JPH0352997A - 米糠の搾油前処理装置 - Google Patents

米糠の搾油前処理装置

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JPH0352997A
JPH0352997A JP18778689A JP18778689A JPH0352997A JP H0352997 A JPH0352997 A JP H0352997A JP 18778689 A JP18778689 A JP 18778689A JP 18778689 A JP18778689 A JP 18778689A JP H0352997 A JPH0352997 A JP H0352997A
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JP
Japan
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bran
rice
oil
denaturation
chamber
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Pending
Application number
JP18778689A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は米糠の搾油前処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、米糠から搾油して品質のよい米糠油(米油ともい
う)を製造するに際して、最も注意並びに努力を払われ
たのは、いかにして低酸価の抽出原油を得るか、という
ことであった。
すなわち、精米によって胚乳部から剥(はく)離された
米糠(以下単に「糠」という)は、糠中に含まれる強力
な油脂加水分解酵素(リバーゼ)によって加速度的に加
水分解(発酵)され、遊離酸の含量が急激に増加して酸
価が高くなる。
このような酸敗した生糠は搾油に適さないばかりか、下
痢を起こすので家畜の飼料にもならない。そこで、糠の
加水分解があまり進まない内に搾油するため、精米工場
等で発生した糠を、その都度できるだけ速かにトラック
等で集荷し、搾油工場に運んで抽出するという即日抽出
方式が行われている。
ところで、前記油脂加水分解酵素は、糠の含水率を約3
%以下に保持(乾燥)すると生活活性を失って(失活)
加水分解反応が生じないこと、あるいは130℃で1分
間の加熱処理を行うと熱変性現象を生じてこの酵素が破
壊され、遊離酸が生成されなくなり、糠の変質が生じな
いとことが知られている。
この性質を利用した米糠の搾油前処理を本出願人は特開
昭64−65196号で提案しているが、このものは、
精米装置の後行程に独立して糠の変質防止装置を設けて
いるため、装置が大型化して設置面積が大きくなるとい
う問題点があった。また、精白直後の糠に熱処理を施し
ていないため、変質防止装置に移送される間に糠が変質
してしまうという問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記のような問題点を解消し、装置を小型化
して設置面積を小さくすると共に、精白直後の糠に熱処
理を施すことのできる米糠の搾油前処理装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
多孔壁除糠精白筒内に回転自在に精白転子を設けた精米
機の前記多孔壁除糠精白筒を囲繞して形成した除糠室と
、圧縮筒内に圧縮転子を回転自在に設けた糠の変質防止
装置とを移送手段を介して連絡して一体的に形成し、前
記変質防止装置に供給される糠の油脂加水分解酵素を失
活させる温度に昇温させる加熱手段を前記移送手段又は
前記変質防止装置に設ける。
〔作 用〕
精米機に供給された米粒は、精自転子の回転によって生
じる精白作用により精白されて機外へ排出される。その
とき、除糠された糠は多孔壁除糠精白筒から除糠室へ排
出されて、移送手段により糠の変質防止装置へ送られる
。変質防止装置において、油脂加水分解酵素の働きによ
って遊離酸が増加して糠の酸価が高くなる前に、糠中の
油脂加水分解酵素が破壊されて変質が防止される。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。符号l
は米糠の搾油前処理装置であり、竪軸型摩擦切削式精米
機2と糠の変質防止装置3とを移送装置4で連絡して一
体的に形成する。
精米機2は立設した多孔壁除糠精白筒5内に回転自在に
設けた主軸6の底部に螺旋転子7を、上部に撹拌突起8
を設けた摩擦精白転子9をそれぞれ軸装する。多孔壁除
糠精白筒5と摩擦精白転子9とを主要部とする精白室1
0の下部を米粒供給部1lに、上部を米粒排出部12に
それぞれ連絡する。主電動機のブーリー(図示せず)と
主軸6のプーリー13とをVベルト(図示せず)により
連絡し、ブーリー13と変質防止装置3の主軸のプーリ
ー15とを■ベルト16により連絡する。
符号17は精白度調節装置であり、精白度の調節は調節
紬18に摺動可能に取付けた分銅19を前後に移動させ
ることにより、米粒排出部12に設けた抵抗板20の圧
力を調節して行う。
米粒排出部12に接続して流下樋21を設け、流下樋2
1に排出樋22を連絡する。
供給ホッパ−23を穀粒供給装置24に連絡し、スクリ
ューコンベア25の軸に取付けたブ−I)−26と、電
動機(図示せず)のプーリー27とをVベルト28によ
り連絡し、また米粒供給装1i!24は米粒供給部11
に連絡している。
主軸4に多数の通風口29を穿設すると共に主軸4は送
風装1130に連絡し、また符号31は摩擦精白転子9
に設けた噴風【コである。多孔壁除糠精白筒4を囲繞し
て除糠室32を設け、符号33は除糠室32内の空気圧
力を緩和するサイクロンであり、サイクロン,33に回
収された糠は流下樋34により除糠室32の下部に戻す
ように形成する。
除糠室34は移送装置3を介して糠の変質防止装置3の
供給口35に連絡し、移送樋36にスクリューコンベア
37を内設し、移送樋36の壁面にヒーター38を周設
する。変質防止装置3は、圧縮筒39内に回転自在に設
けた主軸14の下部に螺旋転子40を、上部にスクリュ
ー状に形成した圧縮転子41をそれぞれ軸装する。圧縮
簡39の上端に排出孔42を設け、排出孔42は排出樋
43に連絡し、また符号44は加工された糠の排出口で
ある。
次に上記構成における作用を説明する。米粒は供給ホッ
パ−23を介して米粒供給装!!24へ送られ、スクリ
ューコンベア25により螺旋転子7へ供給され、螺旋一
転子7により精白室10へ揚送される。精白室10にお
いて、米粒は摩擦精白転子9の回転によって生じる精白
作用を受けて精白される。精白された米粒は米粒排出部
12に到達し、精白度調節装1117の抵抗板20によ
り流出が抑制され、調節軸18上の分銅19を摺動させ
て精白度の調節を行なう。
そして、米粒は抵抗板20に抗して流出し、流下樋21
及び排出樋22を経て機外へ排出される。
精白室10において、送風装[30から通風口29を経
て噴風孔31から噴出する除糠風により除糠作用が行な
われる。精白室10における精白作用により発生した糠
は、多孔壁除糠精白筒4の通孔から除糠室32へ排出さ
れ、除糠室32内を落下して移送装rI13へ供給され
、スクリューコンベア37により変質防止装置3の供給
口35へ送られる。移送装置3により搬送されるとき糠
はヒーター38によって、糠中の油脂分解酵素を失活さ
せる温度である130℃前後で約3秒程度加熱され、そ
の加熱により遊離酸の生成が防止されて糠の変質が生じ
ない。加熱された糠は螺旋転子40により揚送され、圧
縮転子41による圧縮作用を受けながら密度が大きくな
り、圧縮筒39との摩擦抵抗が大きくなって次第に糠が
固形化されてゆく。固形化された糠は、排出口42から
押し出されるときに小片の固形物として排出され、固形
化された糠は排出樋43を流下して排出口35から機外
へ排出される。
なお本発明の実施例においては、ヒーターを移送装置に
設けたが圧搾筒や圧搾転子に設けてもよく、また加熱手
段としてヒーターに限定されることなく、ボイラー等に
より加熱した空気を、通気孔を設けた中空状に供給する
等種々の手段が考えられる。
〔発明の効果〕
本発明における米糠の搾油前処理装置によれば、精米機
の除糠室と糠の変質防止装置とを移送手段を介して連絡
して一体的に形成し、糠の油脂加水分解酵素を失活させ
る温度に昇温させる加熱手段を、移送手段又は変質防止
装置に設ける構成としたため。装置が小型化して設置面
積を大幅に縮小することができ、また、精白直後の糠に
熱処理を施すため、糠が変質装置に移送される間に糠が
変質せず、搾油工程において搾油量及び搾油比率を大幅
に増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施した米糠の搾油前処理装置の側断面
図である。 l・・・米糠の搾油前処理装置、2・・・竪軸型摩擦切
削式精米機、3・・・糠の変質防止装置、4・・・移送
装置、5・・・多孔壁除糠精白筒、6・・・主軸、7・
・・螺旋転子、8・・・撹拌突起、9・・・摩擦精白転
子、10・・・精白室、11・・・米粒供給部、12・
・・米粒排出部、13・・・プーリー、14・・・主軸
、15・・・プーリー、16・・・■ベルト、17・・
・精白度調節装置、18・・・調節軸、19・・・分銅
、20・・・抵抗板、21・・・流下樋、22・・・排
出樋、23・・・供給ホッパー、24・・・米粒供給装
置、25・・・スクリューコンベア、26・・・プーリ
ー、27・・・ブーリー、28・・・Vブーリー、29
・・・通風口、30・・・送風装置、31・・・噴風口
、32・・・除糠室、33・・・サイクロン、34・・
・流下樋、35・・・供給口、36・・・移送樋、37
・・・スクリューコンベア、38・・・ヒーター、39
・・・圧縮筒、40・・・螺旋転子、41・・・圧縮転
子、42・・・排出孔、43・・・排出樋、44・・・
排出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多孔壁除糠精白筒内に回転自在に精白転子を設けた精米
    機の前記多孔壁除糠精白筒を囲繞した除糠室と、圧縮筒
    内に圧縮転子を回転自在に設けた糠の変質防止装置とを
    移送手段を介して連絡して一体的に形成し、前記変質防
    止装置に供給される糠の油脂加水分解酵素を失活させる
    温度に昇温させる加熱手段を前記移送手段又は前記変質
    防止装置に設けたことを特徴とする米糠の搾油前処理装
    置。
JP18778689A 1989-07-19 1989-07-19 米糠の搾油前処理装置 Pending JPH0352997A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2036946A1 (es) * 1991-11-20 1993-06-01 Consejo Superior Investigacion Procedimiento de estabilizacion del salvado.
WO1999010456A1 (en) * 1997-08-29 1999-03-04 Lipogenics, Inc. Process for stabilization of oil from plant materials
CN116254149A (zh) * 2023-02-09 2023-06-13 江苏贤太太生物科技有限公司 一种利用水稻作物废弃米糠分离提取米糠油的生产工艺及炼油设备

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