JPS5830997Y2 - 複式逆止弁 - Google Patents

複式逆止弁

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JPS5830997Y2
JPS5830997Y2 JP1977014025U JP1402577U JPS5830997Y2 JP S5830997 Y2 JPS5830997 Y2 JP S5830997Y2 JP 1977014025 U JP1977014025 U JP 1977014025U JP 1402577 U JP1402577 U JP 1402577U JP S5830997 Y2 JPS5830997 Y2 JP S5830997Y2
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JP
Japan
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valve
hole
inflow hole
valve seat
valve body
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Application number
JP1977014025U
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JPS53108637U (ja
Inventor
秀男 玉森
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2つの流入孔および1つの流出孔を備え、供
給された2系統の圧力流体のうち高圧側の系統の圧力流
体を流出孔へ送出し、流出孔の圧力流体を流入孔から排
出する膜板式の複式逆止弁に関し、この複式逆止弁は鉄
道車両用空気ブレーキ回路などの圧力流体回路に使用さ
れる。
従来の複式逆止弁は米国特許第3260274号明細書
に開示されたものである。
この従来の複式逆止弁は、第1図に示すように、第1弁
体5、第2弁体6が膜板4aの中央部両側に設けられた
膜板ピストン4により本体1内弁室を第1弁室2、第2
弁室3に仕切り、第1弁体5、第2弁体6に対向する本
体1の内壁に第1弁室2、第2弁室3に開口する第1弁
座7、第2弁座8を突設し、第1弁座7の開口部を第1
流入孔11に連通し、第2弁座8の開口部を第2流入孔
12に連通し、膜板ピストン4の膜板4aに貫通孔9を
設けて前記両弁室2,3を連通ム第2弁室3に流出孔1
3を開口させたものである。
なお、上記両弁座7,8の開口面積はほぼ同一である。
また、上記両流入孔11.12に供給された流体圧力が
異なるときに膜板ピストン4が低圧側の弁座7あるいは
8を閉じるようにスムーズに切換わるようにするために
、上記貫通孔9を絞りとすると共に、この絞シ9によっ
て生じる差圧が膜板ピストン4に作用する面積を大きく
するために、膜板ピストン4の有効面積から弁座7,8
の開口面積を減じた面積を弁座7,8の開口面積よりも
大きく設定している。
すなわち、膜板ピストン4の有効面積をSAとし、両弁
座7,8のそれぞれの開口面積をSBとすると、SA
SB>SHの関係が存在する。
第1図は、第1流入孔11の流体圧力P1が第2流入孔
12の流体圧力P2よりも高い場合を示し、第1弁体5
が第1弁座7から離座すると共に、第2弁体6が第2弁
座8に着座することによって、第2流入孔12と流出孔
13とを遮断すると共に、第1流入孔11と流出孔13
とを第1弁室2、貫通孔(絞り)9、第2弁室3を介し
て連通している。
そして、両流入孔11.12の圧力流体を排出すると、
それぞれの流体圧力低下状況に応じて流出孔13の圧力
流体は第1流入孔11あるいは第2流入孔12から排出
される。
第1図の状態において、第2流入孔12の流体圧力P2
が第1流入孔11の流体圧力P1より高くなると、この
差圧により膜板ピストン4が図中左方へ移動して第2弁
体6が第2弁座8から離座すると共に第1弁体5が第1
弁座Iに着座し、第2流入孔12と流出孔13とを第2
弁室3を介して連通ずると共に、第1流入孔11と流出
孔13との連通が断たれる。
そして、両流入孔11.12の圧力流体を排出すると、
それぞれの流体圧力低下状況に応じて流出孔13の圧力
流体は第1流入孔11あるいは第2流入孔12から排出
される。
上述の通り、従来の複式逆止弁は、第1流入孔11、第
2流入孔12の流体圧力Pi、P2の高低によって、膜
板ピストン40両側の第1弁体5、第2弁体6がそれぞ
れ対向する第1弁座T1第2弁座8へ着離座し、高圧側
の圧力流体を流出孔13へ送出し、また、流出孔13の
圧力流体を第1流入孔11、第2流入孔12から排出す
るものである。
しかしながら、上記従来の複式逆止弁は、流出孔13の
流体圧力上昇が遅れるという問題がめった。
この問題の原因は、膜板ピストン4の膜板4aに貫通孔
(絞シ)9を設け、第1流入孔11の圧力流体が第1弁
室2、絞り9、第2弁室3を順次経由して流出孔13へ
流れるところにある。
そこで1本考案は、高圧側の圧力流体がその弁室から直
接流出孔へ流れるようにすることを技術的課題とする。
この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、両弁
座の開口部を流出孔に連通し、第1弁室に第1流入孔を
常開開口させると共に、第2弁室に第2流入孔を常時開
口させたことである。
この技術的手段によれば、一方の弁体が一方の弁座から
離座すると共に他方の弁体が他方の弁座に着座すること
によって、流出孔に連通ずる一方の弁座開口部が開くと
共に他方の弁座開口部が閉鎖されるため、高圧側の圧力
流体が一方の弁座開口部から直接流出孔へ流れる即ち、
上記技術的課題が解決できた。
上記本考案の技術的手段によれば次に述べる特有の効果
が得られる。
上記技術的課題を解決する別の技術的手段として、第2
図に示す通り、流出孔13を第1連絡孔13aと第2連
絡孔13bに分岐して第1弁室2、第2弁室3にそれぞ
れ開口させる手段が考えられる。
この別の手段を有する複式逆止弁は、両流入孔11.1
2に圧力流体が供給されその流体圧力に差があるとき、
例えば、第1流入孔11の流体圧力P1が第2流入孔1
2の流体圧力P2よりも高いとき1これら流体圧力P1
.P2が第1弁室2、第2弁室3内で対向して膜板ピス
トン4に作用し、その押力の差によって膜板ピストン4
が第2弁座8の方向へ移動し、膜板ピストン4の第1弁
体5が第1弁座7から離座すると共に第2弁体6が第2
弁座8に着座するため、第1流入孔11の圧力流体が第
1弁室2、第1連絡孔13aを経て流出孔13へ流れる
このとき、第1連絡孔13aの圧力流体は第2連絡孔1
3bを経て第2弁室3へ流れる。
したがって、上記別の手段を有する複式逆止弁に釦いて
、第2弁体6が第2弁座8に着座しているとき1膜板ピ
ストン4を第2弁座8の方向へ押圧する力はPl・SA
であり、膜板ピストン4を第1弁室7の方向へ押圧する
力ばPl・(SA−8B)+P2・SBであるから、結
局、第2弁体6を第2弁座8に着座させてむく保持力は
(Pl−P2)・SBとなる。
これとは逆に、第2流入孔12の流体圧力P2が第1流
入孔11の流体圧力P1よりも高いとき、上述と同様に
、第1弁体5を第1弁座Tに着座させておく保持力は(
P2−Pl)・SBである。
すなわち、上記別の技術的手段を有する複式逆止弁にお
ける弁体を弁座に着座させておく保持力は1P1−P2
1・SBである。
これに対して、本考案の複式逆止弁の場合は、両流入孔
に圧力流体が供給され第1流入孔の流体圧力P1が第2
流入孔の流体圧力P2よシも高いとき、既述の通り、第
1弁体が第1弁座から離座すると共に第2弁体が第2弁
座に着座する。
このとき、第1弁室においては第1流入孔の流体圧力P
1が膜板ピストンの有効面積SAに作用し、第2弁室に
おいては第2流入孔の流体圧力P2が膜板ピストンの有
効面積SAから弁座開口面積SBを減じた面積(SA−
8B)に作用すると共に、流出孔の流体圧力すなわち第
1流入孔の流体圧力P1が第2弁座開口面積分だけ膜板
ピストンに作用し、膜板ピストンを第2弁座方向へ押圧
する力はPl・SAであり、膜板ピストンを第1弁座方
向へ押圧する力はPl・SB+P2・(SA−SB)で
あるから、結局、第2弁体を第2弁座に着座させておく
保持力は(p 1−p 2 )・(SA−8B)となる
これとは逆に、第2流入孔の流体圧力P2が第1流入孔
の流体圧力P1よりも高いとき、上述と同様に、第1弁
体な第1弁座に着座させておく保持力は(p2−pi)
・(SA−8B)となる。
すなわち、本考案の複式逆止弁に釦ける弁体を弁座に着
座させておく保持力はIPI−P21 ・(SA−8B
)である。
既述の通り、上記別の技術的手段による複式逆止弁に卦
ける弁体を弁座に着座させておく保持力はIPl−P2
1 ・SBであり、また、そもそも5A−8B>SB
の関係を存在する。
したがって、本考案の技術的手段によれば、別の技術的
手段に比べて、弁体な弁座に着座させておく保持力すな
わちシール力が大きくできる。
このことを換言すると、本考案の技術的手段によれば、
別の技術的手段における両流入孔の流体圧力差よりも小
さい差でもって別の技術的手段と同じ保持力が得られる
ことになる。
以下、本考案の複式逆止弁の一実施例を第3図にもとづ
いて説明する。
第3図において、1は本体、4は膜板4aを有する膜板
ピストンであり、該膜板ピストン4の中央部両側に第1
弁体5、第2弁体6を一体的に設け、この膜板ピストン
4によυ本体1内を第1弁室2、第2弁室3に仕切って
いる。
第1弁体5、第2弁体6が対向する本体1の内壁にはそ
れぞれ第1弁室2、第2弁室3に開口し第1弁体5、第
2弁体6が着離座する第1弁座11第2弁座8を突設し
、これら両弁座7,8は流出孔13に連通ずると共に、
その開口面積がほぼ同一である。
前記第1弁室2には第1流入孔11が、第2弁室3には
第2流入孔12がそれぞれ常時開口している。
なか、前記両弁座7・8の開口面積は第1図と同じSB
、膜板ピストン4の有効面積は第1図とほぼ同じ(第1
図に卦いて、貫通孔9の開口面積は膜板ビス1フ40面
積に比して非常に小払★め。
)SAとする。
第3図は、第1流入孔11の流体圧力P1が第2流入孔
12の流体圧力P2より高い場合を示限第1弁体5が第
1弁座7から離座し、第2弁体6が第2弁座8に着座し
て、第1流入孔11からの圧力流体が流出孔13から流
出している。
この時、第1流入孔11からの高圧流体は第1弁室2内
に督いて膜板ピストン4の全面すなわち面積SAに作用
すると共に、第2弁体6の一部すなわち第2弁座8の開
口面積SBに作用し1第2流入孔12からの低圧流体は
第2弁室3内において膜板ピストン4の有効面積SAか
ら第2弁座8の開口面積SBを減じた面積(5A−8B
)に作用している。
逆に、第2流入孔12の流体圧力P2が第1流入孔11
の流体圧力P1よりも高い場合も上述と同様であるので
その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の複式逆止弁の断面図、第2図は本考案と
同じ技術的課題を解決する別の技術的手段による複式逆
止弁の断面図、第3図は本考案の複式逆止弁の一実施例
の断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・第1弁室、3・・
・・・・第2弁室、4・・・・・・膜板ピストン、4a
・・・・・・膜板、5・・・・・・第1弁体、6・・・
・・・第2弁体、7・・・・・・第1弁座、8・・・・
・・第2弁座、11・・・・・・第1流入孔、12・・
・・・・第2流入孔、13・・・・・・流出孔、SA・
・・・・・膜板ピストンの有効面積、SB・・・・・・
第1弁座、第2弁座の開口面積。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内を第1弁室、第2弁室に仕切る膜板ピストンと、
    該膜板ピストンの中央部の両側に設けられた第1弁体、
    第2弁体と、該第1弁体が対向する本体内壁に突設され
    て第1弁室に開口し第1弁体が着離座する第1弁座と、
    前記第2弁体が対向する本体内壁に突設されて第2弁室
    に開口し第2弁体が着離座する第2弁座とを備えた複式
    逆止弁において、前記両弁座の開口部を流出孔に連通し
    、前記第1弁室に第1流入孔を常時開口させると共に、
    前記第2弁室に第2流入孔を常時開口させた複式逆止弁
JP1977014025U 1977-02-07 1977-02-07 複式逆止弁 Expired JPS5830997Y2 (ja)

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JP1977014025U JPS5830997Y2 (ja) 1977-02-07 1977-02-07 複式逆止弁

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JP1977014025U JPS5830997Y2 (ja) 1977-02-07 1977-02-07 複式逆止弁

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JPS53108637U JPS53108637U (ja) 1978-08-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3260274A (en) * 1961-12-15 1966-07-12 Robertshaw Controls Co Selector valve

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080018U (ja) * 1973-11-20 1975-07-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3260274A (en) * 1961-12-15 1966-07-12 Robertshaw Controls Co Selector valve

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JPS53108637U (ja) 1978-08-31

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