JPH0353432A - カラー受像管用電子銃 - Google Patents
カラー受像管用電子銃Info
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- JPH0353432A JPH0353432A JP18732489A JP18732489A JPH0353432A JP H0353432 A JPH0353432 A JP H0353432A JP 18732489 A JP18732489 A JP 18732489A JP 18732489 A JP18732489 A JP 18732489A JP H0353432 A JPH0353432 A JP H0353432A
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- electron
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- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、スクリーン面全域において低輝度から高輝度
まで高い解像度を得ることのできる電極構造を備えたカ
ラー受像管用電子銃に関する。
まで高い解像度を得ることのできる電極構造を備えたカ
ラー受像管用電子銃に関する。
この種の受像管の解像度は、電子ビームのスポット径お
よびその形状に大きく依存する。すなわち、電子ビーム
の射突によって螢光面体スクリーン面上に生或される輝
点である電子ビームスポットが径小でかつ真円に近いも
のでなければ高い解像度はえられない。
よびその形状に大きく依存する。すなわち、電子ビーム
の射突によって螢光面体スクリーン面上に生或される輝
点である電子ビームスポットが径小でかつ真円に近いも
のでなければ高い解像度はえられない。
しかし、電子銃から螢光体スクリーン面に至る電子ビー
ム軌道は電子ビームの偏向角度の増大に伴って長大とな
るので、螢光体スクリーン面の中央部において径小でか
つ真円の電子ビームスポットが得られる最適フォーカス
電圧に保つと、螢光体スクリーン面の周辺部ではオーバ
フオーカスの状態となり、周辺部において良好な電子ビ
ームスポットおよび高い解像度を得ることができなくな
る。そこで、電子ビームの偏向角の増大に伴ってフォー
カス電圧を高めて主レンズ電界を弱める所謂ダイナミッ
クフォーカス方式が採用されているのであるが、この方
式は、以下に説明するように、インライン型カラー受像
管の駆動には適するものではない。
ム軌道は電子ビームの偏向角度の増大に伴って長大とな
るので、螢光体スクリーン面の中央部において径小でか
つ真円の電子ビームスポットが得られる最適フォーカス
電圧に保つと、螢光体スクリーン面の周辺部ではオーバ
フオーカスの状態となり、周辺部において良好な電子ビ
ームスポットおよび高い解像度を得ることができなくな
る。そこで、電子ビームの偏向角の増大に伴ってフォー
カス電圧を高めて主レンズ電界を弱める所謂ダイナミッ
クフォーカス方式が採用されているのであるが、この方
式は、以下に説明するように、インライン型カラー受像
管の駆動には適するものではない。
すなわち、3つの電子ビーム出射部を水平走査方向一直
線上に配列してなるインライン型カラー受像管では、セ
ルフコンバーゼンス効果を得るために水平偏向磁界をピ
ンクッション状に、垂直偏向磁界をバレル状に、それぞ
れ歪ませているので、ここを通過した電子ビームの断面
形状は歪を持ったものとなる。
線上に配列してなるインライン型カラー受像管では、セ
ルフコンバーゼンス効果を得るために水平偏向磁界をピ
ンクッション状に、垂直偏向磁界をバレル状に、それぞ
れ歪ませているので、ここを通過した電子ビームの断面
形状は歪を持ったものとなる。
螢光体スクリーン面は、通常横長すなわち電子ビーム配
列方向(水平方向)の辺が長い矩形状であるので、水平
方向周辺部での歪が特に大きくなる。
列方向(水平方向)の辺が長い矩形状であるので、水平
方向周辺部での歪が特に大きくなる。
第3図は4極レンズ磁界と電子ビームとの関係の説明図
であって、1,2.3は電子ビーム、4は水平偏向磁界
、5は偏向作用によるビーム移動方向である。
であって、1,2.3は電子ビーム、4は水平偏向磁界
、5は偏向作用によるビーム移動方向である。
第4図はビンクッション磁界分布の水平偏向磁界と電子
ビームとの関係の説明図であって、6は2極磁界戒分、
7は4極磁界成分、8は偏向作用によるビーム移動方向
、9は電子ビームである。
ビームとの関係の説明図であって、6は2極磁界戒分、
7は4極磁界成分、8は偏向作用によるビーム移動方向
、9は電子ビームである。
第5図はビームスポットの形状歪の説明図であって、9
Hは電子ビームの高輝度部(コア一部)、9Lは同じく
低輝度部(ヘイズ部)である。
Hは電子ビームの高輝度部(コア一部)、9Lは同じく
低輝度部(ヘイズ部)である。
以下、第3図から第5図について説明する。
第3図において、同図図面の紙面裏側から進行してきた
3本の電子ビーム1,2.3は、ピンクツション状分布
の水平偏向磁界4に入射することにより、矢印5で示す
方向への偏向作用を受ける。
3本の電子ビーム1,2.3は、ピンクツション状分布
の水平偏向磁界4に入射することにより、矢印5で示す
方向への偏向作用を受ける。
すなわち、ビンクッション状分布の水平偏向磁界4は、
第4図(a)に示すような2極磁界成分6と、同図(b
)に示すような4極磁界成分とから威ると考えることが
でき、2極磁界成分6が電子ビーム9に対して矢印8で
示す方向への偏向作用を与える。
第4図(a)に示すような2極磁界成分6と、同図(b
)に示すような4極磁界成分とから威ると考えることが
でき、2極磁界成分6が電子ビーム9に対して矢印8で
示す方向への偏向作用を与える。
4極磁界或分7は3本の電子ビームにセルフコンバーゼ
ンス作用を与えるものであるが、1本の電子ビーム9に
ついてみると、水平方向に発散作用を、垂直方向に集束
作用を、それぞれ与えるために、横長偏平の断面形状と
なる。
ンス作用を与えるものであるが、1本の電子ビーム9に
ついてみると、水平方向に発散作用を、垂直方向に集束
作用を、それぞれ与えるために、横長偏平の断面形状と
なる。
ところで、上記発散作用は、電子ビーム偏向角度の増大
に伴い電子ビーム軌道が最大となることによる電子ビー
ムスポットのオーバフオーカスを打ち消す向きに作用す
るので、インライン型カラー受像管では、電子ビームス
ポットの水平方向に関しては、偏向期間中、最適フォー
カス状態に保たれる。しかし、垂直方向に関しては、上
記の集束作用が加わることによって、著しくオーバフォ
ーカスの度合が増す。
に伴い電子ビーム軌道が最大となることによる電子ビー
ムスポットのオーバフオーカスを打ち消す向きに作用す
るので、インライン型カラー受像管では、電子ビームス
ポットの水平方向に関しては、偏向期間中、最適フォー
カス状態に保たれる。しかし、垂直方向に関しては、上
記の集束作用が加わることによって、著しくオーバフォ
ーカスの度合が増す。
その結果、螢光体スクリーン面の中央部に生戒される電
子ビームスポットが第6図に「00」で示すような円形
となるのに対し、水平方向周辺部ニ生成される電子ビー
ムスポットは、高輝度のコア一部9Hと低輝度のヘイズ
部9Lとからなる非円形に歪み、特にヘイズ部9Lの垂
直方向への大きな伸びがフォーカス特性に悪影響を及ぼ
す。
子ビームスポットが第6図に「00」で示すような円形
となるのに対し、水平方向周辺部ニ生成される電子ビー
ムスポットは、高輝度のコア一部9Hと低輝度のヘイズ
部9Lとからなる非円形に歪み、特にヘイズ部9Lの垂
直方向への大きな伸びがフォーカス特性に悪影響を及ぼ
す。
そして、このような場合、従来のダイナミックフォーカ
ス方式を適用すると、この方式が主レンズのレンズ作用
を水平,垂直方向に関係なく均等に弱めるので、垂直方
向についてはヘイズ部9Lを除去しても、すでに最適フ
ォーカスとなっている水平方向は更にアンダーフォーカ
ス状態となり、水平方向の径が増大してしまう。
ス方式を適用すると、この方式が主レンズのレンズ作用
を水平,垂直方向に関係なく均等に弱めるので、垂直方
向についてはヘイズ部9Lを除去しても、すでに最適フ
ォーカスとなっている水平方向は更にアンダーフォーカ
ス状態となり、水平方向の径が増大してしまう。
この結果、電子ビームスポットは著しく横長となり、水
平方向の解像度が低下する。
平方向の解像度が低下する。
このような問題を解決し、螢光体スクリーン面の全域に
おいて高い解像度を得ることができるようにした受像管
装置が特願昭63−230116号として提案されてい
る。
おいて高い解像度を得ることができるようにした受像管
装置が特願昭63−230116号として提案されてい
る。
第6図は上記提案にかかる受像管装置の電子銃の説明図
であって、(a)は電子銃の構造を示す断面図、(b)
は第1集束電極を(a)の矢印八方向からみた正面図、
(C)は第2集束電極を(a)の矢印B方向からみた正
面図である。
であって、(a)は電子銃の構造を示す断面図、(b)
は第1集束電極を(a)の矢印八方向からみた正面図、
(C)は第2集束電極を(a)の矢印B方向からみた正
面図である。
同図において、K+ ,Kz.K3は熱陰極(以下、単
に陰極)、10は制御電極、20は加速電極、30は第
1集束電極、38はリム電極、40は第2集束電極、5
0は陽極電極(以下,単に陽極)、11,12,13,
21,22、23,3la.32a.33a,3lb,
32b,33b,41a,42a,43a,4lb,4
2b,43b,51,52.53は電子ビーム通過孔、
Cは電子銃軸、CBはセンタービーム、SB.,SB2
はサイドビームである。そして、水平方向一直線上に配
列された陰極K,,K.,K.と、制御電極10,加速
電極20と、第2集束電極40および最終加速電極であ
る陽極50とでインライン型カラー受像管用電子銃を構
成している。
に陰極)、10は制御電極、20は加速電極、30は第
1集束電極、38はリム電極、40は第2集束電極、5
0は陽極電極(以下,単に陽極)、11,12,13,
21,22、23,3la.32a.33a,3lb,
32b,33b,41a,42a,43a,4lb,4
2b,43b,51,52.53は電子ビーム通過孔、
Cは電子銃軸、CBはセンタービーム、SB.,SB2
はサイドビームである。そして、水平方向一直線上に配
列された陰極K,,K.,K.と、制御電極10,加速
電極20と、第2集束電極40および最終加速電極であ
る陽極50とでインライン型カラー受像管用電子銃を構
成している。
第1集束電極30は、第2集束電極40側の端面に3個
の円形の電子ビームiIl過孔31a,32a.33a
を有し、第2集束電極40に対向して、この電子ビーム
通過孔を形威する端面から上記電子ビーム通過孔を水平
方向から挟んで上記第24J収束電極40方向に垂直に
植立した4個の平行平板34,35,36.37からな
る第1の平板電極(垂直板)を有している。そして、第
1の平板電極を構戒する平行平板34,35,36.3
7を包囲し、かつこの平行平板の先端34a,35a,
36a,37aから第2集収束電極40側に一定の距離
まで延長したリム電極38を有している。
の円形の電子ビームiIl過孔31a,32a.33a
を有し、第2集束電極40に対向して、この電子ビーム
通過孔を形威する端面から上記電子ビーム通過孔を水平
方向から挟んで上記第24J収束電極40方向に垂直に
植立した4個の平行平板34,35,36.37からな
る第1の平板電極(垂直板)を有している。そして、第
1の平板電極を構戒する平行平板34,35,36.3
7を包囲し、かつこの平行平板の先端34a,35a,
36a,37aから第2集収束電極40側に一定の距離
まで延長したリム電極38を有している。
上記リム電極38は、第1築東電極30に構造的に接続
したものとして図示しているが、第1集束電極30と構
造的に独立させ、電気的に同電位となるように接続して
もよい。
したものとして図示しているが、第1集束電極30と構
造的に独立させ、電気的に同電位となるように接続して
もよい。
また、第2集束電極40は、第1集束電極30の端面に
3個の円形の電子ビーム通過孔41a42a,43aを
有し、この電子ビーム通過孔を垂直方向から挟んで上記
第1集束電極30方向に水平に直立した一対の平行平[
45,46からなる第2の平板電極(水平板)を有して
いる。
3個の円形の電子ビーム通過孔41a42a,43aを
有し、この電子ビーム通過孔を垂直方向から挟んで上記
第1集束電極30方向に水平に直立した一対の平行平[
45,46からなる第2の平板電極(水平板)を有して
いる。
この水平板の対は、各電子ビームに対して各別に,すな
わち3対設けてもよいものである。
わち3対設けてもよいものである。
そして、上記第2の平板電極を構成する平行平板の先端
部45a,46aは第1集束電極30のリム電極38内
まで延長されており、第1集束電極30の平行平板の先
端部34a,35a,36a.37aに対して電子銃軸
方向に一定間隔lで設置されている。また、陽極50例
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔4lb,42
b,43bを有している。そして、陽極50の第2集束
電極40例の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔5
1.52.53が設けられており、サイド電子ビーム通
過孔の電子銃軸からの離軸距離S2は、前段電極である
陰極K+ ,K2 ,K3 、制御電極10、加速電極
20、第1集束電極30、第2集束電極40のサイド電
子ビーム通過孔の離軸距#S,に対して、sz >St
の関係となっており、第21!東電極40と陽極50
との間で主レンズが形成され、サイド電子ビームS B
+ , S Bzを螢光体スクリーン面上に集中させ
るようになっている。
部45a,46aは第1集束電極30のリム電極38内
まで延長されており、第1集束電極30の平行平板の先
端部34a,35a,36a.37aに対して電子銃軸
方向に一定間隔lで設置されている。また、陽極50例
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔4lb,42
b,43bを有している。そして、陽極50の第2集束
電極40例の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔5
1.52.53が設けられており、サイド電子ビーム通
過孔の電子銃軸からの離軸距離S2は、前段電極である
陰極K+ ,K2 ,K3 、制御電極10、加速電極
20、第1集束電極30、第2集束電極40のサイド電
子ビーム通過孔の離軸距#S,に対して、sz >St
の関係となっており、第21!東電極40と陽極50
との間で主レンズが形成され、サイド電子ビームS B
+ , S Bzを螢光体スクリーン面上に集中させ
るようになっている。
なお、制御電極10および加速電極20は、それぞれ3
個の円形の電子ビーム通過孔11,12,13.21,
22.23を有し、第1集束電極30の加速電極20例
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔3lb,32
b.33bが形威されている。
個の円形の電子ビーム通過孔11,12,13.21,
22.23を有し、第1集束電極30の加速電極20例
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔3lb,32
b.33bが形威されている。
動作時に各電極に与えられる印加電圧は、陰極に50〜
1 7 0 V,制御電極にOV,加速電極に400〜
800v、第1集束電極30への印加電圧Vfとして5
〜8kV,11極電圧Ebとして25kVであり、また
第2集束電極40には電子ビームに垂直,水平偏向に同
期して変化するダイナミック電圧DVfが印加される。
1 7 0 V,制御電極にOV,加速電極に400〜
800v、第1集束電極30への印加電圧Vfとして5
〜8kV,11極電圧Ebとして25kVであり、また
第2集束電極40には電子ビームに垂直,水平偏向に同
期して変化するダイナミック電圧DVfが印加される。
このダイナ業ツク電圧DVfは、電子ビームの偏向量が
Oのときは第1集束電極30の電圧Vfと同等の5〜8
k Vであり、電子ビームの偏向量が増すに従って漸次
上昇し、電子ビームの偏向量が最大のとき第1!!東電
極30の電圧Vfよりも0.4〜1kVだけ高い電位と
なる。
Oのときは第1集束電極30の電圧Vfと同等の5〜8
k Vであり、電子ビームの偏向量が増すに従って漸次
上昇し、電子ビームの偏向量が最大のとき第1!!東電
極30の電圧Vfよりも0.4〜1kVだけ高い電位と
なる。
電子ビームの偏向量がOのときは、上記のように、第1
集束電極30と第2集束電極40との間に電位差がない
ため、第1集束電極30内部の平行平板(第1の平板電
極:垂直板)34,35,36.37と第2集束電極4
0に取付られている平行平板(第2の平板電極二水平板
)45.46による電子ビームへの影響はなく、電子ビ
ームは第2集束電極40と陽極50との間の主レンズに
より螢光体スクリーン面の中央部で最適フォーカスで集
中する。
集束電極30と第2集束電極40との間に電位差がない
ため、第1集束電極30内部の平行平板(第1の平板電
極:垂直板)34,35,36.37と第2集束電極4
0に取付られている平行平板(第2の平板電極二水平板
)45.46による電子ビームへの影響はなく、電子ビ
ームは第2集束電極40と陽極50との間の主レンズに
より螢光体スクリーン面の中央部で最適フォーカスで集
中する。
電子ビームの偏向量が増すと、第2集束電極40の電位
が第1集束電極30の電位よりも高くなることから、第
1集束電極30内部の平行平板(垂直板)34,35,
36.37と第2集束電極40に取付られた平行平板〈
水平板)45.46とによって4極レンズ電界が形成さ
れると共に、第2集束電極40と陽極50との電位差が
減少して主レンズによる集束作用が弱くなる。
が第1集束電極30の電位よりも高くなることから、第
1集束電極30内部の平行平板(垂直板)34,35,
36.37と第2集束電極40に取付られた平行平板〈
水平板)45.46とによって4極レンズ電界が形成さ
れると共に、第2集束電極40と陽極50との電位差が
減少して主レンズによる集束作用が弱くなる。
第7図は第6図に示した電子銃の第1集束電極と第2集
束電極とによる4極レンズ電界作用の説明図であって、
(a)は第1集束電極の部分正面図、(b)は第2集束
電極の部分断面図である。
束電極とによる4極レンズ電界作用の説明図であって、
(a)は第1集束電極の部分正面図、(b)は第2集束
電極の部分断面図である。
同図において、Fh,Fv,FVVは電界による電子ビ
ームに作用する力を、また第6図と同一符号は同一部分
を示す。
ームに作用する力を、また第6図と同一符号は同一部分
を示す。
第1集束電極30内部の平行平trIi(垂直板)34
,35,36.37と第2集束電極40に取付られた平
行平板(水平板)45.46とにより形成される電界は
、所謂4極レンズ電界であり、同図(a)の第1集束電
極30内部の垂直板34一35.35−36.36−3
7間(同図には35−36のみ示す)では、垂直方向に
ゆるやかな、水平方向ではきつい集束電界が形成され、
電子ビームはFh−Fv (Fh>Fv)の力で水平方
向に大きく集束される。また、同図(b)の第2集束電
極40に取付られた水平板45−46間では、垂直方向
できつく、水平方向では殆ど影響のない発散レンズが形
成され、Fvvの力で垂直方向に大きく発散される。
,35,36.37と第2集束電極40に取付られた平
行平板(水平板)45.46とにより形成される電界は
、所謂4極レンズ電界であり、同図(a)の第1集束電
極30内部の垂直板34一35.35−36.36−3
7間(同図には35−36のみ示す)では、垂直方向に
ゆるやかな、水平方向ではきつい集束電界が形成され、
電子ビームはFh−Fv (Fh>Fv)の力で水平方
向に大きく集束される。また、同図(b)の第2集束電
極40に取付られた水平板45−46間では、垂直方向
できつく、水平方向では殆ど影響のない発散レンズが形
成され、Fvvの力で垂直方向に大きく発散される。
このため、第1集束電極30と第2集束電極40との間
で電子ビームは垂直方向に縦長断面となり、偏向磁界を
通過する電子ビームが、前記第4図で説明したような4
極磁界成分によって水平方向に横長の断面形状に歪むの
とは逆の作用となり、第1集束電極30と第2集束電極
40の両集束電極による作用の相殺によって電子ビーム
スポットの横長偏平化が防止される。
で電子ビームは垂直方向に縦長断面となり、偏向磁界を
通過する電子ビームが、前記第4図で説明したような4
極磁界成分によって水平方向に横長の断面形状に歪むの
とは逆の作用となり、第1集束電極30と第2集束電極
40の両集束電極による作用の相殺によって電子ビーム
スポットの横長偏平化が防止される。
また、電子ビームの偏向量が増すに従い、主レンズのレ
ンズ倍率が弱くなるので、偏向量が増加した電子ビーム
が螢光体スクリーン面上でオーバフオーカスとなる度合
も軽減され、螢光体スクリーン面の中央部のみならず、
その周辺部においても最適フォーカスで集中させること
ができ、かつ真円に近い電子ビームスポットを得ること
ができる。
ンズ倍率が弱くなるので、偏向量が増加した電子ビーム
が螢光体スクリーン面上でオーバフオーカスとなる度合
も軽減され、螢光体スクリーン面の中央部のみならず、
その周辺部においても最適フォーカスで集中させること
ができ、かつ真円に近い電子ビームスポットを得ること
ができる。
上記の技術においては、カソードから出射される電子ビ
ームの量により螢光体スクリーン面の周辺部の補正量が
異なり、大電流時(高輝度時)と低電流時(低輝度時)
とで解像度が異なってしまう。以下、上記技術の問題点
を図面により説明する。
ームの量により螢光体スクリーン面の周辺部の補正量が
異なり、大電流時(高輝度時)と低電流時(低輝度時)
とで解像度が異なってしまう。以下、上記技術の問題点
を図面により説明する。
第8図は電子ビームの電流量の違いによる電子ビームス
ポット形状変化の説明図、第9図は陰極Kから螢光体ス
クリーン間で電子ビームに作用する力の説明図である。
ポット形状変化の説明図、第9図は陰極Kから螢光体ス
クリーン間で電子ビームに作用する力の説明図である。
大電流時には前記第1集束電極30の垂直板34,35
,36.37と第2集束電極40の水平Fi45.46
の最適化を行って螢光体スクリーン面の周辺部のビーム
スポットを第8図(a)の(a−1)に示すように径小
かつ真円に近いものにすると、低電流時では第8図(a
)の(a −2)に示すように水平方向の電子ビームは
オーバフオーカスとなり、ハローが生じて横長となる。
,36.37と第2集束電極40の水平Fi45.46
の最適化を行って螢光体スクリーン面の周辺部のビーム
スポットを第8図(a)の(a−1)に示すように径小
かつ真円に近いものにすると、低電流時では第8図(a
)の(a −2)に示すように水平方向の電子ビームは
オーバフオーカスとなり、ハローが生じて横長となる。
また、低電流時には同図(b)の(b−1)に示したよ
うに径小かつ真円に近いスポット形状とすることができ
るが、大電流では(b−2)のように水平方向がアンダ
ーフォーカスとなり、横長楕円のコアーとなる。これは
、電流量により電子ビーム相互間の反発作用の力が異な
るためと考えられる。
うに径小かつ真円に近いスポット形状とすることができ
るが、大電流では(b−2)のように水平方向がアンダ
ーフォーカスとなり、横長楕円のコアーとなる。これは
、電流量により電子ビーム相互間の反発作用の力が異な
るためと考えられる。
通常、第2集束電極40に印加されるダイナ壽ックフォ
ーカス電圧DVfは螢光体スクリーン周辺部のビームス
ポットの垂直方向のハローを消すことで最適フォーカス
となるように、大電流時では第1集束電極30の垂直板
34,35,36.37と第2集束電極40の水平板4
5.46を最適化し、螢光体スクリーン周辺部の水平方
向のビームスポットを最小としている。このときの電子
ビームへの水平方向の作用は、第1集束電極.第2簗東
電極間の4極レンズ作用,偏向歪みの作用(偏向磁界の
作用).電子ビーム間の反発作用(空間電荷反発作用)
の三つが考えられ、螢光体スクリーン周辺部で最適フォ
ーカスを得るには、第9図(a)に示すように水平方向
の電子ビームへの1丁川ば、4挽レンスのfP用F’
hか前間宙θ■→h, (発敗作用)と電子ビーム間
の反発作用Fh; (発散作用)とを合成したものの均
衡がとれたものとなり、螢光体スクリーン周辺部で丸い
ビームスポットが得られる。一方、小電流では、同図(
b)のように電子ビーム間の反発作用Fhzか弱くなる
分、4極レンズの集束作用Fhにより水平方向がオーバ
フオーカスとなる。このため、前記先行技術では電子ビ
ームの電流二の変化による螢光体スクリーン面周辺部で
のビームスポット形状の最適化は困難であるという問題
がある。
ーカス電圧DVfは螢光体スクリーン周辺部のビームス
ポットの垂直方向のハローを消すことで最適フォーカス
となるように、大電流時では第1集束電極30の垂直板
34,35,36.37と第2集束電極40の水平板4
5.46を最適化し、螢光体スクリーン周辺部の水平方
向のビームスポットを最小としている。このときの電子
ビームへの水平方向の作用は、第1集束電極.第2簗東
電極間の4極レンズ作用,偏向歪みの作用(偏向磁界の
作用).電子ビーム間の反発作用(空間電荷反発作用)
の三つが考えられ、螢光体スクリーン周辺部で最適フォ
ーカスを得るには、第9図(a)に示すように水平方向
の電子ビームへの1丁川ば、4挽レンスのfP用F’
hか前間宙θ■→h, (発敗作用)と電子ビーム間
の反発作用Fh; (発散作用)とを合成したものの均
衡がとれたものとなり、螢光体スクリーン周辺部で丸い
ビームスポットが得られる。一方、小電流では、同図(
b)のように電子ビーム間の反発作用Fhzか弱くなる
分、4極レンズの集束作用Fhにより水平方向がオーバ
フオーカスとなる。このため、前記先行技術では電子ビ
ームの電流二の変化による螢光体スクリーン面周辺部で
のビームスポット形状の最適化は困難であるという問題
がある。
本発明の目的は、電子銃を構成する主レンズ電極と加速
電極との間に副主レンズ電極を採用し、螢光体スクリー
ン面の全域にわたって小電流から大電流まで高い解像度
を得ることができるカラー受像管用電子銃を提供するこ
とにある。
電極との間に副主レンズ電極を採用し、螢光体スクリー
ン面の全域にわたって小電流から大電流まで高い解像度
を得ることができるカラー受像管用電子銃を提供するこ
とにある。
電子銃を構成する集束電極を第I集束電極.第2集束電
極および第3集束電極から構成し、第1集束電極は加速
電極側に、第3集束電極は陽極側に位置させ、第2集束
電極と第3集束電極の対向面に電子ビームの断面形状を
整形する非点収差補正構造を設置し、電子ビームの偏向
に合わせて第2集束電極に印加するフォーカス電圧より
高い値に変化する電圧を第1集束電極,第3集束電極に
印加するように構成した。
極および第3集束電極から構成し、第1集束電極は加速
電極側に、第3集束電極は陽極側に位置させ、第2集束
電極と第3集束電極の対向面に電子ビームの断面形状を
整形する非点収差補正構造を設置し、電子ビームの偏向
に合わせて第2集束電極に印加するフォーカス電圧より
高い値に変化する電圧を第1集束電極,第3集束電極に
印加するように構成した。
第2集束電極の電子ビーム通過孔を挟む平行平坂(垂直
板)と第3集束電極の電子ビーム通過孔を挟む平行平板
電極(水平板)とにより、4極レンズが形成される。ま
た、第3集束電極に電子ビームの偏向に合わせてダイナ
ミックフォーカス電圧を印加すると同時に、第1集束電
極にダイナごツタフォーカス電圧を印加することにより
、加速電極から出射する電子ビームを絞り込み、主レン
ズ内の電子ビームの径を小さくすることが可能となる。
板)と第3集束電極の電子ビーム通過孔を挟む平行平板
電極(水平板)とにより、4極レンズが形成される。ま
た、第3集束電極に電子ビームの偏向に合わせてダイナ
ミックフォーカス電圧を印加すると同時に、第1集束電
極にダイナごツタフォーカス電圧を印加することにより
、加速電極から出射する電子ビームを絞り込み、主レン
ズ内の電子ビームの径を小さくすることが可能となる。
特に、これは、電子間の反発作用の少ない小電流時(低
輝度時)に効果があり、前記した小電流時の反発作用を
強くする働きがある。これにより、第2集束電極,第3
集束電極の4極レンズ作用と偏向歪の作用と電子間の反
発作用との合成した作用の均衡がとれ、螢光体スクリー
ン面周辺部の電子ビームスポット形状を最適化する。
輝度時)に効果があり、前記した小電流時の反発作用を
強くする働きがある。これにより、第2集束電極,第3
集束電極の4極レンズ作用と偏向歪の作用と電子間の反
発作用との合成した作用の均衡がとれ、螢光体スクリー
ン面周辺部の電子ビームスポット形状を最適化する。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるカラー受像管用電子銃の一実施例
を説明する構成図であって、KI.K2K,は熱陰極(
以下、単に陰極)、10は制御電極、20は加速電極、
30は第1集束電極、40は第2集束電極、4Bはリム
電極、50は第3集束電極、60は陽極、11,12,
13,21,22.23,31,32,33.41a,
42a43a,4lb,42b,43b,51a,52
a,53a,5lb.52b’,53b,61.62,
63は電子ビーム通過孔、Cは電子銃軸、CBはセンタ
ービーム、SBI,SB2はサイドビームである。そし
て、水平方向一直線上に配列された陰極KI.Kz ,
Ks と、制御電極10,加速電極20と、第1集束電
極30、第2集束電極40、第3集束電極50および最
終加速電極である陽極60とでインライン型カラー受像
管用電子銃を構成している。
を説明する構成図であって、KI.K2K,は熱陰極(
以下、単に陰極)、10は制御電極、20は加速電極、
30は第1集束電極、40は第2集束電極、4Bはリム
電極、50は第3集束電極、60は陽極、11,12,
13,21,22.23,31,32,33.41a,
42a43a,4lb,42b,43b,51a,52
a,53a,5lb.52b’,53b,61.62,
63は電子ビーム通過孔、Cは電子銃軸、CBはセンタ
ービーム、SBI,SB2はサイドビームである。そし
て、水平方向一直線上に配列された陰極KI.Kz ,
Ks と、制御電極10,加速電極20と、第1集束電
極30、第2集束電極40、第3集束電極50および最
終加速電極である陽極60とでインライン型カラー受像
管用電子銃を構成している。
第2集束電極40は、第3集束電極50{!I!Iの端
面に3個の円形の電子ビーム通過孔4lb,42b,4
3b−Q有し、第3集束電極50に対向して、この電子
ビーム通過孔を形威する端面から上記電子ビーム通過孔
を水平方向から挟んで上記第3集収束電極50方向に垂
直に植立した4個の平行平Vi.44.45,46.4
7からなる第1の平板電極(垂直板)を有している。そ
して、第1の平板電極を構戊する平行平板44,45.
46.47を包囲し、かつこの平行平板の先端44a,
45a,46a,47aから第3集収束電極50側に一
定の距離まで延長したリム電極48を有している。
面に3個の円形の電子ビーム通過孔4lb,42b,4
3b−Q有し、第3集束電極50に対向して、この電子
ビーム通過孔を形威する端面から上記電子ビーム通過孔
を水平方向から挟んで上記第3集収束電極50方向に垂
直に植立した4個の平行平Vi.44.45,46.4
7からなる第1の平板電極(垂直板)を有している。そ
して、第1の平板電極を構戊する平行平板44,45.
46.47を包囲し、かつこの平行平板の先端44a,
45a,46a,47aから第3集収束電極50側に一
定の距離まで延長したリム電極48を有している。
上記リム電極48は、第2集束電極40に構造的に接続
したものとして図示しているが、第2集束電極40と構
造的に独立させ、電気的に同電位となるように接続して
もよい。
したものとして図示しているが、第2集束電極40と構
造的に独立させ、電気的に同電位となるように接続して
もよい。
また、第3集束電極50は第2集束電極40の端面に3
個の円形の電子ビーム通過孔51a.52a.53aを
有し、この電子ビーム通過孔を垂直方向から挾んで上記
第1集束電極40方向に水平に植立した一対の平行平仮
54.55からなる第2の平板電極(水平板)を有して
いる。
個の円形の電子ビーム通過孔51a.52a.53aを
有し、この電子ビーム通過孔を垂直方向から挾んで上記
第1集束電極40方向に水平に植立した一対の平行平仮
54.55からなる第2の平板電極(水平板)を有して
いる。
そして、上記第2の平板電極を構成する平行平板の先端
部54a,55aは第2集束電極40のリム電極48内
まで延長されており、第2集束電極40の平行平板の先
端部44a,45a,46a,47aに対して電子銃軸
方向に一定間隔lで設置されている。また、陽極60側
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔5lb,52
b.53bを有している。そして、陽極60の第3集束
電極50例の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔6
1,62.63が設けられており、サイド電子ビーム通
過孔の電子銃軸からの離軸距離S2は、前段電極である
陰極K+ ,Kg.K:l 、制御電極10、加速電極
20、第1集束電極30、第2集収束電極40、第3集
束電極50のサイト電子ビーム通過孔の離軸距離S1に
対して、S2>S1の関係となっており、第3集収束電
極50と陽極60との間で主レンズが形威され、サイト
電子ビームSB,,SBZを螢光体スクリーン面上に集
中させるようになっている。
部54a,55aは第2集束電極40のリム電極48内
まで延長されており、第2集束電極40の平行平板の先
端部44a,45a,46a,47aに対して電子銃軸
方向に一定間隔lで設置されている。また、陽極60側
の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔5lb,52
b.53bを有している。そして、陽極60の第3集束
電極50例の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔6
1,62.63が設けられており、サイド電子ビーム通
過孔の電子銃軸からの離軸距離S2は、前段電極である
陰極K+ ,Kg.K:l 、制御電極10、加速電極
20、第1集束電極30、第2集収束電極40、第3集
束電極50のサイト電子ビーム通過孔の離軸距離S1に
対して、S2>S1の関係となっており、第3集収束電
極50と陽極60との間で主レンズが形威され、サイト
電子ビームSB,,SBZを螢光体スクリーン面上に集
中させるようになっている。
なお、制御電極10,加速電極20および第1集束電極
30は、それぞれ3個の円形の電子ビーム通過孔11,
12,13、21.22,23、31,32.33を有
している。
30は、それぞれ3個の円形の電子ビーム通過孔11,
12,13、21.22,23、31,32.33を有
している。
ただし、第1集束電極の電子ビーム通過孔は、加速電極
側と第2集束電極側との各々の対向面で大きさを変えて
もよく、また加速電極側の電子ビーム通過孔の大きさを
小さくしてもよい。
側と第2集束電極側との各々の対向面で大きさを変えて
もよく、また加速電極側の電子ビーム通過孔の大きさを
小さくしてもよい。
動作時に各電極に与えられる印加電圧は、陰極に50〜
1 7 0 V,制御電極にOV2加速電極に400〜
800V、第2集束電極40への印加電圧Vfとして5
〜8kV、陽極電圧Ebとして25kVであり、また第
1集束電極30と第3集束電極50には電子ビームに垂
直,水平偏向に同期して変化するダイナミック電圧DV
fが印加される。このダイナミック電圧DVfは、電子
ビームの偏向量が0のときは第2集束電極40の電圧■
fと同等の5〜8kVであり、電子ビームの偏向量が増
すに従って漸次上昇し、電子ビームの偏向量が最大のと
き第2集束電極40の電圧Vfよりも0.4〜lkVだ
け高い電位となる。
1 7 0 V,制御電極にOV2加速電極に400〜
800V、第2集束電極40への印加電圧Vfとして5
〜8kV、陽極電圧Ebとして25kVであり、また第
1集束電極30と第3集束電極50には電子ビームに垂
直,水平偏向に同期して変化するダイナミック電圧DV
fが印加される。このダイナミック電圧DVfは、電子
ビームの偏向量が0のときは第2集束電極40の電圧■
fと同等の5〜8kVであり、電子ビームの偏向量が増
すに従って漸次上昇し、電子ビームの偏向量が最大のと
き第2集束電極40の電圧Vfよりも0.4〜lkVだ
け高い電位となる。
電子ビームの偏向量が0のときは、上記のように、第1
集束電極30と第2集収束電極40および第3集束電極
50との間に電位差がないため、第2集束電極40内部
の平行平板(第1の平板電極:垂直板)44,45,4
6.47と第3集束電極50に取付られている平行平板
(第2の平板電極:水平Fi)54.55による電子ビ
ームへの影響はなく、電子ビームは第3集束電極50と
陽極60との間の主レンズにより螢光体スクリーン面の
中央部で最適フォーカスで集中する。
集束電極30と第2集収束電極40および第3集束電極
50との間に電位差がないため、第2集束電極40内部
の平行平板(第1の平板電極:垂直板)44,45,4
6.47と第3集束電極50に取付られている平行平板
(第2の平板電極:水平Fi)54.55による電子ビ
ームへの影響はなく、電子ビームは第3集束電極50と
陽極60との間の主レンズにより螢光体スクリーン面の
中央部で最適フォーカスで集中する。
電子ビームの偏向量が増すと、第1集束電極30と第3
集束電極50の電位が第2集束電極40の電位よりも高
くなることから、第2集束電極40内部の平行平板(垂
直板)44,45.4647と第3集束電極50に取付
られた平行平板(水平+&)54.55とによって4極
レンズ電界が形威されると共に、第3集束電極50と陽
極60との電位差が減少して主レンズによる集束作用が
弱くなると同時に、加速電極20と第1集束電極30と
の電位差が増大しブリフォーカスレンズでの集束作用が
強くなる。
集束電極50の電位が第2集束電極40の電位よりも高
くなることから、第2集束電極40内部の平行平板(垂
直板)44,45.4647と第3集束電極50に取付
られた平行平板(水平+&)54.55とによって4極
レンズ電界が形威されると共に、第3集束電極50と陽
極60との電位差が減少して主レンズによる集束作用が
弱くなると同時に、加速電極20と第1集束電極30と
の電位差が増大しブリフォーカスレンズでの集束作用が
強くなる。
第2集束電極40と第3集束電極50との間で、大電流
に合わせ4極レンズを最適化し、螢光体スクリーン面の
周辺部におけるビームスポットの径を最小とした場合、
小電流時のビームスポットは、前記したように、水平方
向でオーバフオーカスとなりハローが生しるが、第1集
束電極30にダイナミックフォーカス電圧を印加するこ
とで電子ビームの偏向量に応して第1集束電極30と加
速電極20との間の電位差が大きくなって、加速電極2
0の電子ビーム通過孔21,22.23の電界強度が強
くなり、電子ビームを強く集束させる。
に合わせ4極レンズを最適化し、螢光体スクリーン面の
周辺部におけるビームスポットの径を最小とした場合、
小電流時のビームスポットは、前記したように、水平方
向でオーバフオーカスとなりハローが生しるが、第1集
束電極30にダイナミックフォーカス電圧を印加するこ
とで電子ビームの偏向量に応して第1集束電極30と加
速電極20との間の電位差が大きくなって、加速電極2
0の電子ビーム通過孔21,22.23の電界強度が強
くなり、電子ビームを強く集束させる。
第2図は第1図における第1集束電極に印加するダイナ
ミックフォーカス電圧DVfをオン/オフしたときの電
流量の違いによる電子ビーム軌道の説明図であって、(
a)は大電流時の電子ビーム軌跡を、(l))は小電流
時の電子ビーム軌跡を示す。
ミックフォーカス電圧DVfをオン/オフしたときの電
流量の違いによる電子ビーム軌道の説明図であって、(
a)は大電流時の電子ビーム軌跡を、(l))は小電流
時の電子ビーム軌跡を示す。
カソードから出射する電子ビームは、制御電極10.加
速電極20および第1集束電極30の間でクロスオーパ
を作り、主レンズに入射する。このクロスオーバの位置
は電流量により変化し、大電流時ではカソードからクロ
スオーハの位置L、小電流時ではlとなり、L>1の関
係となる。
速電極20および第1集束電極30の間でクロスオーパ
を作り、主レンズに入射する。このクロスオーバの位置
は電流量により変化し、大電流時ではカソードからクロ
スオーハの位置L、小電流時ではlとなり、L>1の関
係となる。
同図(a)において、電子ビームの偏向量がOのときは
第1集束電極30の電子ビーム通過孔31,32.33
においてビーム径がR。となって第2集束電極40.第
3集束電極50に入射する。
第1集束電極30の電子ビーム通過孔31,32.33
においてビーム径がR。となって第2集束電極40.第
3集束電極50に入射する。
電子ビームの偏向量が増すと第3集束電極50と第1集
束電極30の電位が第2集束電極40の電位より高くな
ることから、加速電極20と第1集束電極30の電位差
が大きくなり、加速電極20の電子ビーム通過孔21,
22.23の電位勾配が強くなって第1集束電極30に
入射するビーム径はR。゛ となり、偏向量が0のとき
より小さくなる(Ro>R.’ )。
束電極30の電位が第2集束電極40の電位より高くな
ることから、加速電極20と第1集束電極30の電位差
が大きくなり、加速電極20の電子ビーム通過孔21,
22.23の電位勾配が強くなって第1集束電極30に
入射するビーム径はR。゛ となり、偏向量が0のとき
より小さくなる(Ro>R.’ )。
このとき、第2集束電極40の垂直板41,42,43
、第3集束電極50の水平板54.55を螢光体スクリ
ーン面周辺でビームスポット径を最小となるように設定
した場合、小電流では同図(b)に示すように、電子ビ
ームの偏向OのときのクロスオーバはカソードKから距
離lの位置になり、大電流時に比較してカソードK側に
移動する。これにより、電子ビームの偏向量を増したと
きの電子ビームは、加速電極20の電子ビーム通過孔2
1,22.23の電位勾配の影響は大電流時よりも強く
受け、電子ビーム径は偏向0時のr。より大幅に小さい
r。’ (ro >>r0゜)となる。このため、小
電流時の電子ビーム間の反発作用が強くなり、第2集束
電極40と第3集束電極50との4極レンズ作用と偏向
歪の作用と電子間の反発作用との3つの作用が大電流時
と同極に存在し、前記した先行技術の問題点であった低
電流時の4極レンズ作用の過剰による水平ビームのオー
バフオーカス(ハロー現象)を低減させることができる
。
、第3集束電極50の水平板54.55を螢光体スクリ
ーン面周辺でビームスポット径を最小となるように設定
した場合、小電流では同図(b)に示すように、電子ビ
ームの偏向OのときのクロスオーバはカソードKから距
離lの位置になり、大電流時に比較してカソードK側に
移動する。これにより、電子ビームの偏向量を増したと
きの電子ビームは、加速電極20の電子ビーム通過孔2
1,22.23の電位勾配の影響は大電流時よりも強く
受け、電子ビーム径は偏向0時のr。より大幅に小さい
r。’ (ro >>r0゜)となる。このため、小
電流時の電子ビーム間の反発作用が強くなり、第2集束
電極40と第3集束電極50との4極レンズ作用と偏向
歪の作用と電子間の反発作用との3つの作用が大電流時
と同極に存在し、前記した先行技術の問題点であった低
電流時の4極レンズ作用の過剰による水平ビームのオー
バフオーカス(ハロー現象)を低減させることができる
。
以上説明したように、本発明によれば、螢光体スクリー
ン面の全域にわたって小電流から大電流まで高い解像度
を得ることができる優れた機能のカラー受像管用電子銃
を提供することができる。
ン面の全域にわたって小電流から大電流まで高い解像度
を得ることができる優れた機能のカラー受像管用電子銃
を提供することができる。
第1図は本発明によるカラー受像管用電子銃の一実施例
を説明する構或図、第2図は第1図における第1集束電
極に印加するダイナ旦ツクフォーカス電圧をオン/オフ
したときの電流量の違いによる電子ビーム軌道の説明図
、第3図は4極レンズ磁界と電子ビームとの関係の説明
図、第4図はビンクッション磁界分布の水平偏向磁界と
電子ビームとの関係の説明図、第5図はビームスポット
の形状歪の説明図、第6図は上記提案にかかる受像管装
置の電子銃の説明図、第7図は第6図に示した電子銃の
第1集束電極と第2集束電極とによる4極レンズ電界作
用の説明図、第8図は電子ビームの電流量の違いによる
重子ビームスポット形状変化の説明図、第9図は電子ビ
ームに作用する力の説明図である。 lO・・・・制御電極、20・・・・加速電極、30・
・・・第1集束電極、40・・・・第2集束電極、48
・・・・リム電極、50・・・・第3集束電極、60・
・・・陽極電極。 未 1 巴 10 ・ 20 30: 40 釦 60 制Op常5袷 叩Lじ1台 7づ集束彩檜 7?X束そ及 陽 殆 ?5ス宋も袷 ヌジ 2 図 第 3 図 4 第 5 図 第 6 図 (b) (c) 第7図 (Q) 団 (b) 第 8 図 第 9 図 Fh H Fr中Fh2 Fh>Fh+
を説明する構或図、第2図は第1図における第1集束電
極に印加するダイナ旦ツクフォーカス電圧をオン/オフ
したときの電流量の違いによる電子ビーム軌道の説明図
、第3図は4極レンズ磁界と電子ビームとの関係の説明
図、第4図はビンクッション磁界分布の水平偏向磁界と
電子ビームとの関係の説明図、第5図はビームスポット
の形状歪の説明図、第6図は上記提案にかかる受像管装
置の電子銃の説明図、第7図は第6図に示した電子銃の
第1集束電極と第2集束電極とによる4極レンズ電界作
用の説明図、第8図は電子ビームの電流量の違いによる
重子ビームスポット形状変化の説明図、第9図は電子ビ
ームに作用する力の説明図である。 lO・・・・制御電極、20・・・・加速電極、30・
・・・第1集束電極、40・・・・第2集束電極、48
・・・・リム電極、50・・・・第3集束電極、60・
・・・陽極電極。 未 1 巴 10 ・ 20 30: 40 釦 60 制Op常5袷 叩Lじ1台 7づ集束彩檜 7?X束そ及 陽 殆 ?5ス宋も袷 ヌジ 2 図 第 3 図 4 第 5 図 第 6 図 (b) (c) 第7図 (Q) 団 (b) 第 8 図 第 9 図 Fh H Fr中Fh2 Fh>Fh+
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一方向に配置された3個の電子ビームを出射するた
めの陰極と、この陰極に対して少なくも制御電極、加速
電極、集束電極、陽極電極とをこの順で管軸方向に配置
してなるカラー受像管用電子銃において、前記集束電極
は前記加速電極側から陽極電極側にかけて第1集束電極
、第2集束電極、第3集束電極とからなり、上記第2集
束電極と第3集束電極との対向面に少なくとも電子ビー
ムを形成する非点収差補正構造を有し、第1集束電極は
加速電極側と、第3集束電極は陽極電極と対向して、電
子ビームの偏向角度の増大に合わせて第2集束電極に印
加するフォーカス電圧より高い値に変化する電圧を第1
集束電極、第3集束電極に印加することにより、第2集
束電極と第3集束電極の間で電子ビームの断面形状を縦
長に形成する作用をもつ集束レンズ構造を備え、電子ビ
ームの偏向量により上記集束レンズ内の電子ビーム径が
変化するように構成したことを特徴とするとするカラー
受像管用電子銃。 2、請求項1において、前記第1集束電極と第2集収束
電極との間に補助電極を設け、この補助電極に上記集束
電極の電位とは異なる電位を印加する構成としたことを
特徴とするカラー受像管用電子銃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18732489A JPH0353432A (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | カラー受像管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18732489A JPH0353432A (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | カラー受像管用電子銃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0353432A true JPH0353432A (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=16204015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18732489A Pending JPH0353432A (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | カラー受像管用電子銃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100381320B1 (ko) * | 1994-05-06 | 2003-07-18 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 디스플레이장치및음극선관 |
-
1989
- 1989-07-21 JP JP18732489A patent/JPH0353432A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100381320B1 (ko) * | 1994-05-06 | 2003-07-18 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 디스플레이장치및음극선관 |
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