは0.
07未満,特に好ましくは0,05未満である。
また、(002)面の面間隔( d..2)は好ましく
は3.39〜3.75人、更に好ましくは3.4l〜3
,70人、特に好ましくは3.45〜3.70人であり
、C軸方向の結晶子の大きさLcは好ましくは5〜15
0人、更に好ましくは10〜80人、特に好ましくは1
2〜70人である。
これらのパラメータ、即ちH/C.d.o2及びLcの
いずれかが上記範囲から逸脱している場合は、電極体に
おける充放電時の過電圧が大きくなり、その結果、電極
体からガスが発生して電池の安全性が著しく損なわれる
ばかりでなく、充放電サイクル特性も低下する。
更に、本発明の電極体に用いる炭素質物は、次に述べる
特性を有することが好ましい。
即ち、波長5145人のアルゴンイオンレーザ光を用い
たラマンスペクトル分析において、下記式: で定義されるG値が2.5未満であることが好ましく,
更に好ましくは2.0未満であり、特に好ましくは0.
2以上1.2未満である。
ここで、G値とは、上述の炭素質物に対し波長5145
人のアルゴンイオンレ〜ザ光を用いてラマンスペクトル
分析を行なった際にチャートに記録されているスペクト
ル強度曲線において、波数1580±loocm”’の
範囲内のスペクトル強度の積分値(面積強度)を波数1
360±100cm−’の範囲内の面積強度で除した値
を指し、その炭素質物の黒鉛化度の尺度に相当するもの
である。
即ち、この炭素質物は結晶質部分と非結晶部分を有して
いて、G値はこの炭素質組織における結晶質部分の割合
を示すパラメータであるといえる。
更に、本発明の電極体の担持体に用いる炭素質物は次の
条件を満足していることが望ましい。
すなわち、X線広角回折分析における (110)面の面間隔(dzo)が好ましくは2.38
〜2.47人、更に好ましくは2.39〜2646人で
あり、a軸方向の結晶子の大きさLaが好ましくは10
人以上、更に好ましくは15〜150入、特に好ましく
は19人〜70人である。
更に、この炭素質物の粒子は、好ましくは体積平均粒径
が200mμ以下、更に好ましくは0.5〜150mμ
、特に好ましくは2〜100mμの粒子であることが望
ましい。
更に、この炭素質物は内部に細孔を有し、その全細孔容
積が1,5xtO−3mj/g以上であることが好まし
い。より好ましくは全細孔容積が2. O X 1 0
−3dlg以上、更に好ましくは3.OxlO−’〜8
X10−2,J/g、特に好ましくは4.OX10−”
〜3x10−2d/gである。
全細孔容積及び後述の平均細孔径は、定容法を用いて、
幾つかの平衡圧力下で試料への吸着ガス量又は脱離ガス
量を測定し、試料に吸着しているガス量より求める。
全細孔容積は、細孔が7夜体窒素により充填されている
と仮定して、相対圧力P / P o =0.995で
吸着したガスの全量から求める。
ここで、 P:吸着ガスの蒸気圧(mm){g) Po・冷却渥度での吸着ガスの飽和蒸気圧(mmHg) である。
更に吸着した窒素ガス量(V...)より下式(1)を
用いて細孔中に充填されている液体窒素量(vzqlに
換算して、全細孔容積を求める。
?T ここでP.とTは大気圧力(Kgf/cm2)と温度(
゜K)であり、Rは気体定数である。■■は吸着したガ
スの分子容積(窒素では34.7cm3/mailであ
る。
また、その平均細孔半径(γp)は8〜100人である
ことが好ましい。より好ましくは10〜80人、更に好
ましくは12〜60人、特に好ましくは14〜40Aで
ある。
平均細孔半径(γp)は、上述の(1)式より求めたV
llqと、BET比表面積・Sから、下式(2)を用い
て計算することで求める。
S ここで細孔は円筒状であると仮定する。
上述の炭素質物は、有機化合物を通常不活性ガス流下に
、300〜3000゜Cの温度で加熱・分解し、炭素化
させて得ることができる。
出発源となる有機化合物としては、具体的には、例えば
セルロース樹脂,フェノール樹脂:ボノアクリロニトリ
ル、ポリ(α−ハロゲン化アクノロニトリル)などのア
クリル樹脂;ボリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩
素化ポリ塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル樹脂:ボリ
アミドイミド樹脂;ポリアミド樹脂:ボリアセチレン、
ポリ(p−フエニレン)などの共没系樹脂のような任意
の有機高分子化合物,例えば、ナフクレン、フエナント
レン、アントラセン、トリフエニレン、ビレン、クリセ
ン、ナフタセン、ビセン、ペリレン、ペンタフェン、ペ
ンタセンのような3員環以上の単環炭化水素化合物が互
いに2個以上縮合してなる縮合環式炭化水素化合物、又
は、上記化合物のカルボン酸・、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸イミドのような誘導体、上記各化合物の混合物
を主成分とする各種のビッチ:例えば、インドール、イ
ソインドール、キノ『ノン、イソキノリン、キノキサリ
ン、フタラジン、カルバゾール、アクリジン、フェナジ
ン、フエナトリジンのような3員環以上の複素単環化合
物が互いに少なくとも2個以上結合するか、又は1個以
上の3員環以上の単環炭化水素化合物と結合してなる縮
合複素環化合物、上記各化合物のカルボン酸、カルポン
酸無水物、カルボン酸イミドのような誘導体、更にベン
ゼン及びそのカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン
酸イミドのような誘導体、即ち、l,2,4.5−テト
ラカルボン酸、その二無水物又はそのジイミドなどを挙
げることができる。
また、出発源としてカーボンブラック等の炭素質物を用
い、これをさらに加熱して炭素化を適当に進めて、本発
明の電極体の炭素質物としてちよい。
本発明の担持体は、前述の炭素質物の粒子と、前述の炭
素質物の粒子をスチレン系熱可塑性エラストマーでコー
ティングしてなる粒子との混合物からなる。
炭素質物の粒子のコーティングに用いるスチレイン系熱
可塑性エラストマーとしては、スチレンーブタジエンー
スチレンブロック共重合体、スチレンーイソブレンース
チレンブロック共重合体、スチレンーエチレン/ブチレ
ンースチレンブロック共重合体が用いられる。
これらはスチレン重合部を樹脂成分とし、ブタジエン又
はイソブレン重合部をゴム成分とする熱可塑性エラスト
マーであり、通常アルキルリチウムを開始剤としてリビ
ング溶液重合で合成する。
また、スチレンーエチレン/ブチレンースチレンブロッ
ク共重合体は、上述のスチレンーブタジエンースチレン
ブロック共重合体を水素添加して合成する変性重合体で
ある。
これらのスチレン系熱可塑性エラストマーは、数平均分
子量が好ましくは、2,000〜500,000、更に
好ましくは5,000〜300,000、特に好ましく
は7,000〜200,000、最も好ましくはto,
ooo〜100,000の重合体が用いられる。
また,上述のスチレン系熱可塑性エラストマーのスチレ
ン単量体含量は好ましくは10〜60重量%、より好ま
しくは15〜50重量%、特に好ましくは20〜40重
量%、最も好ましくは25〜35重量%である。
前述の炭素質物の粒子に、上述のスチレン系熱可塑性エ
ラストマーをコーティングする方法としては、例えばス
チレン系熱可塑性エラストマーをトルエン、ベンゼン等
の有機溶媒に加温ないし常温下で溶解させ、この溶液と
前述の炭素質物の粒子とを混合し、溶媒を蒸発させて,
炭素質物の粒子の表面にスチレン系熱可塑性エラストマ
ーをコーティングすることができる。
あるいは、炭素質物の粒子にスチレン系熱可塑性エラス
トマーを溶解した溶液をスプレー等でコーティング後、
熱風により溶媒を乾燥して炭素質物の粒子の表面にスチ
レン系熱可塑性エラストマーをコーティングすることが
できる。本方法については、スプレードライヤー等既存
の各種のフィルムコーティング装置を利用することがで
きる。
炭素質物の粒子に、スチレン系熱可塑性エラストマーを
コーティングした粒子は、炭素質物の粒子100重量に
対し、スチレン系熱可塑性エラストマーを好ましくは3
0重量部以下、より好ましくは20重量部以下、更に好
ましくはO.1重量部以上15重量部以下、特に好まし
くは0.5重量部以上10重量部以下、最も好ましくは
1重量部以上7重量部以下の割合でコーティングする。
本発明の電極の活物質の担持体は、前述の炭素質物の粒
子と、前述の炭素質物の粒子にスチレン系熱可塑性エラ
ストマーをコーティングした粒子との混合物である。
混合物中における前述の炭素質物の粒子の割合は,好ま
しくは40〜95重量%、より好ましくは50〜90重
量%、更に好ましくは60〜85重量%、特に好ましく
は65〜80重量%である。
上述の炭素質物の粒子と、炭素質物の粒子にスチレン系
熱可塑性エラストマーをコーティングした粒子との混合
は、両者を機械的に混合する方法が通常とられる。
本発明の二次電池用電極を構成する担持体は上述の炭素
質物の粒子と、炭素質物の粒子をスチレン系熱可塑性エ
ラストマーでコーティングした粒子との混合物よりなる
が、さらにこれに導電性金属粉の他の材料を好ましくは
60重量%以下、より好ましくは5〜50重量%、更に
好ましくは7〜40重量%、特に好ましくは10〜30
重量%の範囲で添加することができる。
本発明の二次電池用電極は、以下のようにして成形する
即ち、炭素質物の粒子と,炭素質物の粒子をスチレン系
熱可塑性エラストマーでコーティングした粒子との混合
物を、圧縮成形してシート状、フィルム状等の任意の形
状の電極に成形するが圧縮形成温度は、好ましくは50
〜130℃、より好ましくは80〜120℃が適当であ
る。圧縮成形圧力は、好ましくはl〜1 0. O O
 Okg/cm” .より好ましくは5〜5 . 0 
0 0 kg/cm2更に好ましくはlO〜3 . 0
 0 0 kg/am2で好ましくは1秒〜30分、よ
り好ましくは3秒〜IO分間、加圧して成形する。
本発明の二次電池用電極は、更にNi.Aj2などの金
属製網を芯材として、これに上述の炭素質物の粒子と、
炭素質物の粒子にスチレン系熱可塑性エラストマーをコ
ーティングした粒子との混合物を圧着する方法で圧縮成
形して、柔軟性と強度のバランスを良好に保つことがで
きる。
活物質を担持させる方法としては、化学的方法、電気化
学的方法、物理的方法などがあり、例えば、所定濃度の
リチウムイオンまたはアルカリ金属イオンを含む電解液
中に担持体を浸漬し、かつ対極にリチウムを用いてこの
担持体を陽極にして電解含浸する方法、担持体の成形体
を得る過程でリチウム粉末を混合する方法等を適用する
ことができる. このようにしてあらかじめ負極担持体に担持されるリチ
ウム量は、担持体1g当り、好ましくは0.010−0
.250g、より好ましくは0.020−0.20g、
更に好ましくは0.025〜0.15g、特に好ましく
は0.030〜0.12g、最ち好ましくは0.040
−0.100gである。
本発明の二次電池用電極は、通常負極として用い、セパ
レーターを介して正極と対峙させる. 本発明の二次電池用電極は、柔軟性と曲げ強度にすぐれ
ているため、シート形、角形、円筒形の各種電池の電極
として応用することができる. 例えば第1図のように正極体1と本発明の負極体2をセ
パレーク−3を介して対峙させた形式で渦巻状にまるめ
、これを円筒形の容器に収納し、円筒形二次電池とする
ことができる。
正極体の材料は、特に限定されないが、例えばバナジウ
ムの酸化物、マンガンの酸化物、モリブデンの酸化物、
モリブデンの硫化物などの金属力ルコゲン化合物を用い
ることができる。また、ポノアニリン、ボリビロールな
どの導電性ボリマーを用いることができる。
電解液を保持するセパレーターは,保液性に優れた材料
、例えば、ポリオレフィン系樹脂の不織布等を使用して
、このセパレーターには、プロピレンカーボネート、1
.3−ジ才キソラン,1.2−ジメトキシエタン等の非
プロトン性有機溶媒に、L i Cf20 4、LiB
F4、L lA s F 4、L i P F 4等の
電解質を溶解させた所定濃度の非水電解液を含浸させる
また、リチウム又はアルカリ金属イオンの導電体である
固体電解質を正極体及び負極体の間に介在させることも
できる. このようにして構成された電池で、負極電極においては
充電時に担持体へ活物質イオンが担持され、放電時には
担持体中の活物質イオンが放出されて充放電の電極反応
が進行する。
一方、正極においては、金属力ルコゲン化合物では、充
電時に正極体の活物質イオンが放出され、放電時に活物
質イオンが担持されて、充放電の電極反応が進行する。
また、正極にボリアニリンなどの導電性ボリマーを用い
た場合には、充電時に活物質イオンの対イオンが正極体
に担持され、放電時に活物質イオンの対イオンが正極体
から放出されて電極反応が進行する。
以上のように正極体、負極体の電極反応の組み合わせで
充放電に伴なう電池反応が進行する。
本発明の二次電池用電極は、前述の炭素質物の粒子と、
炭素質物の粒子に熱可塑性エラストマーをコーティング
した粒子との混合物よりなる担持体に、リチウムを主体
とするアルカリ金属を担持させてなるもので、可撓性の
あるシート状電極の形状に賦形でき、これを渦巻状にし
て円簡形二次電池へ適用することができ、また薄形のシ
ート状電池、また角形の電池の電極等として適用するこ
とができ、高容量、高出力でかつ充放電サイクル特性に
優れた二次電池を可能とする電極を提供するものである
なお、本発明において、元素分析及びXl!広角回折の
各測定は下記方法により実施した。
元素分析 サンプルを120℃で約15時間減圧乾燥し、その後ド
ライボックス内のホットプレート上で100℃において
1時間乾燥した。次いで、アルゴン雰囲気中でアルミニ
ウムカップにサンプリングし、燃焼により発生するCO
2ガスの重量から炭素含有量を、また、発生するH20
の重量から水素含有量を求める。なお、後述する本発明
の実施例では、バーキンエルマ−240C型元素分析計
を使用して測定した。
X線広角回折 (1)(002)面の面間隔( d ooa)及び(1
10)面の面間隔(d,,.) 炭素質物が粉末の場合はそのまま、微小片状の場合には
めのう乳鉢で粉末化し、試料に対して約15重量%のX
線標準用高純度シリコン粉末を内部標準物質として混合
し、試料セルにつめ、グラファイトモノクロメーターで
単色化したCuKa線を線源とし、反射式デイフラクト
メーター法によって広角X線回折曲線を測定する。曲線
の補正には、いわゆるローレンツ、偏光因子、吸収因子
、原子散乱因子等に関する補正は行なわず次の簡便法を
用いる。即ち(002)、及び(110)回折に相当す
る曲線のベースラインを引き、ベースラインからの実質
強度をプロットし直して(002)面、及び(110)
面の補正曲線を得る。この曲線のピーク高さの3分の2
の高さに引いた角度軸に平行な線が回折曲線と交わる線
分の中点を求め、中点の角度を内部標準で補正し、これ
を回折角の2倍とし、CuKa線の波長λとから次式の
ブラッグ式によってd002及びdlloを求める。
dOoz=       [人]、 2sin θ 尤 d z。=       E人] 2sin θ′ 丸:1.5418人 θ、θ′: doo2t d++。に相当する回折角(
2)C軸及びa軸方向の結晶子の大きさ:Lc;4..
a 前項で得た補正回折曲純において、ピーク高さの半分の
位置におけるいわゆる半価巾βを用いてC軸及びa軸方
向の結晶子の大きさを次式より求める。
β ゜ COSθ β − cosθ′ 形状因子Kには0.90を用いた.丸、θ′については
前項と同じ意味である。
(実施例) 実施例l θ及び 結晶セルロースの顆粒物(平均半径1mm程度)を電気
加熱炉にセットし、窒素ガス流下250℃/時間の昇温
速度で1 000℃まで昇温し、さらにlOOO℃に1
時間保持した。
その後、放冷し、得られた炭素質物の粒子を別の電気炉
にセットし、窒素ガス流下、1 000℃/時間の昇温
速度で1800℃まで昇温し、更に1800℃に1時間
保持した。
かくして得られた炭素質物を500−のめのう製容器に
入れ、直径30mmのめのう製ボール2個、直径25+
nmのめのう製ボール6個及び直径20mmのめのう製
ボール16個を入れて3分間粉砕した。
得られた炭素質物は、元素分析、X線広角回折等の分析
及び粒度分布、比表面積等の測定の結果、以下の特性を
有していた。
水素/炭素(原子比)=0.04 do02 =3.59入、Lc=14入ao  (2d
zo)=2.41、La=25人体積平均粒径=35.
8mμ 比表面積(BET)=8.2m2/g 数平均分子量が約50,000、スチレン含量が30重
量%のスチレンーエチレン/ブチレンースチレンブロッ
ク共重合体(スチレンーブタジエンースチレンブロック
共重合体の水素添加物)をトルエンに溶解、この溶液と
前述の炭素質物の粒子を、撹拌容器内にて混合した後、
溶媒を蒸発・乾燥させて、炭素質物粒子にスチレンーエ
チレン/ブチレンースチレンブロック共重合体をコーテ
ィングした粒子を得た。
両者の割合は、炭素質物が95重量%、スチレンーエチ
レン/ブチレンースチレン樹脂が5重量%であった。
かくして得られた、炭素質物の粒子にスチレンーエチレ
ン/ブチレンースチレンブロック共重合体をコーティン
グしてなる粒子の35重量部と、上述の炭素質物の粒子
65重量部を、ボールミル中で混合した。
この混合物を、100メッシュのNi製金網を芯材とし
て110’C、100kg/Cm2の圧力下で圧縮成形
し、厚さQ.7mmのシー1・状電極とした. このシート状電極は柔軟性を有し、折り曲げ強度のある
電極であった。
このシート状電極に、ボリブロピレンの不織布をセパレ
ーターとして介在させ、リチウム金属シートを対電極と
して積層し、第1図のように渦巻状にまるめ、ステンレ
ス製の円筒缶に収納した。
セパレーターに、L i CJ20 4の濃度lモル/
℃のプロビレンカーボネート溶液を含浸させ、電池ケー
スをシールして第1図のような電池を組みたてた. この電池は半電池の構成となっており、これを充放電す
ることで、炭素質物とスチレンーエチレン/ブチレンー
スチレン共重合体をコーティングしてなる炭素質物との
混合物を担持体とした電極の性能を把握することができ
る。即ち、5mAの定電流で、電池電圧が2.5vにな
る迄充電し、その後、5mAの定電流で電池電圧が0.
1vになる迄放電し、更に同じ条件で予備的な充放電を
5サイクル実施した。
その後、5mAの定電流で、電池電圧が0.1vから2
.5V迄の範囲で充放電を繰り返して、このときの各サ
イクルにおける電池の容量維持率を測定した。その結果
を表に示した。
比較例1 実施例1と同様にして製造した炭素質物の粒子に、平均
粒径2Pのポリエチレンパウダーを5重量%混合した材
料を、100メッシュのNi製金網を芯材として120
℃、l O O kg/ cm2の圧力下で圧縮成形し
、厚さ0.7mmのシート状電極とした。
このシート状電極は、柔軟性及び折り曲げ強度に乏しく
、実施例lと同様な構成で渦巻状にまるめると、炭素質
物の粒子が剥れ落ちて電極としての形状を維持すること
ができなかった。
[発明の効果] 本発明の二次電池用電極は、柔軟性と折り曲げ強度が優
れたシート状電極であり、円滑に活物質であるリチウム
又はリチウムを主体とするアルカリ金属の担持及び放出
を繰り返すことができるので、充放電サイクル寿命の優
れた電極である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例lの電池の構成を示す説明図である。 図中、 1は正極、 2は負極及び3はセパ レータゴ (電解液を含む) を示す。 手続補正書 平成 7月18口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記(a)項の条件を満たす炭素質物の粒子と、同炭素
    質物の粒子を下記(b)項のブロック共重合体から選ば
    れたスチレン系熱可塑性エラストマーでコーティングし
    た粒子との混合物からなる担持体に、リチウム又はリチ
    ウムを主体とするアルカリ金属を活物質として担持させ
    た二次電池用電極。 (a)水素/炭素(H/C)原子比が0.15未満、X
    線広角回折法による(002)面の面間隔d_0_0_
    2が3.37Å以上及びC軸方向の結晶子の大きさ(L
    c)が150Å以下の炭素質物。 (b)A−B−A型スチレン系ブロック共重合体。 ここで、Aはモノアルケニル芳香族化合物の重合体ブロ
    ックを表わし、Bは共役ジエン化合物の重合体ブロック
    又はその変性重合体ブロックを表わす。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993000717A1 (en) * 1991-06-20 1993-01-07 Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. Electrode for secondary battery
US6225003B1 (en) * 1998-10-26 2001-05-01 Mitsubishi Chemical Corporation Electrode materials having an elastomer binder and associated electrochemical and fabrication process

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