JPH0351754A - フッ素濃度測定方法及びフッ素濃度測定装置 - Google Patents

フッ素濃度測定方法及びフッ素濃度測定装置

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JPH0351754A
JPH0351754A JP1186284A JP18628489A JPH0351754A JP H0351754 A JPH0351754 A JP H0351754A JP 1186284 A JP1186284 A JP 1186284A JP 18628489 A JP18628489 A JP 18628489A JP H0351754 A JPH0351754 A JP H0351754A
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masking
tube
fluorine
test liquid
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JP1186284A
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Yoshiaki Nomura
野村 善昭
Munemitsu Asano
淺野 宗光
Mitsuhiro Okabayashi
充洋 岡林
Shonosuke Ito
伊藤 昌之助
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Chubu Electric Power Co Inc
DKK Corp
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Chubu Electric Power Co Inc
DKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フッ素イオンとアルミニウムイオンとが共存
する被検液中のフッ素イオン濃度をフッ素イオン電極を
用いて測定する方法及び装置に関し、更に詳述すると、
石炭火力発電所、半導体製造工業等における排水中のフ
ッ素濃度測定に好適に使用され、排水のフッ素処理制御
に有効に利用することができるフッ素濃度測定方法及び
装置に関する。
〔従来の技術〕
石炭火力発電所、半導体製造工業等においては、排水中
のフッ素をフッ素処理剤で処理してから排出することが
行なわれている。この場合、排水中のフッ素濃度に応じ
てフッ素処理剤の投入量を制御するものであり、従来こ
のフッ素濃度の測定にはJIS  KO102に規定さ
れた工場排水試験方法による手分析が一般に採用されて
いる。この手分析法は、被検液を蒸留してアルミニウム
イオン等の妨害成分を除去した後、試薬を用いてフッ素
イオンの定量を行なうものである。
また、より簡易な手段として、排水中のフッ素イオン濃
度をフッ素イオン電極を用いて自動測定し、この測定値
を目安にフッ素除去剤の投入量を制御することも行なわ
れている。この測定法は、被検液を希釈し、更にpH6
程度のクエン酸ナトリウム緩衝液を加えてアルミニウム
イオンをクエン酸ナトリウムでマスキングした後、フッ
素イオン電極を用いて測定を行なうものである。
この場合、上述したフッ素イオン濃度の測定においては
、フッ素イオンを含む被検液中にアルミニウムイオンが
共存すると、両者が強く結合して錯イオンができるため
、アルミニウムイオンはフッ素イオンの定量に大きい支
障を与え、従って上述したJISによる手分析法及び電
極を用いた自動測定法のいずれにおいてもアルミニウム
イオンの妨害を十分に除去することが測定の重要な条件
となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したJISによる手分析法は、蒸留を行なうために
アルミニウムイオン等の妨害は良好に除去できるが、測
定に時間がかかり、高頻度で測定することができないた
め、排水中にフッ素除去剤を過剰に投入しがちになり、
不経済になるという欠点がある。
また、電極を用いた測定法では、被検液にアルミニウム
イオンのマスキングのためにpH6のクエン酸ナトリウ
ム緩衝液を添加するものであるが。
このマスキング方法は反応に時間がかかる上、アルミニ
ウムイオンの濃度が高いと十分なマスキングができない
ため、迅速で精度の良い測定を行なうことができず、こ
のためフッ素処理剤による排水処理を適切に行なうこと
が難しいという問題がある。この場合、希釈率を大きく
するとマスキング効率は良くなるが、フッ素濃度が低く
なって電極特性の悪い低濃度域に入り、°正確な測定が
できない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、アルミニウ
ムイオンを短時間で確実にマスキングし、アルミニウム
イオンが共存する被検液中のフッ素イオン濃度をフッ素
イオン電極を用いて正確かつ迅速に測定することが可能
な方法及び装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するため種々検討を行な
った結果、従来のフッ素イオン電極による測定において
は安定して測定できるpHfa域(pH5〜6)の制約
により、マスキング反応を反応効率の悪いpH5付近で
行なわせており、このためマスキング反応に時間を要し
、短時間では十分なマスキングができないことを見い出
すと共に、これに対し被検液をマスキング反応の効率の
よいp H10以上の高pH領域に調整し、この状態で
アルミニウムイオンのマスキングを行なった後、別の緩
衝液で被検液のpHを安定して測定できる領域に調整し
て測定を行なうことにより、アルミニウムイオンを迅速
かつ確実にマスキングしてフッ素イオンを正確に定量で
きることを知見し、本発明をなすに至った。
従って1本発明は、フッ素イオンとアルミニウムイオン
とが共存する被検液中のフッ素イオン濃度を測定する場
合において、被検液のpi(を10以上に調整すると共
に、この被検液にクエン酸塩を混合することにより、該
クエン酸塩でアルミニウムイオンをマスキングした後、
被検液のpHを4〜7に調整し、この被検液中のフッ素
イオン濃度をフッ素イオン電極を用いて測定することを
特徴とするフッ素濃度測定方法を提供する。
本発明方法において被検液のpHを1o以上に調整する
と共に被検液にクエン酸塩、を混合する手段に限定はな
く、例えば被検液にpH調整剤とクエン酸塩とを別個に
添加することもできるが、クエン酸塩を溶解したpH1
0以上の緩衝液を被検液に加えるようにすることが好ま
しい。
この場合、クエン酸塩としては通常クエン酸ナトリウム
が使用され、また上記緩衝液としてはクエン酸ナトリウ
ムの水溶液に水酸化ナトリウムを加えてpH10以上、
特に13程度に調整したものを好適に使用できる。
更に、被検液へのクエン酸塩の添加量に限定はなく、被
検液中のアルミニウムイオン濃度に応じて適宜設定され
るが、例えば石炭火力発電所の排水の場合、1〜2g/
aQ程度に設定される。
また、マスキング反応時間も適宜設定されるが、本発明
によれば1分径度の短い時間で十分なマスキングを行な
うことができる。
本発明方法においては、マスキング反応終了後に被検液
のpHを4〜7.好ましくは5〜6の電極測定条件、即
ち安定して測定できるpH領域に調整し、フッ素イオン
電極で測定を行なうものであり、この場合pH4〜7の
緩衝液を被検液に添加する手段が通常採用される。
また、フッ素イオン電極としてはフッ化ランタンの単結
晶膜を利用した固体膜型電極等の通常のものを使用し得
、このフッ素イオン電極と比較電極とを組み合せてイオ
ン濃度計やpH計を用いることによりフッ素イオン濃度
を測定することができる。
ここで、被検液中のフッ素イオン濃度が高く、フッ素イ
オン電掘の測定可能範囲から外れる場合、被検液を希釈
してから測定を行なうものであるが、この希釈はマスキ
ング前に行なってもマスキング後に行なってもよい、即
ち、一般的には希釈後にマスキングを行なった方がマス
キング効率は良くなるが、被検液をpH10以上にして
からクエン酸塩でアルミニウムイオンのマスキングをす
る場合には、希釈前にマスキングをしても希釈後にマス
キングをしても差異は生じない。
また、本発明は、上記方法を実施するための装置として
、内部を液体が所定時間流れるマスキング反応管と、流
出端が上記マスキング反応管の流入口に連結され、フッ
素イオンとアルミニウムイオンとが共存する被検液を該
反応管に導入する被検液導入管と、流出端が上記マスキ
ング反応管の流入口に連結され、上記被検液のpHを1
0以上に調整すると共に被検液にクエン酸塩を混合する
マスキング液を該反応管に導入するマスキング液導入管
と、流入端が上記マスキング反応管の流出口に連結され
、マスキング反応管を通った被検液が導入される測定管
と、流出端が上記測定管に連結され、測定管内を流れる
被検液のpHを4〜7に調整するpH調整液を該測定管
に導入するpH調整液導入管と、フッ素イオン電極と比
較電極とを有し、上記測定管のp H1ill液導入管
連結箇所より下流側に設けられて測定管を流れる被検液
中のフッ素イオン濃度を検出するフッ素イオン濃度検出
機構とを具備することを特徴とするフッ素濃度測定装置
を提供する。
本発明装置においては、マスキング反応管内で被検液に
マスキング液を混合し、被検液のpHを10以上に調整
すると共に、この被検液がマスキング反応管を流れる間
にマスキング反応を行なわせるものであり、この場合被
検液が反応管を流れる時間は0.5〜2分、特に1分径
度に設定することが好ましい。
なお1本発明装置においてはマスキング液導入管をクエ
ン酸塩溶液導入管と緩衝液導入管とから構成し、マスキ
ング反応管内にクエン酸塩溶液と緩衝液とを別個に導入
するようにしても差支えない。
また1本発明装置におい“C被検液の希釈を行なう場合
、マスキング反応管より下流側の測定管に希釈液導入管
を連結することが好ましい。即ち、マスキング効率の点
では上述したように希釈をマスキング前に行なってもマ
スキング後に行なっても差異はないが、希釈前にマスキ
ングを行なう場合は希釈後にマスキングを行なう場合に
比べてマスキング反応管内の被検液流量を小さくするこ
とができ、従って小さいマスキング反応管を用い、微量
な被検液流量及びマスキング液流量によって容易に所望
のマスキング反応時間を設定することができる。
なお、本発明装置で用いるマスキング液、pH調整液、
フッ素イオン電極等については前述した通りであるから
説明を省略する。
〔作 用〕
フッ素は、被検液中で化合物、錯イオン、遊離イオンの
形で存在し、フッ素イオン電極は遊離イオンにのみ応答
する。ここで、被検液中にアルミニウムが存在すると、 AQ”  +   6F−−+    AQF@”−な
る錯イオンが生成し、実際より低い測定値を示す、従っ
て、フッ素イオン電極による測定においてはクエン酸塩
によってクエン酸キレートを生成させ、遊離のアルミニ
ウムイオンをマスキングしてその妨害を除去することが
必要となる。
一方、フッ素イオン電極は、pH4〜7、特に5〜6の
間で安定した直線性を示すので、通常被検液に緩衝液を
添加し、適正なpHにしてから測定を行なっている。
本発明においては、アルミニウムイオンのマスキングを
反応効率の良い9810以上で行なうことにより、高濃
度のアルミニウムイオンでも短時間で確実にマスキング
できると共に、マスキング後にpHを4〜7に戻すよう
にしたので、フッ素イオン電極を用いてフッ素イオンを
良好に測定することができる。この場合、上述したよう
にpH10以上でマスキングを行ない、その後p Hを
4〜7にして測定を行なっても、pHを4〜7にしたと
きにアルミニウムイオンが再度遊離するようなことはな
く、測定に何ら支障が生じないことを本発明者は確認し
た。
次に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが9本発
明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
第1図は本発明フッ素濃度測定装置の一実施例を示すも
のである。
図中1は内部を液体が所定時間流れるマスキング反応管
で、この反応管1の流入口には第1微量定量ポンプ2が
介装された被検液導入管3の流出端と第2微量定量ポン
プ4が介装されたマスキング液導入管5の流出端がそれ
ぞれ連結されており、上記ポンプ2,4を作動させるこ
とにより、被検液導入管2及びマスキング液導入管4か
らフッ素イオンとアルミニウムイオンとが共存する被検
液及びマスキング液(pH13のクエン酸ナトリウム溶
液)がそれぞれ反応管1に導入され、反応管1内で被検
液にマスキング液が混合されることにより被検液のpH
が10以上に調整されると共番こ。
この被検液が反応管1内を所定時間(約1分間)流れる
間に被検液中のアルミニウムイオンがクエン酸ナトリウ
ムによってマスキングされるようになっている。なお、
図中6はマスキング液導入管5の流入端が連結されたマ
スキング液タンクである。
また、反応管1の流出口には、純水製造器7、希釈水槽
8及び希釈水定量ポンプ9が順次介装された希釈水流通
管10の流出端が連結されており、反応管1から流出し
た被検液が上記流通管10を流れる希釈水(純水)によ
って希釈されるようになっている。
更に、反応管1の流出口には開定管11の流入端が連結
され、反応管1を流出して希釈された被検液が上記測定
管11を流れるようになっていると共に、この測定管1
1には第3微量定量ポンプ12が介装されたpH調整液
導入管13の流出端が連結され、導入管13からpH調
整液(pH5の緩衝液)が測定管11内に導入されるこ
とにより、測定管11を流れる被検液のpHが5〜6に
調整されるようになっている。なお、図中14はpH調
整液導入管13の流入端が連結されたpH調整液タンク
である。
また、上記測定管11には、pH調整液導入管13の連
結箇所より下流に存してフッ素イオン電極15及び比較
電極16を備えた測定セル17が介装されており、測定
管11を流れる被検液中のフッ素イオン濃度が上記測定
セル17で検出されるようになっている。なお、図中1
8はフッ素イオン電極15及び比較電極16に接続され
た指示計である。
本実施例の測定装置によって石炭火力発電所排水等の被
検液中のフッ素イオン濃度を測定する場合、上述したよ
うにマスキング反応管1内に被検液とマスキング液を導
入することにより反応管1内においてpH10以上の状
態でマスキング反応を行なわせ、次いで被検液を希釈し
てフッ素濃度を電極によって測定可能な濃度範囲にし、
更にPI(調整液によって被検液のpHを電極測定条件
である5〜6に調整した後、フッ素イオン電極によって
フッ素イオン濃度を測定するものである。
従って1本装置によれば、被検液のpHを10以上にし
た状態でマスキング反応を行なわせるようにしたので、
アルミニウムイオンを短時間で確実にマスキングするこ
とができると共に、その後pHを5〜6に調整するよう
にしたので、被検液中のフッ素イオン濃度をフッ素イオ
ン電極を用いて簡便に測定することができる。
なお、本実施例ではマスキング反応時間を約1分にした
が、マスキング反応時間はマスキング反応管1の長さを
調節することにより適宜変更することができる。また、
本装置は被検液及びマスキング液をマスキング反応管1
に連続的に導入することにより連続測定用に構成したが
、計量器を用いて被検液を間欠的に反応管1に導入する
ことによりバッチ測定用に構成してもよい。更に、その
他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変更して差支えない。
次に、実験例により本発明の効果を具体的に示す。
〔実験例1〕フ   オン  の H 種々のフッ素イオン濃度及びpHのフッ化ナトリウム標
準溶液中のフッ素イオン濃度をフッ素イオン電極(L 
a F、膜使用の固体膜型電極)を用いて測定し、この
電極のpH特性を調べた。なお、液温は25℃とした。
結果を第2図に示す。
第2図の結果より、フッ素イオン電極はpH4〜7.特
にpH5〜6で良好な電極特性を示すことが確認された
。また、低濃度域(0゜1 mg/ Q )では電極特
性が悪くなることが認められた。
種々濃度のアルミニウムイオンを含むフッ化ナトリウム
標準溶液に従来のマスキング液(1モル/Qのクエン酸
ナトリウム溶液に酢酸を加えてpH6にしたもの)を2
%添加し、所定時間経過後における標準液中のフッ素イ
オン濃度をフッ素イオン電掘を用いて測定した。結果を
第3図に示す。
第3図の結果より、アルミニウムイオン濃度が高くなる
ほどフッ素イオン濃度の測定に対する妨害が大きくなる
こと、従来のマスキング液ではマスキング反応を30分
間行なっても高濃度のアルミニウムイオンを十分にマス
キングできないことが認められる。
〔実験例3〕クエン ナトリウムによるアルミニクエン
酸ナトリウム溶液によるアルミニウムイオンのマスキン
グ効果を、マスキング反応時の被検液のpHを種々変え
て調べた。結果を第4図に示す。なお、第4図中の値は
下記第1表のものを表わす。
第      1      表 第4図の結果より、マスキング反応時における被検液の
pHを10以上にした場合、1分という短時間でマスキ
ング反応が完了することが認められる。これに対し、p
Hが10より低いと短時間で十分なマスキングが行なわ
れないものであった。
第 表 第5図に示す装置を用いて実験を行なった。
第5図中20は被検液槽、21はpH調整液槽、22.
23は定量ポンプ、24はフッ素イオン電極を備えた測
定セルである。この場合、下記第2表に示す被検液を希
釈して被検液槽20に入れ、この被検液に第2表のマス
キング液を添加した後、直ちにポンプ22の作動で被検
液を20d/分の流量で流すと共に、pH調整液槽21
に入れたpH5の酢酸系緩衝液(酢酸ナトリウム20%
+硝酸カリウム10%十酢酸)を0.4mQ/分の流量
で流し、被検液のpHを上記緩衝液で5〜6に調整して
からセル24で測定を行なった。結果を第6図に示す。
*マスキング剤(pH13) クエン酸ナトリウムLM/Q  +水酸化ナトリウムマ
スキング剤B (pH6) クエン酸ナトリウムLM/Q  +酢酸第6図の結果よ
り、pH13のマスキング液を使用することによりマス
キングを短時間で確実に行なうことができると共に、被
検液のpHを安定して測定できる領域に戻してから測定
を行なってもフッ素イオンの測定に何ら支障を生じない
ことが認められた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、フッ素イオンと
アルミニウムイオンとが共存する被検液中のアルミニウ
ムイオンを短時間で確実にマスキングし、フッ素イオン
電極を用いて被検液中のフッ素イオン濃度を迅速に精度
良く測定することができる。従って、本発明は石炭火力
発電所や半導体製造工業等における排水中のフッ素濃度
測定に好適に使用され、排水のフッ素処理制御に有効に
利用されるもので、過剰なフッ素処理剤の投入等を防止
して経済上大きなメリットを与えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフッ素濃度測定装置の一例を示す概略
図、第2図は実験例1における被検液のpHと電極電位
との関係を示すグラフ、第3図は実験例2におけるアル
ミニウムイオン濃度と電極電位との関係を示すグラフ、
第4図は実験例3におけるマスキング反応時間と電極電
位との関係を示すグラフ、第5図は実験例4で用いた測
定装置を示す概略図、第6図は実験例4におけるマスキ
ング反応時間と電極電位との関係を示すグラフである。 1・・・マスキング反応管、 3・・・被検液導入管、
5・・・マスキング液導入管、 11・・・測定管、1
3・・・pH調整液導入管、 15・・・フッ素イオン電極、  16・・・比較電極
、17・・・測定セル、 18・・・指示計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フッ素イオンとアルミニウムイオンとが共存する被
    検液中のフッ素イオン濃度を測定する場合において、被
    検液のpHを10以上に調整すると共に、この被検液に
    クエン酸塩を混合することにより、該クエン酸塩でアル
    ミニウムイオンをマスキングした後、被検液のpHを4
    〜7に調整し、この被検液中のフッ素イオン濃度をフッ
    素イオン電極を用いて測定することを特徴とするフッ素
    濃度測定方法。 2、内部を液体が所定時間流れるマスキング反応管と、
    流出端が上記マスキング反応管の流入口に連結され、フ
    ッ素イオンとアルミニウムイオンとが共存する被検液を
    該反応管に導入する被検液導入管と、流出端が上記マス
    キング反応管の流入口に連結され、上記被検液のpHを
    10以上に調整すると共に被検液にクエン酸塩を混合す
    るマスキング液を該反応管に導入するマスキング液導入
    管と、流入端が上記マスキング反応管の流出口に連結さ
    れ、マスキング反応管を通った被検液が導入される測定
    管と、流出端が上記測定管に連結され、測定管内を流れ
    る被検液のpHを4〜7に調整するpH調整液を該測定
    管に導入するpH調整液導入管と、フッ素イオン電極と
    比較電極とを有し、上記測定管のpH調整液導入管連結
    箇所より下流側に設けられて測定管を流れる被検液中の
    フッ素イオン濃度を検出するフッ素イオン濃度検出機構
    とを具備することを特徴とするフッ素濃度測定装置。
JP1186284A 1989-07-19 1989-07-19 フッ素濃度測定方法及びフッ素濃度測定装置 Pending JPH0351754A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62223285A (ja) * 1986-03-25 1987-10-01 Asahi Glass Co Ltd ホツトメルト接着剤
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