JPH0353384Y2 - - Google Patents

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JPH0353384Y2
JPH0353384Y2 JP1986061803U JP6180386U JPH0353384Y2 JP H0353384 Y2 JPH0353384 Y2 JP H0353384Y2 JP 1986061803 U JP1986061803 U JP 1986061803U JP 6180386 U JP6180386 U JP 6180386U JP H0353384 Y2 JPH0353384 Y2 JP H0353384Y2
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JP
Japan
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tape
width
insulating jacket
adhesive layer
outer conductor
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JP1986061803U
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JPS62175523U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、極細の同軸線に関し、特にその絶縁
外被の改良に関する。
(従来の技術) 超音波診断装置では、超音波を発信受信するプ
ローブと、プローブで受信した情報を解析する装
置本体とを、フレキシブルなケーブルで接続して
いる。このケーブルは高密度の情報を伝送するた
めに、極細同軸線を多数束ねて構成されている。
上記のようなケーブルでは、上記プローブの操
作性等を向上させるために、細く軽くすることが
要求される。この要求に答えるためには、各極細
同軸線を細く軽くしなければならない。特に最近
では、情報の高密度化を図るためにケーブル内で
の極細同軸線の心数を多くする傾向があり、極細
同軸線の細径化、軽量化の要求がより一層強くな
つている。
極細同軸線は、内部導体と外部導体との間に絶
縁体を設け、外部導体の外側に絶縁外被を設けて
なり、従来では、上記絶縁外被を、溶融押し出し
法によつて形成していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように溶融押し出し法で絶縁外被を得る
場合、肉厚を薄くするには限界があり、極細同軸
線の細径化、軽量化の厳しい要求を満たすことが
困難になつてきている。また、溶融押し出し法で
は肉厚が薄くなると着色が不鮮明になるため、各
極細同軸線の互いの識別が困難であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解消するためになされた
もので、その要旨は、内部導体と外部導体との間
に絶縁体を設け、外部導体の外側に絶縁外被を設
けた極細同軸線において、透明樹脂製テープを隣
合うもの同士の重なり幅(以下、「ラツプ幅」と
いう)がテープの幅の10%以上50%未満の範囲で
巻くことにより上記絶縁外被が形成され、かつこ
のテープの重ね合わせ部のテープ間に着色接着層
が介在されていることを特徴とする極細同軸線に
ある。
なお、ここで言う「ラツプ幅」とは、前に巻い
たものと次に巻いたものとの重なり部の幅のこと
を指す。
(作用) テープ巻きで絶縁外被を形成したので、絶縁外
被を薄く軽くすることができ、ひいては極細同軸
線を細く軽くすることができる。
この絶縁外被のテープの重ね合わせ部のテープ
間では着色接着層により鮮明な着色をしている。
また、ラツプ幅を10%以上50%未満とすることに
より、テープが重ならない部分が必ず残り、その
部分から外部導体の地肌の色が透けて見える。し
たがつて、透けて見える外部導体の地肌の色と着
色接着層の色とが交互に並んだ螺旋模様を形成す
ることができる。よつて、着色接着層のピツチ及
び幅を変えたり、色の組み合わせを変えたりする
ことにより、極めて多数の極細同軸線の識別が可
能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図中1は極細同軸線であり、この同軸線1は内
部導体2、絶縁体3、外部導体4、絶縁外被5を
有している。詳述すると、内部導体2は例えば銀
メツキ軟銅線を撚つて得られる。内部導体2の外
側には、PFA樹脂(四弗化エチレン−パーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)を溶融押
し出しすることにより絶縁体3が設けられてい
る。絶縁体3の外側には、例えば錫メツキ軟銅線
を螺旋巻きしてなる外部導体4が設けられてい
る。外部導体4の外側には、本考案の特徴部をな
す絶縁外被5が設けられている。
絶縁外被5は、以下のようにして得られる。ま
ず、一方の面にPVC等の着色接着剤を付着した
ポリエステル製のテープ6を、着色接着剤を付着
した面を外側にして外部導体4に巻く。この際、
前に巻いたものと後に巻いたもののラツプ幅を10
%以上50%未満とする。ラツプ幅を50%未満とし
たのはテープ6が重ならない部位を確保して後述
の螺旋状の着色部を得るためであり、10%以上と
したのは充分な重ね代を得て螺旋状着色部を視認
しやすい幅とするためである。次に、高温雰囲気
に通すことにより、着色接着剤を溶融し重ね合わ
せ部6aでのテープ6同士を接着する。この結
果、テープ6間に充分な密度の顔料を含む着色接
着層7が形成される。次に、溶剤でテープ6の外
面に付着している着色接着剤を洗い落とす。
上記構成では、絶縁外被5を、テープ6を巻く
ことにより形成するので、薄く、軽くすることが
できる。すなわち、従来の溶融押し出し法では絶
縁外被の厚さを0.05mm程度にするのが限界であつ
たが、本考案では、例えばテープ6を0.012mm厚
とし着色接着剤を0.010mm厚とした場合、重ね合
わせ部6aにおける絶縁外被5の厚さを、従来の
約半分の0.025mmとすることができる。
さらに具体的に説明すると、内部導体2を0.05
mmの線を7本撚つて形成し、絶縁体3を0.11mmの
厚さに形成し、外部導体4を0.05mmの線を22本並
べて螺旋巻きにして形成した場合、溶融押し出し
法によつて0.05mm厚の絶縁外被を有する従来の極
細同軸線では外径が0.57mmであるのに対し、
0.025mm厚の絶縁外被5を有する本考案の極細同
軸線1では0.52mmであり、外径を8.8%減らすこ
とができた。また、絶縁外被の重量は従来品では
0.182g/mであるのに対し、本考案品では0.054
g/m(ラツプ幅約50%の場合)であり、70.3%
減らすことができた。
上記のように極細同軸線1を細く軽くできるの
で、この極細同軸線1を多数束ねて構成されるケ
ーブルも細く軽くすることができる。
また、重ね合わせ部6aはテープ6間に介在さ
れた着色接着層7により着色されており、他の部
位ではポリエステル製のテープ6が透明であるた
め外部導体4の銀白色の地肌が見える。したがつ
て、着色接着層7による着色部と外部導体4の地
肌色部とが螺旋状に視認できる。テープ6のラツ
プ幅を変えることによつて、着色接着層7のピツ
チおよび幅を選択することができ、このピツチお
よび幅並びに色の組み合わせによつて極めて多数
の極細同軸線1の識別が可能となる。また、着色
接着層7の色は、充分な顔料を保有させることが
できるため、顔料の分散に制限を受ける溶融押し
出し法の場合に比べて鮮明であり、この点からも
極細同軸線1の識別を容易に行なうことができ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では絶縁外被をテ
ープ巻きで形成したので、絶縁外被を薄く軽くす
ることができ、ひいては極細同軸線を細く軽くす
ることができる。
また、透明テープ間に介在させる接着層により
着色するから、接着層に充分な顔料を含ませるこ
とで鮮明な色を出すことができる。また透明テー
プを、隣合うもの同士の重なり幅がテープの幅の
10%以上50%未満となるように巻いたので、非重
なり部から透けて見える外部導体の地肌の色と、
着色接着層の色とが交互に並んだ螺旋模様ができ
る。よつて、着色接着層のピツチ及び幅を変えた
り、色の組み合わせを変えたりすることで極めて
多数の極細同軸線の識別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図は極細同軸線の横断面図、第2図は極細同軸
線の一部縦断平面図である。 1……極細同軸線、2……内部導体、3……絶
縁体、4……外部導体、5……絶縁外被、6……
テープ、6a……重ね合わせ部、7……着色接着
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部導体と外部導体との間に絶縁体を設け、外
    部導体の外側に絶縁外被を設けた極細同軸線にお
    いて、 透明樹脂製テープを隣合うもの同士の重なり幅
    がテープの幅の10%以上50%未満の範囲で巻くこ
    とにより前記絶縁外被が形成され、かつこのテー
    プの重ね合わせ部のテープ間に着色接着層が介在
    されていることを特徴とする極細同軸線。
JP1986061803U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0353384Y2 (ja)

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JP1986061803U JPH0353384Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JP1986061803U JPH0353384Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62175523U JPS62175523U (ja) 1987-11-07
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