JPH0352390Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352390Y2 JPH0352390Y2 JP1986025777U JP2577786U JPH0352390Y2 JP H0352390 Y2 JPH0352390 Y2 JP H0352390Y2 JP 1986025777 U JP1986025777 U JP 1986025777U JP 2577786 U JP2577786 U JP 2577786U JP H0352390 Y2 JPH0352390 Y2 JP H0352390Y2
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- Japan
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- tile
- hot water
- tiles
- base material
- roof
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- Expired
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 53
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- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 4
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
この考案は、特に寒冷地における家屋の屋根に
好適する融雪瓦屋根構造に関する。
好適する融雪瓦屋根構造に関する。
(従来の技術)
家屋の瓦屋根の施工は、タルキに野地板を釘に
よつて固定し、この野地板に複数の角棒状の瓦桟
を所定間隔を存して固定し、これら瓦桟に瓦を掛
止した状態で瓦を釘などによつて固定することに
より瓦屋根を構成している。しかし、野地板に瓦
桟を所定間隔を存して固定する工事に多くの労力
を費やし、また瓦を安定した状態で敷設する作業
に熟練度が要求され、最近では前記野地板上に発
泡スチロール製の瓦下地材(実公昭52−17226号
公報および実公昭52−20426号公報参照)を敷設
し、この瓦下地材の上面に形成れた瓦載設部に瓦
を載設するだけで瓦を固定できるようにした瓦施
工法が普及している。この瓦下地材はその上面に
瓦形状に倣つた形状の瓦載設部が形成されている
ことから瓦を安定した状態に保持することがで
き、施工が簡単であるとともに、瓦下地材が発泡
スチロール製であるために断熱効果に優れてい
る。したがつて、夏期においては室内の冷房効率
が向上し、冬期においては暖房効率が向上するな
どの効果があり、経済性の面で優れている。
よつて固定し、この野地板に複数の角棒状の瓦桟
を所定間隔を存して固定し、これら瓦桟に瓦を掛
止した状態で瓦を釘などによつて固定することに
より瓦屋根を構成している。しかし、野地板に瓦
桟を所定間隔を存して固定する工事に多くの労力
を費やし、また瓦を安定した状態で敷設する作業
に熟練度が要求され、最近では前記野地板上に発
泡スチロール製の瓦下地材(実公昭52−17226号
公報および実公昭52−20426号公報参照)を敷設
し、この瓦下地材の上面に形成れた瓦載設部に瓦
を載設するだけで瓦を固定できるようにした瓦施
工法が普及している。この瓦下地材はその上面に
瓦形状に倣つた形状の瓦載設部が形成されている
ことから瓦を安定した状態に保持することがで
き、施工が簡単であるとともに、瓦下地材が発泡
スチロール製であるために断熱効果に優れてい
る。したがつて、夏期においては室内の冷房効率
が向上し、冬期においては暖房効率が向上するな
どの効果があり、経済性の面で優れている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、寒冷地においては降雪によつて
瓦屋根上に大量に積雪した場合には、その雪の重
みによつて家屋が破損することもあり、また融雪
によつて屋根の雪が一挙に落下するなど非常に危
険性がある。そこで、寒冷地においては屋根の上
に上り、屋根の雪を降ろす、「雪降ろし」が欠く
ことができない作業となるが、高所であるととも
に屋根の勾配によつて滑りやすく危険性があり、
毎年犠牲者が続出しているが実情である。
瓦屋根上に大量に積雪した場合には、その雪の重
みによつて家屋が破損することもあり、また融雪
によつて屋根の雪が一挙に落下するなど非常に危
険性がある。そこで、寒冷地においては屋根の上
に上り、屋根の雪を降ろす、「雪降ろし」が欠く
ことができない作業となるが、高所であるととも
に屋根の勾配によつて滑りやすく危険性があり、
毎年犠牲者が続出しているが実情である。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、降雪によつて瓦屋
根上に大量の雪が積雪しても簡単に融雪して流す
ことができ、また降雪時においても瓦屋根上への
積雪を防止することもできる融雪瓦屋根構造を提
供することにある。
で、その目的とするところは、降雪によつて瓦屋
根上に大量の雪が積雪しても簡単に融雪して流す
ことができ、また降雪時においても瓦屋根上への
積雪を防止することもできる融雪瓦屋根構造を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段及び作用)
この考案は、瓦載設部を形成した瓦下地材の上
面に配管溝を設け、この配管溝に温水パイプを配
管し、この配管パイプを温水供給源に接続して配
管パイプに温水を流通することによつて瓦下地材
上の瓦を加温し、瓦屋根上に積雪した雪を融雪で
きるように構成したことにある。
面に配管溝を設け、この配管溝に温水パイプを配
管し、この配管パイプを温水供給源に接続して配
管パイプに温水を流通することによつて瓦下地材
上の瓦を加温し、瓦屋根上に積雪した雪を融雪で
きるように構成したことにある。
(実施例)
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図は瓦屋根の縦断側面を示すもの
で、1はタルキであり、このタルキ1の上部には
野地板2が釘などによつて固定されている。この
野地板2の上面には後述する複数枚の瓦下地材3
……が接着剤もしくは釘等の固定手段によつて敷
設されている。この瓦下地材3は第2図および第
3図に示すように発泡スチロールなどの発泡合成
樹脂材料によつて形成されている。この瓦下地材
3は矩形板状体からなり、1枚の瓦下地材3の上
面に複数枚の陶器からなる瓦4を載せることがで
きるように形成されている。そして、この瓦下地
材3……は野地板2の上面に多数枚並設され、こ
れら瓦下地材3……相互はその各辺に設けた段差
からなる継ぎ部1a,1bが係合するようになつ
ている。さらに、瓦下地材3の上面には瓦4の裏
面形状に倣つた凹凸部からなる瓦載設部5……が
整列した状態で設けられ、これら各瓦載設部5…
…には瓦載置面6および瓦掛止突起7が設けられ
ている。そして、瓦4を瓦掛止突起7に掛止した
状態で瓦載置面6に載置することによつて瓦4を
所定の位置に固定的に保持できるように形成され
ている。さらに、前記各瓦載設部5……の相互間
には断面がU字状の配管溝8……が格子状に設け
られ、この配管溝8……には第4図に示すように
温水パイプ9がストレートもしくは屈曲した状態
で配管されている。したがつて、温水パイプ9は
その上面を除く下面および両側面が前記瓦下地材
3に接触し、瓦下地材3が持つ断熱効果によつて
熱伝導を防止しており、温水パイプ9の上面9a
は前記瓦下地材3の瓦載設部5に載設された瓦4
の下面に接触もしくは近接している。つまり、温
水パイプ9の熱が瓦4のみに集中して伝導する構
成となつている。また、配管溝8に配管される温
水パイプ9は1本を屈曲して配管してもよく、複
数本の温水パイプ9……を並列に配管してもよ
く、これらの温水パイプ9……の一端側は温水供
給管10に、他端は温水戻し管11に接続されて
いる。さらに前記温水供給管10は温水供給源1
2に接続されている。この温水供給源12は、た
とえば石油を燃料とするボイラ13によつて構成
されていて、このボイラ13のタンク13a内に
は不凍液などの液体が収容されており、この液体
をボイラ13によつて加温するようになつてお
り、タンク13aの温水供給口14は前記温水供
給管10に接続され、温水戻し口15は前記温水
戻し管11に接続されている。
明する。第1図は瓦屋根の縦断側面を示すもの
で、1はタルキであり、このタルキ1の上部には
野地板2が釘などによつて固定されている。この
野地板2の上面には後述する複数枚の瓦下地材3
……が接着剤もしくは釘等の固定手段によつて敷
設されている。この瓦下地材3は第2図および第
3図に示すように発泡スチロールなどの発泡合成
樹脂材料によつて形成されている。この瓦下地材
3は矩形板状体からなり、1枚の瓦下地材3の上
面に複数枚の陶器からなる瓦4を載せることがで
きるように形成されている。そして、この瓦下地
材3……は野地板2の上面に多数枚並設され、こ
れら瓦下地材3……相互はその各辺に設けた段差
からなる継ぎ部1a,1bが係合するようになつ
ている。さらに、瓦下地材3の上面には瓦4の裏
面形状に倣つた凹凸部からなる瓦載設部5……が
整列した状態で設けられ、これら各瓦載設部5…
…には瓦載置面6および瓦掛止突起7が設けられ
ている。そして、瓦4を瓦掛止突起7に掛止した
状態で瓦載置面6に載置することによつて瓦4を
所定の位置に固定的に保持できるように形成され
ている。さらに、前記各瓦載設部5……の相互間
には断面がU字状の配管溝8……が格子状に設け
られ、この配管溝8……には第4図に示すように
温水パイプ9がストレートもしくは屈曲した状態
で配管されている。したがつて、温水パイプ9は
その上面を除く下面および両側面が前記瓦下地材
3に接触し、瓦下地材3が持つ断熱効果によつて
熱伝導を防止しており、温水パイプ9の上面9a
は前記瓦下地材3の瓦載設部5に載設された瓦4
の下面に接触もしくは近接している。つまり、温
水パイプ9の熱が瓦4のみに集中して伝導する構
成となつている。また、配管溝8に配管される温
水パイプ9は1本を屈曲して配管してもよく、複
数本の温水パイプ9……を並列に配管してもよ
く、これらの温水パイプ9……の一端側は温水供
給管10に、他端は温水戻し管11に接続されて
いる。さらに前記温水供給管10は温水供給源1
2に接続されている。この温水供給源12は、た
とえば石油を燃料とするボイラ13によつて構成
されていて、このボイラ13のタンク13a内に
は不凍液などの液体が収容されており、この液体
をボイラ13によつて加温するようになつてお
り、タンク13aの温水供給口14は前記温水供
給管10に接続され、温水戻し口15は前記温水
戻し管11に接続されている。
そして、ボイラ13のタンク13a内に収容さ
れた液体を温水として温水供給口14から温水供
給管10を介して前記温水パイプ9……に流通
し、瓦4を加温したのち前記温水戻し管11を介
してボイラ13のタンク13aに戻り、温水が循
環するようになつている。また、前記温水戻し管
11の中途部を床暖房器16あるいは風呂等に供
給して温水を利用するようにしてもよい。
れた液体を温水として温水供給口14から温水供
給管10を介して前記温水パイプ9……に流通
し、瓦4を加温したのち前記温水戻し管11を介
してボイラ13のタンク13aに戻り、温水が循
環するようになつている。また、前記温水戻し管
11の中途部を床暖房器16あるいは風呂等に供
給して温水を利用するようにしてもよい。
したがつて、たとえばボイラ13から供給され
る温水の温度が80℃であるとすると、温水パイプ
9……に接触もしくは近接する瓦4を5〜10℃に
加温することができ、瓦4……上に大量の積雪が
あつて、これが凍結してもその下層から徐々に融
雪することができる。そして、融雪水は屋根とい
を通じて流下される。
る温水の温度が80℃であるとすると、温水パイプ
9……に接触もしくは近接する瓦4を5〜10℃に
加温することができ、瓦4……上に大量の積雪が
あつて、これが凍結してもその下層から徐々に融
雪することができる。そして、融雪水は屋根とい
を通じて流下される。
以上説明したように、この考案によれば、瓦下
地材の上面に配管溝を設け、この配管溝に温水を
流通する温水パイプを配管したから、瓦下地材上
の瓦を温水によつて加温して屋根の積雪を効率良
く融雪し、融雪水として流下させることができ
る。したがつて、大量の積雪があつても雪降ろし
作業が不要となり、雪降ろし作業により労力、危
険性を解消することができる。さらに、温水パイ
プを断熱性に優れた発泡合成樹脂製の瓦下地材に
配管することによつて、温水の温度低下を押さえ
ることができるとともに、温水を利用することに
よつて安全性の面で優れ、実用的価値は大であ
る。しかも、瓦下地材に設けた瓦敷設部が瓦の裏
面形状に倣つた凹凸部によつて形成され、その瓦
敷設部に瓦掛止突起を有しているため、この瓦掛
止突起に瓦を掛止することにより、瓦を安定した
状態に敷設できるとともに、温水パイプと接触も
しくは近接した状態に瓦を敷設できる。また、温
水パイプは、発泡合成樹脂製の瓦下地材、つまり
断熱効果の高い瓦下地材に設けられた配管溝に収
納配管されているため、温水の温度低下を防止で
き、瓦を効率的に加温できるとともに、温水を床
暖房、風呂等に利用できるという効果もある。
地材の上面に配管溝を設け、この配管溝に温水を
流通する温水パイプを配管したから、瓦下地材上
の瓦を温水によつて加温して屋根の積雪を効率良
く融雪し、融雪水として流下させることができ
る。したがつて、大量の積雪があつても雪降ろし
作業が不要となり、雪降ろし作業により労力、危
険性を解消することができる。さらに、温水パイ
プを断熱性に優れた発泡合成樹脂製の瓦下地材に
配管することによつて、温水の温度低下を押さえ
ることができるとともに、温水を利用することに
よつて安全性の面で優れ、実用的価値は大であ
る。しかも、瓦下地材に設けた瓦敷設部が瓦の裏
面形状に倣つた凹凸部によつて形成され、その瓦
敷設部に瓦掛止突起を有しているため、この瓦掛
止突起に瓦を掛止することにより、瓦を安定した
状態に敷設できるとともに、温水パイプと接触も
しくは近接した状態に瓦を敷設できる。また、温
水パイプは、発泡合成樹脂製の瓦下地材、つまり
断熱効果の高い瓦下地材に設けられた配管溝に収
納配管されているため、温水の温度低下を防止で
き、瓦を効率的に加温できるとともに、温水を床
暖房、風呂等に利用できるという効果もある。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は瓦屋根の縦断側面図、第2図は瓦下地材の平
面図、第3図は第2図の−線に沿う断面図、
第4図はシステムの概略的構成図である。 2……野地板、3……瓦下地材、4……瓦、5
……瓦載設部、8……配管溝、9……温水パイ
プ、12……温水供給源。
図は瓦屋根の縦断側面図、第2図は瓦下地材の平
面図、第3図は第2図の−線に沿う断面図、
第4図はシステムの概略的構成図である。 2……野地板、3……瓦下地材、4……瓦、5
……瓦載設部、8……配管溝、9……温水パイ
プ、12……温水供給源。
Claims (1)
- 野地板上に敷設される発泡合成樹脂製の矩形板
状体からなる複数枚の瓦下地材と、これら瓦下地
材の上面に整列状態に形成され敷設される瓦の裏
面形状に倣つた凹凸部からなる複数の瓦敷設部
と、前記瓦下地材の瓦敷設部に設けられ敷設され
る瓦を掛止するための瓦掛止突起と、前記瓦下地
材の上面に設けられた配管溝と、この配管溝に配
管され温水を流通する温水パイプと、この温水パ
イプを覆うように前記瓦掛止突起に掛止した状態
で瓦敷設部に敷設される複数枚の瓦と、前記温水
パイプに接続されこの温水パイプに温水を供給す
る温水供給源とを具備したことを特徴とする融雪
瓦屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986025777U JPH0352390Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986025777U JPH0352390Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137932U JPS62137932U (ja) | 1987-08-31 |
JPH0352390Y2 true JPH0352390Y2 (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=30826242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986025777U Expired JPH0352390Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352390Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216622B2 (ja) * | 1982-04-28 | 1987-04-14 | Kibun Kk |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216622U (ja) * | 1985-07-13 | 1987-01-31 |
-
1986
- 1986-02-26 JP JP1986025777U patent/JPH0352390Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216622B2 (ja) * | 1982-04-28 | 1987-04-14 | Kibun Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62137932U (ja) | 1987-08-31 |
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