JPH0353230A - ターレットレンズの切替機構 - Google Patents

ターレットレンズの切替機構

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JPH0353230A
JPH0353230A JP18864289A JP18864289A JPH0353230A JP H0353230 A JPH0353230 A JP H0353230A JP 18864289 A JP18864289 A JP 18864289A JP 18864289 A JP18864289 A JP 18864289A JP H0353230 A JPH0353230 A JP H0353230A
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Masaaki Morizumi
雅明 森住
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はターレットレンズの切替機構に係り、特にテレ
レンズとワイドレンズとがそれぞれターレット板の回転
中心から等距離に配設されて成るターレツトレンズを、
テレレンズ使用位置とワイドレンズ使用位置との間で回
動させ、これにより使用する撮影レンズを切り替えるタ
ーレットレンズの切替機構に関する。
〔従来の技術] 従来、テレレンズとワイドレンズとの切り替えが可能な
撮影レンズとしては、固定レンズに対して補助レンズを
出し入れするようにしたものがある。この補助レンズは
、固定レンズに入る方向にばね付勢され、かつストッパ
によって位置決めできるようになっており、補助レンズ
を取り出す場合には、モータの駆動力によってばね付勢
力に抗して補助レンズを引き出すようにしている。
この種の補助レンズの出し入れによるテレレンズとワイ
ドレンズの切り替えが可能な撮影レンズは、それぞれテ
レレンズとワイドレンズとが別々に構戊されたものに比
べて性能が補償できないという問題がある。
一方、テレレンズとワイドレンズとがターレット板に別
々に取付けられて成るターレツトレンズを回劾させ、こ
れにより使用する撮影レンズをテレレンズとワイドレン
ズとに切り替えるようにしたものがあるが、かかるター
レットレンズの切り替えは手動によって行っていた。即
ち、ターレットレンズは手動によって回動可能に構成さ
れ、このターレットレンズがテレレンズ使用位置あるい
はワイドレンズ使用位置に達すると、その位置でターレ
ットレンズを停止させるクリック機構が設けられていた
〔発明が解決しようする課題〕
ところで、近年のカメラの全自動化に伴って上記ターレ
ットレンズを電動で回劾させるようにしたターレットレ
ンズの切替機構が望まれるが、従来、電動のターレット
レンズの切替機構はなかった。
また、ターレットレンズを電動で切り替えるようにした
場合には、ターレットレンズをテレレンズ使用位置及び
ワイドレンズ使用位置で正確に停止させる必要があるが
、この場合、ターレットレンズをテレレンズ使用位置及
びワイドレンズ使用位置で停止させるための2つのスト
ツパを設け、これらのストツパに対してターレットレン
ズをばね付勢することが考えられる。
即ち、ターレットレンズを常時付勢する付勢ばねによっ
て一方のストッパに当接させ、この状態からターレット
レンズを電動で切り替える場合には、駆動源からの駆動
力を例えばばねレバーを介してターレットレンズに伝達
し、前記付勢ばねの付勢力に抗してターレットレンズを
他方のストッパに当接するまで回動させる。しかし、こ
の場合には、付勢ばねの付勢力に抗してターレットレン
ズを回動させるため、大きな駆動力が必要になる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ター
レットレンズを電動で回動させることができるとともに
、ターレットレンズの回動時の駆動力のロスが少なく、
且つターレットレンズの正確な位置決めが可能なターレ
ットレンズの切替機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明は前記目的を達成するために、テレレンズとワイ
ドレンズとがそれぞれターレッ、ト板の回転中心から等
距離に配設されて成るターレツトレンズを、テレレンズ
使用位置とワイドレンズ使用位置との間で回動させ、こ
れにより使用するレンズを切り替えるターレットレンズ
の切替1a構において、駆動源からの駆動力により回動
し、且つ動力伝達用の第1の突起を有する第1の動力伝
達手段と、前記第1の動力伝達手段と同軸上に配設され
、前記第1の突起と異なる半径位置に動力伝達用の第2
の突起を有し、前記ターレット板に回転動力を伝達する
第2の動力伝達手段と、前記第1、第2の突起をその両
端部によって挟むようにして掛けられ、前記第1の動力
伝達手段から第2の動力伝達手段に回転動力を伝達する
ともに、前記ターレットレンズがテレレンズ使用位置又
はワイドレンズ使用位置に達してストッパによって停止
した後、前記第1の動力伝達手段が更に回動すると、咳
ターレットレンズにばね付勢力を付与する捩りばねと、
を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、駆動源からの駆動力は、前記第1の動
力伝達手段、捩りばね、第2の動力伝達手段を介してタ
ーレフトレンズに伝達され、これによりターレットレン
ズはテレレンズ使用位置又まワイドレンズ使用位置を規
制するストッパに当接するまで回動する。尚、このター
レットレンズの回劾時には、付勢ばね等の負荷抵抗は加
わっていず、これにより駆動力がロスすることがない。
前記駆動源からの駆動力は、ターレットレンズがストツ
パに当接した後も加わり、この駆動力によって第1、第
2の動力伝達手段の第1、第2の突起間が離間し、捩し
ばねを介してターレットレンズにばね付勢力が加わる。
これにより、ターレットレンズは、テレレンズ使用位置
又はワイドレンズ使用位置で正確に位置決め停止される
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係るターレットレンズの
切替機構の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本発明が適用されたカメラの外観図である。こ
のカメラは電子スチルカメラであり、シャツタレリーズ
ボタンIOを○Nにすると、撮影レンズ12によってC
CDセンサ〈図示せず〉上に結像した被写体像は、CC
Dセンサによって光電変換されて1画面分のビデオ信号
として図示しない磁気記録再生装置に出力される。
磁気記録再生装置は、主としてビデオフロッピー内の磁
気ディスクを所定の回転速度で回転させるディスク駆動
部、磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動させる
ヘッド送り機構及びディスク駆動部、ヘッド送り機構等
を制御する制御部から構成されており、前記ビデオ信号
は磁気ヘッドを介して磁気ディスクの所定のトラックに
磁気記録される。また、磁気ディスクに記録されたビデ
オ信号は、磁気ヘッドを介して適宜読み出される。
前記ビデオフロッピーは、カメラ前面の蓋14の内側に
設けられ蓋14と共に開閉するフロッピーホルダ内に挿
入され、かつ蓋14を閉じることにより所定の磁気記録
再生位置に位置決めされる。
尚、16は蓋l4を開くためのレバーである。
また、この電子スチルカメラは望遠(テレ)と広角(ワ
イド)の2種類の撮影ができるようになっており、この
テレ(T)とワイド(W)の切り替えは、T/Wボタン
l8によって行う。更に、ストロボ20はカメラ上面に
開閉自在に配設されており、閉時(収納時〉のストロボ
20は開レーイーツマミ22を操作することによって開
くことができるようになっている。尚、24はカメラに
電源を供給するためのバッテリーである。
第2図は第1図に示した電子スチルカメラのカメラ部の
内部構成を示す斜視図である。このカメラ部は、主とし
て駆動ユニッ}10(lと、ターレットレンズユニット
200と、アイリスユニット300と、ファインダユニ
ット400と、AFユニット500と、CCDユニット
600とから構成されている。尚、700はAE基板で
あり、800はマウント蓋部である。
〔駆動ユニット〕
次に、第2図に示した駆動ユニツ}100の詳細につい
て説明する。
駆勤ユニツ}100は、Tレンズ202とWレンズ20
4とがターレット板206の回転中心から等距離に配設
されて成るターレツトレンズ(以下T/Wレンズという
)2lOのレンズ切り替えと、Tレンズ402とWレン
ズ404とがそれぞれ対物レンズ枠406に配設されて
戊るファインダ対吻レンズユニ−/ } 4 1 0の
対物レンズ切り替えと、撮影レンズのピン}19整を行
うためのピント切換レバー130の出し入れとを、1つ
のモータ102によって行うものである。
第3図は駆動ユニッ}100内の1つのモータ102か
ら上記T/Wレンズ210,ファインダ対物レンズユニ
−/ } 4 1 0及びピント切替レバー130に駆
動力をそれぞれ伝達する動力伝達手段を示す斜視図であ
る。
同図において、モータ102の駆動力はその出力ギア1
02Aからアイドルギア104を介してそれぞれ駆動カ
ムギア106及び108に伝達される。駆動カムギア1
06の下面には、三角カム109が配設され、この三角
カム109は、扇型フォロワ110の長方形の孔110
A内に係合し、孔110Aの内側の2平行面に摺接でき
るようになっている。従って、駆動力ムギア106の回
転に伴って三角カム109が回転すると、扇型フォロワ
110は所定の角度範囲内で播訪する。
扇型フォロワ110には扇ギアIIOBが設けられてお
り、この届ギア110Bは切替ギア112と噛合してい
る。この切替ギア112にはターレット板206に動力
を伝達するための突起112Aが植立されており、一方
、切替ギア112と同軸上に回動自在に配設されるター
レット板206にも前記突起112Aと異なる半径位置
に突起206Aが植立されている。そして、前記突起1
12A及び206Aをその両端部で挟むように捩りばね
114が掛けられている。従って、切替ギア112が回
動すると、その回動力は切替ギア112の突起112A
,捩りばね114及びターレット板206の突起206
Aを介してターレット板206に伝達され、該ターレッ
ト板206を回劾させる。これにより、T/Wレンズ2
10のレンズ切替えが行われる。
一方、駆動力ムギア108の上面には、ファインダの対
物レンズ切替カム120及びピント切替カム122が配
設されている。対物レンズ切替カム120は、その回転
位置に応じてダンブばね124を有するファインダ切替
レバー126を回動させる。このファインダ切替レバー
126の回動によりダンブばね124を介してファイン
ダ対物レンズユニツ}410が回動させられ、T/Wの
対物レンズの切替えが行われる。
また、ピント切替カム122は、その回転位置に応じて
光路長切替手段としての平行ガラス128を有するピン
ト切替レバー130を回動させる。
このピント切替レバー130の回動による平行ガラス1
28の出し入れにより、撮影レンズのピント位置、本実
施例ではTレンズ202のピント位置が切り替えられる
。尚、ピント切替レバーl30は、そのカムフォロワが
ピント切替カム122のカム面に当接するようにばね1
32によって常時付勢されている。
第4図は上述した動力伝達手段の平面図であり、T/W
レンズ210はTレンズ202を使用する位置に切り替
えられ、ファインダ対物レンズユニッl−410もTレ
ンズ402を使用する位置に切り替えられ、ピント切替
用の平行ガラス128は撮影レンズ光軸から退避してい
る状態に関して示しでいる。
同図に示すように、アイドルギア104によって駆動カ
ムギア106が回転させられると、この駆動カムギア1
06の下面に設けられた三角カム109によって扇型フ
ォロワ110は支軸111を中心にして所定の回動範囲
内で間欠的に揺動する。即ち、扇型フォロワ110は、
その回動端に達すると、その後三角カム109が60゜
回転したのち、逆方向に回動を開始し、三角カム109
が1回転すると扇型フォロワ110も1往復する。
この扇型フナロワ110の回動により呂ギア110Bと
噛合する切替ギア112は120゜の範囲で回動する。
一方、この切替ギア112から捩りばね114を介して
駆動力が伝達されるターレット板206は、図示しない
ストッパによって90゜の範囲で回動できるようになっ
ている(第5図(A)参照)。
即ち、切替ギア112はターレッlIN206よりも±
15゜の回転量だけオーバストロークし、ターレット仮
206の2つの停止位置(Tレンズ使用位置とWレンズ
使用位置)においてターレット板206を捩りばね11
4によってばね付勢するようにしている。
第6図(A)乃至(C)はそれぞれ切替ギアl12から
捩りばね114を介してターレット坂206に回転駆動
力を伝達する態様を示しており、ターレット板206が
回動範囲内にある場合には、第6図(A)に示すように
切替ギア112の駆動力はその突g.112Aから捩り
ばね114を介してターレット板206の突起206A
に伝達され、ターレット板206は切替ギア112とと
もに回動する。即ち、第6四(A)に示すように突起l
12Aと206Aは常に対向した位置にある。
一方、第6図(B)に示すように、ターレット板206
がTレンズ使用位置に達したのち、切替ギア112が更
に時計回り方向にl5゜回動すると、突起112A,2
06A間が離間し、捩りばね114を介してターレット
板206に時計回り方向のばね付勢力が加わる。
同様に、第6図(C)に示すように、ターレット板20
6がWレンズ使用位置に達したのち、切替ギア112が
更に反時計回り方向に15゛回動ずると、突起112A
,206Aが離間し、捩りばね114を介してターレッ
ト板206に反時計回り方向のばね付勢力が加わる。
このように、■本の捩りばね114によってターレット
板206に回転駆動力を伝達するとともに、Tレンズ使
用位置とWレンズ使用位置の2つの停止位置においてタ
ーレット板206をばね付勢するようにしている。
次に、ピント切替レバー130及びファインダ対物レン
ズユニッ}410の切替えについて説明する。
第4図において、前述した駆動カムギア106とギア数
が同数の駆動力ムギア108がアイドルギア104によ
って回転させられると、この駆動カムギア108の上面
に設けられたピント切替カム122及び対物レンズ切替
カム120が回転する。
第5図(B)は上記ピント切替カムとピント切替レバー
130との関係と示すカム線図である。
第5図(A>に示したカム線図との比較からも明らかな
ように、ピント切替レバー130は、T/Wレンズ21
0がTレンズ使用位置で停止している期間中に、ピント
切替カム122によって駆動され、第4図上で反時計回
り方向に回劾させられる。これにより、ピント切替レバ
ー130に配設された平行ガラス128が撮影光軸上に
介在し、Tレンズ202のピント位置が切り替えられる
第5図(C)は上記対物レンズ切替カム120とファイ
ンダ切替レバー126 (ファインダ対物レンズユニツ
}410)との関係を示すカム線図である。即ち、第4
図に示すようにファインダ切替レバー126は、対吻レ
ンズ切替カム120の回転によって支軸127を中心に
して揺動ずる。
このファインダ切替レバー126はダンプばね124を
有しており、このダンブばね124を介してファインダ
対物レンズユニット410に第4図上で反時計回り方向
の回転力を伝達できるようになっている。
一方、ファインダ対物レンズユニット410は支軸42
0を中心にして回動自在に配設され、Tレンズ402又
はWレンズ404を使用する位置に達するとストッパに
よって停止させられるようになっている。また、このフ
ァインダ対物レンズユニット410には、前記ダンプば
ね124が当接するビン412が配設されるとともに、
ファインダ対物レンズユニット410を第4図上で時計
回り方向に付勢する付勢ばね414が設けられている。
第4図に示すファインダ対物レンズユニット4lOの位
置は、前述したようにTレンズ402を使用する位置に
あり、このファインダ対物レンズユニッ}410は付勢
ばね414の付勢力によって図示しないストッパに当接
している。このとき、ダンブばね124とピン412と
は離間している。
ここで、対物レンズ切替カム120によってファインダ
切替レバー126が第4図上で時計回り方向に回動させ
られると、レバー126と同時にダンプばね124が回
動ずる。このダンブばねl24の回転駆動力はビン41
2に加わり、付勢ばね414の付勢力に抗してファイン
ダ対物レンズユニット410を第4図上で反時計回り方
向に回動させる。そして、ファインダ対物レンズユニッ
ト410がWレンズ404を使用する位置に達してスト
ツパによって停止すると、ダンプばね124はファイン
ダ対物レンズ410をストッパに付勢する付勢ばねとし
て機能する。即ち、ファインダ切替レバー126は、フ
ァインダ対吻レンズユニット410がWレンズ404の
使用位置に達して停止したのち、更に時計回り方向に回
幼し、ダンブばね124による付勢力がファインダ対物
レンズユニット410に加わるようになっている。
このように、この駆動ユニット100は1つのモータ1
02によってT/Wレンズ210のTレンズ202とW
レンズ204の切替え、ファインダ対物レンズユニット
410のTレンズ402とWレンズ404の切替え及び
ピント切替レバーl30の出し入れを行っている。
尚、駆動カムギア108の下面には、図示しないブラシ
が配設され、また駆動力ムギア108が取り付けられる
地阪上には位置検出用のコード板(図示せず)が配設さ
れており、コード坂のブラシの位置によりWレンズ使用
位置、Tレンズ使用平行ガラス未使用位置及びTレンズ
使用且つ平行ガラス使用位置の3つの位置が検出できる
ようになっている。そして、この検出出力に基づいてモ
ータ102が制御される。
〔ターレットレンズのピント出し調整機構〕次に、ター
レットレンズ(T/Wレンズ2lO)のピント出し調整
機構について説明する。
第7図に示すように、T/Wレンズ210は、ターレッ
ト板206とTレンズ2 0 2、Wレンズ204及び
回転軸208等から成り、ターレット板206には回転
$111208が固着されるとともに、Tレンズ202
及びWレンズ204がねじ込み固定できるようになって
いる。
ここで、ターレット阪206へのWレンズ204の取付
けは、Wレンズ204のフランジ部204Aがターレッ
}[2 0 6に当接するまでねじ込み接着することに
よって行う。
同様にしてTレンズ202もターレット板206に取付
けられるが、その取付時のTレンズ202のスラスト方
向の位置調整は以下のようにして行う。
先ず、オートコリメータ220の所定位置にT/Wレン
ズ210をセットする。そして、T/Wレンズ210の
Wレンズ204をオートコリメータ220の光路内に入
れ、オートコリメーション法により鏡222の位置〈ス
ラスト方向)をセットする。これが基準零点である。
次に、T/Wレンズ210をTレンズ202に切り替え
、才一トコリメータ220の検出部224からの出力を
たよりにTレンズ202をスラスト方向に移動させ、T
レンズ202の結像点をWレンズ204の結像点に合わ
せる。
これにより、Tレンズ202とWレンズ204の相互間
の位置調整が行われる。
この位置調整が完了したT/Wレンズ210は、第8図
に示すようにカメラに組み込まれる。即ち、T/Wレン
ズ210の回転軸208は、鏡胴ベース邪230とマウ
ント蓋部800との間に回動自在に軸支される。ここで
、鏡胴ベース部230には、鋼球232と付勢ばね23
4が設けられており、またマウント蓋8800には、調
整ねじ802が設けられている。尚、付勢ばね234は
、鋼球232を介して回転軸208をマウント蓋部80
0の調整ねじ802に向かってばね付勢している。
そして、カメラに組み込まれたT/Wレンズ2lOのピ
ント出しは、Wレンズ204の像をたよりに調整ねじ8
02を回転させ、T/Wレンズ210のスラスト方向の
位置を調整することによって行う。尚、Wレンズ204
のピント出し調整が行われると、前述したようにWレン
ズ204とTレンズ202の相互間の位置調整が予め完
了しているため、Tレンズ202のピント調整も同時に
なされる。
〔アイリスユニット〕
次に、第2図に示したアイリスユニット300の詳細に
ついて説明する。
第9図はアイリスユニット300の分解斜視図である。
同図において、ステッピングモータ302は、止めねじ
304、304によって押さえ坂306を介してモータ
地板308に固定される。
モータ地板308の下面には、ギア310、312が支
軸314によって回転自在に配設されており、このモー
タ地板308は台座320を挟んでアイリス地板330
に止めじね316、316によって固定される。尚、台
座320には、ターレット型の絞り板340のホームポ
ジション(切欠き13 4 2)を検出するためのフォ
トインクラブタ322が押え仮324によって固定され
ている。
絞り板340にはギア344が固定されており、このギ
ア344は支軸346によってアイリス地板330に回
動自在に配設されている。
従って、ステッピングモータ302が回転すると、ステ
ッピングモータ302の出力1[11302Aに配設さ
れたギア303からギア310、312及び344の順
に回転駆動力が云達され、絞り板340が回転させられ
る。
ところで、上記ステッピングモータ302のモータ地板
308への取付けは以下のようにして行う。
先ず、アイリス地板330に対して絞り板340を所定
の基準位置で回動不能に固定するため、アイリス地板3
30と絞り板340にそれぞれ位置決め用孔(図示せず
)を穿設し、これらの孔にビンを差し込む。尚、絞り板
340には複数の絞り孔が穿設されているため、これら
の絞り孔のうち1つを上記位置決め用孔として兼用して
もよい。
次に、ステッピングモータ302を励磁した状態にして
、その出力ギア303と後続のギア310とが噛合する
ようにステッピングモータ302を適宜回転させたのち
、該ステッピングモータ302を止めねじ304、30
4によって固定する。
このようにして、ステッピングモータ302の基準位置
と絞り板340の基準位置とが合うように位置調整した
のち、アイリス地板330に絞り板340を回転不能に
固定するビンを外す。
第10図はT/Wレンズ210とターレット型の絞り板
340との配置関係を示す図であり、第1l図は絞り阪
340の平面図である。
第10図に示すように、絞り板340はT/Wレンズ2
10のTレンズ202とWレンズ204との間に配置さ
れており、Tレンズ2021.4tLては後方に、Wレ
ンズ204に対しては前方に位置している。
また、第11図に示すように絞り板340には、Tレン
ズ202及びWレンズ204用の5つの絞り孔340A
〜340Eが穿設されており、かつ一部の絞り孔はTレ
ンズ2(12用とWレンズ204用に併用されている。
尚、Tレンズ202とWレンズ204は、その焦点距離
の比率が2倍の関係になっている。
第1表は、上記絞り孔340A〜340EのTレンズ2
02及びWレンズ204に対するFナンバーを示してい
る。同表に示すように、絞り孔340C,340D,3
40EはそれぞれTレンズ202及びWレンズ204の
共通の絞りとして機能している。
第1表 〔ファインダユニット〕 次に、第2図に示したファインダユニット400の詳細
について説明する。
第12図はファインダユニット400の分解斜視図であ
る。同図において、対物レンズ枠406にはTレンズ4
02とWレンズ404とが配設され、押えill408
によって固定されている。この対物レンズ枠406は支
軸420によって支持台422に回動自在に支持されて
いる。
支持台422には遮光簡424が一体的に設けられてお
り、この遮光筒424の前端には防塵力゛ラス426が
配設され、後端にはレチクノレ阪428、視野枠430
,コンデンサレンズ432力<順次配設される。尚、4
34は図示しないLEDの発光をファインダ内に導くた
めの表示プリズムであり、436はレチクル枠である。
そして、上記支持台422は止めねじ438、438に
よってファインダ本体440に固定される。
ファインダ本体440内には、4つの三角プリズムが接
合して戊る接合プリズム442が収納されており、この
接合プリズム442に入射する光はファインダ本体44
0の後部に配設される接眼レンズ444に導かれる。尚
、446は接眼枠である。
また、前記接合プリズム442に入射する光の一部は、
ファインダ本体440の側邪に収納される測光系に導か
れる。この測光系は、間隔i1448を挟んだ2枚のA
Eレンズ450、452、拡散阪454、AEセンサ4
60が配設されたセンサ枠456及びシールドケース4
70がファインダ本体440の側邪に順次配設され、止
めねじ472、472によって固定されており、スポッ
ト測光と平均測光を行う。
次に、上述したファインダユニット400の支持台42
2側の光軸(対物レンズ光軸)とファインダ本体440
例の光軸(接眼レンズ光軸、AEレンズ光軸)間の光軸
調整について説明する。
第13図は対物レンズ枠406、支持台422及びファ
インダ本体440との関係を示す斜視図であり、N14
図は対物レンズ枠406に配設される対物レンズ(Tレ
ンズ402、Wレンズ404)の側面図ある。
第14図に示すように、Wレンズ404は1番玉404
Aと2番玉404Bとから戊り、このWレンズ404の
1番玉404AとTレンズ402とは、一体戊形されて
いる。これは、Wレンズ404の光軸とTレンズ402
の光軸とが近接しており、Wレンズ404のi番玉40
4AとTレンズ402のスラスト位置も這いため、両者
間を精度よく一体威形することが可能だからである。こ
れにより、Tレンズ402とWレンズ404の1番玉4
04Aのレンズ光軸方向及びレンズ間の調整が不要にな
る。
上記Tレンズ402とWレンズ404とが取付けられる
対物レンズ枠406は、第13図に示すように支軸42
0によって支持台422に回動自在に配設される。
支持台422には、対物レンズ枠406の回動範囲を規
制する2つのストッパ部422A,422Bが設けられ
ており、このストツパ部422A,422Bには対物レ
ンズ枠406の回劾範囲を微調整するための調整ねじ4
23A,423Bが螺着されている。更に、支持台42
2には、ファインダ本体440への取付け用の長孔42
5A,425B,425Cが形戊されている。そして、
この支持台422は、長孔425A,425B,425
Cl:ff通される止めねじ438、438、438に
よってファインダ本体440に固定される。
ところで、支持台422に形成された長FL425A,
425B、425Cは、第15図に示すように孔の長手
力向が、対物レンズ枠406の支軸420と対物レンズ
光軸Aとを結ぶ方向と同じ方向となるように形戊されて
おり、その結果、支持台422はファインダ本体440
への取付けに際し、前記支軸420と対物レンズ光軸A
とを結ぶ方向にのみ取付位置の調整を行うことができる
一方、対物レンズ枠406は、前述した調整ねじ423
A,423Bによって支軸420と対物レンズ光軸Aと
を結ぶ方向と直交する方向の調整が行われる。
即ち、上記長孔425A,425B、4250等による
支持台422の取付位置調整及び調整ねじ423A,4
23Bによる対物レンズ枠406の回動停止位置調整に
より、支持台422側の光軸を該光軸と直交する平面内
で任意に調整することができ、これにより支持台422
側の光軸をファインダ本体440側の光軸に一致させる
ことができる。
1”AFユニット〕 次に、第2図に示したAFユニッ}500の詳細につい
て税明する。
第16図はAFユニット500の分解斜視図である。同
図において、502は赤外光を発光する発光ダイオード
(LED)であり、このLED502は投光枠504を
介して投光台506に取付けられ、更にこの投光台50
6はAF枠508に取付けられる。また、AF枠508
の前面のLED502に対向する位置には投光レンズ5
10が配設される。
一方、2つの受光素子512、514が配設されたセン
サ基板516は、受光枠518を介してAF枠508に
取付けられる。また、ΔF枠508の前面の2つの受光
素子512、514に対向する位置には2つの受光レン
ズ520、522が押え枠524によって取付けられる
。尚、受光レンズ520は、被写体で反射した測距のた
めの光束を受光素子512に導くためのレンズであり、
受光レンズ522は参照光を受光素子514に導くため
のレンズである。
即ち、’LED502の赤外光は投光レンズ5lOを介
して投光され、被写体で反射したのち、受光レンズ52
0、522を介して受光素子512、514に受光され
る。そして、三角測量法に基づき受光素子512、51
4から得られる信号の比率によって被写体距離が求めら
れる。尚、第16図上で530はAF基板である。
ところで、AFユニット500の投光部と受光部の間に
は、第17図に示すように空間540が設けられている
が、この空間540はT/Wレンズ210をTレンズ2
02に切り替えたときのWレンズ204のレンズ遇避部
として利用されている。
〔発明の効果〕
以上税明したように本発明に係るターレットレンズの切
替磯構によれば、ターレットレンズを電動で回動させ、
使用するレンズを切り替えることができる。また、ター
レットレンズを常時付勢する付勢ばねを設ける場合に比
べて、ターレットレンズの負荷が小さく、これによりH
D力のロスを少なくすることができるとともに、テレレ
ンズ使用位置及びワイドレンズ使用位置の2つの位置に
対応するストッパでターレットレンズを停止させる際に
、1つの捩りばねによってターレットレンズをストツバ
に対してばね付勢することができ、ターレフトレンズの
正確な位置決めができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたカメラの外観図、第2図は
第1図に示したカメラの内部構戊を示す斜視図、第3図
は第2図の駆動ユニットの動力伝達手段を示す斜視図、
第4図は第3図に示した動力伝達手段の平面図、第5図
(A)乃至(C)はそれぞれ前記動力伝達手段のうちの
三角カム、ピント切替カム及び対物レンズ切替カムのカ
ム線図、第6図(A)乃至(C)はそれぞれ前記動力伝
達手段のうちの切替ギアとターレット板との間の動力伝
達を説明するために用いた図、第7図はT/Wレンズの
TレンズとWレンズ間のスラスト方向の調整を説明する
ために用いた図、第8図はT/Wレンズをカメラに組み
込んだのちのピント出し調整を説明するために用いた図
、第9図は第2図に示したアイリスユニットの分解斜視
図、第10図はT/Wレンズとアイリスユニット中の絞
り板との位置関係を示す斜視図、第11図は前記絞り坂
の詳細を示す平面図、第12図は第2図に示したファイ
ンダユニットの分解斜視図、第13図は前記ファインダ
ユニットの対物レンズ枠、支持台及びファインダ本体の
関係を示す斜視図、第14図は前記対物レンズ枠に配設
された対物レンズの側面図、第15図はファインダの光
M謂整を説明するために用いた図、第16図は第2図に
示したAFユニットの分解斜視図、第17図はT/Wレ
ンズとAFユニットとの位置関係を説明するために用い
た図である。 102・・・モータ、  109・・・三角カム、  
1lO・・・扇型フォロワ、  1lOB・・・帛ギア
、112・・・切替ギア、  114・・・捩りばね、
  202・・・Tレンズ、  204・・・Wレンズ
、  206・・・夕一レット板、  210・T/W
レンズ(ターレットレンズ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 テレレンズとワイドレンズとがそれぞれターレツト板の
    回転中心から等距離に配設されて成るターレツトレンズ
    を、テレレンズ使用位置とワイドレンズ使用位置との間
    で回動させ、これにより使用するレンズを切り替えるタ
    ーレツトレンズの切替機構において、 駆動源からの駆動力により回動し、且つ動力伝達用の第
    1の突起を有する第1の動力伝達手段と、前記第1の動
    力伝達手段と同軸上に配設され、前記第1の突起と異な
    る半径位置に動力伝達用の第2の突起を有し、前記ター
    レツト板に回転動力を伝達する第2の動力伝達手段と、 前記第1、第2の突起をその両端部によって挟むように
    して掛けられ、前記第1の動力伝達手段から第2の動力
    伝達手段に回転動力を伝達するともに、前記ターレツト
    レンズがテレレンズ使用位置又はワイドレンズ使用位置
    に達してストッパによって停止した後、前記第1の動力
    伝達手段が更に回動すると、該ターレツトレンズにばね
    付勢力を付与する捩りばねと、 を備えたことを特徴とするターレツトレンズの切替機構
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