JPH0351558Y2 - - Google Patents

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JPH0351558Y2
JPH0351558Y2 JP1984112534U JP11253484U JPH0351558Y2 JP H0351558 Y2 JPH0351558 Y2 JP H0351558Y2 JP 1984112534 U JP1984112534 U JP 1984112534U JP 11253484 U JP11253484 U JP 11253484U JP H0351558 Y2 JPH0351558 Y2 JP H0351558Y2
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JP
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valve
pressure chamber
negative pressure
chamber
diaphragm
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JP1984112534U
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JPS6141984U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の流体通路を開閉するバルブ装
置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から、バルブ装置の一種として、第5図お
よび6図に示すように、ケース1,2に、流体供
給源に接続される流通孔13、負圧空間に接続さ
れる負圧室21、および大気開放される通気孔1
2を設け、前記流通孔13から前記負圧室21へ
の流体の供給を、前記負圧室21の負圧を自動的
に検知し、全閉または全開の切換え動作をもつて
制御するバルブ装置が知られている。前記ケース
1,2の内部は仕切り板19によつて弁室5と前
記負圧室21とに仕切られ、前記仕切り板19に
前記弁室5と前記負圧室21とを連通させる弁孔
20が設けられ、前記仕切り板19の弁室5側の
端面が弁座19aとされ、前記弁室5に該弁室5
を仕切り板19側の大気圧室7と反仕切り板19
側のダイアフラム室6とに仕切るダイアフラム8
が架設され、前記ダイアフラム8の仕切り板19
側にバルブ部材9が取り付けられ、前記バルブ部
材9の仕切り板19側端面が前記弁座19aに接
離せしめられ、前記ダイアフラム室6に前記バル
ブ部材9を閉弁方向に弾性付勢するスプリング1
8が取り付けられ、前記バルブ部材9に前記負圧
室21の負圧を前記ダイアフラム室6へ導入する
ための連通孔22が設けられている。バルブ部材
9は弁座19aに接離する環状のバルブ体10の
内周にブツシユ11を圧入し、該ブツシユ11に
連通孔22を穿設したもので、このバルブ体10
とブツシユ11とによりダイアフラム8、スプリ
ングリテーナ14およびダイアフラムリテーナ1
5を狭持している。ダイアフラム8の有効受圧面
積はバルブ体10の有効受圧面積より大きく(広
く)設定されている。3は2分割したケース1,
2の間に挟まれたダイアフラムホルダ、4はプレ
ート、17は雌ねじ16にねじ込まれたアジヤス
トスクリユー、23は組立ボルトである。
上記構成のバルブ装置は、空気等の圧縮性流体
をその供給源(正圧側)から需要側である負圧空
間へ送給する配管の中途に配設されるもので、前
記負圧空間の圧力の変動に伴う負圧室21の圧力
の高低により自動的に開閉動作する。すなわち負
圧室21の負圧が予め定めた所定値をより小さい
(正圧に近い)ときは、該負圧室21の圧力と、
前記連通孔22を介して負圧室21の圧力と同じ
になるダイアフラム室6の圧力と、前記通気孔1
2を介して大気圧と同じになる大気圧室7の圧力
と、スプリング18の弾発力との総合的な力関係
により、当該バルブ装置は閉弁状態に保たれ、ま
た、負圧室21の負圧が前記所定値をより大きく
なる(正圧から離れる)と、バルブ体10の有効
受圧面積がダイアフラム8の有効受圧面積より小
さい(狭い)ため、開弁力がスプリング18の弾
発力を上回つて当該バルブ装置が開弁し初め、若
干距離の開弁によつてバルブ体10の図上左端面
にかかる圧力が上昇するため、爾後、急速に開弁
する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記バルブ装置は、このように負圧室21とダ
イアフラム室6とをバルブ部材9に設けた連通孔
22によつて連通させ、両室6,21の圧力を同
じに保つてこの負圧と大気圧との差の大小により
開閉動作するものであるが、閉弁状態から開弁し
始めると同時に流体が流通孔13から負圧室21
へ流入し、流体の一部が直ちにバルブ部材9の負
圧室21側を回り込んで連通孔22からダイアフ
ラム室6内へ流れ込むために、ダイアフラム室6
の圧力が上昇し、これがいわゆるチヤタリングを
発生させる要因となつている。
本考案は以上の点に鑑み、この種のバルブ装置
においてチヤタリングの発生を防止することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のバルブ装置
は、ケースに、負圧室、前記負圧室に対して仕切
り板を介して画成されるとともに前記仕切り板に
形成した弁孔を介して連通された大気圧室、前記
大気圧室に開口された流通孔、前記大気圧室に開
口された通気孔、および前記大気圧室に対してダ
イアフラムを介して画成されたダイアフラム室を
設け、前記ダイアフラムに前記仕切り板の弁座に
接離するバルブ部材を取り付け、前記バルブ部材
に前記弁孔に遊挿される円柱形の突起を突設し、
前記バルブ部材に前記突起の端面に開口して前記
負圧室の負圧を前記ダイアフラム室に導入する連
通孔を設け、前記突起は前記端面を閉弁時に前記
負圧室内に位置させるとともに開弁時に前記大気
圧室内に位置させるものであり、前記ダイアフラ
ム室に前記バルブ部材を閉弁方向に弾性付勢する
スプリングを取り付けたバルブ装置であつて、前
記流通孔を流体供給源に接続し、前記負圧室を負
圧空間に接続し、前記通気孔を大気開放し、前記
流通孔から前記負圧室への流体の供給を全閉また
は全開の切換え動作をもつて制御するバルブ装置
を提供する。
〔作用〕
バルブ部材に弁孔に遊挿される突起を突設して
該突起の端面に連通孔を開口することにより該連
通孔を大気圧室から負圧室へかけての等圧線分布
において従来技術より低圧のところに開口し、も
つて流体が連通孔からダイアフラム室内に流れ込
みにくい状況を作り出す。但し、突起の高さが高
過ぎて突起の端面が開弁時においても負圧室内に
位置するようなことがあるとダイアフラム室の圧
力が負圧室の圧力より低くなる逆転現象が発生し
て開弁状態から閉弁するときの応答性が悪化する
ために突起の高さはこれを適切に設定する必要が
あり、すなわち突起の端面が閉弁時に負圧室内に
位置するとともに開弁時に大気圧室内に位置する
ように突起の高さを設定する。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
第1図および第2図に示すように、バルブ部材
9を構成するブツシユ11の仕切り板19側端部
がバルブ体10の仕切り板19側端面より負圧室
21側へ突出されて突起11aとされ、このバル
ブ部材9に、前記突起11aの端面に開口して負
圧室21の負圧をダイアフラム室6に導入する連
通孔22が設けられている。突起11aは円柱形
であつて、円形の弁孔20に対して同軸的に遊挿
されるものであつて、しかして、このようにバル
ブ部材9に突起11aを突設した上で連通孔22
を設けることにより、開弁時においても負圧室2
1の負圧をダイアフラム室6に導入することがで
きるために、大気圧室7の大気圧をダイアフラム
室6に流入させず、ダイアフラム室6の圧力を上
昇させず、よつてチヤタリングの発生を未然に防
止することができる。開弁時においても負圧室2
1の負圧をダイアフラム室6に導入することがで
きるということは、突起11aの先端に開口した
連通孔22が大気圧室7から負圧室21へかけて
の等圧線分布において最も低い分布位置に開口し
ているということであつて、このような分布位置
に連通孔22が開口するように突起11aの高さ
を特定する。突起11aの高さが不足して連通孔
22が等圧線分布の中途近辺に開口した場合は若
干の高圧がダイアフラム室6に流入して、この
分、チヤタリング防止効果が薄れるが、この場合
においても従来技術との相対的な関係からみれば
連通孔11aは等圧線分布のより低い位置に開口
しているため相応のチヤタリング防止効果を得る
ことができる。第4図は突起11aの高さlを0
〜7.5mmの範囲で変化させたときの、負圧室21
の圧力P1とダイアフラム室6の圧力P2の比を測
定した実験結果を示し、△プロツトがチヤタリン
グを発生させなかつたポイント、▲プロツトがチ
ヤタリングを発生させたポイントを示している。
しかして、チヤタリングが発生したのはl=0〜
2mmすなわちP1/P2=0.2〜0.3のときのみであつ
て、突起11aの高さをこれ以上の高さに設定す
ればチヤタリングが発生しないことを確認するこ
とができた。但し、突起11aの高さlが5mm弱
を越えて突起11aの端面が開弁時においても負
圧室21内に位置するようなことがあると圧力比
P1/P2が1.0を越えてダイアフラム室6の圧力P2
が負圧室21の圧力P1より低くなる逆転現象が
発生し、これにより開弁状態から閉弁するときの
応答性が悪化してしまう。このため突起11aの
高さlはこれを高過ぎないように適切に設定する
必要があり、上記の実験によつて、突起11aの
端面が閉弁時に負圧室21内に位置し(第1図)、
開弁時に大気圧室7内に位置する(第3図)よう
に突起11aの高さlを設定すれば逆転現象が発
生しないことを確認することができた。
〔考案の効果〕
本考案は次の効果を奏する。すなわち、バルブ
部材に弁孔に遊挿される突起を突設して該突起の
端面に連通孔を開口し、閉弁状態から開弁し始め
たときに流体が連通孔からダイアフラム室内に流
れ込みにくい状況を作り出したために突起の高さ
に応じたチヤタリング防止効果を得ることができ
る。また、突起の高さを突起の端面が閉弁時に負
圧室内に位置するとともに開弁時に大気圧室内に
位置するように設定したために開弁時においてダ
イアフラム室の圧力が負圧室の圧力より低くなる
逆転現象が発生するのを防止することができ、開
弁状態から閉弁するときの応答性が悪化するのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るバルブ装置の閉
弁時の断面図であつて第2図におけるA−A線断
面図、第2図は同バルブ装置の正面図、第3図は
同バルブ装置の開弁時の断面図、第4図は実験結
果を示すグラフ、第5図は従来例に係るバルブ装
置の閉弁時の断面図であつて第6図におけるB−
B線断面図、第6図は同バルブ装置の正面図であ
る。 1,2……ケース、3……ダイアフラムホル
ダ、4……プレート、5……弁室、6……ダイア
フラム室、7……大気圧室、8……ダイアフラ
ム、9……バルブ部材、10……バルブ体、11
……ブツシユ、11a……突起、12……通気
孔、13……流通孔、14……スプリングリテー
ナ、15……ダイアフラムリテーナ、16……雌
ねじ孔、17……アジヤストスクリユー、18…
…スプリング、19……仕切り板、19a……弁
座、20……弁孔、21……負圧室、22……連
通孔、23……組立ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1,2に、負圧室21、前記負圧室21
    に対して仕切り板19を介して画成されるととも
    に前記仕切り板19に形成した弁孔20を介して
    連通された大気圧室7、前記大気圧室7に開口さ
    れた流通孔13、前記大気圧室7に開口された通
    気孔12、および前記大気圧室7に対してダイア
    フラム8を介して画成されたダイアフラム室6を
    設け、前記ダイアフラム8に前記仕切り板19の
    弁座19aに接離するバルブ部材9を取り付け、
    前記バルブ部材9に前記弁孔20に遊挿される円
    柱形の突起11aを突設し、前記バルブ部材9に
    前記突起11aの端面に開口して前記負圧室21
    の負圧を前記ダイアフラム6に導入する連通孔2
    2を設け、前記突起11aは前記端面を閉弁時に
    前記負圧室21内に位置させるとともに開弁時に
    前記大気圧室7内に位置させるものであり、前記
    ダイアフラム室6に前記バルブ部材9を閉弁方向
    に弾性付勢するスプリング18を取り付けたバル
    ブ装置であつて、前記流通孔13を流体供給源に
    接続し、前記負圧室21を負圧空間に接続し、前
    記通気孔12を大気開放し、前記流通孔13から
    前記負圧室21への流体の供給を全閉または全開
    の切換え動作をもつて制御するバルブ装置。
JP11253484U 1984-07-26 1984-07-26 バルブ装置 Granted JPS6141984U (ja)

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JP11253484U JPS6141984U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 バルブ装置

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JP11253484U JPS6141984U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 バルブ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6141984U JPS6141984U (ja) 1986-03-18
JPH0351558Y2 true JPH0351558Y2 (ja) 1991-11-06

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JP11253484U Granted JPS6141984U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 バルブ装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941941A (ja) * 1972-08-30 1974-04-19
JPS571874A (en) * 1980-06-05 1982-01-07 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd Direct-acting relief valve

Patent Citations (2)

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JPS6141984U (ja) 1986-03-18

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