JPH0352556Y2 - - Google Patents

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JPH0352556Y2
JPH0352556Y2 JP16704985U JP16704985U JPH0352556Y2 JP H0352556 Y2 JPH0352556 Y2 JP H0352556Y2 JP 16704985 U JP16704985 U JP 16704985U JP 16704985 U JP16704985 U JP 16704985U JP H0352556 Y2 JPH0352556 Y2 JP H0352556Y2
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opening
connecting shaft
side wall
hollow
sliding
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は角隅部において隣り合う側壁に連続す
る開口部が設けられている所定形状の中空部材に
対し、上記側壁に所定形状の他の中空部材の側壁
を当接させ、且つ上記一方の中空部材の開口部と
他方の中空部材の側壁に貫通させた連結軸を介し
て上記他方の中空部材を上記開口部に沿つて摺動
自在で、しかも上記連結軸の回りに回動自在に連
結する玩具における二部材の摺動、回動連結機構
に関する。
(従来技術) 一般に、ロボツトから自動車、飛行機に形態が
変化する形態変化玩具等においては、例えばロボ
ツト形態における腕部は形態変化後は自動車の車
体の両側の前車輪を有するフエンダー部とか、飛
行機の翼部等に変化する。この場合、腕部を構成
する部材は胴体部を構成する部材に対して回動し
たり摺動したりする必要があるが、従来は摺動は
構成する部材が胴体部を構成する部材の体側部に
そつて上下方向に直線的に摺動するにすぎなかた
から、両部材の連結機構もそれほど複雑ではなか
つた。しかしながら、形態変化によつては、一方
の部材の角隅部において曲つた側壁に沿つて他方
の部材を摺動させる必要があり、この場合は一方
の部材の曲壁に沿つて他方の部材が屈曲運動する
ことになるので、従来の連続機構をそのままでは
採用できない。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みて成立したものであつ
て、玩具を構成する一方の中空部材の角隅部の側
壁に沿つて他方の中空部材を屈曲摺動可能で、且
つクリツク回動できるように連結することができ
る玩具における二部材の摺動、回動連結機構を提
供することを目的とする。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するための技術的手段として、
本考案に係る玩具における二部材の摺動、回動連
結機構は角隅部において隣り合う側壁に連続する
開口部が設けられている所定形状の部材に対し、
上記側壁に所定形状の他の中空部材の側壁を当接
させ、且つ上記一方の中空部材の開口部と他方の
中空部材の側壁に貫通させた連結軸を介して上記
他方の部材を上記開口部に沿つて摺動自在で、し
かも上記連結軸のまわりに回動自在に連結する摺
動、回動連結機構において下記のように構成した
ことを特徴とする。
(イ) 上記他方の中空部材における上記一方の中空
部材の開口部に対面する側壁には軸受部を有す
る弾性部材の取付開口部が貫通形成されている
こと。
(ロ) 上記連結軸は上記弾性部材の軸受部に軸受け
されているとともに、上記開口部を貫通する側
の端部には上記開口部に対する抜け止め用の係
合片が形成され、他端はバネによつて内側に付
勢されていること。
(ハ) 上記連結軸の周面には周方向に連続する凹凸
部が形成されている一方、弾性部材の軸受部の
内周面には連結軸の凹凸部に係合し合う凹凸部
が形成されていること。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案においては、二つの中空
部材を連結する連結軸は上記他方の部材の対向壁
にバネによつて内側に付勢されているから、両中
空部材は互いに引寄せられて連結され、両中空部
材の相対面する側壁は密接している。このため、
形態が崩れることなくよく保持される。また、上
記他方に部材が一方の部材の側壁に沿つて角隅部
を摺動する場合にも、上記バネの弾性により、円
滑に屈曲摺動することができる。さらに、上記他
方の部材を連結軸のまわりに回動する場合、連結
軸の周面の凹凸部と弾性部材の軸受部の内周面の
凹凸部とが係合、離脱を繰返す。係合する状態と
なるときは回動が楽で、離脱するときは回動しに
くいから、クリツク回動が行なわれ、このため二
つの中空部材を任意の角度に保持しておくことが
できる。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施態様の一置例
について説明する。
図において、符号Aは本考案に係る玩具におけ
る二部材の摺動、回動連結機構を示す。この玩具
における二部材の摺動、回動連結機構Aは角隅部
において隣り合う側壁1a,1bに連続する開口
部2が形成された略直方体形状を有する中空部材
1と、この中空部材1の側壁1a,1bに中空で
四角筒状を有する内側部材3と外側部材4とによ
り構成されたスライド部材5のこの内側部材3の
側壁3aを当接させて形成されている。そして、
上記中空部材1の開口部2と内側部材3の側壁3
aに貫通させた連結軸6を介して上記スライド部
材5をこの開口部2に沿つて摺動自在で、しかも
上記連結軸6のまわりに回動自在に可動すること
ができる。また、上記スライド部材5は内側部材
3に対し外側部材4を長手方向に沿つて伸縮させ
ることができる。
上記スライド部材5の内側部材3における上記
中空部材1の開口部2に対面する側壁3aには軸
受部7aを有する弾性部材7の取付嵌合部8が一
体に貫通形成されるとともに、この取付嵌合部8
の上下壁には上記弾性部材7の軸受部7aの外側
上下部に突設した係止爪片7b,7bが係止され
る係止孔8a,8aが穿設されている。これによ
つて、取付嵌合部8に嵌合された弾性部材7を確
実に保持することができる。
一方、上記中空部材1とスライド部材5の内側
部材3とを連結した連結軸6は内側部材3の取付
嵌合部8に嵌合された弾性部材7の軸受部7aに
軸受けされるとともに、中空部材1の開口部2を
貫通する側の端部には上記開口部2に対する抜け
止め用の係合片9が形成されている。この係合片
9は略十字形に形成され、一対の相対向片9a,
9aは上記開口部2の相対向する内壁2a,2a
に係合されており、このため摺動が円滑に行なわ
れる。また、上記連結軸6の他端にはバネ10が
介在され、このバネ10の先端には上記内側部材
3の内側面に当接されるとともに、他端はこの連
結軸6に形成された螺子孔6aに螺合される螺子
11に係止されている。これによつて、内側部材
3は常時中空部材1の側壁1a,1bに付勢され
ている。
12は上記連結軸6の略中間部の周面に連続し
て形成された凹凸部を示し、この凹凸部12は上
記内側部材3の側壁3aに形成した取付嵌合部8
に嵌合された弾性部材7の軸受部7aの内周面に
形成した凹凸部13に係合されている。これによ
つて中空部材1に取着されたスライド部材5をこ
の連合軸6の回りを回動する場合、この両凹凸部
12,13とが係合、離脱を繰返し、この中空部
材1とスライド部材5を任意の角度に保持するこ
とができる。
上述のように玩具における二部材の摺動、回動
連結機構Aによれば、角隅部において隣り合う側
壁1a,1bに連続する開口部2が形成された略
直方体形状を有する中空部材1のこの側壁1a,
1bに連続する中空で四角筒状を有する内側部材
3と外側部材4とにより形成されたスライド部材
5を介して摺動、回動自在に取着し、且つ、この
連結軸6にはバネ10が介在されこのバネ10に
よつて上記スライド部材5を内側に付勢している
から、中空部材1とスライド部材5は互いに引寄
せられて連結され、その対向側壁は密接されてい
る。このため、形態が崩れることなく確実に保持
される。また、上記スライド部材5を中空部材1
の側壁1a,1bに連続した屈曲する開口部2に
沿つて摺動する場合も上記バネ10の弾性によ
り、円滑に摺動させることがでる。さらに、スラ
イド部材5を連結軸6の回りに回動させる場合、
この連結軸の周面に形成した凹凸部12と上記ス
ライド部材5の内側部材3の内壁3aに形成され
た取付嵌合部8に嵌合された弾性部材7の軸受部
7aの内周面に形成された凹凸部13とが係合、
離脱を繰返しクリツク回動が行なわれ、これによ
つて、中空部材1とスライド部材5を任意の角度
に保持することができる。加えて、このスライド
部材5は内側部材3に対し外側部材4を長手方向
に沿つて伸縮させることができる。
次に第3図は上記玩具における二部材の摺動、
回動連結機構Aを利用した形態変化ロボツト玩具
Bを示す。
上記形態変化スライド玩具Bにおいて、連結軸
6を介して連結された中空部材1はロボツト形態
時の胸部材として、スライド部材5は腕部材とし
てそれぞれ利用されている。すなわち、形態変化
ロボツト玩具Bの胴部材20の一側に形成された
直方体形状の中空部材21の上部に中空部材1を
載置したのち、この両部材を適宜手段により固定
すればよい。そして、上記スライド部材5を形成
する外側部材4の先端に手部22を取着する。
上述のように、玩具における二部材の摺動、回
動連結機構Aを利用したことにより、腕部材を形
成するスライド部材5を、胸部材を形成する中空
部材1の隣り合う側壁1a,1bに設けた開口部
2に沿つてスライドさせ、この胸部材の裏面に位
置させることができるほか、連結軸6の回りを回
動させることもできる。そして、この腕部材を形
成するスライド部材5の回動時、上記連結軸6の
周面に形成した凹凸部12とこのスライド部材5
の内側部材3の内壁3aに嵌合した弾性部材7の
軸受部7aの内周面に形成された凹凸部13とが
係合、離脱を繰返しクリツク回動が行なわれ、こ
れによつて、腕部材を形成するスライド部材5を
任意の角度に停止させることができる。加えて、
このスライド部材5は内側部材3と外側部材4に
よつて形成され、且つ、この内側部材3に対し外
側部材4を所定範囲内で上下にスライドさせて腕
部材を伸縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る玩具における二部材の摺
動、回動連結機構の実施態様の一例を示す斜視
図、第2図aは第1図の摺動状態を示す一部破断
面図、同図bは連結部分の拡大断面図、同図cは
同図bの各部材の分解斜視図、第3図は摺動、回
動連結機構を胸部及び腕部に利用した形態変化ロ
ボツト玩具の斜視図である。 符号A……二部材の摺動、回動連結機構、1…
…中空部材、2……開口部、3……内側部材、4
……外側部材、5……スライド部材、6……連結
軸、7……弾性部材、8……取付嵌合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 角隅部において隣り合う側壁に連続する開口部
    が設けられている所定形状の部材に対し、上記側
    壁に所定形状の他の中空部材の側壁を当接させ、
    且つ上記一方の中空部材の開口部と他方の中空部
    材の側壁に貫通させた連結軸を介して上記他方の
    部材を上記開口部に沿つて摺動自在で、しかも上
    記連結軸のまわりに回動自在に連結する摺動、回
    動連結機構において下記のように構成したことを
    特徴とする玩具における二部材の摺動、回動連結
    機構。 (イ) 上記他方の中空部材における上記一方の中空
    部材の開口部に対面する側壁には軸受部を有す
    る弾性部材の取付開口部が貫通形成されている
    こと。 (ロ) 上記連結軸は上記弾性部材の軸受部に軸受け
    されているとともに、上記開口部を貫通する側
    の端部には上記開口部に対する抜け止め用の係
    合片が形成され、他端はバネによつて内側に付
    勢されていること。 (ハ) 上記連結軸の周面には周方向に連続する凹凸
    部が形成されている一方、弾性部材の軸受部の
    内周面には連結軸の凹凸部に係合し合う凹凸部
    が形成されていること。
JP16704985U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0352556Y2 (ja)

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